JPH07292341A - 揺変性を有する一液ウレタン系接着剤 - Google Patents

揺変性を有する一液ウレタン系接着剤

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JPH07292341A
JPH07292341A JP8933594A JP8933594A JPH07292341A JP H07292341 A JPH07292341 A JP H07292341A JP 8933594 A JP8933594 A JP 8933594A JP 8933594 A JP8933594 A JP 8933594A JP H07292341 A JPH07292341 A JP H07292341A
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Katsura Nagata
桂 永田
Masao Kishi
岸  正夫
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリオールと過剰のポリイソシアネート化合
物を反応させて得られる活性イソシアネート基含有プレ
ポリマー100重量部に対して、充填剤30〜300重
量部、揺変剤1〜20重量部、活性イソシアネート基含
有プレポリマーと非相溶の有機溶剤1〜25重量部を配
合して成る揺変性を有する一液ウレタン接着剤。 【効果】 優れた貯蔵安定性を有し、接着剤をくし目ゴ
テで塗布した時の糸引き性及びコテ切れ性等の作業性を
兼備し、二液型エポキシ系接着剤に見られた、二液混合
の繁雑さと計量ミスによる硬化不良トラブル、ポットラ
イフ、低温硬化性、可撓性を始め、アミン系硬化剤によ
る臭気及び皮膚障害等の問題が解消され、JIS A−
5548に定めるタイル用接着剤のタイプIグレード、
即ち湿潤モルタル面との密着性に優れ、標準強度、温水
強度、アルカリ水中強度等の接着物性を有し、とりわけ
垂直面にタイルを貼り合わせた場合のタイルのずれ抵抗
性に優れたタイル用接着剤でありその実用価値が高い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイル用一液型ウレタン
系接着剤に関する。更に詳しくは優れた貯蔵安定性を有
し、接着剤をくし目ゴテで塗布した時の糸引き性及びコ
テ切れ性等の作業性を兼備し、優れた接着力、耐温水
性、耐アルカリ性を有する接着剤に関し、取り分け垂直
面にタイルを貼り合わせた場合のタイルのずれ抵抗性に
優れた揺変性を有する一液ウレタン系接着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】タイル用接着剤はJIS A−5548
にタイルのずれ及び粘度安定性及び各種接着性能が規格
されており、その中で特に垂直面のタイルのずれは重要
な試験項目となっている。従来よりタイル用接着剤は壁
に代表される非水廻り用として合成ゴムラテックスもし
くはアクリルエマルション等の水性エマルションに充填
剤、粘着付与樹脂、有機溶剤及び揺変剤を配合した水性
コンパウンド型接着剤が、風呂場に代表される水廻り用
途には耐水性、耐温水性等に優れる二液配合型のエポキ
シ系コンパウンド接着剤が主に用いられてきた。これら
接着剤はタイルのずれには問題がないものの、前者は耐
水性、耐温水性、耐アルカリ性に問題があり、後者は二
液混合の作業の煩雑さと計量ミスによる硬化不良トラブ
ル、ポットライフが短かい(二液配合物の使用可能時
間)、低温硬化性不備、可撓性不足や通常用いられるア
ミン系硬化剤による臭気及び皮膚障害等々の問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
べく一液型接着剤として、特開平1−132662号公
報に記載のごとく、ポリエーテル型ウレタンプレポリマ
ーとポリエステル型ウレタンプレポリマーを重量比で9
5/5〜50/50となるよう分散せしめたポリウレタ
ン樹脂組成物や、特開平4−370146号公報に記載
のごとく、ウレタンプレポリマーに表面シリコーン処理
炭酸カルシウム、表面疎水化処理コロイド状シリカ及び
ポリオキシエチレン鎖を有するシロキサン化合物を含有
する一液型揺変性ポリウレタン組成物を用いた接着剤が
提案されているが、垂直面でのタイルのずれに関しては
満足されるものではく、特に200mm角タイルのごと
く大型タイルでは容易にずれ落ちる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らはかかる問題
を解決するべく、JIS A−5548規格に適合もし
くはそれ以上の性能を有するタイル用一液ウレタン系接
着剤を開発するために鋭意検討した結果、活性イソシア
ネート基含有プレポリマーに充填剤、揺変剤を配合し、
更に活性イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーと
非相溶の有機溶剤を配合することが、特にタイルのずれ
抵抗性付与に有効であることを見い出し本発明を完成さ
せるに至った。
【0005】即ち本発明は、次の1.〜3.の通りであ
る。 1.ポリオールと過剰のポリイソシアネート化合物を反
応させて得られる活性イソシアネート基含有ウレタンプ
レポリマーに、充填剤、揺変剤及びイソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーと非相溶の有機溶剤を配合して
成る揺変性を有する一液ウレタン系接着剤。 2.充填剤及び揺変剤量が活性イソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマー100重量部に対してそれぞれ30
〜300重量部、1〜20重量部であることを特徴とす
る1記載の揺変性を有する一液ウレタン系接着剤。 3.活性イソシアネート基含有プレポリマーと非相溶の
有機溶剤量が活性イソシアネート基含有ウレタンプレポ
リマー100重量部に対して1〜25重量部であること
を特徴とする1記載の揺変性を有する一液ウレタン系接
着剤。
【0006】ポリオールとしてはポリエーテルポリオー
ル例えばエチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール等のジオール類、グリセリン、トリ
メチロールプロパン等のトリオール類、アンモニア、エ
チレンジアミン等のアミン類の1種または2種以上の存
在下にプロピレンオキサイド及び、又はエチレンオキサ
イドを開環重合させて得られるランダムまたはブロック
共重合体、ポリエステルポリオールとしてはエチレング
リコール、プロピレングリコール、1,4ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール等の存在下にアジピン酸、
セバチン酸、テレフタル酸等を重縮合させて得られる共
重合体、ε−カプロラクトン、パレロラクトンの開環重
合で得られるもの、ビスフェノールA、ヒマシ油等の活
性水素基2個以上を有する低分子活性水素化合物が挙げ
られ、通常分子量100〜7000、1分子中のOH基
2〜4のものが使用できる。これらのうち分子量100
0〜5000のポリオキシプロピレンジオール及びポリ
オキシプロピレントリオールが価格面、耐アルカリ性の
点から好ましい。
【0007】ポリイソシアネート化合物としては、例え
ばジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリ
メチレンポリフェニルイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート(TDI)、ナフタレンジイソシアネート等
の芳香族ポリイソシアネート類のほか、ヘキサメチレン
ジイソシアネート(HDI)、リジンメチルエステルジ
イソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート類、水添
ジフェニルメタンジイソシアネート、イソホロンジイソ
シアネート、水添トリレンジイソシアネート等の脂環式
ポリイソシアネート類が挙げられるが、毒性や価格面よ
りMDIの使用が好ましい。前記ポリエーテルポリオー
ルと過剰のポリイソシアネート化合物を反応させて活性
イソシアネート基含有プレポリマー(以下NCO含有プ
レポリマーと略称する)が得られる。具体的にはNCO
含有プレポリマーは、ヒドロキシル基(OH)を2個以
上を有するポリオールとイソシアネート基(NCO)を
2個以上有するポリイソシアネート化合物をイソシアネ
ート基が過剰となるように、即ちNCO/OH当等比が
1より大と成るようにする。例えばNCO/OH当量比
2.0〜15.0の割合にて窒素又はドライエアー気流
中で70〜100℃数時間反応させることにより製造さ
れ、通常のNCO含有量は5〜25%(重量%、以下同
様)の範囲である。
【0008】本発明に用いられる充填剤としては、例え
ば、クレー、タルク、炭酸カルシウム、酸化カルシウ
ム、ケイ砂、スレート粉、マイカ粉、アルミナ、ガラス
粉末、亜鉛華、二酸化チタン、カーボンブラック等の粒
径1〜500μの無機充填剤が挙げられる。これらのう
ち経済性と湿潤下地面との接着性より、重質炭酸カルシ
ウムと酸化カルシウムの配合が好ましい。更に好ましく
は重質炭酸カルシウムの含水率0.1%以下に調整した
ものが好ましい。更に本重質炭酸カルシウムはー種又は
粒径の異なるものを二種以上の配合が好ましい。本充填
剤の配合量は30〜300重量%、好ましくは50〜2
00重量%の範囲である。30重量%未満であると揺変
性付与及び接着力向上効果に欠け経済性にも欠ける。3
00重量%を超えると粘度の上昇が著しく、接着剤塗布
時の作業性に支障をきたし、接着力も低下の傾向にあ
る。前記酸化カルシウムとは、通常土壌安定剤、肥料、
容器の加熱用等に用いられている粒径が2〜300μの
範囲のものであり、充填剤総量の配合量1〜50重量%
用いると良い。この酸化カルシウムを用いた背景は、水
和反応による湿潤面への接着性向上と合わせて、水和反
応熱による低温時での接着力の立ち上がり促進効果、更
には吸湿効果による貯蔵安定性の向上を狙ったものであ
る。本充填剤は通常、予め製造したNCO含有プレポリ
マーに配合するが、含水率の調整が困難の場合には、ポ
リエーテルポリオールとイソシアネート化合物と共に充
填剤を仕込みNCO含有プレポリマーを製造する事もで
きる。
【0009】本発明に用いられる揺変剤としては、シリ
カ粉末、石綿粉等の無機揺変剤、有機ベントナイト、ポ
リ塩化ビニル粉末、変性ポリエステルポリオール系の有
機揺変剤等が挙げられる。中でも少量で揺変性付与効果
の大きいシリカ粉末が好ましい。本揺変剤の配合量はN
CO含有プレポリマー100重量部に対して1〜20重
量部の範囲であり、好ましくは1.5〜10重量部の範
囲で用いれば良い。1重量部未満の場合タイルのずれが
防止できる粘度及び揺変性が得られず、20重量部を超
えると貯蔵安定性に支障をきたし、また経済性に欠け
る。
【0010】本発明に用いられる、NCO含有プレポリ
マーと非相溶の有機溶剤としては例えばnヘキサン、n
へプタン及び合成パラフィン炭化水素等が挙げられる。
これらのうち臭気による作業環境問題と火災等の危険性
より、沸点及び引火点の高い合成パラフィン系炭化水素
が好ましい。この有機溶剤の配合量はNCO含有プレポ
リマー100重量部に対して1〜25重量部の範囲であ
る。労働安全衛生法及び消防法に基づく危険物としての
取扱いと、タイルのずれ防止とのバランスから5〜20
重量部が好ましい。1重量部未満の場合目的とするタイ
ルのずれ抵抗性が得られず、容易にタイルはずれもしく
は落下を起こし、25重量部を超えると貯蔵中に本有機
溶剤が分離し、貯蔵時の安定性に支障をきたす。
【0011】本発明の揺変性を有する一液ウレタン系接
着剤の製造は、例えばプラネタリーミキサーにNCO含
有プレポリマーを仕込み、次いで炭酸カルシウム、酸化
カルシウムを混練し、場合によっては可塑剤で一旦減粘
後シリカ粉末を投与し再増粘させて、有機溶剤を配合す
ることにより得られる。粘度調整上支障のある場合はシ
リカ粉末で増粘後、有機溶剤で減粘させる方法でも良
い。
【0012】ここで用いる可塑剤としてはジメチルフタ
レート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
オクチルフタレート、ジ−n−オクチルフタレート等の
フタル酸誘導体、ジ−n−ブチルアジペート、ジオクチ
ルアジペート、ジイソデシルアジペート等のアジピン酸
誘導体、ジオクチルアゼレート、ジイソオクチルアゼレ
ート等のアゼライン酸誘導体の他、イソフタル酸誘導
体、セバシン酸誘導体、マレイン酸誘導体、フマル酸誘
導体、オレイン酸誘導体、リシリール酸誘導体、ステア
リン酸誘導体、エポキシ誘導体、ポリエステル重合型可
塑剤等が挙げられる。これらのうち、NCO含有プレポ
リマーとの相溶性、貯蔵安定性及び経済性面からジオク
チルフタレート(DOP)が好ましい。本可塑剤の配合
量は特に限定せず粘度調整用として用いると良い。
【0013】更に必要に応じて目的とする物性を阻害し
ない範囲で、硬化促進用触媒(ジブチル錫ジラウレート
(DBTDL)、オクチル酸鉛等)、密着性付与剤(イ
ソシアネートシラン、グリシジルシラン等のカップリン
グ剤)、酸化防止剤、着色剤等を適宜配合しても良い。
【0014】本発明の揺変性を有する一液ウレタン系接
着剤は、各種の下地材、例えばモルタル板、石綿スレー
ト(フレキシブルボード)、無機ボード(石こうボー
ド、ケイカル板)、合板等に対し、磁器質、陶器質、石
器質のタイルを貼り合わせるのに使用でき、下地が濡れ
ている場合の湿潤面接着性を有し、接着剤塗布時の作業
性及び貯蔵安定性に優れた効果を発揮し、取り分け垂直
面でのタイルのずれ抵抗性が高く、JIS Aー554
8タイプI規格に充分適合した接着力、耐温水性、耐ア
ルカリ性等を有していることから極めて有用なタイル用
接着剤である。
【0015】
【実施例】以下に実施例及び比較例を挙げて本発明を説
明するが、本発明はこれに限定されるものではない。ま
た特に断わりのない限り、部は重量部を意味する。
【0016】製造例<NCO含有プレポリマーの製造> 攪拌機付き2リットルフラスコにポリオールとしてポリ
オキシプロピレントリオール(三井東圧化学(株)製、
商品名三井ポリオールMN−5000、平均分子量50
00)を570部、イソシアネート化合物として4’
4’ジフェニルメタンジイソシアネート(三井東圧化学
(株)製、商品名コスモネートPH、NCO%33.6
%)を430部仕込み、窒素気流下で攪拌しながら85
℃に昇温し、同温度で2時間反応させた後40℃以下迄
冷却し、本発明に用いる残存NCO%13%のNCO含
有プレポリマーを得た。
【0017】実施例1〜5及び比較例1〜4 攪拌機付き1リットルフラスコに製造例で得たNCO含
有プレポリマーと、表1掲載の炭酸カルシウム及び酸化
カルシウムを仕込み、窒素気流下で均一となるまで攪拌
混合する。本配合物が高粘度の場合は可塑剤で一旦減粘
し、シリカ粉末にて所定の粘度以上に再増粘させた。こ
の配合物に有機溶剤を加え所定の粘度とし、グリシジル
系シランカップリング剤及びDBTDLを加え、700
mmHg以上で真空脱泡を行ない、本発明のタイル接着
に用いる揺変性を有する一液ウレタン系接着剤を得た。
この粘度は250〜350ポイズ(EH型粘度計No3
コーン10rpm/25℃)であった。
【0018】
【表1】
【0019】
【表2】
【0020】実施例及び比較例にて製造した本発明のタ
イル用接着剤をJIS A−5548に規定された下記
試験に供し、その評価結果を表1に示した。
【0021】タイルのずれ抵抗性;JIS A−554
8のずれ抵抗性試験方法に準じ、20℃65%RHに
て、各接着剤をスレート板にJIS G−3101に規
定された標準くし目ゴテを用いて塗布し、優位差を出す
ために100mm角のタイルを3枚張り合わせ、質量5
kgのおもりを載せた後、直ちにに試験体を垂直に立て
ずれ長さを測定する。
【0022】作業性;20℃65%RHにて、各接着剤
をスレート板上にJIS G−3101に規定された標
準くし目ゴテを用いて塗布した時の糸引き性及びコテ切
れ性の評価。◎は糸引きあまり無し、コテ切れ良好で作
業性が非常に優れる。○はあまり糸引き無し、コテ切れ
良好で作業性良好。△は糸引き若干有り、コテ切れ若干
不良で作業性やや不良。×は糸引きが有り、コテ切れ不
良で作業性不良。
【0023】接着強さ;JIS A−5548の接着強
さ測定方法に準じ、1週間水中浸漬した高含水率モルタ
ルに、JIS G−3101に規定された標準くし目ゴ
テを用いて塗布し、各条件で20分間の待ち時間をと
り、4×4cmに切断したタイルを張り合わせ各試験方
法に則り、インテスコ引張試験機(3mm/min)に
て接着強さを測定し、kg/cm2 で表示した。 標準強度(接着力) JIS A−5548の接着強さ測定方法に準じ、タイ
ル張り合わせ後20℃65%RHにて1週間養生後測定 温水中(耐温水性) JIS A−5548の接着強さ測定方法に準じ、タイ
ル張り合わせ後5℃1週間養生後、50℃温水浸漬24
時間浸漬後測定 アルカリ水中(耐アルカリ性) JIS A−5548の接着強さ測定方法に準じ、20
℃65%RHにて1週間養生後、水酸化カルシウム飽和
水溶液浸漬48時間後測定
【0024】貯蔵安定性;50℃2週間後の粘度。○は
粘度変化率0〜20%分離なし△は粘度変化率21〜4
0%またはやや分離、×は粘度変化率41%以上または
分離大
【0025】
【発明の効果】表1から明らかなごとく、本発明のタイ
ル用一液型ウレタン系接着剤は、優れた貯蔵安定性を有
し、接着剤をくし目ゴテで塗布した時の糸引き性及びコ
テ切れ性等の作業性を兼備し、二液型エポキシ系接着剤
に見られた、二液混合の繁雑さと計量ミスによる硬化不
良トラブル、ポットライフ、低温硬化性、可撓性を始
め、アミン系硬化剤による臭気及び皮膚障害等の問題が
解消されたものであり、JIS A−5548に定める
タイル用接着剤のタイプIグレード、即ち湿潤モルタル
面との密着性に優れ、標準強度、温水強度、アルカリ水
中強度等の接着物性を有し、とりわけ垂直面にタイルを
貼り合わせた場合のタイルのずれ抵抗性に優れたタイル
用接着剤でありその実用価値が高い。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオールと過剰のポリイソシアネート
    化合物を反応させて得られる活性イソシアネート基含有
    ウレタンプレポリマーに、充填剤、揺変剤及び活性イソ
    シアネート基含有ウレタンプレポリマーと非相溶の有機
    溶剤を配合して成る揺変性を有する一液ウレタン系接着
    剤。
  2. 【請求項2】 充填剤及び揺変剤量が活性イソシアネー
    ト基含有ウレタンプレポリマー100重量部に対してそ
    れぞれ30〜300重量部、1〜20重量部であること
    を特徴とする請求項1記載の揺変性を有する一液ウレタ
    ン系接着剤。
  3. 【請求項3】 活性イソシアネート基含有プレポリマー
    と非相溶の有機溶剤量が活性イソシアネート基含有ウレ
    タンプレポリマー100重量部に対して1〜25重量部
    であることを特徴とする請求項1記載の揺変性を有する
    一液ウレタン系接着剤。
JP8933594A 1994-04-27 1994-04-27 揺変性を有する一液ウレタン系接着剤 Pending JPH07292341A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113302254A (zh) * 2019-01-04 2021-08-24 陶氏环球技术有限责任公司 湿气固化型粘合剂组合物

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Effective date: 20040302