JPH07301760A - 光偏向装置 - Google Patents

光偏向装置

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Publication number
JPH07301760A
JPH07301760A JP6117078A JP11707894A JPH07301760A JP H07301760 A JPH07301760 A JP H07301760A JP 6117078 A JP6117078 A JP 6117078A JP 11707894 A JP11707894 A JP 11707894A JP H07301760 A JPH07301760 A JP H07301760A
Authority
JP
Japan
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pulse
signal
polygon mirror
drive
motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP6117078A
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English (en)
Inventor
Shigeru Endo
茂 遠藤
Ikunori Sakatani
郁紀 坂谷
Tatsuo Komori
竜夫 小森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】着磁パターンを利用することなく、ポリゴンミ
ラーの回転速度に正確に対応した回転数検出パルスを得
て、これにより駆動モータを駆動制御することにより、
回転むらの少ない光偏向装置を提供する。 【構成】固定軸14に動圧形流体軸受を介してポリゴン
ミラー22を装着した回転部材18を支持し、回転部材
18をこれに固定したインナーロータ23a及びハウジ
ング13に固定したステータ23bとで構成されブラシ
レスモータ23で回転駆動する。一方、半導体レーザ3
1からのレーザ光をポリゴンミラー22で反射した走査
光を感光ドラム36に照射するが、この感光ドラム36
の外側の走査線線37上にフォトダイオード38を配設
し、このフォトダイオード38から出力されるフィード
バック出力信号を回転検出信号としてブラシレスモータ
23を定速回転駆動する駆動制御回路40に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を回転駆動さ
れるポリゴンミラーで反射して、走査対象を走査するよ
うにした光偏向装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光偏向装置としては、本出願人が
先に提案した特開昭62−92743号公報に記載され
たものがある。この従来例は、固定軸の一方の端部に取
付けたハウジングは固定軸の他方の端部を覆ってハウジ
ング内を密閉し、前記固定軸に軸受を介して支持される
上部にボリゴンミラーを装着した回転部材の外面にロー
タを取付け、該ロータはハウジングの内面に取付けたス
テータと対向し、前記ハウジング内には集積回路の基板
が内蔵され、該基板に回転部材の回転を制御する集積回
路を備えた制御回路部を取付けた構成を有する。
【0003】そして、この光偏向装置を使用してレーザ
プリンタの印字機構を構成するには、図3に示すよう
に、半導体レーザ1から出力されるレーザ光がコリメー
タレンズ2及びシリンドリカルレンズ3を介して光偏向
装置のポリゴンミラー4で反射され、トロイダルレンズ
5及びfθレンズ6を介して感光ドラム7上にドットと
して照射され、画像や文字が形成される。画像や文字
は、ドラムの回転と、ポリゴンミラーの回転に伴うレー
ザ光の走査によりドットの集まりとして形成される。し
たがって、ボリゴンミラーに回転むらがあると、ドット
が所定の位置からずれ、印字品質が劣化する。
【0004】このポリゴンミラーの回転むらを解消する
ために、ポリゴンミラーを回転駆動する駆動モータを定
格回転数に達したときに一定速度で回転するように制御
している。この駆動モータの回転制御は、ロータ等の回
転部分に所定間隔で着磁パターンを形成し、この着磁パ
ターンを検出するために、着磁パターンに近接させてホ
ール素子を配設し、このホール素子からの出力信号を回
転速度検出信号として利用するか、着磁パターンを基板
上に設けたコイルで周波数発振信号として検出し、これ
を回転速度検出信号として利用するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光偏向装置にあっては、ディジタル複写機やレーザ
プリンタ等に使用されているが、これらでは複写速度の
向上と印字品質の向上が求められており、印字品質を向
上させるためには、ポリゴンミラーが回転むらの少ない
一定回転速度で正確に回転駆動されることが要求され
る。
【0006】ところが、ポリゴンミラーの回転速度検出
信号としてホール素子の出力信号を利用して回転速度制
御を行う場合には、ホール素子の配置された雰囲気温度
による感度変化や回転部材に形成した着磁パターンの不
揃いの影響を受け易く、回転むらを小さくして高精度の
回転速度制御を行うことは困難であるという未解決の課
題がある。
【0007】また、ポリゴンミラーの回転速度検出信号
としてコイルの周波数発振信号を利用して回転速度制御
を行う場合には、回転部材の端面に着磁パターンを形成
する必要があるが、低コスト化のために端面にバランス
修正用の周溝を設ける場合には着磁スペースを確保する
ことができないという問題があり、バランス修正用の周
溝を別の部分に設けたとしても、着磁パターンと検出コ
イルとのギャップをある範囲に管理しなければ出力信号
が安定しないことから、組立の際にギャップを正確に管
理する必要があり、部品点数が増えたり組立コストが高
くなるという未解決の課題がある。
【0008】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、着磁パターンを利
用することなく、ポリゴンミラーの回転速度に正確に対
応した回転速度検出パルスを得て、これにより駆動モー
タを駆動制御することにより、回転むらの少ない光偏向
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る光偏向装置は、レーザ光を駆動モー
タで回転駆動されるポリゴンミラーに照射して、その反
射光で走査対象を走査するようにした光偏向装置におい
て、前記走査対象の走査位置近傍にレーザ光を受光する
受光素子を配設し、該受光素子の出力信号を前記ポリゴ
ンミラーの回転速度検出信号として前記駆動モータの駆
動制御手段にフィードバックすることを特徴としてい
る。
【0010】また、請求項2に係わる光偏向装置は、レ
ーザ光を駆動モータで回転駆動されるポリゴンミラーに
照射して、その反射光で走査対象を走査するようにした
光偏向装置において、前記走査対象の走査位置近傍に配
設されレーザ光を受光したとき所定のパルス信号を出力
する受光素子と、前記駆動モータのロータの位置を検出
しロータ位置検出パルスを出力するロータ位置検出手段
と、前記受光素子からのパルス信号の入力の有無を検出
するパルス検出手段と、前記パルス検出手段で前記パル
ス信号の入力を検出しているとき該パルス信号を出力
し、それ以外のときは前記ロータ位置検出パルスを出力
するパルス選択手段と、該パルス選択手段からの出力パ
ルスに基づいて前記駆動モータの駆動制御を行うモータ
駆動手段とを備えることを特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に係わる光偏向装置は、ポリゴンミラ
ーのミラー面の分割精度が高いため、このミラー面で反
射されたレーザ光を受光素子で検出することにより、ポ
リゴンミラーの回転速度に正確に対応した回転速度検出
信号を得ることができ、これを駆動モータの駆動制御手
段にフィードバックすることにより、ポリゴンミラーを
高精度で回転駆動制御する。
【0012】また、請求項2に係わる光偏向装置は、ポ
リゴンミラーのミラー面で反射されたレーザ光を受光素
子で検出しポリゴンミラーの回転速度に正確に対応した
回転速度検出信号を得るとともに、ポリゴンミラーを回
転駆動する駆動モータのロータのロータ位置をロータ位
置検出手段で検出し、パルス検出手段で受光素子からの
パルス信号の入力を検出しているときは受光素子からの
パルス信号をモータ駆動手段に出力してモータ駆動手段
で受光素子からのパルス信号をもとにポリゴンミラーを
回転駆動制御し、受光素子からのパルス信号が出力され
ず、パルス検出手段でパルス信号の入力を検出しないと
き前記ロータ位置検出手段で検出したロータ位置検出パ
ルスをモータ駆動手段に出力しモータ駆動手段でロータ
位置検出パルス信号をもとに回転駆動制御する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1実施例を示す概略構成図で
あって、図中、11は光偏向装置本体であって、この光
偏向装置本体11は、断面凹状の下半体12Lとその上
面を閉塞するように螺合された断面逆凹状の上半体12
Uとでハウジング13が構成され、その下半体12Lの
底部中央位置に固定軸14を嵌合させた基台15が取付
けられている。固定軸14の軸受面となる外周面には動
圧発生用溝16が形成され、この動圧発生用溝16は、
軸方向の両端部に設けた八字形状のヘリングボーンの溝
と、中央部に設けられ上方のヘリングボーンの溝に接続
するスパイラル溝とを備えている。
【0014】固定軸14の回りには、上端部をスラスト
軸受部材17で閉塞した円筒状回転部材18が回転自在
に配設されている。この円筒状回転部材18の内周面
は、固定軸14の動圧発生用溝16とラジアル軸受すき
ま19を介して対向し、これによって動圧形流体軸受を
構成している。ここで、スラスト軸受部材17のスラス
ト方向の中央部には軸方向に貫通する流通孔20が形成
され、この流通孔20は円筒状回転部材18の静止時に
は固定軸14の上端面に接して閉塞される。
【0015】また、円筒状回転部材18の上端側には、
ポリゴンミラー22が固着されていると共に、下端側に
は円周方向にN極及びS極が交互に着磁された駆動モー
タとしてのブラシレスモータ23を構成するリング状の
インナーロータ23aが回転部材18に形成された段部
に固着されている。また、下半体12Lのインナーロー
タ23aに対向する内周面にブラシレスモータ23を構
成する内周面に所定数の励磁コイルを等角間隔を保って
配設したステータ23bが配設されていると共に、底部
上面にプリント基板24が配設され、このプリント基板
24の上面側にインナーロータ23aの回転角を検出す
るホール素子25が配設されていると共に、ステータ2
3bの各励磁コイルに対する通電路が形成され、さらに
下面側に下半体12Lに形成した透孔26aを通じて装
入されたコネクタ26が接続され、このコネクタ26が
信号線27を介して後述する駆動制御手段としての駆動
制御回路40に接続されている。
【0016】さらに、上半体12Uには、ポリゴンミラ
ー22に対向する位置に窓28が形成され、この窓28
が硝子等の透光性板29で密閉され、ハウジング13内
に清浄な空気等の気体が封入されている。一方、光偏向
装置本体11の外側における窓28に対向する位置にポ
リゴンミラー22に対して水平なレーザ光を照射する半
導体レーザ31が配設され、この半導体レーザ31から
のレーザ光がコリメータレンズ32、シリンドリカルレ
ンズ33を介してポリゴンミラー22に照射され、この
ポリゴンミラー22で反射された水平方向の走査光がト
ロイダルレンズ34、fθレンズ35を介して例えば軸
方向を水平方向として回転自在に配設されたレーザプリ
ンタの感光ドラム36にその軸方向の主走査線37上を
走査するように照射される。このとき、感光ドラム36
の主走査線37上の走査幅は、通常感光ドラム36の軸
方向幅以上に設定されており、この感光ドラム36から
外れた主走査線37上に受光素子としてのフォトダイオ
ード38が固定部に固定配置されている。
【0017】そして、ポリゴンミラー22を回転駆動す
るブラシレスモータ23が駆動制御回路40によって駆
動制御される。この駆動制御回路40は、水晶発振器を
有する基準周波数信号を出力する基準発振器41の基準
周波数信号と前述したフォトダイオード38からの出力
信号でなるフィードバック信号PGとが入力されるPL
L(フェース・ロックド・ループ)回路42を有し、こ
のPLL回路42から基準発振器41の基準周波数信号
とフォトダイオード38からのフィードバック信号PG
との周波数及び位相が常に一致するように両者の位相差
を検出し、位相差に応じた出力信号を位相補償回路43
に供給して位相補償を行ってからプリアンプ44で増幅
し、これをブラシレスモータ駆動回路45に入力して、
このブラシレスモータ駆動回路45でホール素子25か
らロータ位置検出信号HGに基づいてブラシレスモータ
23の各励磁コイルに対して所定の位相差の励磁電流を
供給することにより、ブラシレスモータ23を基準発振
器41の発振周波数に応じた回転速度で回転駆動する。
【0018】次に、上記第1実施例の動作を説明する。
今、駆動制御回路40が非通電状態にあって、PLL回
路42から位相差信号が出力されておらず、ブラシレス
モータ駆動回路45からブラシレスモータ23のステー
タ23bの各励磁コイルに対する励磁電流が遮断状態に
あり、ブラシレスモータ23が停止状態にあるものとす
る。この状態では、ブラシレスモータ23が停止状態で
あることにより、円筒状回転部材18がその上端に配設
されたスラスト軸受部材17の下面を固定軸14の上面
に接触させた状態で、固定軸14で支持されている。
【0019】この停止状態から、駆動制御回路40に電
源を投入して、基準発振器41から基準周波数信号が出
力され、これがPLL回路42に入力される。このと
き、回転部材18従ってポリゴンミラー22が回転停止
しているため、フォトダイオード38にはレーザ光が照
射されておらず、これからフィードバック信号PGが出
力されないので、PLL回路42から基準周波数信号と
フィードバック信号との位相差に応じた位相差信号が出
力され、これが位相補償回路43で位相補償された後プ
リアンプ44で増幅されてブラシレスモータ駆動回路4
5に入力される。このため、ブラシレスモータ駆動回路
45から現在のインナーロータ23aの停止位置をホー
ル素子25の出力から検出し、これに応じてインナーロ
ータ23aを回転駆動させるようにステータ23bの所
定の励磁コイルに励磁電流を供給して回転磁界を発生さ
せ、これによってインナーロータ23a及びこれに連結
された回転部材18を回転駆動する。
【0020】このように、回転部材18が回転すると、
ポリゴンミラー22も回転することになるため、半導体
レーザ31からポリゴンミラー22に対してレーザ光を
照射することにより、このレーザ光が反射されてトロイ
ダルレンズ34、fθレンズ35を通じて感光ドラム3
6の主走査線37上を一定方向に連続した走査を開始す
ることになり、このときの走査光がフォトダイオード3
8を照射する毎に、このフォトダイオード38からフィ
ードバック信号PGが出力され、これがPLL回路42
に供給されることにより、このPLL回路42でフィー
ドバック信号PGと基準周波数信号との周波数及び位相
が一致するように制御され、ブラシレスモータ23が定
速回転駆動される。
【0021】このとき、回転部材18が回転を開始する
と、動圧発生用溝16のポンピング作用によってラジア
ル軸受すきま19内の気体が流通孔20を通じてハウジ
ング13内に排気され、この排気された気体は回転部材
18の下部と固定軸14との間のすきまを通って再びラ
ジアル軸受すきま19に流入して循環し、これによって
固定軸14と回転部材18との間の気体圧力が高くな
り、回転部材18が固定軸14と非接触で回転すること
になる。
【0022】このように、上記第1実施例によると、ポ
リゴンミラー22で反射されるレーザ光をフォトダイオ
ード38で受光し、このフォトダイオード38からポリ
ゴンミラー22の回転に応じたフィードバック信号PG
を得るようにしているため、フォトダイオード38から
回転部材18の1回転でボリゴンミラー22のミラーの
面数(例えば6)のフィードバック信号PGが出力さ
れ、これと基準発振器41の基準周波数信号とを比較し
て、PLL制御を行って、ブラシレスモータ23を駆動
制御するので、光偏向装置本体11内に回転部材18の
回転速度検出器を設ける必要がないため、光偏向装置本
体の組立コストを低減することができると共に、煩わし
い組立管理を行う必要がなく、しかもポリゴンミラー2
2のミラー面の分割精度は非常に高いので、フォトダイ
オード38で検出されるフィードバック信号PGもポリ
ゴンミラー22の回転速度に正確に同期したものとな
り、正確な回転速度検出を行うことができるため、駆動
制御回路40によってブラシレスモータ23を駆動制御
したときの回転むらを小さく抑制して、高精度の定速回
転駆動を行うことができる。また、光偏向装置を長時間
運転したときに発生する長周期の回転むらに対しても低
減することができる。
【0023】なお、上記第1実施例においては、フォト
ダイオード38からのフィードバック出力信号PGをそ
のままPLL回路42に入力する場合について説明した
が、必要に応じて波形整形回路や分周回路を設けるよう
にしてもよい。また、上記第1実施例においては、イン
ナーロータ型のブラシレスモータを適用した場合につい
て説明したが、アウターロータ型やフラット型のブラシ
レスモータを適用することができる他、他の形式の直流
モータや交流モータを適用することができる。
【0024】次に、本発明の第2実施例を説明する。上
記第1実施例では、フォトダイオード38からのフィー
ドバック信号PGをポリゴンミラー22の回転速度信号
として駆動制御回路40に出力し、駆動制御回路40で
このフィードバック信号PGに基づいてブラシレスモー
タ23を駆動制御するようにしているが、この場合、レ
ーザ光が照射されていない場合には、フィードバック信
号PGを得ることができないため、ブラシレスモータ2
3の駆動制御を行うことができず、ブラシレスモータ2
3が暴走してしまう可能性がある。
【0025】そこで、この第2実施例はこの問題を回避
するために、上記第1実施例の構成において、ロータ位
置検出信号をポリゴンミラー22の回転速度信号として
流用し、フォトダイオード38からのフィードバック信
号PGが出力されない場合には、駆動制御回路40では
ロータ位置検出信号HGをもとにブラシレスモータ23
の回転制御を行うようにしたものであり、駆動制御回路
40の構成が異なるほかは上記第1実施例と同一であ
る。
【0026】図2は、第2実施例の概略構成を示したも
のであり、上記第1実施例と同一部には同一符号を付与
してある。ここで、ブラシレスモータ23は例えば、三
相ブラシレスモータであり、各相に対応するホール素子
25a、25b、25cを有するものとする。この第2
実施例における駆動制御回路40は、パルス検出手段と
してのパルス検出部50と、パルス検出部50の検出結
果に基づき選択操作を行うパルス選択手段としてのパル
ス選択部60と、該パルス選択部60からの選択パルス
に基づきモータ駆動信号を形成するモータ駆動手段とし
てのモータ駆動部70とから構成されている。そして、
パルス検出部50は、パルス選択部60で波形整形した
フォトダイオード38からのフィードバック信号PGを
入力し、例えば、予め設定した所定時間内にフィードバ
ック信号PGが入力されている間は、選択指令信号をS
1とし、所定時間内にフィードバック信号PGが入力さ
れない場合には、選択指令信号をS2としてパルス選択
部60に出力する。
【0027】パルス選択部60は、回転速度検出パルス
の切替を行うFGパルス切替回路61と基準周波数信号
の切替を行う基準パルス切替回路66とから形成され、
FGパルス切替回路61は、フォトダイオード38から
のフィードバック信号PGの波形整形を行う波形整形器
62と、ロータ位置検出手段としてのホール素子25か
らの任意の一相、例えば、U相に対応するロータ位置検
出信号HGU の波形整形を行う波形整形器63と、波形
整形器62及び63からのフィードバック信号PG及び
ロータ位置検出信号HGU と、パルス検出部50からの
選択指令信号とを入力し、選択指令信号がS1である場
合にはフィードバック信号PGを回転速度検出パルスと
してモータ駆動部70に出力し、選択指令信号がS2で
ある場合にはロータ位置検出信号HGU を回転速度検出
パルスとしてモータ駆動部70に出力するパルス切替器
64とから構成される。
【0028】また、基準パルス切替回路66は、水晶発
振器を有しフォトダイオード38からのフィードバック
信号PGに対応する基準周波数信号f1を出力する基準
発振器67と、水晶発振器を有しブラシレスモータ23
からのロータ位置検出信号HGU に対応する基準周波数
信号f2を出力する基準発振器68と、基準発振器67
及び68からの基準周波数信号f1及びf2と、パルス
検出部50からの選択指令信号を入力し、選択指令信号
がS1である場合には基準周波数信号f1をモータ駆動
部70に出力し、選択指令信号がS2である場合には基
準周波数信号f2をモータ駆動部70に出力するパルス
切替部69とから構成される。
【0029】モータ駆動部70は、モータ駆動信号を形
成するPLL回路71と、PLL回路71からのモータ
駆動信号に基づいてブラシレスモータ23への励磁電流
を形成するモータ駆動回路78とから構成され、PLL
回路71は、パルス切替器64及び69からの回転速度
検出パルスと基準周波数信号とをもとに、これら入力信
号の周波数偏差を検出し偏差に応じた周波数偏差検出信
号を出力する周波数エラー検出器72と、位相偏差を検
出し偏差に応じた位相偏差検出信号を出力する位相エラ
ー検出器73とから構成され、周波数エラー検出器72
からの周波数偏差検出信号は信号増幅器74で増幅され
て加算器75に入力され、位相エラー検出器73からの
位相偏差検出信号は信号増幅器76で増幅されて加算器
75に入力され、加算器75での加算結果をモータ駆動
信号としてモータ駆動回路78に出力する。
【0030】モータ駆動回路78では、PLL回路71
からのモータ駆動信号を整流回路79に入力し、整流回
路79で、ホール素子25a〜25cからのロータ位置
検出信号HGu 〜HGW に基づいてインナーロータ23
aの位置を検出し、これに応じてインナーロータ23a
をモータ駆動信号に基づき回転駆動させるように励磁電
流を形成し電力増幅器80で増幅し駆動電流としてステ
ータ23bの所定の励磁コイルに供給する。
【0031】したがって、例えば、今、駆動制御回路4
0に電源を投入したものとする。このとき、ポリゴンミ
ラー22は停止状態であるのでフォトダイオード38に
はレーザ光が照射されておらず、フィードバック信号P
Gが出力されないので、パルス検出部50では、ロータ
位置検出信号HGU を回転速度検出パルスとする指令信
号S2が出力され、パルス切替器64ではロータ位置検
出信号HGU をPLL回路71に出力し、パルス切替器
69では基準周波数信号f2をPLL回路71に出力す
る。
【0032】これにより、PLL回路71から基準周波
数信号f2とロータ位置検出信号HGU との周波数偏差
及び位相偏差に応じたモータ駆動信号が出力され、これ
によって、上記第1実施例と同様に、所定の励磁コイル
に励磁電流が供給されて回転部材18が回転駆動され
る。そして、回転部材18が回転することにより、ポリ
ゴンミラー22が回転し、半導体レーザ31からポリゴ
ンミラー22に対してレーザ光を照射することにより、
このレーザ光が反射されて感光ドラム36の主走査線3
7上を走査開始し、走査光がフォトダイオード38を照
射するごとに、フィードバック信号PGが出力される。
【0033】パルス検出部50では、予め設定した所定
周期でフィードバック信号PGが入力されるようになっ
たとき、フィードバック信号PGが入力されたものとし
て指令信号S1をパルス切替部64及び69に出力す
る。これによって、パルス切替部64では、波形整形器
62を介して入力したフィードバック信号PGをPLL
回路71に出力し、パルス切替部69では基準発振器6
7からの基準周波数信号f1をPLL回路71に出力す
る。
【0034】よって、PLL回路71では、フィードバ
ック信号PGと基準周波数信号f1とをもとに、周波数
及び位相偏差を検出してモータ駆動信号を形成し、モー
タ駆動回路78でモータ駆動信号とホール素子25a〜
25cからのロータ位置検出信号HGU 〜HGW とに基
づいて、フィードバック信号PGと基準周波数信号f1
との周波数及び位相が一致するように制御することによ
り、ブラシレスモータ23が定速回転駆動される。そし
て、ブラシレスモータ23が定速回転駆動され、半導体
レーザ31からレーザ光の照射が行われている間は定期
的に走査光がフォトダイオード38を照射することによ
って、フィードバック信号PGが定期的に出力され、パ
ルス検出部50には定周期でフィードバック信号PGが
入力されるので、パルス検出部50では、この間、選択
指令信号をS1として出力し、モータ駆動部70では、
フィードバック信号PGと基準周波数信号f1とをもと
にブラシレスモータ23の駆動制御を行いポリゴンミラ
ー22の回転制御を行う。
【0035】そして、この状態から、例えば、印刷等が
終了し、半導体レーザ31の照射を停止した場合には、
フィードバック信号PGが出力されなくなることから、
パルス検出部50で、選択指令信号をS2として出力す
る。よって、パルス切替部64では、ロータ位置検出信
号HGU を回転速度検出パルスとしてPLL回路71に
出力し、パルス切替部69では、基準発振器68からの
基準周波数信号f2をPLL回路71に出力する。
【0036】これによりモータ駆動部70では、ロータ
位置検出信号HGU と基準周波数信号f2とをもとにこ
れら入力信号の周波数及び位相が一致するように上記と
同様に制御を行う。したがって、例えば、印刷等の開始
時、或いは終了時など、半導体レーザ31から照射を行
っていない場合には、フォトダイオード38からのフィ
ードバック信号PGに替えてロータ位置検出信号HGを
もとにモータ駆動制御を行うのでブラシレスモータ23
が暴走することはなく、半導体レーザ31の照射状態に
係わらず確実にブラシレスモータ23を駆動制御するこ
とができる。
【0037】また、このとき、ロータ位置検出信号HG
に基づくブラシレスモータ23の駆動制御はフィードバ
ック信号PGに基づく駆動制御に比べて精度が低下する
が、レーザ光を照射中でない場合には高い回転精度は要
求されず、レーザ光を照射中は、フィードバック信号P
Gに基づいて高精度に回転制御を行うので問題はなく、
レーザ光を照射中でない場合でも定格回転速度でブラシ
レスモータ23を回転駆動しているので、レーザ光の照
射を再開した場合には速やかに高精度で回転駆動させる
ことができる。
【0038】また、ロータ位置検出信号HGは従来のブ
ラシレスモータ23の駆動制御において利用しており、
光偏向装置本体11内に回転部材18の回転検出用のエ
ンコンーダ等の検出器を設ける必要がないため光偏向装
置本体の組み立てコストを増加させることなく、確実に
ブラシレスモータ23を駆動制御することのできる光偏
向装置を実現することができる。
【0039】なお、上記第2実施例においては、フォト
ダイオード38からのフィードバック出力信号PG及び
ロータ位置検出信号HGを波形整形器を介してパルス切
替器64に入力するようにしているが、そのまま入力す
るようにしてもよく、また、必要に応じて分周回路を介
して入力するようにすることも可能である。また、上記
第2実施例においては、パルス検出部50でフォトダイ
オード38からのフィードバック出力信号PGの入力の
有無を検出するようになされているので、例えば、印刷
中等定速回転駆動中に所定周期でフィードバック出力信
号PGが入力されない場合に、外部に通知することによ
って、異常検出をも行うようにすることも可能である。
【0040】また、上記第2実施例においては、インナ
ーロータ型のブラシレスモータを適用した場合について
説明したが、アウターロータ型やフラット型のブラシレ
スモータを適用することができる。なお、上記第1及び
第2実施例においては、光偏向装置本体11の回転部材
18を固定軸14に対して動圧形流体軸受で非接触に支
持する場合について説明したが、これに限定されるもの
ではなく、動圧形流体軸受に代えて、静圧形流体軸受、
磁気軸受等の非接触式軸受や転がり軸受、すべり軸受等
の他の軸受を適用するようにしてもよい。
【0041】また、上記第1及び第2実施例において
は、固定軸14側に動圧発生用溝16を設けた場合につ
いて説明したが、これに限らず回転部材18の内周面側
に動圧発生用溝16を形成するようにしてもよい。さら
に、上記第1及び第2実施例においては、受光素子とし
てフォトダイオード38を適用した場合について説明し
たが、これに限らずフォトトランジスタやCdS等の他
の光感応素子を適用することができる。
【0042】さらに、上記第1及び第2実施例において
は、レーザ発光源として半導体レーザを適用した場合に
ついて説明したが、これに限らず他の固体レーザや気体
レーザを適用することができる。さらにまた、上記第1
及び第2実施例においては、本発明をレーザプリンタに
適用した場合について説明したが、これに限らずディジ
タル複写機等の他のレーザ走査光を使用する機器に適用
することができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の光偏向
装置によれば、レーザ光を駆動モータで回転駆動される
ポリゴンミラーに照射して、その反射光で走査対象を走
査するようにした光偏向装置において、前記走査対象の
走査位置近傍にレーザ光を受光する受光素子を配設し、
該受光素子の出力信号を前記ポリゴンミラーの回転速度
検出信号として前記駆動モータの駆動制御手段にフィー
ドバックするように構成したので、ポリゴンミラーのミ
ラー面分割精度の高いことを利用して、受光素子で高精
度の回転速度検出信号を得ることができ、これに基づい
て駆動制御手段で駆動モータを駆動することにより、回
転むらを抑制して高精度の定速回転制御を行うことがで
きると共に、ポリゴンミラーの駆動系に着磁パターン等
の回転検出用のエンコーダを設ける必要がないので、こ
の分部品点数を減少させて製造コストを低減することが
できると共に、駆動系の組立を容易に行うことができる
等の効果が得られる。
【0044】また、請求項2の光偏向装置によれば、ポ
リゴンミラーのミラー面で反射されたレーザ光を受光素
子で検出しポリゴンミラーの回転速度に正確に対応した
回転速度検出信号を得、パルス検出手段で受光素子から
のパルス信号の入力を検出しているときは受光素子から
のパルス信号をモータ駆動手段に出力してモータ駆動手
段で受光素子からのパルス信号をもとにポリゴンミラー
を回転駆動制御し、受光素子からのパルス信号が出力さ
れないためパルス検出手段でパルス信号の入力を検出で
きないときには駆動モータのロータ位置検出手段で検出
したロータ位置検出パルスをモータ駆動手段に出力し、
モータ駆動手段ではロータ位置検出パルス信号をポリゴ
ンミラーの回転速度信号として流用しポリゴンミラーを
回転駆動制御するので、レーザ光が照射されていない場
合など受光素子からのパルス信号が入力されない場合で
も、駆動モータの駆動制御を確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す概略構成図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す概略構成図である。
【図3】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
11 光偏向装置本体 13 ハウジング 14 固定軸 16 動圧発生用溝 18 円筒状回転部材 22 ポリゴンミラー 23 ブラシレスモータ 25 ホール素子 31 半導体レーザ 36 感光ドラム 38 フォトダイオード 40 駆動制御回路 41 基準発振器 42 PLL回路 45 ブラシレスモータ駆動回路 50 パルス検出部 60 パルス選択部 70 モータ駆動部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を駆動モータで回転駆動される
    ポリゴンミラーに照射して、その反射光で走査対象を走
    査するようにした光偏向装置において、前記走査対象の
    走査位置近傍にレーザ光を受光する受光素子を配設し、
    該受光素子の出力信号を前記ポリゴンミラーの回転速度
    検出パルスとして前記駆動モータの駆動制御手段にフィ
    ードバックすることを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 レーザ光を駆動モータで回転駆動される
    ポリゴンミラーに照射して、その反射光で走査対象を走
    査するようにした光偏向装置において、前記走査対象の
    走査位置近傍に配設されレーザ光を受光したとき所定の
    パルス信号を出力する受光素子と、前記駆動モータのロ
    ータの位置を検出しロータ位置検出パルスを出力するロ
    ータ位置検出手段と、前記受光素子からのパルス信号の
    入力の有無を検出するパルス検出手段と、前記パルス検
    出手段で前記パルス信号の入力を検出しているとき該パ
    ルス信号を出力し、それ以外のときは前記ロータ位置検
    出パルスを出力するパルス選択手段と、該パルス選択手
    段からの出力パルスに基づいて前記駆動モータの駆動制
    御を行うモータ駆動手段とを備えることを特徴とする光
    偏向装置。
JP6117078A 1994-03-11 1994-05-30 光偏向装置 Pending JPH07301760A (ja)

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JP6-41484 1994-03-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010256774A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Hoya Corp マイクロミラー装置

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JP2010256774A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Hoya Corp マイクロミラー装置

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