JPH0729547B2 - 車両用ウインドウ - Google Patents

車両用ウインドウ

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JPH0729547B2
JPH0729547B2 JP15309786A JP15309786A JPH0729547B2 JP H0729547 B2 JPH0729547 B2 JP H0729547B2 JP 15309786 A JP15309786 A JP 15309786A JP 15309786 A JP15309786 A JP 15309786A JP H0729547 B2 JPH0729547 B2 JP H0729547B2
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flap
window plate
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vehicle
water
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JP15309786A
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Inventor
達也 田村
正樹 福沢
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橋本フオ−ミング工業株式会社
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  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は車両のフロトウインドウに関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第8図は車両の斜視図であり、1は車体、2はウインド
ウプレート(ウインドシールドガラス)、3はサイドウ
インドウ(ドアガラス)、4はウインドウモールディン
グ、5はそのアッパー部、6はサイド部である。
第9図は実公昭57−54416号に示された従来のフロント
ウインドウを示す第8図のA−A断面図である。サイド
部6におけるモールデイング4はウインドウプレート2
と車体パネル(ピラー)7との間隙を覆うモールディン
グ本体4aからウインドウプレート2側に突出する突条4b
により、ウインドウプレート2との間に溝8を形成して
いる。9は接着剤、10はダムラバーである。アッパー部
5におけるモールディング4は溝8を形成しない構造に
なっており、コーナー部11において構造の異なるサイド
部6のモールディング4と接続されている。
上記の車両用ウインドウにおいては、雨天走行時にウイ
ンドウプレート2に付着した水滴は溝8に集められて流
下するため、車体パネル(ピラー)7を越えサイドウイ
ンドウ3に横流れしてサイドウインドウ3の視界を遮る
ことが防止される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の車両用ウインドウにお
いては、突条4bは常時ウインドウプレート2の表面との
間に空間を有するため、雨水の横流れを防止できるが、
降雨中でないときの走行、特に晴天下の高速走行時には
この空間部分で空気の乱流が発生して風切音が発生しや
すいとともに、装飾性を損なうなどの問題点があった。
この発明は上記問題点を解決するためのもので、雨天時
には雨水の横流れを防止するとともに、通常の走行時、
特に高速走行時には空気の乱流の発生を防止して風切音
の発生を防止でき、かつ装飾性に優れた車両用ウインド
ウを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、ウインドウプレートの外周縁と車体パネル
との間隙に沿ってウインドウプレートの外周縁を車外側
から覆うように取付けられるモールディング本体、 このモールディング本体からウインドウプレートの外表
面中心側に向けて突出し、かつ起伏可能で、ウインドウ
プレートの外表面との間に溝状の受水部を形成するよう
に設けられているフラップ、および このフラップとウインドウプレートとの間に設けられ、
かつ吸水により膨張し、乾燥により収縮してフラップを
起伏させる吸水膨張材 を有する車両用ウインドウである。
〔作 用〕
本発明の車両用ウインドウにおいては、モールディング
本体がウインドウプレートの外周縁と車体パネルとの間
隙に沿ってウインドウプレートの外周縁を車外側から覆
い、かつフラップがウインドウプレートの外表面中心側
に向けて突出するようにモールディングを取付け、フラ
ップとウインドウプレートの間に吸水膨張材を介在させ
る。
この状態で車両が走行すると、雨天走行時には吸水膨張
材が雨水を吸収して膨張し、これによりフラップが起立
してフラップとウインドウプレートとの間に溝状の受水
部が形成され、横流れする雨水はこの溝に集められて流
下し、サイドウインドウへの横流れが防止される。通常
の走行時には、吸水膨張材は吸収された水分が蒸発して
収縮し、これによりフラップは伏して、その先端がウイ
ンドウプレートに近接してフラシュ化し、滑らかな表面
が形成されるので、空気の乱流は防止され、風切音は防
止されるとともに、優れた外観を維持する。
〔実施例〕
以下、この発明を図面の実施例に基づいて説明する。第
1図はこの発明の一実施例を示す第8図のB−B断面
図、第2図および第3図はA−A断面図、第4図はフラ
ップの正面図であり、第8図および第9図と同一符号は
同一または相当部分を示す。
ウインドウプレート2は透明な無機ガラス、またはポリ
カーボネート樹脂、アクリル樹脂等の透明樹脂プレート
からなる。
ウインドウモールディング4は軟質PVC樹脂、アイオノ
マー樹脂、EVA樹脂、透明なCAB樹脂、その他のエラスト
マー樹脂等の弾力性および可撓性を有するゴム、合成樹
脂などの材料により、芯材12を埋設した状態で長尺に形
成され、ウインドウプレート2の外周縁と車体パネル7
との間隙13に沿って、ウインドウプレート2の外周縁を
車体側から覆うモールディング本体4aから取付脚14が間
隙13内に伸びている。モールディング4はモールディン
グ本体4aからくびれ部15を介してウインドウプレート2
の外表面中心側に向けてフラップ16が伸び、そのウイン
ドウプレート2側には幅方向に凹部(溝)17が形成され
ている。またモールディング本体4aの車体パネル7側に
は突条4bが形成されている。取付脚14の車体パネル7側
には係合フィン14aが設けられ、車体パネル7の段差部7
aからフランジ部7bにかけて接着層18により取付けられ
た係止部材19と係合し、また取付脚14のウインドウプレ
ート2側の下部には係合フィン14bが設けられ、ウイン
ドウプレート2の端部と係合している。このようなウイ
ンドウモールディング4は、アッパー部5からサイド部
6にかけて一体的に連続した長尺材からなり、サイド部
6のフラップ16の凹部17の基端部とウインドウプレート
2の間には吸水膨張材20が設けられている。
吸水膨張材20はセルローススポンジ等の吸水膨張材料の
成形品、あるいはポリアクリル酸エステル等の吸水剤を
混入したEVA樹脂、合成ゴム等の成形品などが使用で
き、フラップ16裏面の凹部に固着されている。フラップ
16のウインドウプレート2側にはテトラフルオロエチレ
ン樹脂等の凍結防止層を形成しておくのが好ましい。ウ
インドウプレート2の外周部裏面には不透明なプリント
層21が形成されている。
上記の構成において、塗装、焼付が完了した車体パネル
7の段差部7aの全周(ただしロア部を除く)に接着層18
により係止部材19を貼着する。一方ウインドウプレート
2の外周部裏面に前もって不透明なプリント層21を形成
しておき、ダムラバー10を取付けた後に、外周部の全周
(ロア部を含む)に液状の接着剤9をひも状に吐出す
る。そしてウインドウプレート2を車体パネル7の段差
部7a内に嵌合させてフランジ部7bに仮固定し、接着剤9
が硬化しないうちに、フラップ16に吸水膨張材20を固着
したモールディング4の取付脚14をウインドウプレート
2の外周縁と車体パネル7との間隙13に挿入して取付け
る。
モールディング4はアッパー部5およびサイド部6を通
して同一のものを使用し、コーナー部11で曲げて取付け
る。このときモールディング本体4aでウインドウプレー
ト2と車体パネル7の曲隙13を覆うように取付脚14を挿
入して係合フィン14a,14bを係止部材19およびウインド
ウプレート2に係合させるとともに接着剤9で固着す
る。このときフラップ16はアッパー部5では第1図のよ
うにウインドウプレート2に常に直接当接し、サイド部
6では第2図のようにウインドウプレート2との間に吸
水膨張材20が介在した状態で当接する。
この状態でモールディング4を使用すると、降雨時にウ
インドウプレート2に付着した雨水22が凹部17から浸透
して吸水膨張材20に吸収される。水を吸収した吸水膨張
材20は体積が膨張してアクチュエータとして作用し、第
3図のようにサイド部6のフラップ16を起立させて、ウ
インドウプレート2から車外側に離間させ、溝状の受水
部8を形成する。こうしてサイド部6では、ウインドウ
プレート2上の雨水22は溝状の受水部8に集められて流
下し、サイドウインドウ3への横流れは防止される。
雨が止むと、吸水膨張材20への水の供給が止まり、走行
中の風により吸水膨張材20が乾燥して、体積が収縮し、
フラップ16は復元力により伏して、第2図に示すように
ウインドウプレート2に当接して表面はフラッシュ化
し、空気の乱流が防止され、風切音が発生しないととも
に、優れた外観を維持する。
またアッパー部5では溝状の受水部8は形成されない
が、モールディング4はコーナー部11でアッパー部5と
サイド部6が一体的に連続しているため、コーナー部材
等による接続は不要で、連続した表面により優れた外観
を呈する。
第5図ないし第7図は別の実施例を示すA−A断面図で
ある。第5図ではモールディング4は係合フィン14b,14
cにより予めウインドウプレート2に取付けられるよう
になっており、固着性が高くなる。第6図ではモールデ
ィング本体4aは金属板の成形品からなり、その両側に樹
脂製のフラップ16および突条4bが形成されており、くび
れ部15はスリットからなる。このモールディング4は取
付クリップにより車体パネル7に取付けられるが、図示
は省略されている。第7図では吸水膨張材20はホルダ23
によりウインドウプレート2に固着されている。
以上の説明において、モールディング4およびフラップ
16の材質、形状等は制限されないが、少なくともフラッ
プ16は−10℃程度の低温域においても弾力性および可撓
性に富むゴムまたは樹脂からなるものが好ましい。フラ
ップ16のみをゴムまたは樹脂製としたときは、モールデ
ィング4の他の部分はこれより硬の高い材質とするのが
好ましい。また吸水膨張材20としては、吸水により膨張
するものであれば、前記材質のものに制限されず、その
形状もひも状、棒状、シート状など任意の形状のものを
使用でき、フラップ16とウインドウプレート2の両側を
固着してもよい。
なお、上記実施例では、アッパー部5およびサイド部6
にわたって突状4bの先端部を車体パネル7側に当接させ
たが、アッパー部5の突条4b側にフラップを形成して、
ウインドウプレート2との間に吸水膨張材を介在させる
と、雨天時にルーフパネルからウインドウプレート2へ
の雨水の流下を防止することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、モールディングに形成したフラップと
ウインドウプレートとの間に吸水膨張材を介在させたの
で、雨天時には雨水の横流れを防止するとともに、通常
の走行時、特に高速走行時には空気の乱流の発生を防止
して風切音の発生を防止でき、かつ装飾性に優れた車両
用ウインドウを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す第8図のB−B断面
図、第2図および第3図はA−A断面図、第4図はフラ
ップの正面図、第5図ないし第7図は他の実施例のA−
A断面図、第8図は車両の斜視図、第9図は従来の車両
用ウインドウを示すA−A断面図である。 各図中、同一符号は同一または相当部分を示し、2はウ
インドウプレート、4はモールディング、4aはモールデ
ィング本体、5はアッパー部、6はサイド部、7は車体
パネル、8は溝状の受水部、14は取付脚、15はくびれ
部、16はフラップ、17は凹部、20は吸水膨張材である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウインドウプレートの外周縁と車体パネル
    との間隙に沿ってウインドウプレートの外周縁を車体側
    から覆うように取付けられるモールディング本体、 このモールディング本体からウインドウプレートの外表
    面中心側に向けて突出し、かつ起伏可能で、ウインドウ
    プレートの外表面との間に溝状の受水部を形成するよう
    に設けられているフラップ、および このフラップとウインドウプレートとの間に設けられ、
    かつ吸水により膨張し、乾燥により収縮してフラップを
    起伏させる吸水膨張材 を有する車両用ウインドウ。
  2. 【請求項2】フラップは可撓性および弾力性を有し、く
    びれ部を介して起伏可能に設けられている特許請求の範
    囲第1項記載の車両用ウインドウ。
  3. 【請求項3】フラップはフラップ自体の復元力により伏
    するようになっている特許請求の範囲第1項または第2
    項記載の車両用ウインドウ。
  4. 【請求項4】吸水膨張材はフラップおよび/またはウイ
    ンドウプレートに固着されている特許請求の範囲第1項
    ないし第3項のいずれかに記載の車両用ウインドウ。
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