JPH07294732A - 偏光板及び液晶表示素子 - Google Patents
偏光板及び液晶表示素子Info
- Publication number
- JPH07294732A JPH07294732A JP10498094A JP10498094A JPH07294732A JP H07294732 A JPH07294732 A JP H07294732A JP 10498094 A JP10498094 A JP 10498094A JP 10498094 A JP10498094 A JP 10498094A JP H07294732 A JPH07294732 A JP H07294732A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- polarizing plate
- liquid crystal
- crystal display
- polarizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】信頼性試験後クロスニコル状態での光洩れを抑
制した液晶表示素子を得る。 【構成】偏光板の支持体に、光弾性係数が２５．０×１
０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィル
ムを用いることからなる。
制した液晶表示素子を得る。 【構成】偏光板の支持体に、光弾性係数が２５．０×１
０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィル
ムを用いることからなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は偏光板及び液晶表示素子
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】液晶表示素子は２枚の電極基板の間に液
晶を封入し、電極基板の電極に電圧を印加することによ
って、光学的性質が変化する液晶の特性を利用して所望
の表示パターンを得るものである。このような液晶表示
素子は素子の厚みが薄く表示パターンを自由に選択する
ことができ、かつ消費電力が非常に低く、低電圧駆動が
可能であり、Ｃ−ＭＯＳＩＣの直接駆動ができることか
ら電卓、エアコン、電話機等のほとんどの表示部分の表
示素子として用いられている。
晶を封入し、電極基板の電極に電圧を印加することによ
って、光学的性質が変化する液晶の特性を利用して所望
の表示パターンを得るものである。このような液晶表示
素子は素子の厚みが薄く表示パターンを自由に選択する
ことができ、かつ消費電力が非常に低く、低電圧駆動が
可能であり、Ｃ−ＭＯＳＩＣの直接駆動ができることか
ら電卓、エアコン、電話機等のほとんどの表示部分の表
示素子として用いられている。
【０００３】一方、ツイストネマチック型液晶表示素子
は前記２枚の上下電極基板の外側に偏光板を備えている
素子で、この素子の各ドットにスイッチング素子（ＴＦ
Ｔ）を付けて駆動し、カラーフィルターと組み合わせた
表示体が液晶テレビや液晶ムビーに使用されている。
は前記２枚の上下電極基板の外側に偏光板を備えている
素子で、この素子の各ドットにスイッチング素子（ＴＦ
Ｔ）を付けて駆動し、カラーフィルターと組み合わせた
表示体が液晶テレビや液晶ムビーに使用されている。
【０００４】この液晶表示素子に使用される偏光板のほ
とんどはポリビニルアルコールフィルム（ＰＶＡ）にヨ
ウ素、或は２色性色素を吸着または分散させ、一定方向
にフィルムを延伸することにより得られる偏光素子膜を
使用している。この偏光素子膜は非常に薄い膜であり、
更に延伸軸と直角方向の引張り力に対して弱いため、一
般的には支持体に張り合わされている。この支持体には
一般的に無軸延伸された三酢酸セルロース、セルロース
ブチレート、セルロースアセテートなどのセルロース系
フィルムが使用されている。
とんどはポリビニルアルコールフィルム（ＰＶＡ）にヨ
ウ素、或は２色性色素を吸着または分散させ、一定方向
にフィルムを延伸することにより得られる偏光素子膜を
使用している。この偏光素子膜は非常に薄い膜であり、
更に延伸軸と直角方向の引張り力に対して弱いため、一
般的には支持体に張り合わされている。この支持体には
一般的に無軸延伸された三酢酸セルロース、セルロース
ブチレート、セルロースアセテートなどのセルロース系
フィルムが使用されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のセルロ
ース系フィルムを支持体に使用した従来の偏光板は信頼
性試験で光軸のずれを生じ、上下電極基板側に対応する
支持体の光軸ずれにより黒表示状態で光洩れを生じ面内
のコントラストバラツキを起こすことがわかった。本発
明の目的は、偏光板の信頼性試験で光軸のずれに基づく
光洩れが発生しないようにすること、特に、上下電極基
板側に対応する支持体の光軸ずれにより黒表示状態で光
洩れ粘着層を介してガラス電極に貼り合わせた偏光板を
有する液晶表示素子が信頼性試験後に光洩れが発生しな
いようにすることにある。
ース系フィルムを支持体に使用した従来の偏光板は信頼
性試験で光軸のずれを生じ、上下電極基板側に対応する
支持体の光軸ずれにより黒表示状態で光洩れを生じ面内
のコントラストバラツキを起こすことがわかった。本発
明の目的は、偏光板の信頼性試験で光軸のずれに基づく
光洩れが発生しないようにすること、特に、上下電極基
板側に対応する支持体の光軸ずれにより黒表示状態で光
洩れ粘着層を介してガラス電極に貼り合わせた偏光板を
有する液晶表示素子が信頼性試験後に光洩れが発生しな
いようにすることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、ガラス電
極に粘着層を介して貼合わせた偏光板を有する液晶表示
素子の光洩れ（信頼性試験後に黒表示状態で生じる光洩
れ）発生の原因・メカニズムを鋭意検討した結果、高温
もしくは高温高湿条件下で行われる信頼性試験条件下で
偏光板の支持体（或は保護フィルム）として使用されて
いる三酢酸セルロースフィルムが偏光素子膜の寸法変化
により発生した応力により部分的に光軸のずれを生じる
ことにより三酢酸セルロース自体が有する３〜８ｎｍの
位相差により光洩れを生じることを確認し、さらに光軸
のずれ易すさは支持体に使用されている高分子フィルム
の光弾性係数の大きさにより差があり、偏光素子膜の寸
法変化や粘着層の固定力とも相互の関係があるが光弾性
係数が大きな値を持つ程光軸はずれ易く、光洩れを抑え
るためには光弾性係数の値が２５．０×１０-13 ｃｍ2
／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィルムを電極基板
側に相当する支持体として使用することにより、信頼性
試験条件下偏光素子膜の寸法変化で生じる応力により起
こる光軸のずれを抑制でき、光洩れを防止できることが
わかった。即ち、本発明は、 （１）偏光素子膜の支持体として光弾性係数が２５．０
×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フ
ィルムを用いた偏光板。 （２）偏光素子膜がポリビニルアルコール系の膜である
上記（１）の偏光板、 （３）２枚の対向配置された電極基板の外側に偏光板を
備えてなる液晶表示素子において、前記偏光板の電極基
板側に相当する支持体に光弾性係数が２５．０×１０
-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィルム
を用いたことからなる液晶表示装置、 （４）偏光板がポリビニルアルコール系の偏光板であ
り、液晶表示素子がツイストネマチック型液晶表示素子
である上記（３）の液晶表示装置、に関する。
極に粘着層を介して貼合わせた偏光板を有する液晶表示
素子の光洩れ（信頼性試験後に黒表示状態で生じる光洩
れ）発生の原因・メカニズムを鋭意検討した結果、高温
もしくは高温高湿条件下で行われる信頼性試験条件下で
偏光板の支持体（或は保護フィルム）として使用されて
いる三酢酸セルロースフィルムが偏光素子膜の寸法変化
により発生した応力により部分的に光軸のずれを生じる
ことにより三酢酸セルロース自体が有する３〜８ｎｍの
位相差により光洩れを生じることを確認し、さらに光軸
のずれ易すさは支持体に使用されている高分子フィルム
の光弾性係数の大きさにより差があり、偏光素子膜の寸
法変化や粘着層の固定力とも相互の関係があるが光弾性
係数が大きな値を持つ程光軸はずれ易く、光洩れを抑え
るためには光弾性係数の値が２５．０×１０-13 ｃｍ2
／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィルムを電極基板
側に相当する支持体として使用することにより、信頼性
試験条件下偏光素子膜の寸法変化で生じる応力により起
こる光軸のずれを抑制でき、光洩れを防止できることが
わかった。即ち、本発明は、 （１）偏光素子膜の支持体として光弾性係数が２５．０
×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フ
ィルムを用いた偏光板。 （２）偏光素子膜がポリビニルアルコール系の膜である
上記（１）の偏光板、 （３）２枚の対向配置された電極基板の外側に偏光板を
備えてなる液晶表示素子において、前記偏光板の電極基
板側に相当する支持体に光弾性係数が２５．０×１０
-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィルム
を用いたことからなる液晶表示装置、 （４）偏光板がポリビニルアルコール系の偏光板であ
り、液晶表示素子がツイストネマチック型液晶表示素子
である上記（３）の液晶表示装置、に関する。
【０００７】本発明で使用する支持体としては、例えば
光弾性係数が２５．０×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以
下、好ましくは５．０×１０-13 〜２５．０×１０-13
ｃｍ2／ｄｙｎｅの値を有する高分子フィルムがあげら
れる。このような性質を有する高分子フィルムとして
は、例えばゼオネックス（日本ゼオン社製）等の非晶質
ポリオレフィンフィルム、アクリプレン（三菱レーヨン
社製）等のポリメチルメタクリレートフィルム等の合成
高分子フィルムがあげられる。これらのフィルムの厚さ
は５０〜１５０μｍ程度が好ましい。
光弾性係数が２５．０×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以
下、好ましくは５．０×１０-13 〜２５．０×１０-13
ｃｍ2／ｄｙｎｅの値を有する高分子フィルムがあげら
れる。このような性質を有する高分子フィルムとして
は、例えばゼオネックス（日本ゼオン社製）等の非晶質
ポリオレフィンフィルム、アクリプレン（三菱レーヨン
社製）等のポリメチルメタクリレートフィルム等の合成
高分子フィルムがあげられる。これらのフィルムの厚さ
は５０〜１５０μｍ程度が好ましい。
【０００８】本発明の偏光板は、偏光素子膜（偏光フィ
ルム）の少なくとも片面を上記高分子フィルムからなる
支持体で積層接着（粘着）し、反対の面を透明な高分子
フィルム（例えば上記高分子フィルムや上記セルロース
系フィルム）で積層接着（粘着）することにより製造さ
れる。ここで使用する偏光フィルムは、特に限定される
ものでないが、例えば、ポリビニルアルコール系フィル
ムを沃素または二色性色素で染色し、ホウ酸水溶液中で
エステル化しながら一軸方向に約３〜５倍に延伸し、加
熱乾燥して得ることが出来る。二色性色素としては、例
えば酸性染料や直接染料から任意に選ぶことができ、ア
ゾ系色素、スチルベン系色素、アントラキノン系色素、
メチン系色素、シアニン系色素等があげられる。また、
積層接着（粘着）に使用される接着（粘着）剤としては
例えば透明性の良好なエポキシ系、ポリエステル系、酢
酸ビニル系等の溶剤型接着（粘着）剤、又はアクリル酸
アルキルエステル系、ポリビニルエーテル系等の感圧型
接着（粘着）剤、或いはアクリル系重合樹脂、ウレタン
樹脂等の重合反応により硬化しうる接着（粘着）性樹脂
等があげられる。
ルム）の少なくとも片面を上記高分子フィルムからなる
支持体で積層接着（粘着）し、反対の面を透明な高分子
フィルム（例えば上記高分子フィルムや上記セルロース
系フィルム）で積層接着（粘着）することにより製造さ
れる。ここで使用する偏光フィルムは、特に限定される
ものでないが、例えば、ポリビニルアルコール系フィル
ムを沃素または二色性色素で染色し、ホウ酸水溶液中で
エステル化しながら一軸方向に約３〜５倍に延伸し、加
熱乾燥して得ることが出来る。二色性色素としては、例
えば酸性染料や直接染料から任意に選ぶことができ、ア
ゾ系色素、スチルベン系色素、アントラキノン系色素、
メチン系色素、シアニン系色素等があげられる。また、
積層接着（粘着）に使用される接着（粘着）剤としては
例えば透明性の良好なエポキシ系、ポリエステル系、酢
酸ビニル系等の溶剤型接着（粘着）剤、又はアクリル酸
アルキルエステル系、ポリビニルエーテル系等の感圧型
接着（粘着）剤、或いはアクリル系重合樹脂、ウレタン
樹脂等の重合反応により硬化しうる接着（粘着）性樹脂
等があげられる。
【０００９】本発明の液晶表示装置は、上記のようにし
て製造された偏光板の上記高分子フィルム面を２枚の対
向配置された電極基板の一方の面に粘着剤を用いて積層
粘着させることにより製造される。ここで使用する粘着
剤としては例えばブチルアクリレート、アクリル酸、２
−ヒドロキシエチルアクリレート共重合物等のアクリル
系粘着剤、ゴム系粘着剤、ビニル系粘着剤、シリコン系
粘着剤等があげられるが、アクリル系粘着剤が好まし
い。このアクリル系粘着剤は、主成分の（メタ）アクリ
ル酸エステルと、これと共重合可能なカルボキシル基や
水酸基含有の化合物とを共重合することによって得られ
るものが使用されるが、必要に応じて、塗工直前にポリ
イソシアネート系硬化剤またはエポキシ系硬化剤を添加
し、架橋構造を形成させることも出来る。
て製造された偏光板の上記高分子フィルム面を２枚の対
向配置された電極基板の一方の面に粘着剤を用いて積層
粘着させることにより製造される。ここで使用する粘着
剤としては例えばブチルアクリレート、アクリル酸、２
−ヒドロキシエチルアクリレート共重合物等のアクリル
系粘着剤、ゴム系粘着剤、ビニル系粘着剤、シリコン系
粘着剤等があげられるが、アクリル系粘着剤が好まし
い。このアクリル系粘着剤は、主成分の（メタ）アクリ
ル酸エステルと、これと共重合可能なカルボキシル基や
水酸基含有の化合物とを共重合することによって得られ
るものが使用されるが、必要に応じて、塗工直前にポリ
イソシアネート系硬化剤またはエポキシ系硬化剤を添加
し、架橋構造を形成させることも出来る。
【００１０】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
るが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【００１１】実施例１ 光弾性係数が６．３×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅである
ポリオレフィンフィルム（ゼオネックス（日本ゼオン社
製））を支持体として用い、偏光素子膜の少なくとも片
側にアクリル系接着剤で接着し偏光板を製造した。この
ポリオレフィンフィルムがガラス電極側に配置されるよ
うに粘着層を介して貼合わせ液晶表示装置を得る。この
偏光板を吸収軸を４５゜（或は１３５゜）とし１２０ｍ
ｍ×９０ｍｍのサイズにカットしたものをガラス板に貼
り、６０℃／９０％ＲＨ、及び１００℃の各信頼性試験
条件下で各２枚ずつ試験し１００時間経過させた後、ク
ロスニコル状態とし図１に示す測定位置（Ａ，Ｂ）での
透過率を測定し光洩れを明度指数比（Ｌb ／Ｌa ）で表
し、結果を表１に記載した。
ポリオレフィンフィルム（ゼオネックス（日本ゼオン社
製））を支持体として用い、偏光素子膜の少なくとも片
側にアクリル系接着剤で接着し偏光板を製造した。この
ポリオレフィンフィルムがガラス電極側に配置されるよ
うに粘着層を介して貼合わせ液晶表示装置を得る。この
偏光板を吸収軸を４５゜（或は１３５゜）とし１２０ｍ
ｍ×９０ｍｍのサイズにカットしたものをガラス板に貼
り、６０℃／９０％ＲＨ、及び１００℃の各信頼性試験
条件下で各２枚ずつ試験し１００時間経過させた後、ク
ロスニコル状態とし図１に示す測定位置（Ａ，Ｂ）での
透過率を測定し光洩れを明度指数比（Ｌb ／Ｌa ）で表
し、結果を表１に記載した。
【００１２】実施例２ 信頼性試験条件を４０℃／９５％ＲＨ、及び９０℃とし
た以外は実施例１と同様に実施し、結果を表１に記載し
た。
た以外は実施例１と同様に実施し、結果を表１に記載し
た。
【００１３】実施例３ 光弾性係数が６．０×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅである
ポリメチルメタクリレートフィルムを支持体として用
い、偏光素子膜の少なくとも片側にアクリル系接着剤で
接着し偏光板を製造した。このポリメチルメタクリレー
トフィルムがガラス電極側に配置されるように粘着層を
介して貼合わせ液晶表示装置を得る。信頼性試験条件を
６０℃／９０％ＲＨ、及び８０℃とした以外は実施例１
と同様に実施し、結果を表１に記載した。
ポリメチルメタクリレートフィルムを支持体として用
い、偏光素子膜の少なくとも片側にアクリル系接着剤で
接着し偏光板を製造した。このポリメチルメタクリレー
トフィルムがガラス電極側に配置されるように粘着層を
介して貼合わせ液晶表示装置を得る。信頼性試験条件を
６０℃／９０％ＲＨ、及び８０℃とした以外は実施例１
と同様に実施し、結果を表１に記載した。
【００１４】比較例１ 偏光板の支持体として一般的に使用されている三酢酸セ
ルロースを、ポリビニルアルコール系接着剤で偏光素子
膜に接着し偏光板を製造した。この偏光板を粘着層を介
してガラス電極に貼合わせ液晶表示装置を得る。６０℃
／９０％ＲＨ、及び９０℃の各信頼性試験条件下で実施
例１と同様に実施し、結果を表１に記載した。三酢酸セ
ルロースの光弾性係数は３０．０×１０-13 ｃｍ2 ／ｄ
ｙｎｅであった。
ルロースを、ポリビニルアルコール系接着剤で偏光素子
膜に接着し偏光板を製造した。この偏光板を粘着層を介
してガラス電極に貼合わせ液晶表示装置を得る。６０℃
／９０％ＲＨ、及び９０℃の各信頼性試験条件下で実施
例１と同様に実施し、結果を表１に記載した。三酢酸セ
ルロースの光弾性係数は３０．０×１０-13 ｃｍ2 ／ｄ
ｙｎｅであった。
【００１５】比較例２ 光弾性係数が７２×１０-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅのポリカ
ーボネートを、偏光素子膜の少なくとも片側にアクリル
系接着剤で接着し偏光板を製造した。この偏光板を粘着
層を介してガラス電極に貼合わせ液晶表示装置を得る。
６０℃／９０％ＲＨ、及び９０℃の各信頼性試験条件下
で実施例１と同様に実施し、結果を表１に記載した。
ーボネートを、偏光素子膜の少なくとも片側にアクリル
系接着剤で接着し偏光板を製造した。この偏光板を粘着
層を介してガラス電極に貼合わせ液晶表示装置を得る。
６０℃／９０％ＲＨ、及び９０℃の各信頼性試験条件下
で実施例１と同様に実施し、結果を表１に記載した。
【００１６】
【表１】
【００１７】
【発明の効果】光弾性係数が２５．０×１０-13 以下の
値を有する高分子フィルムを偏光素子膜の支持体として
使用することにより、光洩れによる面内のコントラスト
バラツキのない液晶表示素子が得られ、その表示品位を
向上できる。
値を有する高分子フィルムを偏光素子膜の支持体として
使用することにより、光洩れによる面内のコントラスト
バラツキのない液晶表示素子が得られ、その表示品位を
向上できる。
図１は透過率の測定位置Ａ、Ｂを示す。ここで、矢印は
偏光板の吸収軸を表す。
偏光板の吸収軸を表す。
Claims (4)
- 【請求項１】偏光素子膜の支持体として光弾性係数が２
５．０×１０-13 ｃｍ2／ｄｙｎｅ以下の値を有する高
分子フィルムを用いた偏光板。 - 【請求項２】偏光素子膜がポリビニルアルコール系の膜
である請求項１の偏光板。 - 【請求項３】２枚の対向配置された電極基板の外側に偏
光板を備えてなる液晶表示素子において、偏光板の電極
基板側に相当する支持体に光弾性係数が２５．０×１０
-13 ｃｍ2 ／ｄｙｎｅ以下の値を有する高分子フィルム
を用いることからなる液晶表示装置。 - 【請求項４】偏光板がポリビニルアルコール系の偏光板
であり、液晶表示素子がツイストネマチック型液晶表示
素子である請求項３の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10498094A JPH07294732A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 偏光板及び液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10498094A JPH07294732A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 偏光板及び液晶表示素子 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2003099775A Division JP2003329842A (ja) | 2003-04-03 | 2003-04-03 | 偏光板及び液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07294732A true JPH07294732A (ja) | 1995-11-10 |
Family
ID=14395247
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10498094A Pending JPH07294732A (ja) | 1994-04-21 | 1994-04-21 | 偏光板及び液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07294732A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5808795A (en) * | 1995-03-06 | 1998-09-15 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6062694A (en) * | 1995-03-06 | 2000-05-16 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6227670B1 (en) | 1995-03-06 | 2001-05-08 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6628359B1 (en) | 1998-12-18 | 2003-09-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device including phase difference compensation element |
| US6726995B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-04-27 | Gunze Co., Ltd | Polarizing plate |
| US6900937B2 (en) * | 2001-07-19 | 2005-05-31 | Nitto Denko Corporation | Optical element, polarizing plate and method for manufacturing thereof, protective film for optical element, optical film using optical element, and visual display |
| US6985292B2 (en) | 1999-12-28 | 2006-01-10 | Gunze Co., Ltd. | Polarizing plate and liquid-crystal display containing the same |
| US7045216B2 (en) | 1999-12-28 | 2006-05-16 | Gunze Co., Ltd. | Polarizing plate |
| JP2007286088A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Fujifilm Corp | 光学補償シート及びその製造方法、並びに液晶表示装置用バックライトユニット |
| JPWO2007119560A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-08-27 | 日本ゼオン株式会社 | 偏光板，液晶表示装置，および，保護フィルム |
-
1994
- 1994-04-21 JP JP10498094A patent/JPH07294732A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5808795A (en) * | 1995-03-06 | 1998-09-15 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6062694A (en) * | 1995-03-06 | 2000-05-16 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6227670B1 (en) | 1995-03-06 | 2001-05-08 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6464360B2 (en) | 1995-03-06 | 2002-10-15 | Nikon Corporation | Projection type display apparatus |
| US6628359B1 (en) | 1998-12-18 | 2003-09-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Liquid crystal display device including phase difference compensation element |
| US6726995B2 (en) | 1999-12-28 | 2004-04-27 | Gunze Co., Ltd | Polarizing plate |
| US6985292B2 (en) | 1999-12-28 | 2006-01-10 | Gunze Co., Ltd. | Polarizing plate and liquid-crystal display containing the same |
| US7045216B2 (en) | 1999-12-28 | 2006-05-16 | Gunze Co., Ltd. | Polarizing plate |
| US6900937B2 (en) * | 2001-07-19 | 2005-05-31 | Nitto Denko Corporation | Optical element, polarizing plate and method for manufacturing thereof, protective film for optical element, optical film using optical element, and visual display |
| JPWO2007119560A1 (ja) * | 2006-03-31 | 2009-08-27 | 日本ゼオン株式会社 | 偏光板，液晶表示装置，および，保護フィルム |
| JP2007286088A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Fujifilm Corp | 光学補償シート及びその製造方法、並びに液晶表示装置用バックライトユニット |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5082480B2 (ja) | 薄型偏光板及びそれを用いた画像表示装置 | |
| JP5332599B2 (ja) | 偏光板、その製造方法及びそれを用いた複合偏光板 | |
| JP4673344B2 (ja) | 光学フィルム用粘着シートの製造方法 | |
| KR102241901B1 (ko) | 광학 적층체 및 그것을 이용한 표시 장치 | |
| TWI782908B (zh) | 光學薄膜、剝離方法及光學顯示面板之製造方法 | |
| JP2009093074A (ja) | 偏光板の製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JP5932749B2 (ja) | 偏光板のセット及び前面板一体型液晶表示パネル | |
| JP2003329838A (ja) | 粘着型光学フィルム、光学フィルム用粘着剤組成物および画像表示装置 | |
| JP2010277018A (ja) | 耐久性に優れた偏光板およびその製造方法、それを用いた画像表示装置 | |
| JP2010262155A (ja) | 複合偏光板 | |
| JP4738365B2 (ja) | 偏光子保護フィルム、その製造方法、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JP2010043158A (ja) | 偏光板用接着剤、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JP2010122487A (ja) | 高弾性率粘着剤層を有する偏光板及びそれを用いた画像表示装置 | |
| JP3368524B2 (ja) | 偏光板 | |
| JPH07294732A (ja) | 偏光板及び液晶表示素子 | |
| JP2010145525A (ja) | 偏光板の製造方法 | |
| JP3373492B2 (ja) | 偏光板 | |
| JP2002249752A (ja) | 粘着型光学フィルム | |
| JP5239967B2 (ja) | 液晶表示装置及び偏光板のセット | |
| JP2008298871A (ja) | 偏光子の製造方法、偏光子、偏光板、光学フィルムおよび画像表示装置 | |
| JP2003329842A (ja) | 偏光板及び液晶表示素子 | |
| JP2004287347A (ja) | 積層偏光フィルム | |
| JP4707691B2 (ja) | 連結組み合わせ型光学フィルムの製造方法、連結組み合わせ型光学フィルム、画像表示装置 | |
| JP2010091654A (ja) | 液晶表示装置及びそれに用いる偏光板のセット | |
| JP6293422B2 (ja) | 偏光板、その製造方法、光学フィルムおよび画像表示装置 |