JPH07296665A - 開閉装置の操作機構 - Google Patents

開閉装置の操作機構

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JPH07296665A
JPH07296665A JP11461394A JP11461394A JPH07296665A JP H07296665 A JPH07296665 A JP H07296665A JP 11461394 A JP11461394 A JP 11461394A JP 11461394 A JP11461394 A JP 11461394A JP H07296665 A JPH07296665 A JP H07296665A
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trip
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Minoru Nakahata
稔 中畑
Masao Narita
正夫 成田
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洋 十鳥
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉器の操作機構においてトリップ動作力の
小勢力化と動作安定化を図る。 【構成】 投入カム30、トリップレバー31、及び蓄
勢カム35を駆動軸上に回動自在に設置し、投入ばね3
7の蓄勢状態を制御する投入ラッチ38、トリップラッ
チ39、蓄勢ラッチ40の3つのラッチを設け、投入ば
ね37の蓄勢エネルギーにより投入動作とトリップ動作
を行わしめるとともに、開閉器の接点側からの開放力を
トリップ動作力として使用しないようにした。 【効果】 トリップ動作力のばらつきが少なく小勢力で
トリップ動作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、開閉装置例えば遮断
器、開閉器等の開閉操作を行なう操作機構に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図14ないし図16はいずれも従来の操
作機構の1例を示す側断面図であり、特公平1−459
30号に開示されたものと同様である。図14は開閉装
置の開路状態であり投入ばねが蓄勢状態の様子を示し、
図15は投入ばねが放勢動作して開閉装置を閉路状態と
した様子を示し、図16は開路動作中の状態をそれぞれ
示している。
【0003】図において、1は固定接触子、2は前記固
定接触子1と接離して電路を開閉する可動接触子、3は
ポールシャフトでポールレバー4と駆動レバー5がその
軸上に所定間隔をおいて配置固着されている。6は前記
ポールレバー4と前記可動接触子2をそれぞれ回動自在
に連結して前記ポールシャフト3からの開閉動作力を前
記可動接触子2へ伝達する絶縁ロッド、7は前記ポール
レバー4の一端部とフレーム(図示せず)との間に配設
されて前記ポールシャフト3を時計方向に付勢する開放
ばね、8は一端部が前記駆動レバー5にピン9を介して
軸着され、他端にローラー10をピン11を介して軸着
保持した主リンク、12はクランク軸13に装着されそ
の外縁部が前記ローラー10に当接して設けられた投入
カム、14は固定軸15に軸着された引外しカム、16
は一端がこの引外しカム14にピン17を介して軸着さ
れ、他端がピン11を介して前記主リンク8に軸着され
た連結リンク、18は前記引外しカム14にピン19を
介して軸着されたローラー、20は固定軸21に軸着さ
れ、その一端が前記ローラー18と係脱するラッチ、2
2は固定軸23に軸着され、その一端が前記ラッチ20
と係合して設けられたトリガ、24は引外し指令用の電
磁石でその駆動軸24aが前記トリガ22の一端と係合
して設けられている。25は投入ばねで一端を前記投入
カム12に固着されたピン12aに回動自在に軸着し、
他端はフレーム(図示せず)にピン26で回転自在に軸
着し、投入カムに付勢力を与えている。27は投入ラッ
チで、前記投入カム12に設けたラッチローラー12b
と係脱する位置に設けられピン28によってフレーム
(図示せず)に回転自在に軸着されている。
【0004】次に、上記装置の動作について説明する。
図14は開路状態で投入ばね蓄勢状態を示す。図14に
おいて閉路指令が出力されると投入駆動装置(図示せ
ず)によってクランク軸13およびこれに装着された投
入カム12が反時計方向に駆動される。この投入カム1
2の回動に伴い投入カム12の外縁部に当接して設けら
れたローラー10はクランク軸13から遠ざかる方向に
駆動されるが、ローラー10は連結リンク16を介して
引外しカム14に連結されているため、ピン17を中心
として反時計方向へ円弧運動を行なう。このため、ロー
ラー10に連結された主リンク8、駆動レバー5を介し
て駆動力がポールシャフト3に伝達され、ポールシャフ
ト3を反時計方向へ回動させる。このポールシャフト3
の反時計方向への回動に伴い、このポールシャフト3に
固着されたポールレバー4およびこのポールレバー4に
連結された絶縁ロッド6を介して可動接触子2が固定接
触子1側へ駆動され、前記両接触子1,2が閉合され
る。この一連の動作に伴いポールレバー4の一端に装着
された開放ばね7が蓄勢される。この閉路動作が完了し
た状態を図15に示す。図15において開路指令が与え
られると、電磁石24が励磁され駆動軸24aが上方に
吸引される。その結果この駆動軸24aに係合して設け
られたトリガ22が時計方向に駆動され、ラッチ20と
の係合が外れる。ラッチ20はローラー18との係合部
が図15において固定軸21よりも上方にあるため、開
放ばね7に起因した力によって常時反時計方向へ付勢さ
れており、トリガ22との係合が外れることにより反時
計方向へ回動し、引外しカム14に設けられたローラー
18との係合が外れる。ところでポールシャフト3は開
放ばね7によって時計方向へ付勢されるため、主リンク
8を介してポールシャフト3に連結されているローラー
10は、ポールシャフト3および投入カム12との相対
的な位置関係から図15において右方へ向かう力を受け
ている。このため、連結リンク16を介して主ローラー
10に連結された前記引外しカム14は、閉路時におい
ては常時反時計方向に回動力を受けており、前述のよう
にラッチ20との係合が外れると反時計方向へ回動す
る。この引外しカム14の回動によって連結リンク16
との連結部すなわちピン17が図15において右方へ回
動する。その結果、主ローラー10を図15の位置に拘
束する拘束力が無くなり主ローラー10は右方へ移動す
る。そのため、主リンク8を介して主ローラー10に連
結されたポールシャフト3は時計方向に回動し、このポ
ールシャフト3の回動に伴いポールレバー4および絶縁
ロッド6を介してポールシャフト3に連結された可動接
触子2が開路の方向へ駆動される。この状態を図16に
示す。この後図示しないそれぞれの付勢手段によって、
引外しカム14およびラッチ20がそれぞれ時計方向へ
回動され図14に示す状態にリセットする。
【0005】以上のように開閉装置の駆動装置は通常四
節リンクを組み合わせて構成されており、閉路動作にお
いてはこれらの四節リンクを介して駆動力が可動接触子
2に伝えられ、これらの四節リンクの緊張状態を保持す
ることにより閉路状態が維持される。また開路動作を起
こさせるには緊張状態にある上記四節リンクの一部の緊
張状態を崩せばよく、この結果リンク系全体の緊張状態
が崩れ可動接触子2は開放ばねによって開路方向に駆動
される。
【0006】ところで、上記緊張状態を崩す手段とし
て、従来の装置では、四節リンクの固定接点を変位させ
る構成が用いられていた。具体的には、駆動レバー5、
主リンク8および連結リンク16から構成された四節リ
ンクの一方の固定節点すなわちピン17を回動自在な引
外しカム14上に設け、開放時には引外しカム14を反
時計方向に回動させてピン17を図15において右方向
へ移動させることによって、上記四節リンクの緊張状態
を崩していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって以上のよう
な構成によれば、図14及び図15からわかるように、
上記四節リンクの動作、具体的に言えばローラ10の移
動、に伴ってピン17に加わる荷重が大きく変化し、こ
のため引外しカム14に加わる反時計方向の回動力も大
きく変化していた。さらに、引外しカム14とラッチ2
0の関係のように荷重の加わった状態で係合状態から離
脱状態へ変化させる場合、上記係合部へ大きな荷重をか
けると係合面のへたりあるいは駆動力の増加等で確実な
動作を行うことができなくなるので、上記係合部に加わ
る荷重が大きくならないようにする必要があり、従来装
置では、引外しカム14、ラッチ20、トリガ22等の
部品を直列に並べ荷重を順次減少させる方法をとってい
た。即ち、従来装置ではトリガ22の動作力を小さくす
るため四節リンク部で非常に大きな減衰比を構成させ、
そのため該四節リンク部で摩擦等の経時変化が生じると
引外しできない等のトラブルが生じる問題があった。ま
た、構成部品の数が多くなり複雑になると共にその組立
作業に多大の労力を要するという欠点もあった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、投入ばね及び開放ばねの動作エ
ネルギーを減衰することなく、摩擦等の外的変化に影響
の受けにくい開閉器の操作機構を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の開閉装置の操
作機構の発明は、投入カム及び蓄勢カムを駆動軸上に回
動自在に装着し、この2つのカムの間に投入ばねを設置
し、同じく駆動軸上にトリップレバーを回動自在に装着
し、蓄勢カムと蓄勢ラッチを係合させて投入ばねの蓄勢
状態を保持し、投入カムと投入ラッチの係合を解除させ
ることにより投入ばねの蓄勢エネルギーにより投入カム
の回転動作を行わせ、トリップレバーとトリップラッチ
の係合を解除させることにより投入ばねの残りの蓄勢エ
ネルギーによってトリップレバーの回転動作を行わせ、
トリップレバーの一端に回動自在に連結された駆動レバ
ーを駆動して開閉器の接点を開閉するものである。
【0010】請求項2の発明は、投入カム、蓄勢カム、
及びトリップレバーを駆動軸上に回動自在に装着し、投
入カムと蓄勢カムの間に投入ばねを設置し、トリップレ
バーと蓄勢カムの間にトリップばねを設置し、蓄勢カム
と蓄勢ラッチを係合させて投入ばねの蓄勢状態を保持
し、投入カムと投入ラッチの係合を解除させることによ
り投入ばねの蓄勢エネルギーにより投入カムの回転動作
を行わせ、トリップレバーとトリップラッチの係合を解
除させることによりトリップばねの蓄勢エネルギーによ
ってトリップレバーの回転動作を行わせ、トリップレバ
ーの一端に回動自在に連結された駆動レバーを駆動して
開閉器の接点を開閉するものである。
【0011】請求項3の発明は、開閉器の接点が開極状
態で操作機構がリセット状態にあり投入ばねが放勢状態
にある場合に、投入ばねに初荷重が加わらないようにし
たものである。
【0012】請求項4の発明は、開閉器の接点が開極状
態で操作機構がリセット状態にあり投入ばねが放勢状態
にある場合に、投入カムと蓄勢カムの回転位置を規制す
ることにより投入ばねに初荷重を与えたものである。
【0013】請求項5の発明は、開閉器の接点が開極状
態にありかつ投入ばねが放勢状態にある時に、投入カム
が投入ラッチと係合しトリップラッチがトリップレバー
との係合を解除しており、投入ばねの蓄勢過程において
トリップラッチとトリップレバーの係合を行なうもので
ある。
【0014】請求項6の発明は、開閉器のトリップ動作
時にトリップレバーの回転動作によって蓄勢カムと蓄勢
ラッチの係合を解除し、投入カム、蓄勢カム、及びトリ
ップレバーをリセット動作させるものである。
【0015】請求項7の発明は、投入動作時に投入カム
の外縁部により駆動レバーが押し出されて主軸レバーを
回動するように構成するとともに、当該外縁部の曲面形
状を変更することにより開閉器接点の閉動作を制御する
ものである。
【0016】請求項8の発明は、駆動レバーと主軸レバ
ーとの係合を駆動レバーの曲面部と主軸レバーのローラ
により行わせ、駆動レバーの曲面部を開閉器接点の閉極
状態において駆動軸を中心とした同心円状になるように
したものである。
【0017】請求項9の発明は、駆動レバーの曲面部に
トリップ方向に逃げる変曲部を設けたり、曲面部の長さ
を変えたりするものである。
【0018】請求項10の発明は、駆動レバーと主軸レ
バーとをリンクにより連結し、開閉器の接点の閉極状態
において上記リンクが駆動軸の方向に向くようにしたも
のである。
【0019】
【作用】請求項1の発明は、従来のように開閉器の接点
側から生じる負荷力を減衰して操作機構の引外し(トリ
ップ)動作力に使用するものでなく、投入ばねの蓄勢動
作、投入カムの投入動作、及びトリップレバーのトリッ
プ動作を操作機構に設けた蓄勢ラッチ、投入ラッチ、及
びトリップラッチの3つのラッチにより独自に制御する
とともに、投入ばねの蓄積エネルギーを投入動作にもト
リップ動作にも使用するものである。
【0020】請求項2の発明は、投入ばねの蓄勢動作、
投入カムの投入動作、及びトリップレバーのトリップ動
作を操作機構に設けた蓄勢ラッチ、投入ラッチ、及びト
リップラッチの3つのラッチにより独自に制御すると共
に、投入ばねの蓄積エネルギーを投入動作に使用し、ト
リップばねの蓄勢エネルギーをトリップ動作に使用す
る。
【0021】請求項3の発明は、リセット状態で投入ば
ねに初荷重が加わらないようにし、投入ばねのエネルギ
ー発生が初荷重0から定められた終荷重の間で動作する
ように構成することができる。また、投入バネの据え付
けが初荷重0の状態で行えるので組立簡単となる。
【0022】請求項4の発明は、投入ばねに初荷重を与
え、投入ばねのトリップ動作時のエネルギーを自由に設
定する。
【0023】請求項5の発明は、操作機構のリセット状
態において投入ラッチが投入カムに係合していない場合
に、誤って蓄勢カムを回動しても、トリップレバーをフ
リーの状態にして接点の開閉作業を行わないようにす
る。
【0024】請求項6の発明は、トリップ動作後に自動
的に投入カム、蓄勢カム、及びトリップレバーをリセッ
ト動作させるものである。
【0025】請求項7の発明は、投入カムの外縁部を変
更することにより開閉器接点の閉動作速度を制御する。
例えば外縁部の凹凸曲面を滑らかにすれば、接点の閉動
作をゆっくり行わせることができる。
【0026】請求項8の発明は、駆動レバーの曲面部を
開閉器接点の閉極状態において駆動軸を中心とした同心
円状になるようにして、接点側の開放力から駆動レバー
を回動する分力を発生させない。
【0027】請求項9の発明は、駆動レバーの曲面形状
を変えることにより、トリップ動作を制御する。
【0028】請求項10の発明は、開閉器の接点の閉極
状態においてリンクが駆動軸の方向に向くようにしたの
で閉極状態を安定させることができ、またトリップエネ
ルギーがすくなくても良好なトリップ動作が行える。
【0029】
【実施例】
実施例1. [実施例1の構成]以下、この発明の実施例1を図につ
いて説明する。図1は実施例1による開閉器の操作機構
を示す組立斜視図、図2は上記開閉器操作機構のリセッ
ト状態図(開閉器開路)、図2は投入ばね蓄勢状態図、
図4は投入状態図(開閉器閉路)、図5はトリップ状態
図(開閉器開路)を示し、図6,図7,図8はそれぞれ
図2の状態における蓄勢カム、投入カム、及びトリップ
レバーの外形図を示したものである。
【0030】図において、29は操作機構の中心となる
駆動軸、29aは駆動軸29に回動自在に装着されたボ
ス部、30は前記ボス部29aに穴部30fを介して固
着され2枚一体となって回動する投入カム、31は駆動
軸29のボス部29aに穴部31fを介して回動自在に
装着したトリップレバーで、前記投入カム30に固着し
たばね掛ピン30aが貫通して移動できる長円穴31a
を有している。32は前記トリップレバー31にピン3
3で回動自在に連結された駆動レバーで、ローラー34
をピン34aにより軸着し、このローラー34が前記投
入カム30の外縁部30Sに当接して転動するようにな
っている。35は前記駆動軸29に回動自在に軸着する
と共に外部からの操作用の操作軸36を穴部35fに固
着した蓄勢カム、37は投入ばねで、一端は投入カム3
0に固着したばね掛ピン30aに固着され、他端は蓄勢
カム35に固着したばね掛ピン35aに固着されてい
る。370は前記投入バネ37を案内するばねガイドで
前記駆動軸のボス部29aに回動自在に装着されてい
る。
【0031】38は投入ラッチで、その段落し部38a
が投入カム30の外縁部に設けた切欠部30bと接離自
在に係合するようにフレーム(図示せず)に回動自在に
軸着されている。39はトリップラッチで、その段落し
部39aがトリップレバー31の外縁部に設けた切欠部
31bと係離するようにフレーム(図示せず)に回動自
在に軸着されている。40は蓄勢ラッチで、その段落し
部40aが蓄勢カム35の外縁部に設けた切欠部35b
と係離するようにフレーム(図示せず)に回動自在に軸
着されている。これらの3つのラッチ38,39,40
はそれぞれ図示しない付勢手段によって、投入ラッチ3
8、トリップラッチ39は図示(図1〜図8)の反時計方
向に、蓄勢ラッチ40は図示の時計方向に付勢されてい
る。
【0032】41は主軸42に固着された主軸レバー
で、先端にローラー43をピン44により回動自在に軸
着している。45はリセットばねで、一端を投入カム3
0のばね掛ピン30aに軸着し、他端をフレーム(図示
せず)に固定しており、ばね掛ピン30aを介して投入
カム30を反時計方向に付勢している。46はストッパ
ーで、トリップレバー31と当接する位置にフレーム
(図示せず)に固着している。
【0033】[実施例1の動作]次に、本実施例の開閉
器操作機構の動作を図2〜図5により説明する。図2は
開閉器が開路状態で投入ばね37が放勢状態かつ操作機
構全体がリセット状態を示し、図3は開閉器が開路状態
で投入ばね37が蓄勢状態かつトリップラッチ39とト
リップレバー31が係合状態を示し、図4は投入ラッチ
38が動作し開閉器が閉路状態で投入ばね37が一部放
勢状態を示し、図5はトリップラッチ39が動作し開閉
器が開路状態かつ投入ばね37が完全放勢状態を示す。
【0034】図2において、投入カム30はばね掛ピン
30aに掛けられたリセットばね45によって反時計方
向に付勢され、またこのばね掛けピン30aとトリップ
レバー31の長円穴31aの係合によってトリップレバ
ー31も反時計方向に付勢されるが、トリップレバー3
1がストッパー46と当接する位置で係止されるため、
投入カム30もトリップレバー31の長円穴31aとば
ね掛ピン30aの当接によって反時計方向の回転が係止
される。
【0035】上記反時計方向の付勢位置で、投入カム3
0の切欠部30bと投入ラッチ38の段落し部38aが
係合し、投入カム30の時計方向への回転を係止してい
る。一方、蓄勢カム35は、ばね掛ピン35aと投入ば
ね37との係合により、投入カム30と一定の位置関係
を持って係止されている。また、トリップラッチ39は
段落し部39aが蓄勢カム35の外縁部に当接すること
によって、トリップレバー31の切欠部31bと係合で
きない状態に保持されている。更に、駆動レバー32に
設けたローラー34は、投入カム30の外周縁部の凹部
にはまり込んでおり、主軸レバー41のローラー43を
押すことはなく、従って、開閉器の可動接点2は絶縁ロ
ッド6を介して開放ばね7によって開路状態を保持され
ている。
【0036】図2の状態から操作軸36を時計方向に回
動し、蓄勢カム35を蓄勢カム35の切欠部35bが図
3に示すように蓄勢ラッチ40の段落し部40aと係合
する位置まで回すことで、投入ばね37をばね掛けピン
35aを介して蓄勢する。この時、投入ばね37の他端
は投入カム30のばね掛ピン30aによって係止されて
いるため、投入カム30に時計方向の付勢力を与える
が、投入カム30は投入ラッチ38の段落し部38aが
投入カム30の切欠部30bと係合しているため、時計
方向の回転を係止されている。
【0037】一方、トリップラッチ39は、その段落し
部39aが蓄勢カム35の外縁部から切欠部35bの内
側にはまるため、反時計方向に回転してトリップレバー
31の切欠部31bと係合しトリップレバー31の時計
方向への回転を係止する。
【0038】なお、図2の開閉器の接点1,2が開極状
態にあり投入ばね37が放勢状態にある時に、蓄勢カム
35によりトリップラッチ39とトリップレバー31の
係合を解除し、投入ばね37の蓄勢過程においてトリッ
プラッチ39とトリップレバー31の係合を行なうよう
にしたのは、操作機構のリセット状態において投入ラッ
チ38が投入カム30に係合していない場合に、誤って
蓄勢カム35を回動しても、トリップレバー31をフリ
ーの状態にして接点の開閉作業を行わないようにするた
めである(インターロック機能)。
【0039】次に、図3に示す投入ばね37の蓄勢状態
から投入ラッチ38を時計方向に回動すると、投入ラッ
チ38の段落し部38aと投入カム30の切欠部30b
の係合が外れ、投入カム30はばね掛ピン30aを介し
て投入ばね37の蓄勢エネルギーにより時計方向に回転
する。そして、投入カム30の外縁凹部にはまっていた
駆動レバー32のローラー34を投入カム30の外縁部
30Sにより押し出し、駆動軸29からローラー34が
遠ざかる方向に移動させる。
【0040】この時、駆動レバー32はピン33によっ
て一端をトリップレバー31に軸着されており、かつト
リップレバー31はトリップラッチ39によって時計方
向の回転を係止されているため、ローラー34はピン3
3を回転中心として反時計方向に回動し、主軸レバー4
1に設けられたローラー43を押し下げて主軸レバー4
1を時計方向に回動して、主軸42を同方向に回動する
ことで、絶縁ロッド6を介して可動接点2を時計方向に
回し、図4に示すように開閉器を閉路状態とする。この
場合の投入カム30の回転量は、ばね掛けピン30aが
トリップレバー31の長円穴31aの他端と当接した位
置で係止され、先に投入ばね37が蓄勢された回転量よ
り少ないところで開閉器の閉路動作を完了する。
【0041】また、駆動レバー32が反時計方向に回動
し投入カム30の外縁部30Sと駆動レバー32のロー
ラー34が当接した開閉器閉路状態では、駆動レバー3
2の曲面部32aは駆動軸29を中心とする同心円状を
形成し、主軸レバー41のローラー43と当接してい
る。このため、主軸42に設けた開放ばね7および固定
接点1、可動接点2側から主軸42を介して主軸レバー
41に加えられる負荷側の開放力からは駆動レバー32
を回動する分力が発生せず、安定した閉路状態を形成す
ることができる。
【0042】次に、図4の状態からトリップラッチ39
を時計方向に回動すると、トリップラッチ39の段落し
部39aとトリップレバー31の切欠部31bの係合が
外れ、トリップレバー31は投入カム30と共に投入ば
ね37に係合したばね掛ピン30aを介して投入ばね3
7の残りの蓄勢エネルギーで時計方向に回動し、駆動レ
バー32もピン33を介して投入カム30の外縁部30
Sに沿って駆動軸29を中心として時計方向に回動す
る。その結果、図5に示すように駆動レバー32の曲面
部32aと主軸レバー41のローラー43との当接が外
れ、主軸レバー41の支えがなくなるため、開放ばね7
の開放力により主軸42が反時計方向に回動して可動接
点2を開き開閉器を開路状態とする。
【0043】また、トリップレバー31は、上記時計方
向に回動した時、その外縁部で蓄勢ラッチ40の段落し
部40aと当接し、蓄勢ラッチ40を反時計方向に回動
し、蓄勢カム35の切欠部35bとの係合を解除する。
このことによって投入カム30、トリップレバー31、
蓄勢カム35は、投入ばね37とそれぞれのばね掛ピン
30a,35aによって一定の位置関係を保った状態
で、リセットばね45によって反時計方向に回動され、
図2に示すリセット位置へ復帰する。
【0044】実施例2.上記実施例1では、投入ばね3
7としてひねりばねを使用したが、うず巻ばねでも良
く、また図9に示すように、投入カム30と一体的に回
動するレバー300を設け、このレバー300のばね掛
けピン300aと蓄勢カム35のばね掛けピン35dの
間に引張りばね(投入ばね)370を懸架し、蓄勢カム
35の蓄勢動作により上記引張りばね370を引張り、
エネルギーを与えるようにしても良い。更に、上記レバ
ー300のばね掛けピン300aと蓄勢カム35のばね
掛けピン35dの回転方向の配置を逆にして、圧縮ばね
を懸架するようにしても同様の効果が得られる。
【0045】実施例3.上記実施例1では、駆動レバー
32の曲面部32aは一定の円弧を形成しているが、図
10に示すようにトリップ動作時に駆動レバー32の回
動動作を加速するように上記曲面部32aに変曲部32
0を設けてもよい。
【0046】実施例1で述べたように駆動レバー32の
トリップ動作は投入ばね37の残エネルギーで行われる
が、この時、上記残エネルギーのための動作角度が少な
かったり残エネルギー量が少ない場合、駆動レバー32
と主軸レバー41のローラー43との係合が外れないこ
とが考えられる。そこで、図10のように駆動レバーの
曲面部に変曲部320を設けることにより、トリップ動
作が始まるとただちにローラー43が変曲部320を転
動し、かつ負荷側(接点側)の力が駆動レバー32をト
リップ動作する側に働くようになるため、投入ばね37
の残エネルギーが少ない場合でも良好なトリップ動作を
行わせることができる。
【0047】また、駆動レバーの曲面部32aのトリッ
プ側の長さを長くすることにより、トリップ動作の際に
トリップレバー31が回転加速を終り最高速度に達した
時に駆動レバー32と主軸レバー41の係合を外すこと
ができ、上記と同様投入ばね37の残エネルギーが少な
い場合でも良好なトリップ動作を行わせることができ
る。
【0048】実施例4.更に、操作機構の投入動作時に
駆動レバー32のローラ34が転動する投入カム30の
外縁部30Sの曲面形状を変えることにより、開閉器の
接点の閉動作を制御することができる。例えば、外縁部
30Sの凹凸形状を次の関数曲線−即ち、駆動レバー3
2の回転角に対する主軸レバー41側(被駆動側)からの
負荷力を包絡する多自由度関数、具体的には投入バネ3
7による投入カム30が駆動レバー32に与える出力を
計算機により算出して与える−にすることにより、投入
時の駆動レバー32の押し出し速度を制御でき、接点の
閉動作速度を制御することができる。
【0049】実施例5.また、投入カム30、トリップ
レバー31、蓄勢カム35は少なくともそれぞれ1個以
上で構成されていれば良く、例えば図1、図11に示す
ように、2枚の投入カム30がトリップレバー31をサ
ンドイッチ状態に挟むようにしてばね掛けピン30aを
長円穴31aに貫通するようにしても良い。
【0050】実施例6.上記実施例1では、開閉器の接
点が開極状態で操作機構がリセット状態にあり投入ばね
が放勢状態にある場合に、投入ばね37の初荷重を0と
することにより、投入ばねのエネルギー発生が初荷重0
から定められた終荷重の間で動作するように設定した。
またそれにより、投入バネの据え付けが初荷重0の状態
で行え、装置の組立簡単となる効果があった。本実施例
6では、駆動軸部で投入カム30と蓄勢カム35の相互
位置関係を保持することにより投入ばね37に初荷重を
与えるようにする。例えば、図11(a)(b)に示すよう
に、投入ばね37のばねガイド370にボス部371を
設けて蓄勢カム35に固着すると共に、駆動軸29のボ
ス部29aをばねガイド37の円筒状穴372に回転自
在に挿入し、投入カム30の回転を円筒状穴372に設
けた突起部373で規制することにより、投入ばね37
に初荷重を与える。即ち、本実施例によればトリップ動
作時の投入ばね37のエネルギーを自由に設定できる効
果がある。
【0051】実施例7.上記実施例1では、1つの投入
ばね37で投入カムの投入動作とトリップレバーのトリ
ップ動作を行わせたが、図12に示すように、投入動作
用の投入ばね37とトリップ動作用のトリップばね50
の2つに分離して、トリップばね50をトリップレバー
31と蓄勢カム35の間に懸架し、蓄勢カム35による
ばね蓄勢時に同時に投入ばね37及びトリップばね50
の2つのばねを蓄勢して、それぞれ個別に動作させるよ
うにしても良い。本実施例の場合、投入エネルギーとト
リップエネルギーをそれぞれ個別に設定できる効果があ
る。
【0052】実施例8.上記実施例1では、駆動レバー
32と主軸レバー41の動作の連結を曲面部32aとロ
ーラー44を介して行なったが、図13に示すように主
軸レバーのローラ44を廃止して主軸レバー41と駆動
レバー32とをリンク50により連結して四節リンク構
成としても良い。この場合、主接点の閉路状態において
主軸レバー41からの力が駆動軸29の方向に向くよう
に設定されていれば実施例1と同様の効果を奏する。ま
た、トリップ動作が始まると実施例3の場合と同様、負
荷(接点)側の力がトリップ力として作用し、投入ばね
の残エネルギー(トリップエネルギー)が少なくても良
好なトリップ動作が達成できる。
【0053】実施例9.実施例1において、駆動レバー
の曲面部32aの曲率中心が駆動軸29の中心と必ずし
も一致しなくて、負荷(接点)側から駆動レバー32を介
してトリップレバー31に回転力が与えられても、投入
ばね37の残エネルギー(トリップエネルギー)の方が
大きければ問題はない。この場合、駆動レバーの曲面部
32aのセンターが駆動軸29のセンターより図右側に
あるとトリップを妨げる力が発生し、図左側にあるとト
リップを働かす力が発生する。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、投入ばねの蓄
勢動作、投入カムの投入動作、及びトリップレバーのト
リップ動作を操作機構に設けた蓄勢ラッチ、投入ラッ
チ、及びトリップラッチの3つのラッチにより制御で
き、従来のように開閉器の接点側から生じる負荷力を減
衰してトリップラッチに与える必要がなく、動作力のば
らつきのない安定した小勢力トリップ操作のできる操作
機構が得られる効果がある。特に、投入ばねの蓄積エネ
ルギーを投入動作にもトリップ動作にも使用することに
より、簡単かつ最小の構成部品で上記の効果を達成する
ことができる。
【0055】請求項2の発明によれば、動作力のばらつ
きのない安定した小勢力トリップ操作のできる操作機構
が得られるほか、投入ばねによる投入エネルギーとトリ
ップばねによるトリップエネルギーを個別に設定するこ
とができる。
【0056】請求項3の発明によれば、リセット状態で
投入ばねに初荷重が加わらないようにし、投入ばねのエ
ネルギー発生が初荷重0から定められた終荷重の間で動
作するように構成することができる。また、投入バネの
据え付けが初荷重0の状態で行えるので組立簡単とな
る。
【0057】請求項4の発明によれば、投入ばねに初荷
重を与え、投入ばねのトリップ動作時のエネルギーを自
由に設定でき、投入ばねのトリップ動作時のエネルギー
を大きくすることができる。
【0058】請求項5の発明によれば、投入ラッチ等に
不適合が生じてもトリップレバーをフリーの状態にして
接点の開閉作業を行わないようにし、特別のインターロ
ック機構を必要とせずに安全性の高い操作機構を提供す
る。
【0059】請求項6の発明によれば、トリップ動作後
に自動的に投入カム、蓄勢カム、及びトリップレバーを
リセット動作させることができる。
【0060】請求項7の発明によれば、投入カムの外縁
部を変更することにより開閉器接点の閉動作速度を制御
する。例えば、外縁部の凹凸曲面を滑らかにすることに
より接点の閉動作をゆっくり行わせることができる。
【0061】請求項8の発明によれば、駆動レバーの曲
面部を開閉器接点の閉極状態において駆動軸を中心とし
た同心円状になるようにして、接点側の開放力から駆動
レバーを回動する分力を発生させないので、安定した閉
路状態を形成できる。
【0062】請求項9の発明によれば、駆動レバーの曲
面形状を変えることにより、トリップ動作を制御するこ
とができる。例えば、駆動レバーの曲面部にトリップ方
向に逃げる変曲部を設けたり、曲面部の長さを長くする
ことにより、トリップエネルギーが少なくても良好なト
リップ動作がおこなえる。
【0063】請求項10の発明によれば、開閉器の接点
の閉極状態においてリンクが駆動軸の方向に向くように
したので閉極状態を安定させることができ、またトリッ
プエネルギーがすくなくても良好なトリップ動作が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1による開閉器の操作機構
を示す組立斜視図である。
【図2】 この発明の実施例1による開閉器の操作機構
のリセット状態(開閉器開路)を示す図である。
【図3】 実施例1による開閉器の操作機構の投入ばね
蓄勢状態を示す図である。
【図4】 実施例1による開閉器の操作機構の投入状態
(開閉器閉路)を示す図である。
【図5】 実施例1による開閉器の操作機構のトリップ
状態(開閉器開路)を示す図である。
【図6】 図2のリセット状態における蓄勢カムの外形
図である。
【図7】 図2のリセット状態における投入カムの外形
図である。
【図8】 図2のリセット状態におけるトリップレバー
の外形図である。
【図9】 実施例2による開閉器の操作機構を示す図で
ある。
【図10】 実施例3による駆動レバーの形状を示す図
である。
【図11】 実施例5,6による開閉器の操作機構を示
す組立斜視図、及びばねガイド正面図である。
【図12】 実施例7による開閉器の操作機構を示す図
である。
【図13】 実施例8による開閉器の操作機構を示す図
である。
【図14】 従来の開閉器操作機構の投入ばね蓄勢状態
(開閉器開路)を示す図である。
【図15】 従来の開閉器操作機構の投入状態(開閉器
閉路)を示す図である。
【図16】 従来の開閉器操作機構のトリップ状態(開
閉器開路動作中)を示す図である。
【符号の説明】
29 駆動軸、30 投入カム、31 トリップレバ
ー、32 駆動レバー、35 蓄勢カム、36 操作
軸、37 投入ばね、38 投入ラッチ、39 トリッ
プラッチ、40 蓄勢ラッチ、41 主軸レバー。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に回動自在に装着された投入カム
    及び蓄勢カムと、同じく駆動軸に回動自在に装着され投
    入カムと接離自在に動作するトリップレバーと、一端が
    投入カムに固着され他端が蓄勢カムに固着された投入ば
    ねと、蓄勢カムに係合することにより投入ばねの蓄勢状
    態を保持する蓄勢ラッチと、投入カムとの係合を解除す
    ることにより投入ばねによる投入カムの回転動作を行わ
    せる投入ラッチと、トリップレバーとの係合を解除する
    ことにより投入ばねによるトリップレバーの回転動作を
    行わせるトリップラッチと、トリップレバーの一端に回
    動自在に連結されると共に、投入カムの回転動作と共に
    駆動されて開閉器の接点を開閉する主軸レバーを回動さ
    せる駆動レバーとを備えたことを特徴とする開閉装置の
    操作機構。
  2. 【請求項2】 駆動軸に回動自在に装着された投入カ
    ム、蓄勢カム及びトリップレバーと、一端が投入カムに
    固着され他端が蓄勢カムに固着された投入ばねと、一端
    が蓄勢カムに固着され他端がトリップレバーに固着され
    たトリップばねと、蓄勢カムに係合することにより投入
    ばねの蓄勢状態を保持する蓄勢ラッチと、投入カムとの
    係合を解除することにより投入ばねによる投入カムの回
    転動作を行わせる投入カムと、トリップレバーとの係合
    を解除することによりトリップばねによるトリップレバ
    ーの回転動作を行わせるトリップラッチと、トリップレ
    バーの一端に回動自在に連結され、投入カムの回転動作
    と共に駆動されて開閉器の接点を開閉する主軸レバーを
    回動させる駆動レバーとを備えたことを特徴とする開閉
    装置の操作機構。
  3. 【請求項3】 開閉器の接点が開極状態で操作機構がリ
    セット状態にあり投入ばねが放勢状態にある場合に、投
    入ばねに初荷重が加わらないことを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の開閉装置の操作機構。
  4. 【請求項4】 開閉器の接点が開極状態で操作機構がリ
    セット状態にあり投入ばねが放勢状態にある場合に、投
    入カムと蓄勢カムの回転位置を規制し、投入ばねに初荷
    重を与えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の開閉装置の操作機構。
  5. 【請求項5】 開閉器の接点が開極状態にあり投入ばね
    が放勢状態にある時に、投入カムが投入ラッチと係合し
    トリップラッチがトリップレバーとの係合を解除してお
    り、投入ばねの蓄勢過程においてトリップラッチとトリ
    ップレバーの係合を行なうことを特徴とする請求項1か
    ら請求項4のいずれか1項に記載の開閉装置の操作機
    構。
  6. 【請求項6】 開閉器のトリップ動作時に、トリップレ
    バーの回転動作によって蓄勢カムと蓄勢ラッチの係合を
    解除し、投入カム、蓄勢カム、及びトリップレバーをリ
    セット動作させることを特徴とする請求項1から請求項
    5のいずれか1項に記載の開閉装置の操作機構。
  7. 【請求項7】 投入動作時に投入カムの外縁部により駆
    動レバーが押し出されて主軸レバーを回動するように構
    成し、当該外縁部の曲面形状を変更することにより開閉
    器接点の閉動作を制御することを特徴とする請求項1か
    ら請求項6のいずれか1項に記載の開閉装置の操作機
    構。
  8. 【請求項8】 駆動レバーと主軸レバーとの係合を駆動
    レバーの曲面部と主軸レバーのローラにより行わせ、駆
    動レバーの曲面部を開閉器接点の閉極状態において駆動
    軸を中心とした同心円状になるようにしたことを特徴と
    する請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の開閉
    装置の操作機構。
  9. 【請求項9】 駆動レバーの曲面形状を変えることによ
    り、トリップ動作を制御することを特徴とする請求項8
    記載の開閉装置の操作機構。
  10. 【請求項10】 駆動レバーと主軸レバーとをリンクに
    より連結し、開閉器の接点の閉極状態において上記リン
    クが駆動軸の方向に向くようにしたことを特徴とする請
    求項1から請求項7のいずれか1項に記載の開閉装置の
    操作機構。
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