JPH07297788A - 光無線データ伝送システム及び光無線データ送受信機 - Google Patents

光無線データ伝送システム及び光無線データ送受信機

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JPH07297788A
JPH07297788A JP6113897A JP11389794A JPH07297788A JP H07297788 A JPH07297788 A JP H07297788A JP 6113897 A JP6113897 A JP 6113897A JP 11389794 A JP11389794 A JP 11389794A JP H07297788 A JPH07297788 A JP H07297788A
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JP
Japan
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transceiver
data transmission
signal
optical
wireless data
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JP6113897A
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English (en)
Inventor
Kazutoshi Hirohashi
一俊 広橋
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Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な回路構成で、照明光による妨害にも強
い光無線データ伝送システムを提供する。 【構成】 HUB側送受信機15の受光手段はなるべく
HUB側送受信機15の上方に配置するとともに、発光
手段はなるべくHUB側送受信機15の下方に配置して
いる。そして、受光手段は、水平方向に長い受光基板1
8の受光面に蒲鉾型のシリンドリカルレンズ19を設け
た構成となっており、発光手段は、LED20を水平方
向に3個並べ、その発光面側に蒲鉾型のシリンドリカル
レンズ21を設けた構成となっている。また、シリンド
リカルレンズ19,21の前面には、それぞれフィルタ
22,23が設けられており、さらに、発光手段と受光
手段とを仕切り板24で完全に隔離することにより、発
光手段と受光手段とを光学的に分離している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の送受信機の間で
データの無線伝送を行う無線データ伝送システムに係
り、特に、パーソナルコンピュータ(PC)等の携帯型
情報処理端末機器とLAN等の有線ネットワークとの間
のデータ伝送を光無線により行うのに好適な光無線デー
タ伝送システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数のパーソナルコンピュー
タ(以下、パソコンまたはPCと表示する)等の情報処
理端末機器を相互に接続してLAN(Local Area Netwo
rk)を構築する場合、パソコン相互を同軸ケーブルや光
ケーブル等の有線によって接続していた。有線による接
続は機械的に確実な接続が可能なので、外来雑音による
データ誤りが少ないなどの点では有利であるが、配線工
事の費用が高く、レイアウト変更毎に工事が必要等の問
題点もある。
【0003】また、近年、ラップトップ型パソコン、ブ
ック型パソコンやパームトップ型パソコン、さらには、
電子手帳等の携帯型情報処理端末機器を相互に接続して
データ伝送を行う要求も高まっているが、これらの機器
は元々携帯移動して使用することを目的としているた
め、有線で接続した状態のままで使用することは、極め
て希である。このため、コネクタの抜き差しによる接続
部の機械的破損や接続作業が面倒であるなど、制約の多
いものであった。そこで、伝送路の全部または一部を無
線化して、パソコンの接続を簡単にしたいという要求が
ある。
【0004】無線伝送の手段としては電波を媒体とした
ものと光を媒体としたものとがあるが、高速データ伝送
を行う場合は、法的規制のない光を媒体とした無線伝送
が有利である。また、有線LANで最も普及率の高いイ
ーサネットLANは、10Mbpsの伝送速度を有して
いるので、無線伝送路は10Mbpsの伝送速度持つ事
が望ましく、さらに、無線伝送路によって有線伝送路の
完全置き換えを実現するためには、完全双方向通信路と
することが必須である。
【0005】この光無線伝送では照明光による妨害を防
ぐ必要がある。近年使用されているインバータ式の蛍光
灯は、1MHz前後までのノイズを発するため、伝送帯
域を数MHz以上に設定することが望ましい。このため
データ伝送を行う場合に、ベースバンド信号を直接光強
度変調して送る方法は不適当であり、FSK、PSK、
ASK変調により伝送帯域を高い周波数帯域に変換した
ブロードバンド信号で光強度変調を行う方法が行われて
いた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ブロードバンド伝送に
よる光無線伝送は、変復調手段を必要とするため回路規
模が大きくなり、コストもかかるものとなっていた。ま
た、受信側で正しい復号を行うために、データ信号から
データクロックを再生する必要があることから、HDL
C(High-level Data Link Control)等の形でデータを
パケットに加工する必要があり、さらに複雑な回路とな
っていた。
【0007】そこで本発明は、簡単な回路構成で、照明
光による妨害にも強い光無線データ伝送システムを提供
することを目的とし、さらに、ブック型パソコン等の携
帯型情報処理端末機器を机の上の自由な位置で使用する
のに好適な送受信機を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、第1の送受信機と第2の送受信機との間
で光信号による双方向データ通信を行う光無線データ伝
送システムにおいて、前記第1の送受信機の発光手段と
受光手段とを光学的に分離すると共に、前記第2の送受
信機の発光手段と受光手段とを光学的に分離し、信号自
身からクロック信号を再生することのできるバイフェー
ズ符号信号で強度変調を行った光信号によって、前記第
1の送受信機と前記第2の送受信機との間で双方向のデ
ータ伝送を行うことを特徴とする光無線データ伝送シス
テムを提供しようとするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の光無線データ伝送システムに
ついて、いくつかの実施例を挙げながら図面と共に説明
する。本発明の光無線データ伝送システムでは、第1の
送受信機の発光手段と受光手段とを光学的に分離すると
共に、第2の送受信機の発光手段と受光手段とを光学的
に分離し、信号自身からクロック信号を再生することの
できるバイフェーズ符号信号でベースバンド信号の強度
変調を行うことにより得られる光信号によって、第1の
送受信機と第2の送受信機との間で双方向のデータ伝送
を同時に行えるようにしている。
【0010】イーサネットLANは信号形態としてバイ
フェーズ符号の一種であるマンチェスタ符号を用いてい
る。そして、光無線によるデータ伝送においても、この
マンチェスタ符号を用いることにより受信側で完全なク
ロック再生が可能となり、確実な復号を行うことができ
る。
【0011】ここで、図1〜図3と共にマンチェスタ符
号信号について説明する。図1(A)〜(C)はそれぞ
れクロック信号、NRZ(Non Return-to Zero)信号及
びマンチェスタ符号信号の関係を示すグラフであり、同
図(A)は符号0が続いた場合、同図(B)は符号1が
続いた場合、同図(C)は任意の符号列の場合について
それぞれ示している。
【0012】同図(A)及び(B)から判るように、N
RZ信号は、同じ符号が続くと同じレベルの信号が続
き、ここからクロック信号を生成することはできない。
また、送信側と受信側とが別々の装置の場合、それぞれ
の装置で発生させたクロック信号を一致させるのは困難
であるので、正確な復号ができずに信号の読み誤りが生
じる虞れがある。しかしながら、マンチェスタ符号信号
は、クロックの立上がりのときにかならず変位するの
で、この変位点からクロック信号を生成することがで
き、送信側と受信側とが別々の装置であっても、正確に
同期を採って復号することができる。そして、同図
(C)から判るように、マンチェスタ符号信号は、同じ
レベルが1/2クロックまたは1クロックのいずれかの
期間しか続かないので、ノイズなどによる信号の乱れも
容易に検出することができる。
【0013】また、マンチェスタ符号信号の符号化・復
号化は、図2(A),(B)に示すような排他的論理和
(Exclusive-Or,EX-OR)回路によって簡単に実現するこ
とができる。ここで、同図(A)は符号化回路を示す図
であり、クロック信号とNRZ信号とをEX−OR回路
1に入力することにより、マンチェスタ符号信号を得て
いる。また、同図(B)は復号化回路を示す図である。
同図において、クロック再生回路2はマンチェスタ符号
信号の変位点を立上がりとしたクロック信号を生成する
回路であり、このクロック再生回路2によって生成され
たクロック信号とマンチェスタ符号信号とをEX−OR
回路1に入力することにより、NRZ信号を復号するこ
とができる。
【0014】ここで、10Mbpsで伝送する場合のN
RZ信号とマンチェスタ符号信号の伝送帯域と信号レベ
ルの関係を図3に示す。マンチェスタ符号信号は、ベー
スバンド信号(NRZ信号)に対して2倍の周波数帯域
を有するので、その伝送にも2倍の帯域を必要とする。
しかしながら、周波数の低域部分の信号レベルは下降し
ており、伝送にあたって信号レベルの低い部分を削除し
たとしても伝送性能に大きな劣化を与えないことから、
1MHz前後までの周波数帯域の信号をフィルタにより
削除しても、伝送される信号への影響は少ない。
【0015】したがって、マンチェスタ符号信号で光の
強度変調を行って無線伝送を行う場合に、インバータ方
式の蛍光灯等から1MHz前後の周波数のノイズが流入
しても、1MHz前後以下の周波数帯域の信号をハイパ
スフィルタによって削除することにより、照明光による
妨害成分を問題のないレベルに押さえて良好な伝送を行
うことができる。
【0016】そして、伝送信号としてマンチェスタ符号
信号で光を直接強度変調したものを使用する場合、送信
側は単にイーサネットの有線を流れるマンチェスタ符号
信号をE−O変換(電気信号から光信号への変換)する
だけで良いので、送信側端末は、極めて簡易な構成で実
現することができる。また、受信側においては、受信光
をO−E変換(光信号から電気信号への変換)して信号
電圧をTTLレベルに変換するだけでイーサネット上に
データを送信することができるので、受信側端末も極め
て簡易に構成することができる。
【0017】ここで、送信側端末と受信側端末の構成例
を図4に示す。送信側端末にイーサネットからマンチェ
スタ符号信号として供給されるデータ信号は、トランス
3を介してレシーバ4に供給され、ここからLEDドラ
イバ5に制御信号が出力される。LEDドライバ5は、
制御信号に基づいてLED(発光ダイオード)6に流す
電流を強度変調させることにより、データ信号を光信号
として無線伝送する。
【0018】受信側端末では、送信側端末から伝送され
る光信号をバイアス電圧のかけられたピンフォトダイオ
ード7で受信して電気信号に変換し、コンデンサで直流
成分を除去してから増幅回路(アンプ)8にて信号を増
幅する。そして、TTLレベル変換回路9に供給して、
信号をトランジスタで処理できる電圧(例えばHを2.4V
以上、Lを0.4V以下)に変換して、ドライバ10に出力
し、トランス11を介してイーサネットに出力してい
る。
【0019】次に、このような構成の送信側端末と受信
側端末の両方の構成を備えた送受信機同志で双方向の光
無線伝送を同時に行う場合について説明する。双方の送
受信機から完全に周波数帯域が同一であるマンチェスタ
符号信号を同時に伝送した場合、一方の送受信機から発
光した光が自分自身の受光部(ピンフォトダイオード
7)に入り込んで他方の送受信機から伝送される光のノ
イズとなることがある。しかしながら、この問題は、送
受信機の送信光と受信光とを光学的に完全に隔離するこ
とにより解決することができる。そして、このような構
成にすることにより、周波数変換を行って異なる帯域の
送信光を使用しなくても、干渉等を生じることなく完全
な双方向通信を行うことが可能となり、簡単な構成で実
現できるので、低価格化・小型化が可能となる。また、
光無線によって有線による伝送路を完全に置き換えるこ
とができる。
【0020】そして、マンチェスタ符号に限らず、1つ
の符号の中にかならず変位点が存在するバイフェーズ符
号は、完全なクロック再生をすることができ、また、低
域スペクトルも下降特性を示すため、照明光によるノイ
ズをフィルタ除去しても伝送信号に影響を与えることが
ない。したがって、伝送信号として、マンチェスタ符号
に限らずバイフェーズ符号を同様に使用することができ
る。
【0021】無線伝送を行う際の問題点の一つとして、
双方の送受信機間の距離が不特定であることから、受信
レベルがその都度異なり、一定の受信レベルが得られな
いことがあげられる。そして、受信レベルが低い場合に
適正な復号ができないのはもちろんのこと、受信レベル
が高すぎて飽和状態となった場合に、FSK等の変調手
段のときは正しいデータ受信が可能であるが、バイフェ
ーズ符号信号で直接光を強度変調して送るときは飽和に
よって信号歪みが生じて正しいデータ受信が不可能とな
ってしまう。そこで、受信レベルに関わらず正しいデー
タ受信を可能とするために、受信側の増幅器の増幅率を
受信した信号を飽和させずにTTLレベルにする値にコ
ントロールする必要がある。
【0022】このコントロ−ル機能はAGC(Automati
c Gain Control)と呼ばれ、受信した信号レベルに合わ
せて増幅器の増幅率を変化させるものが従来から使用さ
れているが、このAGCは入力信号が供給されてから増
幅率を変化させるため、そのコントロール特性には時定
数があり、入力信号の急激な振幅変化には対応すること
ができない。そして、図5(A)に示すように、イーサ
ネット上ではデータは間欠送信されるパケットの状態で
伝送されるので、無信号の状態からデータ信号aがいき
なり開始されることになり、AGCが追従できないの
で、データ信号aの先頭部を正しく受信することができ
ない。
【0023】そこで、本発明では非データ区間にデータ
信号aと略同振幅の挿入信号b,cを挿入した状態で光
信号を送り、AGCによる増幅器の増幅率を予めデータ
信号レベルに合わせておくことにより、データ先頭部を
正しく受信できるようにしている。
【0024】そして、送受信器をバッテリー駆動する携
帯型情報処理端末と共に使用するために、消費電力をな
るべく削減する必要がある場合には、挿入信号bは図5
(B)に示すように、Hレベルの時間を短くして、なる
べくLED6の発光している時間(ONの期間)を少な
くするのが望ましい。しかし、点滅のサイクルをあまり
長くするとAGCの時定数がきいてくる領域となり、L
ED6が消灯している間に増幅器の増幅率が上がって、
データ信号が送信されたときに飽和して正確な復号がで
きなくなる。また、受信機側の増幅回路はACアンプで
構成されるため、微分応答による過度応答が大きくな
り、問題が生じる。したがってこの場合の点滅のサイク
ルは伝送レートに応じて設定する必要がある。
【0025】また、消費電力を重視しない場合は、図5
(C)に示すように、挿入信号cをデューティー50%
の単一周波数キャリアとするのが最も望ましく、この場
合がAGCの時定数や増幅回路の過渡応答の影響を最も
受け難くすることができる。
【0026】次に、PCMCIAカードを挿入できるス
ロットが用意されているPCMCIA対応のパソコンと
有線イーサネットLANとの接続を光無線により行う場
合の有線イーサネット側送受信機の形態とパソコン側送
受信機の形態のいくつかの実施例について説明する。
【0027】図6に示すように、机A〜D上でブック型
パソコン17a〜17dを使用してイーサネット12と
データの双方向伝送を行う場合を考える。有線側は、イ
ーサネット12上のトランシーバ13と有線で接続され
たHUB14と、このHUB14にそれぞれ有線で接続
されたHUB側送受信機(第1の送受信機)15a〜1
5dとで構成され、このHUB側送受信機15a〜15
dが各机A〜D上にそれぞれ有線の届く範囲で移動可能
に設置されている。そして、イーサネット12から供給
されるデータ信号(10Mbpsマンチェスタ符号)
は、HUB側送受信機15a〜15dによりE−O変換
されて光信号として送出される。
【0028】パソコン17a〜17d側は、そのスロッ
トに一部または全部を挿入可能な形状のPC側送受信機
(第2の送受信機)16a〜16dを挿入し、パソコン
17a〜17dからのデータ信号(10Mbpsマンチ
ェスタ符号)をE−O変換して光信号として送出する。
【0029】また、各送受信機15a〜15d,16a
〜16dによって光信号を受信したときは、O−E変換
を行って電気信号にし、上述した送信の場合と逆の経路
で、イーサネット12またはパソコン17a〜17dに
データを供給する。なお、この場合、受信側の機能は、
基本的にO−E変換機能のみでTTLレベルの信号を再
生して受信データ信号としている。
【0030】ここで、HUB側送受信機15の一実施例
を図7に示し、その構造について説明する。なお、同図
(A)は平面図、同図(B)は断面図、同図(C)は正
面図である。
【0031】同図において、HUB側送受信機15の受
光手段はなるべくHUB側送受信機15の上方に配置す
るとともに、発光手段はなるべくHUB側送受信機15
の下方に配置している。これは、後述するように、パソ
コン17のスロットに挿入されるPC側送受信機16の
高さ位置にかかわらず、良好な送受信をすることができ
るようにするためのものである。
【0032】そして、受光手段は、水平方向に長い受光
基板(ピンフォトダイオード)18の受光面に蒲鉾型の
シリンドリカルレンズ19を設けた構成となっており、
発光手段は、LED20を水平方向に3個並べ、その発
光面側に蒲鉾型のシリンドリカルレンズ21を設けた構
成となっている。また、シリンドリカルレンズ19,2
1の前面には、それぞれフィルタ22,23が設けられ
ており、さらに、発光手段と受光手段とを仕切り板24
で完全に隔離することにより、発光手段と受光手段とを
光学的に分離している。
【0033】この様に、発光手段と受光手段とを光学的
に分離することにより、HUB側送受信機15自身のL
ED20から発光した光が受光基板18に入り込んでノ
イズとなることを防止でき、干渉等を生じることなく完
全な双方向通信を行うことが可能となる。
【0034】また、PC(パソコン)17側の送受信機
16の第1の実施例を図8(A)〜(C)に示す。な
お、同図(A)はPC17の斜視図、(B)はPC側送
受信機16の平面図、(C)はPC側送受信機16の断
面図である。
【0035】本実施例のPC側送受信機16は、同図
(A)に示すように、発光手段と受光手段とがPC17
の外部に突出した状態で、PC17のPCMCIAカー
ドを挿入できるスロット25に挿入され、コネクタ26
がPC17と電気的に接続されてデータ信号の送受信を
可能にしている。そして、同図(B)及び(C)に示す
ように、発光手段を上側に受光手段を下側にして近接し
た状態で配置されている。また、発光手段は、発光面側
にシリンドリカルレンズ21が設けられたLED20に
より構成され、受光手段は、受光面にシリンドリカルレ
ンズ19が設けられた受光基板18により構成されてい
る。そして、シリンドリカルレンズ19,21の前面に
は、IRフィルタ27が設けられており、さらに、発光
手段と受光手段とを仕切り板24で完全に隔離すること
により、発光手段と受光手段とを光学的に分離してい
る。
【0036】そして、PC(パソコン)17側の送受信
機16の第2の実施例を図9(A)〜(C)に示す。な
お、同図(A)はPC側送受信機16の平面図、同図
(B)は同側面図、同図(C)は同正面図である。
【0037】本実施例のPC側送受信機16は、発光手
段と受光手段とを含めてスロット25内に挿入されるも
のであり、スロット25に収まる厚みで全てが構成され
ている。そして、同図(A)〜(C)から判るように、
全体の厚みを薄くするため、発光手段と受光手段とが、
左右に位置されている。この発光手段は、LED20を
水平方向に2個並べ、その発光面側に蒲鉾型のシリンド
リカルレンズ21を設けた構成となっており、受光手段
は、水平方向に長い受光基板18の受光面に蒲鉾型のシ
リンドリカルレンズ19を設けた構成となっている。そ
して、発光手段と受光手段とは仕切り板24により、光
学的に分離されている。
【0038】以上に説明した、図7で説明したHUB側
送受信機15と図8及び図9で説明したPC側送受信機
16を図6で示したように机A〜D上で使用する場合の
それぞれの高さ位置について図10(A)〜(C)と共
に説明する。なお、同図において、PC側送受信機16
は図9で説明した第2の実施例のものを使用している
が、図8のPC側送受信機16の場合でも全く同じであ
る。
【0039】PC17を机A〜D上で使用する場合、使
用者は、HUB側送受信機15を机上のPC17のスロ
ット25の近くの任意の位置に置いて使用する。このと
き、PC17のスロット25の高さ位置は、PC17の
種類によって異なるが、HUB側送受信機15の高さが
PC17とほぼ同じ高さで、HUB側送受信機15の受
光手段をなるべくHUB側送受信機15の上方に配置す
るとともに、発光手段をなるべくHUB側送受信機15
の下方に配置することにより、PC17のスロット25
の高さ位置にかかわらず、良好な送受信が可能となる。
なお、同図(A)はスロット25の高さ位置が、HUB
側送受信機15の高さのほぼ中央にある場合、同図
(B)は同じく上方にある場合、同図(C)は同じく下
方にある場合を示している。また、HUB側送受信機1
5の外装27は、蛍光灯等からの光が受光基板18の受
光面に入るのを防止するためと、PC側送受信機16に
近付き過ぎて、通信路が確保できなくなることを防止す
るために、フィルタ22よりも前面に突き出ている。
【0040】HUB側送受信機15とPC側送受信機1
6は共に机上に置いた状態で使用している。このときの
相対的な高さ位置は、図10に示した通りであり、それ
ほど極端に離れることはないが、相対的な水平位置は、
図6に示すように種々の場合があり、それぞれの発光手
段及び受光手段が直接対向する向きに置かれるとは限ら
ない。これらの事柄や蛍光灯等の照明が上方にあること
を考慮すると、HUB側送受信機15とPC側送受信機
16のそれぞれの発光手段及び受光手段の指向性は、水
平方向に広く鉛直方向に狭い(水平方向を最大)ものに
設定することにより、双方向光通信可能範囲(以下、サ
ービスエリアという)を最大にすることができる。
【0041】図7〜図9で説明したHUB側送受信機1
5とPC側送受信機16のそれぞれの発光手段及び受光
手段ではシリンドリカルレンズ19,21を用いること
により、上記ような指向特性を確保し、サービスエリア
を拡大している。そして、HUB側送受信機15とPC
側送受信機16とが近接した場合は、お互いの送受光手
段間で上下方向の角度が大きくなるが、通信距離が短く
なることにより光量が増加する(受光量は通信距離の2
乗に反比例する)ので、受信は可能であり、このような
指向特性とすることにより、遠距離から近距離までのサ
ービスエリアの確保が可能となる。
【0042】また、HUB側送受信機15とPC側送受
信機16とがサービスエリアの範囲内にあるか否かを、
ブザーで警告音を出したりLED等で視覚的に表示した
りして(以下、合わせて表示手段という)知らせるよう
にすると、光通信可能範囲が容易に判ると共に、サービ
スエリアから外れて通信できない場合に故障と勘違いす
ることなどを防止することができるなど、より一層便利
なものとなる。この表示手段は、PC側送受信機16に
設けても良いが、設置場所の制約や消費電力の制約など
の関係で、大きさの制限が緩く、電源のとり易いHUB
側送受信機15に設けるほうがより良い。
【0043】この表示手段をHUB側送受信機(第1の
送受信機)15に設けたとき構成例を図11のブロック
図に示す。HUB側送受信機15の受光基板18にて受
信された光信号は、電気信号に変換されてAGCアンプ
28に供給される。AGCアンプ28では、受信レベル
に応じて電気信号を増幅してから2値化回路29に供給
し、コネクタを介してHUB14へ出力している。ま
た、AGCアンプ28からは、受信レベルに応じて変化
するAGCコントロール電圧がコンパレータ30の一入
力端に出力されている。
【0044】また、コンパレータ30の他入力端には、
良好な受信が可能な受信レベル時のAGCコントロール
電圧に設定されたスレッショルド電圧が供給されてお
り、一入力端側に供給されるAGCコントロール電圧と
比較した比較電圧が出力される。そして、この比較電圧
は、良好な受信が不可能な受信レベルとなると反転し、
ドライバー31を介してブザーを鳴らしたり、LED等
を光らせて(表示手段32を駆動させて)、利用者に通
信路未確立であり、送受信ができないことを知らせる。
なお、表示手段32は、良好な受信が可能となった瞬間
や良好な受信が可能となっている間中駆動させるように
しても良く、ブザーの鳴らし方やLED等の発光手段の
点灯の仕方はなどは、これらの方法に限らず自由であ
る。
【0045】さらに、HUB側送受信機15からは、図
5(B),(C)で説明したような挿入信号b,cを常
に出力するようにしておき、PC17がサービスエリア
内ににきてPC側送受信機16がHUB側送受信機15
からの光信号(挿入信号b,c)を受信したときに、初
めてPC側送受信機16から挿入信号b,cを出力する
ようにする。そして、HUB側送受信機15では、PC
側送受信機16からの挿入信号b,cを受信したとき
に、通信可能であることを表示手段32により表示する
ように構成しても良い。
【0046】この場合、PC側送受信機16からは、挿
入信号b,cを受信するまで発光しないので、主にバッ
テリー駆動で使用されるPC17から電源をとる必要が
あるPC側送受信機16の消費電力を極力少なくするこ
とができる。
【0047】次に、確実に通信路が確立されるので表示
手段32を設ける必要のない光無線データ伝送システム
の他の実施例を図12(A)〜(C)に示す。なお、同
図(A)は平面図、同図(B)は断面図、同図(C)は
正面図である。
【0048】PC側送受信機16はスロット25の入り
口からやや突出するようにマグネット(第1のマグネッ
ト)33a,33bを設ける。ここでは、PC側送受信
機16の両端に設けている。そして、HUB側送受信機
15のマグネット33a,33bに対向する位置には、
異極性のマグネット(第2のマグネット)34a,34
bを縦長に設けている。
【0049】また、送受光手段はお互い対応する位置関
係となるようにに配置されており、ここでは、マグネッ
ト33a,33bとマグネット34a,34bとが接し
たときに、通信距離が最も近くなるように、PC側送受
信機16のLED20に対向する位置にHUB側送受信
機15の受光基板18が来るようにし、PC側送受信機
16の受光基板18に対向する位置にHUB側送受信機
15のLED20が来るようにする。このとき、PC1
7のスロット25の高さ位置はPC17の種類によって
異なっているので、HUB側送受信機15のマグネット
33a,33bは上下方向に長く、HUB側送受信機1
5の受光基板18及びLED20は上下方向に複数個
(同図では3個づつ)並べることにより、各種PC17
に対応している。
【0050】そして、使用者は、PC17のスロット2
5の有る側面とHUB側送受信機15の送受光面とを接
した状態で前後方向に互いに滑らせて、最適位置を探
る。最適位置になるとマグネット33a,33b,34
a,34bの吸引力により、PC側送受信機16とHU
B側送受信機15とが固定されるので、良好な送受信が
可能な通信路を自然に確立することができる。
【0051】この場合、使用中にPC17を多少動かし
ても、通信路は確立されたままであり、PC17の位置
に関係なく、安心して使用することができる。また、マ
グネット33a,33b,34a,34bの吸引力によ
る固定なので、従来の有線でPC17と固定するために
コネクタの抜き差しをする場合のように、機械的な力が
接続部分にかからないので、コネクタ等を破壊する虞れ
もない。また、通信路確立のための作業も比較的容易に
できる。
【0052】PC側送受信機16の送信手段及び受信手
段は、PC17のスロット25から多少突出していたほ
うが、サービスエリアが拡大し、都合が良い。しかしな
がら、PC側送受信機16をスロット25に挿入した状
態で、PC17を運搬、保管するときには、PC側送受
信機16の一部がスロット25の外部に突出しているの
は破損等の事故を起こす原因となるので、好ましくな
い。
【0053】そこで、運搬、保管時にはPC17のスロ
ット25内に収まり、使用するときには、サービスエリ
アが拡大するように構成したPC側送受信機16の第1
及び第2の構成例を図13(A),(B)及び図14
(A),(B)に示す。
【0054】PC側送受信機16の第1の構成例を図1
3(A),(B)に示す。なお、同図(A)は運搬、保
管時の状態を示し、同図(B)は使用時の状態を示して
いる。本構成例では、PC側送受信機16の一側面に把
手35によって引き出されるミラー36が設けられてお
り、運搬、保管時は同図(A)に示すように、スロット
25内に収まっているが、使用時は同図(B)に示すよ
うに、把手35を引くことによりミラー36がスロット
25から引き出され、送受信光をこのミラー36で反射
させて水平方向のサービスエリアを拡大するように構成
されている。
【0055】また、図14(A),(B)はPC側送受
信機16の第2の構成例を示す平面図であり、同図
(A)は運搬、保管時の状態を示し、同図(B)は使用
時の状態を示す図である。本構成例では、PC側送受信
機16の側面に送信手段と受信手段とが設けられ、これ
らが把手35によって引き出されるように構成されてい
る。そして、運搬、保管時は同図(A)に示すように、
スロット25内に収まっているが、使用時は同図(B)
に示すように、把手35を引くことにより送信手段と受
信手段とがスロット25から引き出されて、PC17の
外部に突出し、サービスエリアを拡大するように構成さ
れている。
【0056】
【発明の効果】本発明の光無線データ伝送システムは、
第1の送受信機の発光手段と受光手段とを光学的に分離
すると共に、第2の送受信機の発光手段と受光手段とを
光学的に分離し、信号自身からクロック信号を再生する
ことのできるバイフェーズ符号信号で強度変調を行った
光信号によって、第1の送受信機と第2の送受信機との
間で双方向のデータ伝送を行うようにしたので、第1の
送受信機及び第2の送受信機の構成を極めて簡易にする
ことができる。その結果、低価格化・小型化が可能とな
る。また、光無線によって有線による伝送路を完全に置
き換えることができる。
【0057】そして、バイフェーズ符号信号で強度変調
を行った光信号によって情報データをパケット伝送する
際の非データ伝送期間中にデータ送信中と略同振幅の光
信号を送信するように構成した場合には、AGCによる
増幅器の増幅率を予めデータ信号レベルに合わせて、デ
ータ先頭部を正しく受信することができる。さらに、非
データ伝送期間中に送信される光信号を単一周波数キャ
リアを有する光信号とした場合には、AGCの時定数や
増幅回路の過渡応答の影響を最も受け難くすることがで
きる。
【0058】また、第1の送受信機から非データ伝送期
間中に送信される光信号を第2の送受信機が受信してか
ら、第2の送受信機から非データ伝送期間中に送信され
る光信号を送信し、この光信号を第1の送受信機が受信
したときに通信可能であることを表示する表示手段を第
1の送受信機に備えた場合には、第2の送受信機の消費
電力を極力少なくすることができ、この第2の送受信機
をバッテリー駆動で使用される情報機器に接続して使用
する際に、極めて有効となる。
【0059】そして、第1の送受信機の発光手段をこの
第1の送受信機の上端または下端の一方に配置すると共
に受光手段を他方に配置し、第2の送受信機の発光手段
と受光手段とを近接させて配置した場合は、机上にて第
2の送受信機の接続された情報機器を使用する際に良好
な送受信が可能となる。
【0060】また、第1の送受信機及び第2の送受信機
の発光手段および受光手段の指向特性を水平方向に広く
かつ鉛直方向に狭く設定することにより、良好な送受信
が可能となるサービスエリアを最大にすることができ
る。
【0061】さらに、第2の送受信機を、発光手段およ
び受光手段を含めた全体をコンピュータのスロット内部
に挿入されるカード状に構成すると共に、端面が前記ス
ロットの形成されたコンピュータ側面と面一または多少
突出するように第1のマグネットを設けた構成とし、第
1の送受信機の発光手段および受光手段の設けられた側
面の第1のマグネットの対向する位置に第2のマグネッ
トを設け、第1及び第2のマグネットを吸着させること
により通信路を形成するようにした場合には、マグネッ
トの吸引力により、第1の送受信機と第2の送受信機と
が固定されるので、良好な送受信が可能な通信路を自然
に確立することができる。また、この場合、使用中に第
2の送受信機の接続された情報機器を多少動かしても、
通信路は確立されたままであり、情報機器の位置に関係
なく、安心して使用することができる。さらに、マグネ
ットの吸引力による固定なので、従来の有線で情報機器
と固定するためにコネクタの抜き差しをする場合のよう
に、機械的な力が接続部分にかからないので、コネクタ
等を破壊する虞れもなく、通信路確立のための作業も比
較的容易にできる。
【0062】そして、第2の送受信機が光通信可能範囲
にあるか否かを表示する表示手段を第1の送受信機に備
えた場合には、光通信可能範囲が容易に判ると共に、サ
ービスエリアから外れて通信できない場合に故障と勘違
いすることなどを防止することができるなど、より一層
便利なものとなる。
【0063】また、光無線データ送受信機をコンピュー
タのスロット内部に挿入されるカード状に構成すると共
に、発光手段および受光手段のみをスロットの外部に露
出するように構成した場合には、サービスエリアを拡大
させることができる。
【0064】そして、光無線データ送受信機を発光手段
及び受光手段を含めた全体をコンピュータのスロット内
部に挿入されるカード状に構成すると共に、水平方向の
光通信可能範囲を広げるために伝送に使用される光信号
を反射させるミラーをスロット外部に引きだし可能に設
けた場合には、運搬、保管するときには、スロット内に
収めて破損等の事故を防止し、使用するときには、ミラ
ーを引きだしてサービスエリアを拡大させることができ
る。
【0065】さらに、光無線データ送受信機を発光手段
及び受光手段を含めた全体をコンピュータのスロット内
部に挿入されるカード状に構成すると共に、発光手段及
び受光手段をスロット外部に引きだし可能とした場合に
は、運搬、保管するときには、スロット内に収めて破損
等の事故を防止し、使用するときには、発光手段及び受
光手段をを引きだしてサービスエリアを拡大させること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)〜(C)はそれぞれ本発明の光無線デー
タ伝送システムの一実施例で使用されるバイフェーズ符
号信号を説明するための図である。
【図2】(A)はマンチェスタ符号信号の符号化回路の
例を示すブロック図、(B)はマンチェスタ符号信号の
復号化回路の例を示すブロック図である。
【図3】NRZ信号とマンチェスタ符号信号の伝送帯域
と信号レベルの関係を示すグラフである。
【図4】送信側端末と受信側端末の例を示す構成図であ
る。
【図5】(A)はイーサネット上でのデータ送信状態を
示す状態図、(B)は消費電力を少なくした場合の光無
線伝送のデータ送信状態を示す状態図、(C)は望まし
い光無線伝送のデータ送信状態を示す状態図である。
【図6】本発明の光無線データ伝送システムの使用状態
例を示す構成図である。
【図7】本発明の第1の送受信機の構成例を示す図であ
り、(A)は平面図、(B)は断面図、(C)は正面図
である。
【図8】本発明の第2の送受信機の第1の実施例を示す
構成図であり、(A)はPCの斜視図、(B)はPC側
送受信機の平面図、(C)はPC側送受信機の断面図で
ある。
【図9】本発明の第2の送受信機の第2の実施例を示す
構成図であり、(A)は平面図、(B)は側面図、
(C)は正面図である。
【図10】第1の送受信機と第2の送受信機とを机上に
置いて使用したときの相対的な高さ位置を示す図であ
り、(A)は高さ位置がほぼ中央にある場合、(B)は
同じく上方にある場合、(C)は同じく下方にある場合
を示す図である。
【図11】表示手段を第1の送受信機に設けたとき構成
例を示すブロック図である。
【図12】本発明の光無線データ伝送システムの他の実
施例を示す構成図であり、(A)は平面図、(B)は断
面図、(C)は正面図である。
【図13】本発明の第2の送受信機の第1の構成例を示
す平面図であり、(A)は運搬・保管時の状態を示す
図、(B)は使用時の状態を示す図である。
【図14】本発明の第2の送受信機の第2の構成例を示
す平面図であり、(A)は運搬・保管時の状態を示す
図、(B)は使用時の状態を示す図である。
【符号の説明】 1 EX−OR回路(排他的論理和回路) 2 クロック再生回路 3,11 トランス 4 レシーバ 5 LEDドライバ 6 LED(発光ダイオード) 7 ピンフォトダイオード 8 増幅回路(アンプ) 9 TTLレベル変換回路 10 ドライバ 12 イーサネット 13 トランシーバ 14 HUB 15,15a〜15d HUB側送受信機(第1の送受
信機) 16,16a〜16d PC側送受信機(第2の送受信
機) 17,17a〜17d パソコン(PC)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/10 10/22 10/00 10/24 H04B 9/00 B G

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の送受信機と第2の送受信機との間で
    光信号による双方向データ通信を行う光無線データ伝送
    システムにおいて、 前記第1の送受信機の発光手段と受光手段とを光学的に
    分離すると共に、前記第2の送受信機の発光手段と受光
    手段とを光学的に分離し、信号自身からクロック信号を
    再生することのできるバイフェーズ符号信号で強度変調
    を行った光信号によって、前記第1の送受信機と前記第
    2の送受信機との間で双方向のデータ伝送を行うことを
    特徴とする光無線データ伝送システム。
  2. 【請求項2】バイフェーズ符号信号で強度変調を行った
    光信号によって情報データをパケット伝送する際の非デ
    ータ伝送期間中にデータ送信中と略同振幅の光信号を送
    信することを特徴とする請求項1記載の光無線データ伝
    送システム。
  3. 【請求項3】非データ伝送期間中に送信される光信号を
    単一周波数キャリアを有する光信号とすることを特徴と
    する請求項2記載の光無線データ伝送システム。
  4. 【請求項4】第1の送受信機から非データ伝送期間中に
    送信される光信号を第2の送受信機が受信してから、前
    記第2の送受信機から非データ伝送期間中に送信される
    光信号を送信し、この光信号を前記第1の送受信機が受
    信したときに通信可能であることを表示する表示手段を
    前記第1の送受信機に備えたことを特徴とする請求項2
    または請求項3記載の光無線データ伝送システム。
  5. 【請求項5】第1の送受信機の発光手段をこの第1の送
    受信機の上端または下端の一方に配置すると共に受光手
    段を他方に配置し、第2の送受信機の発光手段と受光手
    段とを近接させて配置したことを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3または請求項4記載の光無線データ
    伝送システム。
  6. 【請求項6】第1の送受信機及び第2の送受信機の発光
    手段および受光手段の指向特性を水平方向に広くかつ鉛
    直方向に狭く設定したことを特徴とする請求項1、請求
    項2、請求項3、請求項4または請求項5記載の光無線
    データ伝送システム。
  7. 【請求項7】第2の送受信機を、発光手段および受光手
    段を含めた全体をコンピュータのスロット内部に挿入さ
    れるカード状に構成すると共に、端面が前記スロットの
    形成されたコンピュータ側面と面一または多少突出する
    ように第1のマグネットを設けた構成とし、 第1の送受信機の発光手段および受光手段の設けられた
    側面の第1のマグネットの対向する位置に第2のマグネ
    ットを設け、第1及び第2のマグネットを吸着させるこ
    とにより通信路を形成することを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項
    6記載の光無線データ伝送システム。
  8. 【請求項8】第2の送受信機が光通信可能範囲にあるか
    否かを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
    請求項6記載の光無線データ伝送システムの第1の送受
    信機である光無線データ送受信機。
  9. 【請求項9】コンピュータのスロット内部に挿入される
    カード状に構成すると共に、発光手段および受光手段の
    みを前記スロットの外部に露出するように構成したこと
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4、請求項5または請求項6記載の光無線データ伝送シ
    ステムの第2の送受信機である光無線データ送受信機。
  10. 【請求項10】発光手段及び受光手段を含めた全体をコ
    ンピュータのスロット内部に挿入されるカード状に構成
    すると共に、水平方向の光通信可能範囲を広げるために
    伝送に使用される光信号を反射させるミラーを前記スロ
    ット外部に引きだし可能に設けたことを特徴とする請求
    項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または
    請求項6記載の光無線データ伝送システムの第2の送受
    信機である光無線データ送受信機。
  11. 【請求項11】発光手段及び受光手段を含めた全体をコ
    ンピュータのスロット内部に挿入されるカード状に構成
    すると共に、前記発光手段及び前記受光手段を前記スロ
    ット外部に引きだし可能としたことを特徴とする請求項
    1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請
    求項6記載の光無線データ伝送システムの第2の送受信
    機である光無線データ送受信機。
JP6113897A 1994-04-28 1994-04-28 光無線データ伝送システム及び光無線データ送受信機 Pending JPH07297788A (ja)

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JP6113897A JPH07297788A (ja) 1994-04-28 1994-04-28 光無線データ伝送システム及び光無線データ送受信機
US08/430,041 US5600471A (en) 1994-04-28 1995-04-27 Optical wireless data transmission system and optical wireless data transmitting/receiving apparatus

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5926302A (en) * 1995-06-16 1999-07-20 Victor Company Of Japan, Ltd. Bi-directional optical wireless communication apparatus and method of Bi-directional optical wireless communication
JP2006217165A (ja) * 2005-02-02 2006-08-17 Sanyo Electric Co Ltd 通信端末

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