JPH0731109A - 電動機の製造方法及びその方法に使用する治具 - Google Patents

電動機の製造方法及びその方法に使用する治具

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JPH0731109A
JPH0731109A JP16577193A JP16577193A JPH0731109A JP H0731109 A JPH0731109 A JP H0731109A JP 16577193 A JP16577193 A JP 16577193A JP 16577193 A JP16577193 A JP 16577193A JP H0731109 A JPH0731109 A JP H0731109A
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JP
Japan
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stator
bearing
jig
fitting portion
bearing holder
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JP16577193A
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English (en)
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Junichi Hida
淳一 飛田
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Toyota Industries Corp
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Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動機のステータ及びエンドブラケットの芯
合わせを容易に且つ精度良く行う。 【構成】 電動機1のステータ3の両端には予め軸受ハ
メアイ部10が形成されたエンドブラケット8と軸受ホ
ルダハメアイ部9が形成されたエンドブラケット7とが
締結ボルト13にてステータ3の両端面に沿って摺動可
能に締結されている。治具21には軸受ハメアイ部10
に嵌合する第1の位置決め部22と、ステータ3の内周
面に嵌合する第2の位置決め部23と、軸受ホルダハメ
アイ部9に嵌合する第3の位置決め部24が形成されて
いる。各位置決め部22,23,24の中心は同一に形
成され、軸受ハメアイ部10,ステータ3の内周面及び
軸受ホルダハメアイ部9の中心は一致する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動機の製造方法及びそ
の方法に使用する治具に係り、詳しくは積層型のステー
タをフレームの一部とし、ステータとロータを回転可能
に支持する一対のブラケットとに治具を挿入してステー
タ及び一対のブラケットの芯を精度良く合わせて製造す
る電動機の製造方法と、その製造方法に用いる治具に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の鋼板を積層したステータを
フレームの一部として用いた誘導電動機等の電動機が使
用されている。これらの電動機においてはステータとロ
ータとの間隙が一様でない場合、電動機の特性が劣化す
る。そのため、電動機のステータとロータとの間隙をス
テータの内周面及びロータの外周面において一様、即ち
ステータの内周面の軸とロータの外周面の軸とを一致さ
せる必要がある。
【0003】図4にその電動機41を示す。この電動機
41のステータ42には圧入孔43がステータ42に沿
って貫通形成され、この圧入孔43に位置決め用のノッ
クピン44が圧入されている。又、ステータ42には界
磁用の巻線45が一般的な方法で巻着されている。
【0004】ステータ42の両端にはエンドブラケット
46,47が設けられ、電動機41のフレームを形成し
ている。エンドブラケット46,47には位置決め孔4
8,49が形成されている。又、エンドブラケット4
6,47には予めロータ50の出力軸51を回転可能に
支持する軸受52及び軸受ホルダ53の軸受ハメアイ部
54及び軸受ホルダハメアイ部55が形成されている。
【0005】そして、位置決め孔48,49にノックピ
ン44を圧入することによりエンドブラケット46,4
7をステータ42の両端に固定し、ステータ42の内周
面及びロータ50の外周面の軸を一致させている。
【0006】しかし、エンドブラケット46,47に位
置決め孔48,49及びステータ42の圧入孔43は別
々に加工されるので、それぞれの加工誤差によりステー
タ42の内周面及びロータ50の外周面の軸がずれると
いう問題があった。又、ステータ42にノックピン44
を圧入する手間がかかるという問題があった。
【0007】そこで、図5に示すように、ステータ42
及びエンドブラケット46,47を複数の締結ボルト5
6で強固に締結した後に、ステータ42の内周面を基準
としてエンドブラケット46,47に軸受ハメアイ部5
4及び軸受ホルダハメアイ部55を加工形成する方法が
提案されている。(特公平2−31578号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この方法を
行うと、軸受ハメアイ部54及び軸受ホルダハメアイ部
55を加工した切り粉が巻線45に付着し、巻線45を
ショートさせるおそれがある。従って、ステータ42及
びエンドブラケット46,47の内部に切り粉や切削油
等の進入を防止する必要があり、加工が非常に面倒にな
るという問題がある。
【0009】本発明の目的は電動機のステータ及びエン
ドブラケットの芯合わせを容易に、且つ精度良く行うこ
とができる電動機の製造方法及びその方法に使用する治
具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに請求項1に記載の発明では、多数の鋼板を予め積層
し、巻線を巻着したステータと、予め軸受ハメアイ部と
軸受ホルダハメアイ部とが形成された一対のエンドブラ
ケットと、ステータの両端を前記一対のエンドブラケッ
トを締結する締結ボルトと、前記一対のエンドブラケッ
トに軸受部材を介して回転可能に支持されるロータとを
備え、前記ステータの内周面、軸受ハメアイ部及び軸受
ホルダハメアイ部とに嵌合する治具をステータとエンド
ブラケットに挿入し、ステータの内周面の中心と軸受ハ
メアイ部の中心と軸受ホルダハメアイ部の中心とを一致
させ、その後、締結ボルトにて前記ステータと一対のエ
ンドブラケットとを強固に締結して位置決め固定した
後、前記一対のエンドブラケットに軸受部材を介してロ
ータを回転可能に取り付けた電動機を製造する方法を採
用した。
【0011】又、請求項2に記載の発明では、積層型の
ステータと、その両端に軸受ハメアイ部と軸受ホルダハ
メアイ部とを形成した一対のエンドブラケットとを締結
ボルトにて締結したフレームに挿入する治具において、
前記エンドブラケットの軸受ハメアイ部に嵌合する第1
の位置決め部と、前記ステータの内周面に嵌合する第2
の位置決め部と、前記エンドブラケットの軸受ホルダハ
メアイ部に嵌合する第3の位置決め部とを設け、その各
位置決め部の中心を同一直線上に形成したを要旨とす
る。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明は、ステータの内周面と
エンドブラケットの軸受ハメアイ部及び軸受ホルダハメ
アイ部とに嵌合する治具によってステータの内周面の中
心と軸受ハメアイ部の中心と軸受ホルダハメアイ部の中
心とを一致させ、その後、締結ボルトにて前記ステータ
と一対のエンドブラケットとを強固に締結するようにし
たので、ステータ及びエンドブラケットの芯合わせを容
易に、且つ精度良く行うことができる。
【0013】又、請求項2に記載の発明は、治具にエン
ドブラケットの軸受ハメアイ部に嵌合する第1の位置決
め部と、ステータの内周面に嵌合する第2の位置決め部
と、エンドブラケットの軸受ホルダハメアイ部に嵌合す
る第3の位置決め部とを設け、各位置決め部の中心を同
一直線上に形成したので、ステータ及びエンドブラケッ
トの芯合わせを容易に、且つ精度良く行うことができ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1及
び図2に従って説明する。図2に示すように、電動機1
にはフレーム2の一部として用いられる円筒状のステー
タ3が設けられている。ステータ3は複数の鋼板5が積
層形成され、その鋼板5は互い溶接等の方法で一体に固
着されている。ステータ3には所定の位置にボルト孔4
が形成されている。又、ステータ3には巻線6が一般的
な方法で巻付けされている。巻線6の一部はステータ3
の両端面から突出しており、その突出した部分は樹脂等
によりモールドされている。
【0015】ステータ2の両端面にはエンドブラケット
7,8が設けられ、電動機1のフレーム2を形成してい
る。エンドブラケット7は略円筒状に形成され、一端の
内周面には軸受ホルダハメアイ部9が形成されている。
エンドブラケット8は有底筒状に形成され、内底面には
円筒状の軸受ハメアイ部10が突出形成されている。
【0016】又、エンドブラケット7,8にはそれぞれ
ボルト孔11,ネジ孔12がステータ3のボルト孔4に
対応する位置に形成されている。そして、電動機1には
ネジ孔12に螺合する複数の締結ボルト13が設けられ
ている。締結ボルト13はボルト孔4,11の内径より
も細い外径であって、ボルト孔4,11に挿通され、、
その締結ボルト13によりエンドブラケット7,8及び
ステータ3が締結固定されている。従って、締結ボルト
13を軽く仮締結した場合、エンドブラケット7,8は
ボルト孔4,11の内径と締結ボルト13の外径の差の
範囲内でステータ3の両端面にそって摺動可能になって
いる。
【0017】前記エンドブラケット7の軸受ホルダハメ
アイ部9には軸受ホルダ14が固定されている。軸受ホ
ルダ14は略円板状に形成され、その外周部が軸受ホル
ダハメアイ部9に嵌合するように形成されている。又、
軸受ホルダ14の中心部には軸受ハメアイ部15が形成
されている。軸受ホルダ14の外周部と軸受ハメアイ部
15の中心は同一となるように形成されている。
【0018】エンドブラケット8及び軸受ホルダ14の
軸受ハメアイ部10,15には軸受16,17が圧入さ
れている。軸受16,17には出力軸18が嵌合されて
いる。出力軸18にはロータ19が固着されている。ロ
ータ19は円板形状の複数の鋼板20が積層形成されて
いる。出力軸18はその中心がロータ19の外周面の中
心と同一となるようにロータ19を貫通している。
【0019】上記のように構成された電動機1のステー
タ3とエンドブラケット7,8を締結ボルト13にて締
結する際に、図1に示すような治具21が使用される。
治具21は鉄等の金属製であって、略円柱状に形成され
ている。治具21の先端部には第1の位置決め部22が
形成されている。第1の位置決め部22はその外周面が
エンドブラケット8の軸受ハメアイ部10に嵌合する大
きさに形成されている。
【0020】又、治具21の中央部には第2の位置決め
部23が形成されている。第2の位置決め部23はその
外周面がステータ3に嵌合する大きさに形成されてい
る。又、第2の位置決め部23は軸方向にステータ3の
軸方向の長さと等しく形成されている。
【0021】さらに、治具21の基端部には第3の位置
決め部24が形成されている。第3の位置決め部24は
その外周面がエンドブラケット7の軸受ホルダハメアイ
部9に嵌合する大きさに形成されている。
【0022】そして、各位置決め部22,23,24は
治具21を締結ボルト13にて仮締結したエンドブラケ
ット7,ステータ3及びエンドブラケット8に挿入した
ときにそれぞれ軸受ホルダハメアイ部9,ステータ3及
び軸受ハメアイ部10に対応する位置に設けられてい
る。又、各位置決め部22,23,24は外周面の中心
が同一となるように形成されている。
【0023】次に、このように構成された電動機の製造
方法及びその方法に使用される治具について説明する。
先ず、積層されて溶接等で互いに固着された複数の鋼板
5からなるステータ3に巻線6を巻き付けた後に、ステ
ータ3の両端にエンドブラケット7,8を締結ボルト1
3にて仮締結し、電動機1のフレーム2を形成する。こ
のとき、ステータ3及びエンドブラケット7のボルト孔
4,11には余裕があるので、エンドブラケット7,8
はステータ3の両端面に沿って摺動可能である。
【0024】次に、フレーム2に治具21を徐々に挿入
する。このとき、最初に治具21の第2の位置決め部2
3とステータ3の内周面とが嵌合する。この結果、ステ
ータ3の内周面の中心と治具21の第2の位置決め部2
3の中心とが一致する。
【0025】そして、更に治具21をフレーム2に挿入
していき、治具21の第1の位置決め部22とエンドブ
ラケット8の軸受ハメアイ部10とを嵌合させる。この
とき、第1の位置決め部22と軸受ハメアイ部10の中
心が一致せず嵌合しない場合にはエンドブラケット8を
ステータ3の端面に沿って摺動させ、第1の位置決め部
22と軸受ハメアイ部10とを嵌合させる。この結果、
エンドブラケット8の軸受ハメアイ部10の中心と治具
21の第1の位置決め部22の中心とが一致する。
【0026】更に治具21をフレーム2に挿入し、治具
21の第3の位置決め部24とエンドブラケット7の軸
受ホルダハメアイ部とを嵌合させる。このとき、第3の
位置決め部24と軸受ホルダハメアイ部9の中心が一致
せず嵌合しない場合にはエンドブラケット7をステータ
3の端面に沿って摺動させ、第3の位置決め部24と軸
受ホルダハメアイ部9とを嵌合させる。この結果、エン
ドブラケット7の軸受ホルダハメアイ部9の中心と治具
21の第3の位置決め部24の中心とが一致する。
【0027】この時、ステータ3の内周面の中心と治具
21の第2の位置決め部23の中心とは一致している。
又、エンドブラケット8の軸受ハメアイ部10の中心と
治具21の第1の位置決め部22の中心とは一致してい
る。更に、エンドブラケット7の軸受ホルダハメアイ部
9の中心と治具21の第3の位置決め部24の中心とは
一致している。そして、治具21の各位置決め部22,
23,24の中心は一致している。従って、エンドブラ
ケット7の軸受ホルダハメアイ部9とステータ3の内周
面とエンドブラケット8の軸受ハメアイ部10との中心
は一致する。
【0028】そして、治具21をフレーム2に挿入した
状態において、締結ボルト13を増し締めし、エンドブ
ラケット7,ステータ3及びエンドブラケット8を強固
に締結固定する。その後、治具21をフレーム2から引
き抜く。このとき、ステータ3とエンドブラケット7,
8とは締結ボルト13にて強固に締結されているので、
軸受ホルダハメアイ部9とステータ3の内周面と軸受ハ
メアイ部10との中心はずれない。
【0029】その後、エンドブラケット8の軸受ハメア
イ部10に軸受17を圧入し、ロータ19の出力軸18
を挿入する。そして、エンドブラケット7の軸受ホルダ
ハメアイ部9に軸受ホルダ14を固定し、軸受17と軸
受ハメアイ部15に圧入した軸受16とを介してロータ
19の出力軸18を回転可能に支持する。このとき、軸
受ホルダ14の外周部と軸受ハメアイ部15との中心は
一致している。従って、エンドブラケット8の軸受ハメ
アイ部10と軸受ホルダ14の軸受ハメアイ部15との
中心は一致し、出力軸18の中心も一致する。この結
果、ステータ3の内周面とロータ19の外周面との中心
が一致し、ステータ3の内周面とロータ19の外周面と
の間隙は一様となる。
【0030】このように本実施例の電動機の製造方法及
びその方法に使用する治具においては、エンドブラケッ
ト8に形成した軸受ハメアイ部10とステータ3の内周
面とエンドブラケット7に形成した軸受ホルダハメアイ
部9とにそれぞれ治具に同一中心に形成した第1の位置
決め部22,第2の位置決め部23,第3の位置決め部
24を嵌合させ、ステータ3,エンドブラケット7,8
を締結ボルト13にて強固に締結させたので、軸受ハメ
アイ部10とステータ3の内周面と軸受ホルダハメアイ
部9との中心を容易に、且つ精度良く一致させることが
できる。
【0031】又、ステータ3に巻線6を巻き付けた後に
加工する必要がないので、巻線6に加工の切り粉が付着
し、巻線6がショートするおそれがない。又、ノックピ
ン44を圧入する圧入孔43や位置決め孔48,49を
形成する必要がなく、ノックピン44を圧入する手間が
必要ないので、電動機1の組立工数を低減することがで
きる。
【0032】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で以下のよ
うにしてもよい。 (1)上記実施例では、ステータ3及びエンドブラケッ
ト7,8を締結ボルト13にて仮締結し、治具21にて
軸受ホルダハメアイ部9とステータ3の内周面と軸受ハ
メアイ部10との中心を一致させたが、治具21にて軸
受ホルダハメアイ部9とステータ3の内周面と軸受ハメ
アイ部10との中心を一致させた後にボルト孔4,11
に締結ボルト13を挿入し、ネジ孔12に螺合させ、ス
テータ3及びエンドブラケット7,8を強固に締結固定
するようにしてもよい。
【0033】(2)上記実施例では治具21を鉄等の金
属で形成したが、材質は樹脂等で形成してもよい。 (3)上記実施例では治具21を略円柱状に形成した
が、図3(a)に示すように治具を中空に形成してもよ
い。又、図3(b)に示すようにステータの内周面に当
接する各位置決め部22,23,24を分割して形成し
てもよい。
【0034】(4)上記実施例では治具21を一体形成
したが、図3(c)に示すように各位置決め部22,2
3,24を別々に形成して実施してもよい。この時、仮
締結したフレーム2に先ず第1の位置決め部22を挿入
し、エンドブラケット8の軸受ハメアイ部10に嵌合さ
せる。次に、第2の位置決め部23を第1の位置決め部
22に嵌挿し、ステータ3の内周面に嵌合させる。最後
に第3の位置決め部24を第1の位置決め部22に嵌入
し、エンドブラケット7の軸受ホルダハメアイ部9に嵌
合させる。この状態で、締結ボルト13を増し締めし、
ステータ3,エンドブラケット7,8を強固に締結固定
する。その後に第1の位置決め部22を引き抜くと、位
置決め部23及び24は第1の位置決め部22に形成し
た段部22aに当接され、フレーム2から引き抜かれ
る。
【0035】(5)上記実施例ではステータ3を円筒状
に形成したが、ステータ3の外側面を四角状等の他の形
に形成してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の電動機の製
造方法よれば、予め軸受ハメアイ部と軸受ホルダハメア
イ部とを形成した一対のエンドブラケットをステータの
両端に締結ボルトにてステータの両端面に沿って摺動可
能に締結し、ステータの内周面と軸受ハメアイ部と軸受
ホルダハメアイ部とに嵌合する治具によってステータの
内周面の中心と軸受ハメアイ部の中心と軸受ホルダハメ
アイ部の中心とを一致させ、その後、締結ボルトにて前
記ステータと一対のエンドブラケットとを強固に締結す
るようにしたので、ステータ及びエンドブラケットの芯
合わせを容易に、且つ精度良く行うことができるという
優れた効果を奏する。
【0037】又、電動機の製造方法に使用する治具によ
れば、治具にエンドブラケットの軸受ハメアイ部に嵌合
する第1の位置決め部と、ステータの内周面に嵌合する
第2の位置決め部と、エンドブラケットの軸受ホルダハ
メアイ部に嵌合する第3の位置決め部とを設け、各位置
決め部の中心を同一直線上に形成したので、ステータ及
びエンドブラケットの芯合わせを容易に、且つ精度良く
行うことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の治具を使用した組立途中の
電動機のステータ及びエンドブラケットを示す断面図で
ある。
【図2】本発明の一実施例の電動機を示す断面図であ
る。
【図3】別例の治具を示す断面図である。
【図4】従来のノックピンを用いた電動機のステータ及
びエンドブラケットを示す断面図である。
【図5】従来の電動機のステータ及びエンドブラケット
を示す断面図である。
【符号の説明】
1…電動機、3…ステータ、6…巻線、7,8…エンド
ブラケット、9…軸受ホルダハメアイ部、10…軸受ハ
メアイ部、19…ロータ、21…治具、22…第1の位
置決め部、23…第2の位置決め部、24…第3の位置
決め部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の鋼板を予め積層し、巻線を巻着し
    たステータと、 予め軸受ハメアイ部と軸受ホルダハメアイ部とが形成さ
    れた一対のエンドブラケットと、 ステータの両端を前記一対のエンドブラケットを締結す
    る締結ボルトと、 前記一対のエンドブラケットに軸受部材を介して回転可
    能に支持されるロータとを備え、 前記ステータの内周面、軸受ハメアイ部及び軸受ホルダ
    ハメアイ部とに嵌合する治具をステータとエンドブラケ
    ットに挿入し、ステータの内周面の中心と軸受ハメアイ
    部の中心と軸受ホルダハメアイ部の中心とを一致させ、
    その後、締結ボルトにて前記ステータと一対のエンドブ
    ラケットとを強固に締結して位置決め固定した後、前記
    一対のエンドブラケットに軸受部材を介してロータを回
    転可能に取り付けた電動機の製造方法。
  2. 【請求項2】 積層型のステータと、その両端に軸受ハ
    メアイ部と軸受ホルダハメアイ部とを形成した一対のエ
    ンドブラケットとを締結ボルトにて締結したフレームに
    挿入する治具において、 前記エンドブラケットの軸受ハメアイ部に嵌合する第1
    の位置決め部と、 前記ステータの内周面に嵌合する第2の位置決め部と、 前記エンドブラケットの軸受ホルダハメアイ部に嵌合す
    る第3の位置決め部とを設け、 その各位置決め部の中心を同一直線上に形成したことを
    特徴とする請求項1に記載の電動機の製造方法に使用す
    る治具。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019038921A1 (ja) * 2017-08-25 2019-02-28 三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社 モータ組立方法及び芯出し用治具並びに電動モータ

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