JPH05161611A - 医用テレメータ装置 - Google Patents

医用テレメータ装置

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JPH05161611A
JPH05161611A JP3330511A JP33051191A JPH05161611A JP H05161611 A JPH05161611 A JP H05161611A JP 3330511 A JP3330511 A JP 3330511A JP 33051191 A JP33051191 A JP 33051191A JP H05161611 A JPH05161611 A JP H05161611A
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JP
Japan
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signal
transmitter
data
biological
transmitted
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Application number
JP3330511A
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English (en)
Inventor
Toru Tsutsui
透 筒井
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NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
Original Assignee
NEC Avio Infrared Technologies Co Ltd
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Publication date
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  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】送信機側に計測・解析機能を有する医用テレメ
ータ装置を提供する。 【構成】検出された生体信号を入力して計測及び解析
し、計数データ及び解析データとして出力する演算部1
7、及び、これら計数及び解析データを、生体信号と共
に生体情報信号として送出する送信部14、及び電池に
よる電源部25を有する送信機1′と、この送信機1′
より送信される生体情報信号を受信して表示・記録する
受信装置とにより構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体信号を入力して送
受信する医用テレメータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、病院における患者監視装置は、
システムとして構成されている。生体信号の発生源は患
者であるが、その受信場所は、患者の病床付近(ベッド
サイド)、ナースセンタ、医師用詰所或は快復室等で、
これら様々な場所で同時に伝送信号を受信する必要があ
る。また、大学病院等においては、手術中の患者の病態
を、多数の学生又は看護婦に観察出来るための装置も必
要とされる。このため、患者監視装置は設置される場所
により、装置の規模、機能等が異なり、それにより装置
コストも当然異なってくる。例えば、ベッドサイドでは
装置の形状は出来るだけ小型で、機能は計測値と波形の
表示で十分であり、アラーム(警告)時の詳細な表示機
能、波形或はトレンドデータ等の記録紙上への記録機能
が必要となることは少ない。これに対し、ナースセンタ
では、全ての情報が総合的に要求される。即ち、各種生
体信号の経時的変化における定時記録機能が重要となる
と共に、多くの生体信号或は複数の患者数に合わせて表
示画面もより大型の画面が要求される。また、医師用詰
所においては、アラームによる報知機能が重要であり、
教育用の装置では表示のみの機種が数多く要求される。
【0003】従来、有線又は無線によるテレメータ装置
を含め、患者監視装置は、生体信号を検出し、増幅して
伝送する送信部と、伝送された生体信号を表示・記録す
る受信部に分けられていた。図8に斯かる装置の無線伝
送による従来例を示す。1は、電極又はトランスデュー
サ類1T を介して入力された多種類の生体信号を、アン
テナAを介して、例えば電波により送信する多現象送信
機、2は、電極類2T を介して入力された心電図信号の
みを、アンテナを兼ねるリード線から送信するようにし
た心電図専用送信機である。3は、ナースセンタ等に設
置されるセンターモニタで、アンテナ31 を介し多現象
送信機1或は心電図専用送信機2により送られる生体信
号を受信し、複数の患者の種々の計測値或は波形等を画
面上に表示すると共に、記録装置4により記録して監視
出来るようになっている。また、5は、患者の病床付近
に記録装置6と共に配置されているベッドサイドモニタ
で、アンテナ51 で受信した生体信号の波形や測定デー
タを表示・記録する。これらセンターモニタ3及びベッ
ドサイドモニタ5は、記録装置4及び6と組み合わせて
受信装置を形成している。また、センターモニタ3或は
ベッドサイドモニタ5には計測・解析装置が内蔵され、
多現象送信機1或は心電図専用送信機2より送信された
生体信号が計測・解析されて、計数データや解析データ
が画面上に表示されるが、その計測精度及び解析精度
は、装置のコストと製造された時点における解析アルゴ
リズム(プログラム)により、ほぼ決められているのが
実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構成においては、伝送路の終端部、即ち受信部側
で生体信号の計測・解析を行うため以下のような不都合
点が有った。 伝送路の周波数特性及びダイナミックレンジにより、
計測・解析精度が制限される。例えば、心電図信号の伝
送において、心室期外収縮による心電図信号は、正常な
心電図信号より数倍大きな信号を発生するので、異常波
形を正確に伝送するためには、大きなダイナミックレン
ジを確保しておく必要があり、伝送路のダイナミックレ
ンジが十分でない場合には、装置内の判断に誤りが発生
することがある。また、電波の室内伝播では、電波によ
る反射波の干渉により多数の電波の谷間が生じ、電波の
瞬断が発生する。このため、不整脈検出プログラムが誤
った不整脈の検出を行うことがある。 ベッドサイドモニタ及びセンターモニタのように同一
信号源を同時に複数の装置で表示・記録する場合、計
測、解析部分の差によりその結果に差が発生する。これ
は、ベッドサイドモニタ及びセンターモニタのように、
機種の違いにより、回路構成、或は解析プログラムの改
良により差が生ずるためである。また、同様の理由によ
り、同一機種においても、新型と旧形の機種で差が発生
する。このため、病院等の医療現場で混乱を招くことが
ある。 更に、計測値のみの監視記録を行うだけで良い装置で
あっても、計測及び解析機能を内蔵しておく必要があ
り、その分装置が高価となる。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、送信機側
に計測・解析機能を持たせることにより、上記不都合点
を解消したテレメータ送受信装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は例えば図1に示
す如く、生体信号を検出して送信する送信機と、この送
信機より送信された生体信号を受信する受信装置とによ
り構成されるテレメータ装置において、検出された生体
信号を入力して所定の演算を行い、計数データ及び解析
データとして出力する演算部17、44及び、これら計
数及び解析データを、生体信号と共に生体情報信号とし
て送出する送信部14、41及び電池による電源部25
とを具える送信機1′、2′と、この送信機1′、2′
より送信される生体情報信号を受信して表示・記録する
受信装置(3′、4及び5′、6)とにより構成され
る。また、送信すべき生体信号を心電波形信号とし、こ
の心電波形信号を心拍数及び不整脈データと共に送信す
ることも出来る。更に、送信すべき生体信号を呼吸波形
信号とし、この呼吸波形信号を呼吸数と共に送信するこ
とも出来る。また更に、送信すべき生体信号を観血血圧
波形信号とし、この観血血圧波形信号を血圧値と共に送
信することも出来る。
【0006】
【作用】上記構成により、送信機側において、検出され
た生体信号の計測及び解析機能を持たせ、演算により計
数データ及び解析データを求め、生体信号と共に送信す
るようにしたので、計測・解析精度が向上すると共に、
受信部側が簡略化され、システム全体のコストが低減で
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1〜図7
により説明する。尚、図8の従来例と対応する部分には
同一符号を付し説明を省略する。図1は本発明による、
多現象送信機の一実施例を示すものである。10は各種
生体信号、例えば、心電図、血圧、脈波等の信号を入力
して増幅する第一の入力アンプ群である。11は第一の
アナログマルチプレクサで、入力される上記複数の生体
信号及び関連信号を循環サンプリングして、走査端子よ
り後述する送信部14に生体情報信号として送出する。
12は、第一のアンプ群10に比較して変化の緩やかな
生体信号、例えば、インピーダンス呼吸信号、呼気ガス
信号(CO 2 )、酸素飽和度信号等を入力する第二の入
力アンプ群である。13は第二のアナログマルチプレク
サで、その走査端子は第一のアナログマルチプレクサ1
1の入力端子の一つに接続されると共に、この第一のマ
ルチプクサ11の8分の1の周期で、第二の入力アンプ
群12から出力される生体信号及び以下述べる演算部1
7より出力される計数・解析データをサンプリングして
出力する。
【0008】図2は、第一及び第二のアナログマルチプ
レクサ11並びに13の動作関係を示す説明図である。
第一の入力アンプ群10及び第二の入力アンプ群12よ
り出力される生体信号を、夫々、例えば、a1 、a2 ・・
・・・ a6 並びにb1 、b2 ・・・・・ b5 とする。また、第
一のアナログマルチプレクサ11の先頭の入力端子に
は、1フレームの区切りを示すタイミング信号TM が加
えられている。また、第二のアナログマルチプレクサ1
3の先頭の入力端子には、第一のアナログマルチプレク
サ11のタイミング信号TM に同期した、同期タイミン
グ信号TS が印加されている。これらの両タイミング信
号TM 及びTS は後述するコントロールロジック24よ
り供給される。第一のアナログマルチプレクサ11は、
上述した8入力の循環サンプリング(走査)を繰り返し
て行う。最初のフレームにおいては、先頭から順に、タ
イミング信号TM 、入力信号a1 、a2 ・・・・・ a6 及び
第二のマルチプレクサ13から出力される同期タイミン
グ信号TS が出力され、次のフレームにおいては、順
に、タイミング信号TM 、入力信号a1 、a2 ・・・・・ a
6 及びb1 が出力され、以下同様の走査が繰り返され、
最後のフレームにおいて、順に、タイミング信号T M
入力信号a1 、a2 ・・・・・ a6 及び解析データが出力さ
れて、最初のフレームに戻る。このように、第二のアナ
ログマルチプレクサ13の出力は、1フレーム毎に、即
ち、8回に1回の割合で順に第一のアナログマルチプレ
クサ11より出力される。
【0009】前述した送信部14は、第一のアナログマ
ルチプレクサ11の出力により、例えば、PWM(パル
ス幅変調)変調する変調部15、この変調部15の出力
により、更に、例えば、FM変調により変調し、高周波
電力増幅する変調・増幅部16及びこの変調・増幅部1
6の出力を電波として送信するアンテナ16a より構成
されている。変調部15は、第一のアナログマルチプレ
クサ11の出力が時分割信号であるため、PWM変調の
他に、この信号に適した、例えば、PPM(パルス位置
変調)或はPCM(パルス符号変調)等の変調を行うよ
うにしても良い。
【0010】17は演算部で、例えば、マイクロコンピ
ュータ等のワンチップコンピュータで構成され、第三の
アナログマルチプレクサ18、A/D変換器19、CP
U(中央処理装置)20、RAM(ランダムアクセスメ
モリ)21、ROM(リードオンリーメモリ)22及び
入出力ポート23を具えている。RAM21は、生体情
報信号、各種設定値、或はROM22より読み出したデ
ータ等を一時的に記憶し、ROM22は、所定の解析プ
ログラム等を予め保持している。第三のアナログマルチ
プレクサ18の入力端子は、第一の入力アンプ群10の
出力側と第一のアナログマルチプレクサ11の各入力端
子並びに第二のアナログマルチプレクサ13の2つの入
力端子に接続される。この第3のアナログマルチプレク
サ18は、第一及び第二のアナログマルチプレクサ11
及び13とは無関係に、入力される生体信号を循環サン
プリングし、走査端子を介してA/D変換器19に送出
する。生体信号はA/D変換器19によりデジタル信号
に変換され、生体情報信号として取り込まれる。CPU
20は、この生体情報信号を入力して所定の演算を行
い、計数データ及び解析データを求め、この計数及び解
析データを入出力ポート23を介して送出する。送出さ
れた計数及び解析データは、第二のアナログマルチプレ
クサ13の2つの入力端子に加えられる。
【0011】前述したコントロールロジック24は、第
一及び第二のアナログマルチプレクサ11並びに13
に、夫々タイミング信号TM 及び同期タイミング信号T
S を供給すると共に、第一のアナログマルチプレクサ1
1、第二のアナログマルチプレクサ13及び変調部15
を制御する。このコントロールロジック24による制御
は、上述したCPU20により行うようにしても良い。
また、25は電源部で、例えば、バッテリー等により構
成され、送信機全体に電流又は電圧を供給する。
【0012】図3及び図4は、図1の実施例の伝送デー
タにおける、計数データ列並びに解析データ列の例を示
すものである。図3において、計数データ列は、データ
の先頭にスタートビットが配置され、次の現象データ部
は、例えば心電図の場合は1、呼吸の場合は2、等のよ
うに、異なる生体現象に数値を対応させて割り当てる。
現象データ部に続く計数データ部は、例えば、心電図の
場合は心拍数、呼吸の場合であれば呼吸数等となる。次
の現象データ及び計数データ部分には、他の生体現象に
対応する数字及び数値が配列される。チェックサム部
は、データ列の中間に配列されるもので、データの転送
誤りを防止するために挿入される。以下同様に、所定の
生体現象に対応した数字や数値を配され、最後にデータ
の終わりを示すストップビットが配列されて送信データ
の区切りとされる。
【0013】図4は解析データ列を示し、例えば、不整
脈が多発し、且つ血圧異常が発生した場合のデータ列の
場合について説明する。図3の計数データ列と同様に、
最初にデータの開始を表すスタートビットが配列され、
次の時刻部には解析を行った時刻を示す時刻データが配
列される。次の現象部には、血圧等の現象名、アラーム
ビット部は、例えば予め決められた血圧値を超えた場
合、警報信号を発生させるための異常血圧値を配列し、
次の現象部分には、例えば、現象名として心電図を配列
する。更に、次の解析結果部には、例えば、不整脈の種
類を表すコードを配し、チェックサム部は、上述した計
数データ列と同様のデータの転送誤りを防止するための
ものである。最後にデータの終わりを示すストップビッ
トが配列される。
【0014】図3及び図4に示した如く、これら一連の
計数及び解析データ列が、送信部14(図1)より送信
され、図7に示す受信装置側(センターモニタ3′或は
ベッドサイドモニタ5′及び記録装置4、6)で受信さ
れ、患者の監視が行われる。
【0015】次に、上述した実施例の動作について説明
する。入力アンプ群10を介して生体信号が第一のマル
チプレクサ11に入力されると共に、演算部17の第三
のアナログマルチプレクサ18にも入力される。演算部
17に取り込まれた生体信号はデジタル信号に変換後、
RAM21に記憶され、ROM22に予め格納されてい
る解析プログラムにより、所定の演算が施されて計数及
び解析データが算定される。これら計数及び解析データ
は、入出力ポート23を介して第二のアナログマルチプ
レクサ13の2つの入力端子に送られ、順次走査されて
第一のアナログマルチプレクサ11の1つの入力端子に
加えられる。この第一のアナログマルチプレクサ11
は、生体信号、計数及び解析データ等の生体情報信号を
入力して順次走査し、時分割信号として送信部14の変
調部15に出力する。変調部15は入力される生体情報
信号により、例えばPWM変調された変調信号を変調・
増幅部16に出力する。更に、この変調・増幅部16に
おいて、FM変調後、高周波電力増幅され、アンテナ1
6a から電波として送信される。このようにすることに
より、波形等の生体信号と共に、この生体信号に基づく
計数及び解析データが生体情報信号として送信されるこ
とになる。送信された生体情報信号は、図7に示す如
く、患者のベッドサイドモニタ5′或はナースセンタの
センタモニタ3′により受信され、生体信号波形、計数
及び解析データが適宜組み合わされて画面上に表示さ
れ、或は、記録装置4及び6により記録紙上に記録され
る。
【0016】図5は他の実施例を示し、心電図専用送信
機に応用した場合の例である。斯かる構成において、演
算部44は図1の演算部17と同様のものである。ま
た、心電図信号専用のため、図1の実施例で示した3つ
のアナログマルチプレクサ11,13,18及びコント
ロールロジック24は不要となる。図5において、心電
図信号(心電図波形)を単に送信する場合は、心電図信
号は、心電図用アンプ40を介して取り込まれ、第一の
サブキャリア変調部42において、心電図信号により、
例えば一次FM変調を行い、更に変調・増幅部43によ
り二次FM変調を行って高周波電力として増幅後、アン
テナ43a より電波として送信される。これは従来より
使用されている、FM−FM型の変調方式である。心電
図信号の計測・解析データを送信する場合は、心電図用
アンプ40で増幅された生体信号は演算部44に取り込
まれ、A/D変換器45により心電図データに変換さ
れ、関連データと共に、生体情報信号としてRAM48
に記憶される。CPU46は、ROM49に予め保持さ
れている、例えば、心電図解析用のプログラムに従い、
RAM48の心電図データを読み出し、所定の演算を行
って、例えば、心拍数、不整脈等の計数及び解析データ
を算出し、入出力ポート47を介して第二のサブキャリ
ア変調部50に出力する。
【0017】第二のサブキャリア変調部50は、例えば
2値FSK(周波数偏移変調)を用いたもので、電圧制
御発振器、マルチバイブレータ等よりなる発信器で構成
され、周波数f1 及びf2 の2つの信号を有する。これ
らの信号の周波数f1 及びf 2 は、第一のサブキャリア
変調部42のサブキャリアの周波数fa より低く、且つ
復調時に分離フィルターで分離可能な周波数に選定され
る。例えば、サブキャリアの周波数fa を1.5KHz
とし、2つの信号の周波数f1 及びf2 を夫々600H
Z 及び500HZ とする。このように選定することによ
り、電波の帯域幅を広げることなく電波を有効に利用す
ることが出来る。入出力ポート47より出力される生体
情報信号は、H/L(ハイレベル又はローレベル)の2
値のデジタル値であるので、第二のサブキャリア変調部
50において、2つの信号の周波数f1 及びf2 に対応
して夫々変換され、即ち2値FSKとしてサブキャリア
と共に出力される。この出力は、第一のサブキャリア変
調部42の出力(fa )と混合され、変調・増幅部43
においてこの混合信号により、更に無線周波数に変調さ
れ、高周波電力増幅されてアンテナ43a を介して送信
される。受信側においては、フィルタ(図示せず)によ
りサブキャリアと周波数f1 及びf2 の信号に分離され
て復調される。サブキャリア変調部50は、2値FSK
を用いたが、MSK(Minimum phaseShift Keying
)を用いても良い。また、変調方式も前述の種々のパ
ルス変調方式、即ち、PWM、PPM或はPCMが使用
出来ることは云うまでもない。
【0018】上述の他の実施例おいて、ステータス発生
部51は、例えば、従来と同様の電極はずれ信号、電池
低下信号或はナースコール信号等を発生するもので、入
出力ポート47を介しCPU46に入力され、生体情報
信号に混合されて第二のサブキャリア変調器50より出
力される。
【0019】図6は、図5に示した他の実施例におけ
る、伝送する計数データ列を表している。例えば、先頭
部はデータの開始を表すスタートビット、順に、上述し
たステータス信号、心拍数を表すデータ、不整脈種類の
部分は、検知分類された不整脈に対応した、例えば、予
め定められた数値コードとし、更に、測定時刻を表す時
刻データ及びデータの区切りを表すストップビットとな
るように配列して順次伝送される。
【0020】上記図5に示した他の実施例においては、
心電図専用送信機として構成したが、例えば、呼吸に関
する計測の場合は、呼吸波形信号と呼吸数を同時に送信
し、或は、観血式の血圧に関する測定の場合は、観血血
圧波形信号と血圧値を同時に送信するように、夫々の生
体信号に応じた専用送信機として構成することも出来
る。
【0021】図7は、本発明のテレメータ装置の概略使
用例を示すものである。電極又はトランスデューサ類1
T を介して入力された複数の生体信号は、生体情報信号
として多現象送信器1′より送信される。あるいは、心
電図専用送信機2′から、電極類2T を介して入力され
た心電図信号が生体情報信号として送信される。送信さ
れた生体情報信号は、センターモニタ3′或はベッドサ
イドモニタ5′に受信され、画面上に生体信号の波形や
データが表示され、或は記録装置4又は6により記録さ
れる。
【0022】このように、計測・解析装置はワンチップ
コンピュータにより小型に構成出来るので、送信機側に
組み込みが容易であり、しかも設置スペースも小さいた
め、送信機は従来と同程度の大きさが維持できる。更
に、受信機としてのセンターモニタ及びベッドサイドモ
ニタは、計測・解析装置が省略できるので、従来に比較
してモニタの機能が簡略化出来る。
【0023】尚、上述の実施例において、演算部にワン
チップコンピュータを用いたが、計数データのみが必要
とされる場合には、ロジックIC(論理集積回路)を組
合せることによって構成でき、目的に応じてワンチップ
コンピュータと使い分けることが出来る。また、本発明
は上述の実施例に限ることなく、本発明の要旨を逸脱す
ることなくその他種々の構成がとり得ることは勿論であ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信機側に生体信号の計測及び解析部を持たせ、計数及び
解析データを求めるようにしたので、次のような顕著な
効果が得られる。 計測・解析装置が信号源に近いため、伝送路の特性に
よる伝送信号の劣化の影響が無くなる。 必要に応じて解析結果のみ送信すれば良いので、狭帯
域伝送が可能となり、特に、無線伝送においては周波数
帯域が限られているため、電波資源の有効活用が促進さ
れる。 複数の場所或は装置で受信し、記録する場合、装置間
での表示値に差が発生しない。 受信装置側に、計測・解析装置が不要となるため、モ
ニタの機能が簡略化され、総合的なシステムコストが低
減出来る。 信号解析プログラムの変更を行う際、送信機側の計測
・解析部分のみ変更すれば良いので、システム全体の更
新が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医用テレメータ装置における多現象送
信機の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施例における第一及び第二のアナログ
マルチプレクサの動作関係を説明する図である。
【図3】図1の実施例における計数データ列の構成を示
す図である。
【図4】図1の実施例における解析データ列の構成を示
す図である。
【図5】本発明の医用テレメータ装置における心電図専
用送信機の実施例を示すブロック図である。
【図6】図5の実施例における計数データ列の構成を示
す図である。
【図7】本実施例の概略使用例を示す図である。
【図8】従来例の概略使用例を示す図である。
【符号の説明】 1′多現象送信機 2′心電図送信機 3′センターモニタ 4、6 記録装置 5′ベッドサイドモニタ 11、13、18 第一、第二、第三のアナログマルチ
プレクサ 14、41 送信部 17、44 演算部 24 コントロールロジック 25 電源部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61B 5/04 R 8119−4C 5/08 8932−4C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体信号を検出して送信する送信機と、
    この送信機より送信された生体信号を受信する受信装置
    とにより構成された医用テレメータ装置において、 検出された上記生体信号を入力して所定の演算を行い、
    計数データ及び解析データとして出力する演算部及び、
    上記計数及び解析データを、上記生体信号と共に生体情
    報信号として送信する送信部及び電池による電源部を有
    する上記送信機と、 該送信機より送信される上記生体情報信号を受信して表
    示・記録する上記受信装置とを具えることを特徴とする
    医用テレメータ装置。
  2. 【請求項2】 生体信号を心電波形信号とし、該心電波
    形信号を心拍数及び不整脈データと共に送信することを
    特徴とする請求項1記載の医用テレメータ装置。
  3. 【請求項3】 生体信号を呼吸波形信号とし、該呼吸波
    形信号を呼吸数と共に送信することを特徴とする請求項
    1記載の医用テレメータ装置。
  4. 【請求項4】 生体信号を観血血圧波形信号とし、該観
    血血圧波形信号を血圧値と共に送信することを特徴とす
    る請求項1記載の医用テレメータ装置。
JP3330511A 1991-12-13 1991-12-13 医用テレメータ装置 Pending JPH05161611A (ja)

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JP3330511A JPH05161611A (ja) 1991-12-13 1991-12-13 医用テレメータ装置

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