JPH073056Y2 - 直線運動用ベアリングのシール装置 - Google Patents
直線運動用ベアリングのシール装置Info
- Publication number
- JPH073056Y2 JPH073056Y2 JP1988123972U JP12397288U JPH073056Y2 JP H073056 Y2 JPH073056 Y2 JP H073056Y2 JP 1988123972 U JP1988123972 U JP 1988123972U JP 12397288 U JP12397288 U JP 12397288U JP H073056 Y2 JPH073056 Y2 JP H073056Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- bearing assembly
- linear motion
- seal member
- holding plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/04—Ball or roller bearings
- F16C29/06—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load
- F16C29/0633—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides
- F16C29/0652—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage
- F16C29/0654—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls
- F16C29/0659—Ball or roller bearings in which the rolling bodies circulate partly without carrying load with a bearing body defining a U-shaped carriage, i.e. surrounding a guide rail or track on three sides whereby the return paths are at least partly defined by separate parts, e.g. covers attached to the legs of the main body of the U-shaped carriage with balls with four rows of balls
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C29/00—Bearings for parts moving only linearly
- F16C29/08—Arrangements for covering or protecting the ways
- F16C29/084—Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2322/00—Apparatus used in shaping articles
- F16C2322/39—General build up of machine tools, e.g. spindles, slides, actuators
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、直線運動用ベアリングのベアリング組立体と
軌道台との隙間をシールするシール装置に関する。
軌道台との隙間をシールするシール装置に関する。
従来技術及びその課題 直線運動用ベアリング(軸受)は、工作機械のテーブ
ル、位置決めテーブル等の直線運動部分の案内に用いら
れるベアリングである。
ル、位置決めテーブル等の直線運動部分の案内に用いら
れるベアリングである。
この種ベアリングにおいては、ベアリング組立体と軌道
台との間において、軸方向隙間、即ちベアリング組立体
の両端面と軌道台との間の隙間と、上下方向隙間、即ち
軌道台の側面とベアリング組立体との間の隙間が生じる
が、これらの隙間からの塵埃のような異物の侵入、及び
ベアリング組立体からの潤滑剤の洩れを防止するため
に、通常シール装置が取付けられる。
台との間において、軸方向隙間、即ちベアリング組立体
の両端面と軌道台との間の隙間と、上下方向隙間、即ち
軌道台の側面とベアリング組立体との間の隙間が生じる
が、これらの隙間からの塵埃のような異物の侵入、及び
ベアリング組立体からの潤滑剤の洩れを防止するため
に、通常シール装置が取付けられる。
従来、この種シール装置として、実公昭62−43136号公
報に示されるものは、第5図乃至第7図に示すように、
一対の側板51,51及び連結梁52,52にゴム53が固着されて
なるシール装置50をベアリング組立体に取付けることに
よって異物の侵入及び潤滑剤の洩れを防止している。
報に示されるものは、第5図乃至第7図に示すように、
一対の側板51,51及び連結梁52,52にゴム53が固着されて
なるシール装置50をベアリング組立体に取付けることに
よって異物の侵入及び潤滑剤の洩れを防止している。
しかし、このシール装置50を製作するにあたっては、ま
ず、平板状の板をプレス成形し、これにゴムを焼付固着
した後、同図のように折り曲げて製作するので、機械加
工間にゴム焼付工程が入り、完成までの工程が煩雑で、
製作コストも高くつくという問題があった。
ず、平板状の板をプレス成形し、これにゴムを焼付固着
した後、同図のように折り曲げて製作するので、機械加
工間にゴム焼付工程が入り、完成までの工程が煩雑で、
製作コストも高くつくという問題があった。
また、上記のような一体構造のため、シール装置50をベ
アリング組立体に固定するとき、軌道台にシールのリッ
プが無理なく沿うよう、その固定位置を調整しなければ
ならないという問題もあった。
アリング組立体に固定するとき、軌道台にシールのリッ
プが無理なく沿うよう、その固定位置を調整しなければ
ならないという問題もあった。
課題を解決するための手段 本考案は、直線運動用ベアリングのベアリング組立体と
軌道台の間の軸方向隙間及び上下方向隙間をシールする
シール部材を一体的に形成するとともに、前記ベアリン
グ組立体に形成された段部内に前記シール部材を収納
し、該シール部材を別に設けた保持板により前記ベアリ
ング組立体に取付けた直線運動ベアリングのシール装置
であって、前記シール部材が前記段部内において移動可
能であることを特徴とするシール装置により、前記課題
を解決した。
軌道台の間の軸方向隙間及び上下方向隙間をシールする
シール部材を一体的に形成するとともに、前記ベアリン
グ組立体に形成された段部内に前記シール部材を収納
し、該シール部材を別に設けた保持板により前記ベアリ
ング組立体に取付けた直線運動ベアリングのシール装置
であって、前記シール部材が前記段部内において移動可
能であることを特徴とするシール装置により、前記課題
を解決した。
作用 本考案のシール部材は、その保持板とは別体であるか
ら、それぞれ別個の製造工程により製作することができ
る。そして、シール部材はベアリング組立体及び保持板
に拘束されることなく、段部内で或る程度移動して軌道
台に対して適切な位置関係になるので、シール部材の取
付時の面倒な位置調整が不要になり、軌道台との密閉性
が向上する。そして、請求項2の構成では、シール部材
を収納する段部のさらに外側に保持板を収納する段部を
設けたので、保持板のベアリング組立体への取付けがよ
り簡便になる。
ら、それぞれ別個の製造工程により製作することができ
る。そして、シール部材はベアリング組立体及び保持板
に拘束されることなく、段部内で或る程度移動して軌道
台に対して適切な位置関係になるので、シール部材の取
付時の面倒な位置調整が不要になり、軌道台との密閉性
が向上する。そして、請求項2の構成では、シール部材
を収納する段部のさらに外側に保持板を収納する段部を
設けたので、保持板のベアリング組立体への取付けがよ
り簡便になる。
実施例 以下、図面を参照し、本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案が適用される直線運動用ベアリング10
(軌道台は図示せず。)の分解斜視図であり、ベアリン
グ組立体12、シール保持板14及びシール部材16からな
り、ボルト18によってベアリング組立体12に取付けられ
る。
(軌道台は図示せず。)の分解斜視図であり、ベアリン
グ組立体12、シール保持板14及びシール部材16からな
り、ボルト18によってベアリング組立体12に取付けられ
る。
ベアリング組立体12は、ベアリング本体21、上側部材2
2、中間部材23、下側部材24及び転動体25から構成され
る。なお、本実施例では、転動体25はボールであるが、
この他にローラが用いられる場合もある。
2、中間部材23、下側部材24及び転動体25から構成され
る。なお、本実施例では、転動体25はボールであるが、
この他にローラが用いられる場合もある。
ベアリング本体21は2つの脚部21aにおいて、上側ボー
ル循環路を形成するためのコーナー部21b及び上側負荷
溝21cと、下側ボール循環路を形成するための下側負荷
溝21dを有している。上側部材22は、下面において、ベ
アリング本体21のコーナー部21bと上側負荷溝21cを連結
する断面半円のU字状方向転換路を有し、下側部材24
は、上面において、下側ボール循環路を形成するための
対向J字状溝とそのJ字の先端同志を連結するボール保
持溝を有している。これら上側部材22及び下側部材24の
間に位置する中間部材23は、上面において、ベアリング
本体21及び上側部材22と相俟って上側ボール循環路を形
成するための対向J字状溝とそのJ字の先端同志を連結
するボール保持溝を、下面において、下側部材24と相俟
って下側ボール循環路を形成するための対向J字状溝と
そのJ字の先端同志を連結するボール保持溝を形成して
いる。
ル循環路を形成するためのコーナー部21b及び上側負荷
溝21cと、下側ボール循環路を形成するための下側負荷
溝21dを有している。上側部材22は、下面において、ベ
アリング本体21のコーナー部21bと上側負荷溝21cを連結
する断面半円のU字状方向転換路を有し、下側部材24
は、上面において、下側ボール循環路を形成するための
対向J字状溝とそのJ字の先端同志を連結するボール保
持溝を有している。これら上側部材22及び下側部材24の
間に位置する中間部材23は、上面において、ベアリング
本体21及び上側部材22と相俟って上側ボール循環路を形
成するための対向J字状溝とそのJ字の先端同志を連結
するボール保持溝を、下面において、下側部材24と相俟
って下側ボール循環路を形成するための対向J字状溝と
そのJ字の先端同志を連結するボール保持溝を形成して
いる。
そして、これら上側及び下側ボール循環路にボール25が
挿填され、ベアリング組立体12を構成する。
挿填され、ベアリング組立体12を構成する。
なお、このような直線運動用ボールベアリングの構造そ
のものは本考案の要旨ではなく、特願昭63−162600号に
詳しく説明されているので、詳しい説明は省略する。
のものは本考案の要旨ではなく、特願昭63−162600号に
詳しく説明されているので、詳しい説明は省略する。
上側部材22、中間部材23及び下側部材24の両端面にはそ
れぞれ2段の段部22a,23a,24a及び22b,23b,24bが形成さ
れており、第2図に示すように、これら3つの部材が組
立てられたときに、それぞれの段部が一致して、シール
部材16の後述の16aの部分及び保持板14の正面部分14aを
受け入れる2つの段部A,Bを形成する。なお、段部Bは
段部Aに対して軸方向にさらに外側にある。
れぞれ2段の段部22a,23a,24a及び22b,23b,24bが形成さ
れており、第2図に示すように、これら3つの部材が組
立てられたときに、それぞれの段部が一致して、シール
部材16の後述の16aの部分及び保持板14の正面部分14aを
受け入れる2つの段部A,Bを形成する。なお、段部Bは
段部Aに対して軸方向にさらに外側にある。
さたに、下側部材24には、シール部材16の後述の16bの
部分を受け入れる段部30及び保持板14の底部分14bを受
け入れる段部31が形成され、これらの段部A,B及び段部3
0,31にシール部材16と保持板14を嵌合させて組付け、ベ
アリング組立体12が完成される。なお、段部31は段部30
に対して上下方向にさらに外側にある。
部分を受け入れる段部30及び保持板14の底部分14bを受
け入れる段部31が形成され、これらの段部A,B及び段部3
0,31にシール部材16と保持板14を嵌合させて組付け、ベ
アリング組立体12が完成される。なお、段部31は段部30
に対して上下方向にさらに外側にある。
第2図は、ベアリング組立体12が組立てられ、軌道台11
に装着されて直線運動用ベアリング10となった状態を示
すもので、このように、ベアリング組立体12と軌道台11
との間において、軸方向(すなわち、直線運動方向)と
上下方向に隙間が生じる。シール部材16は、軸方向隙間
をシールするための一対の正面板16a,16aと、上下方向
隙間をシールするための連結梁16b,16bからなる。
に装着されて直線運動用ベアリング10となった状態を示
すもので、このように、ベアリング組立体12と軌道台11
との間において、軸方向(すなわち、直線運動方向)と
上下方向に隙間が生じる。シール部材16は、軸方向隙間
をシールするための一対の正面板16a,16aと、上下方向
隙間をシールするための連結梁16b,16bからなる。
シール部材16は、前記隙間をすべて密閉するのに適合し
た形状であり、弾性のある樹脂が好適であるが、他にゴ
ム、フェルト等を用いることもできる。このシール部材
16は、段部30及び段部Aの中で僅かに移動できるサイズ
及び形状、或いは段部30及び段部Aがそのようなサイズ
であり、保持板14をボルト18によりベアリング組立体12
に取付けた後においても、これらの間で移動が完全には
拘束されないようになっている。しかも、正面板16aの
内縁を軌道台11の外縁よりわずかに小さく成形すること
により、その弾性によってシール部材16が軌道台11を把
持し、その把持力が均等に働いて、軸方向隙間を確実に
密閉する。また、軌道台11の側面に接する部分には、第
3図に示されるように、リップ16cが成形され、このリ
ップが上下方向隙間を密閉する。
た形状であり、弾性のある樹脂が好適であるが、他にゴ
ム、フェルト等を用いることもできる。このシール部材
16は、段部30及び段部Aの中で僅かに移動できるサイズ
及び形状、或いは段部30及び段部Aがそのようなサイズ
であり、保持板14をボルト18によりベアリング組立体12
に取付けた後においても、これらの間で移動が完全には
拘束されないようになっている。しかも、正面板16aの
内縁を軌道台11の外縁よりわずかに小さく成形すること
により、その弾性によってシール部材16が軌道台11を把
持し、その把持力が均等に働いて、軸方向隙間を確実に
密閉する。また、軌道台11の側面に接する部分には、第
3図に示されるように、リップ16cが成形され、このリ
ップが上下方向隙間を密閉する。
なお、保持板14は、通常金属製であり、シール部材16を
保持するだけでなく、その保護も兼ねている。従来で
は、最後に折り曲げ加工を行うため、ゴム等のような弾
性変形量の大きな材質しか用いることができなかった。
ところが、シール部材16を取付用の保持板14と別体とし
て設けることによって、ゴム固着工程といった異種の中
間工程を介することなく、保持板14を独立して製作する
ことができる。これによってシール部材16も独立して製
作され、最終的にベアリング組立体12に取付けるだけで
よいから、それぞれの製造工数が大幅に削減される。こ
れに付随して、シール部材16の材料の適用範囲が拡大
し、特に樹脂は、射出成形一回で成形が可能であり、ゴ
ム材質のものに比べてその成形精度が向上する。この効
果はリップ16cの部分において特に顕著である。
保持するだけでなく、その保護も兼ねている。従来で
は、最後に折り曲げ加工を行うため、ゴム等のような弾
性変形量の大きな材質しか用いることができなかった。
ところが、シール部材16を取付用の保持板14と別体とし
て設けることによって、ゴム固着工程といった異種の中
間工程を介することなく、保持板14を独立して製作する
ことができる。これによってシール部材16も独立して製
作され、最終的にベアリング組立体12に取付けるだけで
よいから、それぞれの製造工数が大幅に削減される。こ
れに付随して、シール部材16の材料の適用範囲が拡大
し、特に樹脂は、射出成形一回で成形が可能であり、ゴ
ム材質のものに比べてその成形精度が向上する。この効
果はリップ16cの部分において特に顕著である。
そして、シール部材16を、前述のように段部内に収納す
ると、保持板14によりベアリング組立体12に取付けられ
ても若干の移動を許されるから、本実施例のように、弾
部30及び段部A中にシール部材16を単に嵌入させるだけ
で自ら適切な位置関係になるように移動する、従って、
軸方向及び上下方向の密閉力に偏りが生じることなく、
リップ16cも軌道台11と均等に接し、取付時に面倒な調
整を必要としない。
ると、保持板14によりベアリング組立体12に取付けられ
ても若干の移動を許されるから、本実施例のように、弾
部30及び段部A中にシール部材16を単に嵌入させるだけ
で自ら適切な位置関係になるように移動する、従って、
軸方向及び上下方向の密閉力に偏りが生じることなく、
リップ16cも軌道台11と均等に接し、取付時に面倒な調
整を必要としない。
なお、本考案では、ベアリング本体の他に、上側部材、
中間部材及び下側部材から構成される直線運動用ベアリ
ングとして実施例を説明したが、本考案の適用範囲はこ
のような直線運動用ベアリングに限定されるものではな
い。第4図のような一般的な構造の直線運動用ベアリン
グ10′にも勿論適用できるものであり、この場合、上述
の実施例と同様に、シール部材を段部に収納するには、
リターンキャップの両端面及びベアリング本体の脚部下
面に段部を設けて、シール部材をこの段部に嵌入させ
る。
中間部材及び下側部材から構成される直線運動用ベアリ
ングとして実施例を説明したが、本考案の適用範囲はこ
のような直線運動用ベアリングに限定されるものではな
い。第4図のような一般的な構造の直線運動用ベアリン
グ10′にも勿論適用できるものであり、この場合、上述
の実施例と同様に、シール部材を段部に収納するには、
リターンキャップの両端面及びベアリング本体の脚部下
面に段部を設けて、シール部材をこの段部に嵌入させ
る。
考案の効果 本考案は、以上のように、シール部材と保持板とを別体
とすることにより、製作及び組立コストの削減ができ、
さらに、シール部材も高精度に製作することができるよ
うになった。
とすることにより、製作及び組立コストの削減ができ、
さらに、シール部材も高精度に製作することができるよ
うになった。
また、シール部材は、ベアリング組立体及び保持板に拘
束されることなく、段部内で或る程度移動して軌道台に
対して適切な位置関係になるので、シール部材取付時の
面倒な位置調整が不要となり、軌道台との密閉性が向上
する。
束されることなく、段部内で或る程度移動して軌道台に
対して適切な位置関係になるので、シール部材取付時の
面倒な位置調整が不要となり、軌道台との密閉性が向上
する。
さらに、請求項2の構成では、シール部材を収納する段
部のさらに外側に保持板を収納する段部を設けたので、
保持板のベアリング組立体への取付けがより簡便にな
る。
部のさらに外側に保持板を収納する段部を設けたので、
保持板のベアリング組立体への取付けがより簡便にな
る。
第1図は本考案を実施した直線運動用ベアリングの分解
斜視図、第2図は軌道台に装着されたベアリング組立体
の正面図、第3図は本考案のシール装置を具えたベアリ
ング組立体が軌道台に装着された状態の正面図、第4図
は他の従来の直線運動用ベアリングの断面図、第5図は
従来のシール装置の斜視図、第6図は第5図の6−6線
断面図、第7図は第5図の7−7線断面図である。 11……軌道台 12……ベアリング組立体 14……保持板 16……シール部材 A、30……段部
斜視図、第2図は軌道台に装着されたベアリング組立体
の正面図、第3図は本考案のシール装置を具えたベアリ
ング組立体が軌道台に装着された状態の正面図、第4図
は他の従来の直線運動用ベアリングの断面図、第5図は
従来のシール装置の斜視図、第6図は第5図の6−6線
断面図、第7図は第5図の7−7線断面図である。 11……軌道台 12……ベアリング組立体 14……保持板 16……シール部材 A、30……段部
Claims (2)
- 【請求項1】直線運動用ベアリングのベアリング組立体
と軌道台の間の軸方向隙間及び上下方向隙間をシールす
るシール部材を一体的に形成するとともに、前記ベアリ
ング組立体に形成された段部内に前記シール部材を収納
し、該シール部材を別に設けた保持板により前記ベアリ
ング組立体に取付けた直線運動ベアリングのシール装置
であって、前記シール部材が前記段部内において移動可
能であることを特徴とする、直線運動ベアリングのシー
ル装置。 - 【請求項2】前記段部のさらに外側に設けた段部内に前
記保持板を収納した、請求項1のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123972U JPH073056Y2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 直線運動用ベアリングのシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988123972U JPH073056Y2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 直線運動用ベアリングのシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0246115U JPH0246115U (ja) | 1990-03-29 |
JPH073056Y2 true JPH073056Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31373307
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988123972U Expired - Lifetime JPH073056Y2 (ja) | 1988-09-24 | 1988-09-24 | 直線運動用ベアリングのシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073056Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196552A (ja) * | 2007-07-03 | 2011-10-06 | Schaeffler Kg | 流体静力学的なリニアガイドのためのシール |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2596055Y2 (ja) * | 1992-12-24 | 1999-06-07 | 株式会社ツバキ・ナカシマ | 直動案内軸受の防塵シール装置 |
JP2632126B2 (ja) * | 1993-09-03 | 1997-07-23 | ブレインシール株式会社 | 直動案内軸受 |
CN114623158A (zh) * | 2022-03-29 | 2022-06-14 | 浙江成飞自动化设备有限公司 | 一种直线导轨滑块 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121225A (ja) * | 1982-12-28 | 1984-07-13 | Tsubakimoto Seikou:Kk | 直線作動用ボ−ルベアリングのシ−ル装置 |
JPS6377622A (ja) * | 1986-09-19 | 1988-04-07 | Sabun Kogyosho:Kk | ボ−ルスライドウエイ |
JPS63121815U (ja) * | 1987-02-02 | 1988-08-08 |
-
1988
- 1988-09-24 JP JP1988123972U patent/JPH073056Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011196552A (ja) * | 2007-07-03 | 2011-10-06 | Schaeffler Kg | 流体静力学的なリニアガイドのためのシール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246115U (ja) | 1990-03-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2931465B2 (ja) | 直動転がり案内ユニット | |
JPS6330820Y2 (ja) | ||
US20030059134A1 (en) | Seal device for a guide device and guide device | |
US5092685A (en) | Sealing structure for linear motion bearing | |
JPH0182328U (ja) | ||
JP2002295469A (ja) | 直動案内ユニット | |
JP2526061Y2 (ja) | リニアガイド装置の防塵装置 | |
US7862235B2 (en) | Linear guide device | |
JPH073056Y2 (ja) | 直線運動用ベアリングのシール装置 | |
US5531521A (en) | Linear rolling guide unit | |
JPS6244171Y2 (ja) | ||
JP7499839B2 (ja) | 運動案内装置および該運動案内装置において使用される潤滑経路部品 | |
JP4295576B2 (ja) | 直動案内ユニット | |
JPH0585769B2 (ja) | ||
US5374127A (en) | Linear motion rolling guide unit | |
JPH02204139A (ja) | シートトラック | |
JP4026864B2 (ja) | 転がり案内装置 | |
JPH0110497Y2 (ja) | ||
JPH06647Y2 (ja) | リニアガイド装置 | |
JPH0624576Y2 (ja) | 直線ベアリングユニット | |
JP6816385B2 (ja) | 直動案内装置用サイドシール | |
JPH0645104Y2 (ja) | 軸シール | |
JPH0732985Y2 (ja) | ベアリング用シール板 | |
JP4415534B2 (ja) | 運動案内装置 | |
JPS6243136Y2 (ja) |