JPH07300254A - 薄板状物搬送装置 - Google Patents

薄板状物搬送装置

Info

Publication number
JPH07300254A
JPH07300254A JP9447294A JP9447294A JPH07300254A JP H07300254 A JPH07300254 A JP H07300254A JP 9447294 A JP9447294 A JP 9447294A JP 9447294 A JP9447294 A JP 9447294A JP H07300254 A JPH07300254 A JP H07300254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin plate
belt
belts
air
conveyed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9447294A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kanda
徹 神田
Motoki Ina
基樹 伊奈
Junji Furukawa
淳次 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kanetsu KK
Original Assignee
Toyo Kanetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kanetsu KK filed Critical Toyo Kanetsu KK
Priority to JP9447294A priority Critical patent/JPH07300254A/ja
Publication of JPH07300254A publication Critical patent/JPH07300254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 伝票又は複写紙等の薄くて軽いものを、脱落
及び圧力カブリ等を生じさせることなく円滑かつ確実に
搬送させる。 【構成】 搬送される薄板状物10の下面には、送気装
置33によって空気供給室30内に供給される空気が、
空気供給室30の各空気噴出孔31から上方に噴出して
吹付けられ、薄板状物10の上面をベルト20,21下
面に押し当てるように付勢する。ベルト20,21下面
に付勢された薄板状物10は、ベルト20,21の移動
に連動され、搬送方向Aに円滑かつ確実に搬送される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄板状の搬送物を所定
の方向に搬送させる装置に関し、詳しくは伝票又は複写
紙等を円滑かつ確実に搬送させるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、伝票等の薄紙、カーボン複写紙又
は感圧複写紙等(以下、薄板状物という)を搬送させる
装置として、一対のベルト間に薄板状物を挟持させた状
態で、各ベルトを同期して所定の方向に移動させるもの
がある。
【0003】また図4に示すように、封筒50を瓦状に
ずらした状態で搬送させる装置として、空気を通過させ
る孔(図示しない)がベルト53に設けられたベルトコ
ンベヤ51と、ベルトコンベヤ51との間で封筒50を
挟持しつつ搬送させる第2のベルトコンベヤ52とを備
えたものがある(特表平2−502368号公報参
照)。堆積された封筒50とベルトコンベヤ51のベル
ト53を挟んで対向する位置には、低圧の空間を有する
室54が設けられており、室54は、内部の低圧をベル
トコンベヤ51の孔を介して堆積された封筒50に作用
させ、封筒50をベルト53側に吸引させる。堆積され
た封筒50の搬送方向前側(図4中右側)には、ストリ
ッピングプレート55が設けられており、ストリッピン
グプレート55は、堆積された封筒50を一度に搬送さ
れないように係止する。
【0004】このような装置においては、封筒50を搬
送させる際、最初に、堆積された封筒50の一番下にな
っている封筒50が、ベルトコンベヤ51のベルト53
の孔を介して作用する室54の内部の低圧によって、ベ
ルト53側(図4中下方)に吸引され、ストリッピング
プレート55によって係止された他の封筒50との間に
ずれを生じつつベルトコンベヤ51によって搬送され
る。一番下の封筒50が所定量ずれると、下から二番目
の封筒50にもベルト53の孔を介して室54の空間の
低圧が作用し、これにより下から二番目の封筒50もベ
ルト53側に吸引されて、下から三番目の封筒50との
間にズレを生じつつベルトコンベヤ51によって搬送さ
れる。以後、同様にして各封筒50が瓦状にずらされ
る。瓦状にずらされた封筒50は、ベルトコンベヤ51
によって第2のベルトコンベヤ52まで搬送された後、
ベルトコンベヤ51のベルト53と第2のベルトコンベ
ヤ52のベルト56との間に挟持されつつ搬送され、天
地逆の状態となって封筒50の堆積物の下方に押し込ま
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上述した従来の
搬送装置のうち、前者の装置では、薄板状物を上下方向
や斜め方向に搬送する際、ベルトによる挟持圧力が不安
定になり鉛直方向に沿ってばらついてしまい、確実な搬
送が困難であるという問題があった。また各ベルトの移
動速度がわずかでも相違すると、薄板状物が円滑に搬送
されないため、各ベルトを正確に同じ速度で移動させな
ければならず、各ベルトの速度制御が複雑化するという
問題があった。更にカーボン複写紙や感圧複写紙を搬送
する場合、ベルトの挟持によって圧力カブリを生じてし
まい、汚れ等が発生するという問題があった。
【0006】後者の装置では、低圧の空間を有する室5
4の設けられた箇所以外の区間において、封筒50にベ
ルトコンベヤ51のベルト53の孔を介して低圧が作用
することはないため、ベルトコンベヤ51上の封筒50
はベルト53側に吸引されることなく、載置されただけ
の状態で搬送される。したがって薄板状物の薄くて軽い
ものを搬送する場合には、薄板状物がベルトコンベヤ5
1上から容易に脱落してしまうという問題があった。ま
た第2のベルトコンベヤ52が設けられた区間におい
て、封筒50はベルトコンベヤ51のベルト53と第2
のベルトコンベヤ52のベルト56によって挟持された
状態で搬送される。したがって、薄板状物を搬送する場
合には前者の装置と同様の問題があった。すなわちベル
ト53,56の挟持圧力が薄板状物の長手方向に沿って
ばらついてしまい、確実な搬送が困難であるとともに、
カーボン複写紙又は感圧複写紙を搬送する場合には、圧
力カブリによる汚れ等が生じてしまうという問題があっ
た。更にベルトコンベヤ51のベルト53には空気を通
過させる孔が設けられており、使用過程において孔周辺
に亀裂等が生じ易いため、耐久性が低いという問題があ
った。
【0007】本発明は、伝票等の薄くて軽い薄板状物を
脱落させることなく確実に搬送させることができるとと
もに、カーボン複写紙及び感圧複写紙等の薄板状物を圧
力カブリ等を生じさせることなく円滑に搬送させること
ができる薄板状物搬送装置を提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、薄
板状物の搬送方向に沿って張設されて移動されるベルト
と、前記ベルトに近接配置され前記ベルトに対向した空
気噴出孔を有する空気供給室と、該空気供給室内に空気
を圧縮して供給する送気装置とを備えたことを特徴とす
る薄板状物搬送装置により達成される。
【0009】
【作用】本発明に係る搬送装置においては、空気噴出孔
を有する空気供給室と送気装置とにより、薄板状物の一
方の面に圧縮空気を吹付けることによって、所定の方向
に沿って移動されるベルト部材に薄板状物を付勢する。
これにより薄板状物は、ベルト部材の移動に連動して所
定の方向に搬送される。
【0010】
【実施例】以下図示実施例により、本発明を説明する。
図1は、本発明の一実施例である搬送装置を示す図であ
る。この図において、薄板状物10は、空気供給室30
の空気噴出孔31から噴出される圧縮空気によって、ベ
ルト20,21の下面に押し当てられ、ベルト20,2
1の移動に連動して所定の方向(搬送方向A)に搬送さ
れる。
【0011】ベルト20,21は、水平方向に所定の間
隔をあけて一対設けられており、空気供給室30上方に
おける搬送方向Aに沿った上下流側に設けられたプーリ
22,23間にわたってそれぞれ張設される。各ベルト
20,21は、搬送方向A前側(図1中右側)のプーリ
22がモータ24に回転駆動されることによって図1中
反時計方向に循環移動され、下面に付勢される薄板状物
10を搬送方向Aに沿って移動させる。すなわち搬送方
向A前側のプーリ22はそれぞれ、シャフト25を介し
て連結されており、連結されたプーリ22のうち、左側
のベルト20が巻回されたプーリ22には、被駆動プー
リ26が固定されている。被駆動プーリ26には、モー
タ24の回転軸(図示しない)に固定された駆動プーリ
27との間に、被駆動ベルト28が掛け渡されており、
モータ24の回転が、駆動プーリ27から被駆動ベルト
28及び被駆動プーリ26を介してプーリ22に伝達さ
れ、各ベルト20,21を図1中反時計方向に循環移動
させる。各ベルト20,21の下面に付勢された薄板状
物10は、各ベルト20,21の移動に連動され、搬送
方向Aに沿って搬送される。
【0012】空気供給室30の上面には、多数の空気噴
出孔31が、各ベルト20,21の下面に対向する位置
に搬送方向Aに沿って例えば二列ずつ、計四列に設けら
れる。空気供給室30は、ホース32を介して送気装置
(ブロワ)33に連通されており、空気供給室30内に
は送気装置33によって圧縮空気が供給される。空気供
給室30内に供給された空気は、図2に示すように、各
空気噴出孔31からベルト20,21側に(図2中上
方)噴出して薄板状物10の下面に吹付けられ、薄板状
物10の上面を各ベルト20,21の下面に押し当てる
ように付勢する。
【0013】本実施例の作用を説明する。搬送される薄
板状物10の下面には、送気装置33によって空気供給
室30内に供給される圧縮空気が、空気供給室30の各
空気噴出孔31から図2中上方に噴出して吹付けられ、
薄板状物10をベルト20,21下面に押し当てるよう
に付勢する。ベルト20,21下面に付勢された薄板状
物10は、ベルト20,21の図1中反時計方向への移
動に連動され、搬送方向Aに搬送される。搬送中の薄板
状物10は、各空気噴出孔31から上方に噴出する空気
によって常時ベルト20,21下面に押し当てられ、脱
落又は圧力カブリ等を生じることなく円滑かつ確実に搬
送される。
【0014】図3は、本発明の他の実施例である搬送装
置を示す断面図である。この図において、空気供給室4
0は各ベルト20,21の上方に配置されており、各空
気噴出孔41は各ベルト20,21の上面に対向する位
置に設けられる。その他の構成は、上述した図1及び図
2に示す搬送装置と同一である。このような搬送装置に
おいて、各ベルト20,21の上面に載置された薄板状
物10は、空気噴出孔41から図3中下方に向けて噴出
される空気によって、各ベルト20,21の上面に押し
当てられ、各ベルト20,21の移動に連動して所定の
搬送方向(図3中紙面に垂直な方向)に搬送される。
【0015】以上のように上記各実施例によれば、空気
供給室30,40の各空気噴出孔31,41から噴出す
る空気を、薄板状物10における各ベルト20,21と
対向する面と反対側の面に吹付けることによって、薄板
状物10における各ベルト20,21と対向する面を、
各ベルト20,21に押し当てるように付勢させ、ベル
ト20,21の移動に連動して所定の搬送方向に搬送さ
せるので、伝票等の薄くて軽い薄板状物10を脱落させ
ることなく確実に搬送させることができる。また、薄板
状物10を両面からベルトによって挟持させる従来の搬
送装置と異なり、空気を吹付けることによって薄板状物
10をベルト20,21に押し当てるように付勢させる
だけであるので、薄板状物10に圧力カブリによる汚れ
等を生じさせることなく円滑に搬送させることができる
とともに、各ベルトには空気を通過させる孔等を設ける
必要がないため、孔周辺の亀裂等による耐久性の低下を
招くことがない。更に一対のベルト20,21を用いる
ことにより、搬送中の薄板状物10の状態を、各ベルト
20,21の間から直接肉眼で監視することができ、こ
れにより搬送中のトラブル等に迅速かつ容易に対処する
ことができる。
【0016】なお上記各実施例では、ベルト20,21
を水平方向に所定の間隔をあけて一対設けるとともに、
空気供給室30,40を各ベルト20,21の下方又は
上方に配置させ、空気噴出孔31,41から噴出される
空気が、上方又は下方に向けて噴出するように構成した
が、空気供給室30,40の各空気噴出孔31,41か
ら噴出する空気を、薄板状物10における各ベルト2
0,21と対向する面と反対側の面に吹付けることがで
きればよく、非水平方向にベルトを所定の間隔をあけて
一対設けるとともに、空気供給室を各ベルトに対向して
配置し、空気噴出孔から噴出される空気が、ベルト面に
向けて噴出するように構成してもよい。また上記各実施
例では、ベルト20,21を水平方向に所定の間隔をあ
けて一対、すなわち二本設けたが、搬送させる薄板状物
10の幅方向寸法に応じて、一本又は三本以上設けても
よい。また、空気噴出孔31,41はスリットであって
もよく、スリットの延びる方向は限定されない。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気吹付
手段が、薄板状物の一方の面に空気を吹付けることによ
って、所定の方向に沿って移動されるベルト部材に、薄
板状物の他方の面を付勢し、薄板状物をベルト部材の移
動に連動させるので、伝票等の薄くて軽い薄板状物を脱
落させることなく確実に搬送させることができるととも
に、カーボン複写紙及び感圧複写紙等の薄板状物を圧力
カブリ等を生じさせることなく円滑に搬送させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である搬送装置を示す全体斜
視図である。
【図2】図1の搬送装置のB矢視断面図である。
【図3】本発明の他の実施例である搬送装置を示す断面
図である。
【図4】従来の搬送装置を示す図である。
【符号の説明】
10 薄板状物 20,21 ベルト 30 空気供給室 31 空気噴出孔 32 ホース 33 送気装置 A 搬送方向

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄板状物(10)の搬送方向(A)に沿
    って張設されて移動されるベルト(20,21)と、 前記ベルトに近接配置され前記ベルトに対向した空気噴
    出孔(31)を有する空気供給室(30)と、 該空気供給室内に空気を圧縮して供給する送気装置(3
    3)とを備えたことを特徴とする薄板状物搬送装置。
JP9447294A 1994-05-06 1994-05-06 薄板状物搬送装置 Pending JPH07300254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9447294A JPH07300254A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 薄板状物搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9447294A JPH07300254A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 薄板状物搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07300254A true JPH07300254A (ja) 1995-11-14

Family

ID=14111230

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9447294A Pending JPH07300254A (ja) 1994-05-06 1994-05-06 薄板状物搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07300254A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0361259B1 (en) Method of and apparatus for separating and feeding sheets
JP2553324B2 (ja) 枚葉紙被印刷物を印刷機にずれ重ね状態で供給するための方法および装置
JPH04182239A (ja) シート給送用コンベヤシステム
US6044959A (en) Apparatus for staging (pitching) articles on a conveyor system
JP2005170547A5 (ja)
JPH07300254A (ja) 薄板状物搬送装置
JP4584475B2 (ja) エアブロワ手段によって積みパイルから最上位の枚葉紙を分離させるための装置
JPH1192006A (ja) 印刷物処理装置
JP3195792B2 (ja) プリンターとプリンターにおける媒体搬送方法
JP2000304515A (ja) 加工シートの検査装置
US4674733A (en) Loader for signatures and the like
JPH0654649U (ja) 板状物の2枚重ね繰り出し防止装置
JP2009234207A (ja) 画像形成装置
JPH0730607Y2 (ja) 薄板材搬送装置
JP2007186304A (ja) 用紙搬送装置
JP2007098761A (ja) 枚葉紙搬送ベルトコンベヤ及び枚葉紙搬送方法、並びにコンベヤ式uv乾燥装置
JP2525535B2 (ja) 枚葉紙印刷機から枚葉紙を連続的に排紙するための方法及び装置
US20240174006A1 (en) Ink jet recording apparatus including plurality of divided transport plates and plurality of divided suction chambers
JP3754493B2 (ja) ブランクス搬送装置
JPS59114228A (ja) 紙葉類の供給装置
JP2657264B2 (ja) 枚葉物の仕分装置
JP2000095380A (ja) カード状物搬送装置
JPH05338848A (ja) シート搬送機構及びシート搬送処理装置
JPH01321154A (ja) 両頭平面研削装置
JP2539662B2 (ja) シ―ト送り出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010808