JPH07298198A - 磁気再生装置のh並び不連続点画質補正パルス生成回路 - Google Patents

磁気再生装置のh並び不連続点画質補正パルス生成回路

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JPH07298198A
JPH07298198A JP6106116A JP10611694A JPH07298198A JP H07298198 A JPH07298198 A JP H07298198A JP 6106116 A JP6106116 A JP 6106116A JP 10611694 A JP10611694 A JP 10611694A JP H07298198 A JPH07298198 A JP H07298198A
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signal
pulse
circuit
correction pulse
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JP6106116A
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Inventor
Yoshio Higuchi
口 善 男 樋
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Funai Electric Co Ltd
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Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 「H並べ」の保たれていないビデオトラック
に記録されている情報を再生するときに生じる画質の歪
みや色とびなどに対し補正を行なう磁気再生装置のH並
び不連続点画質補正パルス生成回路を安価に構成する。 【構成】 4ヘッド方式のヘッドアンプから出力され
る、エンベロープ出力の大きい方を検出するパルス信号
を基に特殊再生を行なう際の前記画質の歪みを補正する
ための画質補正パルス信号を生成する磁気再生装置のH
並び不連続点画質補正パルス生成回路である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気テープへのビデオ
情報の記録に際して、隣り合うビデオトラック間の水平
同期信号の記録位置がずれており、すなわち、「H並
べ」の保たれていないビデオトラックに記録されている
情報を再生するときに生じる画質の歪みや色とびなどに
対する補正を容易に実現できる磁気再生装置のH並び不
連続点画質補正パルス生成回路に関するものである。こ
の発明は磁気記録再生装置だけでなく、記録手段を有し
ない磁気再生装置にも適用できるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、NTSC方式あるいはPAL方式
の磁気記録再生装置のLPモード(2倍の長時間モー
ド、テープ速度1/2)ではH並びが保たれないため、
スチール(静止)再生やサーチ(早送り)再生などの特
殊再生を行なうと、ヘッドは数本のトラックを横切るよ
うになるためH並びが保たれないことによるスキュー歪
み(画像の歪み)や色とび(色が消える現象でありPA
L方式の場合)が発生し、スキュー補正やカラー補正を
行なう必要が生ずる。次にそのスキュー歪の発生につい
て図14で詳しく説明する。図14(a)は「H並べ」
が保たれている場合を示し、図14(b)は「H並べ」
が保たれていない場合を示す。ビデオヘッドは180°
の角間隔で回転シリンダに配置されており、記録再生信
号は180°毎に切換る。それぞれCH1とCH2とす
れば、例えばNTSC方式の場合はCH1は水平走査線
NO.1からNO.263前半まで記録/再生を行い、
CH2は走査線NO.263後半からNO.525まで
記録/再生を行っている。図中のトラック進行方向の走
査線間の垂直な線は、水平同期信号記録位置を示す。こ
こで、「H並べ」が保たれてない図14(b)におい
て、記録トラックを2ヘッドでサーチ再生の特殊再生を
行うと次のようになる。図中の走査線NO.2をビデオ
ヘッドCH1がトレースしているとすると(図中ではA
で示してある)、早送りにより、ビデオヘッドCH1は
次第に次のトラックの走査線NO.2に移動して行く
(図中ではA′で示してある)。このとき水平同期信号
位置を通過するので画面に0.5Hのスキュー歪が発生
するわけである。
【0003】図13は、前述したように2ヘッドでサー
チ再生する際のスキュー補正やカラー補正を行なうため
の従来の磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パルス
生成回路の構成を示すブロック図である。図において、
1は180゜の角間隔を有して回転シリンダに配置され
たビデオヘッド、2はビデオヘッド1により読みされた
ビデオ信号を増幅するヘッドアンプ、3は輝度/カラー
信号処理回路、4は輝度/カラー信号処理回路3から出
力されるビデオ信号に対し0.5H(H:水平同期信号
の周期時間、尚、磁気テープ上では図14に示すように
同一のトラック上の隣り合う水平同期信号記録位置間を
Hの何倍になっているかで表している)分の遅延時間を
付与する0.5Hディレイ回路である。5は補正用回路
でありビデオ信号0.5H不連続点検出機能とクロマ信
号位相ずれ検出・補正機能を備えており、IC化され市
販されているものを通常用いている。6は補正用回路5
から出力されるスキュー補正パルス信号により切換制御
されるスイッチである。
【0004】この補正用回路5を用いた従来の磁気再生
装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路では次の
ように動作する。すなわち、輝度/カラー信号処理回路
(Y/C処理回路と呼ぶ)3から出力されるビデオ信号
から同期分離回路およびVキラー回路5aで水平同期信
号を分離する。この分離した同期信号の位相と電圧制御
発振器(VCO)の発振出力信号の位相を比較して一致
させるPLL(フェーズロックドループ)回路5bの出
力をスキュー検出回路5cに入力し、「H並べ」の保た
れないことによるスキュー歪を検出し、その出力をスイ
ッチ6へスキュー補正パルスとして出力する。すなわち
スキュー検出した時はスイッチ6により0.5Hディレ
イ回路を通したビデオ信号に切換える。次に、クロマ信
号位相ずれ検出回路5dにおいてY/C処理回路3から
のAPC(自動位相制御)のエラーパルス信号を受けビ
デオ信号の周期信号とスキュー検出信号とからクロマ信
号位相ずれを検出する。その検出信号をカラー補正回路
5eに送りY/C処理回路3からのクロマ信号を補正し
て送り返す。
【0005】この結果、図14の(b)に示す「H並
べ」が保たれていないトラックを再生する場合でも、ス
キュー補正やカラー補正を行なうことが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の磁気再生装置の
H並び不連続点画質補正パルス生成回路は以上のように
構成されており、複雑な補正用回路5のIC化したもの
を使用しているのでコストアップの原因となると共に他
の部品の基板上の実装スペースが制限されてしまう問題
点があった。
【0007】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、「H並べ」の保たれていないビデ
オトラックに記録されている情報を再生するときに生じ
る画質の歪みや色とびなどに対し補正を行なう磁気再生
装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路を複雑で
なくより安定に構成することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気再生装
置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路は、隣り合
うビデオトラック間の水平同期信号の記録位置がずれて
おり、「H並べ」の保たれていないビデオトラックに記
録されている情報を再生するときに生じる画質の歪みや
色とびなどを補正する画質補正パルス信号を生成する磁
気再生装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路に
おいて、4ヘッド方式のヘッドアンプから出力される、
一対となっているSPヘッドとLPヘッドのエンベロー
プ出力の大きい方を検出するエンベロープパルス信号を
基に特殊再生を行う際の前記画質の歪みを補正するため
の画質補正パルス信号を生成する補正手段を備えたこと
を特徴とする。また、前記エンベロープパルス信号に混
入するチャタリングなどのノイズ成分を除去するノイズ
除去手段と、前記ノイズ除去手段による前記エンベロー
プパルス信号の遅延を補正する遅延補正手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0009】また、本発明に係る磁気再生装置のH並び
不連続点画質補正パルス生成回路は、隣り合うビデオト
ラック間の水平同期信号の記録位置がずれており、「H
並べ」の保たれていないビデオトラックに記録されてい
る情報を再生するときに生じる画質の歪みや色とびなど
を補正するための画質補正パルス信号を生成する磁気再
生装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路におい
て、特殊再生を行なう際にヘッドがアジマスの異なるト
ラックを通過する際にヘッドアンプから出力されるドロ
ップアウトコントロールパルス信号を基に前記画質の歪
みを補正するための画質補正パルス信号を生成する補正
手段を備えたことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係る磁気再生装置のH並び
不連続点画質補正パルス生成回路は、隣り合うビデオト
ラック間の水平同期信号の記録位置がずれており、「H
並べ」の保たれていないビデオトラックに記録されてい
る情報を再生するときに生じる画質の歪みや色とびなど
を補正するための画質補正パルス信号を生成する磁気再
生装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路におい
て、特殊再生を行なう際にPAL方式に対応した輝度/
カラー信号処理回路から出力される水平同期信号記録位
置をヘッドが通過するとき発生するバーストゲートパル
ス又はコンポジット同期信号を基に前記画質の歪みを補
正するための画質補正パルス信号を生成する補正手段を
備えたことを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明における磁気再生装置のH並び不連続点
画質補正パルス生成回路は、「H並べ」の保たれていな
いビデオトラックに記録されている情報を再生するとき
に生じる画質の歪みや色とびなどを補正するための画質
補正パルスを、4ヘッド方式のヘッドアンプから出力さ
れる、一対となっているSPヘッドとLPヘッドのエン
ベロープ出力の大きい方を検出するエンベロープパルス
信号を基に特殊再生を行う際に画質補正パルス信号を生
成する。また、前記エンベロープパルス信号に混入する
チャタリングなどのノイズ成分の除去回路を通し、その
除去回路による前記エンベロープパルス信号の遅延分を
補正するディレイ回路を通すので、安定した画質補正信
号を生成する。
【0012】また、本発明における磁気再生装置のH並
び不連続点画質補正パルス生成回路は、「H並べ」の保
たれていないビデオトラックに記録されている情報を再
生するときに生じる画質の歪みや色とびなどを補正する
ための画質補正パルス信号を、特殊再生を行なう際にヘ
ッドがアジマスの異なるトラックを通過する際にヘッド
アンプから出力されるドロップアウトパルス信号を基に
画質補正パルス信号を生成する。
【0013】また、本発明における磁気再生装置のH並
び不連続点画質補正パルス生成回路は、「H並べ」の保
たれていないビデオトラックに記録されている情報を再
生するときに生じる画質の歪みや色とびなどを補正する
ための画質補正パルス信号を、特殊再生を行なう際に、
PAL方式に対応した輝度/カラー信号処理回路から出
力される水平同期信号記録位置をヘッドが通過するとき
発生するバーストゲートパルス又はコンポジット同期信
号を基に画質補正パルス信号を生成する。
【0014】
【実施例】以下、第1実施例を図について説明する。図
1は、本実施例の磁気再生装置のH並び不連続点画質補
正パルス生成回路の構成を示すブロック図である。但
し、4ヘッド方式のヘッドの中の2ヘッドにより特殊再
生する場合である。図1において図13と同一または相
当の部分については同一の符号を付し説明を省略する。
図において11は図4に示すようにLPモード(倍の長
時間モード)用のヘッドとSPモード(標準モード)用
のヘッドが一対となり、その一対が180゜の角間隔
で、かつその一対のLP用のヘッドとSP用のヘッドは
所定の近接した角間隔を有し回転シリンダに配置されて
なる4ヘッドを備えたビデオヘッドである。12はビデ
オヘッド11により読み出されたビデオ信号を増幅する
ヘッドアンプ、13は輝度/カラー信号処理回路であ
り、その中に含まれる13aは図1に示すように、
(1)或は(2)にいづれでもよい。(1)はカラー補
正パルス信号により色信号、例えば、その中の(R―
Y)成分と該(R―Y)成分を反転した―(R―Y)成
分とのいずれかに切り替える切替回路であり、(2)は
1Hディレイ回路を切り替える切替回路である。15は
マイクロコンピュータであり、次に述べる各手段を制御
する。すなわちチャタリング除去手段15aと第1の1
/2分周手段15bと第2の1/2分周手段15cと切
替手段15d,15eとを有し、これらチャタリング除
去手段15aと第1の1/2分周手段15bと第2の1
/2分周手段15cと切替手段15d,15eをソフト
ウェアにより実行する。さらに、切替手段15d,15
eはそれぞれスチール再生のときには入力端子a側に切
り替わり、さらにサーチ動作時には入力端子b側に切り
替える。
【0015】図2LPモード(2倍速モード、テープ速
度1/2)で「H並べ」ができない場合のビデオのトラ
ッキング記録の状態を示したものである。ここでCH
1,CH2は、それぞれ図4中の4ヘッドビデオヘッド
11のLP用CH1,CH2ヘッドによる記録トラック
を示すものである。ビデオヘッドCH1,CH2にはそ
れぞれSP用とLP用のヘッドが近接距離に一対で配置
収容されている。CH1ヘッドにはSP−Lヘッド18
とLP−Rヘッド16が一対で収容され、CH2ヘッド
にはSP−Rヘッド19とLP−Lヘッド17が一対で
収容されている。ここで、前記4ヘッド方式のヘッドで
再生するときは、先づCH1(SP−LとLP−Rの一
対)ヘッドが磁気テープをトレースする。この際図中の
(イ),(ロ),(ハ),(ニ)とトレースするとする
と近接したSP−LとLP−Rヘッドが共にエンベロー
プ出力を出しているので、CH1ヘッドのSP−Rヘッ
ドとLP−Lヘッドのいづれかがエンベロープ出力が大
であるかが検出できる。図3に示すようにCH1ヘッド
が図2において(イ)から(ロ)へ、(ロ)から
(ハ),(ハ)から(ニ)へトラックを横切る毎にSP
−RヘッドとLP−Lヘッドの出力信号の大きさが入れ
変る。今、SP−Rヘッド出力信号をL,LP−Lヘッ
ドの出力信号をHとすると、図3のENV−Dパルスが
得られる。
【0016】次に「H並べ」が保たれていないビデオ記
録トラックを再生する際の画質の歪みや色とびなどを補
正するため4ヘッド方式のヘッドの2ヘッドで特殊再生
する際のスキュー補正パルス信号の生成について説明す
る。この実施例では、スキュー補正パルス信号をヘッド
アンプ12から出力されるENV−Dパルスを基に生成
する。すなわち、ヘッドアンプ12から出力されるEN
V−Dパルスは、ソフト的に構成されたチャタリング除
去手段15aに供給され、ENV−Dパルスに付随する
チャタリングが除去される。チャタリングが除去された
ENV−Dパルスは、さらに第1の1/2分周手段15
bと切替手段15dの一方の入力端子aに供給される。
第1の1/2分周手段15bに供給されたENV−Dパ
ルスは、1/2分周されて前記切替手段15dの他方の
入力端子b,第2の1/2分周手段15c,切替手段1
5eの一方の入力端子aに供給される。切替手段15d
の可動端子から出力されるパルスはスキュー補正パルス
としてスイッチ6の図示していない制御端子に供給さ
れ、スイッチ6を切替え制御する。第1の1/2分周手
段15bから出力されるパルス信号は、切替手段15e
の他方の入力端子bに供給され、前記切替手段15dの
可動端子から出力されるパルスはカラー補正パルス信号
として切替回路13aに供給される。
【0017】スチール再生動作では、ENV−Dパルス
を1/2分周する必要がなく、従ってスチール再生動作
においては切替手段15d,15eはそれぞれ入力端子
a側に切り替える。すなわち、ENV−Dパルスはその
ままスキュー補正パルスとしてスイッチ6の制御端子に
供給される。
【0018】また、サーチ動作時では、切替手段15
d,15eは入力端子b側に切り替える。すなわち、1
/2分周されたENV−Dパルスがスキュー補正パルス
信号としてスイッチ6に供給され、スキュー歪みを補正
する。
【0019】一方、クロマ信号の位相補正は次のような
る。すなわち、スチール再生時あるいはサーチ再生時に
クロマ信号の(R−Y)の位相が図5(a)に示すよう
であったとする。ここで、Xにおいて、スキューが検出
され、スキュー補正パルスが出力する。図5(b)はス
キュー補正パルス信号であり、クロマ信号に0.5Hデ
ィレイ回路4による補正する切換位置を示す。図5
(c)はカラー補正パルス信号を切替回路13aに送り
カラー補正された状態を示す。尚、カラー補正パルス信
号はスキュー補正パルス信号の1/2カウントダウンし
たものである。図5(b)のEではクロマ信号の位相が
同じなのでこのままでは色とび(色が消える)の原因と
なる。クロマ信号の(R−Y)成分の位相を反転させ
て、図5(c)のFのように補正し、色とびを防止して
いる。
【0020】なお、以上説明した実施例では、4ヘッド
方式のビデオヘッド11のヘッドアンプ12からENV
−Dパルスを取り込み、LPヘッドの2ヘッドの特殊再
生を補正する構成である。これに対してLPヘッドとS
Pヘッドの4ヘッドによる特殊再生する際の構成を示し
た回路図を図6に示す。図7は、図6に示す磁気再生装
置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路のENV−
Dパルスノイズ除去回路の波形を示すタイミングチャー
トである。
【0021】図6において、21はビデオ信号の入力端
子、22はビデオ信号に対しスキュー補正用の0.25
Hの遅延時間を付与する0.25H遅延回路、23は同
様に0.5Hの遅延時間を付与する0.5H遅延回路、
24は同様に0.75Hの遅延時間を付与する0.75
H遅延回路である。25はアナログスイッチであり遅延
時間が付与されていないビデオ信号の入力端子e,0.
25Hの遅延時間が付与されたビデオ信号の入力端子
f,0.5Hの遅延時間が付与されたビデオ信号の入力
端子g,0.75Hの遅延時間が付与されたビデオ信号
の入力端子hのいずれかに切替えを行なう。26はビデ
オ信号の増幅回路、27は増幅回路26で増幅されたビ
デオ信号の出力端子である。
【0022】28はENV−Dパルスのチャンタリング
やノイズ成分を除去するチャタリング除去回路であり、
第1のコンパレータ29や第2のコンパレータ30や第
3のコンパレータ31、さらに抵抗RとコンデンサCか
らなるフィルタ回路、さらにシュミット回路32などを
備えている。このシュミット回路32は高い方の閾値が
a、低い方の閾値はbに設定されている。33はディレ
イ回路であり所定の遅延時間を付与する回路である。3
4はサーチ動作切替スイッチであり、F/FサーチとR
EWサーチに応じて切り替えられ、アナログスイッチ2
5へスキュー補正パルスiの切替制御信号を出力する。
さらに、1/2分周回路36の出力もスキュー補正パル
スjとして前記アナログスイッチ25に入力し制御す
る。35はデータセレクター(例えばIC4512な
ど)であり、ディレイ回路33および1/2分周回路3
6,37の信号を入力し、カラー補正パルスを図6に示
すデータセレクタ35の出力表のようにZ端子から切替
回路13aに切替制御信号として出力する。
【0023】この磁気再生装置のH並び不連続点画質補
正パルス生成回路の動作は、先ず、図7のタイミングチ
ャートに示すように、4ヘッドアンプから出力されるE
NV−Dパルスはテープの傷などによる不要パルスを含
んだ状態で第1のコンパレータ29の反転入力端子に供
給され、第1のコンパレータ29の出力は同図のよう
に極性の異なる不要パルス41,42,43を有した信
号波形となる。第1のコンパレータ29の出力波形は、
抵抗RとコンデンサCのフィルタ回路によりノイズおよ
び‘L’レベルの幅の狭いパルス部分41などが除去さ
れて、さらに第2のコンパレータ30により反転され、
同図に示す信号波形となる。またこれと同時に第1の
コンパレータ29の出力波形は、抵抗RとコンデンサC
のフィルタ回路によりノイズおよび‘H’レベルの幅の
狭いパルス部分42などが除去されて、さらに第3のコ
ンパレータ31により反転され、同図に示す信号波形
となる。
【0024】シュミット回路32には、図7のとに
示す信号波形が加算された状態(同図)で供給され、
閾値aと閾値bにより処理され、さらに反転されて同図
に示す信号波形となり、ディレイ回路33に供給され
所定量(“1フレーム分の時間”−“抵抗Rとコンパレ
ータCからなるフィルタ回路の時定数による遅れ時
間”)の遅延時間が付与され、データセレクタ35に供
給されると共にサーチ動作切替スイッチ34および1/
2分周回路36に供給され、スキュー補正パルス切替制
御信号i,jとしてアナログスイッチ25に供給され
る。
【0025】ビデオ信号はフィルタ回路の時定数CRに
より遅れた分の補正を含めて1フレーム分遅延させたデ
ィレイ回路33を通したことになり、これは同一ヘッド
で再生されたことと条件的に同じとなり元の信号と同一
のタイミングでスキュー補正を行ない、安定した補正を
実現する。一方、ディレイ回路33および1/2分周回
路36,37の各信号を入力したデータセレクタ35は
この3信号よりカラー補正パルスを生成して切替回路1
3aに制御信号を送りカラー補正を行う。
【0026】次に第3実施例について説明する。図8は
本実施例の磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パル
ス生成回路の構成を示すブロック図である。但し、2ヘ
ッドにより特殊再生する場合である。図8において図1
と同一または相当の部分については同一の符号を付し説
明を省略する。本実施例では、特殊再生を行なうときに
ヘッドが異なるトラックを通過する際にヘッドアンプ1
2から出力される異なるアジマスを通過する箇所で発生
するドロップアウトコントロールパルス(以下、DOC
パルスという)を用いてスキュー補正パルス信号とカラ
ー補正パルス信号を生成し、これにより補正を行なうも
のである。
【0027】図9はDOCパルスの発生のタイミング
と、このDOCパルスを基に生成されるスキュー補正パ
ルスを示す説明図である。すなわち、DOCパルスは図
に示すようにアジマスの異なる記録トラックを走査再生
ヘッドが横切るとき(図9(a)G点)発生するノイズ
をとるためドロップアウトパルスをヘッドアンプが出力
する(図9(b))。これを基にスキュー補正パルスを
生成する(図9(c))。
【0028】次に第4実施例について説明する。本実施
例では、2ヘッドによりサーチ再生などの特殊再生を行
う際PAL用の輝度/カラー信号処理回路から水平同期
信号記録位置を通過するとき出力するバーストゲートパ
ルス又はコンポジット同期信号が出力されるが、このバ
ーストゲートパルス又はコンポジット同期信号をモノス
テーブルマルチバイブレータ回路(以下、モノマルチと
呼ぶ)とDフリップフロップとにより処理することで
0.5Hスキュー検出およびスキュー補正を行なうもの
である。
【0029】図10は本実施例のスキュー検出回路を示
す回路図である。図において、91はビデオ信号90を
入力し同期分離する同期分離回路、92は同期信号から
垂直同期信号をとり水平同期信号のみを取り出すVキラ
ー回路であり、それをバーストゲートパルス又はコンポ
ジット同期信号として出力する。93は第1モノマルチ
回路であり、R1とC1はその時定数回路である。R1
とC1による時定数は1Hより大きく、1.5Hより少
く設定する(Hは水平同期信号の周期)。94は第2の
モノマルチ回路であり、R2とC2はその時定数回路で
ある。95はD−FF型フリップフロップであり、検出
したスキューパルスをスキュー補正パルス信号として出
力する。図11は図10における(A),(A′),
(B),(C),(D)の各点の信号波形を示すもので
ある。次に動作を図10,図11により説明する。ビデ
オ信号90が同期分離回路91で同期分離され、Vキラ
ー回路92で水平同期信号のみとなってバーストゲート
パルス又はコンポジット周期信号を出力する。この過程
で特殊再生トレースをしているヘッドが「H並べ」の保
たれていないトラックの水平同期信号記録位置を通過す
ると、Vキラー回路92では0.5Hスキュージャンプ
を起こし、そこでは図11(A)点のバーストゲートパ
ルス又はコンポジット同期信号に示してあるようにH信
号の間隔が1.5Hとなる。図中の破線のパルスはそこ
にスキュー点Sがあったことを示す。第1のモノマルチ
回路93はこのバーストゲートパルス又はコンポジット
同期信号を入力する。図11(A′)点は時定数回路C
11の電位を示すもので、前述したようにC11の値を
設定してあるのでH信号の間隔が1.5Hのときのみス
ライスレベルを超えて(B)点にパルス信号を出力す
る。すなわちスキュー検出が行われる。しかし特殊再生
時は図11(B)点に示すような1パルス出力ではな
く、実際にはノイズが発生しているために、B点のパル
スに続いて数パルスが続いて出力される。その影響を除
くため次の第2のモノマルチ回路94を通す。このモノ
マルチ回路94の時定数回路C22の値を前記の数パル
スも含めて1つのパルスになるように設定する。その出
力を図11(C)に示す。この出力を1/2にフリップ
フロップ95でカウントダウンする。この出力を図11
(D)に示す。この出力信号を用いてスキュー補正パル
ス信号とその信号からカラー補正パルス信号を生成し、
これらによって補正を行えばよい。
【0030】図12は、図10の具体的なスキュー検出
およびスキュー補正パルス信号を生成する回路の構成を
示す回路図である。図において、53はバーストゲート
パルス又はコンポジット同期信号の入力端子、54と5
7と60はNAND回路、55と58はダイオード、5
6と57は所定の時定数を有した積分回路、61はDフ
リップフロップ、62はスキュー補正パルス信号の出力
端子である。
【0031】尚、図10のスキュー検出および補正パル
ス回路は輝度/カラー信号処理回路の外付回路としても
よく、また、輝度/カラー信号処理回路の積集化回路に
組入れて製作してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画質の歪
みなどを補正するための画質補正パルス信号を生成する
磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回路
を、高価な専用ICを用いることなく単純な回路で構成
できるので、磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パ
ルス生成回路のコストを削減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による磁気再生装置のH並び不連
続点画質補正パルス生成回路の構成を示す回路図であ
る。
【図2】「H並べ」が保たれていないトラックを示す説
明図である。
【図3】4ヘッドアンプから出力されるENV−Dパル
スを示す波形図である。
【図4】4ヘッドのビデオヘッドのヘッド配置構成を示
す説明図である。
【図5】カラー信号の位相補正を示す説明図である。
【図6】第2実施例による磁気再生装置のH並び不連続
点画質補正パルス生成回路の構成を示す回路図である。
【図7】第2実施例による磁気再生装置のH並び不連続
点画質補正パルス生成回路の各部の信号波形を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】第3実施例による磁気再生装置のH並び不連続
点画質補正パルス生成回路の構成を示す回路図である。
【図9】第3実施例による磁気再生装置のH並び不連続
点画質補正パルス生成回路におけるDOCパルスとスキ
ュー補正パルスを示す説明図である。
【図10】第4実施例による磁気再生装置のH並び不連
続点画質補正パルス生成回路におけるスキュー補正回路
の構成を示す回路図である。
【図11】第4実施例による磁気再生装置のH並び不連
続点画質補正パルス生成回路の構成を示す回路図であ
る。
【図12】第4実施例による磁気再生装置のH並び不連
続点画質補正パルス生成回路の各部の信号波形を示すタ
イミングチャートである。
【図13】従来の磁気再生装置のH並び不連続点画質補
正パルス生成回路の構成を示す回路図である。
【図14】「H並べ」の保たれているトラックと「H並
べ」の保たれていないトラックを示す説明図である。
【符号の説明】
4 0.5Hディレイ回路 6 スイッチ(補正手段) 11 ビデオヘッド 12 ヘッドアンプ 13 輝度/カラー信号処理回路(Y/C処理回路) 13a 切替回路(補正手段) 15 マイクロコンピュータ 15a チャタリング除去手段 15b 第1の1/2分周手段 15c 第2の1/2分周手段 15d,15e 切替手段 25 アナログスイッチ(補正手段) 28 チャタリング除去回路(ノイズ除去回路) 33 ディレイ回路(遅延補正手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣り合うビデオトラック間の水平同期信
    号の記録位置がずれており、「H並べ」の保たれていな
    いビデオトラックに記録されている情報を再生するとき
    に生じる画質の歪みや色とびなどを補正する画質補正パ
    ルス信号を生成する磁気再生装置のH並び不連続点画質
    補正パルス生成回路において、4ヘッド方式のヘッドア
    ンプから出力される、一対となっているSPヘッドとL
    Pヘッドのエンベロープ出力の大きい方を検出するエン
    ベロープパルス信号を基に特殊再生を行う際の前記画質
    の歪みを補正するための画質補正パルス信号を生成する
    補正手段を備えたことを特徴とする磁気再生装置のH並
    び不連続点画質補正パルス生成回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気再生装置のH並び不
    連続点画質補正パルス生成回路において、前記エンベロ
    ープパルス信号に混入するチャタリングなどのノイズ成
    分を除去するノイズ除去手段と、前記ノイズ除去手段に
    よる前記エンベロープパルス信号の遅延を補正する遅延
    補正手段とを備えたことを特徴とする磁気再生装置のH
    並び不連続点画質補正パルス生成回路。
  3. 【請求項3】 隣り合うビデオトラック間の水平同期信
    号の記録位置がずれており、「H並べ」の保たれていな
    いビデオトラックに記録されている情報を再生するとき
    に生じる画質の歪みや色とびなどを補正するための画質
    補正パルス信号を生成する磁気再生装置のH並び不連続
    点画質補正パルス生成回路において、特殊再生を行なう
    際にヘッドがアジマスの異なるトラックを通過する際に
    ヘッドアンプから出力されるドロップアウトコントロー
    ルパルス信号を基に前記画質の歪みを補正するための画
    質補正パルス信号を生成する補正手段を備えたことを特
    徴とする磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パルス
    生成回路。
  4. 【請求項4】 隣り合うビデオトラック間の水平同期信
    号の記録位置がずれており、「H並べ」の保たれていな
    いビデオトラックに記録されている情報を再生するとき
    に生じる画質の歪みや色とびなどを補正するための画質
    補正パルス信号を生成する磁気再生装置のH並び不連続
    点画質補正パルス生成回路において、特殊再生を行なう
    際にPAL方式に対応した輝度/カラー信号処理回路か
    ら出力される水平同期信号記録位置をヘッドが通過する
    とき発生するバーストゲートパルス又はコンポジット同
    期信号を基に前記画質の歪みを補正するための画質補正
    パルス信号を生成する補正手段を備えたことを特徴とす
    る磁気再生装置のH並び不連続点画質補正パルス生成回
    路。
JP6106116A 1994-01-18 1994-04-21 磁気再生装置のh並び不連続点画質補正パルス生成回路 Pending JPH07298198A (ja)

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DE1995101394 DE19501394A1 (de) 1994-01-18 1995-01-18 Impulsgeneratorschaltung zur Kompensation von Bildfehlern in Fernsehbildern

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