JPH0730402U - 発光ダイオードを組込んだ手持ち信号具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路工事等の交互通行区間において、歩行者
及び車両を安全かつ、スムーズに通行できるようにす
る。 【構成】 表示具（１）の表面に赤色発光ダイオード
（５）と青色又は緑色発光ダイオード（６）を、ほぼ同
数用いて交互に配列して筒状に形成し、その一端に、に
ぎり部（４）を設け、にぎり部（４）に設けた切換スイ
ッチ（３）の操作によって、赤色と青色又は緑色とに切
換可能にしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は道路工事等における交互通行区間において、歩行者及び車両等を安全 かつ、スムーズに通行させるための手持ち信号具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の道路工事における手持ち信号具は、にぎり部をそなえた赤色半透明の樹 脂等で成る筒状のもので、夜間工事にも使用するための点灯装置を内蔵したもの であった。又紅白の手旗を誘導具とする場合もあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記前述の筒状誘導具は、本来誘導者が車両等に向かって誘導具を水平にかか げることで停止、体を開いて誘導具を振ることで進め、の合図とするものである が、誘導具の振り方によっては、進めの合図なのか、停止の合図なのか、運転手 や、歩行者にとってしばし迷うことがあった。又後述の手旗の誘導具は夜間には まったく使用することが出来なかった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上述のような従来の誘導具を発光ダイオードを用いて、手持ち信号具 としたものである。そして赤色と青色又は緑色の信号により、車両等の通行を安 全で確実に誘導するためのもので、次のようなものである。 筒状あるいは角柱状の誘導具体の表面に赤色発光ダイオード（５）と青色又は 緑色の発光ダイオード（６）を交互に配列して切換スイッチ（３）の操作により 、赤色と青色又は緑色とに切換可能にしたもの、又左右の表示面（Ａ）（Ｂ）の （Ａ）面に赤色の発光ダイオードを配列し、（Ｂ）面に青色又は緑色の発光ダイ オードを配列して、切換スイッチ（３）の操作により、切換可能にしたもの、又 前記表示面（Ａ）に赤色の発光ダイオードで×形に配列し、一方（Ｂ）面に青色 又は緑色の発光ダイオードで○形に配列して、切換スイッチ（３）の操作により 、切換可能にした。又は前記表示面（Ａ）（Ｂ）にそれぞれ、赤色と青色又は緑 色の発光ダイオードを交互に配列して、切換スイッチ（３）の操作により、表示 面（Ａ）（Ｂ）を赤色の同色及び赤色と青色又は緑色の対色に切換可能にした。

【０００５】

【作用・効果】

本考案に関わる手持ち信号具は、赤色と青色又は緑色の発光ダイオードを交互 に配列したもので、道路工事等の交互通行区間において、通行誘導者がこの信号 具をかかげ、切換スイッチ（３）を操作して指示を出す。その指示は赤信号及び 青信号として歩行者や運転者に明確に伝えられる。従って昼夜の工事を問わず安 全に、そしてスムーズに通行することができる。

【０００６】

【実施例１】 図１に基づいて実施例１を説明する。 表示具（１）の表示面に赤色発光ダイオード（５）と青色又は緑色発光ダイオ ード（６）をほぼ同数用いて交互に配列して、筒状に形成する。そして、その一 端に、にぎり部（４）を取りつけ、にぎり部（４）に設けた切換スイッチ（３） の操作によって、赤色と青色又は緑色とに切換可能にしたものである。

【０００７】 図面上において、赤色発光ダイオード（５）を黒丸、青色又は緑色発光ダイオ ード（６）を白丸で図示する。又切換スイッチ（３）をスライドスイッチで図示 する。 にぎり部（４）に設けた電源スイッチ（２）をＯＮに入れ、切換スイッチ（３ ）を黒丸印に入れると、赤色発光ダイオード（５）の黒丸が点灯する。切換スイ ッチ（３）を白丸印にスライドすると、青色又は緑色発光ダイオード（６）の白 丸が点灯する。以上のような操作をすることで、誘導者の指示が確実に伝えられ る。

【０００８】

【実施例２】 図２及び図３に基づいて実施例２を説明する。 赤色発光ダイオード（５）と青色又は緑色発光ダイオード（６）を、ほぼ同数 用いて交互に配列した２枚の表示面（Ａ）（Ｂ）を、背合わせに固定して、にぎ り部（４）を設け、切換スイッチ（３）の操作によって、左右の面を赤の同色及 び赤と青又は緑の対色に切換可能にしたもので、電源スイッチをＯＮにして、切 換スイッチ（３）の真中（ロ）は表示面（Ａ）（Ｂ）とも赤色発光ダイオード （５）が点灯し、上部（イ）にスライドさせると、表示面（Ｂ）が赤色発光ダイ オード（５）が点灯し、表示面（Ａ）は青色又は緑色発光ダイオード（６）が点 灯する。又、下部（ハ）にスライドさせると、表示面（Ｂ）が青色又は緑色発光 ダイオード（６）が点灯し、表示面（Ａ）は赤色発光ダイオード（５）が点灯す る。

【０００９】

【実施例３】 図２及び図３に基づいて実施例３を説明する。 表示面（Ａ）（Ｂ）に青色又は緑色発光ダイオード（６）を○形に配列し、赤 色発光ダイオード（５）を×形に配列し、切換スイッチ（３）操作により、中央 は切る。上部（イ）にスライドさせると、表示面（Ｂ）が×形に赤色発光ダイオ ード（５）が点灯し、表示面（Ａ）は○形に青色又は緑色発光ダイオード（６） が点灯する。また、下部（ハ）にスライドさせると、表示面（Ｂ）が○形に青色 又緑色発光ダイオード（６）が点灯し、表示面（Ａ）は×形に赤色発光ダイオー ド（５）が点灯する。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１を示す斜視図。

【図２】実施例２及び実施例３の正面図。

【図３】実施例２及び実施例３の側面図。

【符号の説明】

１ 表示具 ２ 電源スイッチ ３ 切換スイッチ ４ にぎり部 ５ 赤色発光ダイオード ６ 青色又は緑色発光ダイオード Ａ，Ｂ 表示面

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】表示具（１）に発光ダイオード（５）
   （６）を配列し、切換スイッチ（３）と電源回路を有す
   る、発光ダイオードを組込んだ手持ち信号具。
2. 【請求項２】表示面（Ａ）（Ｂ）に赤色と、青色又は緑
   色の発光ダイオードを任意に配列した、請求項１記載の
   発光ダイオードを組込んだ手持ち信号具。
3. 【請求項３】表示具（１）左右表示面に赤色と、青色又
   は緑色の発光ダイオードを、それぞれ交互に配列した、
   請求項１記載及び請求項２記載の発光ダイオードを組込
   んだ手持ち信号具。
4. 【請求項４】表示面（Ａ）（Ｂ）にそれぞれ×形に赤
   色、○形に青色又は緑色の発光ダイオードを配列した、
   請求項１記載及び請求項２記載の発光ダイオードを組込
   んだ手持ち信号具。
5. 【請求項５】表示具（１）の形状を筒状あるいは角柱状
   にした、請求項１記載の発光ダイオードを組込んだ手持
   ち信号具。