JPH0728986A - 画像合成処理装置 - Google Patents

画像合成処理装置

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JPH0728986A
JPH0728986A JP5238679A JP23867993A JPH0728986A JP H0728986 A JPH0728986 A JP H0728986A JP 5238679 A JP5238679 A JP 5238679A JP 23867993 A JP23867993 A JP 23867993A JP H0728986 A JPH0728986 A JP H0728986A
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JP5238679A
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English (en)
Inventor
Yutaka Ogawa
裕 尾河
Isao Uesawa
功 上澤
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】透かし合成を行う画像処理装置において、合成
画素の画素値を求めるのに必要なデータの転送量を少な
くすることができるともに、透かし合成の演算処理量を
少なくすることができる。 【構成】入力された画像データのうち前景画素の透明度
情報(Fa)の値によって、前景画素を透明/不透明/
半透明の3種に分類し(S11)、その分類された種類
に応じて、合成後の画素値として、前景画素が透明のと
きは背景画素の画素値Rabgrを設定し(S15,S
16)、不透明のときには前景画素の画素値Fbgrを
設定し(S17,S18)、前景画素が半透明のときに
合成後の画素値を透かし合成演算する(S1D,S1
B)。このようにすることにより、透明の場合は背景画
素の画素値だけを転送すればよく、また不透明の場合に
は前景画素の画素値のみを転送すればよく、半透明の場
合のみ透かし合成演算に必要な全データを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多値画像の透かし合成
を行うことのできる画像合成処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来公知の画像合成方式として、例え
ば、Computer Graphics誌 Volu
me 18, Number 3 (July 198
4) ”Composing Digital Ima
ges” に記載されているように、画像の各画素に対
して、画素の値と透明度を設定することにより、画像間
で合成処理を行う際に、透明度の値に従って、各画素の
画素値の配合比を変化させ、前景画像を通してうっすら
と背景画像が透けて見えるような、透かし合成を行う技
術がある。画像の編集等で、前景となる画像と背景画像
との間で、透かし合成を行う場合、従来は、前景画像と
背景画像の、画像の色情報、輝度情報等と、透かし合成
のためのマスク情報を各々処理部に与え、透かし合成を
行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は、画像の色情報、輝度情報等(以下、画像情報)だけ
でなくマスク情報についても画像データと同様の形式で
処理部に与えていたため、透かし合成を行う場合には、
透かし合成を行わない場合(前景と背景の各々につい
て、フルカラーの場合、画素情報3面づつ、グレー画像
の場合、画素情報1面づつ)の1.3倍(前景と背景の
各々について、画素情報3面とマスク情報1面)から2
倍(前景と背景の各々について、画素情報1面とマスク
情報1面)程度のデータ転送が必要であるという欠点が
あった。
【0004】そこで、本発明は、透かし合成を行う際
の、データ転送量を削減することのできる画像合成処理
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1)は、
多値画像の透かし合成の機能を有する画像処理装置にお
いて、前景画素を、前景画素の透明度情報により、透
明、不透明、および半透明の3種類に分類し、分類ごと
に処理の内容を切替えることを特徴とする。ここで、透
明とは、合成後は背景画素のみの値を持つ画素の属性で
あり、不透明とは、合成後は前景画素のみの値を持つ画
素の属性であり、半透明とはそれら透明および不透明以
外の値を持つ画素の属性を意味する。
【0006】本発明(請求項2)は、多値画像の透かし
合成の機能を有する画像処理装置において、前景画素
を、前景画素の透明度情報により、透明、不透明、およ
び半透明の3種類に分類し、かつ、前景画素の半透明の
ものについて、背景画素を、背景画素の透明度情報によ
り、透明、不透明、半透明の3種類に分類することによ
り、入力された画素の組み合わせを5種類に分類し、分
類ごとに処理の内容を切替えることを特徴とする。
【0007】上記各発明において、透明度情報を圧縮し
た形式で処理部に転送するよう構成することができる。
【0008】
【作用】透かし合成を行う画像処理装置の透かし合成後
の画像の画素値(Dbgr)は、後述する式(2)に示
すように、 Dbgr={(1−Fa)×Ra×Rbgr+Fa×F
bgr}÷Da で表される。但し、Faは前景画素の透明度、Raは背
景画素の透明度、Fbgrは前景画素の画素値、Rbg
rは背景画素の画素値、Daは合成後の透明度である。
FaまたはRaが、0のとき透明、1のとき不透明、0
と1の間にあるとき半透明である。後述する図3の表に
示すように、前景画素が透明のときは合成後の画素値D
bgrは背景画素の画素値Rbgrとなり、前景画素が
不透明のときは合成後の画素値Dbgrは前景画素の画
素値Fbgrとなる。前景画素が半透明のときにのみ式
(2)による計算が必要となる。従って、本発明(請求
項1)の画像処理装置は、入力された画像データのうち
前景画素の透明度情報(Fa)の値によって、前景画素
を透明/不透明/半透明の3種に分類し、その分類され
た種類に応じて、合成後の画素値として、前景画素が透
明のときは背景画素の画素値を用い、不透明のときには
前景画素の画素値を用いる処理を行い、式(2)による
演算処理は行わず、前景画素が半透明のときにのみ式
(2)により合成後の画素値を求める。このようにする
ことにより、透明の場合は背景画素の画素値だけを転送
すればよく、また不透明の場合には前景画素の画素値の
みを転送すればよく、半透明の場合のみ式(2)の演算
に必要な全データを転送するので、合成画素の画素値を
求めるのに必要なデータの転送量を少なくすることがで
きるともに、透かし合成の演算処理量を少なくすること
ができる。
【0009】本発明(請求項2)は、上述の発明(請求
項1)の分類をさらにきめ細かくしたものであり、前景
画素を透明/不透明/半透明の3種に分類し、さらに前
景画素が半透明である場合には、背景画素により透明/
不透明/半透明の3種に分類する。そうすると後述する
図4の表に示すように、前景画素と背景画素の透明度情
報の組み合わせにより5種に分類できる。前景画素が透
明および不透明の場合以外にも、前景画素が半透明で、
背景画素が透明である分類の場合には、合成後の画素値
として前景画素の画素値をそのまま用いることができる
ので、請求項1の発明に比べてより一層のデータ転送量
の削減と透かし合成処理の簡略化が実現できる。
【0010】画像の透明度情報は画像情報と同様な形式
で与えられているが、画像の透明度情報のうち、透明お
よび不透明の部分は、多くの画像では連続して現れるこ
とが多いため、本発明(請求項3)のように、透明およ
び不透明の部分についてはランレングス圧縮のような圧
縮形式とすることにより、転送データのさらなる削減を
行いうる。
【0011】
【実施例】図2は本発明の一実施例の概略の構成を示す
ブロック図である。この実施例は、CPU21、メモリ
22、入出力コントローラ23等がバス24により結合
されてなるホスト側のコンピュータに本発明による画像
処理装置20が接続された構成を有するシステムであ
る。画像処理装置20は、入力バッファ201と、前処
理部202と、画像処理部203と、後処理部204
と、外部出力用インタフェース209とを有している。
【0012】入力バッファ201はホストから本画像処
理装置20へ、データを受け渡すための入力バッファで
ある。前処理部202は入力バッファ201から次の画
像処理部203へ、データを受け渡す際に、データおよ
び画像処理部203で行われる処理に対応した、前処理
を行う部分である。具体的には、入力バッファ201か
らの透明度情報の値によって、前景画像を透明/不透明
/半透明の3種に分類し、前景画像が半透明のものにつ
いては、引き続き、背景画像の透明度情報の値によっ
て、背景画像を透明/不透明/半透明の3種に分類する
処理を行う。
【0013】画像処理部203は前処理部202で分類
された結果に応じた処理に切り替て、転送されたデータ
に対して画像処理を施すものである。後処理部204は
画像処理部203で処理されたデータに対して、圧縮処
理およびデータフォーマットを行う。出力バッファ20
5は後処理部204からホスト側または外部出力用イン
タフェース209へ、データを受け渡すための出力バッ
ファである。外部出力用インタフェース209は本画像
処理装置の処理結果を、ホスト以外の機器に出力するた
めの、インタフェース部である。
【0014】次ぎに、本実施例の画像合成処理装置で、
実行される処理の詳細について述べる。以下に、入力画
像が、前景画像と背景画像の各々が、8ビットの透明
度、各々8ビットの画素値(例えば青成分、緑成分、赤
成分の3種類)をもつ、32ビットの画像データの場合
を例に取った、本発明の実施例を説明する。図1は実施
例の処理を流れ図で表したものである。なお、図1にお
いて、細線の枠は前処理部202で行われる処理、太線
の枠は画像処理部203での処理を表している。まず、
透かし合成処理について説明すると、透かし合成処理と
は、入力された前景画像と背景画像の2つの画像に対し
て、各々の透明度情報に従って前景画像と背景画像の画
素値の配合比を変化させ、合成を行う処理である。透か
し合成された画像では、前景画像を通して透明度の値に
応じてうっすらと背景画像が透けて見える。
【0015】以下、Fa…前景画像の透明度(8ビット
の場合、Fa/255で正規化される)、 Fbgr…前景画像の画素値(この場合は、青成分、緑
成分、赤成分を示す)、 Ra…背景画像の透明度(8ビットの場合、Ra/25
5で正規化される)、 Rbgr…背景画像の画素値(この場合は、青成分、緑
成分、赤成分を示す)、 Da…透かし合成後の画像の透明度(8ビットの場合、
Da/255で正規化される)、 Dbgr…透かし合成後の画像の画素値(この場合は、
青成分、緑成分、赤成分を示す) と略記する
【0016】透かし合成後の画像の透明度Daは次式で
表される。 Da=(1−Fa)×Ra+Fa ・・・(式1) ここで、透明度はその値が0のときに透明、1のときに
不透明、0<透明度<1のときに半透明であることを示
す。また、透かし合成後の画像の画素値Dbgrは次式
で表される。 Dbgr={(1−Fa)×Ra×Rbgr+Fa×Fbgr}÷Da ・ ・・(式2)
【0017】以下に、本発明の特徴である処理の切替え
のための分類について説明する。(式1)および(式
2)を透明度が0(すなわち透明)、透明度が1(すな
わち不透明)、透明度がそれ以外(すなわち半透明)の
3種類づつ、前景画像と背景画像について各々分類する
(ステップS11,S12)と、図3に示す表のように
9種の組み合わせが得られる。図3の表には各組合せ毎
に前景画像の透明度Fa、背景画像の透明度Ra、合成
後の透明度Da、合成後の画素値Dbgrが示されてい
る。
【0018】図3の表の9種の組み合わせを、合成後の
透明度と合成後の画素値でまとめると、図4の表2に示
す5種の場合に分けられる。この場合、前景画素を、前
景画素の透明度情報により、合成後は背景画素のみの値
を持つ透明、合成後は前景画素のみの値を持つ不透明、
およびそれら以外の値を持つ半透明の3種類に分類し、
かつ、前景画素の半透明のものについて、背景画素を、
背景画素の透明度情報により、透明、不透明、半透明の
3種類に分類したものとなっている。
【0019】図4の表の5種の場合で、処理に必要とさ
れるデータと必要とされる処理の概要を図5の表に示
す。前景が透明の場合と、前景が不透明の場合と、前景
が半透明かつ背景が透明の場合は、透かし合成を行う際
の処理はデータの転送のみである。また、図3の表およ
び図4の表に示されるように、前景が半透明かつ背景が
不透明の場合も、前景が半透明かつ背景が半透明の場合
と比較して、演算量が少なくてすむ。なお、透かし合成
を行う場合、前景画像のほんの一部分のみ半透明で、他
の多くの部分は不透明か透明で有る場合が多いため、マ
スク画像のうち、不透明部分と透明部分について、処理
および、データの転送量を削減することは、処理全体の
性能向上に寄与する。その例については後述する第2の
実施例において説明する。
【0020】第1の実施例の画像合成処理装置の動作に
おいて、まず、図2の入力バッファ201から、前景画
素の透明度情報が前処理部202に送られる(図1のス
テップS14)。
【0021】前処理部202で、透明度の判別が行われ
(ステップS11)、透明度が0(すなわち透明)と1
(すなわち不透明)とそれ以外(すなわち半透明)の3
種に分けられる。透明度情報が8bitで表現されてい
る場合、「透明度が0」は値として16進表記で”00
h”のことを示す。同様に「透明度が1」は”FFh”
のことを示す。
【0022】前景画素の透明度Faが0の場合、背景画
素の透明度情報と画素の値(例えば、赤、青、緑の各成
分の値)Rabgrが読みだされる(ステップS1
5)。読みだされた背景画素の透明度情報と画素の値R
abgrは画像処理部203に送られる。画像処理部2
03は、入力された透明度情報と画素の値Rabgrを
各々、処理値即ち合成画素の透明度と画素値Dabgr
として出力する(ステップS16)(ステップS1
E)。
【0023】前景画素の透明度Faが1の場合、前景画
素の画素の値(例えば、赤、青、緑の各成分の値)Fb
grが読みだされる(ステップS17)。読みだされた
前景画素の透明度情報と画素の値Fabgrは画像処理
部203に送られる。画像処理部203は、入力された
透明度情報と画素の値Fabgrを各々、処理値Dab
grとして出力する(ステップS18)(ステップS1
E)。
【0024】前景画素の透明度が0または1以外(すな
わち半透明)の場合、背景画素の透明度情報Raが読み
だされ(ステップS19)、透明度の判別が行われ(ス
テップS12)、透明度が0(すなわち透明)と1(す
なわち不透明)とそれ以外(すなわち半透明)の3種に
分けられる。
【0025】前景画素が半透明かつ背景画素が透明の場
合、前景画素の画素の値Fbgrが読みだされる(ステ
ップS17)。読みだされた前景画素の透明度情報と画
素の値Fabgrは画像処理部203に送られる。画像
処理部203は、入力された透明度情報と画素の値Fa
bgrを各々、処理値Dabgrとして出力する(ステ
ップS18)(ステップS1E)。
【0026】前景画素が半透明かつ背景画素が不透明の
場合、前景画素と背景画素の各々について、画素の値F
bgr,.Rbgrが読みだされる(ステップS1
A)。読みだされた各々の画素の透明度情報と画素の値
は画像処理部203に送られる。
【0027】画像処理部203は、透明度の処理値Da
を1(透明度情報が8bitで表現されている場合、”
FFh”)とし、入力された透明度情報と画素の値によ
り、画素の処理値Dbgrを(式3)に従って計算する
(ステップS1B)。 Dbgr={(FFh−Fa)×Rbgr+Fa×Fbgr}÷FFh ・・・(式3) なお、(式3)でFa,Rbgr,Fbgrは各々8b
itで表現されているものとする。また、”FFh”は
16進表記である。設定された透明度の処理値Da(=
FFh)と計算された画素の値Dbgrが処理値Dab
grとして出力される。(ステップS1E)
【0028】前景画素が半透明かつ背景画素が半透明の
場合、前景画素と背景画素の各々について、画素の値F
bgr,Rbgrが読みだされる(ステップS1C)。
読みだされた各々の画素の透明度情報と画素の値は画像
処理部203に送られる。画像処理部203は、入力さ
れた透明度情報Fa,Raと画素の値Fbgr,Rbg
rにより、透明度の処理値Daを(式4)に従って計算
する(ステップS1D)。また、入力された透明度情報
Fa,Raと画素の値Fbgr,Rbgrにより、画素
の処理値Dbgrを(式5)に従って計算する。
【0029】 Da={(FFh−Fa)×Ra+FFh×Fa}÷FFh ・・・(式4), Dbgr={(FFh−Fa)×Ra×Rbgr+FFh×Fa×Fbgr} ÷{(FFh−Fa)×Ra+FFh×Fa} ・・・(式 5) なお、(式4)と(式5)でFa,Ra,Rbgr,F
bgrは各々8bitで表現されているものとする。”
FFh”は16進表記である。
【0030】計算された、透明度の処理値Daと画素の
値Dbgrが、処理値として出力される(ステップS1
E)。以上の動作が、処理対象の画素が無くなるまで行
われる(ステップS13)。
【0031】(第2の実施例)次に、上記の第1の実施
例をふまえた別の実施例即ち第2の実施例について説明
する。第1の実施例では、画像の透明度情報は画像情報
と同様な形式で与えられているが、画像の透明度情報の
うち、透明および不透明の部分は、多くの画像では連続
して現れるため、透明および不透明の部分についてはラ
ンレングス圧縮を行い、透明/不透明の判別のためのヘ
ッダと、連続する画素数を転送し、半透明の部分は、半
透明の判別のためのヘッダと、連続する画素数と、各画
素の透明度情報の実値を、転送することにより、転送デ
ータのさらなる削減を行いうる。第2の実施例は、その
ランレングス圧縮を行う場合の一例である。その概略の
構成は第1の実施例と同じく図2に示され、そのための
図6〜図14に示す処理機能が追加される。
【0032】透明および不透明の画素についてランレン
グス圧縮を行う場合の第2の実施例の動作を次に示す。
図6〜14は、第2の実施例の処理を、流れ図で表した
ものである。図15(a)(b)(e)は、第2の実施
例で用いられる、透明度情報の例を示したものである。
【0033】第2の実施例では圧縮された透明度情報お
よび、前景画素と背景画素の各々の画素値はすべて8b
itで表現されているものとする。圧縮された透明度情
報は図15(a)(b)(C)で示されるように、2b
itの透明度種別情報(Fm,Rm)と6bitのラン
レングス長(Fl,Rl)を、前景画素は(Fm,F
l)という形で、背景画素は(Rm,Rl)という形で
持つものとする。
【0034】図6は、前処理部202における透明度情
報による画素の分類の処理の流れを示すものである。図
2の入力バッファ201から、前景画素の透明度情報F
m,Flが前処理部202に送られる。前処理部202
では、前景画素の種別変数Fstateに前景画素の透
明度種別情報Fmが保存される。また、前景未処理画素
ランレングス長変数(Flength)に前景画素のラ
ンレングス長Flが保存される。前景画素の透明度情報
のバッファ中の位置情報Fmaskpointを、次の
透明度情報の位置を示すように変更する(ステップS6
1)。
【0035】図2の入力バッファ201から、背景画素
の透明度情報Rm,Rlが前処理部202に送られる。
前処理部202では、背景画素の種別変数Rstate
に背景画素の透明度種別情報Rmが保存され。また、背
景未処理画素ランレングス長変数Rlengthに背景
画素のランレングス長Rlが保存される。背景画素の透
明度情報のバッファ中の位置情報Rmaskpoint
を、次の透明度情報の位置を示すように変更する(ステ
ップS62)。
【0036】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数も透明であることを示す場合
(Fstate=0, Rstate=0)には、画像
処理部203は、図7および図14の流れ図に示す処理
を行う。
【0037】即ち、画像処理部203において、透明度
の処理値Daが0に設定される(ステップS64)。背
景画素の画素の値Rbgr(例えば、赤、青、緑の各成
分の値)が読みだされ、前景画素の画素情報のバッファ
中の位置情報Fpixpointが、次の画素情報の位
置を示すように変更され、また、背景画素の画素情報の
バッファ中の位置情報Rpixpointが、次の画素
情報の位置を示すように変更される(ステップS7
1)。
【0038】画素情報の処理値Dbgrに背景画素の画
素値が用いられ(ステップS72)、透明度情報と画素
情報の値が処理値Dabgrとして出力される。前景未
処理画素ランレングス長変数Flengthと背景未処
理画素ランレングス長変数Rlengthの値が各々一
つずつ減ぜられる(ステップS73)。
【0039】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるか否かが判定され(ステップS
4)、その判定の結果、Flengthが0である場合
には、ステップS62に進む。そして、次に位置する背
景画素の透明度情報Rm,Rlが読み込まれ、処理が続
行される。
【0040】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0でなかったときは、背景未処理画素ランレ
ングス長変数(Rlength)が0であるか否かが判
定され(ステップS5)、Rlengthが0でない場
合は、ステップS71に移り、次に位置する、背景画素
の画素の値Rbgrが読み込まれ、処理が続行される
(ステップS75)。
【0041】背景未処理画素ランレングス長変数(Rl
ength)が0となった場合、全ての画素の処理が終
わっていれば処理が終了し(ステップS141)、終わ
っていなければ、ステップS61に戻り、次に位置す
る、前景画素の透明度情報Fm,Flが読み込まれ、処
理が続けられる。
【0042】図6のステップS61で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が不透明であることを示す場合
(Fstate=0,Rstate=1)には、画像処
理部203は、図7および図14のフロー図に示す処理
を行う。
【0043】画像処理部203は、透明度の処理値(D
a)をFFhとし(ステップS65)、背景画素の画素
の値Rbgrが読みだされる。以下、図7のステップS
71〜ステップS75、ステップS141の処理が行わ
れるが、これは先に、Fstate=0,Rstate
=0の場合の処理と同じとなり、すでに説明したとおり
である。
【0044】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が半透明であることを示す場合
(Fstate=0, Fstate=その他)には、
画像処理部203は、図8および図14のフロー図に示
す処理を行う。
【0045】画像処理部203において、背景画素の透
明度情報Raが読みこまれ、背景画素の透明度情報のバ
ッファ中の位置情報Rmaskpointが、次の透明
度情報の位置を示すように変更される(ステップS8
1)。また、画像処理部203では、透明度の処理値D
aに背景画素の透明度情報Raが用いられる(ステップ
S82)。背景画素の画素の値Rbgrが読みだされ
る。前景画素の画素情報のバッファ中の位置情報Fpi
xpointが、次の画素情報の位置を示すように変更
される。背景画素の画素情報のバッファ中の位置情報R
pixpointが、次の画素情報の位置を示すように
変更される(ステップS83)。
【0046】画素情報の処理値Dbgrに背景画素の画
素値Rbgrが用いられ(ステップS84)、透明度情
報と画素情報の処理値Dabgrが出力される。また、
前景未処理画素ランレングス長変数Flengthと背
景未処理画素ランレングス長変数Rlengthの値が
各々一つづつ減少される(ステップS85)。
【0047】次に、前景未処理画素ランレングス長変数
Flengthが0となったか否かの判定を行い(ステ
ップS86)、Flength=0の場合、ステップS
62に進み、次に位置する背景画素の透明度情報Rm,
Rlを読み込み、処理を続ける。
【0048】ステップS86の判定の結果、Fleng
th=0でなかった場合には、背景未処理画素ランレン
グス長変数Rlengthが0であるか否かの判定を行
い(ステップS87)、Rlength=0でない場合
は、次に位置する、背景画素の透明度の値Raを読み込
み、処理を続ける(ステップS81)。
【0049】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、ステップS602に戻り、次に位置する、
前景画素の透明度情報Fm,Flを読み込み、処理を続
ける。
【0050】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が不透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が透明または不透明であること
を示す場合(即ち、Fstate=1,Rstate=
0の場合と、Fstate=1,Rstate=1の場
合)、図9および図14のフロー図に示す処理を行う。
【0051】画像処理部203において、透明度の処理
値DaがFFhに設定され(ステップS66)、また、
前景画素の画素の値Fbgrが読みだされる。前景画素
の画素情報のバッファ中の位置情報Fpixpoint
が、次の画素情報の位置を示すように変更される。背景
画素の画素情報のバッファ中の位置情報Rpixpoi
ntが、次の画素情報の位置を示すように変更される
(ステップS91)。
【0052】画素情報の処理値Dbgrに前景画素の画
素値Fbgrが用いられ(ステップS92)、透明度情
報と画素情報の処理値Dabgrが処理値として出力さ
れる。前景未処理画素ランレングス長変数Flengt
hと背景未処理画素ランレングス長変数Rlength
の値が各々一つづつ減少させられる(ステップS9
3)。
【0053】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるかか否かが判定さる(ステップS9
4)。その判定の結果、Flength=0の場合に
は、ステップS62により、次に位置する背景画素の透
明度情報Rm,Rlを読み込み、処理を続ける。
【0054】前記判定の結果、Flength=0の場
合には、背景未処理画素ランレングス長変数Rleng
thが0であるか否かの判定を行う(ステップS9
5)。その判定の結果、Rlengthが0でない場合
は、ステップS91に戻り、次に位置する前景画素の画
素の値Fbgrを読み込み、処理を続ける。
【0055】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、図6のステップS61に戻り、次に位置す
る前景画素の透明度情報Fm,Flを読み込み、処理を
続ける。
【0056】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が不透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が半透明であることを示す場合
(即ち、Fstate=1, Rstate=その他
である場合)、図10および図14のフロー図に示す処
理を行う。
【0057】画像処理部203では、透明度の処理値D
aをFFhとし(ステップS66)、背景画素の透明度
情報のバッファ中の位置情報Rmaskpointを、
次の透明度情報の位置を示すように変更する(ステップ
S101)。前景画素の画素の値Fbgrが読みだされ
る。そして、前景画素の画素情報のバッファ中の位置情
報Fpixpointが、次の画素情報の位置を示すよ
うに変更される。また、背景画素の画素情報のバッファ
中の位置情報Rpixpointが、次の画素情報の位
置を示すように変更される(ステップS102)。
【0058】画素情報の処理値Dbgrに前景画素の画
素値Fbgrが用いられ(ステップS103)、透明度
情報と画素情報の値Dabgrが処理値として出力され
る。前景未処理画素ランレングス長変数Flength
と背景未処理画素ランレングス長変数Rlengthの
値が各々一つづつ減ぜられる(ステップS104)。
【0059】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるか否かが判定され(ステップS10
5)、その判定の結果、Flength=0である場
合、図6のステップS62に移り、次に位置する背景画
素の透明度情報Rm,Rlを読み込み、処理を続ける。
【0060】前記判定の結果、Flength=0でな
い場合は、背景未処理画素ランレングス長変数Rlen
gthが0であるか否かが判定され(ステップS10
6)、その判定の結果、Rlengthが0でない場合
は、再びステップS101に進み、背景画素の透明度情
報のバッファ中の位置情報Rmaskpointを、次
の透明度情報の位置を示すように変更し、前景画素の画
素の値Fbgrを読みこみ、処理を続ける。
【0061】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、次に位置する前景画素の透明度情報Fm,
Flを読み込み、処理を続ける(ステップS61)。
【0062】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が半透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が透明であることを示す場合
(即ち、Fstate=その他, Rstate=0の
場合)、図11および図14のフロー図に示す処理を行
う。
【0063】画像処理部203においては、前景画素の
透明度情報Faが読みこまれ、前景画素の透明度情報の
バッファ中の位置情報Fmaskpointが、次の透
明度情報の位置を示すように変更され、前景画素の画素
の値Fbgrが読みだされる。前景画素の画素情報のバ
ッファ中の位置情報Fpixpointが、次の画素情
報の位置を示すように変更される(ステップS11
1)。
【0064】画像処理部203は、透明度の処理値Da
に前景画素の透明度情報Faを用い、画素情報の処理値
Dbgrに前景画素の画素値Fbgrを用い(ステップ
S112)、透明度情報と画素情報の処理値Dabgr
を処理値として出力する(ステップS113)。また、
前景未処理画素ランレングス長変数Flengthと背
景未処理画素ランレングス長変数Rlengthの値を
各々一つづつ減少させる(ステップS113)。
【0065】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるか否かを判定し(ステップS11
4)、その判定の結果、Flengthが0である場
合、ステップS62に移り、次に位置する背景画素の透
明度情報Rm,Rlを読み込み、処理を続ける。
【0066】Flengthが0でないときは、背景未
処理画素ランレングス長変数Rlengthが0である
か否かを判定し(ステップS115)、Rlength
が0でない場合は、再びステップS111へ戻る。そし
て、前景画素の透明度情報Faが読みこまれ、前景画素
の透明度情報のバッファ中の位置情報Fmaskpoi
ntが、次の透明度情報の位置を示すように変更され、
前景画素の画素の値Fbgrが読みだされる。前景画素
の画素情報のバッファ中の位置情報Fpixpoint
が、次の画素情報の位置を示すように変更され、処理が
続行される。
【0067】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、次に位置する前景画素の透明度情報Fm,
Flを読み込み、処理を続ける。
【0068】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が半透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が透明であることを示す場合
(即ち、Fstate=その他, Rstate=1の
場合)、図12および図14に示すフロー図に従った処
理を行う。画像処理部203において、背景画素の画素
の値Rbgrが読みこまれ、背景画素の画素情報のバッ
ファ中の位置情報Rpixpointが、次の画素情報
の位置を示すように変更される(ステップS121)。
【0069】さらに、画像処理部203では、前景画素
の透明度情報Faが読みこまれ、前景画素の透明度情報
のバッファ中の位置情報Fmaskpointが、次の
透明度情報の位置を示すように変更され、前景画素の画
素の値Fbgrが読みだされる。前景画素の画素情報の
バッファ中の位置情報Fpixpointは、次の画素
情報の位置を示すように変更される(ステップS12
2)。
【0070】さらに、画像処理部203では、透明度の
処理値DaをFFhとし、入力された透明度情報と画素
の値により、画素の処理値を(式6)に従って計算する
(ステップS123)。 Dbgr={(FFh−Fa)×Rbgr+Fa×Fbgr}÷FFh ・ ・・(式6) (なお、(式6)でFa,Rbgr,Fbgrは各々8
bitで表現されているものとする。”FFh”は16
進表記である。)
【0071】設定された透明度の処理値Da=FFhと
計算された画素の値Dbgrが処理値Dabgrとして
出力される。前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngth)と背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthの値が各々一つづつ減ぜられる(ステップS1
24)。
【0072】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるか否かが判定され(ステップS12
5)、その判定の結果、Flengthが0である場
合、ステップS62へ移り、次に位置する背景画素の透
明度情報Rm,Rlを読み込み、処理を続ける。
【0073】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0でないときは、背景未処理画素ランレング
ス長変数Rlengthが0であるか否かが判定され
(ステップS126)、その判定の結果、Rlengt
hが0でない場合は、再びステップS121へ戻り、背
景画素の画素の値Rbgrが読みこまれ、背景画素の画
素情報のバッファ中の位置情報Rpixpointが、
次の画素情報の位置を示すように変更され、処理が続行
される。
【0074】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、ステップS61に移り、次に位置する前景
画素の透明度情報Fm,Flを読み込み、処理を続け
る。
【0075】図6のステップS63で示される条件判断
で、前景画素の種別変数が半透明であることを示し、か
つ、背景画素の種別変数が半透明であることを示す場合
(即ち、Fstate=その他, Rstate=その
他の場合)、図13および図14に示すフロー図に従っ
た処理を行う。
【0076】画像処理部203は、背景画素の透明度情
報Raを読みこみ、背景画素の透明度情報のバッファ中
の位置情報Rmaskpointを、次の透明度情報の
位置を示すように変更する(ステップS131)。
【0077】画像処理部203は、背景画素の画素の値
Rbgrを読みこみ、背景画素の画素情報のバッファ中
の位置情報Rpixpointを、次の画素情報の位置
を示すように変更する(ステップS132)。
【0078】画像処理部203は、前景画素の透明度情
報Faを読みこみ、前景画素の透明度情報のバッファ中
の位置情報Fmaskpointを、次の透明度情報の
位置を示すように変更し、前景画素の画素の値Fbgr
を読み出す。前景画素の画素情報のバッファ中の位置情
報Fpixpointを、次の画素情報の位置を示すよ
うに変更する(ステップS133)。
【0079】画像処理部203は、入力された透明度情
報と画素の値により、透明度の処理値Daを(式7)に
従って計算する。また、入力された透明度情報と画素の
値により、画素の処理値Dbgrを(式8)に従って計
算する(ステップS1007)。
【0080】 Da={(FFh−Fa)×Ra+FFh×Fa}÷FFh ・・・(式7), Dbgr={(FFh−Fa)×Ra×Rbgr+FFh×Fa×Fbgr} ÷{(FFh−Fa)×Ra+FFh×Fa} ・・・(式8 ) (なお、(式7)と(式8)でFa,Ra,Rbgr,
Fbgrは各々8bitで表現されているものとす
る。”FFh”は16進表記である。)
【0081】計算された、透明度の処理値Daと画素の
値Dbgrが、処理値Dbgarとして出力される。前
景未処理画素ランレングス長変数Flengthと背景
未処理画素ランレングス長変数Rlengthの値を各
々一つづつ減少させる(ステップS135)。
【0082】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0であるか否かを判定し、Flengthが
0となった場合、次に位置する、背景画素の透明度情報
Rm,Rlを読み込み、処理を続ける(ステップS13
6)。
【0083】前景未処理画素ランレングス長変数Fle
ngthが0でない場合、背景未処理画素ランレングス
長変数Rlengthが0であるか否かを判定し(ステ
ップS137)、Rlengthが0でない場合は、再
び背景画素の透明度情報Raを読みこみ、背景画素の透
明度情報のバッファ中の位置情報Rmaskpoint
を、次の透明度情報の位置を示すように変更し、処理を
続ける(ステップS131)。
【0084】背景未処理画素ランレングス長変数Rle
ngthが0となった場合、全ての画素の処理が終わっ
ていれば処理を終了し(ステップS141)、終わって
いなければ、次に位置する、前景画素の透明度情報F
m,Flを読み込み、処理を続ける。
【0085】
【発明の効果】以上述べたように、本発明(請求項1お
よび2)は、透かし合成のためのマスク情報を、透明部
分(合成後は背景画像のみの部分)、不透明部分(合成
後は前景画像のみの部分)、半透明部分(それ以外の部
分)の三種類に分類し、前景画像の透明部分に対応する
前景画像の画像情報、前景画像の不透明部分に対応する
背景画像の画像情報といった、処理の際に不必要なデー
タの転送をさけ、前景画像の、透明部分と不透明部分に
ついては、画像情報のうち必要な部分のみと、マスク情
報を、転送するようにしたため、透かし合成を行う場合
のデータ転送量および計算時間を削減しうるという効果
を奏する。また、さらに細かく分類し、半透明部分の一
部(背景画像の透明度が0の場合)についても、必要な
部分として前景画像の画像情報を転送することにより、
データ転送量および計算時間の一層の削減が可能とな
る。また、本発明(請求項3)によれば、透明部分と不
透明部分のマスク情報を各々圧縮することにより、デー
タ転送量をさらに削減しうるという効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施例において行われる処理の流れを
示す図である。
【図2】 本発明の実施例の概略構成を示す図である。
【図3】 透明度により分類される前景画素と背景画素
の種類の組み合わせを示す図である。
【図4】 図3の表において合成後の透明度と合成後の
画素値でまとめた5種類の分類を示す図である。
【図5】 処理に必要とされるデータと処理の概要を示
す図である。
【図6】 第2の実施例において、前処理部で行われる
処理の流れを示す図である。
【図7】 第2の実施例において、前景画素が透明で背
景画素が透明または不透明のときの画像処理部の処理の
流れを示す図である。
【図8】 第2の実施例において、前景画素が透明で背
景画素が半透明のときの画像処理部の処理の流れを示す
図である。
【図9】 第2の実施例において、前景画素が不透明の
ときの画像処理部の処理の流れを示す図である。
【図10】 第2の実施例において、前景画素が不透明
で背景画素が半透明のときの画像処理部の処理の流れを
示す図である。
【図11】 第2の実施例において、前景画素が半透明
で背景画素が透明のときの画像処理部の処理の流れを示
す図である。
【図12】 第2の実施例において、前景画素が半透明
で背景画素が不透明のときの画像処理部の処理の流れを
示す図である。
【図13】 第2の実施例において、前景画素が半透明
で背景画素が半透明のときの画像処理部の処理の流れを
示す図である。
【図14】 図7〜図13の処理に共通な処理の終了を
判定する処理を示す図出ある。
【図15】 第2実施例における透明度情報の例を示す
図である。
【符号の説明】
20…画像処理装置 22…メモリ 23…入出力
コントローラ 201…入力バッファ 202…前処理部 20
3… 画像処理部 204…後処理部 205…出力バッファ 20
6…CPU 209…外部出力用インタフェース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多値画像の透かし合成の機能を有する画
    像処理装置において、 前景画素を、前景画素の透明度
    情報により、合成後は背景画素のみの値を持つ透明、合
    成後は前景画素のみの値を持つ不透明、およびそれら以
    外の値を持つ半透明の3種類に分類し、分類ごとに処理
    の内容を切替えることを特徴とする画像合成処理装置。
  2. 【請求項2】 多値画像の透かし合成の機能を有する画
    像処理装置において、前景画素を、前景画素の透明度情
    報により、合成後は背景画素のみの値を持つ透明、合成
    後は前景画素のみの値を持つ不透明、およびそれら以外
    の値を持つ半透明の3種類に分類し、かつ、前景画素の
    半透明のものについて、背景画素を、背景画素の透明度
    情報により、透明、不透明、半透明の3種類に分類する
    ことにより、入力された画素の組み合わせを5種類に分
    類し、分類ごとに処理の内容を切替えることを特徴とす
    る画像合成処理装置。
  3. 【請求項3】 前記請求項1または請求項2の画像合成
    処理方式において、透明度情報を圧縮した形式で処理部
    に転送することを特徴とする画像合成処理装置。
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