JPH0729177A - 光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置 - Google Patents
光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置Info
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- JPH0729177A JPH0729177A JP17536293A JP17536293A JPH0729177A JP H0729177 A JPH0729177 A JP H0729177A JP 17536293 A JP17536293 A JP 17536293A JP 17536293 A JP17536293 A JP 17536293A JP H0729177 A JPH0729177 A JP H0729177A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高い信頼性を有する光ディスクの欠陥管理方
法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置を
提供すること。 【構成】 第１〜第４の補助ＤＭＡに無効情報を書込む
（ステップＳ３１〜Ｓ３４）。次に第１のＤＭＡにデー
タを記録し（ステップＳ３５）、正常な記録であるか否
かを判定する（ステップＳ３６）。正常である場合は第
１の補助ＤＭＡの無効情報を有効情報に書換えて（ステ
ップＳ３７）、第２のＤＭＡにデータを記録する（ステ
ップＳ３８）。同様にして第２〜第４のＤＭＡにデータ
を記録する（ステップＳ３９〜Ｓ４６）。
法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置を
提供すること。 【構成】 第１〜第４の補助ＤＭＡに無効情報を書込む
（ステップＳ３１〜Ｓ３４）。次に第１のＤＭＡにデー
タを記録し（ステップＳ３５）、正常な記録であるか否
かを判定する（ステップＳ３６）。正常である場合は第
１の補助ＤＭＡの無効情報を有効情報に書換えて（ステ
ップＳ３７）、第２のＤＭＡにデータを記録する（ステ
ップＳ３８）。同様にして第２〜第４のＤＭＡにデータ
を記録する（ステップＳ３９〜Ｓ４６）。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスクに記録され
た欠陥管理に関するデータに基づいて、光ディスクの欠
陥管理を行う方法及び光ディスク装置に関する。
た欠陥管理に関するデータに基づいて、光ディスクの欠
陥管理を行う方法及び光ディスク装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、光ディスクは記録，再生の条件
を記録したコントロールゾーンとデータの記録，再生を
行うデータゾーンとを有している。そして、データゾー
ンは、ユーザがデータの記録，再生を行うユーザ領域と
ディスクの構成情報及び欠陥に関する情報を記録した欠
陥管理領域（ＤＭＡ（Defect Management Area））とで
構成されている。ＤＭＡには、ユーザ領域の分割に関す
るグループ情報、欠陥情報を記録した位置の情報（ＤＤ
Ｓ (Disk Defenition Structure)）及び欠陥の位置を示
す欠陥リストが記録されており、欠陥リストは欠陥の種
類によりＰＤＬ（Primary Defect List ）とＳＤＬ（Se
condary Defect List ）とに種別されている。通常、同
一の対象領域に対して複数のＤＭＡに同一内容のデータ
を記録するようになっている。
を記録したコントロールゾーンとデータの記録，再生を
行うデータゾーンとを有している。そして、データゾー
ンは、ユーザがデータの記録，再生を行うユーザ領域と
ディスクの構成情報及び欠陥に関する情報を記録した欠
陥管理領域（ＤＭＡ（Defect Management Area））とで
構成されている。ＤＭＡには、ユーザ領域の分割に関す
るグループ情報、欠陥情報を記録した位置の情報（ＤＤ
Ｓ (Disk Defenition Structure)）及び欠陥の位置を示
す欠陥リストが記録されており、欠陥リストは欠陥の種
類によりＰＤＬ（Primary Defect List ）とＳＤＬ（Se
condary Defect List ）とに種別されている。通常、同
一の対象領域に対して複数のＤＭＡに同一内容のデータ
を記録するようになっている。
【０００３】図６は、ＥＣＭＡ（European Computer Ma
nufactures Association）規格に提示された、従来の光
ディスクの記録のための領域の構成を示す説明図であ
る。図中６１は光ディスクの内周側のコントロールゾー
ンであり、外周側に向かって夫々第１のＤＭＡ６２，第
２のＤＭＡ６３，ユーザ領域６６（Rewritable Zone
），第３のＤＭＡ６４，第４のＤＭＡ６５及び外周側
のコントロールゾーン６７が設けられている。
nufactures Association）規格に提示された、従来の光
ディスクの記録のための領域の構成を示す説明図であ
る。図中６１は光ディスクの内周側のコントロールゾー
ンであり、外周側に向かって夫々第１のＤＭＡ６２，第
２のＤＭＡ６３，ユーザ領域６６（Rewritable Zone
），第３のＤＭＡ６４，第４のＤＭＡ６５及び外周側
のコントロールゾーン６７が設けられている。
【０００４】このようなＤＭＡは、光ディスクの製造段
階で固定的に割り付けられた領域であり、光ディスクの
初期化時にＤＭＡにデータを記録する。そして、ＤＭＡ
に記録されたデータは、光ディスクの光ディスク装置へ
の装填時に再生され、再生されたデータに従ってユーザ
領域の記録，再生を行うようになっている。このとき、
複数のＤＭＡの内、少なくとも１領域のデータが正常に
読出されたときにこれを再生データとする場合と、複数
のＤＭＡの全てのデータの再生を行い、正常に読出され
た複数のデータの内容が同一であることを確認し、これ
を再生データとする場合とがある。
階で固定的に割り付けられた領域であり、光ディスクの
初期化時にＤＭＡにデータを記録する。そして、ＤＭＡ
に記録されたデータは、光ディスクの光ディスク装置へ
の装填時に再生され、再生されたデータに従ってユーザ
領域の記録，再生を行うようになっている。このとき、
複数のＤＭＡの内、少なくとも１領域のデータが正常に
読出されたときにこれを再生データとする場合と、複数
のＤＭＡの全てのデータの再生を行い、正常に読出され
た複数のデータの内容が同一であることを確認し、これ
を再生データとする場合とがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の光デ
ィスクでは、ＤＭＡに記録された正確なデータを再生す
るためには、複数のＤＭＡの内容が必ず同一でなければ
ならない。しかしながら、例えばＤＭＡの記録の際に電
源が遮断された場合には、光ディスクの同一対象領域に
異なる内容のＤＭＡが存在することになり、正確なＤＭ
Ａのデータが再生できなくなるか、又は光ディスクが使
用不可能になるという問題があった。
ィスクでは、ＤＭＡに記録された正確なデータを再生す
るためには、複数のＤＭＡの内容が必ず同一でなければ
ならない。しかしながら、例えばＤＭＡの記録の際に電
源が遮断された場合には、光ディスクの同一対象領域に
異なる内容のＤＭＡが存在することになり、正確なＤＭ
Ａのデータが再生できなくなるか、又は光ディスクが使
用不可能になるという問題があった。
【０００６】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、欠陥管理に関するデータの有効情報又は無効
情報を所定領域に記録することにより、欠陥管理に関す
るデータが正常に記録されたＤＭＡのみを再生し、高い
信頼性を有する光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディ
スク記録装置及び光ディスク再生装置を提供することを
目的とする。
のであり、欠陥管理に関するデータの有効情報又は無効
情報を所定領域に記録することにより、欠陥管理に関す
るデータが正常に記録されたＤＭＡのみを再生し、高い
信頼性を有する光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディ
スク記録装置及び光ディスク再生装置を提供することを
目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】第１発明に係る光ディス
クの欠陥管理方法は、光ディスクに記録された欠陥管理
に関するデータに基づいて光ディスクの欠陥管理を行う
方法において、データが無効であることを示す無効情報
を、複数の欠陥管理領域夫々に対応する所定領域に記録
する過程と、欠陥管理領域夫々に前記データを記録する
過程と、データが正常に記録されたかどうかを判定する
過程と、データが正常に記録された欠陥管理領域に対応
する領域に、データが有効であることを示す有効情報を
記録する過程とを有することを特徴とする。
クの欠陥管理方法は、光ディスクに記録された欠陥管理
に関するデータに基づいて光ディスクの欠陥管理を行う
方法において、データが無効であることを示す無効情報
を、複数の欠陥管理領域夫々に対応する所定領域に記録
する過程と、欠陥管理領域夫々に前記データを記録する
過程と、データが正常に記録されたかどうかを判定する
過程と、データが正常に記録された欠陥管理領域に対応
する領域に、データが有効であることを示す有効情報を
記録する過程とを有することを特徴とする。
【０００８】第２発明に係る光ディスクの欠陥管理方法
は、光ディスクに記録された欠陥管理に関するデータに
基づいて光ディスクの欠陥管理を行う方法において、複
数の欠陥管理領域夫々に対応する所定領域に、前記デー
タが有効であることを示す有効情報又は無効であること
を示す無効情報が記録された光ディスクの前記データを
再生するに先立ち、有効情報が記録された領域を判別す
る過程と、この領域に対応する欠陥管理領域のデータを
再生することを特徴とする。
は、光ディスクに記録された欠陥管理に関するデータに
基づいて光ディスクの欠陥管理を行う方法において、複
数の欠陥管理領域夫々に対応する所定領域に、前記デー
タが有効であることを示す有効情報又は無効であること
を示す無効情報が記録された光ディスクの前記データを
再生するに先立ち、有効情報が記録された領域を判別す
る過程と、この領域に対応する欠陥管理領域のデータを
再生することを特徴とする。
【０００９】第３発明に係る光ディスク記録装置は、光
ディスクの複数の欠陥管理領域に欠陥管理に関するデー
タを記録し、前記光ディスクの欠陥管理を行う制御部を
有する光ディスク記録装置において、制御部は、データ
が無効であることを示す無効情報を前記欠陥管理領域夫
々に対応する所定領域に記録する手段と、前記欠陥管理
領域夫々にデータを記録する手段と、データが正常に記
録された欠陥管理領域に対応する所定領域に、データが
有効であることを示す有効情報を記録する手段とを備え
ることを特徴とする。
ディスクの複数の欠陥管理領域に欠陥管理に関するデー
タを記録し、前記光ディスクの欠陥管理を行う制御部を
有する光ディスク記録装置において、制御部は、データ
が無効であることを示す無効情報を前記欠陥管理領域夫
々に対応する所定領域に記録する手段と、前記欠陥管理
領域夫々にデータを記録する手段と、データが正常に記
録された欠陥管理領域に対応する所定領域に、データが
有効であることを示す有効情報を記録する手段とを備え
ることを特徴とする。
【００１０】第４発明に係る光ディスク再生装置は、光
ディスクの複数の欠陥管理領域に記録された欠陥管理に
関するデータを再生し、前記光ディスクの欠陥管理を行
う制御部を有する光ディスク再生装置において、制御部
は、所定領域に記録された情報を再生し、その情報がデ
ータが有効であることを示す有効情報であるか又は無効
であることを示す無効情報であるかを判別する手段と、
有効情報が記録された領域のデータを再生する手段とを
備えることを特徴とする。
ディスクの複数の欠陥管理領域に記録された欠陥管理に
関するデータを再生し、前記光ディスクの欠陥管理を行
う制御部を有する光ディスク再生装置において、制御部
は、所定領域に記録された情報を再生し、その情報がデ
ータが有効であることを示す有効情報であるか又は無効
であることを示す無効情報であるかを判別する手段と、
有効情報が記録された領域のデータを再生する手段とを
備えることを特徴とする。
【００１１】
【作用】第１発明の光ディスクの欠陥管理方法では、欠
陥管理領域夫々に対応する所定領域に無効情報が記録さ
れた後、データが正常に記録された欠陥管理領域に対応
する所定領域に有効情報が記録されるので、正常に記録
されない場合、例えばデータの記録中に電源が遮断され
たような場合には、無効情報が所定領域に記録された状
態で保持される。これにより、有効情報が記録された領
域に対応する欠陥管理領域にはデータが正常に記録され
ていることが判断される。
陥管理領域夫々に対応する所定領域に無効情報が記録さ
れた後、データが正常に記録された欠陥管理領域に対応
する所定領域に有効情報が記録されるので、正常に記録
されない場合、例えばデータの記録中に電源が遮断され
たような場合には、無効情報が所定領域に記録された状
態で保持される。これにより、有効情報が記録された領
域に対応する欠陥管理領域にはデータが正常に記録され
ていることが判断される。
【００１２】第２発明の光ディスクの欠陥管理方法で
は、光ディスクのデータを再生するに先立ち、前記デー
タが有効であることを示す有効情報が記録された領域に
対応する欠陥管理領域のデータを再生し、無効情報が記
録された領域に対応する欠陥管理領域のデータは再生し
ないことにより、正常に記録されたデータのみが再生さ
れる。
は、光ディスクのデータを再生するに先立ち、前記デー
タが有効であることを示す有効情報が記録された領域に
対応する欠陥管理領域のデータを再生し、無効情報が記
録された領域に対応する欠陥管理領域のデータは再生し
ないことにより、正常に記録されたデータのみが再生さ
れる。
【００１３】第３発明の光ディスク記録装置では、情報
を記録する手段により、複数の欠陥管理領域に対応する
所定領域に無効情報を記録させ、その後、データを記録
する手段により欠陥管理領域夫々にデータを記録させ
る。データの記録が正常に行われた欠陥管理領域に対応
する所定領域に、情報を記録する手段により有効情報を
記録させるので、有効情報が記録された領域に対応する
欠陥管理領域には、データが正常に記録されていること
が判かる。
を記録する手段により、複数の欠陥管理領域に対応する
所定領域に無効情報を記録させ、その後、データを記録
する手段により欠陥管理領域夫々にデータを記録させ
る。データの記録が正常に行われた欠陥管理領域に対応
する所定領域に、情報を記録する手段により有効情報を
記録させるので、有効情報が記録された領域に対応する
欠陥管理領域には、データが正常に記録されていること
が判かる。
【００１４】第４発明の光ディスク再生装置では、情報
を判別する手段により、所定領域に記録された情報が、
前記データが有効であることを示す有効情報であるか又
は無効であることを示す無効情報であるかを判別し、デ
ータを再生する手段により有効情報が記録された領域の
データを再生し、無効情報が記録された領域に対応する
欠陥管理領域のデータは再生しない。これにより、正常
に記録されたデータのみを再生できる。
を判別する手段により、所定領域に記録された情報が、
前記データが有効であることを示す有効情報であるか又
は無効であることを示す無効情報であるかを判別し、デ
ータを再生する手段により有効情報が記録された領域の
データを再生し、無効情報が記録された領域に対応する
欠陥管理領域のデータは再生しない。これにより、正常
に記録されたデータのみを再生できる。
【００１５】
【実施例】以下、本発明をその実施例を示す図面に基づ
き具体的に説明する。図１は、本発明方法に基づき記録
が行われた光ディスクの欠陥管理のための領域の構成を
示す模式的部分平面図である。図中１は、光ディスクの
記録，再生条件を記録した内周側コントロールゾーンで
あり、外周側に向かって順に、第１の補助ＤＭＡ８，第
１のＤＭＡ２，第２のＤＭＡ３，ユーザ領域６（Rewrit
able Zone ），第３のＤＭＡ４，第４のＤＭＡ５，第２
の補助ＤＭＡ９及び外周側のコントロールゾーン７が設
けられている。第１の補助ＤＭＡ８及び第２の補助ＤＭ
Ａ９は、ＤＭＡに記録されたデータの状態の情報を記録
した領域であり、正常に記録されている場合には有効情
報が記録され、正常でない場合には無効情報が記録され
ている。前述したデータゾーンは、第１，第２の補助Ｄ
ＭＡ８，９と第１〜第４のＤＭＡとユーザ領域４とで構
成されている。
き具体的に説明する。図１は、本発明方法に基づき記録
が行われた光ディスクの欠陥管理のための領域の構成を
示す模式的部分平面図である。図中１は、光ディスクの
記録，再生条件を記録した内周側コントロールゾーンで
あり、外周側に向かって順に、第１の補助ＤＭＡ８，第
１のＤＭＡ２，第２のＤＭＡ３，ユーザ領域６（Rewrit
able Zone ），第３のＤＭＡ４，第４のＤＭＡ５，第２
の補助ＤＭＡ９及び外周側のコントロールゾーン７が設
けられている。第１の補助ＤＭＡ８及び第２の補助ＤＭ
Ａ９は、ＤＭＡに記録されたデータの状態の情報を記録
した領域であり、正常に記録されている場合には有効情
報が記録され、正常でない場合には無効情報が記録され
ている。前述したデータゾーンは、第１，第２の補助Ｄ
ＭＡ８，９と第１〜第４のＤＭＡとユーザ領域４とで構
成されている。
【００１６】図２は補助ＤＭＡ８の構成を示す模式的部
分平面図である。補助ＤＭＡ８は、内周側に第１の補助
ＤＭＡ１０を有し、外周側に向かって順に第２の補助Ｄ
ＭＡ１１，第３の補助ＤＭＡ１２及び第４の補助ＤＭＡ
１２を有している。第１の補助ＤＭＡ１０は第１のＤＭ
Ａ２に対応する有効情報又は無効情報を記録する領域で
あり、第２，第３及び第４の補助ＤＭＡは夫々第２，第
３及び第４のＤＭＡに対応する有効情報又は無効情報を
記録する領域である。また、図示していないが、図１に
示す補助ＤＭＡ９も補助ＤＭＡ８と同様の構成であり、
内周側に第１の補助ＤＭＡを有し、外周側に向かって順
に第２の補助ＤＭＡ，第３の補助ＤＭＡ及び第４の補助
ＤＭＡを有している。このように、ＤＭＡに対応する補
助ＤＭＡは夫々２箇所づつ設けられている。
分平面図である。補助ＤＭＡ８は、内周側に第１の補助
ＤＭＡ１０を有し、外周側に向かって順に第２の補助Ｄ
ＭＡ１１，第３の補助ＤＭＡ１２及び第４の補助ＤＭＡ
１２を有している。第１の補助ＤＭＡ１０は第１のＤＭ
Ａ２に対応する有効情報又は無効情報を記録する領域で
あり、第２，第３及び第４の補助ＤＭＡは夫々第２，第
３及び第４のＤＭＡに対応する有効情報又は無効情報を
記録する領域である。また、図示していないが、図１に
示す補助ＤＭＡ９も補助ＤＭＡ８と同様の構成であり、
内周側に第１の補助ＤＭＡを有し、外周側に向かって順
に第２の補助ＤＭＡ，第３の補助ＤＭＡ及び第４の補助
ＤＭＡを有している。このように、ＤＭＡに対応する補
助ＤＭＡは夫々２箇所づつ設けられている。
【００１７】以上の如き構成の光ディスクの欠陥管理に
関するデータの記録及び再生を行う装置について以下に
説明する。図３は、本発明方法の実施に使用する光ディ
スク記録再生装置の構成を示す模式的機能ブロック図で
ある。図中２１が光ディスク記録再生装置であり、外部
のホストコンピュータ２７との信号の入出力による制御
を行うホストインターフェース制御部２２，光ディスク
のデータの記録及び再生に関する制御を行うディスク制
御部２３，記憶装置であるＲＯＭ２４及びＲＡＭ２５，
並びにこれらを制御するＣＰＵ２６を有している。ＣＰ
Ｕ２６は、欠陥管理に関するデータをＤＭＡ夫々に記録
するデータ記録手段２６ａ、前記データが正常に記録さ
れたかどうかの有効情報又は無効情報を補助ＤＭＡ夫々
に記録する情報記録手段２６ｂ、補助ＤＭＡ夫々に記録
された情報を判別する判別手段２６ｃ及び有効情報が記
録された補助ＤＭＡに対応するＤＭＡのデータのみを再
生するデータ再生手段２６ｄとして機能し、ホストコン
ピュータ２７からの指令信号により、光ディスクへのデ
ータの記録及び再生を開始するようになっている。
関するデータの記録及び再生を行う装置について以下に
説明する。図３は、本発明方法の実施に使用する光ディ
スク記録再生装置の構成を示す模式的機能ブロック図で
ある。図中２１が光ディスク記録再生装置であり、外部
のホストコンピュータ２７との信号の入出力による制御
を行うホストインターフェース制御部２２，光ディスク
のデータの記録及び再生に関する制御を行うディスク制
御部２３，記憶装置であるＲＯＭ２４及びＲＡＭ２５，
並びにこれらを制御するＣＰＵ２６を有している。ＣＰ
Ｕ２６は、欠陥管理に関するデータをＤＭＡ夫々に記録
するデータ記録手段２６ａ、前記データが正常に記録さ
れたかどうかの有効情報又は無効情報を補助ＤＭＡ夫々
に記録する情報記録手段２６ｂ、補助ＤＭＡ夫々に記録
された情報を判別する判別手段２６ｃ及び有効情報が記
録された補助ＤＭＡに対応するＤＭＡのデータのみを再
生するデータ再生手段２６ｄとして機能し、ホストコン
ピュータ２７からの指令信号により、光ディスクへのデ
ータの記録及び再生を開始するようになっている。
【００１８】以上の如き構成の光ディスク記録再生装置
を用いて、光ディスクの欠陥管理を行う方法について以
下に説明する。図４は、光ディスク装置のＣＰＵにより
光ディスクの欠陥管理に関するデータを記録する手順を
示したフローチャートである。まず、上述した２箇所の
第１の補助ＤＭＡに夫々無効情報を書込み（ステップＳ
３１）、続いて第２〜第４の補助ＤＭＡに無効情報を記
録する（ステップＳ３２〜Ｓ３４）。この無効情報の書
込みは、光ディスクの全セクタに亘って行われる。次
に、第１のＤＭＡに対象セクタの欠陥管理に関するデー
タを記録し（ステップＳ３５）、これを読出して記録し
たデータと一致した場合、即ち正常に記録されたと判断
した場合は（ステップＳ３６）、２箇所の第１の補助Ｄ
ＭＡの無効情報を夫々有効情報に書換える（ステップＳ
３７）。また、正常でないと判断した場合は第１の補助
ＤＭＡは無効情報が書込まれた状態で保持される。
を用いて、光ディスクの欠陥管理を行う方法について以
下に説明する。図４は、光ディスク装置のＣＰＵにより
光ディスクの欠陥管理に関するデータを記録する手順を
示したフローチャートである。まず、上述した２箇所の
第１の補助ＤＭＡに夫々無効情報を書込み（ステップＳ
３１）、続いて第２〜第４の補助ＤＭＡに無効情報を記
録する（ステップＳ３２〜Ｓ３４）。この無効情報の書
込みは、光ディスクの全セクタに亘って行われる。次
に、第１のＤＭＡに対象セクタの欠陥管理に関するデー
タを記録し（ステップＳ３５）、これを読出して記録し
たデータと一致した場合、即ち正常に記録されたと判断
した場合は（ステップＳ３６）、２箇所の第１の補助Ｄ
ＭＡの無効情報を夫々有効情報に書換える（ステップＳ
３７）。また、正常でないと判断した場合は第１の補助
ＤＭＡは無効情報が書込まれた状態で保持される。
【００１９】以下同様にして、第２のＤＭＡにデータを
記録した（ステップＳ３８）後、夫々正常に記録された
かを判断して（ステップＳ３９）、第２の補助ＤＭＡに
有効情報を記録し（ステップＳ４０）、第３及び第４の
ＤＭＡにもデータを記録する（ステップＳ４１〜４
６）。なお、第１〜第４夫々の２箇所の補助ＤＭＡには
同一の情報が書込まれる。このようにして当該セクタの
ＤＭＡに欠陥管理のデータが記録される。この後、次の
セクタのＤＭＡに欠陥管理のデータを記録するが、補助
ＤＭＡにはステップＳ３１〜ステップＳ３４にて既に無
効情報が書込まれているので、第１のＤＭＡにデータが
書込まれた後はステップＳ３５〜ステップＳ４６の手順
を繰り返す。
記録した（ステップＳ３８）後、夫々正常に記録された
かを判断して（ステップＳ３９）、第２の補助ＤＭＡに
有効情報を記録し（ステップＳ４０）、第３及び第４の
ＤＭＡにもデータを記録する（ステップＳ４１〜４
６）。なお、第１〜第４夫々の２箇所の補助ＤＭＡには
同一の情報が書込まれる。このようにして当該セクタの
ＤＭＡに欠陥管理のデータが記録される。この後、次の
セクタのＤＭＡに欠陥管理のデータを記録するが、補助
ＤＭＡにはステップＳ３１〜ステップＳ３４にて既に無
効情報が書込まれているので、第１のＤＭＡにデータが
書込まれた後はステップＳ３５〜ステップＳ４６の手順
を繰り返す。
【００２０】以上の手順において、ステップＳ３１〜３
４，ステップＳ３７，ステップＳ４０，ステップＳ４
３，ステップＳ４６は情報記録手段２６ｂに関わる手順
であり、ステップＳ３５，ステップＳ３８，ステップＳ
４１，ステップＳ４４はデータ記録手段２６ａに関わる
手順である。
４，ステップＳ３７，ステップＳ４０，ステップＳ４
３，ステップＳ４６は情報記録手段２６ｂに関わる手順
であり、ステップＳ３５，ステップＳ３８，ステップＳ
４１，ステップＳ４４はデータ記録手段２６ａに関わる
手順である。
【００２１】図５は、光ディスク装置のＣＰＵにより光
ディスクの欠陥管理に関するデータを再生する手順を示
したフローチャートである。まず、２箇所の第１の補助
ＤＭＡに記録された情報を再生し（ステップＳ５１）、
この情報が有効情報か又は無効情報かを判別する（ステ
ップＳ５２）。有効情報の場合は、第１のＤＡＭのデー
タを再生する（ステップＳ５３）。そして、この再生が
正常に行われたかを判断し、正常であればデータの再生
を終了し、正常でない場合は第２の補助ＤＭＡの情報を
再生する（ステップＳ５４）。また、第１の補助ＤＭＡ
の再生した情報が無効情報である場合は、次に第２の補
助ＤＭＡの情報を再生する（ステップＳ５４）。２箇所
の第１の補助ＤＭＡに異なる情報が記録されている場合
は、第２の補助ＤＭＡの情報を読出すか、又はエラー処
理を行ってデータの再生を行うようにする。
ディスクの欠陥管理に関するデータを再生する手順を示
したフローチャートである。まず、２箇所の第１の補助
ＤＭＡに記録された情報を再生し（ステップＳ５１）、
この情報が有効情報か又は無効情報かを判別する（ステ
ップＳ５２）。有効情報の場合は、第１のＤＡＭのデー
タを再生する（ステップＳ５３）。そして、この再生が
正常に行われたかを判断し、正常であればデータの再生
を終了し、正常でない場合は第２の補助ＤＭＡの情報を
再生する（ステップＳ５４）。また、第１の補助ＤＭＡ
の再生した情報が無効情報である場合は、次に第２の補
助ＤＭＡの情報を再生する（ステップＳ５４）。２箇所
の第１の補助ＤＭＡに異なる情報が記録されている場合
は、第２の補助ＤＭＡの情報を読出すか、又はエラー処
理を行ってデータの再生を行うようにする。
【００２２】以下、正常なデータが再生されるまでＤＭ
Ａのデータが再生される（ステップＳ５５〜Ｓ６２）。
すべてのＤＭＡに記録されたデータが正常でない場合
は、エラー処理を行ってデータの再生を終了する（ステ
ップＳ６３）。
Ａのデータが再生される（ステップＳ５５〜Ｓ６２）。
すべてのＤＭＡに記録されたデータが正常でない場合
は、エラー処理を行ってデータの再生を終了する（ステ
ップＳ６３）。
【００２３】以上の手順において、ステップＳ５１，ス
テップＳ５２，ステップＳ５４，ステップＳ５５，ステ
ップＳ５７，ステップＳ５８，ステップＳ６０及びステ
ップＳ６１は判別手段２６ｄに関わり、ステップＳ５
３，ステップＳ５６，ステップＳ５９及びステップＳ６
２はデータ再生手段２６ｃに関わる手順である。
テップＳ５２，ステップＳ５４，ステップＳ５５，ステ
ップＳ５７，ステップＳ５８，ステップＳ６０及びステ
ップＳ６１は判別手段２６ｄに関わり、ステップＳ５
３，ステップＳ５６，ステップＳ５９及びステップＳ６
２はデータ再生手段２６ｃに関わる手順である。
【００２４】以上の方法により、光ディスクのＤＭＡに
正常に記録されていないデータを再生することなく、正
確なデータを再生することができる。また、上述の実施
例のように、２箇所の補助ＤＭＡを設けることにより、
更に情報記録の信頼性を向上できる。
正常に記録されていないデータを再生することなく、正
確なデータを再生することができる。また、上述の実施
例のように、２箇所の補助ＤＭＡを設けることにより、
更に情報記録の信頼性を向上できる。
【００２５】なお、上述の実施例では、ＤＭＡに記録さ
れたデータを再生する場合に、正常に再生された１領域
のデータを再生データとする方式について説明している
が、これに限るものではなく、全てのＤＭＡのデータが
同一であることを確認し、これを再生データとする方式
でも良い。この場合は、有効情報が書込まれた全ての補
助ＤＭＡに対応するＤＭＡのデータが同一であるかを判
断する。
れたデータを再生する場合に、正常に再生された１領域
のデータを再生データとする方式について説明している
が、これに限るものではなく、全てのＤＭＡのデータが
同一であることを確認し、これを再生データとする方式
でも良い。この場合は、有効情報が書込まれた全ての補
助ＤＭＡに対応するＤＭＡのデータが同一であるかを判
断する。
【００２６】また、上述の実施例では、光ディスク記録
再生装置について説明しているが、記録又は再生専用装
置であっても良い。
再生装置について説明しているが、記録又は再生専用装
置であっても良い。
【００２７】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、補助
ＤＭＡに有効情報又は無効情報を記録することにより、
欠陥管理に関するデータが正常に記録されたＤＭＡのみ
のデータを再生することができるので、欠陥管理の信頼
性を向上させる等、本発明は優れた効果を奏するもので
ある。
ＤＭＡに有効情報又は無効情報を記録することにより、
欠陥管理に関するデータが正常に記録されたＤＭＡのみ
のデータを再生することができるので、欠陥管理の信頼
性を向上させる等、本発明は優れた効果を奏するもので
ある。
【図１】本発明方法に基づいて製造された光ディスクの
記録のための領域の構成を示す模式的部分平面図であ
る。
記録のための領域の構成を示す模式的部分平面図であ
る。
【図２】補助ＤＭＡの構成を示す模式的部分平面図であ
る。
る。
【図３】本発明方法の実施に用いる光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図４】光ディスクの欠陥管理に関するデータを記録す
る手順を示したフローチャートである。
る手順を示したフローチャートである。
【図５】光ディスクの欠陥管理に関するデータを再生す
る手順を示したフローチャートである。
る手順を示したフローチャートである。
【図６】従来の光ディスクの記録のための領域の構成を
示す説明図である。
示す説明図である。
【符号の説明】 ２ 第１のＤＭＡ ３ 第２のＤＭＡ ４ 第３のＤＭＡ ５ 第４のＤＭＡ ６ ユーザ領域 ８，９ 補助ＤＭＡ ２１ 光ディスク記録再生装置 ２２ ホストインターフェース制御部 ２３ ディスク制御部 ２４ ＲＯＭ ２５ ＲＡＭ ２６ ＣＰＵ ２６ａ データ記録手段 ２６ｂ 情報記録手段 ２６ｃ 判別手段 ２６ｄ データ再生手段 ２７ ホストコンピュータ
Claims (4)
- 【請求項１】 光ディスクの複数の欠陥管理領域夫々に
記録された欠陥管理に関するデータに基づいて光ディス
クの欠陥管理を行う方法において、前記データが無効で
あることを示す無効情報を、前記欠陥管理領域夫々に対
応する所定領域に記録する過程と、前記欠陥管理領域夫
々に前記データを記録する過程と、前記データが正常に
記録されたか否かを判定する過程と、前記データが正常
に記録された欠陥管理領域に対応する所定領域に、デー
タが有効であることを示す有効情報を記録する過程とを
有することを特徴とする光ディスクの欠陥管理方法。 - 【請求項２】 光ディスクの複数の欠陥管理領域夫々に
記録された欠陥管理に関するデータに基づいて光ディス
クの欠陥管理を行う方法において、前記欠陥管理領域夫
々に対応する所定領域に、前記データが有効であること
を示す有効情報又は無効であることを示す無効情報が記
録された光ディスクの前記データを再生するに先立ち前
記所定領域の情報を再生し、有効情報が記録された領域
を判別する過程と、該領域に対応する欠陥管理領域のデ
ータを再生する過程とを有することを特徴とする光ディ
スクの欠陥管理方法。 - 【請求項３】 光ディスクの複数の欠陥管理領域に欠陥
管理に関するデータを記録し、前記光ディスクの欠陥管
理を行う制御部を有する光ディスク記録装置において、
前記制御部は、前記データが無効であることを示す無効
情報を前記欠陥管理領域夫々に対応する所定領域に記録
する手段と、前記欠陥管理領域夫々に前記データを記録
する手段と、前記データが正常に記録されたか否かを判
定する手段と、正常に記録された欠陥管理領域に対応す
る所定領域に、データが有効であることを示す有効情報
を記録する手段とを備えることを特徴とする光ディスク
記録装置。 - 【請求項４】 光ディスクの複数の欠陥管理領域に記録
された欠陥管理に関するデータを再生し、前記光ディス
クの欠陥管理を行う制御部を有する光ディスク再生装置
において、前記制御部は、前記欠陥管理領域夫々に対応
する所定領域に記録された、前記データが有効であるこ
とを示す有効情報又は無効であることを示す無効情報を
再生し、有効情報が記録された領域を判別する手段と、
前記領域に対応する欠陥管理領域のデータを再生する手
段とを備えることを特徴とする光ディスク再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17536293A JPH0729177A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17536293A JPH0729177A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0729177A true JPH0729177A (ja) | 1995-01-31 |
Family
ID=15994760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17536293A Pending JPH0729177A (ja) | 1993-07-15 | 1993-07-15 | 光ディスクの欠陥管理方法並びに光ディスク記録装置及び光ディスク再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729177A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-07-15 JP JP17536293A patent/JPH0729177A/ja active Pending
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