JPH07303616A - 無線方式筋電位長時間記録装置 - Google Patents
無線方式筋電位長時間記録装置Info
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- JPH07303616A JPH07303616A JP6133555A JP13355594A JPH07303616A JP H07303616 A JPH07303616 A JP H07303616A JP 6133555 A JP6133555 A JP 6133555A JP 13355594 A JP13355594 A JP 13355594A JP H07303616 A JPH07303616 A JP H07303616A
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生体表面で検出した筋電位を携帯型筋電位送
信装置から発射し、マイコン内蔵の筋電位長時間記録装
置で受信し、筋電位測定時は一定電圧以上の筋電位デー
タと筋電位発生時刻をメモリに取り込み、測定終了後に
筋電位のアナログ表示および筋肉の活動状態を示す指標
を演算・プリントアウトする筋活動を無拘束計測が可
能、かつメモリおよび記録紙が節約できることを目的と
する。 【構成】 携帯型整流筋電位送信装置１は筋電位検出電
極２で検出した筋電位を整流後ＦＭ送信し、筋電位長時
間記録装置３は整流筋電位再生装置１３、比較器１７、
マイコン１８からなり、ＦＭ信号を受信・復調し、比較
器１７で判別した一定電圧以上の筋電位をマイコン１８
に取込み、記憶・演算し、グラフィックプリンタ４に筋
電位のアナログ表示と筋活動の各種指標をディジタル表
示する。
信装置から発射し、マイコン内蔵の筋電位長時間記録装
置で受信し、筋電位測定時は一定電圧以上の筋電位デー
タと筋電位発生時刻をメモリに取り込み、測定終了後に
筋電位のアナログ表示および筋肉の活動状態を示す指標
を演算・プリントアウトする筋活動を無拘束計測が可
能、かつメモリおよび記録紙が節約できることを目的と
する。 【構成】 携帯型整流筋電位送信装置１は筋電位検出電
極２で検出した筋電位を整流後ＦＭ送信し、筋電位長時
間記録装置３は整流筋電位再生装置１３、比較器１７、
マイコン１８からなり、ＦＭ信号を受信・復調し、比較
器１７で判別した一定電圧以上の筋電位をマイコン１８
に取込み、記憶・演算し、グラフィックプリンタ４に筋
電位のアナログ表示と筋活動の各種指標をディジタル表
示する。
Description
【０００１】
【医学上の利用分野】本発明は、臨床医学、歯科、リハ
ビリテーション、運動生理学等の領域において、長時間
におよぶ筋活動を無拘束状態で記録・評価するために有
用な無線方式筋電位長時間記録装置に関するものであ
る。
ビリテーション、運動生理学等の領域において、長時間
におよぶ筋活動を無拘束状態で記録・評価するために有
用な無線方式筋電位長時間記録装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、随意および不随意筋活動により生
ずる筋電位を測定するには、針電極を筋肉内に差し込む
か、表面電極を被験筋上に装着し、筋電位を検出・差動
増幅後に音声増幅器とスピーカを組み合わせた音声表示
法、前記差動増幅器出力をオシロスコープに描出、ある
いは広帯域ペンレコーダで直接記録する直接記録法、絶
対値積分して通常のペンレコーダに記録する絶対積分法
が一般に知られる。前記音声表示法は音量および音調な
どにより筋の状態が判断できる可搬性を有した装置であ
り、前記直接記録法は筋電位変化をオシロスコープおよ
び記録紙上で認識する据え置き型装置である。前記絶対
積分法は筋運動に関係したすべての運動単位から発生し
た電位の総和をペンレコーダに記録する据え置き型装置
である。
ずる筋電位を測定するには、針電極を筋肉内に差し込む
か、表面電極を被験筋上に装着し、筋電位を検出・差動
増幅後に音声増幅器とスピーカを組み合わせた音声表示
法、前記差動増幅器出力をオシロスコープに描出、ある
いは広帯域ペンレコーダで直接記録する直接記録法、絶
対値積分して通常のペンレコーダに記録する絶対積分法
が一般に知られる。前記音声表示法は音量および音調な
どにより筋の状態が判断できる可搬性を有した装置であ
り、前記直接記録法は筋電位変化をオシロスコープおよ
び記録紙上で認識する据え置き型装置である。前記絶対
積分法は筋運動に関係したすべての運動単位から発生し
た電位の総和をペンレコーダに記録する据え置き型装置
である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の音声表示法は、筋活動を被計測人および計測人が聴
覚認識する携帯型装置として形成し得るが、筋活動状況
を記録保存できないという問題があった。直接記録法お
よび絶対積分法は、一般に据え置き型装置であり、筋活
動の無拘束測定が難しいという問題があり、また測定中
の筋活動静止時もペンレコーダが駆動しているため記録
紙を多量に消費し、記録紙送り速度を圧縮すると瞬時的
な筋電位を詳細に描出できないという問題があった。ま
た、前記従来各方法の記録手段にテープレコーダを使用
することも可能であるが、この場合も多量の記録テープ
を使用するという問題があった。
来の音声表示法は、筋活動を被計測人および計測人が聴
覚認識する携帯型装置として形成し得るが、筋活動状況
を記録保存できないという問題があった。直接記録法お
よび絶対積分法は、一般に据え置き型装置であり、筋活
動の無拘束測定が難しいという問題があり、また測定中
の筋活動静止時もペンレコーダが駆動しているため記録
紙を多量に消費し、記録紙送り速度を圧縮すると瞬時的
な筋電位を詳細に描出できないという問題があった。ま
た、前記従来各方法の記録手段にテープレコーダを使用
することも可能であるが、この場合も多量の記録テープ
を使用するという問題があった。
【０００４】そこで本発明においては、被計測人の体表
面に装着した筋電位検出電極と差動増幅器等からなる筋
電位検出・増幅手段と、全波整流回路により形成された
整流筋電位出力手段と、前記整流筋電位出力手段の出力
信号を無線送信するためのＦＭ送信手段とを備えた携帯
型の整流筋電位送信手段と、前記整流筋電位送信手段に
より無線送信された整流筋電位を受信するＦＭ受信手段
と、復調手段と、低域フィルタにより形成された整流筋
電位再生手段とを備えた無拘束状態で筋活動を計測でき
る無線方式筋電位長時間記録装置を提供することを第１
の技術的課題とするものである。
面に装着した筋電位検出電極と差動増幅器等からなる筋
電位検出・増幅手段と、全波整流回路により形成された
整流筋電位出力手段と、前記整流筋電位出力手段の出力
信号を無線送信するためのＦＭ送信手段とを備えた携帯
型の整流筋電位送信手段と、前記整流筋電位送信手段に
より無線送信された整流筋電位を受信するＦＭ受信手段
と、復調手段と、低域フィルタにより形成された整流筋
電位再生手段とを備えた無拘束状態で筋活動を計測でき
る無線方式筋電位長時間記録装置を提供することを第１
の技術的課題とするものである。
【０００５】前記整流筋電位再生手段の出力信号から一
定電圧以上の筋電位を抽出する比較手段と、ディジタル
値に変換するためのＡ／Ｄ変換手段の両手段の出力を作
用させて筋電位データを一定時間抽出するための演算手
段と、演算結果と筋電位柚出時刻を記憶する記憶手段と
を備えた無線方式筋電位長時間記録装置を提供すること
を第２の技術的課題とするものである。
定電圧以上の筋電位を抽出する比較手段と、ディジタル
値に変換するためのＡ／Ｄ変換手段の両手段の出力を作
用させて筋電位データを一定時間抽出するための演算手
段と、演算結果と筋電位柚出時刻を記憶する記憶手段と
を備えた無線方式筋電位長時間記録装置を提供すること
を第２の技術的課題とするものである。
【０００６】さらに、前記記憶手段に記憶された筋電位
データを読み出し、整流筋電位波形のバーグラフ状アナ
ログ表示と筋活動発生頻度と最大筋電位振幅とバーグラ
フ表示された筋電位の全時間面積を演算する演算手段
と、前記記憶手段に記憶されている整流筋電位抽出時刻
の表示と整流筋電位波形のバーグラフ表示と前記演算手
段の演算結果のディジタル表示を可能とする表示手段と
を備えた無線方式筋電位長時間記録装置を提供すること
を第３の技術的課題とするものである。
データを読み出し、整流筋電位波形のバーグラフ状アナ
ログ表示と筋活動発生頻度と最大筋電位振幅とバーグラ
フ表示された筋電位の全時間面積を演算する演算手段
と、前記記憶手段に記憶されている整流筋電位抽出時刻
の表示と整流筋電位波形のバーグラフ表示と前記演算手
段の演算結果のディジタル表示を可能とする表示手段と
を備えた無線方式筋電位長時間記録装置を提供すること
を第３の技術的課題とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記第１の課題解決のた
めの技術的手段は、被計測人の体表面に装着される筋電
位検出電極と差動増幅器と交流増幅器とハム雑音除去フ
ィルタと全波整流回路と、前記全波整流回路から出力さ
れる整流筋電位を周波数変調するためのＶ／Ｆ変換器と
ＦＭ送信するための送信機とにより形成される整流筋電
位送信装置と、前記整流筋電位送信装置の送信信号を受
信するためのＦＭ受信機と、ＦＭ信号を復調するための
Ｆ／Ｖ変換器と低域フィルタとにより形成される整流筋
電位再生装置とを形或することである。
めの技術的手段は、被計測人の体表面に装着される筋電
位検出電極と差動増幅器と交流増幅器とハム雑音除去フ
ィルタと全波整流回路と、前記全波整流回路から出力さ
れる整流筋電位を周波数変調するためのＶ／Ｆ変換器と
ＦＭ送信するための送信機とにより形成される整流筋電
位送信装置と、前記整流筋電位送信装置の送信信号を受
信するためのＦＭ受信機と、ＦＭ信号を復調するための
Ｆ／Ｖ変換器と低域フィルタとにより形成される整流筋
電位再生装置とを形或することである。
【０００８】上記第２の課題解決のための技術的手段
は、前記整流筋電位再生装置の出力から一定電圧以上の
筋電位を抽出するための抽出信号を作成する比較器と、
前記筋電位再生装置出力信号をディジタル値に変換する
Ａ／Ｄ変換器と、記録命令により、前記比較器と前記Ａ
／Ｄ変換器の両者の出力信号をマイクロプロセッサに作
用して一定電圧以上の整流筋電位のディジタルデータを
サンプリング周期ごとに一定時間取り込むと同時に筋電
位抽出時刻を刻む時計回路の時計出力を記憶させるメモ
リ回路とをマイクロコンピュータ内に形成することであ
る。
は、前記整流筋電位再生装置の出力から一定電圧以上の
筋電位を抽出するための抽出信号を作成する比較器と、
前記筋電位再生装置出力信号をディジタル値に変換する
Ａ／Ｄ変換器と、記録命令により、前記比較器と前記Ａ
／Ｄ変換器の両者の出力信号をマイクロプロセッサに作
用して一定電圧以上の整流筋電位のディジタルデータを
サンプリング周期ごとに一定時間取り込むと同時に筋電
位抽出時刻を刻む時計回路の時計出力を記憶させるメモ
リ回路とをマイクロコンピュータ内に形成することであ
る。
【０００９】上記第３の課題解決のための技術的手段
は、プリント命令により、前記メモリ回路で形成された
記憶手段から出力されるディジタルデータを用いて整流
筋電位のバーグラフ表示と筋活動発生頻度と最大筋電位
振幅とバーグラフ表示された筋電位の全時間面積とを演
算する前記マイクロコンピュータと、演算結果と筋電位
発生時刻とグラフィックならびにディジタル表示する表
示手段とを備えた構成にすることである。
は、プリント命令により、前記メモリ回路で形成された
記憶手段から出力されるディジタルデータを用いて整流
筋電位のバーグラフ表示と筋活動発生頻度と最大筋電位
振幅とバーグラフ表示された筋電位の全時間面積とを演
算する前記マイクロコンピュータと、演算結果と筋電位
発生時刻とグラフィックならびにディジタル表示する表
示手段とを備えた構成にすることである。
【００１０】
【作用】上記構成の無線方式筋電位長時間記録装置によ
れば、生体表面で検出した筋電位が電池駆動の携帯型装
置から発射される電波を介して記録されるため、筋活動
を無拘束状態で記録できるとともに商用電源の電撃の危
険性を皆無にできる。さらに、筋電位測定時には一定電
圧以上の筋電位のディジタルデータが電源バックアップ
されているメモリに記憶され、測定終了後にプリント命
令を設定することによりディジタルデータがメモリから
読み出され、筋電位のアナログ表示と筋肉の活動状態を
示す指標が演算されてプリンタに描出されるため、メモ
リならびに記録紙の節約をはかることができる。
れば、生体表面で検出した筋電位が電池駆動の携帯型装
置から発射される電波を介して記録されるため、筋活動
を無拘束状態で記録できるとともに商用電源の電撃の危
険性を皆無にできる。さらに、筋電位測定時には一定電
圧以上の筋電位のディジタルデータが電源バックアップ
されているメモリに記憶され、測定終了後にプリント命
令を設定することによりディジタルデータがメモリから
読み出され、筋電位のアナログ表示と筋肉の活動状態を
示す指標が演算されてプリンタに描出されるため、メモ
リならびに記録紙の節約をはかることができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しつつ
説明する。図１は、本発明の無線方式筋電位長時間記録
装置の全体的な構成を示すブロック図、図２は、図１に
示した携帯型整流筋電位送信装置１の詳細ブロック図で
ある。図３は、図１に示した筋電位長時間記録装置３の
詳細ブロック図である。図１において、携帯型整流筋電
位送信装置１に接続される筋電位検出電極２は生体の被
験筋上に装着し、筋電位を検出する。前記筋電位検出電
極２の検出信号は前記携帯型整流筋電位送信装置１によ
りＦＭ微弱電波としてアンテナ６から発射され、アンテ
ナ７による受信後に筋電位長時間記録装置３を形成する
整流筋電位再生装置１３、比較器１７、マイクロコンピ
ュータ１８により筋活動データの記憶と筋活動の各種指
標が演算され、その出力はグラフィックプリンタ４にア
ナログならびにディジタル表示され、ＬＣＤ５にはモー
ド切替スイッチ２５の設定状態が常時表示されている。
説明する。図１は、本発明の無線方式筋電位長時間記録
装置の全体的な構成を示すブロック図、図２は、図１に
示した携帯型整流筋電位送信装置１の詳細ブロック図で
ある。図３は、図１に示した筋電位長時間記録装置３の
詳細ブロック図である。図１において、携帯型整流筋電
位送信装置１に接続される筋電位検出電極２は生体の被
験筋上に装着し、筋電位を検出する。前記筋電位検出電
極２の検出信号は前記携帯型整流筋電位送信装置１によ
りＦＭ微弱電波としてアンテナ６から発射され、アンテ
ナ７による受信後に筋電位長時間記録装置３を形成する
整流筋電位再生装置１３、比較器１７、マイクロコンピ
ュータ１８により筋活動データの記憶と筋活動の各種指
標が演算され、その出力はグラフィックプリンタ４にア
ナログならびにディジタル表示され、ＬＣＤ５にはモー
ド切替スイッチ２５の設定状態が常時表示されている。
【００１２】図１に示した携帯型整流筋電位送信装置１
の構成と回路動作を図２を参照しつつ説明する。被計測
人の体表面に装着した筋電位検出電極２により検出され
た交流筋電位は、差動増幅器８において増幅後、ハム雑
音除去フィルタ９を経て全波整流回路１０に導かれて整
流筋電位となり、整流筋電位はＶ／Ｆ変換器１１におい
て周波数変調され、さらにＦＭ送信機１２において微弱
電波が形成されてアンテナ６から発射される。また電源
回路２７は軽量な電池を電源とし、携帯型整流筋電位送
信装置１に内設の電気回路に安定化電源を供給する。
の構成と回路動作を図２を参照しつつ説明する。被計測
人の体表面に装着した筋電位検出電極２により検出され
た交流筋電位は、差動増幅器８において増幅後、ハム雑
音除去フィルタ９を経て全波整流回路１０に導かれて整
流筋電位となり、整流筋電位はＶ／Ｆ変換器１１におい
て周波数変調され、さらにＦＭ送信機１２において微弱
電波が形成されてアンテナ６から発射される。また電源
回路２７は軽量な電池を電源とし、携帯型整流筋電位送
信装置１に内設の電気回路に安定化電源を供給する。
【００１３】図１に示した筋電位長時間記録装置３の構
成と回路動作を図３を参照しつつ説明する。筋電位長時
間記録装置３は、整流筋電位再生装置１３と比敷器１７
とマイクロコンピュータ１８とモード切替スイッチ２５
とから形成され、携帯型整流筋電位送信装置１のアンテ
ナ６から発射された電波はアンテナ７とＦＭ受信機１４
で受信され、Ｆ／Ｖ変換器１５において復調後、低域フ
ィルタ１６を経て整流筋電位が再生され、整流筋電位再
生装置１３の出力となる。
成と回路動作を図３を参照しつつ説明する。筋電位長時
間記録装置３は、整流筋電位再生装置１３と比敷器１７
とマイクロコンピュータ１８とモード切替スイッチ２５
とから形成され、携帯型整流筋電位送信装置１のアンテ
ナ６から発射された電波はアンテナ７とＦＭ受信機１４
で受信され、Ｆ／Ｖ変換器１５において復調後、低域フ
ィルタ１６を経て整流筋電位が再生され、整流筋電位再
生装置１３の出力となる。
【００１４】整流筋電位再生装置１３より出力された整
流筋電位は、比較器１７およびマイクロコンピュータ１
８に供給され、比較器１７においては電位レベルが比較
されて一定レベル以上の筋電位であるか否かの判別信号
が作成される。モード切替スイッチ２５を「記録」に設
定すると、マイクロコンピュータ１８に供給された整流
筋電位は、まずＡ／Ｄ変換器１９により一定サンプリン
グ周期でディジタル値に変換され、さらに筋電位データ
のうち比較器１７から出力される判別信号により一定電
圧以上と判別されたデータのみが、リードオンリメモリ
ＲＯＭ２１に書き込まれたプログラムとマイクロプロセ
ッサ２０により２秒間抽出されて時計回路２３の時刻デ
ータとともにランダムアクセスメモリＲＡＭ２２に記憶
される。なお、一定電圧以上の電圧が２秒を越えて存在
する場合はさらに２秒間次々とデータがＲＡＭ２２へ継
続して記憶される。そして、測定終了後にモード切替ス
イッチ２５を「プリント」に設定するとＲＡＭ２２に記
憶されたデータが読み出され、ＲＯＭ２１に書かれた演
算プログラムおよびテーブルによりマイクロプロセッサ
２０において整流筋電位のバーグラフ表示データ、筋電
位発生頻度、最大筋電位振幅、バーグラフ表示された筋
電位の全時間面積が演算され、演算結果はインターフェ
ースＩ／Ｏを介して直ちにグラフィックプリンタ４に供
給される。
流筋電位は、比較器１７およびマイクロコンピュータ１
８に供給され、比較器１７においては電位レベルが比較
されて一定レベル以上の筋電位であるか否かの判別信号
が作成される。モード切替スイッチ２５を「記録」に設
定すると、マイクロコンピュータ１８に供給された整流
筋電位は、まずＡ／Ｄ変換器１９により一定サンプリン
グ周期でディジタル値に変換され、さらに筋電位データ
のうち比較器１７から出力される判別信号により一定電
圧以上と判別されたデータのみが、リードオンリメモリ
ＲＯＭ２１に書き込まれたプログラムとマイクロプロセ
ッサ２０により２秒間抽出されて時計回路２３の時刻デ
ータとともにランダムアクセスメモリＲＡＭ２２に記憶
される。なお、一定電圧以上の電圧が２秒を越えて存在
する場合はさらに２秒間次々とデータがＲＡＭ２２へ継
続して記憶される。そして、測定終了後にモード切替ス
イッチ２５を「プリント」に設定するとＲＡＭ２２に記
憶されたデータが読み出され、ＲＯＭ２１に書かれた演
算プログラムおよびテーブルによりマイクロプロセッサ
２０において整流筋電位のバーグラフ表示データ、筋電
位発生頻度、最大筋電位振幅、バーグラフ表示された筋
電位の全時間面積が演算され、演算結果はインターフェ
ースＩ／Ｏを介して直ちにグラフィックプリンタ４に供
給される。
【００１５】グラフィックプリンタ４には、整流筋電位
のサンプリング周期ごとのバーグラフが筋電位抽出時刻
とともにアナログ的に表示され、続いて筋電位発生頻
度、最大筋電位振幅、筋電位の全時間面積がディジタル
表示される。
のサンプリング周期ごとのバーグラフが筋電位抽出時刻
とともにアナログ的に表示され、続いて筋電位発生頻
度、最大筋電位振幅、筋電位の全時間面積がディジタル
表示される。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば被計測人の体表面に筋電位検出電極を装着し、
携帯型整流筋電位送信装置によりＦＭ送信し、筋電位長
時間記録装置においてＦＭ受信・復調するため、筋活動
を無拘束状態で測定することができるようになった。さ
らに、筋電位長時間記録装置に内設した比較器とマイク
ロコンピュータを利用して一定電圧以上の筋電位を検出
し、検出時刻と筋電位データをメモリに記憶し、測定終
了後に筋電位のバーグラフ表示および筋活動発生頻度、
最大筋電位振幅、発生筋電位の時間面積を演算し、演算
結果を直ちにグラフィックプリンタに表示するため、メ
モリならびに記録紙を節約できるという効果がある。ま
た、筋電位測定装置とプリンタが独立しているため、た
とえば、患者が自宅で筋電位を測定し、他日、医師がプ
リントアウトして診断に供することが可能である。
によれば被計測人の体表面に筋電位検出電極を装着し、
携帯型整流筋電位送信装置によりＦＭ送信し、筋電位長
時間記録装置においてＦＭ受信・復調するため、筋活動
を無拘束状態で測定することができるようになった。さ
らに、筋電位長時間記録装置に内設した比較器とマイク
ロコンピュータを利用して一定電圧以上の筋電位を検出
し、検出時刻と筋電位データをメモリに記憶し、測定終
了後に筋電位のバーグラフ表示および筋活動発生頻度、
最大筋電位振幅、発生筋電位の時間面積を演算し、演算
結果を直ちにグラフィックプリンタに表示するため、メ
モリならびに記録紙を節約できるという効果がある。ま
た、筋電位測定装置とプリンタが独立しているため、た
とえば、患者が自宅で筋電位を測定し、他日、医師がプ
リントアウトして診断に供することが可能である。
【００１７】本発明は、臨床医学、歯科、リハビリテー
ション、運動生理学等の領域において筋活動を筋電位を
指標に無拘束状態で記録・評価でき、長時間中に発生す
る一定電位レベルの筋活動のみを発生時刻とともにメモ
リに記憶し、測定終了後に演算とプリントアウトを行う
ため、メモリと記録紙の節約ができ、前記領域における
社会的意義は大きい。
ション、運動生理学等の領域において筋活動を筋電位を
指標に無拘束状態で記録・評価でき、長時間中に発生す
る一定電位レベルの筋活動のみを発生時刻とともにメモ
リに記憶し、測定終了後に演算とプリントアウトを行う
ため、メモリと記録紙の節約ができ、前記領域における
社会的意義は大きい。
【図１】無線方式筋電位長時間記録装置の構成を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図２】図１に示した携帯型整流筋電位送信装置の詳細
ブロック図。
ブロック図。
【図３】図１に示した筋電位長時間記録装置の詳細ブロ
ック図。
ック図。
【符号の説明】 １ 携帯型整流筋電位送信装置 ２ 筋電位検出電極 ３ 筋電位長時間記録装置 ４ グラフィックプリンタ ５ ＬＣＤ表示器 ６ 送信アンテナ ７ 受信アンテナ ８ 差動増幅器 ９ ハム雑音除去フィルタ １０ 全波整流回路 １１ Ｖ／Ｆ変換器 １２ ＦＭ送信機 １３ 整流筋電位再生装置 １４ ＦＭ受信機 １５ Ｆ／Ｖ変換器 １６ 低域フィルタ １７ 比較器 １８ マイクロコンピュータ １９ Ａ／Ｄ変換器 ２０ マイクロプロセッサ ２１ 記憶素子ＲＯＭ ２２ 記憶素子ＲＡＭ ２３ 時計回路 ２４ インターフェースＩ／Ｏ ２５ モード切替スイッチ ２６ バックアップ電源 ２７ 電源回路 ２８ 電線
Claims (3)
- 【請求項１】 生体の筋活動を検出するための生体表面
に装着する筋電位検出手段と、筋電位増幅手段と、筋電
位を直流変換して整流筋電位を得るための整流手段と、
整流筋電位をＦＭ送信するための周波数変調・送信手段
とにより形成される携帯型整流筋電位送信手段と、前記
携帯型整流筋電位送信手段から発射されたＦＭ信号を受
信するＦＭ受信手段と、受信したＦＭ信号を復調するた
めの復調手段により形成された整流筋電位再生手段とを
備えたことを特徴とする無線方式筋電位長時間記録装
置。 - 【請求項２】 前記整流筋電位再生手段の出力から一定
電圧以上の整流筋電位を抽出するための比較信号作成手
段と、前記整流筋電位再生手段の出力をディジタル化す
るＡ／Ｄ変換手段と、前記比較信号作成手段ならびにＡ
／Ｄ変換手段の両者の出力信号を作用させて一定電圧以
上の整流筋電位のディジタル信号を抽出する演算手段
と、演算結果と抽出時刻を記憶するための記憶手段とを
前記整流筋電位再生手段内に備えたことを特徴とする無
線方式筋電位長時間記録装置。 - 【請求項３】 前記記憶手段から出力されるディジタル
データから前記整流筋電位の抽出時刻の表示と、整流筋
電位波形のバーグラフ状のアナログ表示と、筋活動発生
頻度と、最大筋電位振幅ならびにバーグラフ表示された
筋電位の全時間面積等とを演算するための演算手段と、
前記演算手段の演算結果をバーグラフならびにディジタ
ル表示するための表示手段とを備えたことを特徴とする
無線方式筋電位長時間記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133555A JPH07303616A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 無線方式筋電位長時間記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133555A JPH07303616A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 無線方式筋電位長時間記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07303616A true JPH07303616A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=15107553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6133555A Pending JPH07303616A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 無線方式筋電位長時間記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07303616A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003230545A (ja) * | 2001-12-07 | 2003-08-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 筋電位計測装置 |
| JP2006521844A (ja) * | 2003-04-01 | 2006-09-28 | ジャディディ、ファラマルズ | 筋活動を監視する方法および装置 |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP6133555A patent/JPH07303616A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003230545A (ja) * | 2001-12-07 | 2003-08-19 | Matsushita Electric Works Ltd | 筋電位計測装置 |
| JP2006521844A (ja) * | 2003-04-01 | 2006-09-28 | ジャディディ、ファラマルズ | 筋活動を監視する方法および装置 |
| JP4809212B2 (ja) * | 2003-04-01 | 2011-11-09 | メドテック エイ／エス | 筋活動を監視する方法および装置 |
| US8160689B2 (en) | 2003-04-01 | 2012-04-17 | Medotech A/S | Method of and apparatus for monitoring of muscle activity |
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