JPH0730565B2 - 地下構造物の構築工法 - Google Patents
地下構造物の構築工法Info
- Publication number
- JPH0730565B2 JPH0730565B2 JP62144040A JP14404087A JPH0730565B2 JP H0730565 B2 JPH0730565 B2 JP H0730565B2 JP 62144040 A JP62144040 A JP 62144040A JP 14404087 A JP14404087 A JP 14404087A JP H0730565 B2 JPH0730565 B2 JP H0730565B2
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- JP
- Japan
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- floor
- formwork
- root cutting
- slab
- concrete
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- Foundations (AREA)
- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は地下構造物の構築工法、特に逆打工法を採用す
る必要がある軟弱地盤、大規模、大深度の地下工事に適
用される地下構造物の構築工法に係るものである。
る必要がある軟弱地盤、大規模、大深度の地下工事に適
用される地下構造物の構築工法に係るものである。
（従来の技術） 一般の地下構造物の構築工法においては、仮設土留壁に
仮設支保工を設け、仮設桟橋を設置して地下掘削を行っ
ている。
仮設支保工を設け、仮設桟橋を設置して地下掘削を行っ
ている。
しかしながら、軟弱地盤における大規模、大深度の地下
掘削に関しては、従来の仮設一般山留工法では施工が困
難であり、安全性を確保するために全館逆打工法を採用
する場合が多く、従来の逆打工法では、地下部分各階躯
体工事については、その都度、型枠を組立て、鉄筋を配
筋し、コンクリートを打設していた。
掘削に関しては、従来の仮設一般山留工法では施工が困
難であり、安全性を確保するために全館逆打工法を採用
する場合が多く、従来の逆打工法では、地下部分各階躯
体工事については、その都度、型枠を組立て、鉄筋を配
筋し、コンクリートを打設していた。
（発明が解決しようとする問題点） このように前記従来の工法では、地下部分各躯体工事に
ついて、その都度、型枠を組み立て、配筋、コンクリー
ト打設を行っているため、軟弱地盤よりの支持が不安定
であり、また上階コンクリートの強度が一定限以上にな
らないと解体、及び下段根伐りができず、更にまた解体
型枠材を一旦上階に搬出、片付け、根伐り後、再び下階
に移動する等の作業が煩雑である。
ついて、その都度、型枠を組み立て、配筋、コンクリー
ト打設を行っているため、軟弱地盤よりの支持が不安定
であり、また上階コンクリートの強度が一定限以上にな
らないと解体、及び下段根伐りができず、更にまた解体
型枠材を一旦上階に搬出、片付け、根伐り後、再び下階
に移動する等の作業が煩雑である。
その結果、逆打工事に非常に手間がかかり、工費が嵩
み、工程の遅れを招来している。
み、工程の遅れを招来している。
（問題点を解決するための手段） 本発明はこのような問題点を解決するために提案された
もので、地中に構築された構真柱間に、第１次の根伐り
が完了したのち、同根伐り底上にスラブ及び梁型枠を組
立てて前記構真柱に設置した吊込架台に昇降自在に懸吊
し、前記スラブ及び梁型枠を地上１階の階床部まで吊り
上げて前記各構真柱間に設置し、前記型枠上に地上１階
の床梁躯体コンクリートを打設し、次いで第２次の根伐
りを行ったのち、前記スラブ及び梁型枠を地下１階の階
床部まで吊り下ろして前記各構真柱間に設置し、前記型
枠上に地下１階の床梁躯体コンクリートを打設し、以下
前記同様の工程を反覆することを特徴とする地下構造物
の構築工法に係るものである。
もので、地中に構築された構真柱間に、第１次の根伐り
が完了したのち、同根伐り底上にスラブ及び梁型枠を組
立てて前記構真柱に設置した吊込架台に昇降自在に懸吊
し、前記スラブ及び梁型枠を地上１階の階床部まで吊り
上げて前記各構真柱間に設置し、前記型枠上に地上１階
の床梁躯体コンクリートを打設し、次いで第２次の根伐
りを行ったのち、前記スラブ及び梁型枠を地下１階の階
床部まで吊り下ろして前記各構真柱間に設置し、前記型
枠上に地下１階の床梁躯体コンクリートを打設し、以下
前記同様の工程を反覆することを特徴とする地下構造物
の構築工法に係るものである。
（作用） 本発明においては前記したように、地中に構真柱を構築
したのち第１次の根伐りを行ない、同根伐り底上に大型
のスラブ及び梁型枠を組立てて前記構真柱に設置した吊
込架台に昇降自在に懸吊し、前記スラブ及び梁型枠を地
上１階の階床部まで吊り上げ前記各構真柱間に設置し、
前記型枠上にコンクリートを打設して地上１階の床梁躯
体部を構成する。
したのち第１次の根伐りを行ない、同根伐り底上に大型
のスラブ及び梁型枠を組立てて前記構真柱に設置した吊
込架台に昇降自在に懸吊し、前記スラブ及び梁型枠を地
上１階の階床部まで吊り上げ前記各構真柱間に設置し、
前記型枠上にコンクリートを打設して地上１階の床梁躯
体部を構成する。
次いで第２次の根伐りを行ったのち、前記スラブ及び梁
型枠を地下１階の階床部まで吊り下ろし、前記各構真柱
間に設置し、前記型枠上にコンクリートを打設し、地下
１階の床梁躯体部を構成する。
型枠を地下１階の階床部まで吊り下ろし、前記各構真柱
間に設置し、前記型枠上にコンクリートを打設し、地下
１階の床梁躯体部を構成する。
以下前記同様の工程を必要地下階数分反覆することによ
って、地下構造物を構築するものである。
って、地下構造物を構築するものである。
（実施例） 以下本発明を図示の実施例について説明する。
以下構造物の外周に支持杭兼用の連続地中壁（１）を施
工するとともに、後述の型枠を吊り下ろすための構真柱
（２）を植立し、第１次の根伐りを行なう。図中（３）
は第１次の根伐り底である。（第１図参照） なお前記地中連続壁（１）には必要に応じて柱型及び梁
型を内蔵させる。また工期短縮のために地上躯体工事と
同時に地下階工事を行なう場合は、上部躯体支持用の耐
力のある構真柱とする。更に前記根伐り底（３）には地
盤の硬軟によって作業用土間コンクリートを打設する。
工するとともに、後述の型枠を吊り下ろすための構真柱
（２）を植立し、第１次の根伐りを行なう。図中（３）
は第１次の根伐り底である。（第１図参照） なお前記地中連続壁（１）には必要に応じて柱型及び梁
型を内蔵させる。また工期短縮のために地上躯体工事と
同時に地下階工事を行なう場合は、上部躯体支持用の耐
力のある構真柱とする。更に前記根伐り底（３）には地
盤の硬軟によって作業用土間コンクリートを打設する。
次いで前記根伐り底（３）上に大型のスラブ及び梁型枠
（４）を組立て工事用作業床（一般には１階の床梁）の
鉄骨梁（５）を前記構真柱（２）間、及び同構真柱
（２）と地中連続壁（１）との間に取付け、後述のよう
に前記鉄骨梁（５）を介して構真柱（２）に吊込架台
（６）を設置する。（第２図参照） 第７図及び第８図は前記吊込架台（６）の詳細を示し、
前記１階の鉄骨梁（５）が交叉する個所に、同各鉄骨梁
（５）の軸線と45°の交角で交叉する方形枠状吊込枠
（6a）の相対する二辺間に、同両辺と直交し、且つ前記
構真柱（２）の挟んで対向する一双の連結片（6b）が連
結され、更に同両連結片（6b）間にこれらと直交し、且
つ前記構真柱（２）を挟んで対向する一双の連結片（6
c）が連結され、前記連結片（6b）（6c）には前記構真
柱（２）側面に当接して吊込み枠の水平位置を規制する
規制片（6d）が装着されている。
（４）を組立て工事用作業床（一般には１階の床梁）の
鉄骨梁（５）を前記構真柱（２）間、及び同構真柱
（２）と地中連続壁（１）との間に取付け、後述のよう
に前記鉄骨梁（５）を介して構真柱（２）に吊込架台
（６）を設置する。（第２図参照） 第７図及び第８図は前記吊込架台（６）の詳細を示し、
前記１階の鉄骨梁（５）が交叉する個所に、同各鉄骨梁
（５）の軸線と45°の交角で交叉する方形枠状吊込枠
（6a）の相対する二辺間に、同両辺と直交し、且つ前記
構真柱（２）の挟んで対向する一双の連結片（6b）が連
結され、更に同両連結片（6b）間にこれらと直交し、且
つ前記構真柱（２）を挟んで対向する一双の連結片（6
c）が連結され、前記連結片（6b）（6c）には前記構真
柱（２）側面に当接して吊込み枠の水平位置を規制する
規制片（6d）が装着されている。
前記吊込枠（6a）の各辺には前記スラブ及び梁型枠
（４）の吊り下ろし用PCストランド（７）が貫挿され、
同ストランド（７）は第２図に示すように、１階鉄骨梁
（５）上に吊込架台（６）を設置した段階で設置され
る。
（４）の吊り下ろし用PCストランド（７）が貫挿され、
同ストランド（７）は第２図に示すように、１階鉄骨梁
（５）上に吊込架台（６）を設置した段階で設置され
る。
次いで前記スラブ及び梁型枠（４）を地上１階部まで吊
上げて構真柱（２）間及び構真柱（２）と地中連続壁
（１）との間に設置し、同型枠（４）上に１階床梁躯体
コンクリート（８）を打設する。次いで第２次根伐りを
行なう。図中（９）は同根伐り底である。（第３図参
照） 次いで前記型枠（４）を吊込架台（６）によってPCスト
ランド（７）を介して地下１階の階床部まで吊下ろし
て、前記構真柱（２）間及び同構真柱（２）と地中連続
壁（１）との間に取付け、前記型枠（４）上に地下１階
床梁コンクリート（10）を打設する。（第４図参照） 次いで第３次の根伐りを行ない、前記型枠（４）を地下
２階の階床部まで吊り下ろして前記構真柱（２）間、同
構真柱（２）と地中連続壁（１）との間に取付け、前記
型枠（４）上に地下２階床梁躯体コンクリート（11）を
打設する。図中（12）は第３次根伐り底である。（第５
図参照） 以下前記同様の工程を反覆して第６図に示すように最終
根伐りを行ない、同最終根伐り底（13）上に基礎コンク
リート（14）を打設し、後打柱躯体（15）工事及び打継
処理を行って、全工程を完了する。
上げて構真柱（２）間及び構真柱（２）と地中連続壁
（１）との間に設置し、同型枠（４）上に１階床梁躯体
コンクリート（８）を打設する。次いで第２次根伐りを
行なう。図中（９）は同根伐り底である。（第３図参
照） 次いで前記型枠（４）を吊込架台（６）によってPCスト
ランド（７）を介して地下１階の階床部まで吊下ろし
て、前記構真柱（２）間及び同構真柱（２）と地中連続
壁（１）との間に取付け、前記型枠（４）上に地下１階
床梁コンクリート（10）を打設する。（第４図参照） 次いで第３次の根伐りを行ない、前記型枠（４）を地下
２階の階床部まで吊り下ろして前記構真柱（２）間、同
構真柱（２）と地中連続壁（１）との間に取付け、前記
型枠（４）上に地下２階床梁躯体コンクリート（11）を
打設する。図中（12）は第３次根伐り底である。（第５
図参照） 以下前記同様の工程を反覆して第６図に示すように最終
根伐りを行ない、同最終根伐り底（13）上に基礎コンク
リート（14）を打設し、後打柱躯体（15）工事及び打継
処理を行って、全工程を完了する。
（発明の効果） 本発明によれば地中に構真柱を構築して第１次の根伐り
が完了したのち、同根伐り底上にスラブ及び梁型枠を組
立てて前記構真柱に配置した吊込架台に昇降自在に懸吊
し、根伐りの進行に伴って吊り下ろしできるので、順次
地下１階、地下２階……部分において前記構真柱間にお
ける根伐り底上に設置するとともに、前記各型枠上に地
下各階の床梁コンクリートを打設することによって、同
各階層毎に前記スラブ及び梁型枠が転用できるので地下
躯体を単一のスラブ型枠によって施工できることとなり
現場作業が簡略化される。
が完了したのち、同根伐り底上にスラブ及び梁型枠を組
立てて前記構真柱に配置した吊込架台に昇降自在に懸吊
し、根伐りの進行に伴って吊り下ろしできるので、順次
地下１階、地下２階……部分において前記構真柱間にお
ける根伐り底上に設置するとともに、前記各型枠上に地
下各階の床梁コンクリートを打設することによって、同
各階層毎に前記スラブ及び梁型枠が転用できるので地下
躯体を単一のスラブ型枠によって施工できることとなり
現場作業が簡略化される。
また前記構真柱における吊込架台によって地下階工事が
行なわれ、同吊込架台上部の構真柱は地下躯体の支持用
部材として使用され、地上工事と地下工事との同時作業
が可能となり、施工能率が向上する。
行なわれ、同吊込架台上部の構真柱は地下躯体の支持用
部材として使用され、地上工事と地下工事との同時作業
が可能となり、施工能率が向上する。
第１図乃至第６図は本発明に係る地下構造物の構築工法
の一実施例の工程を示す縦断面図、第７図及び第８図は
夫々吊込架台の平面図、並に縦断面図である。 （１）…地中連続壁、（２）…構真柱、（４）…スラブ
及び梁型枠、（６）…吊込架台、（10）…地下１階床梁
躯体コンクリート、（11）…地下２階床梁躯体コンクリ
ート。
の一実施例の工程を示す縦断面図、第７図及び第８図は
夫々吊込架台の平面図、並に縦断面図である。 （１）…地中連続壁、（２）…構真柱、（４）…スラブ
及び梁型枠、（６）…吊込架台、（10）…地下１階床梁
躯体コンクリート、（11）…地下２階床梁躯体コンクリ
ート。
Claims (1)
- 【請求項１】地中に構築された構真柱間に、第１次の根
伐りが完了したのち、同根伐り底上にスラブ及び梁型枠
を組立てて前記構真柱に設置した吊込架台に昇降自在に
懸吊し、前記スラブ及び梁型枠を地上１階の階床部まで
吊り上げて前記各構真柱間に設置し、前記型枠上に地上
１階の床梁躯体コンクリートを打設し、次いで第２次の
根伐りを行ったのち、前記スラブ及び梁型枠を地下１階
の階床部まで吊り下ろして前記各構真柱間に設置し、前
記型枠上に地下１階の床梁躯体コンクリートを打設し、
以下前記同様の工程を反覆することを特徴とする地下構
造物の構築工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62144040A JPH0730565B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 地下構造物の構築工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62144040A JPH0730565B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 地下構造物の構築工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63312438A JPS63312438A (ja) | 1988-12-20 |
| JPH0730565B2 true JPH0730565B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15352920
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62144040A Expired - Fee Related JPH0730565B2 (ja) | 1987-06-11 | 1987-06-11 | 地下構造物の構築工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0730565B2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61109827A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-28 | Takenaka Komuten Co Ltd | 地下階の施工方法 |
-
1987
- 1987-06-11 JP JP62144040A patent/JPH0730565B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61109827A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-28 | Takenaka Komuten Co Ltd | 地下階の施工方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63312438A (ja) | 1988-12-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |