JPH07307270A - 投影倍率調整装置及びそれを有する投影露光装置 - Google Patents

投影倍率調整装置及びそれを有する投影露光装置

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JPH07307270A
JPH07307270A JP6099827A JP9982794A JPH07307270A JP H07307270 A JPH07307270 A JP H07307270A JP 6099827 A JP6099827 A JP 6099827A JP 9982794 A JP9982794 A JP 9982794A JP H07307270 A JPH07307270 A JP H07307270A
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lens
projection
moving member
moving
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Kazuya Kikuchi
一哉 菊地
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    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03F7/708Construction of apparatus, e.g. environment aspects, hygiene aspects or materials

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  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Variable Magnification In Projection-Type Copying Machines (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 投影露光装置の投影倍率調整用レンズを補正
すべき位置に高精度に移動制御可能とし、且つ長期間に
わたり安定した補正を可能とする。 【構成】 投影倍率を調整するためにレンズ1を光軸方
向に移動するためのレンズ移動体6の移動始点と移動終
点をそれぞれ検出する検出器16,17を設け、この検
出器16,17間におけるレンズ駆動体6の移動量の経
時変化を記憶装置30に予め記憶している基準値と比較
することによって検知し、この検知結果に基づいてパタ
ーンを実際にウエハ25に転写する動作を必要とする移
動基準の絶対位置補正の必要時期を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は投影倍率調整装置及びそ
れを有する投影露光装置、特には半導体製造用の投影露
光装置の投影倍率調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭62−32613号公報に
示されるように、半導体製造用の投影露光装置におい
て、投影光学系と露光されるウエハの間隔を変化させて
焦点位置の調整を行い、投影光学系のレンズ群のうち予
め定められた特定のレンズを光軸方向に必要な移動量だ
け駆動させて投影倍率を調整することは周知である。
【0003】ところで、該公報に示されているように、
投影光学系(レンズ)の焦点位置及び投影倍率は温度、
湿度、気圧のそれぞれの環境条件によって変化する。そ
の理由は、各環境条件の変化によって空気の屈折率が変
化し、投影レンズの構成部材であるガラスの相対屈折率
が変化すること、温度によってガラスの光学特性が変化
すること、更に温度によってレンズ鏡筒が熱膨張あるい
は熱収縮し空気間隔が変動するためである。
【0004】標準状態の温度をT0[℃]、湿度をR
0[%]、及び気圧をP0[hpa]とし、それらの標準
状態からの変化量をそれぞれ、ΔT[℃]、ΔR
[%]、ΔP[hpa]とすると、投影レンズ光学系の
標準状態からの焦点位置変化量ΔZ(ピント位置補正
量)と倍率変化量ΔM(倍率補正量)はk11〜k23を定
数として次のように求められる。
【0005】 ΔZ=k11ΔT+k12ΔR+k13ΔP ・・・・(1) ΔM=k21ΔT+k22ΔR+k23ΔP ・・・・(2)
【0006】また、投影レンズ内の少なくとも1つの補
正用レンズの位置を光軸方向に変化させると空気間隔が
変化するので、投影露光装置における投影レンズの焦点
位置や投影倍率を調整することができる。例えば補正用
レンズの標準位置からの変位量をΔXとしたとき、焦点
位置の変化量ΔZ、投影倍率の変化量ΔMはk14,k24
を定数として次のように求められる。
【0007】ΔZ=k14ΔX ・・・(3) ΔM=k24ΔX ・・・(4)
【0008】(1)〜(4)式から、標準状態に対する
温度、湿度、気圧の変化量がそれぞれΔT[℃]、ΔR
[%]、ΔP[hpa]のとき、投影レンズの標準状態
からの変位量をΔXとしてやると、焦点位置ズレ量ΔZ
は(1)および(3)式の右辺の和、倍率変化量ΔMは
(2)および(4)式の右辺の和となる。即ち、 ΔZ=k11ΔT+k12ΔR+k13ΔP+k14ΔX ・・・(5) ΔM=k21ΔT+k22ΔR+k23ΔP+k24ΔX ・・・(6) である。倍率変化量ΔMをゼロにするには(6)式にお
いてΔM=0とし、下式(7)によりΔXを求めて、そ
の量だけ補正用レンズを標準位置から変位させればよ
い。
【0009】 ΔX=−(k21/k24)ΔT −(k22/k24)ΔR −(k23/k24)ΔP ・・・(7) このとき焦点位置ズレ量ΔZは、(7)式を(6)式に
代入して、 ΔZ= (k11−(k14k21/k24))ΔT +(k12−(k14k22/k24))ΔR +(k13−(k14k23/k24))ΔP ・・・(8) となるから、この量ΔZだけ焦点位置を補正する。
【0010】投影露光装置では、投影レンズの周辺の温
度T[℃]、湿度R[%]、気圧P[hpa]を検出
し、それぞれの標準値からの変化量をΔT=T−T0
ΔR=R−R0、ΔP=P−P0により算出する。更に、
(7)式に従ってΔXを算出し、補正用レンズの変位量
がΔXとなるようにレンズ位置を調整する。これによ
り、投影レンズの倍率変化はゼロに維持される。また、
(8)式に従ってΔZを算出し、焦点系に駆動指令を与
えて投影レンズのベストピントの位置を維持する事によ
り、補正を行っていた。
【0011】
【発明が解決しようとしている課題】この様な補正機能
を持つ投影レンズを投影露光装置に組み込んで投影倍率
及び焦点位置の補正を行う場合、補正時の温度、湿度、
気圧の少なくとも1つの標準状態時からの変化量を計測
し、倍率および焦点の補正のために必要なレンズと焦点
系の標準位置からの移動量を算出し、レンズおよび焦点
合わせ系の補正駆動を行う必要がある。
【0012】このとき、補正用のレンズの標準位置を高
精度に検出し、レンズを高精度に移動する手段がない
と、上記において算出した補正位置へレンズを正しく駆
動することができないし、また上記標準位置の検出精度
が悪いと、また検出位置が経時的に変化すると倍率およ
び焦点の補正誤差の要因となる。
【0013】従来、レンズの標準位置への移動は、レン
ズと一体的に移動する鏡筒を基準面に密着させる機械的
な方法を用いていた。しかしながら、この方法は鏡筒の
端面と基準面のそれぞれの面精度及び平行度が極めて高
くなければ、標準位置への移動を行った際にレンズ及び
鏡筒が光軸に対して傾き、露光精度に悪影響を及ぼして
いた。
【0014】更に、鏡筒を密着させる基準面の高さに基
準面取り付け精度などの影響で本来あるべき理想の高さ
と差があると補正の誤差要因となっていた。あるいは、
レンズまたは鏡筒の標準位置を検出するセンサを設け、
センサの検出位置にて標準位置とする方法もあるが、長
期間の使用の間にセンサの検出位置が経時変化し、それ
にともない上記標準位置も変化してしまい、補正誤差を
生じさせてしまう問題があった。
【0015】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたものであり、その目的は投影倍率調整用レンズを補
正すべき位置に高精度に移動制御可能とし、且つ長期間
にわたり安定した補正を可能とした投影倍率調整装置及
びそれを有する投影露光装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、投影光学系の一部をその光軸方向に沿って
移動することにより前記投影光学系の投影倍率を調整す
る投影倍率調整装置において、前記投影光学系の一部と
共に移動する移動部材(レンズ移動体またはレンズ駆動
体)と、前記移動部材が移動始点位置にあることを非接
触検出する始点検出器(下側センサ)と、前記移動部材
が移動終点位置にあることを非接触検出する終点検出器
(上側センサ)と、前記移動始点位置と前記移動終点位
置間の基準距離を記憶する記憶手段(記憶装置)と、前
記投影光学系の投影倍率を調整する際に前記移動始点位
置からの前記移動部材の移動量が指令値に等しくなるよ
うに前記移動部材の移動を制御する制御手段(演算器)
と、前記移動始点位置と前記移動終点位置の一方から他
方まで前記移動部材を移動させた際の移動量と前記基準
距離を比較することにより前記投影光学系の倍率調整量
と前記移動部材の移動始点位置からの移動量との関係が
所定範囲内か否かを判定する判定手段(演算器)を有す
ることを特徴としている。
【0017】また、上記の目的を達成するため本発明
は、原板上に予め形成されたパターンを投影光学系を介
して基板に投影露光する投影露光装置において、前記投
影光学系の投影倍率を調整する際に前記投影光学系の一
部と共に移動する移動部材(レンズ移動体またはレンズ
駆動体)と、前記移動部材が移動始点位置にあることを
非接触検出する始点検出器(下側センサ)と、前記移動
部材が移動終点位置にあることを非接触検出する終点検
出器(上側センサ)と、前記移動始点位置と前記移動終
点位置間の基準距離を記憶する記憶手段(記憶装置)
と、前記移動始点位置からの前記移動部材の移動量が指
令値に等しくなるように前記移動部材の移動を制御する
制御手段(演算器)と、前記移動始点位置と前記移動終
点位置の一方から他方まで前記移動部材を移動させた際
の移動量と前記基準距離を比較することにより前記投影
光学系の倍率調整量と前記移動部材の移動始点位置から
の移動量との関係が所定範囲内か否かを判定する判定手
段(演算器)を有することを特徴としている。
【0018】なお、上記の各発明において、前記制御手
段と前記判定手段は演算器によって兼用されていること
が望ましい。また、前記演算器はパルスモータを制御
し、前記移動部材の移動量を前記パルスモータに加えた
パルス数に基づいて算出するものであったり、前記演算
器はエンコーダ付きDCモータを制御し、前記移動部材
の移動量を前記エンコーダの出力に基づいて算出するも
のであったり、前記演算器は前記移動部材の移動量を前
記移動部材に対して設けられた移動計測センサの出力に
基づいて算出するものであっても良い。前記移動部材は
前記投影光学系の一部と一体的に移動するレンズ移動体
と前記レンズ移動体を移動させるためのレンズ駆動体の
一方であると好ましい。
【0019】また、上記の各発明において、前記投影光
学系の周囲の気圧、温度、湿度の内少なくとも1つを測
定する環境測定器を更に有し、前記指令値を前記環境測
定器の出力に基づいて求めるようにしても良い。
【0020】
【実施例】以下に図示の実施例に従って、本発明を詳細
に説明する。図1は本発明の投影倍率調整装置の一実施
例を示すもので、この図においてAは平面図であり、B
はAのC−C線に沿った断面図である。なお、この実施
例の主たる構造は、本件出願人が先に特願平5−374
21号で提案したものと同様なものである。
【0021】この実施例において、レンズ移動装置はレ
ンズ1を保持する2重リング状のレンズ移動体2とこれ
を支持する環状のレンズ固定体3を有し、レンズ固定体
3はその外周部分に立設された筒状固定ガイド4と、レ
ンズ固定体3の外周縁に一体的に設けられたアクチュエ
ータ支持板5を有する。
【0022】図1Bに示すように、レンズ移動体2とレ
ンズ固定体3の間には、図1AのC−C線で示す方向
(以下、X方向という)に楔形の断面(一部点線で示
す)を有し、これと直角な方向(以下、Y方向という)
には厚さの変化しないリング状のレンズ駆動体6が配置
されている。レンズ駆動体6のX方向の一端には径方向
外方へ突出する連結部材7が一体的に設けられ、連結部
材7はアクチュエータ支持板5に支持されたアクチュエ
ータ8の連結棒9に一体的に固着されている。駆動手段
となるアクチュエータ8は、例えばパルスモータ、エン
コーダ付きDCモータやリニアモータ等である。また、
レンズ駆動体6のX方向の他端には径方向外方へ突出す
る案内部材10が一体的に設けられ、同様にレンズ移動
体2はレンズ駆動体6の案内部材10に重なり合う位置
に回止めガイド11を有する。
【0023】レンズ駆動体6のX方向の両端部には図示
下端をレンズ固定体3に固着された一対の案内ブロック
12a、12b、12c、12dがそれぞれ配置され、
一方の側に設けられた案内ブロック12c、12dはレ
ンズ駆動体6の連結部材7の両側面に対向し、他方の側
に設けられた案内ブロック12a、12bはレンズ駆動
体6の案内部材10とレンズ移動体2の回り止めガイド
11のそれぞれの両側面に対向して配置されている。
【0024】レンズ固定体3の図示上面およびレンズ移
動体2の図示下面には、それぞれ環状の第1及び第2の
静圧軸受手段である静圧軸受パッド13a、13bが設
けられ、静圧軸受パッド13a、13bは両者の間にレ
ンズ駆動体6を非接触で往復自在に支持する。レンズ駆
動体6の上面は X方向へ傾斜しており、レンズ移動体
2の下面もこれに沿って同じ傾斜角度で傾斜している。
従って、レンズ駆動体6がアクチュエータ8によって
X方向へ移動されると、レンズ移動体2はレンズ固定体
3と平行状態を保ちつつ、X方向とY方向に垂直な方向
(以下、Z方向という)へ移動する。ここで、レンズ駆
動体6のX方向の移動量ΔXと、レンズ駆動体6とレン
ズ移動体2のそれぞれの傾斜角度Qと、レンズ移動体2
のZ方向の移動量ΔZの間には、 ΔZ=ΔX・tan(Q) ・・・(9) の関係が成立する。
【0025】なお、筒状固定ガイド4はその内周面にレ
ンズ移動体2の内側の外周面に対向する筒状の第3の静
圧軸受面である静圧軸受パッド13cを有し、これによ
ってレンズ移動体2を非接触でレンズ1の光軸方向に往
復自在に支持し、また案内ブロック12a〜12dはそ
れぞれレンズ駆動体6の連結部材7に対向する表面及び
レンズ駆動体6の案内部材10とレンズ移動体2の回止
ガイド11に対向する表面に静圧軸受パッド13d〜1
3gを有し、これらによって連結部材7、案内部材1
0、及び回止ガイド11をそれぞれ非接触で支持する。
【0026】各静圧軸受パッド13a〜13gは公知の
多孔質静圧軸受パッドであり、それぞれ、その背面に空
所14a〜14cを有し、図示しない加圧空気供給源か
ら内部配管15a〜15cを経て供給される加圧空気を
細孔によって分散させて対向面に噴出し、その静圧によ
って形成される流体潤滑膜の作用により対向面を非接触
で支持する。多孔質静圧軸受パッドに替えて公知の自成
絞り型あるいは表面絞り型の静圧軸受を用いてもよい。
【0027】また、レンズ固定体3には上側センサ16
及び下側センサ17が固着されており、アクチュエータ
8によりレンズ駆動体6が図示X方向正方向(図1右方
向)に駆動され、レンズ駆動体6の連結部材7の先端が
下側センサ17にさしかかる位置まで移動したことと、
同様にレンズ駆動体6が図示X方向負方向(図1左方
向)に駆動されレンズ駆動体6の案内部材10の先端が
上側センサ16にさしかかる位置まで移動したことを検
知することができる。なお、レンズ駆動体6がアクチュ
エータ8によりX方向正方向に駆動され、レンズ駆動体
6の連結部材7が下側センサ17にさしかかって検知さ
れた時のレンズ1の位置(高さ)を、レンズ1の基準位
置(高さ)としてと定める事とする。
【0028】上記基準位置から図示Z方向正方向(図1
Bの上方向)にレンズ1を更にΔZだけ移動しようとす
ると、上記(1)式よりΔX=ΔZ/tan(Q)だけ
アクチュエータ8にてレンズ駆動体6を図示X方向負方
向に駆動すればよい。
【0029】上記駆動量の制御はアクチュエータ8の駆
動量がΔXになるように制御してもよいし、レンズ駆動
体6の移動量がΔXになるように制御しても、あるいは
レンズ1またはレンズ移動体2の移動量がΔZになるよ
う制御してもよい。ここで、アクチュエータ8がパルス
モータの場合には、パルスモータに加えられるパルスの
数によって上記移動量を検出して制御したり、エンコー
ダ付きモータの場合には、エンコーダからの出力に応じ
て上記移動量を検出して制御することが可能である。ま
た、別途変位センサを設ける場合には、レンズ1または
レンズ移動体2の光軸方向の移動量を変位センサで直接
的に計測(検出)し、その計測(検出)出力に基づいて
アクチュエータ8を制御することも可能である。
【0030】また、レンズ1の基準位置としては、レン
ズ駆動体6がアクチュエータ8にX方向負方向に駆動さ
れ、レンズ駆動体6の案内部材10が上側センサ16に
検知された時のレンズ1の位置(高さ)を用いてもよ
い。
【0031】ここで、ΔZを10μm、Qを2度とすれ
ば、ΔXは略286.36μmとなり、約1/28.6
4に駆動量が縮小される。このため、レンズ1のZ方向
の移動精度を±0.1μmに制御したい場合、レンズ駆
動体6の駆動精度は±2.836μmでよい為、レンズ
1あるいはレンズ移動体2を直接Z方向に駆動するより
制御が容易である。また、下側センサ17または上側セ
ンサ16でレンズ駆動体6の位置が±1.0μmの精度
で検出できれば、レンズ1の基準位置が±1/28.3
6μmの精度で検出できることに相当する。
【0032】このようにレンズ移動手段は上側センサ1
6または下側センサ17にて検出したレンズ1の位置を
移動基準として、レンズ1の位置を高精度に移動制御す
ることが可能である。
【0033】図2は上記レンズ移動手段を投影露光装置
に組み込んで倍率および焦点の補正を行う例を示すもの
である。同図において、18は転写すべきパターンが描
かれているマスク、19はマスク1を保持するマスクス
テージ、20a〜20dはマスク18のパターンを投影
する投影光学系(以下投影レンズという)を構成する各
レンズである。本実施例においては、レンズ20bが上
記したレンズ移動手段を持つ補正用のレンズである。ま
た、21は図1における静圧軸受けパッド13a〜13
gに静圧を与える静圧配管路、22は静圧エア供給源で
ある。23は投影レンズ20(a〜d)を支持するレン
ズ用定盤で、装置全体の基礎となる定盤24に支持され
ている。
【0034】25は投影レンズ20(a〜d)を通して
マスク18のパターンが投影転写されるウエハであり、
26a,bからなる焦点位置検出系により焦点合わせが
成される。このうち、26aは投影レンズ20の下端に
固定され、投影レンズ20のピント位置とウエハ25と
の間隔を測定するための計測部であり、26bはウエハ
25の高さを調節する駆動部でる。焦点系駆動部26b
は、さらに水平面内で平行移動や回転等の移動が可能な
ウエハステージ27に支えられており、ウエハステージ
27は定盤24に支えられている。
【0035】28は投影レンズ20の周辺の温度、湿度
及び気圧の少なくとも1つを検出する環境状態検出器、
29は本実施例の装置を全体的にコントロールするため
の演算器(コントローラ)で、その内部には記憶装置3
0を有する。31はマスク18のパターンをウエハ25
に焼き付けるための露光光を発する照明系、32はマス
ク18とウエハ25のX,Y方向の相対ズレ量を検出す
るアライメントスコープである。33は演算器29に外
部からの情報を入力する記憶装置である。
【0036】上記の構成において、一般的なアライメン
ト露光動作について説明する。始めに、ウエハ25を図
示しないウエハ搬送系によってウエハステージ27上に
載置し、さらにこのウエハステージ27を移動して投影
レンズ20(a〜d)直下に位置させる。ここで、焦点
系計測部26aにて投影レンズ20とウエハ25とのZ
方向における間隔を検出する。この間隔値を所定の目標
値と比較し、ウエハ25との間隔が目標値と一致するよ
うに焦点系駆動部26bを駆動して焦点合わせ動作を完
了する。
【0037】次に、アライメントスコープ32を通して
マスク18上の位置合わせマークとウエハ25上の位置
合わせマークとの相対ズレ量を検出する。この相対ズレ
量がゼロとなるようにウエハステージ27とマスクステ
ージ19の少なくとも一方を微動し、ウエハ25のX,
Y方向の位置合わせ動作を完了する。その後、照明系3
1内のシャッタを開き露光動作を実行する。
【0038】次に、ピント位置補正および倍率補正につ
いて説明する。上記従来技術に記したように、温度、湿
度、および気圧のそれぞれの環境変化による投影レンズ
20a〜dのピント位置および投影倍率の変化は、投影
レンズ20の各レンズ群のうちの少なくとも1つのレン
ズ(またはガラス部材)の位置を光軸方向に変化させる
事によって補正することができる。
【0039】図2の実施例では、レンズ20b(図1の
レンズ1)が図1に示すレンズ移動体2に保持されてお
り、レンズ駆動体6のX方向の駆動により、光軸方向の
位置調整が可能である。この位置調整機構により、レン
ズ1の位置を光軸方向に変化させると、各レンズ間の空
気間隔が変化するので、図2の投影露光装置における投
影レンズ20(a〜d)のピント位置や倍率を調整する
ことができる。
【0040】図2の投影露光装置において、環境状態検
出器28は投影レンズ20の周辺の温度T[℃]、湿度
R[%]、気圧P[hpa]の少なくとも1つ、例えば
気圧を検出し、そのデータを演算器29に転送する。演
算器29はこの転送データよりそれぞれ標準値からの変
化量を、 ΔT=T−T0 , ΔR=R−R0 , ΔP=P−P
0 (T0 ,R0 ,P0はそれぞれ温度、湿度、気圧の標
準値)により算出する。さらに、演算器29は上記した
(8)式に従って倍率変化量を補正するために必要なレ
ンズ1の標準状態からの変位量ΔXを算出し、投影レン
ズ20を構成するレンズ20bを光軸方向に移動すべく
アクチュエータ8に駆動指令を与える。すると、アクチ
ュエータ8の作用によりレンズ20bはその変位量がΔ
Xとなるように駆動されその位置を調整する。これによ
って、投影レンズ20(a〜d)の倍率変化はゼロに維
持される。なお、この時の変位量の検出はアクチュエー
タ8がパルスモータの時は演算器29からパルスモータ
に加えられるパルスの数に基づいて算出され、アクチュ
エータ8がエンコーダ付きモータの時はエンコーダの出
力に基づいて演算器29が算出する。また、レンズ1ま
たはレンズ移動体2の光軸方向の移動量を計測(検出)
する変位センサが別途設けられている時は、変位センサ
でレンズ1またはレンズ移動体2の光軸方向の移動量を
直接的に計測(検出)し、その計測(検出)出力に基づ
いてアクチュエータ8を制御する。
【0041】また、演算器29は上記の(9)式に従っ
てピント位置ズレ量ΔZを算出し、焦点系26a,bに
駆動指令を与える。すると、焦点系26a,bはウエハ
25の位置をΔZだけ補正駆動し、投影レンズ20(a
〜d)のベストピントの位置にウエハ25を維持する。
【0042】ところで、この実施例では、上記倍率補正
のためのレンズ20a(図1のレンズ1)の標準位置
を、図1におけるレンズ駆動体6がアクチュエータ8に
よりX方向正方向に駆動され、レンズ駆動体6の連結部
材7が下側センサ17にさしかかったことが検知された
時のレンズ1の位置と定め、この標準位置からのレンズ
1の移動量がΔXとなるように駆動制御を行う。さら
に、上記標準位置からレンズ駆動体6がアクチュエータ
8によりX方向負方向に駆動され、レンズ駆動体6の案
内部材10が上側センサ16にさしかかったことが検知
された時までのレンズ1の移動量ΔXS0、またはアクチ
ュエータ8の駆動量ΔXS0' を演算器29の記憶装置3
0に記憶しておく。
【0043】レンズ1の高さが標準位置から移動量ΔX
の状態で上記ピント位置補正を行った後に上記アライメ
ント露光動作を行い、マスク18のパターンをウエハ2
5に転写する。このウエハを現像し、転写されたパター
ン像を検査し、転写倍率を測定する。ここで測定した転
写倍率値が、投影倍率の理想値と一致しない場合、上記
標準位置の高さが本来あるべき標準位置の理想値と一致
していないと予想される。
【0044】ここで、アライメント露光動作時の温度、
湿度および気圧の少なくとも1つを環境状態検出器28
で計測し、標準状態からの変化量をΔT1 、ΔR1 、Δ
P1とし、パターン像検査により得られた転写倍率値の
理想値との差をΔM1 とすれば、上記標準位置の理想値
とのズレ量ΔX1 は上記した(6)式のΔM,ΔT,Δ
R,ΔPにそれぞれΔM1 、ΔT1 、ΔR1 、ΔP1 を
代入し、ΔXを解くことによって得ることができる。従
って、 ΔX1 =(ΔM1 −k21ΔT1 −k22ΔR1 −k23ΔP
1 )/k24 と求められる。このズレ量を入力装置33より演算器2
9に入力すると共に記憶装置30にて記憶し、以後、倍
率補正動作を行う際には上記ズレ量ΔX1 分を上乗せし
て、レンズ1の補正駆動を行う事により、より高精度な
倍率補正を行うことが可能となる。
【0045】ところで、標準位置検出用の下側センサ1
7としてフォトインタラプタ等の検出器を用いると、内
部の発光ダイオードの劣化により長期の使用期間中に検
出特性が徐々に変化し、連結部材7の検出位置即ちレン
ズ1の標準位置が変化してしまうことがある。そして、
この変化量が許容される量を超えると、倍率補正精度に
悪影響を与えてしまう。
【0046】図1の実施例においても、下側センサ17
にフォトインタラプタを用い、レンズ駆動体6の連結部
材7が図1のX方向正方向(右側)に移動し、下側セン
サ17を遮ることにより標準位置を検出する場合、長期
の経時変化によりフォトインタラプタ内部の発光ダイオ
ードの輝度が低下すると、連結部材7の検出位置は図1
のX方向負方向(左側)にずれる。また、同様に上側セ
ンサ16がレンズ駆動体6の案内部材10を検出する位
置は図1のX方向正方向(右側)にずれる。このため、
本実施例では、レンズ1を下側センサ17で連結部材7
を検出した状態から上側センサ16で案内部材10を検
出するまでのレンズ1の移動量ΔXS1またはアクチュエ
ータ8の駆動量ΔXS1' を計測し、予め計測し記憶装置
30内に記憶しておいた上記のΔXS0またはΔXS0' と
比較し、その関係または差が許容される量を超えるか否
かを判定する。
【0047】この判定は演算器29の制御の下に行わ
れ、演算器29が許容量を超えると判定した場合は、セ
ンサの検出特性の経時変化が倍率補正精度に影響すると
判断でき、倍率補正精度を維持するためには、再びアラ
イメント露光を行い、ウエハ25に転写されたパターン
の転写倍率値検査によるレンズ標準位置の補正更新が必
要となるので、本実施例はこれを演算器29の出力に基
づいてオペレータに表示または報知して警告する。
【0048】転写パターンの検査によるレンズ標準位置
の補正更新作業は、検査用マスクやウエハの準備、アラ
イメント露光作業、露光されたウエハの現像作業、ウエ
ハ上の転写パターンの検査作業等に時間がかかるため、
露光装置自身の生産性を考えると、必要最小限の回数に
とどめたい。ところが、上記した移動量ΔXS1またはΔ
S1' のストローク計測は10秒程度の短時間で行える
ので、定期的に例えば1日1回行ったとしても、露光装
置の生産性に影響を及ぼす事はない。
【0049】このため、上記ストローク計測結果をレン
ズ標準位置の更新の必要の判断基準とし、倍率補正精度
の維持のために必要なときだけ、パターンの実際の転写
動作を必要とするレンズ標準位置の補正更新作業を行え
ばよい。
【0050】図3は本発明の他の実施例を示す断面図で
ある。図において、34はレンズのガラス部材、35は
レンズ34を保持する鏡筒、36は鏡筒35を案内する
エアベアリングガイド、37はエアベアリングに静圧を
与える静圧管路、38は鏡筒35を光軸に沿って駆動す
るための圧力を供給する駆動圧配管、39は鏡筒35を
支えるバネである。
【0051】この実施例において、レンズ34を保持す
る鏡筒35は図示しない静圧供給源から静圧管路37を
通った静圧を与えられたエアベアリングガイド36で光
軸方向に往復自在に案内されており、図示しない駆動圧
供給源より駆動圧配管38を通った駆動圧によって光軸
方向に位置調整が可能である。駆動圧の圧力を上げると
レンズ34は鏡筒35と一体的に図示下方に移動し、駆
動圧を下げると図示上方に移動する。
【0052】また、エアベアリング35の内周面には上
側センサ40と下側センサ41が固着されており、駆動
圧の圧力を上げて鏡筒35が図示下方に移動し、下側セ
ンサ41にさしかかる位置に到達したことと、駆動圧の
圧力を下げて鏡筒35が図示上方に移動し、上側センサ
40にさしかかる位置に到達したことを検出することが
可能である。レンズ34および鏡筒35の光軸方向の移
動量は上記した駆動圧の圧力に対応するので、駆動圧の
圧力を検出して移動量を算出することが可能であるが、
レンズ34ないし鏡筒35の移動量を直接検出する変位
センサを設けて検出するようにしてもよい。
【0053】このレンズ移動手段を、図2に示す投影露
光装置の投影レンズ20(a〜d)のレンズ20bに対
して組み込み、レンズ駆動圧の圧力を上げて鏡筒35が
図示下方に移動し、下側センサ41にさしかかったこと
が検出された時のレンズ34の位置をレンズの標準位置
とし、上述した実施例と同様に倍率補正を行う。
【0054】なお、レンズの光軸方向の駆動手段には、
上記実施例で示した例の他にエアベアリングガイドに保
持された鏡筒を、ピエゾ素子に電圧を加えることによっ
て駆動する等の手段を用いてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
投影倍率調整用レンズを補正すべき位置に高精度に移動
制御可能とし、且つ長期間にわたり安定した補正を可能
にできる。また、そのためにレンズ部材の基準面の面精
度を高精度に仕上げる必要がなく、コストダウンが可能
であると共に、レンズ部材を基準位置に移動した際に接
触により傾く心配もない。
【0056】更に、本発明によれば、2つの検出器間の
レンズ駆動部材の移動量の経時変化を記憶している基準
値と比較することによって検知し、この検知結果に基づ
いて移動基準の絶対位置補正の必要時期を容易に判定で
きるようにしたので、投影露光装置の生産性を低下させ
ることなく、長期にわたって投影倍率および/または焦
点位置の補正精度を維持することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影倍率調整装置の一実施例を示す図
で、Aはその平面図、Bはその断面図。
【図2】本発明の投影露光装置の一実施例を示す平面
図。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 レンズ 2 レンズ移動体 3 レンズ固定体 4 筒状固定ガイド 5 アクチュエータ支持板 6 レンズ駆動体 7 連結部材 8 アクチュエータ 9 連結棒 10 案内部材 16 上側センサ 17 下側センサ 18 マスク 20 投影レンズ 25 ウエハ 29 演算器 30 記憶装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影光学系の一部をその光軸方向に沿っ
    て移動することにより前記投影光学系の投影倍率を調整
    する投影倍率調整装置において、前記投影光学系の一部
    と共に移動する移動部材と、前記移動部材が移動始点位
    置にあることを非接触検出する始点検出器と、前記移動
    部材が移動終点位置にあることを非接触検出する終点検
    出器と、前記移動始点位置と前記移動終点位置間の基準
    距離を記憶する記憶手段と、前記投影光学系の投影倍率
    を調整する際に前記移動始点位置からの前記移動部材の
    移動量が指令値に等しくなるように前記移動部材の移動
    を制御する制御手段と、前記移動始点位置と前記移動終
    点位置の一方から他方まで前記移動部材を移動させた際
    の移動量と前記基準距離を比較することにより前記投影
    光学系の倍率調整量と前記移動部材の移動始点位置から
    の移動量との関係が所定範囲内か否かを判定する判定手
    段を有することを特徴とする投影倍率調整装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段と前記判定手段は演算器に
    よって兼用されていることを特徴とする請求項1に記載
    の投影倍率調整装置。
  3. 【請求項3】 前記演算器はパルスモータを制御し、前
    記移動部材の移動量を前記パルスモータに加えたパルス
    数に基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載
    の投影倍率調整装置。
  4. 【請求項4】 前記演算器はエンコーダ付きDCモータ
    を制御し、前記移動部材の移動量を前記エンコーダの出
    力に基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載
    の投影倍率調整装置。
  5. 【請求項5】 前記演算器は前記移動部材の移動量を前
    記移動部材に対して設けられた移動計測センサの出力に
    基づいて算出することを特徴とする請求項2に記載の投
    影倍率調整装置。
  6. 【請求項6】 前記移動部材は前記投影光学系の一部と
    一体的に移動するレンズ移動体と前記レンズ移動体を移
    動させるためのレンズ駆動体の一方であることを特徴と
    する請求項1に記載の投影倍率調整装置。
  7. 【請求項7】 前記投影光学系の周囲の気圧、温度、湿
    度の内少なくとも1つを測定する環境測定器を更に有
    し、前記指令値を前記環境測定器の出力に基づいて求め
    ることを特徴とする請求項1に記載の投影倍率調整装
    置。
  8. 【請求項8】 原板上に予め形成されたパターンを投影
    光学系を介して基板に投影露光する投影露光装置におい
    て、前記投影光学系の投影倍率を調整する際に前記投影
    光学系の一部と共に移動する移動部材と、前記移動部材
    が移動始点位置にあることを非接触検出する始点検出器
    と、前記移動部材が移動終点位置にあることを非接触検
    出する終点検出器と、前記移動始点位置と前記移動終点
    位置間の基準距離を記憶する記憶手段と、前記移動始点
    位置からの前記移動部材の移動量が指令値に等しくなる
    ように前記移動部材の移動を制御する制御手段と、前記
    移動始点位置と前記移動終点位置の一方から他方まで前
    記移動部材を移動させた際の移動量と前記基準距離を比
    較することにより前記投影光学系の倍率調整量と前記移
    動部材の移動始点位置からの移動量との関係が所定範囲
    内か否かを判定する判定手段を有することを特徴とする
    投影露光装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段と前記判定手段は演算器に
    よって兼用されていることを特徴とする請求項8に記載
    の投影露光装置。
  10. 【請求項10】 前記演算器はパルスモータを制御し、
    前記移動部材の移動量を前記パルスモータに加えたパル
    ス数に基づいて算出することを特徴とする請求項9に記
    載の投影露光装置。
  11. 【請求項11】 前記演算器はエンコーダ付きDCモー
    タを制御し、前記移動部材の移動量を前記エンコーダの
    出力に基づいて算出することを特徴とする請求項9に記
    載の投影露光装置。
  12. 【請求項12】 前記演算器は前記移動部材の移動量を
    前記移動部材に対して設けられた移動計測センサの出力
    に基づいて算出することを特徴とする請求項9に記載の
    投影露光装置。
  13. 【請求項13】 前記移動部材は前記投影光学系の一部
    と一体的に移動するレンズ移動体と前記レンズ移動体を
    移動させるためのレンズ駆動体の一方であることを特徴
    とする請求項8に記載の投影露光装置。
  14. 【請求項14】 前記投影光学系の周囲の気圧、温度、
    湿度の内少なくとも1つを測定する環境測定器を更に有
    し、前記指令値を前記環境測定器の出力に基づいて求め
    ることを特徴とする請求項8に記載の投影露光装置。
JP6099827A 1994-05-13 1994-05-13 投影倍率調整装置及びそれを有する投影露光装置 Withdrawn JPH07307270A (ja)

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