JPH0731082U - パチンコ玉検出用磁気センサ - Google Patents

パチンコ玉検出用磁気センサ

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JPH0731082U
JPH0731082U JP6670093U JP6670093U JPH0731082U JP H0731082 U JPH0731082 U JP H0731082U JP 6670093 U JP6670093 U JP 6670093U JP 6670093 U JP6670093 U JP 6670093U JP H0731082 U JPH0731082 U JP H0731082U
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JP
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pachinko ball
magnetic
magnet
magnetoresistive element
holder
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Application number
JP6670093U
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Inventor
昌久 伊藤
英二 芦澤
Original Assignee
株式会社日本オートメーション
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Abstract

(57)【要約】 【目的】誘導電磁界の影響を受けにくくし、確実にパチ
ンコ玉を検出する。 【構成】バイアス磁石一体型の磁気抵抗素子3と磁石4
とを、非磁性材料からなるパチンコ玉通路を構成する筒
部材2を隔てて配設する。高透磁率材からなるホルダ1
により、磁気抵抗素子3と磁石4とを包み込むように支
持する。バイアス磁石一体型の磁気抵抗素子3を採用し
ているため、原理的に誘導電磁界の影響を受けにくく、
かつ弱磁界領域の不感帯が解消される。高透磁率材から
なるホルダ1を用いているため、外乱磁界がシールドさ
れ、かつパチンコ玉の有無による磁気抵抗素子3に与え
られる磁束密度の変化が大きく、高感度である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はパチンコ玉を非接触で検出するパチンコ玉検出用磁気センサに関する 。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ玉の検出は、パチンコ台や玉貸器で玉を払い出す際等に行われている 。このように非接触でパチンコ玉を検出する装置としては、従来、高周波発信型 の近接センサが用いられている。すなわち、検出対象であるパチンコ玉が存在し ない場合は設定した発信周波数が変化しないが、パチンコ玉が接近した場合には 発信周波数が変化するか又は発信停止するように電気回路が構成されており、こ の変化を出力電圧変化として取り出す構造である。
【0003】 なお、近接センサとしては、一般に、ホール素子や磁気抵抗素子が知られてい るが、パチンコ玉の検出にはほとんど使用されていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
高周波発信型の近接センサは、パチンコ玉が接近することにより、コイルのイ ンダクタンスが変化することに基づいて検出を行っているため、検出対象である パチンコ玉が接近していなくても何らかの磁束変化が与えられれば電圧を発生し てしまうという欠点がある。すなわち、誘導電磁界に弱く、意図的な妨害に対し て防御しにくいという欠点がある。例えば、妨害電磁波をシールドするため、 銅板等でカバーしようとしても、パチンコ玉の通路を確保する必要があり、かつ パチンコ玉の通路に沿ってコイルを配置しなければならないため、シールド効果 は上がらない。
【0005】 一方、ホール素子や磁気抵抗素子をパチンコ玉検出に応用しようとしても、パ チンコ玉による磁束密度の変化が小さいため、これらの感度が不足し、実用に耐 え得ない。感度不足を補うため増幅手段等を講じ、単独のパチンコ玉が問題なく 検出できても、パチンコ玉が連続して接近してくる場合、各パチンコ玉の中心に 相当する信号と、パチンコ玉同士が接している部分に相当する信号の電圧差が小 さいことから、その1個ずつの判別に完全を期しがたいことが予想される。
【0006】 本考案はかかる課題を解消するためになされたものであり、誘導電磁界の影響 を受けにくく、確実にパチンコ玉を検出することのできるパチンコ玉検出用磁気 センサを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案のパチンコ玉検出用磁気センサは、パチンコ 玉通路付近に配設されるパチンコ玉検出用磁気センサにおいて、バイアス磁石一 体型の磁気抵抗素子と、該磁気抵抗素子に対してパチンコ玉通路を隔てて配設さ れる磁石と、該磁気抵抗素子と磁石とを包み込むように支持する高透磁率材から なるホルダと、を有することを特徴とする。
【0008】
【作用】
かかる構成によれば、パチンコ玉が接近していない状態においては、磁石の漏 れ磁束は高透磁率材からなるホルダを経由する磁気回路を形成し、パチンコ玉が 接近した状態においては、磁石の漏れ磁束の一部はパチンコ玉を経由して磁気抵 抗素子に達し、ホルダを経由して戻る磁気回路を形成する。これにより、パチン コ玉の接近、非接近の状態に応じて磁気抵抗素子の中点電圧レベルが変化する。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した一実施例に基づき本考案をさらに詳細に説明する。図にお いて1はホルダであり、3は磁気抵抗素子、4は永久磁石である。
【0010】 ホルダ1は、磁気抵抗素子3及び永久磁石4を包み込むように支持するもので あれば、いかなる形状のものであってもよい。本実施例では、図1に示すように 略箱形に形成し、その内部に磁気抵抗素子3と永久磁石4とを一定の間隔をおい て保持し得る構成となっている。なお、ホルダ1は、高透磁率材、例えば、パー マロイ、電磁軟鉄から構成することができる。
【0011】 また、ホルダ1には、上記磁気抵抗素子3と永久磁石4との間に生じる間隙部 に対応する位置に貫通孔1aが形成されており、この貫通孔1aにプラスチック 等の非磁性材料からなる略円筒状の筒部材2が挿通配設されている。この筒部材 2は、パチンコ機等におけるパチンコ玉通路の一部を形成するものであり、予め 所定の長さで成形してホルダ1の貫通孔1aに挿通配設しておき、ホルダ1をパ チンコ機等に組み込む際に既存のパチンコ玉通路と連結してもよく、また、この ような筒部材2を予め挿通配設することなく、単に、2分割したホルダ1で、非 磁性材料から形成されている既存のパチンコ玉通路を挟み込んだ構成としてもよ い。要は、ホルダ1の内部において、磁気抵抗素子3と永久磁石4とが非磁性材 料からなるパチンコ玉通路(筒部材2も含む)を隔てて対峙する構造であればよ い。
【0012】 磁気抵抗素子3は、原理的に誘導電磁界の影響を受けにくい、強磁性体磁気抵 抗素子を用いている。また、本発明では、強磁性体磁気抵抗素子特有の弱磁界領 域における不感帯を解消してリニアリティを高めるため、磁気抵抗素子3自体に 磁気バイアスを与えたバイアス磁石一体型のものを用いている。このようなバイ アス磁石一体型の磁気抵抗素子3としては、例えば、実開平2−120855号 公報に開示されたものを用いることができる。具体的には、図2に示すように、 硬磁性材料からなる板材31と、該板材31に積層される結晶化ガラス板32, 33と、一方の結晶化ガラス板32上に形成される強磁性体薄膜パターン34と を有し、かつ強磁性体薄膜パターン34に対して45度の角度から磁界が作用す るように板材31を磁化したものである。なお、結晶化ガラス板は、硬磁性材料 からなる板材31を挟持するように2枚用いれば板材31の製造時における反り を抑えられるため好ましいが、1枚であってもよい。
【0013】 また、磁気抵抗素子3に形成される強磁性体薄膜パターン34としては、膜厚 が約0.025〜0.075μm、これに対してパターン幅が約10〜50μm の範囲で選定すると、弱磁界感度がさらに向上するため好ましい。
【0014】 永久磁石4は、パチンコ玉が筒部材2内を通過する際に、その磁界により磁気 抵抗素子3を動作させる機能を果たすものであり、上記したように、筒部材2を 挟んで固定配設されている。
【0015】 ここで、符号5は磁気抵抗素子3の電気信号をデジタル式に処理する電子回路 であり、符号6はそのプリント基板を示す。
【0016】 次に、本実施例のパチンコ玉検出用磁気センサの動作を説明する。まず、パチ ンコ玉が存在しない場合、すなわち接近していない状態においては、永久磁石4 の漏れ磁束は高透磁率材からなるホルダ1を経由する磁気回路を形成するため、 検出主体である磁気抵抗素子3に達する磁束は少ない。
【0017】 次に、パチンコ玉が図1においてZ方向から筒部材2に入った場合、すなわち パチンコ玉が接近した状態においては、永久磁石4の漏れ磁束の一部はパチンコ 玉を経由して磁気抵抗素子3に達し、ホルダ1を経由して戻る磁気回路を形成す る。これにより、パチンコ玉の接近、非接近という状態の違いに応じて磁気抵抗 素子3の中点電圧レベルが変化することとなり、パチンコ玉が検出される。
【0018】 なお、本実施例の場合、上記したように、パチンコ玉の接近していない状態で は、磁気抵抗素子3に影響する磁束が少ない。このため、接近状態と非接近状態 とでは磁気抵抗素子3に達する磁束密度の変化が大きく、高感度である。
【0019】 次に、本実施例のパチンコ玉検出用磁気センサによるパチンコ玉の検出電圧波 形を示した図3及び図4に基づき、本実施例のセンサの動作とパチンコ玉との関 係を説明する。なお、図3において、1/2Vccはパチンコ玉の存在しない場 合における磁気抵抗素子3の中点電圧を示す。
【0020】 いま、パチンコ玉が4個連続して図1の筒部材2を通過した場合、磁気抵抗素 子3と永久磁石4とを結ぶ平面近傍を横切るパチンコ玉の断面積の変化に対応し て、磁気抵抗素子3の中点電圧は図3に示すように略正弦波状に変化する。すな わち、パチンコ玉の直径付近に相当する磁気抵抗素子3の中点電圧はa,c,e ,gであり、各パチンコ玉が互いに接している部分に相当する磁気抵抗素子3の 中点電圧はb,d,fである。
【0021】 したがって、b,d,fレベルとa,c,e,gレベルの中間レベルVsにし きい値を設定すると、図4に示すように、パチンコ玉の有無(接近、非接近)に よる検出電圧の方形波が得られる。
【0022】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のパチンコ玉検出用磁気センサによれば、磁気抵 抗素子を採用しているため、原理的に誘導電磁界の影響を受けにくく、従来の高 周波発信型近接センサのような欠点がない。また、磁気抵抗素子と磁石とを高透 磁率材からなるホルダにより包み込んだ構成であるため、外乱磁界がシールドさ れ、永久磁石等による直接的な妨害に対しても効果的であり、パチンコ玉検出セ ンサとして適している。さらに、磁気抵抗素子がバイアス磁石一体型であるため 、弱磁界領域の不感帯が解消されていると共に、高透磁率材からなるホルダによ り磁気抵抗素子と磁石とを包み込んでいるため、パチンコ玉の有無による磁気抵 抗素子に与えられる磁束密度の変化が大きく、高感度である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係るパチンコ玉検出用磁気センサの
一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同実施例で用いた磁気抵抗素子の一例を示す
断面図である。
【図3】 同実施例で用いた磁気抵抗素子の検出電圧波
形図である。
【図4】 しきい値を設定して図3の波形を方形波とし
た場合を示す検出電圧波形図である。
【符号の説明】
1 ホルダ 2 筒部材 3 磁気抵抗素子 4 永久磁石 5 電子回路 6 プリント基板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パチンコ玉通路付近に配設されるパチン
    コ玉検出用磁気センサにおいて、 バイアス磁石一体型の磁気抵抗素子と、該磁気抵抗素子
    に対してパチンコ玉通路を隔てて配設される磁石と、該
    磁気抵抗素子と磁石とを包み込むように支持する高透磁
    率材からなるホルダと、を有することを特徴とするパチ
    ンコ玉検出用磁気センサ。
  2. 【請求項2】 前記ホルダが、略箱形でかつ内部に配設
    された磁気抵抗素子と磁石との間隙部に対応する位置に
    貫通孔が設けられてなり、さらにパチンコ玉通路を構成
    する非磁性材料からなる筒部材が該貫通孔に挿通配設さ
    れている請求項1記載のパチンコ玉検出用磁気センサ。
  3. 【請求項3】 前記バイアス磁石一体型の磁気抵抗素子
    が、硬磁性材料からなる板材と、該板材に積層される結
    晶化ガラス板と、該結晶化ガラス板上に形成される強磁
    性体薄膜パターンとを有して構成される請求項1又は2
    記載のパチンコ玉検出用磁気センサ。
  4. 【請求項4】 前記バイアス磁石一体型の磁気抵抗素子
    を構成する強磁性体薄膜パターンが、膜厚約0.025
    〜0.075μmで、パターン幅約10〜50μmであ
    る請求項1〜3いずれか1に記載のパチンコ玉検出用磁
    気センサ。
JP6670093U 1993-11-22 1993-11-22 パチンコ玉検出用磁気センサ Pending JPH0731082U (ja)

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JP (1) JPH0731082U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11312448A (ja) * 1998-04-30 1999-11-09 Murata Mfg Co Ltd 鋼球検出センサ
JP2007179919A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Nec Tokin Corp 剛体球検出用センサ

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