JPH07293616A - 引バネフック装置 - Google Patents

引バネフック装置

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JPH07293616A
JPH07293616A JP11461494A JP11461494A JPH07293616A JP H07293616 A JPH07293616 A JP H07293616A JP 11461494 A JP11461494 A JP 11461494A JP 11461494 A JP11461494 A JP 11461494A JP H07293616 A JPH07293616 A JP H07293616A
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JP
Japan
Prior art keywords
latch
spring
guide plate
hole
spring guide
Prior art date
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Pending
Application number
JP11461494A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Takahashi
正行 高橋
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH07293616A publication Critical patent/JPH07293616A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で引バネが掛け金の板面に対し鉛
直方向に横ずれすることを防ぐ。 【構成】 掛け金12にはバネガイド板13を装着させ
るための穴12aを設ける。バネガイド板13にはその
一部に塑性変形させて掛け金12に遊嵌させるための穴
を設けると共に、他部には穴12aに嵌合する切込13
aを設ける。更にバネガイド板13と引バネ11とが接
する部分には引バネ11と係合するガイド部13cをバ
ネガイド板13に設ける。以上の構成によって掛け金1
2とバネガイド板13の嵌合を確実にし、引バネ11が
掛け金12の板面に対し鉛直方向に横ずれすることを防
ぐことができる。 【効果】 バネガイド板の掛け金への遊嵌を部品点数を
増やすことなく、又簡単な作業で行なうことができ、部
品コストを上げることなく、組立コストを下げることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引バネのフックの横
ずれ防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の技術について説明する。例
えば実開昭57−164333号公報に示されたものに
ついて説明すると、図9、10において、1はコイル状
の引バネ、2は引バネに引っかけて引っ張って使用する
ための掛け金、2aはバネガイド板3が貫通するための
穴、3は引バネ1が掛け金2の板面に対して鉛直方向に
ずれるのを、ロールピン4で掛け金2と係合して規制す
るためのバネガイド板、4はバネガイド板3に掛け金2
を挟み込むようにして2本打ち込まれた引バネ1の横ず
れ防止用のロールピンである。
【0003】次に上記動作について説明する。図9、1
0において、先ず引バネ1を掛け金2に捻りながら装着
しておき、次にバネガイド板3を掛け金2の穴2aに貫
通させた後、ロールピン4をバネガイド板3に掛け金2
を挟み込むようにしてハンマー等(図示略)で2本打ち
込み遊嵌させる。これにより掛け金2を引っ張ったとき
に引バネ1が掛け金2の板面と鉛直方向に横ずれするの
を、ロールピン4で受け止めている。
【0004】次に、別の実開昭62−194938号に
示されたものを図11によって説明する。5はコイル状
の引バネ、6は引バネ5に引っかけて引っ張って使用す
るための掛け金、6aは引バネ5が掛け金6に螺旋状に
貫通して遊嵌するための穴である。
【0005】次に上記動作について説明する。図11に
示すように、コイル状の引バネ5を回しながら掛け金6
にあけられた穴6aに螺旋状に貫通させ遊嵌し、引バネ
5を掛け金6で引っ張ることにより引バネとして機能さ
せている。ここで、穴6aは引バネ5を通すために引バ
ネ5の線径より少し大きめに開けられているので、掛け
金6を引っ張ったときに引バネ5が掛け金6の板面に対
し鉛直方向に横ずれするのを防ぎ切れないなどの問題が
あった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の実開昭57−1
64333号公報の引バネフック装置は以上のように構
成されており、ロールピンを2本打ち込む作業が必要と
なるので組立コストが高くなっていた。
【0007】また、別の実開昭62−194938号公
報のコイルばねのフック構造はバネをフックに捻りなが
ら装着する作業が難しく、荷重の小さいバネならば問題
ないが、ある程度大きな荷重のバネになると装着にかな
りの力を必要とし、作業が困難となるなどの問題があっ
た。更に、引バネが掛け金の板面に対し鉛直方向に横ず
れするのが防ぎ切れないなど問題があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、少ない部品点数で簡単な組立方
式とすることにより、トータルコストの低減を目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る引バネフック装置はバネガイド板の一部には掛け金に
装着後塑性変形させて掛け金に遊嵌させるための穴を設
けると共に、バネガイド板の他部には掛け金に設けられ
た穴に嵌合する切込を設けたものである。
【0010】この発明の請求項2に係る引バネフック装
置は掛け金に設けられた穴の形を凸形にしたものであ
る。
【0011】この発明の請求項3に係る引バネフック装
置は掛け金に設けられた穴の形をT字形にすると共に、
このT字形の穴の上部にはバネガイド板を掛け金に装着
後塑性変形させて掛け金を遊嵌させるための穴を設け、
バネガイド板下部にはT字形の穴に嵌合する切込を設け
たものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1及び3に係る引バネフック
装置においては、掛け金とバネガイド板との嵌合を容易
にしかも確実にすることができるので、引バネが掛け金
の板面に対し鉛直方向に横ずれするのを確実に防止する
ことができると共に、部品点数を増やすことなく、又簡
単な作業で組立てることができるので、部品コストを上
げることなく、組立コストを下げる事ができる。
【0013】この発明の請求項2に係る引バネフック装
置においては、掛け金に設けられた穴の形を凸形にした
ので、バネガイド板の掛け金への装着が容易となるもの
である。
【0014】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1、図2は実施例1による引ばねフック装置を
示す斜視図及び正面図である。図において、11はコイ
ル状の引バネ、12は引バネ11に引っかけて引っ張っ
て使用するための掛け金、12aはバネガイド板13が
貫通するための穴、13は引バネ11が掛け金12の板
面に対して鉛直方向にずれるのを規制するためのバネガ
イド板、13aはバネガイド板13を掛け金12に係合
させるための横ずれ防止用切込、13bはバネガイド板
13に設けられた穴であり、掛け金12にバネガイド1
3を挿入後、当該穴13bに治具等を挿入し、穴13b
を押し広げることによりバネガイド板13を掛け金12
から外れないように遊嵌させるものである。14はバネ
ガイド板13に設けられた穴13bに挿入される上述の
治具であり、バネガイド13を掛け金12に設けられた
穴12aに挿入した後、当該治具14を穴13bにハン
マー等で打ち込んで当該穴13bを押し広げる。13c
は引バネ11と係合するガイド部である。
【0015】次に上記引ばねフック装置の働きについて
説明する。図1において、掛け金12とバネガイド板1
3は切込13aで掛け金12を係合させ、たがいに直交
して遊嵌されており、掛け金12を引っ張ったときに引
バネ11が掛け金12の板面と鉛直方向に横ずれするの
を、ガイド部13cで引バネ11の内径を受けることに
より防いでいる。
【0016】次に、バネガイド板13の掛け金12への
装着方法について説明する。図2において先ず、バネガ
イド板13を掛け金12の穴12aに貫通させた後、引
バネ11を掛け金12に捻りながら装着させる。その
後、治具4のようなものをバネガイド13の穴13bに
図2に示すようにハンマー等(図示略)で打ち込み、穴
13bを押し広げ塑性変形させてバネガイド板13を掛
け金12から外れないように遊嵌させる。図3(a)は元
のバネガイド板13の形状であり、図3(b)は治具14
により穴13bが押し広げられた状態を示すバネガイド
板13の形状である。そして切込13aが穴12aと係
合することによりバネガイド板13を掛け金12に遊嵌
させ、引バネ11の横ずれを防止できる構造となってい
る。実際においては図4(a)で示すようなブロック15
を用い、図4(b)に示すようにバネガイド板13の穴1
3bをハンマー16によって押し広げるものである。
【0017】実施例2.上記実施例1では掛け金12に
長方形の穴12aを設けたものを示したが、バネガイド
板13の掛け金12への装着を容易にするため、図5に
示すような凸形の穴12bを設けることができる。この
場合挿入時にはバネガイド13を図6に示すように傾け
ながら挿入できるので、挿入が容易となるものである。
特に、図7に示すように切込13aで穴12bのコーナ
ー12cを逃げながらバネガイド板13を反時計方向に
回転させ、バネガイド板13を容易に掛け金12に装着
させることができる。
【0018】実施例3.上記実施例では、バネガイド板
13の穴13bを塑性変形させる例を示したが、図8に
示すように掛け金12に長方形の穴12dとT字形の穴
12eを設けておき、治具等で破線のように穴12dを
広げて塑性変形させることにより、バネガイド板17が
掛け金12に嵌合し、外れないようにしても良く、上記
実施例と同様の効果を奏する。
【0019】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1に係
る引バネフック装置は、バネガイド板の一部には掛け金
に装着後塑性変形させて掛け金に遊嵌させるための穴を
設けると共に、バネガイド板の他部には掛け金に設けら
れた穴に嵌合する切込を設けたので、引バネが掛け金の
板面に対し鉛直方向に横ずれするのを確実に防止でき、
更に部品点数を増やすことなく、又簡単な作業で組立て
ることができるので、部品コストを上げることなく、組
立コストを下げることができる。
【0020】又、この発明の請求項2に係る引バネフッ
ク装置においては、掛け金に設けられた穴の形を凸形に
したので、バネガイド板の掛け金への装着を容易にする
ことができる。
【0021】更にこの発明の請求項3に係る引バネフッ
ク装置においては、掛け金に設けられた穴の形をT字形
にすると共に、このT字形の穴の上部にはバネガイド板
を掛け金に装着後塑性変形させて掛け金に遊嵌させるた
めの穴を設け、バネガイド板下部にはT字形の穴に嵌合
する切込を設けたので、引バネが掛け金の板面に対し鉛
直方向に横ずれするのを確実に防止でき、更に部品点数
を増やすことなく、又簡単な作業で組立てることができ
るので、部品コストを上げることなく、組立コストを下
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す引バネフック装置の
斜視図である。
【図2】この発明の実施例1を示す引バネフック装置の
組立方法を示す正面図である。
【図3】この発明の実施例1による引バネフック装置に
おけるバネガイド板を示す正面図である。
【図4】この発明の実施例1を示す引バネフック装置の
組立方法を示す図である。
【図5】この発明の実施例2による掛け金を示す正面図
である。
【図6】この発明の実施例2を示す動作説明図である。
【図7】この発明の実施例2を示す動作説明図である。
【図8】この発明の実施例3を示す引バネフック装置の
組立方法を示す正面図である。
【図9】従来の引バネフック装置を示す正面図である。
【図10】従来の引バネフック装置を示す側面図であ
る。
【図11】従来の引バネフック装置を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 引バネ、12 掛け金、12a,12d,13b
穴、12b 凸形穴、12e T字形穴、13 バネ
ガイド板、13a 切込。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引バネの一端に係合する板状の掛け金
    と、この掛け金に設けた穴に直交方向に装着されて引バ
    ネのずれを規制するバネガイド板を有する引バネフック
    装置であって、上記バネガイド板の一部には上記掛け金
    に装着後塑性変形させて上記掛け金に遊嵌させるための
    穴を設けると共に、上記バネガイド板の他部には上記掛
    け金に設けられた穴に嵌合する切込を設けたことを特徴
    とする引バネフック装置。
  2. 【請求項2】 掛け金に設けられた穴の形を凸形にした
    ことを特徴とする請求項1記載の引バネフック装置。
  3. 【請求項3】 引バネの一端に係合する板状の掛け金
    と、この掛け金に設けた穴に直交方向に装着され引バネ
    のずれを規制するバネガイド板を有する引バネフック装
    置であって、上記掛け金の上記バネガイド板を装着する
    ための穴をT字形にするとともに、上記T字形の穴の上
    部には上記バネガイド板を上記掛け金に装着後塑性変形
    させて上記掛け金に遊嵌させるための穴を設け、更に上
    記バネガイド板下部には上記T字形の穴に嵌合する切込
    を設けたことを特徴とする引バネフック装置。
JP11461494A 1994-04-27 1994-04-27 引バネフック装置 Pending JPH07293616A (ja)

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JP11461494A JPH07293616A (ja) 1994-04-27 1994-04-27 引バネフック装置

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