JPH0729945U - 防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造 - Google Patents

防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造

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JPH0729945U
JPH0729945U JP6176893U JP6176893U JPH0729945U JP H0729945 U JPH0729945 U JP H0729945U JP 6176893 U JP6176893 U JP 6176893U JP 6176893 U JP6176893 U JP 6176893U JP H0729945 U JPH0729945 U JP H0729945U
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JP
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telephone
drip
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田 哲 男 橘
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付作業が容易で、簡単に液封状態が得られ
る防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造を得るにあ
る。 【構成】 電話機ケース１外面のアンテナ穴２に棒アン
テナ３の基部３ａを挿入し、同棒アンテナ３の取付部と
電話機ケース内面１ａとの間の液封を行う防滴コードレ
ス電話機のアンテナ取付構造において、前記棒アンテナ
３の廻止めを行う基部舌片３ｂの表面にねじ穴５を形成
し、前記アンテナ穴２に対して直角方向に延長されかつ
前記ねじ穴５に到達できる取付孔７を電話機ケース１の
内面１ａに形成し、同取付孔７の周囲にオーリング９等
のシールリングを位置される座ぐり８を形成し、前記シ
ールリングに対応した逃げ穴１２を形成された内部接続
端子１０を介装した状態でつば付取付ねじ６のねじ部６
ａを前記ねじ穴５に締付けた防滴コードレス電話機のア
ンテナ取付構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は壱の筐体構造に関し、特に、無線通信用棒アンテナの取付構造に関す る。
【０００２】
【従来の技術】
周知のように、浴室等で使用される防滴コードレス電話機においては、電話機 ケースの外部に一部が露呈される棒アンテナと同電話機ケースの内部との間を液 密状態に保持する必要があるけれども、従来では、図５に示すような構造により 電話機ケースの内外の液封を行っている。
【０００３】 即ち、図５の符号”Ａ”は電話機ケースであり、この電話機ケースＡの外面ａ 1 には棒アンテナＢの基部ｂ1 を挿入できるアンテナ穴Ｃが形成され、棒ア ンテナＢの基部ｂ1 から突起された取付ねじｂ2 は前記アンテナ穴Ｃの底面 に連絡された透孔Ｄを通って前記電話機ケースＡの内部に導入される。そして、 前記棒アンテナＢの基部端面と前記アンテナ穴Ｃの底面との間に液封用オーリン グＥが介装され、前記取付ねじｂ2 には内部接続端子Ｆを介装した状態で袋ナ ットＧがねじ込まれる。 なお、図５の符号”Ｈ”は棒アンテナＢの基部周面に形成される廻止め用削成 面である。
【０００４】 したがって、このようなアンテナ取付構造によると、取付ねじｂ2 に袋ナッ トＧを締付ける場合、棒アンテナＢの基部端面とアンテナ穴Ｃの底面との間にオ ーリングＥが弾性変形されるため、同オーリングＥにより電話機ケースＡの内外 の液密状態が得られることになる。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この液密状態は、オーリングＥの変形状態を制御する袋ナット Ｇの締付けトルクを管理することにより行うけれども、袋ナットＧは電話機ケー スＡ内部の狭い空間内で締付けなければならないので、作業がやり難いばかりで なく、厳密に締付けトルクを管理できないため、締付けトルクが弱く、電話機ケ ースＡの内部に液滴が侵入して故障の原因となったり、逆に締付けトルクが強過 ぎ、電話機ケースＡの割れの原因となっている。
【０００６】 本考案の目的は、以上に述べたような従来のアンテナ取付構造の問題に鑑み、 取付作業が容易で、簡単に液封状態が得られる防滴コードレス電話機のアンテナ 取付構造を得るにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本考案は、電話機ケース外面のアンテナ穴に棒アン テナの基部を挿入し、同棒アンテナの取付部と電話機ケース内面との間の液封を 行う防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造において、前記棒アンテナの廻止 めを行う基部舌片の表面にねじ穴を形成し、前記アンテナ穴に対して直角方向に 延長されかつ前記ねじ穴に到達できる取付孔を電話機ケースの内面に形成し、同 取付孔の周囲にオーリング等のシールリングを位置される座ぐりを形成し、前記 シールリングに対応した逃げ穴を形成された内部接続端子を介装した状態でつば 付取付ねじのねじ部を前記ねじ穴に締付けた防滴コードレス電話機のアンテナ取 付構造を提供するものである。
【０００８】
【実施例】
以下、図１から図４について本考案の実施例の詳細を説明する。 図１は本考案を施した防滴コードレス電話機を示し、同防滴コードレス電話機 の電話機ケース１の背面上部には略垂直方向を向いたアンテナ穴２が形成され、 このアンテナ穴２には棒アンテナ３の基部３ａが挿入されている。即ち、図２に 示すように、このアンテナ穴２の底面には棒アンテナ３の基部端面に一体に連接 した基部舌片３ｂを受入れる延長孔４が連絡され、棒アンテナ３の廻止めをも兼 ねた同基部舌片３ｂには略水平方向のねじ穴５が形成される。
【０００９】 そして、前記電話機ケース１の内面１ａに対しては、つば付取付ねじ６のねじ 部６ａを挿入できる略水平方向の取付孔７が前記ねじ穴５に対応した部分に穿っ てあり、この取付孔７と同心的な座ぐり８が前記内面１ａに形成され、この座ぐ り８中にオーリング９が位置される。液密を保つ同オーリング９の断面径は、後 述から明らかになるように、前記座ぐり８の深さと内部接続端子１０の厚み寸法 とを加えたものよりも僅かに大きな寸法のものが選ばれる。
【００１０】 また、前記つば付取付ねじ６の春６ｂと電話機ケース１の内面１ａとの間に、 内部結線１１に接続される内部接続端子１０が介装され、この内部接続端子１０ 及びつば付取付ねじ６を介して内部結線１１と前記棒アンテナ３との電気的導通 が図られる。 前記つば付取付ねじ６のねじ部６ａに嵌められる内部接続端子１０の中心部に は、前記オーリング９の外径よりも僅かに大きな口径の逃げ穴１２が形成されて いるので、オーリング９はつば付取付ねじ６の平滑なつば６ｂの表面及び座ぐり ８の底面に同時に接触できる。
【００１１】 図３から理解されるように、電話機ケース１の内面１ａ及びつば付取付ねじ６ の間の内部接続端子１０の位置関係を得るため、電話機ケース１の内面１ａには ２本の位置決めピン１３が突起され、これらの位置決めピン１３に対応した内部 接続端子１０の表面に位置決め孔１４が開けてある。 したがって、位置決めピン１３に対して内部接続端子１０の位置決め孔１４を 嵌めると、前記取付孔７及び座ぐり８の中心に対して内部接続端子１０の逃げ穴 １２の中心が一致するから、つば付取付ねじ６による棒アンテナ３の取付け作業 が容易になる。
【００１２】 図示実施例による防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造は、以上に述べた ような構造であるから、電話機ケース１のアンテナ穴２に棒アンテナ３の基部３ ａを挿入した後、つば付取付ねじ６のねじ部６ａを基部舌片３ｂのねじ穴５にね じ込むことにより電話機ケース１の内外の液密状態が得られる。即ち、図４に示 すように、つば付取付ねじ６のねじ部６ａにオーリング９及び内部接続端子１０ を嵌め、同ねじ部６ａの先端を取付孔７に通し、基部舌片３ｂのねじ穴５につば 付取付ねじ６を締付けると、図２に示すように、オーリング９の表面がつば付取 付ねじ６のつば６ｂの表面及び座ぐり８の底面に対して全周に亙って密着される ため、電話機ケース１の内外の液封が完了する。 この固定作業は、棒アンテナ３の長さ方向に対して直角な方向からスクリュド ライバ等で簡単に行うことができるけれども、オーリング９の変形シロは座ぐり ８の深さ及び内部接続端子１０の厚みにより予め設定できるから、内部接続端子 １０の緊締時の締付けトルクの管理が非常に容易になり、オーリング９による適 正な液密状態を容易に実現できる。
【００１３】 なお、前記実施例においては、オーリング９を例示したけれども、このオーリ ング９の代わりに、他のシールリングを用いてもよい。
【００１４】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、棒アンテナの長さ方向に対 して直角な方向の広い空間からつば付取付ねじを締付けるだけで取付けることが できるから、取付作業が容易になる。そして、本考案においては、オーリング等 のシールリングの変形シロは座ぐりの深さ及び内部接続端子の厚みにより予め設 定できるから、つば付取付ねじを緩みなく締結するだけで、適正な液密状態が得 られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】一部を破断して示す本考案による防滴コードレ
ス電話機の側面図である。
【図２】同防滴コードレス電話機の要部拡大断面図であ
る。
【図３】拾を取除いて示した図２の左側面図である。
【図４】つば付取付ねじの締付け以前の図２と同様の図
である。
【図５】従来のアンテナ取付構造の断面図である。
【符号の説明】
１ 電話機ケース １ａ 内面 ２ アンテナ穴 ３ 棒アンテナ ３ａ 基部 ３ｂ 基部舌片 ４ 延長孔 ５ ねじ穴 ６ つば付取付ねじ ６ａ ねじ部 ６ｂ つば ７ 取付孔 ８ 座ぐり ９ オーリング １０ 内部接続端子 １２ 逃げ穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 電話機ケース外面のアンテナ穴に棒アン
    テナの基部を挿入し、同棒アンテナの取付部と電話機ケ
    ース内面との間の液封を行う防滴コードレス電話機のア
    ンテナ取付構造において、前記棒アンテナの廻止めを行
    う基部舌片の表面にねじ穴を形成し、前記アンテナ穴に
    対して直角方向に延長されかつ前記ねじ穴に到達できる
    取付孔を電話機ケースの内面に形成し、同取付孔の周囲
    にオーリング等のシールリングを位置される座ぐりを形
    成し、このシールリングに対応した逃げ穴を形成された
    内部接続端子を介装した状態でつば付取付ねじのねじ部
    を前記ねじ穴に締付けたことを特徴とする防滴コードレ
    ス電話機のアンテナ取付構造。
JP6176893U 1993-10-22 1993-10-22 防滴コードレス電話機のアンテナ取付構造 Expired - Lifetime JP2535701Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182199A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nec Corp アンテナ装置
KR101305283B1 (ko) * 2006-08-22 2013-09-06 엘지전자 주식회사 안테나 장치를 구비하는 휴대 단말기

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KR101305283B1 (ko) * 2006-08-22 2013-09-06 엘지전자 주식회사 안테나 장치를 구비하는 휴대 단말기
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