JPH0730653B2 - 2つの扉の閉鎖順序を制御する装置 - Google Patents

2つの扉の閉鎖順序を制御する装置

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JPH0730653B2
JPH0730653B2 JP1210793A JP21079389A JPH0730653B2 JP H0730653 B2 JPH0730653 B2 JP H0730653B2 JP 1210793 A JP1210793 A JP 1210793A JP 21079389 A JP21079389 A JP 21079389A JP H0730653 B2 JPH0730653 B2 JP H0730653B2
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guide
locking
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sliding member
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ゲルハルト・シユレーダー
デイーター・マウツクナー
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グレツチユ‐ウニタス・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・バウベシユレーゲ
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
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    • E05F5/00Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers
    • E05F5/12Braking devices, e.g. checks; Stops; Buffers specially for preventing the closing of a wing before another wing has been closed
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
    • E05Y2900/13Type of wing
    • E05Y2900/132Doors
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
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  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Special Wing (AREA)
  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)
  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)
  • Toys (AREA)
  • Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、窓、ドアまたはこれに類するものに設けられ
た、それぞれ1つのドアクロージャによって閉鎖可能な
2つの扉の閉鎖順序、即ちまず最初に開放可能な通行用
扉とそれに続いて開放可能な締切り扉の閉鎖順序を制御
する装置であって、前記扉に取り付けられた各ドアクロ
ージャが、旋回可能なスライドアームに取り付けられか
つ固定フレームに水平方向で案内された案内ローラまた
はこれに類するものを備えているか、または前記ドアに
結合された各ドアクロージャが、ドアの旋回運動によっ
て移動可能な要素を有している形式のものに関する。
〔従来の技術〕
このような2つの扉は、その互いに遠ざけられた鉛直側
で旋回可能に枢着されている。通常の場合、両扉は相欠
き部合を備えている。したがって、前記相欠き部が互い
に内外に係合し得るようにするか、もしくは第2の扉を
第1の扉の相欠き部によって妨害されることなく閉鎖す
るためには、原則的に一方の扉が他方の扉の前に閉じら
れなければならない。このような2扉式のドアでは、し
ばしば一方の扉が通常の場合には閉じられた状態に保持
される。したがって、このような扉は締切り扉と呼ばれ
る。これに対し、他方の扉は絶えず開閉されるか、また
はしばらくの間、開放された位置に保持される。このよ
うな扉は通行用扉と呼ばれる。両扉は公知の構造のドア
クロージャを備えている。このドアクロージャは、扉が
位置固定されていない限り、扉の解放直後にこの扉を閉
鎖位置に戻し旋回させる。位置固定装置の場合、ドアク
ロージャがその閉鎖作用を引き受けるようにするために
は、前記位置固定装置が、閉鎖前に手によってまたは自
動的に解除されなければならない。防煙・防火ドアの場
合では、このような位置固定装置が、火災時に適当な監
視装置によって自動的に解除され得る。特にこのような
場合では、両扉の閉鎖順序が厳守されなければならな
い。なぜならば、さもないとドアは完全に閉鎖すること
ができないからである。確かに一方のドア、特に通行用
扉は比較的小さな開放位置にまで閉鎖することができる
が、しかし他方の扉つまり締切り扉がその閉鎖位置を取
るまでは、前記通行用扉はこの開放位置に留まっていな
ければならない。
以下においては、原則的に締切り扉は通行用扉の前に閉
じられなければならないことを前提とする。
2つの扉の閉鎖順序を制御する装置は既に存在してい
る。この場合、各扉はドアクロージャによって閉鎖可能
となる。ドアクロージャとは、通常、原則的に扉を閉鎖
旋回方向に負荷しているような装置を意味する。このよ
うな装置の力は、開放された扉または部分的に開放され
た扉に対して、開放方向で作用するその他の力または保
持力が作用しておらず、しかも扉がロックされていない
場合に作用することができる。このようなドアクロージ
ャは、ドアの上下両端部に設けることができる。
閉鎖順序を制御する装置(略して閉鎖順序制御装置とも
呼ばれる)は、ドアを所定の順序にしたがって確実に閉
鎖しなければならないだけでなく、この閉鎖順序制御装
置に対しては、美的観点においても特定の要求が課せら
れる。さらにこの制御装置は、損傷、特に故意の損傷に
対してできるだけ保護されていることが望ましい。ま
た、この閉鎖順序制御装置は、特に防火・防煙ドアの場
合にはできるだけ作動確実性であることも重要である。
たとえば、ドアクロージャのオーバフロー導管に設けら
れた液圧弁が締切り扉によって制御されるような閉鎖順
序制御装置が公知である。液圧システムにおける必ずし
も確実に回避することのできない非シール性や、そして
火災時における制御素子の不安定性に基づき、このよう
な装置は多くの場合、十分な作動確実性を有していな
い。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の課題は、冒頭で述べた形式の装置を改良して、
公知の閉鎖順序制御装置の欠点が回避されるとともに、
液圧装置の使用が回避されて、ひいては作動確実性が高
められるような装置を提供することである。さらに付加
的に、このような装置は頑丈でかつ安価に製造され、そ
して問題なく組み付けられ得ることが望ましい。
〔問題点を解決するための手段〕
この課題を解決するために本発明の構成では、係止部材
が設けられていて、該係止部材が、締切り扉の開放運動
によって通行用扉用の案内ローラの戻し終端範囲に移動
可能であるか、もしくは前記移動可能な要素に相対移動
不能に結合されたローラまたはこれに類するものの戻し
終端範囲に移動可能であり、さらに前記係止部材が、水
平方向でかつ前記固定フレームの平面に対して平行に移
動調節可能な摺動部材によって、前記扉の平面に対して
平行に操作可能であり、該摺動部材が、ロック装置に設
けられたロック部材を備えているか、または該ロック部
材に結合されており、該ロック部材が、締切り扉用の案
内ローラの開放運動もしくは締切り扉のローラまたはこ
れに類するものの開放運動によって戻しばねのばね力に
抗して移動可能であり、さらに前記ロッグ部材と締切り
扉用の案内ローラもしくは締切り扉のローラまたはこれ
に類するものとの間に、前記摺動部材に支承されてばね
負荷された制御レバーが配置されており、該制御レバー
が、締切り扉用の案内ローラもしくは締切り扉のローラ
またはこれに類するものの始端移動範囲に突入してお
り、前記制御レバーの旋回運動が、前記係止部材の係止
位置でしか解放されないようになっており、前記ロック
装置に設けられた、ばね負荷されたロック部分が、締切
り扉用の案内ローラもしくは締切り扉のローラまたはこ
れに類するものの出発位置では無作用の位置に保持され
ていて、締切り扉用の案内ローラもしくは締切り扉のロ
ーラまたはこれに類するものの戻り終端運動によってロ
ック解除可能であるようにした。
〔発明の効果〕
本発明によれば、公知の閉鎖順序制御装置の欠点が十分
に回避される。すなわち本発明による装置では、液圧装
置の使用が回避されて、ひいては高い作動確実性が得ら
れる。また、本発明による装置は頑丈でかつ安価に製造
され、組付けも問題なく行なうことができる。
本発明による装置は第1に、旋回可能なスライドアーム
を有していて、上部ドアクロージャの場合にはドアに固
定されているようなドアクロージャと相まって使用され
る。この場合、ドアクロージャのスライドアームは、固
定フレームに沿って運動させられる。このスライドアー
ムは通常、その自由端に案内ローラまたはこれに類する
ものを支持している。この案内ローラは、上部ドアクロ
ージャの場合には、ドアの開閉時に上部の水平横桁に沿
って運動させられる。この案内ローラは、固定フレーム
の横桁に取り付けられた対応するレールに案内されてい
ると有利である。案内ローラの代わりに、適当な滑り部
材を使用することもできる。
ドア開放時における固定フレームの横桁に沿った案内ロ
ーラの水平運動と、ドア閉鎖時における逆方向での運動
とを、閉鎖順序の制御のために利用することができる。
通行用扉を第1の扉、締切り扉を第2の扉として開放し
たいことから出発すると、制御装置の組込み時でも通行
用扉を公知の形式で容易に開閉することができる。しか
しながら、通行用扉が開いているか、または少なくとも
部分的に開いている状態で締切り扉が開かれ、しかもこ
の場合通行用扉は少なくとも、両扉の相欠きが互いの傍
らを通過する程度にまで開かれていなければならない場
合には、締切り扉の開放が、締切り扉の旋回軸に向かっ
てドアクロージャの案内ローラの相応する摺動運動を生
ぜしめる。当然ながら、通行用扉の案内ローラは、通行
用扉の開放運動時に通行用扉の旋回軸に向かって移動す
る。
締切り扉の案内ローラは締切り扉の開放運動時に、無作
用位置から係止位置への係止部材の調節運動を生ぜしめ
る。この係止位置は、締切り扉の閉鎖前または少なくと
も締切り扉の完全な閉鎖前に通行用扉が、締切り扉の完
全な閉鎖を相欠きによる妨害なく可能にするような開放
位置に停止させられるように規定されている。締切り扉
が閉じられていると、締切り扉のドアクロージャの案内
ローラも再び出発位置を取る。この案内ローラの戻し運
動の終了時には、この案内ローラによってロック部分
が、負荷ばねの抵抗に抗してロック解除方向に移動させ
られる。これによって、摺動部材は解放される。この摺
動部材は、この摺動部材に作用する戻しばねに基づき出
発位置に戻ることができる。摺動部材のこの戻し運動を
介して、無作用位置への係止部材の戻しは自動的に行わ
れる。これによって、通行用扉に設けられたドアクロー
ジャの案内ローラに対する障害は排除され、したがって
前記ドアクロージャは通行用扉を完全に閉じることがで
きる。
不適切な操作で締切り扉が通行用扉の前に開けられる
と、摺動部材は前で説明した方向で摺動運動にもたらさ
れ、ひいては係止部材がその係止位置の方向に移動させ
られる。この場合、係止部材は、通行用扉のドアクロー
ジャに設けられた案内ローラに作用して、この案内ロー
ラと付属のスライドアームとを介して通行用扉の開放を
生ぜしめる。その間に締切り扉に設けられたロック装置
が作動しているので、締切り扉の閉鎖終端運動を介して
装置全体が前述したように作動するまで、係止部材はそ
の係止位置に留まる。
本発明による装置は、純機械的に作動するという利点を
持っている。これによって、本発明による装置は、液圧
作動式の制御装置よりもはるかに頑丈に形成されてい
る。組付け手間は、液圧管路が不要になることだけで少
なくなり、ひいては廉価となる。摺動部材に設けられた
ロック部材と、ブラインドフレーム固定ではあるがばね
負荷されて移動可能であるロック部分とから成るロック
装置は、ロック解除が行われるまで摺動部材の戻し運動
をブロックする。それゆえに、このロック装置はロック
兼運動ブロック装置を形成している。制御レバーは摺動
部材に直接にまたは間接的に支障されていてよい。この
制御レバーは案内ローラに対してばね負荷されている。
すなわち案内ローラを介して制御レバーが旋回させられ
ると、この負荷ばねは緊縮されるか、または一層強く緊
縮される。係止部材とロック部材とは摺動部材を介して
互いに連動結合されており、この場合、制御レバーに接
触する案内ローラのための開放位置への前記制御レバー
の旋回運動は、係止部材がその係止位置に位置した後で
しか解放されない。制御レバーによる締切り扉側の案内
ローラの解放時では、移動させられた摺動部材が、ロッ
ク装置によって戻り運動を阻止されるので、両扉の適正
な閉鎖順序は、締切り扉が引き続きさらに開放された場
合でも、つまり案内ローラが制御レバーから遠ざけられ
た場合でも確保されている。前記案内ローラが制御レバ
ーから解放されるやいなや、締切り扉は容易に一層大き
く開放され、場合によっては開放位置に位置固定され
て、所要の時点または所望の時点で再び閉鎖され得る。
ばね負荷されたロック部分は請求項1に記載の構成で
は、締切り扉の案内ローラの出発位置において、無作用
位置に保持されている。このことは、特に案内ローラ自
体により行われる。この場合にロック部分は負荷ばねの
作用を受けている。この状態において、案内ローラがロ
ック部分を解放するやいなや(このことは既に締切り扉
の短い旋回開放運動後に生ぜしめられる)、前記負荷ば
ねはロック部分をロック部材に押圧して、ロックを生ぜ
しめる。ロック部材は、摺動部材の複数の摺動位置にお
いてロックが可能になるように構成されていると有利で
ある。
本発明による装置は第2に、特に床ドアクロージャに関
するものである。床ドアクロージャに連結された扉の旋
回時に、ドアクロージャの構成部材が直線的に移動させ
られる。このような構成部材は特にこのようなドアクロ
ージャに存在する緩衝ピストンであってよい。このピス
トンの運動は、たとえば側方のアームを介してケーシン
グの所定の個所に導入される。このケーシングには、両
ドアの閉鎖順序を制御するために必要となる本発明によ
る装置の構成部材を収容することができる。前記側方の
アームは、請求項1に記載のローラ、ピンまたはこれに
類する構成部材を支持することができる。このローラま
たはこれに類するものが、ドアの開閉に際して、締切り
扉の案内ローラもしくは通行用扉の案内ローラに相当す
る運動を実施すると、図示の構成部材を、図示の実施例
の場合の通行用扉用の案内ローラ14もしくは締切り扉用
の案内ローラ15と全く同様に、前記ローラに対応させる
ことができることは明らかである。したがって、この第
2の択一的構成における運動および制御過程は、第1の
択一的構成の場合と全く同様に行われる。当然ながら、
床ドアクロージャでは摺動部材が床に対応しており、こ
の摺動部材はこの床に保護された状態で確実に収納され
なければならない。
請求項2以下においては、第1の択一的構成、つまり特
にスライドアーム式ドアクロージャの構成に関してのみ
記載されている。例えば床ドアクロージャの場合には、
当該個所において、少なくともそれぞれ「通行用扉用の
案内ローラ」の代わりに「通行用扉のローラ」が使用さ
れ、「締切り扉用の案内ローラ」の代わりには「締切り
扉のローラ」が使用されなければならない。
〔実施例〕
以下に、本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。
固定フレーム1には2つのドアが旋回可能に枢着されて
いる。通常では左側のドアだけが開かれる。それゆえ、
このドアを通行用扉2と呼ぶ。右の扉は通常閉じられた
ままとなるので、この扉を締切り扉3と呼ぶ。通行用扉
2は、少なくとも2つの上下に配置された旋回支承部4
によって、固定フレーム1の左の垂直桁5に枢着され、
締切り扉3は、旋回支承部6によって固定フレーム1の
右の垂直桁7に枢着されている。両扉の少なくとも鉛直
方向の自由端には、相欠き部8,9が設けられている。扉
が閉じられた状態では、両相欠き部が互いに重なり合っ
て係合する。第2図からよく判るように、通行用扉2が
過度にまたは既に完全に閉じられていると、締切り扉3
を完全に閉じることはできない。この理由から、以下に
説明する装置により、締切り扉3はいつでも通行用扉2
の前に閉じられるようになる。
通行用扉2の閉鎖は、公知の構造のドアクロージャ10を
介して行われる。締切り扉3を閉鎖するためには、同じ
く有利には同一構造のドアクロージャが用いられる。実
施例においては、いわゆるスライドアーム式ドアクロー
ジャとして構成された上部ドアクロージャが用いられ
る。しかしながら、本発明はこの種のドアクロージャに
おいてのみ使用可能であるだけでなく、ドアクロージャ
が床ドアクロージャであってもよい。スライドアーム式
ドアクロージャは、第2図に破線で示したように、ドア
2,3に取り付けられ、そして各1つのスライドアーム12,
13を有している。各スライドアームはその自由端にスラ
イドローラ14;15またはこれに類するものを支持してい
る。このスライドローラは、特に第10図および第3図に
も示されている。ドアが閉じられた状態で、スライドア
ームはドア平面に対してほぼ平行かまたは僅かに傾けら
れた位置を取っているのに対して、扉が開かれている状
態ではドア平面に対して相対的に旋回させられる。この
場合スライドローラは、ドアの旋回支承部側に向かって
移動する。その後にスライドローラは、扉2の開放時に
矢印16方向で固定フレーム横桁に対して平行に摺動運動
を実施し、それに対して締切り扉3のスライドローラ15
は矢印方向17で摺動させられる。
部分的または完全に開放されたドアは公知の形式で、た
とえばドアクロージャに組み込まれた位置固定装置によ
って位置固定される。部分的または完全に開放されたド
アが解放されると、ドアは矢印方向18(通行用扉);19
(締切り扉)で自動的に閉じる。第2図の状態のよう
に、締切り扉3が通行用扉2よりも大きく開いている場
合には、通行用扉2の閉鎖運動は本発明による装置によ
って、遅くとも第2図に示した旋回位置に達した時には
終了している。つまりこの場合に、相欠き部8の傍らを
通って締切り扉3の相欠き部9を運動させることができ
る。
一般にスライドローラ14;15は、ドアの開閉に際して案
内レール20;21に案内される。この案内レールは、上部
ドアクロージャの場合では固定フレーム1の上部の横桁
に、一般に載設するように組み付けられている。この案
内レールは真ん中の壁22によって2つの室23,24に分割
されている。この場合、外側の室24は、対応するスライ
ドローラ14;15のための長手方向案内部を形成してい
る。内側の室23内には、閉鎖順序制御装置の主要構成部
分が収納されている。
両扉2,3の閉鎖順序を制御する装置の主要構成部分は係
止部材25と、摺動部材26と、ロック装置27とによって形
成されている。さらに制御レバー28も重要な構成要素で
ある。
旋回式の係止部材25は円弧状の背部29を有しており、こ
の背部29で係止部材25は、案内部材30に設けられた、こ
の係止部材の形状に適合した、たとえばスリット状の収
容部に支持される。この案内部材30は案内レール20の右
端に固定されている(第3図)。つまり背部29は案内部
材30の円弧状の支持面31に沿って滑動する。したがっ
て、この係止部材25は係止部材25に設けられた円弧状の
案内スリット32と、この案内スリット32に係合した案内
ピン33とによって制限されている旋回運動を実施する旋
回部材である。案内ピン33は案内部材30に保持されてい
る。
係止部材25は第3図で見て上側の端部において、この係
止部材の平面に対して横方向に延びて両側に突出した連
行ピン34を支持している。この連行ピン34は、第8図に
示した係止部材25の旋回位置において、摺動部材26に設
けられた、図平面に対して横方向に延びる壁35に支持さ
れている。連行ピン34の範囲に位置する円弧上に形成さ
れた端部36は押圧片37に接触している。この押圧片37に
は、同心的に配置された2つのばね38,39が支持されて
いる。このばねはコイル圧縮ばねである。このコイル圧
縮ばねの左端(第9図)は支持部材40を介して摺動部材
26に支持されている。第5図に示した係止位置から第4
図に示した出発位置への係止部材25の旋回は、ばね38,3
9の緊縮を生ぜしめる。押圧片37の内端部には第3のば
ねが懸吊されており、この第3のばねは摺動部材26のた
めの戻しばね41を形成している。この戻しばね41の第4
図に示した左端は、案内レール20に設けられたピン42に
懸吊されている。この戻しばね41が、第5図で見て右側
に摺動せしめられた摺動部材26を、再び第4図に示した
出発位置に引き戻す場合、壁35が連行ピン34を押圧し、
これによって矢印方向43における係止部材25の戻り旋回
を生ぜしめる。また、ばね38,39は押圧片37と共に緩衝
装置44を形成している。
ほぼ三日月形の係止部材25の第4図で見て下側の端部45
は、円弧形状の縁部46によって、ドアクロージャ10の対
応するスライドローラ14を取り囲んでいる。ドアの開放
時には、スライドローラ14が進出する。係止部材25が係
止位置に位置していると(第5図)、矢印方向47で接近
するスライドローラ14は、係止部材の下端部45に当接す
る位置までにしか移動させることができない。通行用扉
2のこの閉鎖過程において場合によっては発生する衝撃
は、緩衝装置44によって受け止められる。
しかし、摺動部材26が矢印方向48で移動するべく解放さ
れた時には、スライドローラ14は係止部材25を矢印方向
43に旋回させることができる。摺動部材26のこのような
戻し運動は、締切り扉3が閉じられるまではロック装置
27(第3図)によって阻止される。
摺動部材26は少なくとも主として、互いに延長上に配置
された2つの摺動部材部分49,50から成っている。これ
らの摺動部材部分は、有利には長さ調節可能な中間部材
51を介して連結されている。実施例においては、摺動部
材部分49が案内レール20に対応しており、摺動部材部分
50が案内レール21に対応している。両摺動部材部分はそ
れぞれ別の個別部分から構成されていてよい。前記中間
部材は、引張りワイヤ、結合連結ロッドまたはこれに類
するものであってよい。両摺動部材部分49,50の相互間
隔を正確に調節するためには、長さ調節装置52がたとえ
ば中間部材51に設けられている。この長さ調節装置は公
知の構造を有していてよい。この実施例の構成は、たと
えば第3図から明らかとなる。締切り扉側の摺動部材部
分50には、ロック装置27のロック部材53が設けられてい
る。たとえば第6図に示したように、ロック部材53は摺
動部材部分50と一体に製造されている。ロック部材53は
鋸状の歯列を備えたラックの形を有していると有利であ
る。ロック部材53はばね負荷されたロック部分54と共働
する。このロック部分54は、二重矢印55の方向で、この
ロック部分54の位置する案内レール21の外側の室24内の
長手方向軸線に対して横方向に移動可能である。負荷ば
ねは符号56で示されている。ロック部分54は歯57を有て
おり、この歯はロック部材53の歯列の隙間に進入するこ
とができる。しかし第6図の状態では、歯57が前記歯列
の隙間に係合していない。なぜならば、スライドローラ
15によって歯57の進入が妨げられているからである。し
かし歯57が噛み合うと、摺動部材部分50を矢印58の方向
に引き続き移動させることはできるが、逆方向に戻すこ
とはできない。矢印58とは逆向きの、摺動部材部分50の
摺動運動、ひいては摺動部材26全体の摺動運動は、ロッ
ク部材53の歯列から歯57が予め噛み合い解除された場合
にしか可能でない。歯57をロック部材53に対して長手方
向で調節できるようにするためには、ロック部分54が調
節部材59に移動可能に支承されている。この調節部材59
は、ねじスピンドルから成る作動部材60によって端片61
に対して相対的に調節することができる。作動部材60は
調節部材59に回転可能であるが移動不可能に支承されて
いて、端片61に設けられたねじ山62に螺入可能である。
案内レール21の内側の室23内で摺動部材部分50の移動を
案内するためには、この摺動部材部分50が長手方向スリ
ット63を備えている。この長手方向スリット63には、案
内ピン64が係合している。さらに長手方向スリット63は
案内レール21の長手方向に延びている。この長手方向ス
リット63に対して平行に、コイル圧縮ばねとして形成さ
れた圧縮ばね66のための収容部65が設けられている。こ
の圧縮ばねの左端部は収容部65に設けられた盲孔に接触
しており、右端部は特に押圧部材67を介して制御レバー
28の第1のレバーアーム68に接触している。
制御レバー28は支承軸69によって摺動部材部分50に旋回
可能に支承されている。この支承軸69は右側のロック部
材端部の範囲で摺動部材部分50の自由端に位置している
と有利である。
圧縮ばね66は、締切り扉が閉鎖された状態で制御レバー
28を第6図に示した位置に保持する。この場合、制御レ
バー28の円弧状の縁部70はスライドローラ15を取り囲ん
でいる。くさび状の突起71によって、外側の乗り上げ斜
面72と、内側の押し下げ斜面73とが形成されている。図
面から明らかであるように、締切り扉が開いている状態
ではくさび状の突起71の右側に位置するスライドローラ
15が、矢印方向74における戻り運動時に乗り上げ斜面72
を介して、制御レバー28を圧縮ばね66のばね力に抗して
矢印方向75に旋回させる。矢印74と逆向きの摺動運動時
では、同様にスライドローラ15は押し下げ斜面73を介し
て制御レバー28を同じく矢印75方向に旋回させる。
制御レバー28は、前記支承軸69から側方間隔をおいて、
支承軸69に対して平行な、特にピン状の案内部材76が取
り付けられている。この案内部材76は案内スリット77に
係合しており、この案内スリットは、制御レバー28の旋
回面の上方または下方の1平面内に位置している。実施
例においては、案内スリット77が案内レール21に、しか
も特に内側の室23の底部に設けられている。この案内ス
リット77は直線状の、つまり案内レール21の長手方向軸
線に対して平行に延びる中間部分78と、この中間部分78
に対して斜めに延びて、固定フレーム1に向かって互い
に離れる方向に延びる2つの側方部分79,80とから成っ
ている(第6図)。したがって、案内部材76が案内スリ
ット77の中間部分78に位置していると、制御レバー28を
矢印方向75に旋回させることはできない。すなわち以下
に説明するように、締切り扉の開放運動によってスライ
ドローラ15が矢印方向74とは逆の方向で移動させられる
と、ピン状の案内部材76が、内方に向かって斜め右側に
向けられた側方部分79に達するまで、制御レバー28はそ
の出発位置に留まる。次いで矢印方向75での旋回運動が
可能となり、これによってスライドローラ15は円弧状の
縁部70から解放されて、くさび状の突起71に沿って制御
レバー28の傍らを移動させられる。
第6図に示すように、締切り扉3が閉じている状態で
は、案内部材76がほぼ側方部分80から中間部分78への移
行部に位置している。締切り扉3が開かれた状態で、ロ
ック装置27を解除することによりロック装置27で誤操作
が行われると、摺動部材26は第7図に示した位置から第
6図に示した左側の出発位置にまで戻る。しかしスライ
ドローラ15はこのときくさび状の突起71の右側に位置し
ている。それにもかかわらず、閉鎖位置に位置する制御
レバー28を用いてスライドローラ15のロックが可能とな
る。なぜならば、スライドローラ15が左側に移動する際
にスライドローラ15は乗り上げ斜面72に乗り上げて、案
内部材76が側方部分80に移動するからである。スライド
ローラ15がくさび状の突起71を通過するやいなや、圧縮
ばね66が制御レバー28を第6図に示した出発位置に戻し
旋回させる。さらに、通常の操作時では、締切り扉3が
開いている状態において、制御レバー28は第7図に図示
した上方旋回させられた位置を維持する。したがって、
スライドローラ15と乗り上げ斜面72との共働は、締切り
扉3が開かれた状態でロック装置27が誤操作された場合
にのみ行われるか、または誤差に基づき前記突起71が、
戻ってくるスライドローラ15の運動軌道に若干突入して
いるような場合にのみ小規模に行われる。
締切り扉の閉鎖時にスライドローラ15がロック部分54に
到達すると、このスライドローラの形状は、対応して延
びる押し下げ斜面81と相まって矢印方向82でロック部分
54のロック解除運動を生ぜしめる。その後に、ばね38,3
9を同心的に貫通する戻しばね41のばね力が有効となっ
て、このときに閉じられた締切り扉3において摺動部材
26を左側に向かって出発位置へ引き戻す。これによって
係止部材25も旋回してその出発位置に戻される。これに
よって、通行用扉2のスライドローラ14の閉鎖最終運動
が可能になり、これにより通行用扉2もドアクロージャ
によって閉じられる。なお、案内部材76を支持する前記
制御レバー28の第2のレバーアームは符号83で示されて
いる。
種々の個別構成部分に関する上記説明に基づき、本発明
による装置の作用形式は比較的容易に理解できる。両扉
が閉じられていて、通行用扉2を開くことができる場
合、このことは慣用の形式で容易に可能となる。なぜな
らば、このために必要となる、通行用扉側のドアクロー
ジャ10のスライドローラ14の摺動運動は全く妨害されな
いからである(第4図)。したがって、通行用扉2は問
題なく閉鎖することもできる。通行用扉2の予め開かれ
た後で締切り扉3が開けられると、締切り扉のドアクロ
ージャ11のスライドローラ15は、制御レバー28を介し
て、摺動部材26を矢印58(第6図)の方向に連行する。
スライドローラ15がロック装置27のロック部分54から十
分に遠ざけられるやいなや、歯57がロック部材53内に進
入する。ロック部材53および摺動部材26は、確かに矢印
方向58ではさらに引き続き移動させることができるが、
しかし逆方向では移動させることができない。したがっ
て、摺動部材26の移動時に係止位置にまで旋回させられ
た係止部材25は、第3図に示した係止位置において留ま
る。通行用扉2が締切り扉3より先に閉じられると、こ
のことは、係止部材25にスライドローラ14が衝突するま
でにしか可能でない。この時に得られた、第2図から明
らかな通行用扉2の傾斜位置は、その後に締切り扉3の
閉鎖を可能にする。この場合、既に説明したように、ロ
ック装置27は固定解除され、そして摺動部材26を介して
係止部材25が、スライドローラ14の移動終端範囲から進
出するように旋回させられるので、ドアクロージャ10
は、通行用扉2を最後まで閉鎖せしめることができる。
本発明による装置の各構成部分は保護された状態で案内
レール内に収納されているので、各構成部分は通常では
損傷されるおそれはなく、また一般に故意に誤操作され
ることも、無効にされることもない。このことには当然
ながら、相応に有利な美的効果も付随している。既に説
明したように、非意図的または意図的な誤操作に際して
も、確実な機能が得られる。誤操作時でも、各構成部分
の損傷が十分に排除されているので、機能はいつでも維
持されている。ロック装置がロック解除された状態で
は、係止部材25がばね41によって出発位置に戻されるの
で、ドアクロージャのばね力は、通行用扉2の終端位置
を得る目的で十分に利用することができる。したがっ
て、たとえばラッチを操作するために必要となる力をも
まだ克服することができる。
ロック装置のロック解除は、扉の幅とは無関係である。
ロック装置と係止部材25との間の結合長さを調整するだ
けで済む。
既に説明したように、本発明による装置は床ドアクロー
ジャと相まって使用することもできる。この場合に重要
となるのは、床ドアクロージャのシステム内における
(たとえば緩衝ピストンにおける)長手方向運動を制御
のために利用することである。ロック装置もしくは係止
部材25は、このような床ドアクロージャのケーシングに
収納することができる。
構造自体に関していえば、係止部材25に設けられた連行
ピン34の移動距離は、対応するスライドローラ14の移動
距離よりも小さい。さらに、案内レール21の内側の室23
内には、別個の挿入体84を導入して、固定することがで
きる。この挿入体84には、締切り扉側の摺動部材部分50
が摺動可能に支承されている。この場合、案内スリット
77はこの挿入体84に設けられているか、または付加的に
この挿入体84にも設けられている。
締切り扉3が開いている状態で、通行用扉2を力で強引
に閉じようとすると、この力は緩衝装置44によって受け
止められる。引き続き、ばね力に基づき通行用扉2は、
適正な閉鎖順序が保証されるような開度にまで再び開け
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による装置を備えた固定フレームに設け
られた2つの扉の上端部を扉が閉鎖された状態で示す概
略図、第2図は第1図に示した扉の上面の平面図、第3
図は本発明による装置を水平方向で部分的に断面して示
す拡大図、第4図は第1図の左側半分の一部を左側の扉
が閉じられた状態で示す断面図、第5図は第4図に示し
た部分を左の扉が部分的に開かれた状態で示す断面図、
第6図は第3図の右側半分を右の扉が閉じられた状態で
示す断面図、第7図は第6図に示した部分を右の扉が部
分的に開かれた状態で示す断面図、第8図は第4図の構
成要素を拡大した拡大図、第9図は第8図のIX−IX線に
沿った断面図、第10図は上部ドアクロージャの領域にお
いて扉上端部と固定フレームとの鉛直方向断面図であ
る。 1……固定フレーム、2……通行用扉、3……締切り
扉、10,11……ドアクロージャ、12,13……スライドアー
ム、14,15……スライドローラ(案内ローラ)、20,21…
…案内レール、23,24……内側および外側の室(第2お
よび第1長手方向案内部)、25……係止部材、26……摺
動部材、27……ロック装置、28……制御レバー、29……
背部、30……案内部材、31……支持面、32……案内スリ
ット、33……案内ピン、34……連行ピン、35……壁、36
……端部、37……押圧片、38,39……圧縮コイルばね、4
1……戻しばね、44……緩衝装置、49,50……摺動部材部
分、51……中間部材、53……ロック部材、54……ロック
部分、57……歯、59……調節部材、60……作動部材(ね
じスピンドル)、63……長手方向スリット、64……ピ
ン、66……圧縮ばね、68……第1のレバーアーム、69…
…支承軸、71……くさび状の突出部、72,73……縁部
(くさび側面)、76……案内部材、77……案内スリッ
ト、78……中間部分、79,80……側方部分、81……押し
下げ斜面、83……第2のレバーアーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−260188(JP,A) 実開 昭50−12930(JP,U) 実開 昭49−150124(JP,U) 実公 昭53−20325(JP,Y2)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓、ドアまたはこれに類するものに設けら
    れた、それぞれ1つのドアクロージャ(10,11)によっ
    て閉鎖可能な2つの扉(2,3)の閉鎖順序、即ちまず最
    初に開放可能な通行用扉(2)とそれに続いて開放可能
    な締切り扉(3)の閉鎖順序を制御する装置であって、
    前記扉に取り付けられた各ドアクロージャ(10,11)
    が、旋回可能なスライドアーム(12,13)に取り付けら
    れかつ固定フレーム(1)に水平方向で案内された案内
    ローラ(14,15)またはこれに類するものを備えている
    か、または前記ドアに結合された各ドアクロージャが、
    ドアの旋回運動によって移動可能な要素を有している形
    式のものにおいて、係止部材(25)が設けられていて、
    該係止部材(25)が、締切り扉(3)の開放運動によっ
    て通行用扉用の案内ローラ(14)の戻し終端範囲に移動
    可能であるか、もしくは前記移動可能な要素に相対移動
    不能に結合されたローラまたはこれに類するものの戻し
    終端範囲に移動可能であり、さらに前記係止部材(25)
    が、水平方向でかつ前記固定フレームの平面に対して平
    行に移動調節可能な摺動部材(26)によって、前記扉の
    平面に対して平行に操作可能であり、該摺動部材(26)
    が、ロック装置(27)に設けられたロック部材(53)を
    備えているか、または該ロック部材(53)に結合されて
    おり、該ロック部材(53)が、締切り扉用の案内ローラ
    (15)の開放運動もしくは締切り扉のローラまたはこれ
    に類するものの開放運動によって戻しばね(41)のばね
    力に抗して移動可能であり、さらに前記ロック部材(5
    3)と締切り扉用の案内ローラ(15)もしくは締切り扉
    のローラまたはこれに類するものとの間に、前記摺動部
    材(26)に支承されてばね負荷された制御レバー(28)
    が配置されており、該制御レバー(28)が、締切り扉用
    の案内ローラ(15)もしくは締切り扉のローラまたはこ
    れに類するものの始端移動範囲に突入しており、前記制
    御レバー(28)の旋回運動が、前記係止部材(25)の係
    止位置でしか解放されないようになっており、前記ロッ
    ク装置(27)に設けられた、ばね負荷されたロック部分
    (54)が、締切り扉用の案内ローラ(15)もしくは締切
    り扉のローラまたはこれに類するものの出発位置では無
    作用の位置に保持されていて、締切り扉用の案内ローラ
    (15)もしくは締切り扉のローラまたはこれに類するも
    のの戻り終端運動によってロック解除可能であることを
    特徴とする、2つの扉の閉鎖順序を制御する装置。
  2. 【請求項2】前記係止部材(25)が、前記摺動部材(2
    6)に支承された回転スライダ状の押圧部材として構成
    されており、ドアクロージャ(10,11)の前記案内ロー
    ラ(14,15)が、固定フレーム(1)に取り付けられた
    1つまたは各1つの案内レール(20,21)に設けられた
    第1の長手方向案内部(24)に支承されており、前記摺
    動部材(26)が、前記長手方向案内部(24)に対して平
    行な、前記案内レール(20,21)に設けられた第2の長
    手方向案内部(23)に支承されており、しかも該第2の
    長手方向案内部(23)が、前記第1の長手方向案内部
    (24)と、対応するブラインドフレーム横桁との間に設
    置されている、請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】前記係止部材(25)が、円弧状の案内スリ
    ット(32)と、該案内スリットに係合する案内ピン(3
    3)とを介して旋回方向(43)に案内されており、前記
    案内スリット(32)が前記係止部材(25)に設けられて
    おり、前記案内スリットに対して同心的な、前記係止部
    材(25)の背部(29)が、前記案内レール(20)に取り
    付けられた案内部分(30)の、対応して凹面湾曲させら
    れた支持面(31)に接触しており、ほぼ三日月形の前記
    係止部材(25)が、通行用扉側の案内ローラ(14)から
    遠い方の端部(36)で、その旋回平面に対して横方向に
    延びる連行ピン(34)を支持しており、該連行ピン(3
    4)が、前記摺動部材(26)の、前記連行ピン(34)に
    少なくとも当接可能な壁(35)またはこれに類するもの
    と、前記係止部材(25)の端部に接触する緩衝装置(4
    4)との間に配置されている、請求項2記載の装置。
  4. 【請求項4】前記緩衝装置(44)が、2つの同心的な圧
    縮コイルばね(38,39)を有しており、前記摺動部材(2
    6)のための前記戻しばね(41)の一方の端部が、前記
    圧縮コイルばね(38,39)と前記係止部材(25)との間
    に配置された押圧片(37)に結合されており、前記戻し
    ばね(41)の他方の端部が前記案内レール(20)または
    前記固定フレーム(1)に固定されている、請求項3記
    載の装置。
  5. 【請求項5】前記摺動部材(26)が、互いに延長上に配
    置されてかつ各1つの別個の案内レール(20,21)に支
    承された2つの摺動部材部分(49,50)を有しており、
    該摺動部材部分(49,50)が、長さ調節可能な中間部材
    (51)を介して互いに連結されている、請求項1から4
    までのいずれか1項記載の装置。
  6. 【請求項6】前記ロック部材(53)が、締切り扉側の前
    記摺動部材部分(50)に結合されていて、特に一体に製
    造されており、前記ロック部材(53)が、鋸歯状の歯列
    を備えたラックから成っており、前記ロック部分(54)
    が、対応する歯形状の歯(57)を有している、請求項5
    記載の装置。
  7. 【請求項7】前記制御レバー(28)が、締切り扉側の前
    記摺動部材部分(50)に旋回可能に支承されていて、2
    腕式のレバーとして構成されており、しかも第1のレバ
    ーアーム(68)が、前記摺動部材(26)に支持された圧
    縮ばね(66)に接触しており、第2のレバーアーム(8
    3)が、締切り扉(3)の閉鎖状態で締切り扉側の前記
    ドアクロージャ(11)の前記案内ローラ(15)またはこ
    れに類するものに接触しており、締切り扉側の前記摺動
    部材部分(50)が、ピン・長孔結合部(63,64)によっ
    て、前記案内レール(21)の長手方向で該案内レール
    (21)に案内されている、請求項5または6記載の装
    置。
  8. 【請求項8】締切り扉側の前記案内ローラ(15)または
    これに類するものが、締切り扉(3)の閉鎖状態で前記
    制御レバー(28)の第2のレバーアーム(83)と前記ロ
    ック装置(27)のロック部分(54)との間に位置してい
    る、請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記制御レバー(28)の第2のレバーアー
    ム(83)に、前記制御レバー(28)の支承軸(69)から
    間隔をおいて、ピン状の案内部材(76)が設けられてお
    り、該案内部材(76)が、前記案内レール(21)に設け
    られた案内スリット(77)内に係合しており、しかも該
    案内スリット(77)が、固定フレーム平面に対してほぼ
    平行に延びる中間部分(78)と、該中間部分(78)に対
    して斜めに延びて前記固定フレーム(1)に向かって互
    いに離れる方向に延びる2つの側方部分(79,80)とを
    有している、請求項7または8記載の装置。
  10. 【請求項10】前記制御レバー(28)が、くさび状の突
    出部(71)で前記案内ローラ(15)を取り囲んでおり、
    しかもくさびの両側面(72,73)が、前記案内ローラ(1
    5)のための乗り上げ斜面もしくは押し下げ斜面を形成
    している、請求項1から9までのいずれか1項記載の装
    置。
  11. 【請求項11】ばね負荷された前記ロック部分(54)
    が、固定フレーム平面に対して平行に前記案内レール
    (21)に支承された調節部材(59)に位置しており、該
    調節部材(59)が、作動部材(60)によって調節可能で
    ある、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 【請求項12】前記ロック部分(54)が、締切り扉
    (3)の閉鎖状態で押し下げ斜面(81)で前記案内ロー
    ラ(15)に当接している、請求項1から11までのいずれ
    か1項記載の装置。
JP1210793A 1988-08-17 1989-08-17 2つの扉の閉鎖順序を制御する装置 Expired - Lifetime JPH0730653B2 (ja)

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