JPH07290288A - 突き固め装置 - Google Patents

突き固め装置

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JPH07290288A
JPH07290288A JP6090109A JP9010994A JPH07290288A JP H07290288 A JPH07290288 A JP H07290288A JP 6090109 A JP6090109 A JP 6090109A JP 9010994 A JP9010994 A JP 9010994A JP H07290288 A JPH07290288 A JP H07290288A
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JP
Japan
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plate
work
input chamber
work input
chamber
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Application number
JP6090109A
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English (en)
Inventor
Shoichi Sakurai
昭一 桜井
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NIPPON MEINTETSUKU KK
Original Assignee
NIPPON MEINTETSUKU KK
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Publication date
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Priority to JP6090109A priority Critical patent/JPH07290288A/ja
Publication of JPH07290288A publication Critical patent/JPH07290288A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B9/00Presses specially adapted for particular purposes
    • B30B9/02Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material
    • B30B9/04Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams
    • B30B9/06Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers
    • B30B9/067Presses specially adapted for particular purposes for squeezing-out liquid from liquid-containing material, e.g. juice from fruits, oil from oil-containing material using press rams co-operating with permeable casings or strainers with a retractable abutment member closing one end of the press chamber

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、掘削作業により排出された土壌等
を、狭い作業現場でも、円滑に処理することができる突
き固め装置を提供することを目的とする。 【構成】 蓋体(36)を有する密閉のワーク投入室(30)内
にワーク(W) を投入し、これを振動手段(49)、第1流体
圧手段(44)及び第2流体圧手段(47)からなる加圧手段(4
0)による加圧と振動とにより突き固めるようにしたも
の。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、掘削により排
出された土、生ゴミ、雪、水分を含む灰、蠣、ほたて等
の貝殻等を突き固め固化する突き固め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば土、生ゴミ、雪等のよ
うな水分を有する含水物を固化するものとして、プレス
装置が使用されている。このプレス装置は、多孔質のプ
レートからなる箱体内に含水物を投入し、加圧するとい
うもので、加圧により水分のみを除去するようにしてい
る。
【0003】しかし、生ゴミ等のような比較的少量のワ
ークを固化する場合には、このような装置であっても問
題はないが、地下鉄工事などの掘削作業により排出され
る多量の土を処理する場合には、このような装置は、実
質的に使用することができず、問題となっている。掘削
作業により排出された土は、流れ作業により次々とダン
プカー等のトラックにそのまま積載され、埋め立て地等
の処分場所に運ばれ、投棄処分されるようになっていた
が、最近では、土を山のように積載したトラックが町中
を走行することは、交通等の安全上問題があるとして、
法的に禁止されることになった。つまり、搭載可能重量
を越えたもの、水分を滴下しつつ走行するもの、搭載物
が走行中に散逸する虞れがあるトラック等は、町中を走
行することができなくなる。この結果、掘削作業により
排出された土は、作業現場にて、水分を除去し、コンパ
クトに処理された後に、トラック輸送しなければならな
いことになる。
【0004】この場合の処理方法としては、遠心分離機
を作業現場に持ち込み、この遠心分離機により掘削作業
により排出された土壌から水分を遠心分離し、容積と重
量を低減した後に、袋詰め等し、トラックにより輸送す
ることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような遠
心分離機による土の処理は、作業性が悪く、多量の土を
処理することができない。遠心分離機による土の処理
は、1日当たり3m3 程度である。このため、前述した
地下鉄工事のように機械掘削により多量に排出される土
を処理する場合には、遠心分離機の処理能力不足により
実質的に処理することができず、工事が遅延したり、ま
た、掘削された土を作業現場で一時的に保存すると、よ
り狭小な作業現場がさらに狭くなり、他の作業も行ない
にくくなるという不具合もある。
【0006】また、最近、スラリー等の含水物を高脱
水、高減圧化する装置として真空ポンプ、ベルトプレス
装置(一対のベルトコンベア間にワークを送り込み加圧
処理するようにしたもの)を組み合わせた高圧フィルタ
ープレス装置も提案されている。この装置は、スラリー
槽内に貯溜されたスラリーをサクションポンプ等により
多段に設置されたフィルタープレス内に導き、水分を除
去しつつ加圧し、また、このフィルタープレスにはエア
ーブロー用のコンプレッサユニットからのエアーを導
き、脱水したものは脱水ケーキホッパに、濾過した水は
濾過水受けに貯溜するようにしたものである。
【0007】しかし、この装置は、可動に要する人員が
多数必要となり、また、フィルタープレスが多段に設け
られたり、コンプレッサ等の種々の付帯装置が必要とな
るため、装置全体が極めて大型化し、前述した地下鉄工
事現場のような狭小な場所では使用ではないという不具
合がある。
【0008】本発明は、上述した従来技術に伴う課題を
解決するためになされたもので、掘削作業により排出さ
れた土壌等のワークを、狭い作業現場であっても、円滑
に突き固め処理することができる突き固め装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1に記載の突き固め装置は、上部が開閉自在の蓋体に
より封止され、側板及び底板を有するワーク投入室と、
このワーク投入室内に投入されたワークを加圧するよう
に当該ワーク投入室の側部に設けられた加圧手段とを有
する突き固め装置において、前記加圧手段は、第1流体
圧手段により前記ワーク投入室に対し近接離間するよう
に構成された走行可能な加圧室と、この加圧室の前面に
設けられたバックアップ板と、前記加圧室内に設けられ
当該バックアップ板を前記ワーク投入室の軸方向に振動
させる振動手段と、前記バックアップ板と対向して配置
された前記ワーク投入室の一方の側壁を構成するプッシ
ュ板と、前記バックアップ板を挿通するロッドと連結さ
れた前記プッシュ板をワーク投入室の軸方向ほぼ全長に
渡り進退するように連結された第2流体圧手段とを有
し、前記蓋体により前記ワーク投入室を閉塞した後前記
振動手段により加振しつつ第1及び第2流体圧手段によ
りワークを加圧するように制御手段により制御するよう
にしたことを特徴とする。
【0010】上記目的を達成する請求項2に記載の突き
固め装置は、前記蓋体、側板、底板及びプッシュ板の少
なくとも1つは、一対の多孔板間に一対の網状のラスを
設け、これらラスの間にフィルタが設けられたものによ
り構成したことを特徴とする。
【0011】上記目的を達成する請求項3に記載の突き
固め装置は、前記蓋体、側板、底板及びプッシュ板を構
成する多孔板は、少なくとも前記ワーク投入室とは反対
の面に各孔相互を水平以外の方向に伸びる溝により連通
したことを特徴とする。
【0012】上記目的を達成する請求項4に記載の突き
固め装置は、前記ワーク投入室の軸方向先端にある側板
を、当該ワーク投入室を開閉するシャッターとしたこと
を特徴とする。
【0013】上記目的を達成する請求項5に記載の突き
固め装置は、前記フィルタを、前記ワーク投入室側から
外側に向かって目の粗さが次第に細かくなるように複数
のフィルタを積層したことを特徴とする。
【0014】上記目的を達成する請求項6に記載の突き
固め装置は、前記フィルタの内、目の粗いフィルタは、
パームヤシにより構成されたものを使用したことを特徴
とする。
【0015】上記目的を達成する請求項7に記載の突き
固め装置は、前記フィルタの内、目の細かいフィルタ
は、マニラ麻により織った布により構成されたものを使
用したことを特徴とする。
【0016】上記目的を達成する請求項8に記載の突き
固め装置は、前記フィルタを、各多孔板に対し交換可能
としたことを特徴とする。
【0017】上記目的を達成する請求項9に記載の突き
固め装置は、前記ワーク投入室及び加圧手段を、走行可
能な台車上に載置したことを特徴とする。
【0018】
【作用】このように構成した突き固め装置は、次のよう
に作用する。まず、ワーク投入室内にワークを投入した
後に、蓋体によりワーク投入室を封止する。そして、第
1流体圧手段を作動して加圧室を前進させつつワーク投
入室内に封止されたワークを1次加圧しつつ、振動手段
によりバックアップ板を介してプッシュ板を振動させる
と、ワーク投入室内のワークは突き固められる。また、
この加圧室内の第2流体圧手段を作動すると、前記振動
とともにこの第2流体圧手段の加圧力もワーク投入室内
のワークに加えられ、さらにコンパクトなものとなる。
このようにして所定の大きさのものとなると、前記ワー
ク投入室から外部に排出する。
【0019】この場合、蓋体、側板、底板及びプッシュ
板の少なくとも1つは、一対の多孔板間に一対の網状の
ラスを設け、これらラスの間にフィルタが設けられたも
のにより構成すると、ワークが含水物の場合に最適なも
のとなる。つまり、前記加圧によりワーク内に含まれて
いる水分や空気が蓋体、側板、底板及びプッシュ板の
孔、網状のラス、フィルタを通って排出される。
【0020】さらに、前記蓋体、側板、底板及びプッシ
ュ板を構成する多孔板の孔を、少なくとも前記ワーク投
入室とは反対の面に孔相互を水平以外の方向に伸びる溝
により連通すれば、濾過された水分を脱水ケーキ中を通
すことなく除去でき、水分の除去スピードが短時間にな
る。
【0021】そして、前記ワーク投入室の軸方向先端に
ある側板を、当該ワーク投入室を開閉するシャッター板
とすれば、このシャッター板を開放して前記第2流体圧
手段の加圧力により脱水ケーキをワーク投入室の外部に
押し出すことができる。
【0022】特に、前記フィルタを、前記ワーク投入室
側から外側に向かって目の粗さが次第に細かくなるよう
に複数のフィルタを積層すれば、前記多孔板を通過した
ものもこれらフィルタにより段階的に水分を除去でき、
確実に脱水ケーキとすることができる。そして、このフ
ィルタの内、目の粗いフィルタをパームヤシにより構成
すれば、剛性があり比較的大きな粒体も簡単に漉すこと
ができ、しかも安価で実用性に富むものとなる。また、
目の細かいフィルタをマニラ麻により織った布により構
成すれば、水に対し丈夫なフィルタとすることができ
る。
【0023】このフィルタを、各多孔板に対し交換可能
とすれば、長期にわたり所望の脱水性能を保持すること
ができる。
【0024】前述したワーク投入室及び加圧手段を走行
可能な台車上に載置すれば、狭小な場所でも簡単に入り
込むこともでき、作業性も向上する。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は本発明の一実施例に係る突き固め装置全
体の概略正面図、図2は図1の概略平面図、図3は前記
突き固め装置の本体部分における一方の側板を除去した
状態の概略斜視図、図4,5は前記図3の4−4線,5
−5線に沿う断面図、図6はワーク投入室の要部を示す
概略断面図、図7は図6のA部拡大図、図8は図7の8
−8線に沿う断面図である。
【0026】本実施例に係る突き固め装置Aは、図1に
示すように、台車D上に載置されている。この台車D
は、基板7上に、キャビン1、ラジエータ2、エンジン
3、作動ポンプ4、フューエルタンク5、作動油タンク
6等が載置され、前記エンジン3によりキャタピラ8を
駆動することにより走行できるようになっている。
【0027】この突き固め装置Aは、基板7上に2機設
けられ、一方の突き固め装置A1 が作動している場合に
は、他方の突き固め装置A2 がホッパー9からワークで
ある含水物Wの供給を受けるようになっている。また、
前記基板7は、台車D上で旋回できるようになってお
り、突き固め装置Aの前方から排出する突き固められた
ワークWの排出位置を選択できるようになっている。
【0028】前記各突き固め装置Aは、図3に示すよう
に、ほぼ直方体状のフレーム20内のほぼ右半分に形成
されたワーク投入室30と、ほぼ左半分に設けられた加
圧手段40とを有しており、ワーク投入室30は、工事
現場から排出された土等の含水物Wが内部に投入される
部分であり、加圧手段40は、ワーク投入室30内の含
水物Wを加圧する部分である。
【0029】まず、ワーク投入室30は、図4に示すよ
うに、上部が開放された直方体状であり、側板31及び
底板32が、直径5mm程度の小孔Oが多数開設された
後に詳述する多孔板等から構成されている。このワーク
投入室30の上部には、前記フレーム20に取り付けら
れたサイドレール35,35に沿って摺動するように構
成された蓋体36が設けられている。この蓋体36は、
油圧シリンダ37,37により前記ホッパー9からワー
ク投入室30内のフィルタ34上に投入された含水物W
をすり切るとともにワーク投入室30の上部を封止する
ようになっている。
【0030】前記加圧手段40は、フレーム20内に設
けられたレール41上をローラRにより転動する走行可
能な加圧室42を有している。この加圧室42を走行さ
せるための走行駆動手段は、一端が前記フレーム20に
固着され、他端が加圧室42の側部より突出されたフラ
ンジ部43にばねSを介して連結された油圧シリンダ、
つまり第1流体圧手段44であり、この第1流体圧手段
44を作動することによりワーク投入室30を外周より
包むように移動するようになっている。なお、前記ばね
Sは、前記フランジ部43と前記第1流体圧手段44の
ロッド44aに設けられたフランジ44bとの間に介装
されている。
【0031】この加圧室42は、前記ワーク投入室30
側と底面側が開放された箱状のものであり、ワーク投入
室30側には前記側板31の1つであるプッシュ板31
aと、プッシュ板31aと対向して配置されたバックア
ップ板45が設けられている。このプッシュ板31a
は、バックアップ板45を挿通して伸延されたロッド4
6を有する油圧シリンダからなる第2流体圧手段47に
よりワーク投入室30内を軸方向ほぼ全長にわたり進退
し得るように構成されている。この第2流体圧手段47
は、図5に示すように、加圧室42内の対抗する2つの
角部に設けられている。バックアップ板45は、多孔板
により構成されているが、図4に示すように、フランジ
48を介して振動手段49と連結されている。
【0032】この振動手段49は、バックアップ板45
あるいはこのバックアップ板45を介してプッシュ板3
1aをワーク投入室30の軸方向に振動させるものであ
り、前記蓋体36によりワーク投入室30の上部を閉塞
した後に作動するように、後述する制御手段Cと電気的
に接続されている。この振動手段49は、モータMによ
り回転される弁により油圧の吸排を制御し、この油圧に
よりピストンを往復動させるようにしたものである(詳
細には特公昭56−18,271号公報等参照)。
【0033】また、この加圧室42は、先端の側板31
をシャッター50としている。このシャッター50は、
前記フレーム20に支持された一対のガイドバー51,
51に形成された溝52,52に沿って昇降し得るよう
に昇降用シリンダ53と連結されている。なお、本実施
例のものは、シャッター50が前記ガイドバー51,5
1に形成された長孔54を挿通するロッド55を介して
昇降用シリンダ53と連結されている。
【0034】前記制御手段Cは、振動手段49の駆動や
停止のみでなく、油圧シリンダ37や第1及び第2流体
圧手段44,47あるいは昇降用シリンダ53に対する
油圧を制御する電磁弁(図示せず)の作動を、前記蓋体
36や加圧室42あるいはシャッター50などの各移動
部材が所定位置まで移動したことを検知するリミットス
イッチ等からの信号により制御するようにしている。
【0035】特に、前述した蓋体36、側板31、底板
32及びプッシュ板31aは、図6及び7に示すよう
に、全て一対の多孔板間に一対の網状のラス33を設
け、これらラス33の間にフィルタFが設けられたもの
である。このフィルタFは、前記ワーク投入室30側か
ら外側に向かって目の粗さが次第に細かくなるように複
数のフィルタを積層したものである。本実施例のフィル
タFは、目の粗いフィルタF1と、目の細かいフィルタ
F2とからなる複数層のフィルタを使用している。好ま
しい目の粗いフィルタF1としてはパームヤシ、目の細
かいフィルタF2としては不織布や、マニラ麻により織
った布である。
【0036】目の粗いフィルタF1をパームヤシにより
構成すれば、剛性があり比較的大きな粒体も簡単に漉す
ことができ、しかも安価で実用性に富むものとなる。ま
た、目の細かいフィルタF2をマニラ麻により織った布
により構成すれば、水に対し丈夫なフィルタとすること
ができる。
【0037】なお、目の細かいフィルタF2を前記した
不織布や、マニラ麻により織った布の両者により形成し
ても良い。
【0038】また、これらフィルタFは、各多孔板に対
し交換可能とすることが好ましい。このようにすれば、
目詰りが生じても脱水性能を長期にわたり保持すること
ができる。ただし、前述したようなフィルタFを使用す
れば、多少目詰りが生じても、土壌等を漉すものである
ため、土壌等が固化しても土壌等自身が多孔質のものと
考えられ、目詰りが生じる虞れは少ないであろう。
【0039】しかも、前記蓋体36、側板31、底板3
2及びプッシュ板31aを構成する多孔板は、図8に示
すように、少なくとも前記ワーク投入室30とは反対の
面に各孔相互を水平以外の方向に伸びる溝Uにより連通
することが好ましい。このようにすれば、濾過された水
分を脱水ケーキ中を通すことなく除去でき、水分の除去
スピードが短時間になる。
【0040】次に、前記実施例の作用を説明する。
【0041】まず、側板31及び底板32等により構成
されたワーク投入室30内に含水物Wを投入し、蓋体3
6によりワーク投入室30を閉塞する。
【0042】そして、制御手段Cにより振動手段49を
駆動しつつ第1流体圧手段44を作動し、走行可能な加
圧室42を前進させる。この加圧室42の前進によりワ
ーク投入室30内に封止された含水物Wは、前進側先端
に位置しているプッシュ板31aにより1次加圧され
る。
【0043】特に、本実施例では、振動手段49により
振動を掛けつつ第1流体圧手段44により含水物Wを加
圧するので、含水物Wが土壌であっても簡単に突き固め
られる。この含水物Wが有する水分は、蓋体36、側板
31、底板32及びプッシュ板31aの小孔Oを通り、
フィルタF1,F2により漉されて流下するとともに、
再度蓋体36、側板31、底板32及びプッシュ板31
aの小孔Oを通って外部に排出される。
【0044】この1次加圧は、第1流体圧手段44のス
トローク分だけ行なわれ、加圧室42が前進端まで到達
すれば、次に第2流体圧手段47が作動する。
【0045】この第2流体圧手段47は、プッシュ板3
1a及びバックアップ板45の対角線上に一対設けられ
ているので、プッシュ板31a及びバックアップ板45
は垂直に立設された状態で前進し、加圧室42の含水物
Wを2次加圧する。この場合も、振動手段49により振
動を掛けつつ第2流体圧手段47により含水物Wを加圧
するので、含水物Wが土壌であっても簡単に突き固める
ことができる。なお、振動手段49による振動は、バッ
クアップ板45及びロッド46を介してプッシュ板31
aに伝達され、ワーク投入室30内の含水物Wを圧縮す
ることになるが、この振動は、ばねSの弾性により前記
第1流体圧手段44には殆ど伝達されない。
【0046】この第2流体圧手段47による2次加圧に
よってもワーク投入室30内の含水物Wは付き固めら
れ、含水物W全体は一層薄型化された脱水ケーキとな
る。
【0047】このようにして含水物Wが所定の大きさの
ものとなると、ワーク投入室30のシャッター板を開放
し、前記第2流体圧手段を作動して外部に押し出す。
【0048】なお、この脱水ケーキを包装フィルム等に
より梱包し、排出するようにしてもよい。
【0049】特に、前述したワーク投入室30及び加圧
手段42は、走行可能な台車D上に載置されているの
で、脱水ケーキの放出方向は、台車Dを作動して所望の
方向とすることができる。また、前述した突き固め装置
Aは、走行可能なの台車D上に載置されているので、地
下鉄工事現場のような狭小な場所でも簡単に入り込むこ
ともでき、作業性も向上する。
【0050】そして、このようにして形成された脱水ケ
ーキは、元の状態に比べるとその容積は数分の1程度と
なっているので、これをトラック等に移し換えて搬送す
る場合にも何等法的規制に触れることなく、安全に運搬
できる。
【0051】上述したものは、本発明の好ましい実施例
であるが、本発明は、この実施例のみに限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、前記実施例は、ワークとして例示的に含水
物を使用したが、必ずしも水分を含むもののみでなく、
ワークとして蠣、ほたて等のような水分を有していない
ものを細かく突き固めることも可能である。ただし、こ
のような貝殻等をつき固める場合には、多孔板やフィル
タは必要ではなく、孔が設けられていない通常の板のみ
を使用してもよい。
【0052】また、前記実施例は、突き固め装置全体を
走行可能な台車上に載置したものであるが、この台車は
必ずしもなくても良い。さらに、前記実施例のワーク投
入室の形状はほぼ直方体であるが、このような形状のみ
でなく、プッシュ板とバックアップ板が直線的に移動し
得るものであれば、どのような形状であっても良い。前
記振動手段は、必ずしも油圧式のものである必要はな
く、電動モータ等のみを利用した振動手段であっても良
い。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、下
記のような優れた効果を奏する。
【0054】a)加圧と振動とによる圧縮であるため、
掘削作業等により排出された多量の土壌等であっても簡
単にかつ短時間に圧縮し、薄型化処理し、コンパクトな
ものとすることができ、トラック等に移し換えて搬送す
る場合にも何等法的規制に触れることなく、安全に運搬
できる。
【0055】b)往復直線動により土壌等を圧縮するの
で、狭小な作業現場であっても土壌等の薄型化処理が円
滑にできる。
【0056】c)蓋体、側板、底板及びプッシュ板の少
なくとも1つは、一対の多孔板間に一対の網状のラスを
設け、これらラスの間にフィルタが設けられたものによ
り構成すると、含水物がワークの場合に最適なものとな
る。つまり、前記加圧によりワーク内に含まれている水
分や空気が蓋体、側板、底板及びプッシュ板の孔、網状
のラス、フィルタを通って排出される。また、前記蓋
体、側板、底板及びプッシュ板を構成する多孔板の孔
を、少なくとも前記ワーク投入室とは反対の面に孔相互
を水平以外の方向に伸びる溝により連通すれば、濾過さ
れた水分を脱水ケーキ中を通すことなく除去でき、水分
の除去スピードが短時間になる。
【0057】d)ワーク投入室の軸方向先端にある側板
をシャッター板とすれば、このシャッター板を開放して
脱水ケーキをワーク投入室の外部に簡単に押し出すこと
ができる。
【0058】e)フィルタを、ワーク投入室側から外側
に向かって目の粗さが次第に細かくなるように複数のフ
ィルタを積層すれば、前記多孔板を通過したものもこれ
らフィルタにより段階的に水分を除去でき、確実に脱水
ケーキとすることができる。そして、このフィルタの
内、目の粗いフィルタをパームヤシにより構成すれば、
剛性があり比較的大きな粒体も簡単に漉すことができ、
しかも安価で実用性に富むものとなる。また、目の細か
いフィルタをマニラ麻により織った布により構成すれ
ば、水に対し丈夫なフィルタとすることができる。
【0059】f)フィルタを、各多孔板に対し交換可能
とすれば、長期にわたり所望の脱水性能を保持すること
ができる。
【0060】g)蓋体、側板、底板及びプッシュ板を構
成する多孔板の孔を、少なくとも前記ワーク投入室とは
反対の面に孔相互を水平以外の方向に伸びる溝により連
通すれば、濾過された水分を脱水ケーキ中を通すことな
く除去でき、水分の除去スピードが短時間になる。
【0061】h)台車に搭載すれば、自走でき簡単に所
定の場所にセットでき、土壌等の薄型化処理作業も速や
かに開始できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の装置全体を示す概略正面
図である。
【図2】 図1の概略平面図である。
【図3】 同実施例の本体部分における概略斜視図であ
る。
【図4】 図3の4−4線に沿う断面図である。
【図5】 図3の5−5線に沿う断面図である。
【図6】 ワーク投入室の要部を示す概略断面図であ
る。
【図7】 図6の要部拡大図である。
【図8】 図7の8−8線に沿う断面図である。
【符号の説明】
30…ワーク投入室、 31…側板、31a
…プッシュ板、 32…底板、33…ラス、
F…フィルタ、36…蓋体、
40…加圧手段、42…加圧室、
44…第1流体圧手段、45…バックア
ップ板、 47…第2流体圧手段、49…振動
手段、 C…制御手段、D…台車、
W…ワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B09B 3/00 C02F 11/00 Z E02F 7/00 D

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開閉自在の蓋体(36)により封止さ
    れ、側板(31)及び底板(32)を有するワーク投入室(30)
    と、このワーク投入室(30)内に投入されたワーク(W) を
    加圧するように当該ワーク投入室(30)の側部に設けられ
    た加圧手段(40)とを有する突き固め装置において、前記
    加圧手段(40)は、第1流体圧手段(44)により前記ワーク
    投入室(30)に対し近接離間するように構成された走行可
    能な加圧室(42)と、この加圧室(42)の前面に設けられた
    バックアップ板(45)と、前記加圧室(42)内に設けられ当
    該バックアップ板(45)を前記ワーク投入室(30)の軸方向
    に振動させる振動手段(49)と、前記バックアップ板(45)
    と対向して配置された前記ワーク投入室(30)の一方の側
    壁を構成するプッシュ板(31a) と、前記バックアップ板
    (45)を挿通するロッド(46)と連結された前記プッシュ板
    (31a) をワーク投入室(30)の軸方向ほぼ全長に渡り進退
    するように連結された第2流体圧手段(47)とを有し、前
    記蓋体(36)により前記ワーク投入室(30)を閉塞した後前
    記振動手段(49)により加振しつつ第1及び第2流体圧手
    段(47)によりワーク(W) を加圧するように制御手段(C)
    により制御するようにしたことを特徴とする突き固め装
    置。
  2. 【請求項2】 前記蓋体(36)、側板(31)、底板(32)及び
    プッシュ板(31a) の少なくとも1つは、一対の多孔板間
    に一対の網状のラス(33)を設け、これらラス(33)の間に
    フィルタ(F) が設けられたものにより構成したことを特
    徴とする請求項1に記載の突き固め装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体(36)、側板(31)、底板(32)及び
    プッシュ板(31a) を構成する多孔板は、少なくとも前記
    ワーク投入室(30)とは反対の面に各孔相互を水平以外の
    方向に伸びる溝により連通したことを特徴とする請求項
    2に記載の突き固め装置。
  4. 【請求項4】 前記ワーク投入室(30)の軸方向先端にあ
    る側板(31)は、当該ワーク投入室(30)を開閉するシャッ
    ターとしたことを特徴とする請求項1乃至3に記載の突
    き固め装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ(F) は、前記ワーク投入室
    (30)側から外側に向かって目の粗さが次第に細かくなる
    ように複数のフィルタを積層したことを特徴とする請求
    項2又は3に記載の突き固め装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ(F) の内、目の粗いフィル
    タ(F1)は、パームヤシにより構成されたものを使用した
    ことを特徴とする請求項5に記載の突き固め装置。
  7. 【請求項7】 前記フィルタ(F) の内、目の細かいフィ
    ルタ(F2)は、マニラ麻により織った布により構成された
    ものを使用したことを特徴とする請求項5に記載の突き
    固め装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ(F) は、各多孔板(31,31a,
    32,36)に対し交換可能としたことを特徴とする請求項2
    乃至7に記載の突き固め装置。
  9. 【請求項9】 前記ワーク投入室(30)及び加圧手段(40)
    は、走行可能な台車(D) 上に載置したことを特徴とする
    請求項1乃至8に記載の突き固め装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005349416A (ja) * 2004-06-08 2005-12-22 Koyo Seiko Co Ltd 圧縮機
JP2006043598A (ja) * 2004-08-05 2006-02-16 Kubota Corp 破砕装置
JP2008264616A (ja) * 2007-04-17 2008-11-06 Akae Kikai Kogyo Kk 生コンクリート廃棄物を堆積する収容槽
KR102586538B1 (ko) * 2022-12-12 2023-10-10 주식회사 한경 이-텍 압축시 발생되는 오염수 배수성이 향상된 압축기

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