JPH0729908B2 - 歯垢および虫歯の抑制 - Google Patents

歯垢および虫歯の抑制

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JPH0729908B2 JP61089860A JP8986086A JPH0729908B2 JP H0729908 B2 JPH0729908 B2 JP H0729908B2 JP 61089860 A JP61089860 A JP 61089860A JP 8986086 A JP8986086 A JP 8986086A JP H0729908 B2 JPH0729908 B2 JP H0729908B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は歯垢および虫歯の制御に関するものであり、そ
れによつて口腔内衛生を改善する。
(従来の技術) 歯の歯垢形成は目に見えず、虫歯のように口内衛生状態
がさらに悪化する原因となることができるが、ただし、
歯垢量とその種のその後の状態との間の直接的相関は確
立されていない。歯垢は歯の上での粘液質でゼラチン状
の物質の沈着物被膜であり、細菌のコロニーにより容易
に生成され、そして(または)それによつて侵される。
抑制しない場合には、歯垢中のこれらの細菌の正常な新
陳代謝活性は酢酸、酪酸および乳酸のような各種の酸を
生成することができ、それらは歯エナメルのカルシウム
と反応して脱カルシウム化と虫歯の形成をもたらし得
る。細菌によるその他の副生成物は軟かいはぐき組織を
攻撃して歯肉炎の原因となり得る。このように、歯垢は
虫歯および歯肉炎の主要原因であると考えられ、歯垢の
減少と防止が健全な口腔衛生にとつて肝要である。
虫歯は一般的にはストレプトコツカス・ミユータンスの
ような微生物によつてひきおこされることが認識されて
いる。食事源がS.ミユータンスによつて歯垢中で利用さ
れる主要物質であり、酸生成物とそれに続く脱カルシウ
ム化をもたらすと信じられる。S.ミユータンス・グルコ
シルトランスフエラーゼ(GTF)によつて蔗糖から生成
されるグルカンが細菌が平滑表面へ付着する際の第一要
因と指摘されてきた。
レクチンあるいはヘマグルチヌスは一般的には、植物源
および動物源の多数の粗製または精製蛋白質またはグリ
コプロテインから成り、それらは人間または他の動物の
血液から誘導される赤血球の懸濁液を膠着させる能力を
特徴とされ、あるいはそれによつて固定されてきた。レ
クチンは特定の炭水化物を結合し、従つて細菌が各種表
面へ付着する能力に対して著しく貢献する。細菌表面レ
クチンは赤血球上、唾液薄膜中、およびその他の細胞の
表面上において炭水化物を結合する。この特定的の結合
相互反応はその細胞レクチン部位を適切な炭水化物物質
で以て飽和させることによつて逆転あるいは防止するこ
とができる。ガラクトースおよびガラクトースアミンは
口腔微生物、顕著にはS.ミユータンスの表面レクチンに
よつて最も普通に結合される糖である。
歯垢を減少および抑制する試みはS.ミユータンスが群落
化する能力を阻止することによつてなされてきた。しか
し、恐らくは食品炭水化物と日常的に接触しているとき
のS.ミユータンスの活力のために、その成育を効果的に
禁止しそれによつて望ましくない抗菌剤が原因の副効果
を伴なうことなしに口腔衛生状態を促進することはきわ
めて困難であつた。歯垢を減らしそして虫歯および歯肉
炎を減らすことによる口腔衛生の増進を助けるための改
善手段は焦眉の研究の状態に置かれ続けている。一方、
虫歯および歯肉炎は口腔衛生分野において大きい問題と
して残つている。
最近、S.ミユータンスのような細菌が口腔組織あるいは
歯垢へ付着するときに示される細胞表面疎水性が、その
種の細菌が炭化水素へ付着するときに示される細胞表面
疎水性と相関させることができるかどうかに、研究が集
中した。例えば、論文「エマルサンによる、炭化水素お
よび上皮細胞への細菌付着の防止」、E.ローゼンベル
グ、ゴツトリーブおよびM.ローゼンベルグInfection an
d Immunity,第39巻、1024−1028頁(1983)、は炭化水
素および頬上皮細胞へ試験管条件下で細菌付着を阻止す
るエマルサンの能力を比較している。この研究において
は、頬の上皮細胞への細菌付着が唾液によつて逆転され
ることが報告されている。それゆえ、生体内条件のもと
で類似の禁止を期待することは疑わしい。
各種のエマルサン、それらの化学および炭化水素による
乳化を含めた物理的性質は一連の特許、すなわち、D.L.
グトニツクおよび共同発明者の米国特許 No.4,230,801 4,234,689 4,276,094 4,311,829 4,311,830 4,311,831 4,311,832 4,380,504 4,395,353 4,359,354 の一連の特許において記載されている。これらの特許の
開示内容は文献として本明細書に組込まれている。いく
つかの炭化水素基質への付着によつて測定した。歯肉上
プラークから掻取つた非確認微生物の顕著な細胞表面疎
水性を論じている文献も存在し、特に、M.ローゼンベル
グ、ジユードおよびワイスの論文「正常部位における歯
垢微生物の細胞表面疎水性」、Infection and Immunity
42巻、831−834頁(1983年)、がある。
けれども、既知の事柄およびその後の研究、例えば、論
文「口内細菌の比較疎水性と唾液薄膜へのそれらの付
着」、ギブシンおよびエテルデン、Infection and Immu
nity、41巻、1190−1196頁、(1983)、に記載されてい
るものに基づくと、この文献の中においては、いくつか
の口内微生物が実際に強い疎水性であるけれども、虫歯
形成と関係する微生物および歯肉炎の原因となる多くの
微生物はおだやかな疎水性であるにすぎないことが示さ
れた。実際に、著者らは「検討された細菌株の疎水性と
実験的膜皮へのそれらの付着との間に一般的相関が存在
するけれども、疎水的相互反応そのものが細菌が歯およ
びその他の口内組織へ付着するきわめて特異的な様式を
説明できるとは思えない」と結論している。
このように、エマルサンのような特別の物質が試験管テ
ストで、細胞表面疎水性相互反応の妨害に基づいて細菌
の頬上皮細胞並びに炭水水素への付着阻止に対する有効
性をもつ、という従来技術を考慮すると、エマルサンが
歯垢形成の減少および虫歯形成のような別途の口腔衛生
の増進において高水準の有効性をもたらすということ
は、特にS.ミユータンスのような微生物がおだやかな疎
水性をもつにすぎないので、当業熟練研究者にとつて予
期されないことである。事実、ペンシルバニア州フイラ
デルフイアでの1984年6月4−8日の、International
Workshop of Molecular Interactions in Oral Microbi
al Adherence and Aggregationにおいて「バクテリア表
面、唾液薄膜および歯垢形成」という標題の演説におい
て、Dr.B.ローザンは、疎水性は表面への口腔細菌付着
においてきわめて小さい役割しか示さないこと、およ
び、口腔状態との相関に関する炭化水素疎水性テストの
妥当性に重大な欠陥が存在すること、を主張した。(ロ
ーザン、B.,R.アイフエルトおよびE.ゴルフ、1985.Bact
erial surface,salivary pellicles and plaque format
ion.American Society for Microbiology,ワシントン、
D.C.におけるS.E.メルゲンハーゲンおよびB.ローザンに
よるMolecular Basis of Oral Microbial Adhesionの69
−76頁)。
(問題点を解決するための手段) 本発明の一つの利点は歯垢形成が阻止され口腔衛生が増
進されることである。
本発明のもう一つの目的は歯垢が歯エナメルから除か
れ、それによつて口腔衛生が増進されることである。
本発明のもう一つの利点は虫歯の発達がおくらされるこ
とである。その他の利点は以下の明細書を考察すること
によつて明らかになる。
本発明はその側面のいくつかによると、歯垢阻止有効量
のエマルサンを水中に分散させ、そのエマルサン水性分
散体を自然および人工の歯の表面と接触させることから
成る、歯垢を阻止し口内衛生を増進する方法に関するも
のである。
前述のとおり、その細胞表面疎水性特性にもかかわら
ず、エマルサンが、S.ミユータンスの付着阻止を通じて
歯垢形成を減少させることによつて、特に口腔環境と関
連して(すなわち、生体内で)、口内衛生を増進するの
に有効であるということは、例えば、唾液が頬上皮細胞
への細菌付着のエマルサンによる阻止を逆転させるとい
う、上記引用のInfection and Immunity,39巻の中の報
告から考えて、全く予想外のことであつた。その有効性
についての理論に束縛されるものではないが、エマルサ
ン中のガラクトースアミン骨格の存在が、S.ミユータン
ス表面上のガラクトースまたはガラクトースアミン特異
性レクチンの存在に基づいて、エマルサンにS.ミユータ
ンス付着を阻止させる。あるいはまた、エマルサンは歯
表面へ予め付着していたS.ミユータンスを脱着すること
ができる。さらに、エマルサンの疎水性は、唾液が細菌
付着阻止の逆転を行ない得ることなく、エマルサンを有
効なものにする。その上、エマルサン中の親油性基は疎
水性結合を***させる。エマルサンのガラクトースアミ
ン骨格へ平均C12のC2−C22鎖長の脂肪酸誘導体が付着存
在する。換言すると、エマルサンは細菌レクチンに特異
的でありかつ疎水性結合を***させる基を含むガラクト
ース類似物のポリマー形態を提供する。エマルサンがS.
ミユータンス上で作用する早さは細胞表面疎水性とガラ
クトースアミン効果との両方が一緒におこることを示
す。
エマルサンはアシネトバクターSp.ATCC31012によつてつ
くられる。それは細胞外微生物リポポリサツカライドお
よび以下のものから成る群から選ばれるそれらの誘導体
のいくつかの変種で述べられるポリアニオン性生体高分
子である。すなわち、 (a) アシネトバクターSp.ATCC31012およびその突然
変異体によつてつくられる細胞外微生物蛋白会合のリポ
ポリサツカライド(ここでは“α−エマルサン”と総称
する)。その中で、リポポリサツカライド成分(ここで
は“アポ−α−エマルサン”と総称する)はD−ガラク
トースアミンとアミノウロン酸との主要量で構成され
る、完全にN−アシル化されかつ一部O−アシル化され
たヘテロポリサツカライドであり、そのアポ−α−エマ
ルサンは少くとも5重量%の脂肪酸エステルを含み、そ
の際(1)脂肪酸は約10から約18個の炭素原子を含み、
(2)その種の酸の約50重量%またはそれ以上が2−ヒ
ドロキシドデカン酸および3−ヒドロキシドデカン酸で
構成されている。
(b) アシネトバクターSp.ATCC31012およびそれの突
然変異体によつてつくり出されるα−エマレサンから得
られる除蛋白を行なつた細胞外微生物リポサツカライド
(ここでは“アポ−α−エマルサン”と総称する)。そ
のアポ−α−エマルサンはD−ガラクトースアミンとア
ミノウロン酸との主要量で構成される、完全にN−アセ
チル化されかつ一部O−アシル化されているヘテロポリ
サツカライドであり、そのアポ−α−エマルサンは少く
とも5重量%の脂肪酸エステルを含み、その際、(1)
脂肪酸は約10から約18個の炭素原子を含み、(2)その
種の脂肪酸の約50重量%またはそれ以上が2−ヒドロキ
ドデカン酸と3−ヒドロキシドデカン酸とで構成されて
いる。
(c) アシネトバクターSp.ATCC31012およびそれの突
然変異体によつてつくられるβ−エマルサンから得られ
る除蛋白を行つた細胞外微生物ポリサツカライド(ここ
では“アポ−β−エマルサンの総称する)。そのアポ−
β−エマルサンはD−ガラクトースアミンとアミノウロ
ン酸との主要量で構成される、完全にN−アシル化され
かつ一部O−アシル化されたヘテロポリサツカライドで
あり、そのアポ−β−エマルサンは5重量%以下の脂肪
酸エステル含み、その際、(1)その脂肪酸は約10から
約18個の炭素を含み、(2)その種の脂肪酸の50重量%
以下が2−ヒドロキシドデカン酸と3−ヒドロキシドデ
カン酸とで構成されている。
(d) アシネトバクターSp.ATCC31012およびそれの突
然変異体によつてつくられるエマルサンから得られる、
O−脱アシル化された細胞外蛋白質会合の微生物ポリサ
ツカライド(ここでは“Ψ−エマルサン”と総称す
る)。そのΨ−エマルサンの無蛋白成分はD−ガラクト
ースアミンとアミノウロン酸との主要量で構成される完
全N−アシル化ヘテロポリサツカライドでありかつ0か
ら1重量%の脂肪酸エステルを含み、その際、脂肪酸
は、存在する場合には、約10から約18個の炭素原子を含
む。
(e) α−エマルサン、β−エマルサン、Ψ−エマル
サン、アポ−α−エマルサンあるいはアポ−β−エマル
サンのどれかから誘導される、除蛋白処理したO−脱ア
シル化細胞外微生物ポリサツカライド(ここでは“アポ
−Ψ−エマルサン”と総称する)。そのアポ−Ψ−エマ
ルサンはD−ガラクトースアミンとアミノウロン酸との
主要量で構成される、完全N−アシル化ヘテロポリサツ
カライドでありかつ0から1重量%の脂肪酸エステルを
含み、その際、脂肪酸は、存在するときには、約10から
約18個の炭素原子を含む。
(f) α−エマルサン、β−エマルサン、Ψ−エマル
サン、アポ−α−エマルサン、アポ−β−エマルサン、
あるいはアポ−Ψ−エマルサンのどれかから誘導され
る、除蛋白処理したO−脱アシル化細胞外微生物ポリサ
ツカライド(ここでは、“プロエマルサン”と総称す
る)。このプロエマルサンはポリ(D−ガラクトースア
ミン/アミノウロン酸)生体高分子であり、(1)その
ヒドロキシ基はどれもアシル化されておらず、(2)ア
ミノ基はそれのゼロから全部にわたつてアシル化されて
いる。
(g) この種のα−エマルサン、アポ−α−エマルサ
ン、アポ−β−エマルサン、β−エマルサン、アポ−Ψ
−エマルサン、およびプロエマルサン。
一つの語彙がアシネトバクターSp.ATCC31012およびそれ
の突然変異体から誘導される各種のタイプの細胞外微生
物ポリサッカライドとそれらの半合成的誘導体を同定お
よび言及するために開発された。これらの用語は“エマ
ルサン”、“α−エマルサン”、“β−エマルサン”、
“Ψ−エマルサン”、“アポエマルサン”、“アポ−α
−エマルサン”、“アポ−β−エマルサン”、“アポ−
Ψ−エマルサン”、および“プロエマルサン”であり、
それらは次のとおり定義される。
名称“エマルサン”は、これらの化合物のポリサツカラ
イド構造と生物学的に生成される物質の例外的なエマル
ジヨン安定化活性能を反映するものであるが、アシネト
バクターSp.ATCC31012およびそれの突然変異体によつて
つくられる細胞外微生物蛋白会合のリポヘテロポリサツ
カライドを総括的に同定するためにつくり出されたもの
であり、それはα−エマルサンとβ−エマルサンに分割
される。名称“アポ−エマルサン”は、その接頭語は
“from"を意味するギリシヤ語“aπo"からひき出され
ており、エマルサンから得られる除蛋白処理したリポポ
リサツカライドを総括的に同定するためにつくられた。
名称“α−エマルサン”はアシネトバクターSp.ATCC310
12およびその突然変異体によつてつくられる細胞外微生
物蛋白会合のリポポリサツカライドを規定するものであ
り、その場合、そのリポポリサツカライド成分(すなわ
ち会合蛋白なしの)はD−ガラクトースアミンとアミノ
ウロン酸との主要量で構成された、完全にN−アシル化
されかつ一部O−アシル化されたヘテロポリサツカライ
ドであり、そのリポポリサツカライド成分は少くとも5
重量%の脂肪酸エステルを含み、その際、(1)脂肪酸
は約10から約18個の炭素原子を含み、(2)その脂肪酸
の約50重量%またはそれ以上が2−ヒドロキシドデカン
酸と3−ヒドロキシドデカン酸とで構成される。従つ
て、蛋白質を除いたα−エマルサンは“アポ−α−エマ
ルサン”と命名される。
名称“β−エマルサン”はアシネトバクターSp.ATCC310
12およびその突然変異体によつてつくられる細胞外微生
物蛋白会合のリポポリサツカライドを規定するが、その
中で、リポポリサツカライド成分(すなわち、会合蛋白
質なし)はD−ガラクトースアミンとアミノウロン酸と
の主要量で構成された、完全にN−アシル化されかつ一
部がO−アシル化されたヘテロポリサツカライドであ
り、そのリポポリサツカライド成分は5重量%以下の脂
肪酸エステルを含み、その際、(1)その脂肪酸は約10
から約18個の炭素原子を含み、(2)その種の酸の50重
量%以下が2−ヒドロキシドデカン酸で構成されてい
る。除蛋白質β−エマルサンは“プロ−β−エマルサ
ン”と命名される。
名称“Ψ−エマルサン”はエマルサンから得られるO−
脱アシル化した細胞外蛋白会合の微生物ポリサツカライ
ドを規定し、その種のΨ−エマルサンの無蛋白質成分は
D−ガラクトースアミンとアミノウロン酸との主要量で
構成される完全にN−アシル化されたヘテロポリサツカ
ライドであり、かつ0から1%の脂肪酸エステルを含
み、その際、脂肪酸は存在するときには、約10から約18
個の炭素原子を含む。これらの無蛋白成分はそれらの製
法と関係なく“アポ−Ψ−エマルサン”と命名される。
名称“プロエマルサン”は除蛋白質処理しO−脱アシル
化された細胞外微生物ポリサツカライドを規定し、その
中で、ポリ(D−ガラクトースアミン/アミノウロン
酸)生体高分子は、(1)ヒドロキシ基はどれもアシル
化されておらず、(2)アミノ基はそれのゼロから全部
にわたつてアシル化されていることを特徴とする。プロ
エマルサンは乳化活性をもたない。
粗製油またはヘキサデカン上でのRAG−1の成育に関す
る実験的研究において固有的に形成された生物学的乳化
剤(bioemulsifier)はβ−エマルサンであり、その中
で、そのリポポリサツカライドは2から3重量%の脂肪
酸エステルを含んでいた。そのβ−エマルサンはそれゆ
え、普通名“プロトエマルサン”が与えられていて、そ
れの接頭語は“first"を意味する のギリシヤ語から誘導される。
α−エマルサンは普通名“ネオエマルサン”が与えら
れ、その接頭語は“new"を意味するギリシヤ語“νε′
οs"から誘導した。Ψ−エマルサンはα−エマルサンの
乳化活性能の約半分しかもたず、Ψ−エマルサンは普通
名“プソイドエマルサン”を与えられている。
ここで用いるとき、用語“アシネトバクターSp.ATCC310
12とその突然変異体”とは、微生物(すなわち、菌株RA
G−1)およびそれの自然発生的および化学的および物
理的に誘導された突然変異体並びにエマルサンを生成す
る組替え体のことをいうだけでなく、組換えDNA法を使
い、菌株RAG−1および生物学的乳化剤の製造に関係す
るその種の突然変異体から遺伝情報を、「組換え」微生
物のDNAベースの遺伝暗号の中へ挿入し、微生物成長に
用いる一次同化炭素源に応じてα−エマルサンまたはβ
−エマルサン(あるいはアポエマルサン)を生合成する
ことができるよう、誘導される微生物のすべてのものを
いう。
エマルサンはその各種の形態と特徴において、上述しか
つ本発明書において文献として組入れられているグトニ
ツクと共同発明者のいくつかの米国特許の中で記述され
ている。そのいくつかの形は口腔衛生増進のために本発
明中で使用するのに適している。アポ−α−エマルサン
は特に有効なエマルサンの一例である。
本発明の実際においては、歯垢阻止量のエマルサンを水
中で分散させる。未溶解エマルサンの少量(半分以下)
が存在してもよく、あるいは分散させたエマルサンが完
全に溶解されてもよい。代表的有効量は水中で約0.05%
程度の少量であつてよく、そして、約10%またはそれ以
上の高い濃度であつてもよく、好ましくは約0.1から3
%、最も好ましくは約0.25−1%である。
普通の環境の口腔洗浄条件または口すすぎ条件のもと
で、このエマルサン溶液を歯の表面と接触させる。これ
は、哺乳動物の口腔または口の中で、自然歯または人工
歯の表面すなわち歯または入れ歯の上で、唾液の存在下
において;あるいは口腔から取外したときの人工歯表面
の上で;直接に行なつてよい。この方式は歯の表面です
でに存在している歯垢皮膜を実質的に減らし、同時に歯
垢がその種の表面で形成または再形成する傾向の減少、
好気性微生物およびS.ミユータンス(嫌気性微生物)の
ような嫌気性微生物の存在下での顕著な減少、および虫
歯形成の減少のような口内衛生の著しい増進、をもたら
す。
唾液はエマルサンがS.ミユータンスの歯の表面への付着
を防止するのに必要とされない。その上、S.サングイス
のようなその他の微生物に関し、唾液はエマルサンが唾
液被覆口内表面へ付着するのを阻止する能力を逆転させ
ない。むしろ、唾液は口内表面からS.サングウイスが脱
着するのを妨害しない。
本発明の一つの側面によると、歯垢阻止量のエマルサン
とこの歯垢阻止量のエマルサンを溶解する十分な量の水
を含む歯科用ベヒクルとからなる歯科用製剤練歯磨およ
びうがい薬が提供され、このベヒクルはさらに、上記製
剤が練歯磨であるときには保湿剤とゲル化剤、そして上
記製剤がうがい薬であるときには非毒性アルコール、を
含む。
練歯磨においては、液体および固体のベヒクル物質は、
圧潰性の内張および非内張りのアルミニウムチユーブ、
内張り鉛チユーブ、積層チユーブ、機械作動小出し計量
器あるいは圧力作動小出し計量器から、押出しが可能な
所望稠度をもつクリーム状またはゲル状塊を形成するよ
うな割合で必然的にあるべきである。一般には、歯科用
クリーム中の液体は主として水とグリセリン、ソルビト
ール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、など適当な保湿剤混合物を含めた保湿剤とからな
る。通常は水とグリセリンまたはソルビトールのような
保湿剤との両方の混合物を使用することが有利である。
合計の液体含量は一般的には調合物の約20−75重量%で
ある。歯科用クリームのゲル化剤、すなわち、天然およ
び合成のガムおよびガム状物質、例えばアイリツシユ・
モス、トラガカント・ゴム、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロース、ポリビニルピロリドン、澱粉、などを通
常は調合物の重量で約10%まで、好ましくは約0.5−5
%の量で使用することが好ましい。エマルサンは組成物
を増粘するのを助けることができる。
歯表面の清浄化を助けるために、練歯磨はまた代表的に
は水不溶性の研磨剤を含んでいる。比較的多数のその種
の物質が当業において知られている。代表的な物質は例
えば、不溶性のメタ燐酸ナトリウム、燐酸二カルシウム
・二水塩、無水燐酸二カルシウム、炭酸カルシウム、水
和アルミナ、シリカ、ベントナイト、などを含み、それ
らの適当な混合物も含まれる。一般的には、これらの研
磨剤は重量で大量割合の固体成分から成る。研磨剤含量
は可変であるが、一般的には約20−75重量%である。
うがい薬においては、非毒性アルコールは約5−25重量
%の量で代表的に存在する。
うがい薬のアルコール成分はイソプロパノールまたはエ
タノールのような非毒性アルコールであり、好ましくは
風味剤としても機能する変性用成分を利用する。これら
の風味剤はうがい薬の全アルコール含量の約1%と2%
の間の量で用いられる。
各種助剤物質をこの種の歯科用製剤中に組入れることが
できる。性質と特徴に実質上悪影響を及ぼすことがない
調合物中の添加物質は製剤の特定タイプに応じて適切な
量で選択され使用される。そのような物質は、可溶性サ
ツカリン、香油(例えば、オランダハツカ、ハツカ、イ
チヤクソウの油)、着色化剤または白色化剤(例えば、
二酸化チタン)、保存剤(例えば安息香酸ナトリウム、
など)、メントール、などのようなものを使用してよ
い。界面活性剤例えばアミノカルボン酸化合物のナトリ
ウム・ラウリル・C10−C18脂肪酸アミド、代表的にはナ
トリウム・ラウリル・パルミトイルザルコシド、のよう
な各種のその他の物質を添加することができる。ポリオ
キシエチレンおよびポリオキシプロピレンのブロツクコ
ポリマーのような非イオン性界面活性剤を用いることが
でき、ただし、エマルサンはまた適切にはそれらの効果
を提供できかつそれらの存在の必要性を軽減することも
できる。他の適切な物質はクロロフイリンおよび各種の
アンモニア化成分例えばウレア、燐酸二アンモニウムお
よびそれらの混合物である。
これらの製剤は適切にはまた口腔の養護および衛生上の
有益効果、例えば酸中のエナメル溶解性減少および虫歯
に対する歯の保護の効果、をもつ弗素含有化合物を含む
ことができる。それらの例は弗化ナトリウム、弗化カリ
ウム、弗化カリウム第一錫(SnF2KF),六弗素錫酸ナト
リウム、クロロ弗化第一錫、弗化ジルコン酸ナトリウ
ム、およびモノ弗素燐酸ナトリウムを含む。これらの物
質は、水中で解離しあるいは弗素含有イオンを放出する
ものであるが、適切には有効でしかも非毒性的の量、通
常は約0.01から1重量%の水溶性弗素含量の範囲内で存
在してよい。
本発明は以下の実施例においてさらに十分に記述および
例証される。しかし、本発明は実施例において示される
物質または条件のいずれか特定の形に限定されるもので
はなく、本明細書と特許請求の範囲における記述によつ
てのみ制限されることは理解すべきである。部はすべて
特記しないかぎり重量部によつている。
実施例1 試験管内テスト エマルサン(アポ−α−エマルサン)が試験管内プラー
クからS.ミユータンスを取除く能力をガラクトースが同
様に働く能力とスライドガラス・プラーク検定法によつ
て比較する。
この方法はエバンスらのJournal of Dental Research,5
6巻(6),559−567頁,(1977)の修正法であり、それ
は多くの口腔ストレプトコツキー(S.ミユータンスを含
めて)がガラス並びに口腔表面へ付着する能力を利用す
るものである。この修正法においては、微生物を5%
(重量/容積)の蔗糖で以て補充したトツド・ヒユーウ
イツト・ブロス(BBL)の5.0mlを含むブロス試験管の中
へ接種する。各々の試験管は均一に切断し清浄化したガ
ラスの顕微鏡スライドを含んでいる。試験管は嫌気的に
37℃において48時間保温し、バクテリアが成育し代謝す
るにつれてプラークがスライド上で形成する。
スライドを成育媒体から取出し、20秒間攪拌緩衝液中で
すすぎ、ゆるく結合したプラークを取除き、対照標準溶
液(燐酸塩緩衝KCl,pH6.8)または処理溶液(エマルサ
ン)のどちらかを含む試験管中に入れる。対照標準液試
験管と処理液試験管(スライドを含む)とを200rpmの回
転振とう器上に室温で指定時間の間置いた。スライドを
次に試験管から取出し、すすいで、スライドから残留プ
ラークを剥がす0.1N水酸化ナトリウムを含む試験管へ移
す。得られる水酸化ナトリウム懸濁液の光学的密度をベ
ツクマン25型分光光度計を使つてA540において個別に測
定する。得た処理液値を標準液値と比較して処理液によ
つて除去される試験管内プラークの量を概算する。一つ
の試みについて処理液毎に少くとも5回の繰返しを行な
つてスライド間の変動を最小にする。結果は次のとお
り。
エマルサンは低濃度においても、試験管中において、ガ
ラクトースよりもはるかに迅速にS.ミユータンス・プラ
ークを除くより大きい有効性を達成することが示されて
いる。
スライドガラス・プラーク検定法を使うもう一つのテス
トにおいて、1%のアポ−α−エマルサンは2時間後に
おいて約71%だけS.ミユータンス6715WT13・プラークを
減らし、そしてまた、S.サリバリユースSS2とS.サング
イスFC−1によつてそれぞれ形成されるプラークにおい
て約62%と63%の減少を行なわせた(ただし、この検定
において、S.サングイス34とS.ミテイスのプラークを測
定できるほどには減少させない)。
実施例2 生体内テスト S.ミユータンス(6715−41)のストレプトマイシン抵抗
性菌株を使用してハムスターの口へ研究前に感染させ
た。しかし、それらの群の一つを、レクチン−炭水化物
結合機構、微生物上でのレクチン部位の閉塞、がそれの
付着を妨げるかどうかを決定するために、アポ−α−エ
マルサンで以て前処理したS.ミユータンス微生物と一緒
に接種する。接種は連続3日間に1日1回である。検討
中のグループは次のとおり: グループ番号 I. S.ミユータンス6715−41で接種し飲料水中の1%エ
マルサンを与えた。
II. エマルサン前処理のS.ミユータンス6715−41で以
て接種し飲料水を与えた。
III. S.ミユータンス6715−41で以て接種した、水の対
照標準液。
全部のグループにカイエス(Keyes)2000・虫歯生成性
食事を与えた。3時間後、各グループから5匹のハムス
ターを解剖し、下顎を外し、緩衝液の中に入れ、25秒超
音波処理してプラークを分散させ、プレートカウントを
行なつた。S.ミユータンスはストレプトマイシンをさら
に補充して他の細菌の成育をおくらせた選択的寒天媒体
の中で数える。全好気性生物も数えて全プラーク微生物
への影響に関する指標を与える。この評価を5週間後と
9週間後において繰返す。5週間後と9週間後におい
て、下顎を虫歯について点数をつける。結果を表2,3お
よび4に示す。
結果は水対照標準と比べてグループIのS.ミユータンス
で51%減、およびグループIIで61%減を3週間後で示し
ている(表2)。全好気性生物の減少はそれぞれ56%と
70%である(表3)。5週間後においては、S.ミユータ
ンス計数は77%減り(表2)、全好気性生物は66%(表
3)するがグループIIにおいては僅かである。グループ
Iは対照標準より虫歯が48%少なく、グループIIは42%
少ない(表4)。これらの結果は統計的に有意的であ
る。
9週間後の最後の試料採取においては(表2と表3)、
41%と52%の減少がグループIのS.ミユータンスと全好
気性生物について得られ、グループIIにおいては26%と
35%である。グループIにおける虫歯の減少は63%であ
り、グループIIについては47%である(表4)。
この研究からの結論は、飲料水中の1%エマルサンはハ
ムスター・プラークにおけるS.ミユータンスと他の好気
性生物の両方の数を減らすのに有効であるということで
ある。エマルサンによるS.ミユータンスの前処理もそれ
らの数を減らし、従つて全好気性生物を減らす。その結
果として虫歯の大きい減少が見られる。これらの結果
は、エマルサンが細菌のレクチン−炭水化物結合と恐ら
くは細菌を口腔内表面へ付着させる疎水性結合を破壊す
ることによつて作用するという前提と一致する。
実施例3 生体内テスト ハムスターの歯を毎日2回、対照標準の水;虫歯予防用
弗化ナトリウムの0.055%水溶液(250ppmF-)(組成物
W);アポ−α−エマルサンの0.25%水性分散液(組成
物X);および、アポ−α−エマルサンの1%水性分散
液(組成物Z)で以て塗布することによつて、ハムスタ
ーについてのテストをさらに実施する。S.ミユータンス
の計数と全好気性生物を対照標準の水と比べて6週間後
と12週間後に測定し、虫歯(上顎と下顎)を12週間後に
測定し、これも対照標準の水と比較する。
結果を表5,6および7に示す。
この研究からの結論は、0.25%と1%の濃度においてエ
マルサンはS.ミユータンスと全好気性生物を除くのにき
わめて有効であり、歯垢減少剤として有効でない弗化ナ
トリウムと比べて歯垢と虫歯の減少の両方を行なわせる
手段を提供するということである。これらの結果は指摘
した以外は、統計的に有意性をもつている。
実施例4 次の練歯磨をつくる: グリセリン 22.00 ナトリウム・カルボキシメチルセルロース 1.00 ナトリウム・サツカリン 0.20 安息香酸ナトリウム 0.50 モノ弗素燐酸ナトリウム 0.76 ピロ燐酸四ナトリウム 0.25 脱イオン水 23.44 アポ−α−エマルサン 1.00 燐酸二カルシウム・二水塩 48.76 香 料 0.89 ラウリル硫酸ナトリウム 1.20 実施例5 次のうがい薬をつくる: 上記実施例において、ナトリウム・サツカリンはナトリ
ウム・シクラメートによつて置換えてよい。
本発明は特定例に関して説明されたが、各種変形が本発
明領域内でなし得ることは当業熟練者にとつて明らかで
ある。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯垢防止量のエマルサンとその歯垢防止量
    のエマルサンを分散させるのに十分な量の水を含む歯科
    用ベヒクルとからなる歯科用製剤練歯磨又はうがい液で
    あって、そのベヒクルが前記製剤が練歯磨であるとき保
    湿剤とゲル化剤をさらに含み、前記製剤がうがい液であ
    るとき非毒性アルコールをさらに含む、歯科用製剤。
  2. 【請求項2】前記歯垢防止量のエマルサンを分散させる
    のに十分な量の水を含む前記歯科用ベヒクルが、水と保
    湿剤との合計液体含量が約20〜75重量%であるような量
    の保湿剤及び0.5〜10重量%のゲル化剤をさらに含み、
    前記歯科用製剤が練歯磨である、特許請求の範囲第1項
    記載の歯科用製剤。
  3. 【請求項3】前記練歯磨が約20〜75重量%水不溶性研磨
    剤を含む、特許請求の範囲第2項記載の歯科用製剤。
  4. 【請求項4】前記エマルサンが水の約0.05〜10重量%の
    量で前記歯科用ベヒクルの中で存在する、特許請求の範
    囲第3項記載の歯科用製剤。
  5. 【請求項5】エマルサンの前記の量が約0.1〜3重量%
    である、特許請求の範囲第4項記載の歯科用製剤。
  6. 【請求項6】エマルサンの前記量が、約0.25〜1重量%
    である、特許請求の範囲第5項記載の歯科用製剤。
  7. 【請求項7】前記エマルサンがアポ−α−エマルサンで
    ある、特許請求の範囲第2項記載の歯科用製剤。
  8. 【請求項8】前記歯垢防止量のエマルサンを含む前記歯
    科用ベヒクルが約5〜25%の非毒性アルコールをさらに
    含み、前記歯科用製剤がうがい液である、特許請求の範
    囲第1項記載の歯科用製剤。
  9. 【請求項9】前記うがい液中の非毒性アルコールがイソ
    プロパノールとエタノールからなる群から選択される、
    特許請求の範囲第8項記載の歯科用製剤。
  10. 【請求項10】前記エマルサンが水の約0.05〜10重量%
    の量で前記うがい液中で存在する、特許請求の範囲第9
    項記載の歯科用製剤。
  11. 【請求項11】前記エマルサンの量が約0.1〜3重量%
    である、特許請求の範囲第10項記載の歯科用製剤。
  12. 【請求項12】前記エマルサンの量が約0.25〜1重量%
    である、特許請求の範囲第11項記載の歯科用製剤。
  13. 【請求項13】前記エマルサンがアポ−α−エマルサン
    である、特許請求の範囲第9項記載の歯科用製剤。
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