JPH07299556A - 車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置 - Google Patents

車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置

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JPH07299556A
JPH07299556A JP9657694A JP9657694A JPH07299556A JP H07299556 A JPH07299556 A JP H07299556A JP 9657694 A JP9657694 A JP 9657694A JP 9657694 A JP9657694 A JP 9657694A JP H07299556 A JPH07299556 A JP H07299556A
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ladle
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晋一 飯田
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彰彦 宇佐美
Hirohisa Abe
浩久 阿部
Naomi Shirayanagi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳造欠陥の発生を抑えると共に生産効率を高
め、良好な車両用ホイールを連続的に一体成形すること
ができる車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置を提供
する。 【構成】 車両用ホイールを一体成形する鋳型本体33
が、キャビティ27のリムフランジ成形空間部上方で該リ
ムフランジ成形空間部の周縁に沿って等間隔に配設され
た複数の押し湯用の凹部28と、ホイールの中心軸をはさ
んで互いに対向する一対の前記押し湯用の凹部28に夫々
連通させられた一対の湯口29,30 と、各湯口29,30 の入
口近傍に設けられた第1及び第2のラドル31,32 とを備
える。該鋳型本体33は駆動軸22により軸支された揺動基
台23上に載置され、前記各第1及び第2のラドル31,32
に交互に溶湯を注ぐべくホイールの中心軸を挟んで1シ
ョット毎に交互に両方向へ傾倒させられ、車両用ホイー
ルを連続的に鋳造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用ホイールの鋳造方
法及び鋳造装置に関し、特に重力鋳造法によりディスク
部とリム部を有する車両用ホイールを連続的に一体成形
する車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知の如く、現在の自動車用ホイールに
はアルミニウム合金材等の軽合金を素材としたホイー
ル、いわゆる軽合金ホイールが多用されている。このよ
うな軽合金ホイールの構造は、1ピースホイール、2ピ
ースホイール、3ピースホイール等多種にわたり、ホイ
ールを構成するリムやディスクの成形方法も多様にわた
っている。
【0003】特に、ディスク部とリム部を一体成形する
1ピースホイールの鋳造方法としては重力鋳造法が広く
用いられているが、この重力鋳造法はその他の鋳造法、
例えば低圧鋳造法やダイカスト鋳造法等に比較して鋳造
に使用する鋳型や鋳造設備の構造が簡単で、軽合金ホイ
ールを安価に鋳造することができるという利点を有して
いる。
【0004】しかしながら、従来の重力鋳造法において
は、湯口から溶湯を注湯する際に鋳型キャビティ内の空
気を溶湯中に巻き込み易いため、湯口の位置や大きさの
選択を誤ったり、溶湯を静かに流れ入れなかったりする
と、鋳造された軽合金ホイールがブローホール等の鋳造
欠陥を生じ易くなるという問題がある。従って、前述の
ような空気の巻き込みを防止する為、通常はせきを介し
て静かに溶湯を鋳型キャビティ内に注ぎ込む為の湯道が
鋳型に設けられているが、これら湯道は鋳物材料の鋳込
み量を増大させると共に鋳造後も湯口跡として鋳物に残
ってしまう。このため、鋳込み時に必要以上の鋳物材料
が必要になると共に、これら湯口跡の除去や仕上げに手
間が掛かるという問題がある。
【0005】そこで、本願発明者等は上記重力鋳造法の
問題点を改良すべく鋭意研究の結果、鋳型に湯道を設け
ることなく、鋳型キャビティ内に溶湯を注湯する際の空
気の巻き込みを防止することができる車両用ホイールの
鋳造方法を開発した。先ず、図7を参照しながら車両用
ホイールを一体成形するための上記鋳造方法に用いられ
る鋳造装置1について説明する。該鋳造装置1は、水平
方向(図示する紙面に対して垂直方向)に延びる駆動軸
2により軸支され、水平状態と図中時計回り方向に揺動
して傾倒した状態との間で揺動自在とされる揺動基台3
上に載置固定された鋳型本体13を備えている。
【0006】前記鋳型本体13は、揺動基台3上に固定
される下型4と、該下型4に対して昇降自在とされる上
型6と、水平方向に摺動自在とされる複数の横型5とを
組み合わせることによって構成されている。そして、こ
の鋳型本体13内に形成されるキャビティ7は、ホイー
ルのディスク部を形成するディスク成形空間部7aとア
ウターリム部を形成するアウターリム成形空間部7bと
が鋳型下部に、そしてインナーリム部を形成するインナ
ーリム成形空間部7cが鋳型上部に向かって延びるよう
に配設されており、ディスク部のデザイン面を下向きに
する形でキャビティが形成されている。即ち、ディスク
成形空間部7aに対応する下型4はホイールディスク部
のデザイン面を成形し、上型6はホイールディスク部の
ハブ取付け面を成形する。
【0007】そして、前記インナーリム成形空間部7c
の上端縁であるリムフランジ成形空間部上方には、該リ
ムフランジ成形空間部の周縁に沿って等間隔に配設され
た複数の押し湯用の凹部8が形成されており、前記ディ
スク成形空間部7aの中心に合致する部分には、押し湯
用の凹部12が形成されている。更に、鋳型本体13が
駆動軸2の回りを図中時計回り方向に揺動して傾倒させ
られた時、前記インナーリム成形空間部7cの最も下側
となる部分に臨むように形成された押し湯用の凹部8の
上方には、杓状の湯だまり部であるラドル10が取付け
られると共に該ラドル10に連通すべく鋳型本体13の
上方に向かって開口する湯口9が形成されている。
【0008】前記ラドル10は、前記鋳型本体13が傾
倒した状態において溶湯を受け入れると共に、該鋳型本
体13が傾倒状態から水平状態に徐々に戻されるに連れ
て溶湯を前記湯口9を介してキャビティ7の内部に注湯
できるように構成された湯だまりである。次に、上述の
鋳造装置1を用いて車両用ホイールを鋳造する方法につ
いて図8乃至図10を用いて説明する。
【0009】先ず、図8に示すように駆動軸2を回転し
て鋳型本体13を図中時計回り方向に傾倒させ、前記ラ
ドル10をほぼ水平に保つとともに、このラドル10内
にとりべ11から溶湯14を供給する。その後、図9に
示すように鋳型本体13を傾倒状態から図中反時計回り
方向に徐々に回転させて水平状態に戻すと、ラドル10
内の溶湯14が湯口9を介してキャビティ7内に徐々に
流入する。そして、溶湯14が冷却凝固した後に図10
に示すように鋳型本体13を開くことにより、車両用ホ
イールの鋳物製品15を外部に取り出して鋳造工程を完
了する。
【0010】上述の車両用ホイールの鋳造方法において
は、鋳型本体13を傾倒状態から水平状態に戻す駆動軸
2の回転速度に応じて溶湯14のキャビティ7内への注
入速度を適宜制御することができると共に、溶湯14が
ラドル10からキャビティ7内のその傾倒角度における
最も下側の部分に徐々に注湯され、溶湯14がキャビテ
ィ7の内部に存在する空気の下側に徐々に入り込むこと
ができるので、キャビティ7内に注湯される溶湯14は
空気を巻き込み難くなり、鋳造された車両用ホイールに
は空気を巻き込むことに起因する鋳造欠陥が生じ難い。
そこで、鋳型キャビティ内に溶湯を静かに注ぎ込む為
に、従来の如き湯道を鋳型に設ける必要がない。
【0011】また、押し湯用の凹部8の上方に湯口9を
設けることにより、最後に凝固させたい鋳物の押し湯部
分15aと最後に凝固する鋳物の湯口とを一致させるこ
とができ、最後に凝固して最も強度の低下し易い湯口部
分が押し湯部分15aと伴に切断されて製品部分に残る
ことがない。更に、湯道跡を有しない微小な湯口跡15
bも押し湯部分15aを切断することにより取り除かれ
るので、後工程の機械加工において湯口跡15bを切断
する為の余分な加工が不要となって仕上げ加工に要する
時間を短縮することができるという利点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
鋳型装置1を用いる車両用ホイールの鋳造方法において
は、湯口9が一カ所に設けられているために該湯口9付
近の鋳型温度が高くなるのに対して、鋳型本体13の中
心を挟んでこの湯口9の反対側に位置する部分の鋳型温
度が低下し易く、鋳型本体13の温度分布がアンバラン
スになる傾向にある。
【0013】そこで、湯口9に近い部分においては溶湯
の温度が高くなって鋳造されるホイールの鋳物組織が粗
大化して強度が低下しやすい反面、湯口9とは反対側の
部分においては溶湯の温度が低下して十分な強度を得や
すくなるから、一つの車両用ホイールのリム部分に強度
が高い部分と低い部分とが混在し、回転体である車両用
ホイールとしてはその性格上好ましくない状態となる。
又、鋳型温度が高く最後に固まる鋳物部分では凝固時の
収縮による引け巣、鋳型温度が低く鋳物の外周が早く固
まり易い鋳物の内部には溶湯中のガスが残るブローホー
ルといった鋳造欠陥を生じる可能性がある。
【0014】さらに、湯口9付近の溶湯温度が高くなる
ために冷却凝固に要する時間が長くかかることとなっ
て、1回の鋳造(1ショット)に要するサイクルタイム
が長くなり生産効率が低下してしまう。従って、本発明
の目的は上記課題を解消することに係り、鋳造欠陥の発
生を抑えると共に生産効率を高め、良好な車両用ホイー
ルを連続的に一体成形することができる車両用ホイール
の鋳造方法及び鋳造装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、鋳
型キャビティのリムフランジ成形空間部上方に配設した
押し湯部分に湯口を連通させると共に該湯口の入口近傍
に杓状の湯だまり部を設け、該湯だまり部に溶湯を注ぐ
べく鋳型を傾倒させた後、該湯だまり部に溶湯を注ぎ込
み、その後鋳型を水平に戻すことにより鋳型キャビティ
内に溶湯を注湯し、ディスク部とリム部を有する車両用
ホイールを一体成形する車両用ホイールの鋳造方法であ
って、前記湯口及び前記湯だまり部を備えた少なくとも
一対の押し湯部分がホイールの中心軸をはさんで互いに
対向するように前記リムフランジ成形空間部上方に配設
され、1ショット毎に交互に各湯だまり部より溶湯を注
ぎ込んで車両用ホイールを連続的に一体成形することを
特徴とする車両用ホイールの鋳造方法によって達成され
る。
【0016】また、上記目的は、ディスク部とリム部を
有する車両用ホイールを一体成形する鋳型本体が、鋳型
キャビティのリムフランジ成形空間部上方で該リムフラ
ンジ成形空間部の周縁に沿って等間隔に配設された複数
の押し湯部分と、ホイールの中心軸をはさんで互いに対
向する少なくとも一対の前記押し湯部分に夫々連通させ
られた複数の湯口と、各湯口の入口近傍に設けられた杓
状の湯だまり部とを備えると共に、前記各湯だまり部に
溶湯を注ぐべく該鋳型本体をホイールの中心軸を挟んで
1ショット毎に交互に両方向へ傾倒させる鋳型傾倒手段
を備えたことを特徴とする車両用ホイールの鋳造装置に
よって達成される。
【0017】
【作用】上記車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置に
よれば、鋳型本体を傾倒状態から水平状態に戻す速度に
応じて溶湯のキャビティ内への注入速度を適宜制御する
ことができると共に、溶湯が湯だまり部からキャビティ
内のその傾倒角度における最も下側の部分に徐々に注湯
されてキャビティの内部に存在する空気の下側に徐々に
入り込むことができるので、キャビティ内に注湯される
該溶湯は空気を巻き込み難くなり、湯道を鋳型に設ける
必要がなくなる。
【0018】また、押し湯部分の上方に湯口を設けるこ
とにより、最後に凝固させたい鋳物の押し湯部分と最後
に凝固する鋳物の湯口とを一致させることができ、最後
に凝固して最も強度の低下し易い湯口部分が押し湯部と
伴に切断されて製品部分に残ることがなく、湯口跡は押
し湯部分を切断することにより取り除かれる。更に、一
対の湯口が鋳型本体の中心を挟んで互いに対向するよう
に配設され、各湯口はそれぞれ対向する湯口から注湯さ
れた溶湯の温度が下がり易い位置に位置しているので、
これら湯口より1ショット毎に交互に溶湯を注ぎ込むこ
とによって鋳型温度の低い部分が交互に鋳型温度の高い
湯口回りとなり、鋳型本体の温度分布が平準化されると
共に鋳型本体全体の温度も低下して鋳物の冷却速度が速
くなる。
【0019】
【実施態様】以下、添付図面を参照して本発明に係る車
両用ホイールの鋳造方法及び鋳造装置の一実施態様を詳
細に説明する。ここで、図1は本実施態様の車両用ホイ
ールの鋳造装置を模式的に示す概略断面図、図2乃至図
6は本実施態様に係る鋳造方法の流れを説明する為の概
略断面図である。
【0020】鋳造装置20は、水平方向(図示する紙面
に対して垂直方向)に延びる駆動軸22により軸支さ
れ、水平状態と図中時計回り方向及び反時計回り方向に
揺動して傾倒した状態との間で揺動自在とされる鋳型傾
倒手段である揺動基台23上に載置固定された鋳型本体
33を備えている。前記鋳型本体33は、揺動基台23
上に固定される下型24と、該下型24に対して昇降自
在とされる上型26と、水平方向に摺動自在とされる複
数の横型25とを組み合わせることによって構成されて
いる。そして、この鋳型本体33内に形成されるキャビ
ティ27は、ホイールのディスク部を形成するディスク
成形空間部27aとアウターリム部を形成するアウター
リム成形空間部27bとが鋳型下部に、そしてインナー
リム部を形成するインナーリム成形空間部27cが鋳型
上部に向かって延びるように配設されており、ディスク
部のデザイン面を下向きにする形でキャビティが形成さ
れている。即ち、ディスク成形空間部27aに対応する
下型24はホイールディスク部のデザイン面を成形し、
上型26はホイールディスク部のハブ取付け面を成形す
る。
【0021】そして、前記インナーリム成形空間部27
cの上端縁であるリムフランジ成形空間部上方には、該
リムフランジ成形空間部の周縁に沿って等間隔に配設さ
れた複数の押し湯用の凹部28が形成されており、前記
ディスク成形空間部27aの中心に合致する部分には、
押し湯用の凹部34が形成されている。更に、鋳型本体
33が駆動軸22の回りを図中時計回り方向及び反時計
回り方向に揺動して傾倒させられた時、前記インナーリ
ム成形空間部27cの最も下側となる部分にそれぞれ臨
むように形成された一対の押し湯用の凹部28,28の
上方には、ホイールの中心軸をはさんで互いに対向する
一対の杓状の湯だまり部である第1及び第2のラドル3
1,32が取付けられると共に該第1及び第2のラドル
31,32に連通すべく鋳型本体33の上方に向かって
開口する第1及び第2の湯口29,30が形成されてい
る。即ち、第1及び第2の湯口29,30は、ホイール
の中心軸をはさんで互いに対向する一対の前記押し湯用
の凹部28,28に夫々連通させられている。
【0022】前記第1及び第2のラドル31,32は、
それぞれ前記鋳型本体33が各揺動方向へ傾倒した状態
において溶湯を受け入れると共に、該鋳型本体33が傾
倒状態から水平状態に徐々に戻されるに連れて溶湯を前
記第1及び第2の湯口29,30を介してキャビティ2
7の内部に注湯できるように構成された湯だまりであ
る。
【0023】次に、上述の鋳造装置20を用いて車両用
ホイールを鋳造する方法について図2乃至図6を用いて
説明する。先ず、図2に示すように駆動軸22を回転し
て鋳型本体33を図中時計回り方向に傾倒させ、前記第
1のラドル31をほぼ水平に保つとともに、この第1の
ラドル31内にとりべ11から溶湯14を供給する。そ
の後、図3に示すように鋳型本体33を傾倒状態から図
中反時計回り方向に徐々に回転させて水平状態に戻す
と、第1のラドル31内の溶湯14が第1の湯口29を
介してキャビティ27内に徐々に流入する。そして、溶
湯14が冷却凝固した後に図4に示すように鋳型本体3
3を開くことにより、車両用ホイールの鋳物製品15を
外部に取り出して第1の鋳造工程を完了する。
【0024】次に、再び図1に示したように鋳型本体3
3を型締めし、図5に示すように駆動軸22を回転して
鋳型本体33を図中反時計回り方向に傾倒させ、前記第
2のラドル32をほぼ水平に保つとともに、この第2の
ラドル32内にとりべ11から溶湯14を供給する。そ
の後、図6に示すように鋳型本体33を傾倒状態から図
中時計回り方向に徐々に回転させて水平状態に戻すと、
第2のラドル32内の溶湯14が第2の湯口30を介し
てキャビティ27内に徐々に流入する。そして、溶湯1
4が冷却凝固した後に図4に示したように鋳型本体33
を開くことにより、車両用ホイールの鋳物製品15を外
部に取り出して第2の鋳造工程を完了する。
【0025】そして、キャビティ27内へ溶湯14を注
湯する1ショット毎に交互に前記第1及び第2のラドル
31,32より溶湯14を注ぎ込んで車両用ホイールの
鋳物製品15を連続的に一体成形するべく、上記第1及
び第2の鋳造工程を交互に繰り返す。この際、鋳型本体
33を傾倒状態から水平状態に戻す駆動軸22の回転速
度に応じて溶湯14のキャビティ27内への注入速度を
適宜制御することができると共に、溶湯14がそれぞれ
第1及び第2のラドル31,32からキャビティ27内
のその傾倒角度における最も下側の部分に徐々に注湯さ
れ、溶湯14がキャビティ27の内部に存在する空気の
下側に徐々に入り込むことができるので、キャビティ2
7内に注湯される溶湯14は空気を巻き込み難くなり、
鋳造された車両用ホイールには空気を巻き込むことに起
因する鋳造欠陥が生じ難い。即ち、鋳型キャビティ内に
溶湯を静かに注ぎ込むための湯道を鋳型に設けることな
く、溶湯を注湯する際の空気の巻き込みを防止すること
ができるので、鋳込み時に必要以上の鋳物材料が必要に
なったり、仕上げに手間が掛かったりすることがない。
【0026】また、一対の湯口29,30が鋳型本体3
3の中心を挟んで互いに対向するように配設され、各湯
口29,30はそれぞれ対向する湯口30,29から注
湯された溶湯14の温度が下がり易い位置に位置してい
るので、これら湯口29,30より1ショット毎に交互
に溶湯14を注ぎ込むことによって鋳型温度の低い部分
が交互に鋳型温度の高い湯口回りとなり、鋳型本体33
の温度分布が平準化されると共に鋳型全体の温度も低下
して鋳物の冷却速度が速くなる。
【0027】これにより、車両用ホイールのリム部分の
強度が周方向に均一になると共に、鋳型温度が高く最後
に固まる鋳物部分に生じ易い引け巣や、鋳型温度が低く
鋳物の外周が早く固まり易い鋳物の内部に生じるブロー
ホールといった鋳造欠陥が生じ難くなる。又、鋳造され
るホイールの冷却速度が高まって鋳物組織が微細化さ
れ、その強度を高めることができるから、ホイールを薄
肉化して軽量化を図ることができるばかりでなく、鋳込
み重量を減少させて製造コストを低減させることができ
ると共に、鋳造に要する時間を短くして量産性を向上さ
せることができる。
【0028】更に、対向する一対の押し湯用の凹部2
8,28の上方に湯口29,30を設けることにより、
最後に凝固させたい鋳物の押し湯部分15aと最後に凝
固する鋳物の湯口とを一致させることができ、最後に凝
固して最も強度の低下し易い湯口部分が押し湯部分15
aと伴に切断されて製品部分に残ることがない。更に、
湯道跡を有しない微小な湯口跡15bも押し湯部分15
aを切断することにより取り除かれるので、後工程の機
械加工において湯口跡15bを切断する為の余分な加工
が不要となって仕上げ加工に要する時間を短縮すること
ができるという利点を有する。
【0029】尚、本発明の車両用ホイールの鋳造装置は
上記実施態様に限定されるものではなく、鋳型本体を構
成する上型、下型、横型等の鋳型構造、および湯だまり
部分や押し湯部分の形状及び数量等は種々変更すること
ができる。また、良質の鋳物を得る為に、必要に応じて
冷し金、ガス抜き等が適宜配設される。又、上記実施態
様の鋳造装置20においては、本発明の鋳造方法の理解
を容易とすべく図中の左右に一対のとりべ11を配し、
交互に第1及び第2のラドル31,32に溶湯14を供
給する例を示したが、前記揺動基台23を水平に180
度回転可能とし、1ショット毎に鋳型本体33を180
度回転させ、一つのとりべ11から交互に第1及び第2
のラドル31,32に溶湯14を供給するように構成し
てもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明の車両用ホイールの鋳造方法及び
鋳造装置によれば、鋳型本体を傾倒状態から水平状態に
戻す速度に応じて溶湯のキャビティ内への注入速度を適
宜制御することができると共に、溶湯が湯だまり部から
キャビティ内のその傾倒角度における最も下側の部分に
徐々に注湯されてキャビティの内部に存在する空気の下
側に徐々に入り込むことができるので、キャビティ内に
注湯される該溶湯は空気を巻き込み難くなり、鋳造され
た車両用ホイールには空気を巻き込むことに起因する鋳
造欠陥が生じ難い。即ち、鋳型キャビティ内に溶湯を静
かに注ぎ込むための湯道を鋳型に設けることなく、溶湯
を注湯する際の空気の巻き込みを防止することができる
ので、鋳込み時に必要以上の鋳物材料が必要になった
り、仕上げに手間が掛かったりすることがない。
【0031】また、押し湯部分の上方に湯口を設けるこ
とにより、最後に凝固させたい鋳物の押し湯部分と最後
に凝固する鋳物の湯口とを一致させることができ、最後
に凝固して最も強度の低下し易い湯口部分が押し湯部と
伴に切断されて製品部分に残ることがなく、湯道跡を有
しない微小な湯口跡も押し湯部分を切断することにより
取り除かれる。そこで、後工程の機械加工において湯口
跡を切断する為の余分な加工が不要となって仕上げ加工
に要する時間を短縮することができる。
【0032】更に、一対の湯口が鋳型本体の中心を挟ん
で互いに対向するように配設され、各湯口はそれぞれ対
向する湯口から注湯された溶湯の温度が下がり易い位置
に位置しているので、これら湯口より1ショット毎に交
互に溶湯を注ぎ込むことによって鋳型温度の低い部分が
交互に鋳型温度の高い湯口回りとなり、鋳型本体の温度
分布が平準化されると共に鋳型本体全体の温度も低下し
て鋳物の冷却速度が速くなる。
【0033】そこで、車両用ホイールのリム部分の強度
が周方向に均一になると共に、鋳型温度が高く最後に固
まる鋳物部分に生じ易い引け巣や、鋳型温度が低く鋳物
の外周が早く固まり易い鋳物の内部に生じるブローホー
ルといった鋳造欠陥が生じ難くなる。又、鋳造されるホ
イールの冷却速度が高まって鋳物組織が微細化されその
強度を高めることができるから、ホイールを薄肉化して
軽量化を図ることができるばかりでなく、鋳込み重量を
減少させて製造コストを低減させることができると共
に、鋳造に要する時間(サイクルタイム)を短くして量
産性を向上させることができる。
【0034】従って、鋳造欠陥の発生を抑えると共に生
産効率を高め、良好な車両用ホイールを連続的に一体成
形することができる車両用ホイールの鋳造方法及び鋳造
装置を提供できる。
【0035】
【実施例】以下、実施例と比較例により本発明の車両用
ホイールの鋳造方法及び鋳造装置の効果を明らかにする
ことができる。 (実施例)前記実施態様における鋳造装置20とほぼ同
様の構造を有する鋳型本体を用いて、図11に模式的に
示す形状のテストピース40を本発明の鋳造方法により
作製した。尚、テストピース40の長手方向両端部にそ
れぞれ第1及び第2の押し湯部分42,41を設け、該
第1及び第2の押し湯部分42,41の上方に第1及び
第2のラドル44,43を配設した。
【0036】又、テストピース40の鋳造に使用する材
料はAC4C、溶湯温度は740℃±10℃、鋳型本体
は型温度が300℃に達するまではヒーターにより予熱
を行うこととし、凝固時間は90秒、サイクルタイムを
120秒とした。そして、両側のラドル44,43を1
ショット毎に交互に使用してテストピース40を連続的
に鋳造するとともに、捨て打ちを行って安定した状態と
なってから図示右側のラドル44を使用して鋳造したテ
ストピース40を6本採取した。
【0037】また、鋳造に使用したラドル44から最も
遠い位置にあたるテストピース40のA点、このラドル
44に最も近い位置にあたるテストピース40のE点、
およびA点とE点の中間点であるテストピース40のC
点の3ヶ所に対応する部分において、前記テストピース
40を採取した際の鋳型本体の型温度を測定した。 (比較例)前記実施例で使用した鋳型本体をそのまま使
用するが、常に図示右側のラドル44を使用して連続的
に鋳造する片側鋳造とし、それ以外は前記実施例と同一
の鋳造条件のもとで実施例と同一形状のテストピース4
0を6本採取するとともに、ラドル44から最も遠い位
置にあるテストピース40のA点、ラドル44に最も近
い位置にあるテストピース40のE点、およびA点とE
点の中間点であるC点の3ヶ所に対応する部分の鋳型本
体の型温度を測定した。
【0038】(実験結果)まず、上記実施例および比較
例において測定された鋳型本体の上記各測定点における
平均型温を求め、測定結果を図12に示した。図12か
ら明らかなように、常に図示右側のラドル44を用いて
鋳造を行った比較例においては、ラドル44に最も近い
E点の型温が最も高く、この湯だまり部から最も遠いA
点の型温が最も低くなっている。
【0039】これに対して、両側のラドル43,44を
1ショット毎に交互に使用して鋳造を行った実施例にお
いては、比較例に対してラドル44に最も近いE点にお
いて17℃、前記B点において10℃型温が低下してい
る。そして、ラドル44から最も遠い前記A点において
は実施例の方が比較例に対して1℃型温が高くなり、全
体的に見ると実施例における鋳型本体各部の型温が平準
化されていることが判る。
【0040】次に、上記実施例および比較例において得
られた各々6本のテストピース40の前記A点から前記
E点までの間の5ヶ所に対応する部分を切り出し、研磨
後適度に腐食させた断面を顕微鏡で観察して、鋳造品各
部における冷却速度を推定すべく各テストピース40の
デンドライトアームスペーシング(dendrite arm spaci
ng)を測定した結果を図13に示す。ここで前記デンド
ライトアームスペーシングとは、鋳造品における樹枝状
結晶の2次枝間隔であり、隣接する2次アーム間の中心
間距離である。即ち、観察面においてデンドライトの2
次アームが3本以上整列している部分を複数選び、アー
ム群の境界から境界までの距離、アーム群の境界から境
界まで線を引いた時のアーム境界との交点数を測定し、
これら測定値よりアームの平均間隔を求める。尚、測定
するデンドライトの枝の数は30とした。
【0041】更に、上述のデンドライトアームスペーシ
ングの測定結果から推定したテストピースの前記A点か
ら前記E点の5ヶ所の部分の冷却速度を求め、図14に
示した。そこで、図13及び図14から明らかなよう
に、実施例のテストピースにおいては比較例のテストピ
ースに比べ、テストピース各部分におけるデンドライト
アームスペーシングが狭くなり、冷却速度が高まってい
るので、鋳物組織の微細化が図られていることが明らか
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用ホイールの鋳造装置の一実
施態様の構造を模式的に示す概略断面図である。
【図2】図1に示した鋳造装置の一方のラドルに溶湯を
供給する状態を模式的に示す概略断面図である。
【図3】図2に示した鋳型本体を徐々に傾けて溶湯をラ
ドルからキャビティ内に注湯する状態を模式的に示す概
略断面図である。
【図4】図1に示した鋳型本体の型開き状態を模式的に
示す概略断面図である。
【図5】図1に示した鋳造装置の他方のラドルに溶湯を
供給する状態を模式的に示す概略断面図である。
【図6】図5に示した鋳型本体を徐々に傾けて溶湯をラ
ドルからキャビティ内に注湯する状態を模式的に示す概
略断面図である。
【図7】従来の車両用ホイールの鋳造装置の構造を模式
的に示す概略断面図である。
【図8】図7に示した鋳造装置のラドルに溶湯を供給す
る状態を模式的に示す概略断面図である。
【図9】図8に示した鋳型本体を徐々に傾けて溶湯をラ
ドルからキャビティ内に注湯する状態を模式的に示す概
略断面図である。
【図10】図7に示した鋳型本体の型開き状態を模式的
に示す概略断面図である。
【図11】実施例におけるテストピースの形状を示す正
面図及び横断面図である。
【図12】実施例における鋳型本体各部の型温度を示す
グラフである。
【図13】実施例におけるテストピースの各部における
デンドライトアームスペーシングの測定結果を示すグラ
フである。
【図14】実施例におけるテストピースの各部における
冷却速度を示すグラフである。
【符号の説明】
20 鋳造装置 22 駆動軸 23 揺動基台 24 下型 25 横型 26 上型 27 キャビティ 27a ディスク成形空間部 27b アウターリム成形空間部 27c インナーリム成形空間部 28 押し湯用の凹部 29 第1の湯口 30 第2の湯口 31 第1のラドル 32 第2のラドル 33 鋳型本体
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60B 3/02 3/06 (72)発明者 阿部 浩久 静岡県浜松市葵町318番地 エンケイ株式 会社内 (72)発明者 白▲柳▼ 直美 静岡県浜松市葵町318番地 エンケイ株式 会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型キャビティのリムフランジ成形空間
    部上方に配設した押し湯部分に湯口を連通させると共に
    該湯口の入口近傍に杓状の湯だまり部を設け、該湯だま
    り部に溶湯を注ぐべく鋳型を傾倒させた後、該湯だまり
    部に溶湯を注ぎ込み、その後鋳型を水平に戻すことによ
    り鋳型キャビティ内に溶湯を注湯し、ディスク部とリム
    部を有する車両用ホイールを一体成形する車両用ホイー
    ルの鋳造方法であって、 前記湯口及び前記湯だまり部を備えた少なくとも一対の
    押し湯部分がホイールの中心軸をはさんで互いに対向す
    るように前記リムフランジ成形空間部上方に配設され、
    1ショット毎に交互に各湯だまり部より溶湯を注ぎ込ん
    で車両用ホイールを連続的に一体成形することを特徴と
    する車両用ホイールの鋳造方法。
  2. 【請求項2】 ディスク部とリム部を有する車両用ホイ
    ールを一体成形する鋳型本体が、鋳型キャビティのリム
    フランジ成形空間部上方で該リムフランジ成形空間部の
    周縁に沿って等間隔に配設された複数の押し湯部分と、
    ホイールの中心軸をはさんで互いに対向する少なくとも
    一対の前記押し湯部分に夫々連通させられた複数の湯口
    と、各湯口の入口近傍に設けられた杓状の湯だまり部と
    を備えると共に、前記各湯だまり部に溶湯を注ぐべく該
    鋳型本体をホイールの中心軸を挟んで1ショット毎に交
    互に両方向へ傾倒させる鋳型傾倒手段を備えたことを特
    徴とする車両用ホイールの鋳造装置。
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