JPH07288788A - テレビ電話 - Google Patents

テレビ電話

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Publication number
JPH07288788A
JPH07288788A JP6076033A JP7603394A JPH07288788A JP H07288788 A JPH07288788 A JP H07288788A JP 6076033 A JP6076033 A JP 6076033A JP 7603394 A JP7603394 A JP 7603394A JP H07288788 A JPH07288788 A JP H07288788A
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JP
Japan
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message
signal
image signal
image
videophone
Prior art date
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Pending
Application number
JP6076033A
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English (en)
Inventor
Toru Numata
徹 沼田
Tetsuo Shinagawa
哲夫 品川
Masanori Yoshino
正則 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】テレビ電話において、不在メッセージを記憶す
るための記憶容量を削減する。 【構成】不在メッセージのうちの画像信号は、画像信号
符号化手段5により符号化された後、不在メッセージ用
画像信号記憶手段23により、不在メッセージ用画像信
号として、その1フレーム〜数フレーム分のみが切り取
られて記憶される。また、不在メッセージのうちの音声
信号は、音声信号符号化手段6により符号化された後、
不在メッセージ用音声信号記憶手段24により、不在メ
ッセージ用音声信号として、時系列的に記憶される。そ
して、不在メッセージを送信する際に、これら不在メッ
セージ用画像信号および不在メッセージ用音声信号は、
多重化手段9により多重化された後、送信手段11によ
り送信される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着信時に不在メッセー
ジを送信し、発信側から送信されてくる用件メッセージ
を受信して記憶し、再生することが可能なテレビ電話に
関する。
【0002】
【従来の技術】着信時に不在メッセージを送信し、発信
側から送信されてくる用件メッセージを受信して記憶
し、再生することが可能な留守番電話が広く普及してい
る。ここで、不在メッセージおよび用件メッセージは、
音声信号のみからなる。
【0003】近年、テレビ電話が普及されつつあるが、
このテレビ電話は、当初は、即時応答を主体としたもの
であった。そこで、特開平5−30234号公報に記載
されている技術では、留守番電話のように、着信時に不
在メッセージを送信し、発信側から送信されてくる用件
メッセージを受信して記憶し、再生することが可能なテ
レビ電話が考案された。ここで、不在メッセージおよび
用件メッセージは、画像信号および音声信号からなる。
【0004】特開平5−30234号公報に記載のテレ
ビ電話においては、符号化した音声信号である符号化音
声信号および符号化した画像信号である符号化画像信号
を、さらに、多重化した多重化信号を、不在メッセージ
として予め記憶しておくことが特徴となっている。
【0005】図2は従来のテレビ電話の構成を示すブロ
ック図である。図2において、1は被写体を撮像し画像
信号(アナログ信号)を取り込むカメラ、2は音声を音
声信号(アナログ信号)として取り込むマイク、3は画
像信号(アナログ信号)を画面表示するテレビモニタ、
4は音声信号(アナログ信号)を出力するスピーカ、5
は画像信号(ディジタル信号)を符号化する画像信号符
号化手段、6は音声信号(ディジタル信号)を符号化す
る音声信号符号化手段、7は符号化画像信号(ディジタ
ル信号)を復号する画像信号復号手段、8は符号化音声
信号(ディジタル信号)を復号する音声信号復号手段、
9は符号化画像信号および符号化音声信号を多重化する
多重化手段、10は多重化信号を復号化画像信号および
符号化音声信号に分離する分離手段、11は多重化信号
を通信回線80による通信に適した形態に変換して通信
回線80に送信したり回線接続手続を行う送信手段、1
2は通信回線80から送信されてくる信号を多重化信号
に逆変換したり回線接続手続を行う受信手段、14は画
像信号(アナログ信号)を画像信号(ディジタル信号)
に変換するA/Dコンバータ、15は音声信号(アナロ
グ信号)を音声信号(ディジタル信号)に変換するA/
Dコンバータ、16は画像信号(ディジタル信号)を画
像信号(アナログ信号)に変換するD/Aコンバータ、
17は音声信号(ディジタル信号)を音声信号(アナロ
グ信号)に変換するD/Aコンバータ、18はテレビ電
話の筐体、20は不在メッセージを記憶/再生する不在
メッセージ記憶手段、21は用件メッセージを記憶/再
生する用件メッセージ記憶手段、40〜43は信号の入
出力先を切り替えるためのスイッチ(SW)、80は通
信回線、90テレビ電話のユーザが各種指示等を入力す
るための入力手段、13はこれらのSWおよび手段を制
御する制御手段である。
【0006】まず、不在メッセージを記憶する不在メッ
セージ記憶時の動作について説明する。ユーザは、不在
メッセージを記憶したい場合に、入力手段90から不在
メッセージを記憶する指示を入力する。
【0007】制御手段13は、入力手段90から不在メ
ッセージ記憶指示が入力されると、カメラ1およびマイ
ク2が動作を開始するよう制御する。これにより、カメ
ラ1は、被写体を撮像し画像信号を取り込み、マイク2
は、音声を音声信号として取り込む。
【0008】A/Dコンバータ14は、カメラ1が取り
込んだ画像信号(アナログ信号)を画像信号(ディジタ
ル信号)に変換し、画像信号符号化手段5は、A/Dコ
ンバータ14が変換した画像信号を符号化する。一方、
A/Dコンバータ15は、マイク2が取り込んだ音声信
号(アナログ信号)を音声信号(ディジタル信号)に変
換し、音声信号符号化手段6は、A/Dコンバータ15
が変換した音声信号を符号化する。多重化手段9は、画
像信号符号化手段5が符号化した符号化画像信号および
音声信号符号化手段6が符号化した符号化音声信号を多
重化する。
【0009】着信時に即時応答して発信側のテレビ電話
との間で直接通信する通常通信時には、制御手段13
は、SW40の出力先がSW41になるよう切り替え、
SW41の入力先がSW40になるよう切り替えるの
で、多重化手段9が多重化した多重化信号は、SW4
0,41を介して送信手段11に出力されるが、不在メ
ッセージ記憶時には、制御手段13は、SW40の出力
先が不在メッセージ記憶手段20になるよう切り替え
る。これにより、多重化手段9が多重化した多重化信号
は、SW40を介して不在メッセージ記憶手段20に出
力され、不在メッセージ記憶手段20は、該多重化信号
を時系列的に記憶する。
【0010】次に、着信時に不在メッセージを送信する
不在メッセージ送信時の動作について説明する。通信回
線80との間が接続された後、制御手段13は、予めユ
ーザが入力手段90から留守番機能を実行する指示を入
力済みである場合は、不在メッセージ記憶手段20が不
在メッセージの再生動作を開始するよう制御する。これ
により、不在メッセージ記憶手段20は、記憶している
不在メッセージを時系列的に再生する。不在メッセージ
送信時には、制御手段13は、SW41の入力先が不在
メッセージ記憶手段20になるよう切り替えるので、不
在メッセージ記憶手段20が再生した不在メッセージ
は、SW41を介して送信手段11に出力され、送信手
段11は、該不在メッセージを通信回線80に送信す
る。
【0011】次に、不在メッセージに対する用件メッセ
ージを受信して記憶する用件メッセージ記憶時の動作に
ついて説明する。不在メッセージの送信が終了した後、
受信手段12は、通信回線80から送信されてくる用件
メッセージを受信する。着信時に即時応答して発信側の
テレビ電話との間で直接通信する通常通信時には、制御
手段13は、SW42の出力先がSW43になるよう切
り替え、SW43の入力先がSW42になるよう切り替
えるので、受信手段12が受信した用件メッセージは、
SW42,43を介して分離手段10に出力されるが、
不在メッセージ記憶時には、制御手段13は、SW42
の出力先が用件メッセージ記憶手段21になるよう切り
替える。これにより、受信手段12が受信した用件メッ
セージは、SW42を介して用件メッセージ記憶手段2
1に出力され、用件メッセージ記憶手段21は、該用件
メッセージを、多重化信号のまま時系列的に記憶する。
【0012】次に、用件メッセージを再生する用件メッ
セージ再生時の動作について説明する。ユーザは、用件
メッセージを再生したい場合に、入力手段90から用件
メッセージを再生する指示を入力する。
【0013】制御手段13は、入力手段90から用件メ
ッセージ再生指示が入力されると、用件メッセージ記憶
手段21が再生動作を開始するよう制御すると共に、S
W43の入力先が用件メッセージ記憶手段21になるよ
う切り替える。これにより、用件メッセージ記憶手段2
1は、記憶している用件メッセージを時系列的に再生
し、該用件メッセージは、SW43を介して分離手段1
0に出力される。分離手段10は、用件メッセージ記憶
手段21が再生した用件メッセージを符号化画像信号お
よび符号化音声信号に分離する。画像信号復号手段7
は、分離手段10が分離した符号化画像信号を復号し、
D/Aコンバータ16は、画像信号復号手段7が復号し
た画像信号(ディジタル信号)を画像信号(アナログ信
号)に変換し、テレビモニタ3は、D/Aコンバータ1
6が変換した画像信号を画面表示する。また、音声信号
復号手段8は、分離手段10が分離した符号化音声信号
を復号し、D/Aコンバータ17は、音声信号復号手段
8が復号した音声信号(ディジタル信号)を音声信号
(アナログ信号)に変換し、スピーカ4は、D/Aコン
バータ17が変換した音声信号を出力する。
【0014】なお、送信手段11は、多重化信号を変調
して送信し、受信手段12は、受信した多重化信号を復
調するようにしてもよい。また、画像信号符号化手段5
および音声信号符号化手段6は、それぞれ、画像信号お
よび音声信号を符号化して圧縮し、画像信号復号手段7
および音声信号復号手段8は、それぞれ、符号化画像信
号および符号化音声信号を伸長して復号するようにして
もよい。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、通
常通信時に送信するはずの信号、すなわち、符号化画像
信号および符号化音声信号を多重化した多重化信号を、
不在メッセージとして記憶するようにしているので、不
在メッセージには、多量の符号化画像信号が含まれてい
る。
【0016】従って、たとえ符号化画像信号が圧縮され
ていても、不在メッセージの容量は大きなものになる。
例えば、毎秒64Kbのデータ転送を行うテレビ電話に
おいて、10秒間の不在メッセージを送信するために
は、不在メッセージを記憶するためだけに、数百Kb以
上の記憶容量が必要となる。
【0017】また、符号化画像信号および符号化音声信
号を多重化した多重化信号を、不在メッセージとして記
憶するようにしているので、不在メッセージにおいて
は、符号化画像信号および符号化音声信号が互いに不可
分なものとなり、記憶している不在メッセージを変更す
る際には、両方を同時に変更しなければならず、いずれ
か一方のみを変更することはできない。
【0018】さらに、従来のテレビ電話では、記憶して
いる用件メッセージを再生することができるのは自機器
のみであり、他機器を用いて再生することはできない。
【0019】本発明の第1の目的は、不在メッセージを
記憶するための記憶容量を削減することを可能とするテ
レビ電話を提供することにある。
【0020】また、本発明の第2の目的は、記憶してい
る用件メッセージを他機器を用いて再生することを可能
とするテレビ電話を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明は、符号化画像信号および符号化音声
信号を多重化する前の段階で、それぞれ、不在メッセー
ジ用画像信号および不在メッセージ用音声信号として別
々に記憶するようにし、不在メッセージ送信時には、記
憶している不在メッセージ用画像信号および不在メッセ
ージ用音声信号を多重化してから送信するようにしてい
る。
【0022】このようにすると、不在メッセージ用画像
信号の長さと不在メッセージ用音声信号の長さとを同じ
にしなくても済み、不在メッセージ用画像信号の長さ
を、不在メッセージ用音声信号の長さよりも短くするこ
とが可能となる。つまり、発信側のテレビ電話のユーザ
が、着信側のテレビ電話のユーザの姿やメモ等を認識す
ることができればよいので、不在メッセージ用画像信号
の長さは、少なくとも1画面分の画像信号を画面表示す
るための長さがあれば十分である。
【0023】従って、不在メッセージ用画像信号を記憶
するための記憶容量を削減することが可能となる。ま
た、不在メッセージ用画像信号および不在メッセージ用
音声信号を別々に記憶することから、いずれか一方のみ
を変更することが可能となる。
【0024】なお、不在メッセージの送信時には、不在
メッセージ用画像信号の長さと不在メッセージ用音声信
号の長さとを調整するために、不在メッセージ用画像信
号の不足分を補うようにする必要がある。これは、例え
ば、不在メッセージ用画像信号および不在メッセージ用
音声信号を多重化する際に、不在メッセージ用画像信号
の不足分については、少なくともその一部が重複するよ
うにして多重化するようにすればよい。
【0025】具体的には、本発明は、被写体を撮像し画
像信号を取り込む画像入力手段と、音声を音声信号とし
て取り込む音声入力手段と、上記画像入力手段が取り込
んだ画像信号および上記音声入力手段が取り込んだ音声
信号をそれぞれ符号化する符号化手段と、上記符号化手
段が符号化した符号化画像信号および符号化音声信号を
多重化する多重化手段と、上記多重化手段が多重化した
多重化信号を通信回線に送信する送信手段と、通信回線
から送信されてくる多重化信号を受信する受信手段と、
上記受信手段が受信した多重化信号を符号化画像信号お
よび符号化音声信号に分離する分離手段と、上記分離手
段が分離した符号化画像信号および符号化音声信号をそ
れぞれ復号する復号手段と、上記復号手段が復号した画
像信号を画面表示する画像表示手段と、上記復号手段が
復号した音声信号を音声として出力する音声出力手段と
を備えたテレビ電話に、さらに、予め決められた長さの
符号化画像信号を、不在メッセージ用画像信号として記
憶/再生する第1の不在メッセージ記憶/再生手段と、
予め決められた長さの符号化音声信号を、不在メッセー
ジ用音声信号として記憶/再生する第2の不在メッセー
ジ記憶/再生手段と、上記第1の不在メッセージ記憶/
再生手段に不在メッセージ用画像信号を再生させ、上記
第2の不在メッセージ記憶/再生手段に不在メッセージ
用音声信号を再生させ、上記第1の不在メッセージ記憶
/再生手段が再生した不在メッセージ用画像信号および
上記第2の不在メッセージ記憶/再生手段が再生した不
在メッセージ用音声信号を、上記多重化手段に多重化さ
せ、上記送信手段に不在メッセージとして送信させる留
守番応答手段とを備えるようにしている。
【0026】また、上記第1の不在メッセージ記憶/再
生手段は、上記画像入力手段が取り込み上記符号化手段
が符号化した符号化画像信号のうちから、予め決められ
た長さの符号化画像信号を切り取り、不在メッセージ用
画像信号として記憶するようにし、上記第2の不在メッ
セージ記憶/再生手段は、上記音声入力手段が取り込ん
む上記符号化手段が符号化した符号化音声信号を、最大
で予め決められた長さまで、不在メッセージ用音声信号
として記憶するようにしてもよい。
【0027】なお、上記不在メッセージ用画像信号の長
さは、上記不在メッセージ用音声信号の長さよりも短い
ようにし、上記留守番応答手段は、上記多重化手段に上
記不在メッセージ用画像信号および上記不在メッセージ
用音声信号を多重化させる際に、上記不在メッセージ用
音声信号が上記不在メッセージ用画像信号よりも長い分
については、上記不在メッセージ用画像信号のうちの少
なくとも一部が重複するようにして、多重化させるよう
にする。
【0028】また、上記不在メッセージ用画像信号は、
上記画像表示手段が少なくとも1画面分だけ画像信号を
画面表示するために必要な長さであるようにすることが
できる。
【0029】さらに、上記第1の不在メッセージ記憶/
再生手段および上記第2の不在メッセージ記憶/再生手
段のうちの少なくとも一方の記憶動作を行わせる不在メ
ッセージ変更手段を備えるようにすることができる。
【0030】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明は、着信時に、予め決められた暗証番号が送信さ
れてきた場合に、以降に発信側のテレビ電話から送信さ
れる信号を自機器から入力された各種指示と同様にみな
すようにすることにより、発信側のテレビ電話から入力
された指示に基づいて、記憶している用件メッセージ
を、発信側のテレビ電話に送信することが可能となるよ
うにしている。
【0031】従って、ユーザは、他機器を用いて用件メ
ッセージを再生することが可能となる。
【0032】具体的には、本発明は、上記構成に加え
て、上記送信手段が不在メッセージを送信した後に上記
受信手段が受信した多重化信号を、時系列的に用件メッ
セージとして記憶する用件メッセージ記憶/再生手段
と、用件メッセージを再生する指示が外部から入力され
た場合に、上記用件メッセージを上記用件メッセージ記
憶/再生手段に再生させ、上記分離手段に分離させ、上
記復号手段に復号させ、上記復号手段が復号した画像信
号を上記画像表示手段に画面表示させると共に、上記復
号手段が復号した音声信号を上記音声出力手段に音声と
して出力させる用件メッセージ再生手段とを備えるよう
にするとともに、さらに、上記送信手段が不在メッセー
ジを送信中に上記受信手段が受信した多重化信号が予め
決められた暗証番号であるか否かを判別する暗証番号判
別手段と、上記暗証番号判別手段により予め決められた
暗証番号であると判別された場合に、上記用件メッセー
ジを上記用件メッセージ記憶/再生手段に再生させ、上
記送信手段に送信させる用件メッセージ転送手段とを備
えるようにしている。
【0033】
【作用】上記従来技術は、符号化画像信号および符号化
音声信号を多重化した多重化信号を、不在メッセージと
して記憶しているので、符号化画像信号の長さは、符号
化音声信号の長さと同じだけ必要であったが、本発明に
よれば、符号化画像信号および符号化音声信号を、多重
化する前の段階で、それぞれ、不在メッセージ用画像信
号および不在メッセージ用音声信号として記憶し、不在
メッセージの送信時に、両者を多重化するようにしてい
るので、不在メッセージ用画像信号の長さを、不在メッ
セージ用音声信号の長さより短くすることが可能とな
る。従って、多量の記憶容量を必要とする不在メッセー
ジ用画像信号の長さを短くすることができることから、
不在メッセージの記憶容量を大幅に削減することができ
る。
【0034】また、不在メッセージ用画像信号および不
在メッセージ用音声信号を別々に管理することが可能と
なるので、いずれか一方のみを変更することができる。
【0035】さらに、用件メッセージを記憶しているテ
レビ電話以外の他機器を用いて用件メッセージを再生す
ることができる。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。まず、本実施例の第1の実施例について説
明する。図1は本発明の第1の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図2と同一のブロッ
クには、同一の符号を付与している。図1において、1
9は通信回線80から送信されてくる信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別する暗証番号判別手
段、23は符号化画像信号を不在メッセージ用画像信号
として記憶/再生する不在メッセージ用画像信号記憶手
段、24は符号化音声信号を不在メッセージ用音声信号
として記憶/再生する不在メッセージ用音声信号記憶手
段、44〜56はSWである。
【0037】なお、本実施例においては、制御手段13
は、各ブロックを制御すると共に、入力手段90から入
力された各種指示を、遠隔操作を行うための信号とし
て、送信手段11に送信させるようにしている。また、
不在メッセージ用画像信号記憶手段23および不在メッ
セージ用音声信号記憶手段24は、記憶領域が分離され
ているが、独立に記憶/再生制御が可能な場合には、同
一の記憶領域に仮想的に設けられたものであってもかま
わない。
【0038】以下、本実施例のテレビ電話の動作につい
て説明する。まず、不在メッセージ記憶時の動作につい
て説明する。ユーザは、不在メッセージを記憶したい場
合に、入力手段90から不在メッセージを記憶する指示
を入力する。
【0039】制御手段13は、入力手段90から不在メ
ッセージ記憶指示が入力されると、カメラ1およびマイ
ク2が動作を開始するよう制御する。これにより、カメ
ラ1は、被写体を撮像し画像信号を取り込み、マイク2
は、音声を音声信号として取り込む。
【0040】A/Dコンバータ14は、カメラ1が取り
込んだ画像信号(アナログ信号)を画像信号(ディジタ
ル信号)に変換し、画像信号符号化手段5は、A/Dコ
ンバータ14が変換した画像信号を符号化する。不在メ
ッセージ記憶時には、制御手段13は、不在メッセージ
用画像信号記憶手段23が記憶動作を開始するよう制御
すると共に、SW44の入力先が画像信号符号化手段5
になるよう切り替え、SW45の出力先が不在メッセー
ジ用画像信号記憶手段23になるよう切り替える。これ
により、画像信号符号化手段5が符号化した符号化画像
信号は、SW44,45を介して不在メッセージ用画像
信号記憶手段23に出力され、不在メッセージ用画像信
号記憶手段23は、該符号化画像信号のうちから、1フ
レーム〜数フレーム分の長さの符号化画像信号を切り取
り、切り取った符号化画像信号のみを、不在メッセージ
用画像信号としてフレーム単位で記憶する。
【0041】一方、A/Dコンバータ15は、マイク2
が取り込んだ音声信号(アナログ信号)を音声信号(デ
ィジタル信号)に変換し、音声信号符号化手段6は、A
/Dコンバータ15が変換した音声信号を符号化する。
不在メッセージ記憶時には、制御手段13は、不在メッ
セージ用音声信号記憶手段24が記憶動作を開始するよ
う制御すると共に、SW47の入力先が音声信号符号化
手段6になるよう切り替え、SW48の出力先が不在メ
ッセージ用音声信号記憶手段24になるよう切り替え
る。これにより、音声信号符号化手段6が符号化した符
号化音声信号は、SW47,48を介して不在メッセー
ジ用音声信号記憶手段24に出力され、不在メッセージ
用音声信号記憶手段24は、該符号化音声信号を、不在
メッセージ用音声信号として時系列的に記憶する。
【0042】次に、不在メッセージ送信時の動作につい
て説明する。通信回線80との間が接続された後、制御
手段13は、予めユーザが入力手段90から留守番機能
を実行する指示を入力済みである場合は、不在メッセー
ジ用画像信号記憶手段23および不在メッセージ用音声
信号記憶手段24が再生動作を開始するよう制御すると
共に、SW46の入力先が不在メッセージ用画像信号記
憶手段23になるよう切り替え、SW49の入力先が不
在メッセージ用音声信号記憶手段24になるよう切り替
え、SW50の入力先が多重化手段9になるよう切り替
える。
【0043】これにより、不在メッセージ用音声信号記
憶手段24は、記憶している不在メッセージ用音声信号
を時系列的に再生し、不在メッセージ用画像信号記憶手
段23は、記憶している不在メッセージ用画像信号を1
フレーム分再生する。不在メッセージ用音声信号記憶手
段24が再生した不在メッセージ用音声信号および不在
メッセージ用画像信号記憶手段23が再生した不在メッ
セージ用画像信号は、それぞれ、SW46,49を介し
て多重化手段9に出力され、多重化手段9は、該不在メ
ッセージ用音声信号および該不在メッセージ用画像信号
を多重化する。
【0044】本実施例においては、上述したように、不
在メッセージ用画像信号は、1フレーム〜数フレーム分
の長さからなるようにしている。1フレームとは、テレ
ビモニタ3に1画面分の画像信号を画面表示するために
必要な長さである。発信側のテレビ電話のテレビモニタ
に画像信号が1画面分〜数画面分だけ画面表示されれ
ば、発信側のテレビ電話のユーザにとって、着信側のテ
レビ電話のユーザの姿やメモ等を認識することが可能で
あるので、不在メッセージ用画像信号記憶手段23の記
憶容量を少なくするために、不在メッセージ用画像信号
の長さを、1フレーム〜数フレーム分としている。
【0045】不在メッセージ用画像信号の長さを1フレ
ーム〜数フレーム分とすることにより、不在メッセージ
用画像信号の長さを不在メッセージ用音声信号の長さよ
りも短くすることができるが、多重化手段9が不在メッ
セージ用音声信号および不在メッセージ用画像信号を多
重化するためには、不在メッセージ用音声信号の長さと
不在メッセージ用画像信号の長さとが同じになるよう調
整する必要がある。
【0046】そこで、本実施例においては、制御手段1
3が、不在メッセージ用画像信号記憶手段23に対して
フレーム切替信号を出力するようにし、不在メッセージ
用画像信号記憶手段23は、制御手段13からフレーム
切替信号が出力されない限り、1フレーム目の不在メッ
セージ用画像信号を出力し続けるか、2フレーム目以降
は、フレーム間の差分データが0である旨を示す差分0
信号を出力し続けるようにする。差分0信号を出力する
ようにした場合は、この差分0信号を不在メッセージ用
画像信号記憶手段23に予め記憶しておくようにする
か、または、この差分0信号を生成する回路を不在メッ
セージ用画像信号記憶手段23内に設けるするようにす
ればよい。
【0047】さて、多重化手段9が多重化した多重化信
号は、SW50を介して送信手段11に出力され、送信
手段11は、該多重化信号を、不在メッセージとして通
信回線80に送信する。
【0048】上述したように、本実施例は、上述した従
来技術とは異なり、不在メッセージを多重化手段9より
前の段階で記憶するようにしている。これにより、不在
メッセージ用画像信号および不在メッセージ用音声信号
を別々に記憶することができるので、不在メッセージ用
画像信号を、時系列的に記憶せずに、少数の独立したフ
レームデータとして記憶することができるようになる。
【0049】従って、不在メッセージの大半を占める不
在メッセージ用画像信号の量を大幅に削減することが可
能となり、不在メッセージ用画像信号を記憶する不在メ
ッセージ用画像信号記憶手段23の記憶容量を削減する
ことができる。また、不在メッセージ用画像信号および
不在メッセージ用音声信号を別々に記憶しているので、
それぞれ、独立して記憶/再生制御を行うことが可能と
なり、いずれか一方のみを変更することができるように
なる。
【0050】次に、用件メッセージ記憶時の動作につい
て説明する。受信手段12は、通信回線80から送信さ
れてくる信号を受信するが、用件メッセージ記憶時に
は、制御手段13は、用件メッセージ記憶手段21が記
憶動作を開始するよう制御すると共に、SW51の出力
先が用件メッセージ記憶手段21になるよう切り替え、
SW56の出力先が暗証番号判別手段19になるよう切
り替える。これにより、受信手段12が受信した信号
は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力され
ると共に、SW51を介して用件メッセージ記憶手段2
1に出力される。
【0051】暗証番号判別手段19は、受信手段12が
受信した信号が予め決められた暗証番号であるか否かを
判別し、判別結果を制御手段13に出力する。また、用
件メッセージ記憶手段21は、受信手段12が受信した
信号を、用件メッセージとみなして、多重化信号のまま
時系列的に記憶するが、該信号は、用件メッセージであ
る場合とそうでない場合とが考えられる。そこで、本実
施例では、制御手段13は、暗証番号判別手段19から
出力された判別結果が、予め決められた暗証番号である
旨を示している場合には、用件メッセージ記憶手段21
の記憶動作を停止するよう制御すると共に、SW51の
出力先がSW52になるよう切り替え、SW56の出力
先が制御手段13になるよう切り替えるようにしてい
る。
【0052】ここでは、受信手段12が受信する信号が
用件メッセージであるので、用件メッセージ記憶手段2
1は、該用件メッセージを多重化信号のまま時系列的に
記憶する。
【0053】なお、用件メッセージ記憶手段21を実現
するための記憶媒体としては、例えば、磁気ディスク,
光ディスク,磁気テープ,固体半導体素子等がある。ま
た、用件メッセージの先頭記憶アドレスをテーブル化し
たり、用件メッセージの先頭部に識別信号を付与したり
することにより、複数の用件メッセージから所望の用件
メッセージを選択的に再生することが可能となる。
【0054】次に、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、自機器の入力手段90から用件メッ
セージを再生する指示を入力する。
【0055】入力手段90から用件メッセージ再生指示
が入力されると、制御手段13は、用件メッセージ記憶
手段21が再生動作を開始するよう制御すると共に、S
W52の入力先が用件メッセージ記憶手段21になるよ
う切り替え、SW53の出力先が分離手段10になるよ
う切り替え、SW54の出力先が画像信号復号手段7に
なるよう切り替え、SW55の出力先が音声信号復号手
段8になるよう切り替える。
【0056】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、記憶している用件メッセージを時系列的に再生し、
該用件メッセージは、SW52,53を介して分離手段
10に出力される。分離手段10は、用件メッセージ記
憶手段21が再生した用件メッセージ(多重化信号)を
符号化画像信号および符号化音声信号に分離する。画像
信号復号手段7は、分離手段10が分離した符号化画像
信号を復号し、D/Aコンバータ16は、画像信号復号
手段7が復号した画像信号(ディジタル信号)を画像信
号(アナログ信号)に変換し、テレビモニタ3は、D/
Aコンバータ16が変換した画像信号を画面表示する。
また、音声信号復号手段8は、分離手段10が分離した
符号化音声信号を復号し、D/Aコンバータ17は、音
声信号復号手段8が復号した音声信号(ディジタル信
号)を音声信号(アナログ信号)に変換し、スピーカ4
は、D/Aコンバータ17が変換した音声信号を出力す
る。
【0057】一方、他機器を用いて用件メッセージを再
生する際には、ユーザは、他機器から用件メッセージを
記憶しているテレビ電話に発信し、通信回線80との間
が接続された後、他機器の入力手段90から予め決めら
れた暗証番号を入力し、続いて、他機器の入力手段90
から用件メッセージを再生する指示を入力する。これら
の暗証番号および用件メッセージ再生指示は、それぞ
れ、信号として通信回線80から用件メッセージを記憶
しているテレビ電話に送信され、該テレビ電話の受信手
段12が受信する。
【0058】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段に出力する。
【0059】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、用件メッセ
ージ記憶手段21の記憶動作を停止するよう制御すると
共に、SW51の出力先がSW52になるよう切り替
え、SW56の出力先が制御手段13になるよう切り替
える。これにより、受信手段12が次に受信する信号
(用件メッセージ再生指示)は、制御手段13に出力さ
れる。
【0060】制御手段13は、該用件メッセージ再生指
示に基づいて、用件メッセージ記憶手段21が再生動作
を開始するよう制御すると共に、SW52の入力先が用
件メッセージ記憶手段21になるよう切り替え、SW5
3の出力先がSW50になるよう切り替え、SW50の
入力先がSW53になるよう切り替える。これにより、
用件メッセージ記憶手段21は、記憶している用件メッ
セージを再生し、該用件メッセージは、SW52,5
3,50を介して送信手段11に出力され、送信手段1
1は、該用件メッセージを通信回線80に送信する。
【0061】従って、ユーザは、記憶している用件メッ
セージの内容を自機器を用いて確認するだけではなく、
他機器を用いて確認することができる。
【0062】なお、予め決められた暗証番号に続いて受
信手段12が受信する信号は、用件メッセージ再生指示
のみではなく、例えば、不要な用件メッセージを消去す
る指示であってもよい。
【0063】また、他機器を用いて用件メッセージを再
生する例、すなわち、用件メッセージ記憶手段21が再
生動作を開始するよう制御する例について説明したが、
用件メッセージ記憶手段21以外の手段の動作を制御す
ることも可能である。これは、予め決められた暗証番号
に続いて受信手段12が受信する信号は、制御手段13
に出力されるようになっているので、本実施例のテレビ
電話は、発信側のテレビ電話の入力手段90から入力さ
れ通信回線80から信号として送信されてくる各種指示
に基づいて動作する被遠隔操作状態になることが可能で
あるからである。
【0064】そこで、例えば、ユーザは、カメラ1に自
宅の様子を撮像させることにより、外出先から自宅の様
子を確認することができる。また、例えば、ユーザは、
記憶している不在メッセージの内容を自機器を用いて変
更するだけではなく、他機器を用いて変更することがで
きる。以下、この際の動作について説明する。
【0065】他機器を用いて不在メッセージを変更する
際には、ユーザは、他機器から不在メッセージを記憶し
ているテレビ電話に発信し、通信回線80との間が接続
された後、他機器の入力手段90から予め決められた暗
証番号を入力し、続いて、他機器の入力手段90から不
在メッセージを変更する指示および実際の不在メッセー
ジを入力する。これらの暗証番号,不在メッセージ変更
指示,不在メッセージは、それぞれ、信号として通信回
線80から不在メッセージを記憶しているテレビ電話に
送信され、該テレビ電話の受信手段12が受信する。
【0066】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段13に出力する。
【0067】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、用件メッセ
ージ記憶手段21の記憶動作を停止するよう制御すると
共に、SW51の出力先がSW52になるよう切り替
え、SW56の出力先が制御手段13になるよう切り替
える。これにより、受信手段12が次に受信する信号
(不在メッセージ変更指示)は、制御手段13に出力さ
れる。
【0068】制御手段13は、該不在メッセージ変更指
示に基づいて、SW51の出力先がSW52になるよう
切り替え、SW52の入力先がSW51になるよう切り
替え、SW53の出力先が分離手段10になるよう切り
替え、SW54の出力先がSW44になるよう切り替
え、SW55の出力先がSW47になるよう切り替え、
SW44の入力先がSW54になるよう切り替え、SW
47の入力先がSW55になるよう切り替える。
【0069】なお、本実施例では、不在メッセージ用画
像信号および不在メッセージ用音声信号に分けて記憶し
ているので、いずれか一方のみを変更することが可能で
あり、不在メッセージ変更指示には、変更対象を示す変
更条件(「画像のみ」,「音声のみ」,「両方」)が含
まれている。
【0070】そこで、制御手段13は、さらに、不在メ
ッセージ変更指示に含まれている変更条件に基づいて、
SW45,48の出力先および不在メッセージ用画像信
号記憶手段23,不在メッセージ用音声信号記憶手段2
4の動作を制御する。すなわち、変更条件が「画像の
み」である場合は、不在メッセージ用画像信号記憶手段
23が記憶動作を開始するよう制御すると共に、SW4
5の出力先が不在メッセージ用画像信号記憶手段23に
なるよう切り替える。また、変更条件が「音声のみ」で
ある場合は、不在メッセージ用音声信号記憶手段24が
記憶動作を開始するよう制御すると共に、SW48の出
力先が不在メッセージ用音声信号記憶手段24になるよ
う切り替える。また、変更条件が「両方」である場合
は、不在メッセージ用画像信号記憶手段23および不在
メッセージ用音声信号記憶手段24が記憶動作を開始す
るよう制御すると共に、SW45の出力先が不在メッセ
ージ用画像信号記憶手段23になるよう切り替え、SW
48の出力先が不在メッセージ用音声信号記憶手段24
になるよう切り替える。
【0071】続いて、受信手段12は、次に送信されて
くる信号(実際の不在メッセージ)を受信するが、この
不在メッセージ(多重化信号)は、SW51,52,5
3を介して分離手段10に出力され、分離手段10は、
該不在メッセージを符号化画像信号および符号化音声信
号に分離する。分離手段10が分離した符号化画像信号
は、SW54,44,45を介して不在メッセージ用画
像信号記憶手段23に出力され、不在メッセージ用画像
信号記憶手段23は、該符号化画像信号のうちから、1
フレーム〜数フレーム分の長さの符号化画像信号を切り
取り、切り取った符号化画像信号のみを、不在メッセー
ジ用画像信号としてフレーム単位で記憶する。また、分
離手段10が分離した符号化音声信号は、SW54,4
7,48を介して不在メッセージ用音声信号記憶手段2
4に出力され、不在メッセージ用音声信号記憶手段24
は、該符号化音声信号を、不在メッセージ用音声信号と
して時系列的に記憶する。
【0072】なお、本実施例のテレビ電話が被遠隔操作
状態になった場合に、制御手段13は、その旨を示す信
号を、送信手段11に送信させるようにしてもよい。
【0073】次に、本実施例の第2の実施例について説
明する。図3は本発明の第2の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図1および図2と同
一のブロックには、同一の符号を付与している。図3に
おいて、25は筐体18の外部に設けられた外部記憶装
置、30は外部記憶装置25を制御するための制御信号
を発生する外部制御手段、35は多重化信号を外部記憶
装置25に出力する外部出力手段、36は外部記憶装置
25が再生する多重化信号を入力する外部入力手段であ
る。
【0074】なお、外部記憶装置25と外部制御手段3
0,外部出力手段35,外部入力手段36との間に形成
される信号伝達経路および信号伝達形式は、テレビ電話
内のものと異なっていてもかまわない。
【0075】本実施例は、用件メッセージ記憶手段21
に用件メッセージを記憶させる代わりに、テレビ電話の
外部に設けた外部記憶装置25に用件メッセージを記憶
させるようにしたものである。
【0076】そこで、本実施例においては、制御手段1
3が外部記憶装置25の動作を制御することができるよ
うにするために、外部制御手段30は、制御手段13が
外部記憶装置25に出力する制御信号を、外部記憶装置
25との間の信号伝達形式に変換するようにしている。
また、外部出力手段35は、外部記憶装置25に出力す
る用件メッセージを、外部記憶装置25との間の信号伝
達形式に変換するようにし、外部入力手段36は、外部
記憶装置25が再生する用件メッセージを、外部記憶装
置25との間の信号伝達形式に変換するようにしてい
る。
【0077】以下、本実施例のテレビ電話の動作につい
て説明する。不在メッセージ記憶時の動作および不在メ
ッセージ送信時の動作は、上記第1の実施例と同様であ
る。まず、用件メッセージ記憶時の動作について説明す
る。受信手段12は、通信回線80から送信されてくる
信号を受信するが、用件メッセージ記憶時には、制御手
段13は、外部記憶装置25が記憶動作を開始するよう
制御すると共に、SW51の出力先が外部出力手段35
になるよう切り替え、SW56の出力先が暗証番号判別
手段19になるよう切り替える。これにより、受信手段
12が受信した信号は、SW56を介して暗証番号判別
手段19に出力されると共に、SW51を介して外部出
力手段35に出力される。
【0078】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13が外部記憶装置25が記憶動作を開始
するよう制御するために出力する制御信号を、外部記憶
装置25との間の信号伝達形式に変換してから、外部記
憶装置25に出力し、外部出力手段35は、受信手段1
2が受信した信号を、用件メッセージとみなして、外部
記憶装置25との間の信号伝達形式に変換してから、多
重化信号のまま時系列的に外部記憶装置25に出力す
る。
【0079】なお、暗証番号判別手段19は、上記第1
の実施例と同様に、受信手段12が受信した信号が予め
決められた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を
制御手段13に出力する。また、制御手段13は、上記
第1の実施例と同様に、暗証番号判別手段19から出力
された判別結果が、予め決められた暗証番号である旨を
示している場合には、外部記憶装置25の記憶動作を停
止するよう制御すると共に、SW51の出力先がSW5
2になるよう切り替え、SW56の出力先が制御手段1
3になるよう切り替える。
【0080】ここでは、受信手段12が受信する信号が
用件メッセージであるので、外部記憶装置25は、外部
出力手段35が出力する用件メッセージを、多重化信号
のまま時系列的に記憶する。
【0081】次に、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、自機器の入力手段90から用件メッ
セージを再生する指示を入力する。
【0082】入力手段90から用件メッセージ再生指示
が入力されると、制御手段13は、外部記憶装置25が
再生動作を開始するよう制御すると共に、SW52の入
力先が外部入力手段36になるよう切り替え、SW53
の出力先が分離手段10になるよう切り替え、SW54
の入力先が分離手段10になるよう切り替え、SW54
の出力先が画像信号復号手段7になるよう切り替え、S
W55の入力先が分離手段10になるよう切り替え、S
W55の出力先が音声信号復号手段8になるよう切り替
える。
【0083】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13が外部記憶装置25が再生動作を開始
するよう制御するために出力する制御信号を、外部記憶
装置25との間の信号伝達形式に変換してから、外部記
憶装置25に出力するので、外部記憶装置25は記憶し
ている用件メッセージを時系列的に再生し、外部入力手
段36は、外部記憶装置25が再生する用件メッセージ
を、外部記憶装置25との間の信号伝達形式に変換す
る。
【0084】外部入力手段36が変換した用件メッセー
ジ(多重化信号)は、SW52,53を介して分離手段
10に出力され、分離手段10は、該用件メッセージを
符号化画像信号および符号化音声信号に分離する。分離
手段10が分離した符号化画像信号は、SW54を介し
て画像信号復号手段7に出力され、画像信号復号手段7
は、該符号化画像信号を復号し、D/Aコンバータ16
は、画像信号復号手段7が復号した画像信号(ディジタ
ル信号)を画像信号(アナログ信号)に変換し、テレビ
モニタ3は、D/Aコンバータ16が変換した画像信号
を画面表示する。また、分離手段10が分離した符号化
音声信号は、SW55を介して音声信号復号手段8に出
力され、音声信号復号手段8は、該符号化音声信号を復
号し、D/Aコンバータ17は、音声信号復号手段8が
復号した音声信号(ディジタル信号)を音声信号(アナ
ログ信号)に変換し、スピーカ4は、D/Aコンバータ
17が変換した音声信号を出力する。
【0085】一方、他機器を用いて用件メッセージを再
生する際には、ユーザは、他機器から用件メッセージを
記憶しているテレビ電話に発信し、通信回線80との間
が接続された後、他機器の入力手段90から予め決めら
れた暗証番号を入力し、続いて、他機器の入力手段90
から用件メッセージを再生する指示を入力する。これら
の暗証番号および用件メッセージ再生指示は、それぞ
れ、信号として通信回線80から用件メッセージを記憶
しているテレビ電話に送信され、該テレビ電話の受信手
段12が受信する。
【0086】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段13に出力する。
【0087】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、外部記憶装
置25の記憶動作を停止するよう制御すると共に、SW
51の出力先がSW52になるよう切り替え、SW56
の出力先が制御手段13になるよう切り替える。これに
より、受信手段12が次に受信する信号(用件メッセー
ジ再生指示)は、制御手段13に出力される。
【0088】制御手段13は、該用件メッセージ再生指
示に基づいて、外部記憶装置25が再生動作を開始する
よう制御すると共に、SW52の入力先が外部入力手段
36になるよう切り替え、SW53の出力先がSW50
になるよう切り替え、SW50の入力先がSW53にな
るよう切り替える。
【0089】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13が外部記憶装置25が再生動作を開始
するよう制御するために出力する制御信号を、外部記憶
装置25との間の信号伝達形式に変換してから、外部記
憶装置25に出力するので、外部記憶装置25は記憶し
ている用件メッセージを時系列的に再生し、外部入力手
段36は、外部記憶装置25が再生する用件メッセージ
を、外部記憶装置25との間の信号伝達形式に変換す
る。
【0090】外部入力手段36が変換した用件メッセー
ジ(多重化信号)は、SW52,53,50を介して送
信手段11に出力され、送信手段11は、該用件メッセ
ージを通信回線80に送信する。
【0091】従って、ユーザは、外部記憶装置25に記
憶している用件メッセージの内容を、自機器を用いて確
認するだけではなく、他機器を用いて確認することがで
きる。
【0092】なお、上記第1の実施例と同様に、予め決
められた暗証番号に続いて受信手段12が受信する信号
は、用件メッセージ再生指示のみではなく、例えば、不
要な用件メッセージを消去する指示であってもよい。
【0093】本実施例が上記第1の実施例と異なる点
は、用件メッセージ記憶手段21に用件メッセージを記
憶する代わりに、テレビ電話の外部に設けた外部記憶装
置25に用件メッセージを記憶するようにした点であ
る。これにより、テレビ電話を設置した後でも、外部記
憶装置25を追加/交換することができるように。
【0094】なお、テレビ電話と外部記憶装置25との
間の信号伝達経路としては、例えば、SCSI,RS2
32C,RS422等の汎用の規格を用いることがで
き、これにより、ハードディスクやMO記憶装置等の安
価な記憶媒体を用いることができる。
【0095】次に、本実施例の第3の実施例について説
明する。図4は本発明の第3の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図1〜図3と同一の
ブロックには、同一の符号を付与している。図4におい
て、26はDAT(ディジタルオーディオテープ)記録
再生装置である。
【0096】なお、DAT記録再生装置26と外部制御
手段30,外部出力手段35,外部入力手段36との間
の信号伝達形式は、光学的または電気的なシリアル形式
で行われる。また、特に、DAT記録再生装置26と外
部制御手段30との間の信号伝達経路は、赤外線パルス
を用いた無線伝達経路であってもかまわない。
【0097】本実施例は、上記第2の実施例における外
部記憶装置25の具体例として、DAT記録再生装置2
6を用いるようにしたものであり、本実施例の動作は、
上記第2の実施例と同様である。
【0098】DAT記録再生装置26におけるDATテ
ープは、数GBの記憶容量を持つ安価な記憶媒体であ
り、装置からの出し入れも用意である。従って、本実施
例によれば、用件メッセージが記憶されたDATテープ
を取り出し、他のDAT記録再生装置で再生することも
可能となる。また、DATテープを交換/保管すること
によって、用件メッセージを長期保存することが可能に
なる。
【0099】次に、本実施例の第4の実施例について説
明する。図5は本発明の第4の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図1〜図4と同一の
ブロックには、同一の符号を付与している。図5におい
て、27はVTR、31は画像信号(アナログ信号)を
VTR27に出力する画像信号外部出力手段、32は音
声信号(アナログ信号)をVTR27に出力する音声信
号外部出力手段、33はVTR27が再生する画像信号
を入力する画像信号外部入力手段、34はVTR27が
再生する音声信号を入力する音声信号外部入力手段、5
7〜64はSWである。
【0100】本実施例は、上記第2の実施例における外
部記憶装置25の具体例として、VTR27を用いるよ
うにしたものである。なお、本実施例においては、VT
R27を用いることから、用件メッセージを、アナログ
信号の段階で記憶するようにする。
【0101】そこで、本実施例においては、制御手段1
3がVTR27の動作を制御することができるようにす
るために、外部制御手段30は、制御手段13がVTR
27に出力する制御信号を、VTR27との間の信号伝
達形式に変換するようにしている。また、画像信号外部
出力手段31は、VTR27に出力する画像信号(用件
メッセージのうちの符号化画像信号が復号された画像信
号)を、VTR27との間の信号伝達形式に変換するよ
うにし、音声信号外部出力手段32は、VTR27に出
力する音声信号(用件メッセージのうちの符号化音声信
号が復号された音声信号)を、VTR27との間の信号
伝達形式に変換するようにしている。また、画像信号外
部入力手段33は、VTR27が再生する画像信号を、
VTR27との間の信号伝達形式に変換するようにし、
音声信号外部入力手段34は、VTR27が再生する音
声信号を、VTR27との間の信号伝達形式に変換する
ようにしている。
【0102】以下、本実施例のテレビ電話の動作につい
て説明する。不在メッセージ記憶時の動作および不在メ
ッセージ送信時の動作は、上記第1の実施例と同様であ
る。まず、用件メッセージ記憶時の動作について説明す
る。受信手段12は、通信回線80から送信されてくる
信号を受信するが、用件メッセージ記憶時には、制御手
段13は、VTR27が記憶動作を開始するよう制御す
ると共に、SW56の出力先が暗証番号判別手段19に
なるよう切り替える。これにより、受信手段12が受信
した信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に
出力されると共に、分離手段10に出力される。また、
制御手段13は、SW59の出力先が画像信号外部出力
手段31になるよう切り替え、SW62の出力先が音声
信号外部出力手段32になるよう切り替える。
【0103】なお、暗証番号判別手段19は、上記第1
の実施例と同様に、受信手段12が受信した信号が予め
決められた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を
制御手段13に出力する。また、制御手段13は、上記
第1の実施例と同様に、暗証番号判別手段19から出力
された判別結果が、予め決められた暗証番号である旨を
示している場合には、VTR27の記憶動作を停止する
よう制御すると共に、SW56の出力先が制御手段13
になるよう切り替える。
【0104】ここでは、受信手段12が受信する信号が
用件メッセージであるので、分離手段10は、該用件メ
ッセージを符号化画像信号および符号化音声信号に分離
する。画像信号復号手段7は、分離手段10が分離した
符号化画像信号を復号し、D/Aコンバータ16は、画
像信号復号手段7が復号した画像信号(ディジタル信
号)を画像信号(アナログ信号)に変換する。また、音
声信号復号手段8は、分離手段10が分離した符号化音
声信号を復号し、D/Aコンバータ17は、音声信号復
号手段8が復号した音声信号(ディジタル信号)を音声
信号(アナログ信号)に変換する。
【0105】D/Aコンバータ16が変換した画像信号
は、SW59を介して画像信号外部出力手段31に出力
され、D/Aコンバータ17が変換した音声信号は、S
W62を介して音声信号外部出力手段32に出力され
る。
【0106】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13がVTR27が記憶動作を開始するよ
う制御するために出力する制御信号を、VTR27との
間の信号伝達形式に変換してから、VTR27に出力す
る。また、画像信号外部出力手段31は、D/Aコンバ
ータ16が変換した画像信号を、用件メッセージとみな
して、VTR27との間の信号伝達形式に変換してか
ら、時系列的にVTR27に出力し、音声信号外部出力
手段32は、D/Aコンバータ17が変換した音声信号
を、用件メッセージとみなして、VTR27との間の信
号伝達形式に変換してから、時系列的にVTR27に出
力する。
【0107】これにより、VTR27は、画像信号外部
出力手段31が出力した画像信号および音声信号外部出
力手段32が出力した音声信号を、用件メッセージとし
て時系列的にビデオテープに記憶する。
【0108】次に、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、自機器の入力手段90から用件メッ
セージを再生する指示を入力する。
【0109】入力手段90から用件メッセージ再生指示
が入力されると、制御手段13は、VTR27が再生動
作を開始するよう制御すると共に、SW60の入力先が
画像信号外部入力手段33になるよう切り替え、SW6
3の入力先が音声信号外部入力手段34になるよう切り
替え、SW61の出力先がテレビモニタ3になるよう切
り替え、SW64の出力先がスピーカ4になるよう切り
替える。
【0110】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13がVTR27が再生動作を開始するよ
う制御するために出力する制御信号を、VTR27との
間の信号伝達形式に変換してから、VTR27に出力す
るので、VTR27は用件メッセージとして記憶してい
る画像信号および音声信号を時系列的に再生し、画像信
号外部入力手段33は、VTR27が再生する画像信号
を、VTR27との間の信号伝達形式に変換し、音声信
号外部入力手段34は、VTR27が再生する音声信
号、VTR27との間の信号伝達形式に変換する。
【0111】画像信号外部入力手段33が変換した画像
信号は、SW60,61を介してテレビモニタ3に出力
され、テレビモニタ3は、該画像信号を画面表示する。
また、音声信号外部入力手段34が変換した音声信号
は、SW63,64を介してスピーカ4に出力され、ス
ピーカ4は、該音声信号を出力する。
【0112】一方、他機器を用いて用件メッセージを再
生する際には、ユーザは、他機器から用件メッセージを
記憶しているテレビ電話に発信し、通信回線80との間
が接続された後、他機器の入力手段90から予め決めら
れた暗証番号を入力し、続いて、他機器の入力手段90
から用件メッセージを再生する指示を入力する。これら
の暗証番号および用件メッセージ再生指示は、それぞ
れ、信号として通信回線80から用件メッセージを記憶
しているテレビ電話に送信され、該テレビ電話の受信手
段12が受信する。
【0113】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段13に出力する。
【0114】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、VTR27
の記憶動作を停止するよう制御すると共に、SW56の
出力先が制御手段13になるよう切り替える。これによ
り、受信手段12が次に受信する信号(用件メッセージ
再生指示)は、制御手段13に出力される。
【0115】制御手段13は、該用件メッセージ再生指
示に基づいて、VTR27が再生動作を開始するよう制
御すると共に、SW60の入力先が画像信号外部入力手
段33になるよう切り替え、SW63の入力先が音声信
号外部入力手段34になるよう切り替え、SW61の出
力先がSW57になるよう切り替え、SW57の入力先
がSW61になるよう切り替え、SW64の出力先がS
W58になるよう切り替え、SW58の入力先がSW6
4になるよう切り替える。
【0116】本実施例においては、外部制御手段30
は、制御手段13がVTR27が再生動作を開始するよ
う制御するために出力する制御信号を、VTR27との
間の信号伝達形式に変換してから、VTR27に出力す
るので、VTR27は用件メッセージとして記憶してい
る画像信号および音声信号を時系列的に再生し、画像信
号外部入力手段33は、VTR27が再生する画像信号
を、VTR27との間の信号伝達形式に変換し、音声信
号外部入力手段34は、VTR27が再生する音声信
号、VTR27との間の信号伝達形式に変換する。
【0117】画像信号外部入力手段33が変換した画像
信号は、SW60,61,57を介してA/Dコンバー
タ14に出力され、A/Dコンバータ14は、該画像信
号(アナログ信号)を画像信号(ディジタル信号)に変
換する。画像信号符号化手段5は、A/Dコンバータ1
4が変換した画像信号を符号化する。また、音声信号外
部入力手段34が変換した音声信号は、SW63,6
4,58を介してA/Dコンバータ15に出力され、A
/Dコンバータ15は、該音声信号(アナログ信号)を
音声信号(ディジタル信号)に変換する。音声信号符号
化手段6は、A/Dコンバータ15が変換した音声信号
を符号化する。
【0118】画像信号符号化手段5が符号化した符号化
画像信号および音声信号符号化手段6が符号化した符号
化音声信号は、それそれ、SW45,46およびSW4
8,49を介して多重化手段9に出力され、多重化手段
9は、該符号化画像信号および該符号化音声信号を多重
化する。送信手段11は、多重化手段9が多重化した多
重化信号を、用件メッセージとして通信回線80に送信
する。
【0119】従って、ユーザは、VTR27に記憶して
いる用件メッセージの内容を、自機器を用いて確認する
だけではなく、他機器を用いて確認することができる。
【0120】なお、上記第1の実施例と同様に、予め決
められた暗証番号に続いて受信手段12が受信する信号
は、用件メッセージ再生指示のみではなく、例えば、不
要な用件メッセージを消去する指示であってもよい。
【0121】本実施例によれば、用件メッセージをテレ
ビモニタ3およびスピーカ4に出力する直前の状態で、
VTR27がビデオテープに記憶するようにしているの
で、テレビ電話を用いなくても、用件メッセージが記憶
されたビデオテープを取り出し、他のVTRで再生する
ことが可能となる。また、ビデオテープを交換/保管す
ることによって、用件メッセージを長期保存することが
可能になる。
【0122】次に、本発明の第5の実施例について説明
する。図6は本発明の第5の実施例のテレビ電話の構成
を示すブロック図である。図中、図1〜図5と同一のブ
ロックには、同一の符号を付与している。図6におい
て、28は用件メッセージを発信したテレビ電話の電話
番号を含む発信者情報を記憶する発信者情報記憶手段、
37は用件メッセージに該用件メッセージに対応する発
信者情報を付加して用件メッセージ記憶手段21に記憶
させる発信者情報付加手段、38は用件メッセージ記憶
手段21が再生する用件メッセージから発信者情報を分
離する発信者情報分離手段である。
【0123】ISDN回線で一部行われているように、
通信回線80が接続された時点で、発信側から着信側に
発信者情報を送信することができるサービスがある。そ
こで、本実施例においては、発信側のテレビ電話から発
信者情報が送信されてくる場合には、用件メッセージの
記憶時に、発信者情報を用件メッセージに付加して記憶
するようにしておき、用件メッセージの再生時に、該用
件メッセージに付加されている発信者情報を分離して、
該発信者情報に基づいて、発信することができるように
している。すなわち、用件メッセージを再生したユーザ
は、該用件メッセージの発信元のテレビ電話に発信する
ことを希望する場合に、入力手段90からその旨を示す
発信指示を入力するだけで、該用件メッセージに付加さ
れている発信者情報に基づいて、自動的に発信すること
ができる。
【0124】以下、本実施例のテレビ電話の動作につい
て説明する。不在メッセージ記憶時の動作および不在メ
ッセージの送信時の動作は、上記第1の実施例と同様で
ある。まず、用件メッセージ記憶時の動作について説明
する。受信手段12は、通信回線80から送信されてく
る信号を受信するが、用件メッセージ記憶時には、制御
手段13は、用件メッセージ記憶手段21が記憶動作を
開始するよう制御すると共に、SW51の出力先が発信
者情報付加手段37になるよう切り替え、SW56の出
力先が暗証番号判別手段19になるよう切り替える。こ
れにより、受信手段12が受信した信号は、SW56を
介して暗証番号判別手段19に出力されると共に、SW
51を介して発信者情報付加手段37に出力される。ま
た、受信手段12は、受信した信号に発信者情報を抽出
し、該発信者情報を、直接発信者情報付加手段37に出
力する。
【0125】暗証番号判別手段19は、受信手段12が
受信した信号が予め決められた暗証番号であるか否かを
判別し、判別結果を制御手段13に出力する。また、発
信者情報付加手段37は、受信手段12からSW51を
介して出力された信号を、用件メッセージとみなして、
該信号に、受信手段12から直接出力された発信者情報
を付加する。用件メッセージ記憶手段21は、発信者情
報付加手段37が発信者情報を付加した信号を、用件メ
ッセージとみなして、多重化信号のまま時系列的に記憶
するが、該信号は、用件メッセージである場合とそうで
ない場合とが考えられる。そこで、本実施例では、制御
手段13は、暗証番号判別手段19から出力された判別
結果が、予め決められた暗証番号である旨を示している
場合には、用件メッセージ記憶手段21の記憶動作を停
止するよう制御すると共に、SW51の出力先がSW5
2になるよう切り替え、SW56の出力先が制御手段1
3になるよう切り替えるようにしている。
【0126】ここでは、受信手段12が受信する信号が
用件メッセージであるので、用件メッセージ記憶手段2
1は、発信者情報が付加された用件メッセージを多重化
信号のまま時系列的に記憶する。
【0127】次に、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、自機器の入力手段90から用件メッ
セージを再生する指示を入力する。
【0128】入力手段90から用件メッセージ再生指示
が入力されると、制御手段13は、用件メッセージ記憶
手段21が記憶動作を開始するよう制御すると共に、S
W52の入力先が発信者情報分離手段38になるよう切
り替え、SW53の出力先が分離手段10になるよう切
り替え、SW54の出力先が画像信号復号手段7になる
よう切り替え、SW55の出力先が音声信号復号手段8
になるよう切り替える。
【0129】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、記憶している用件メッセージを時系列的に再生し、
発信者情報分離手段38は、該用件メッセージから付加
されている発信者情報を分離する。発信者情報分離手段
38が分離した発信者情報は、発信者情報記憶手段28
に出力され、発信者情報記憶手段28は、発信者情報分
離手段38から新たに発信者情報が出力されるまで、該
発信者情報を記憶保持する。また、発信者情報分離手段
38が発信者情報を分離した用件メッセージは、SW5
2,53を介して分離手段10に出力され、分離手段1
0は、該用件メッセージ(多重化信号)を符号化画像信
号および符号化音声信号に分離する。
【0130】画像信号復号手段7は、分離手段10が分
離した符号化画像信号を復号し、D/Aコンバータ16
は、画像信号復号手段7が復号した画像信号(ディジタ
ル信号)を画像信号(アナログ信号)に変換し、テレビ
モニタ3は、D/Aコンバータ16が変換した画像信号
を画面表示する。また、音声信号復号手段8は、分離手
段10が分離した符号化音声信号を復号し、D/Aコン
バータ17は、音声信号復号手段8が復号した音声信号
(ディジタル信号)を音声信号(アナログ信号)に変換
し、スピーカ4は、D/Aコンバータ17が変換した音
声信号を出力する。
【0131】ここで、テレビモニタ3およびスピーカ4
に出力された用件メッセージを確認したユーザは、用件
メッセージを発信したテレビ電話に発信することを希望
する場合には、入力手段90からその旨を示す発信指示
を入力する。
【0132】入力手段90から発信指示が入力される
と、制御手段13は、発信者情報記憶手段28が発信者
情報を送信手段11に出力するよう制御し、送信手段1
1が該発信者情報に含まれている電話番号に基づいて発
信し、回線接続を行うよう制御する。
【0133】このように、本実施例によれば、用件メッ
セージの記憶時に、発信者情報を用件メッセージに付加
して記憶するようにしておき、用件メッセージの再生時
に、該用件メッセージに付加されている発信者情報を分
離して、該発信者情報に基づいて、発信することができ
るので、用件メッセージを再生したユーザは、該用件メ
ッセージの発信元のテレビ電話に発信することを希望す
る場合には、入力手段90から発信指示を入力するだけ
で、該用件メッセージに付加されている発信者情報に基
づいて、自動的に発信することができる。
【0134】従って、本実施例によれば、用件メッセー
ジを発信したテレビ電話に発信する際のユーザの操作を
簡略化することができ、使い勝手を向上させることが可
能となる。
【0135】なお、本実施例においても、他機器を用い
て用件メッセージを再生することができる。すなわち、
他機器を用いて用件メッセージを再生する際には、ユー
ザは、他機器から用件メッセージを記憶しているテレビ
電話に発信し、通信回線80との間が接続された後、他
機器の入力手段90から予め決められた暗証番号を入力
し、続いて、他機器の入力手段90から用件メッセージ
を再生する指示を入力する。これらの暗証番号および用
件メッセージ再生指示は、それぞれ、信号として通信回
線80から用件メッセージを記憶しているテレビ電話に
送信され、該テレビ電話の受信手段12が受信する。
【0136】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段13に出力する。
【0137】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、用件メッセ
ージ記憶手段21の記憶動作を停止するよう制御すると
共に、SW51の出力先がSW52になるよう切り替
え、SW56の出力先が制御手段13になるよう切り替
える。これにより、受信手段12が次に受信する信号
(用件メッセージ再生指示)は、制御手段13に出力さ
れる。
【0138】制御手段13は、該用件メッセージ再生指
示に基づいて、用件メッセージ記憶手段21が再生動作
を開始するよう制御すると共に、SW52の入力先が発
信者情報分離手段38になるよう切り替え、SW53の
出力先がSW50になるよう切り替え、SW50の入力
先がSW53になるよう切り替える。これにより、用件
メッセージ記憶手段21は、記憶している用件メッセー
ジを再生し、該用件メッセージは、発信者情報分離手段
38,SW52,53,50を介して送信手段11に出
力され、送信手段11は、該用件メッセージを通信回線
80に送信する。
【0139】次に、本発明の第6の実施例について説明
する。図7は本発明の第6の実施例のテレビ電話の構成
を示すブロック図である。図中、図1〜図6と同一のブ
ロックには、同一の符号を付与している。図7におい
て、29は用件メッセージの用件メッセージ記憶手段2
1における記憶位置(絶対的または相対的な先頭アドレ
ス)を記憶する先頭アドレス記憶手段、39は用件メッ
セージの第1フレームまたは任意番号フレームの画像信
号の画像サイズを縮小して記憶し、用件メッセージ再生
時に再生対象となる用件メッセージをユーザが選択する
ためのメニュー画面を作成するメニュー画面作成手段で
ある。
【0140】本実施例においては、用件メッセージ記憶
手段21が複数の用件メッセージを記憶することが可能
な場合に、これら複数の用件メッセージの用件メッセー
ジ記憶手段21における記憶位置を管理するようにして
おき、用件メッセージの再生時に、管理している記憶位
置に基づいて、ユーザが希望する用件メッセージを再生
することができるようにしている。
【0141】そのために、用件メッセージ記憶手段21
に記憶されている複数の用件メッセージごとに、該用件
メッセージの第1フレームまたは任意番号のフレームの
画像信号を、その画像サイズを縮小して記憶しておき、
再生対象となる用件メッセージをユーザが選択するため
のメニュー画面を画面表示することができるようにして
いる。
【0142】なお、図7においては、説明を簡略化する
ために、用件メッセージ再生時に動作するブロックのみ
を図示している。
【0143】以下、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、自機器の入力手段90から用件メッ
セージを再生する指示を入力する。
【0144】入力手段90から用件メッセージ再生指示
が入力されると、本実施例においては、まず、再生対象
となる用件メッセージをユーザが選択するためのメニュ
ー画面をテレビモニタ3に画面表示する。
【0145】すなわち、制御手段13は、用件メッセー
ジ記憶手段21が各用件メッセージの第1フレームまた
は任意番号フレーム分を部分的に再生するよう制御する
と共に、SW52の入力先が用件メッセージ記憶手段2
1になるよう切り替え、SW53の入力先がSW52に
なるよう切り替え、SW65の出力先がメニュー画面作
成手段39になるよう切り替え、SW66の入力先がメ
ニュー画面作成手段39になるよう切り替える。
【0146】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、記憶している全ての用件メッセージについて、順
次、該用件メッセージを部分的に再生するが、このとき
同時に、該用件メッセージの先頭アドレスを制御手段1
3に出力する。制御手段13は、用件メッセージ記憶手
段21が出力した先頭アドレスを先頭アドレス記憶手段
29に出力し、先頭アドレス記憶手段29は、該先頭ア
ドレスを順次記憶する。
【0147】一方、用件メッセージ記憶手段21が部分
的に再生した用件メッセージ(部分用件メッセージ)
は、SW52,53を介して分離手段10に出力され、
分離手段10は、該部分用件メッセージを符号化画像信
号および符号化音声信号に分離する。画像信号復号手段
8は、分離手段10が分離した符号化画像信号を復号
し、該符号化画像信号は、SW65を介してメニュー画
面作成手段39に出力される。
【0148】メニュー画面作成手段39は、画像信号復
号手段8が復号した画像信号を、その画像サイズを縮小
して記憶する。そして、用件メッセージ記憶手段21が
記憶している全ての用件メッセージについて、上述した
これまでの動作が終了すると、記憶しておいた画像信号
に基づいて、メニュー画面信号を作成する。
【0149】このメニュー画面信号は、SW66を介し
てD/Aコンバータ16に出力され、D/Aコンバータ
16は、該メニュー画面信号(ディジタル信号)をメニ
ュー画面信号(アナログ信号)に変換し、テレビモニタ
3は、D/Aコンバータ16が変換したメニュー画面信
号を画面表示する。
【0150】図8はテレビモニタ3に画面表示されるメ
ニュー画面例を示す図である。図8において、100は
テレビモニタ3の表示画面、101〜104は画像サイ
ズが縮小された部分用件メッセージが画面表示される部
分画像表示領域である。
【0151】部分画像表示領域101〜104は、表示
画面100をM×Nのマトリックス形式に分割する形で
配置されている。このときの配置則は、用件メッセージ
を記憶した時系列の正順/逆順のほか、発信側のテレビ
電話から送信される発信者情報を用いるものであっても
かまわない。また、ユーザがメニュー画面作成前に予め
配置則を選択できるようにしてもかまわない。
【0152】さて、ユーザは、入力手段90から、テレ
ビモニタ3に画面表示されたメニュー画面のうちから任
意の部分用件メッセージを選択することにより、再生対
象となる用件メッセージを選択する。
【0153】入力手段90から部分用件メッセージが選
択されると、制御手段13は、先頭アドレス記憶手段2
9が記憶している先頭アドレスのうちから、選択された
部分用件メッセージに対応する先頭アドレスを呼出し、
用件メッセージ記憶手段21が、該先頭アドレスに記憶
している用件メッセージについての再生動作を開始する
よう制御すると共に、SW65の出力先がSW66にな
るよう切り替え、SW66の入力先がSW65になるよ
う切り替え、SW67の出力先がD/Aコンバータ17
になるよう切り替える。
【0154】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、再生対象となる用件メッセージを再生し、該用件メ
ッセージは、SW52,53を介して分離手段10に出
力され、分離手段10は、該用件メッセージを符号化画
像信号および符号化音声信号に分離する。画像信号復号
手段8は、分離手段10が分離した符号化画像信号を復
号する。画像信号復号手段8が復号した符号化画像信号
は、SW65,66を介してD/Aコンバータ16に出
力され、D/Aコンバータ16は、該画像信号(ディジ
タル信号)を画像信号(アナログ信号)に変換し、テレ
ビモニタ3は、D/Aコンバータ16が変換した画像信
号を画面表示する。また、音声信号復号手段9は、分離
手段10が分離した符号化音声信号を復号する。音声信
号復号手段9が復号した符号化音声信号は、SW67を
介してD/Aコンバータ17に出力され、D/Aコンバ
ータ17は、該音声信号(ディジタル信号)を音声信号
(アナログ信号)に変換し、スピーカ4は、D/Aコン
バータ17が変換した音声信号を出力する。
【0155】このように、本実施例によれば、用件メッ
セージ記憶手段21が記憶している複数の用件メッセー
ジについて、各用件メッセージの一部を切り出し、その
画像サイズを縮小したものをメニュー画面としてテレビ
モニタ3に画面表示し、該メニュー画面のうちからユー
ザが選択した用件メッセージを再生することができるよ
うにしているので、ユーザは、メニュー画面において用
件メッセージの発信者等を確認した上で、再生対象とな
る用件メッセージを選択することが可能となる。従っ
て、自機器を用いた用件メッセージ再生時の使い勝手を
向上させることが可能となる。
【0156】次に、本発明の第7の実施例について説明
する。図9は本発明の第7の実施例のテレビ電話の構成
を示すブロック図である。図中、図1〜図8と同一のブ
ロックには、同一の符号を付与している。図9におい
て、68〜70はSWである。
【0157】本実施例においては、上記第6の実施例に
加えて、他機器からの遠隔操作によって用件メッセージ
を再生する際にも、遠隔操作を行う発信側のテレビ電話
のテレビモニタ3にメニュー画面を画面表示することが
できるようにしている。
【0158】以下、用件メッセージ再生時の動作につい
て説明する。他機器を用いて用件メッセージを再生する
際には、ユーザは、他機器から用件メッセージを記憶し
ているテレビ電話に発信し、通信回線80との間が接続
された後、他機器の入力手段90から予め決められた暗
証番号を入力し、続いて、他機器の入力手段90から用
件メッセージを再生する指示を入力する。これらの暗証
番号および用件メッセージ再生指示は、それぞれ、信号
として通信回線80から用件メッセージを記憶している
テレビ電話に送信され、該テレビ電話の受信手段12が
受信する。
【0159】上述したように、受信手段12が受信した
信号は、SW56を介して暗証番号判別手段19に出力
される。暗証番号判別手段19は、該信号が予め決めら
れた暗証番号であるか否かを判別し、判別結果を制御手
段13に出力する。
【0160】ここでは、予め決められた暗証番号である
ので、暗証番号判別手段19は、その旨を示す判別結果
を制御手段13に出力し、制御手段13は、用件メッセ
ージ記憶手段21の記憶動作を停止するよう制御すると
共に、SW51の出力先がSW52になるよう切り替
え、SW56の出力先が制御手段13になるよう切り替
える。これにより、受信手段12が次に受信する信号
(用件メッセージ再生指示)は、制御手段13に出力さ
れる。
【0161】制御手段13は、該用件メッセージ再生指
示に基づいて、用件メッセージ記憶手段21が各用件メ
ッセージの第1フレームまたは任意番号フレーム分を部
分的に再生するよう制御すると共に、SW52の入力先
が用件メッセージ記憶手段21になるよう切り替え、S
W53の入力先がSW52になるよう切り替え、SW6
5の出力先がメニュー画面作成手段39になるよう切り
替え、SW66の入力先がメニュー画面作成手段39に
なるよう切り替え、SW68の出力先がSW69になる
よう切り替え、SW69の入力先がSW68になるよう
切り替える。
【0162】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、記憶している全ての用件メッセージについて、順
次、該用件メッセージを部分的に再生するが、このとき
同時に、該用件メッセージの先頭アドレスを制御手段1
3に出力する。制御手段13は、用件メッセージ記憶手
段21が出力した先頭アドレスを先頭アドレス記憶手段
29に出力し、先頭アドレス記憶手段29は、該先頭ア
ドレスを順次記憶する。
【0163】一方、用件メッセージ記憶手段21が部分
的に再生した用件メッセージ(部分用件メッセージ)
は、SW52,53を介して分離手段10に出力され、
分離手段10は、該部分用件メッセージを符号化画像信
号および符号化音声信号に分離する。画像信号復号手段
8は、分離手段10が分離した符号化画像信号を復号
し、該符号化画像信号は、SW65を介してメニュー画
面作成手段39に出力される。
【0164】メニュー画面作成手段39は、画像信号復
号手段8が復号した画像信号を、その画像サイズを縮小
して記憶する。そして、用件メッセージ記憶手段21が
記憶している全ての用件メッセージについて、上述した
これまでの動作が終了すると、記憶しておいた画像信号
に基づいて、メニュー画面信号を作成する。
【0165】このメニュー画面信号は、SW66,6
8,69を介して画像信号符号化手段5に出力され、画
像符号化手段5は、該メニュー画面信号を符号化する。
画像符号化手段5が符号化したメニュー画面信号は、多
重化手段9およびSW45,46,50を介して送信手
段11に出力され、送信手段11は、該メニュー画面信
号を通信回線80に送信する。なお、このとき、多重化
手段9は、メニュー画面信号の符号化画像信号に対して
必ずしも符号化音声信号の多重化を行わなくてもかまわ
ない。
【0166】これにより、発信側のテレビ電話のテレビ
モニタ3にはメニュー画面が画面表示され、ユーザは、
発信側のテレビ電話の入力手段90から、テレビモニタ
3に画面表示されたメニュー画面のうちから任意の部分
用件メッセージを選択することにより、再生対象となる
用件メッセージを選択する。
【0167】選択された部分用件メッセージを示す信号
は、通信回線80から用件メッセージを記憶しているテ
レビ電話に送信され、該テレビ電話の受信手段12が受
信し、SW56を介して制御手段13に出力される。
【0168】制御手段13は、該信号が示す部分用件メ
ッセージに基づいて、先頭アドレス記憶手段29が記憶
している先頭アドレスのうちから、該部分用件メッセー
ジに対応する先頭アドレスを呼出し、用件メッセージ記
憶手段21が、該先頭アドレスに記憶している用件メッ
セージについての再生動作を開始するよう制御すると共
に、SW52の入力先が用件メッセージ記憶手段21に
なるよう切り替え、SW53の出力先がSW50になる
よう切り替える。
【0169】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、再生対象となる用件メッセージを再生し、該用件メ
ッセージは、SW52,53,50を介して送信手段1
1に出力され、送信手段11は、該用件メッセージを通
信回線80に送信する。
【0170】このように、本実施例によれば、用件メッ
セージ記憶手段21が記憶している複数の用件メッセー
ジについて、各用件メッセージの一部を切り出し、その
画像サイズを縮小したものをメニュー画面として自機器
のテレビモニタ3に画面表示するだけではなく、他機器
のテレビモニタ3に画面表示することができるようにし
ているので、ユーザは、他機器のテレビモニタ3に画面
表示されたメニュー画面において用件メッセージの発信
者等を確認した上で、再生対象となる用件メッセージを
選択することが可能となる。従って、他機器を用いた用
件メッセージ再生時の使い勝手を向上させることが可能
となる。
【0171】次に、本発明の第8の実施例について説明
する。図10は本発明の第8の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図1〜図9と同一の
ブロックには、同一の符号を付与している。図10にお
いて、71,72はSW、91は用件メッセージの第1
フレームまたは任意番号フレームの画像信号の画像サイ
ズを1/M×1/Nに縮小し、該用件メッセージの発信
者画像を作成する発信者画像作成手段、92は発信者画
像作成手段91が作成した発信者画像ごとに、該発信者
画像と、それに対応する発信者情報および用件メッセー
ジ記憶手段21における記憶位置とを連結して記憶する
連結記憶手段、93は発信者画像作成手段91が作成し
た発信者画像をm×nのマトリックス状に配置したメニ
ュー画面を作成するマトリックス表示手段である。
【0172】本実施例においては、用件メッセージ記憶
手段21が複数の用件メッセージを記憶することが可能
な場合に、これら複数の用件メッセージごとに、該用件
メッセージの第1フレームまたは任意番号フレームの画
像信号の画像サイズを1/M×1/Nに縮小して、該用
件メッセージの発信者画像を作成し、作成した発信者画
像をマトリックス状に配置したメニュー画面を表示し、
ユーザが該メニュー画面から希望する発信者画像を選択
することで、対応する用件メッセージを再生したり、ま
た、対応する発信者情報に基づいて自動的に発信したり
することができるようにしている。
【0173】なお、図10においては、説明を簡略化す
るために、用件メッセージ再生時に動作するブロックの
みを図示している。
【0174】以下、本実施例の動作について説明する。
なお、用件メッセージ記憶時の動作は、上記第6の実施
例と同様である。用件メッセージ再生時の動作について
説明する。自機器を用いて用件メッセージを再生する際
には、本実施例においては、ユーザは、まず、自機器の
入力手段90からメニュー画面を表示する指示を入力す
る。
【0175】入力手段90からメニュー画面表示指示が
入力されると、制御手段13は、用件メッセージ記憶手
段21が各用件メッセージの先頭部のみを部分的に再生
するよう制御すると共に、SW52の入力先が発信者情
報分離手段38になるよう切り替え、SW65の出力先
が発信者画像作成手段91になるよう切り替え、SW6
6の入力先がマトリックス表示手段93になるよう切り
替え、SW67の出力先が遮断状態になるよう切り替
え、SW71の出力先がSW72になるよう切り替え、
SW72の出力先がマトリックス表示手段93になるよ
う切り替える。
【0176】これにより、用件メッセージ記憶手段21
は、記憶している全ての用件メッセージについて、順
次、該用件メッセージの先頭部のみを部分的に再生する
ので、用件メッセージ記憶手段21からは、各用件メッ
セージの1フレーム〜数フレーム分の画像信号(部分用
件メッセージ)およびこれに付加された発信者情報が出
力される。また、このとき、用件メッセージ記憶手段2
1は、各用件メッセージの先頭アドレスを連結記憶手段
92に出力する。
【0177】発信者情報分離手段38は、用件メッセー
ジ記憶手段21から出力された部分用件メッセージに付
加されている発信者情報を分離し、分離した発信者情報
を連結記憶手段92に出力する。発信者情報が分離され
た部分用件メッセージは、SW52を介して分離手段1
0に出力され、分離手段10は、該部分用件メッセージ
(多重化信号)を符号化画像信号および符号化音声信号
に分離する。画像信号復号手段8は、分離手段10が分
離した符号化画像信号を復号する。なお、音声信号復号
手段9は、分離手段10が分離した符号化音声信号を復
号するが、該音声信号は、SW67が遮断状態になって
いるので、D/Aコンバータ17には出力されず、スピ
ーカ4からは出力されない。また、SW67は、分離手
段10と音声復号手段9との間に位置してもかまわな
い。
【0178】さて、画像信号復号手段8が復号した画像
信号は、SW65を介して発信者画像作成手段91に出
力され、発信者画像作成手段91は、該画像信号から1
フレーム分の画像信号のみを切り取り、この1フレーム
分の画像信号の画像サイズを縮小して、テレビモニタ3
の画面領域比1/M×1/Nのサイズの発信者画像を作
成する。発信者画像作成手段91が作成した発信者画像
は、連結記憶手段92に出力され、連結記憶手段92
は、該発信者画像と、それに対応する発信者情報および
先頭アドレスとを連結して記憶すると共に、該発信者画
像を、予め決められた規則性に従った順に出力する。連
結記憶手段92が出力した発信者画像は、SW71,7
2を介して、マトリックス表示手段93に出力され、マ
トリックス表示手段93は、該発信者画像をm×nのマ
トリックス状に配置したメニュー画面信号を作成する。
【0179】このメニュー画面信号は、SW66を介し
てD/Aコンバータ16に出力され、D/Aコンバータ
16は、該メニュー画面信号(ディジタル信号)をメニ
ュー画面信号(アナログ信号)に変換する。テレビモニ
タ3は、D/Aコンバータ16が変換したメニュー画面
信号(アナログ信号)を画面表示する。
【0180】これにより、テレビモニタ3には、用件メ
ッセージ記憶手段21が記憶している用件メッセージの
発信者画像がマトリックス状態に配置されたメニュー画
面が画面表示される。
【0181】ここで、ユーザは、テレビモニタ3に画面
表示されたメニュー画面に配置されている発信者画像を
見て、いずれかの発信者が送信した用件メッセージを再
生することを希望する場合には、入力手段90から、用
件メッセージの再生を希望する発信者画像を選択すると
共に、用件メッセージを再生する指示を入力する。
【0182】制御手段13は、入力手段90からの入力
に基づいて、選択された発信者画像に連結して記憶して
いる先頭アドレスを連結記憶手段92が出力するよう制
御すると共に、SW72の出力先が制御手段13になる
よう切り替え、SW65の出力先がSW66になるよう
切り替え、SW66の入力先がSW65になるよう切り
替え、SW67の出力先がD/Aコンバータ17になる
よう切り替える。
【0183】これにより、連結記憶手段92は、選択さ
れた発信者画像に連結して記憶している先頭アドレスを
出力し、該先頭アドレスは、SW71,72を介して制
御手段13に出力される。制御手段13は、連結記憶手
段92が出力した先頭アドレスに記憶されている用件メ
ッセージについての再生動作を開始するよう、用件メッ
セージ記憶手段21を制御する。
【0184】用件メッセージ記憶手段21は、再生対象
となる用件メッセージを再生し、分離手段10は、該用
件メッセージを符号化画像信号および符号化音声信号に
分離する。画像信号復号手段8は、分離手段10が分離
した符号化画像信号を復号する。画像信号復号手段8が
復号した画像信号は、SW65,66を介してD/Aコ
ンバータ16に出力され、D/Aコンバータ16は、該
画像信号(ディジタル信号)を画像信号(アナログ信
号)に変換し、テレビモニタ3は、D/Aコンバータ1
6が変換した画像信号を表示する。また、音声信号復号
手段9は、分離手段10が分離した符号化音声信号を復
号する。音声信号復号手段9が復号した音声信号は、S
W67を介してD/Aコンバータ17に出力され、D/
Aコンバータ17は、該音声信号(ディジタル信号)を
音声信号(アナログ信号)に変換し、スピーカ4は、D
/Aコンバータ17が変換した音声信号を出力する。
【0185】また、ユーザは、テレビモニタ3に画面表
示されたメニュー画面に配置されている発信者画像を見
て、いずれかの発信者のテレビ電話に発信することを希
望する場合に、入力手段90から、発信を希望する発信
者画像を選択すると共に、発信する指示を入力する。
【0186】制御手段13は、入力手段90からの入力
に基づいて、選択された発信者画像に連結して記憶して
いる発信者情報を連結記憶手段92が出力するよう制御
すると共に、SW71の出力先が送信手段11になるよ
う切り替える。また、送信手段11が該発信者情報に基
づいて発信し、回線接続を行うよう制御する。
【0187】これにより、連結記憶手段92は、選択さ
れた発信者画像に連結して記憶している発信者情報を出
力し、該発信者情報は、SW71を介して送信手段11
に出力され、送信手段11は、該発信者情報に基づい
て、自動的に発信する。
【0188】このように、本実施例によれば、用件メッ
セージ記憶手段21が記憶している複数の用件メッセー
ジについて、各用件メッセージの第1フレームまたは任
意番号フレームの画像信号の画像サイズを1/M×1/
Nに縮小して発信者画像を作成し、作成した発信者画像
と、それに対応する発信者情報および用件メッセージ記
憶手段21における記憶位置とを連結して記憶すると共
に、作成した発信者画像をマトリックス状に配置したメ
ニュー画面をテレビモニタ3に画面表示することができ
るようにしているので、ユーザは、該メニュー画面から
希望する発信者画像を選択することで、対応する用件メ
ッセージを再生したり、また、対応する発信者に自動的
に発信したりすることが可能となる。
【0189】なお、連結記憶手段92は、発信者画像
と、それに対応する発信者情報および用件メッセージ記
憶手段21における記憶位置とを連結して記憶している
ので、連結記憶手段92が出力する発信者画像を、ユー
ザが発信者情報を入力することにより選択することが可
能となる。そこで、例えば、特定の発信者についてのメ
ニュー画面をテレビモニタ3に画面表示させることが可
能となる。
【0190】また、M,N,m,nの値は、M=m,N
=nであることが好ましいが、M,Nの値がm,nの値
と一致していなくてもかまわない。また、メニュー画面
に表示する発信者画像の数がm×nに満たない場合に
は、画面余白部は、予め決められた画像(例えば、単一
色のベタ画像や一定周期で繰り返されるブロック等)で
補完される。
【0191】次に、本発明の第9の実施例について説明
する。図11は本発明の第9の実施例のテレビ電話の構
成を示すブロック図である。図中、図1〜図10と同一
のブロックには、同一の符号を付与している。図11に
おいて、73,74はSW、94は発信先となるテレビ
電話の電話番号と、該テレビ電話のユーザの画像および
その他の付帯情報とを関連付け、データベース化して記
憶している発信先情報記憶手段である。
【0192】本実施例においては、発信先テレビ電話の
電話番号と、発信先テレビ電話のユーザの画像およびそ
の他の付帯情報とを関連付けた発信先情報をデータベー
ス化して記憶しておき、データベースに記憶されている
ユーザの画像を発信先メニュー画面としてテレビモニタ
3に画面表示することにより、ユーザが、発信先テレビ
電話の電話番号を入力しなくても、発信先メニュー画面
のうちから発信を希望するユーザの画像を選択すること
で、発信操作を行うことができるようにしている。
【0193】なお、データベース化される発信先テレビ
電話のユーザの画像は、該テレビ電話から送信され用件
メッセージ記憶手段21に記憶された用件メッセージを
利用して作成され、発信先テレビ電話の電話番号は、該
テレビ電話から用件メッセージと共に送信された発信者
情報を利用して作成されるようになっている。
【0194】図11においては、説明を簡略化するため
に、データベース作成時および発信時に動作するブロッ
クのみを図示している。
【0195】以下、本実施例の動作について説明する。
まず、データベース作成時の動作について説明する。発
信者画像作成手段91が発信者画像を作成するまでの動
作は、上記第8の実施例と同様である。
【0196】ここで、制御手段13は、SW73の出力
先がSW74になるよう切り替え、SW74の入力先が
SW73になるよう切り替え、SW71の出力先がSW
72になるよう切り替え、SW72の出力先がマトリッ
クス表示手段93になるよう切り替え、SW66の入力
先がマトリックス表示手段93になるよう切り替える。
【0197】これにより、発信者画像作成手段91が作
成した発信者画像は、SW73を介して連結記憶手段9
2に出力され、連結記憶手段92は、該発信者画像と、
それに対応する発信者情報および先頭アドレスとを連結
して記憶すると共に、該発信者画像を、予め決められた
規則性に従った順に出力する。連結記憶手段92が出力
した発信者画像は、SW73,74,71,72を介し
て、マトリックス表示手段93に出力され、マトリック
ス表示手段93は、該発信者画像をm×nのマトリック
ス状に配置したメニュー画面信号を作成する。
【0198】このメニュー画面信号は、SW66を介し
てD/Aコンバータ16に出力され、D/Aコンバータ
16は、該メニュー画面信号(ディジタル信号)をメニ
ュー画面信号(アナログ信号)に変換する。テレビモニ
タ3は、D/Aコンバータ16が変換したメニュー画面
信号(アナログ信号)を画面表示する。
【0199】これにより、テレビモニタ3には、用件メ
ッセージ記憶手段21が記憶している用件メッセージの
発信者画像がマトリックス状態に配置されたメニュー画
面が画面表示される。
【0200】ここで、ユーザは、テレビモニタ3に画面
表示されたメニュー画面に配置されている発信者画像を
見て、いずれかの発信者画像を発信先テレビ電話の発信
先のユーザの画像(発信先画像)としてデータベース化
することを希望する場合には、入力手段90から、希望
する発信者画像を選択すると共に、その旨を示す発信先
画像記憶指示を入力する。
【0201】制御手段13は、入力手段90からの入力
に基づいて、選択された発信者画像およびそれに連結し
て記憶している発信者情報を連結記憶手段92が出力す
るよう制御すると共に、SW73の出力先が発信先情報
記憶手段94になるよう切り替える。また、発信先情報
記憶手段94が、連結記憶手段92が出力する発信者画
像および発信者情報を関連付けてデータベース化するよ
う制御する。
【0202】これにより、連結記憶手段92は、選択さ
れた発信者画像およびそれに連結して記憶している発信
者情報を出力し、該発信者画像および該発信者情報は、
SW73を介して発信先情報記憶手段94に出力され
る。発信先情報記憶手段94は、連結記憶手段92が出
力した発信者画像を発信先画像とみなし、該発信者情報
と関連付けてデータベース化する。
【0203】なお、ユーザは、入力手段90から発信先
情報に対する付帯情報を入力することができ、該付帯情
報は、制御手段13から発信先情報記憶手段94に出力
され、発信先情報記憶手段94は、該付帯情報も関連付
けてデータベース化することができるようにしてもよ
い。
【0204】また、発信先情報記憶手段94は、連結記
憶手段92が出力した発信者画像および発信者情報の全
てについて、該発信者画像を発信先画像とみなし、該発
信者情報と関連付けてデータベース化するようにしても
よい。
【0205】次に、上述したように作成されたデータベ
ースを利用してユーザが発信操作を行うことにより発信
する際の発信時の動作について説明する。ユーザは、発
信操作を行う際には、まず、入力手段90から、発信先
メニュー画面を表示する指示を入力する。
【0206】制御手段13は、発信先メニュー画面表示
指示が入力されると、発信先情報記憶手段94が予め決
められた規則性に従って発信先画像を出力するよう制御
すると共に、SW74の入力先が発信先情報記憶手段9
4になるよう切り替え、SW71の出力先がSW72に
なるよう切り替え、SW72の出力先がマトリックス表
示手段93になるよう切り替え、SW66の入力先がマ
トリックス表示手段93になるよう切り替える。
【0207】これにより、発信先情報記憶手段94は、
記憶している発信先画像を順次出力し、該発信先画像
は、SW74,71,72を介してマトリックス表示手
段93に出力される。マトリックス表示手段93は、発
信先情報記憶手段94が出力した発信先画像をマトリッ
クス状に配置したメニュー画面信号を作成する。
【0208】このメニュー画面信号は、SW66を介し
てD/Aコンバータ16に出力され、D/Aコンバータ
16は、該メニュー画面信号(ディジタル信号)をメニ
ュー画面信号(アナログ信号)に変換する。テレビモニ
タ3は、D/Aコンバータ16が変換したメニュー画面
信号(アナログ信号)を画面表示する。
【0209】これにより、テレビモニタ3には、発信者
情報記憶手段94が記憶している発信先画像がマトリッ
クス状態に配置された発信先メニュー画面が画面表示さ
れる。
【0210】ここで、ユーザは、テレビモニタ3に画面
表示された発信先メニュー画面に配置されている発信先
画像を見て、いずれかの発信先のテレビ電話に発信する
ことを希望する場合には、入力手段90から、希望する
発信先画像を選択すると共に、発信する指示を入力す
る。
【0211】制御手段13は、入力手段90からの入力
に基づいて、発信先情報記憶手段94が選択された発信
先画像に関連付けて記憶している発信先情報を出力する
よう制御すると共に、SW71の出力先が送信手段11
になるよう切り替える。また、制御手段13は、発信先
情報記憶手段94が出力する発信先情報に含まれている
電話番号に基づいて発信し、回線接続を行うよう制御す
る。
【0212】これにより、発信先情報記憶手段94は、
選択された発信先画像に関連付けて記憶している発信先
情報を出力し、該発信先情報は、SW74,71を介し
て送信手段11に出力され、送信手段11は、該発信先
情報に含まれている電話番号に基づいて発信する。
【0213】なお、発信先情報記憶手段94が発信先画
像を出力する順番は、例えば、ユーザが発信操作を行っ
た回数を記憶しておき、その回数の昇順になるようにす
ることができる。
【0214】このように、本実施例によれば、ユーザ
は、発信先のテレビ電話の電話番号を入力しなくても、
発信先メニュー画面のうちから発信先のテレビ電話のユ
ーザを選択することで、容易に確実な発信操作を行うこ
とが可能となる。従って、ユーザの発信操作が簡略化お
よび確実化され、使い勝手が向上する。
【0215】なお、上述した実施例においては、本実施
例のテレビ電話に発信した機器がテレビ電話であるもの
として説明しているが、ディジタル電話やアナログ電話
である場合も考えられる。そこで、送信手段11および
受信手段12が、これらディジタル電話やアナログ電話
との間でも通信を行うことができる場合は、以下に述べ
るような動作を行うようにすることもできる。
【0216】すなわち、発信側がディジタル電話である
場合は、不在メッセージ送信時には、不在メッセージ用
音声信号記憶手段24が不在メッセージ用音声信号を再
生し、該不在メッセージ用音声信号のみを送信手段11
が送信するようにし、用件メッセージ記憶時には、受信
手段12が受信した音声信号のみを用件メッセージ記憶
手段21が記憶するようにする。
【0217】また、発信側がアナログ電話である場合
は、不在メッセージ送信時には、不在メッセージ用音声
信号記憶手段24が不在メッセージ用音声信号を再生
し、該不在メッセージ用音声信号を、音声信号復号手段
8が復号し、D/Aコンバータ17がアナログ信号に変
換してから、送信手段11が送信するようにし、用件メ
ッセージ記憶時には、受信手段12が受信した音声信号
をA/Dコンバータ15がディジタル信号に変換し、音
声信号符号化手段6が符号化してから、用件メッセージ
記憶手段21が記憶するようにする。なお、用件メッセ
ージ記憶手段21は、テレビ電話から送信された用件メ
ッセージであるか、ディジタル電話から送信された用件
メッセージであるか、アナログ電話から送信用件メッセ
ージであるかを示すラベルを付加して、用件メッセージ
を記憶するようにしてもよい。また、これらの例におけ
るSWや各手段の詳細な動作の説明については、本実施
例の説明から類推可能であるので、省略する。
【0218】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、符号化
画像信号および符号化音声信号を多重化する前の段階
で、それぞれ、不在メッセージ用画像信号および不在メ
ッセージ用音声信号として別々に記憶するようにし、不
在メッセージ送信時にあ、記憶している不在メッセージ
用画像信号および不在メッセージ用音声信号を多重化し
てから送信するようにしているので、不在メッセージ用
画像信号の長さを、不在メッセージ用音声信号の長さよ
りも短くすることが可能となる。従って、不在メッセー
ジを記憶するための記憶容量を削減することができると
いう効果がある。
【0219】また、不在メッセージ用画像信号および不
在メッセージ用音声信号を別々に記憶することから、い
ずれか一方のみを変更することが可能となる。
【0220】また、本発明は、着信時に、予め決められ
た暗証番号が送信されてきた場合に、以降に送信されて
くる信号を、自機器から入力された指示と同様にみなす
ようにしているので、他機器から入力され送信された指
示に基づいて、記憶している用件メッセージを再生する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】従来のテレビ電話の構成を示すブロック図。
【図3】第2の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図4】第3の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】第4の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図6】第5の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図7】第6の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図8】メニュー画面例を示す説明図。
【図9】第7の実施例のテレビ電話の構成を示すブロッ
ク図。
【図10】第8の実施例のテレビ電話の構成を示すブロ
ック図。
【図11】第9の実施例のテレビ電話の構成を示すブロ
ック図。
【符号の説明】
1…カメラ、2…マイク、3…テレビモニタ、4…スピ
ーカ、5…画像信号符号化手段、6…音声信号符号化手
段、7…画像信号復号手段、8…音声信号復号手段、9
…多重化手段、10…分離手段、11…送信手段、12
…受信手段、13…制御手段、14,15…A/Dコン
バータ、16,17…D/Aコンバータ、18…筐体、
19…暗証番号判別手段、20…不在メッセージ記憶手
段、21…用件メッセージ記憶手段、23…不在メッセ
ージ用画像信号記憶手段、24…不在メッセージ用音声
信号記憶手段、25…外部記憶装置、26…DAT記録
再生装置、27…VTR、28…発信者情報記憶手段、
29…先頭アドレス記憶手段、30…外部制御手段、3
1…画像信号外部出力手段、32…音声信号外部出力手
段、33…画像信号外部入力手段、34…音声信号外部
入力手段、35…外部出力手段、36…外部入力手段、
37…発信者情報付加手段、38…発信者情報分離手
段、39…メニュー画面作成手段、40〜74…スイッ
チ、80…通信回線、90…入力手段、91…発信者画
像作成手段、92…連結記憶手段、93…マトリックス
表示手段、94…発信先情報記憶手段。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮像し画像信号を取り込む画像入
    力手段と、音声を音声信号として取り込む音声入力手段
    と、上記画像入力手段が取り込んだ画像信号および上記
    音声入力手段が取り込んだ音声信号をそれぞれ符号化す
    る符号化手段と、上記符号化手段が符号化した符号化画
    像信号および符号化音声信号を多重化する多重化手段
    と、上記多重化手段が多重化した多重化信号を通信回線
    に送信する送信手段と、通信回線から送信されてくる多
    重化信号を受信する受信手段と、上記受信手段が受信し
    た多重化信号を符号化画像信号および符号化音声信号に
    分離する分離手段と、上記分離手段が分離した符号化画
    像信号および符号化音声信号をそれぞれ復号する復号手
    段と、上記復号手段が復号した画像信号を画面表示する
    画像表示手段と、上記復号手段が復号した音声信号を音
    声として出力する音声出力手段とを備えたテレビ電話で
    あって、 予め決められた長さの符号化画像信号を、不在メッセー
    ジ用画像信号として記憶/再生する第1の不在メッセー
    ジ記憶/再生手段と、 予め決められた長さの符号化音声信号を、不在メッセー
    ジ用音声信号として記憶/再生する第2の不在メッセー
    ジ記憶/再生手段と、 上記第1の不在メッセージ記憶/再生手段に不在メッセ
    ージ用画像信号を再生させ、上記第2の不在メッセージ
    記憶/再生手段に不在メッセージ用音声信号を再生さ
    せ、上記第1の不在メッセージ記憶/再生手段が再生し
    た不在メッセージ用画像信号および上記第2の不在メッ
    セージ記憶/再生手段が再生した不在メッセージ用音声
    信号を、上記多重化手段に多重化させ、上記送信手段に
    不在メッセージとして送信させる留守番応答手段とを備
    えたことを特徴とするテレビ電話。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテレビ電話において、 上記第1の不在メッセージ記憶/再生手段は、上記画像
    入力手段が取り込み上記符号化手段が符号化した符号化
    画像信号のうちから、予め決められた長さの符号化画像
    信号を切り取り、不在メッセージ用画像信号として記憶
    し、 上記第2の不在メッセージ記憶/再生手段は、上記音声
    入力手段が取り込んむ上記符号化手段が符号化した符号
    化音声信号を、最大で予め決められた長さまで、不在メ
    ッセージ用音声信号として記憶することを特徴とするテ
    レビ電話。
  3. 【請求項3】請求項2記載のテレビ電話において、 上記不在メッセージ用画像信号の長さは、上記不在メッ
    セージ用音声信号の長さよりも短く、 上記留守番応答手段は、上記多重化手段に上記不在メッ
    セージ用画像信号および上記不在メッセージ用音声信号
    を多重化させる際に、上記不在メッセージ用音声信号が
    上記不在メッセージ用画像信号よりも長い分について
    は、上記不在メッセージ用画像信号のうちの少なくとも
    一部が重複するようにして、多重化させることを特徴と
    するテレビ電話。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3記載のテレビ電話に
    おいて、 上記不在メッセージ用画像信号は、上記画像表示手段が
    少なくとも1画面分だけ画像信号を画面表示するために
    必要な長さであることを特徴とするテレビ電話。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4記載のテレビ電
    話において、 上記第1の不在メッセージ記憶/再生手段および上記第
    2の不在メッセージ記憶/再生手段のうちの少なくとも
    一方の記憶動作を行わせる不在メッセージ変更手段を備
    えたことを特徴とするテレビ電話。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5のいずれか
    記載のテレビ電話において、 上記テレビ電話に接続される外部記憶装置の動作を制御
    する外部記憶装置制御手段と、 上記送信手段が不在メッセージを送信した後に上記受信
    手段が受信した多重化信号を、時系列的に用件メッセー
    ジとして上記外部記憶装置に出力する用件メッセージ出
    力手段と、 上記外部記憶装置が再生する用件メッセージを入力する
    用件メッセージ入力手段と、 上記用件メッセージ入力手段が入力した用件メッセージ
    を、上記分離手段に分離させ、上記復号手段にそれぞれ
    復号させ、上記復号手段が復号した画像信号を上記画像
    表示手段に画面表示させると共に、上記復号手段に復号
    させた音声信号を上記音声再生手段に再生させる用件メ
    ッセージ再生手段とを備え、 上記外部記憶装置制御手段は、上記用件メッセージ出力
    手段が出力する用件メッセージを記憶するよう上記外部
    記憶装置を制御し、用件メッセージを再生する指示が外
    部から入力された場合に、上記外部記憶装置が記憶して
    いる用件メッセージを再生するよう上記外部記憶装置を
    制御することを特徴とするテレビ電話。
  7. 【請求項7】請求項1,2,3,4または5のいずれか
    記載のテレビ電話において、 上記テレビ電話に接続される外部記憶装置の動作を制御
    する外部記憶装置制御手段と、 上記送信手段が不在メッセージを送信した後に上記受信
    手段が受信した多重化信号を、上記分離手段に分離さ
    せ、上記復号手段にそれぞれ復号させ、上記復号手段が
    復号した画像信号および音声信号を、別々の状態で用件
    メッセージとして上記外部記憶装置に出力する用件メッ
    セージ出力手段と、 上記外部記憶装置が再生する用件メッセージを入力する
    用件メッセージ入力手段と、 上記用件メッセージ入力手段が入力した用件メッセージ
    のうちの画像信号を上記画像表示手段に表示させると共
    に、上記用件メッセージ入力手段が入力した用件メッセ
    ージのうちの音声信号を上記音声再生手段に再生させる
    用件メッセージ再生手段とを備え、 上記外部記憶装置制御手段は、上記用件メッセージ出力
    手段が出力する用件メッセージを記憶するよう上記外部
    記憶装置を制御し、用件メッセージを再生する指示が外
    部から入力された場合に、上記外部記憶装置が記憶して
    いる用件メッセージを再生するよう上記外部記憶装置を
    制御することを特徴とするテレビ電話。
  8. 【請求項8】請求項6または7記載のテレビ電話におい
    て、 上記テレビ電話の電源と上記外部記憶装置の電源とが別
    々である場合に、 上記外部記憶装置制御手段は、通信回線から着信があっ
    た時点から上記送信手段が不在メッセージの送信を終了
    するまでの間に、上記外部記憶装置の電源をオンにする
    よう制御し、通信回線が切断された時点で、上記外部記
    憶装置の電源をオフにするよう制御することを特徴とす
    るテレビ電話。
  9. 【請求項9】請求項6,7または8記載のテレビ電話に
    おいて、 上記送信手段が不在メッセージを送信中に上記受信手段
    が受信した多重化信号が予め決められた暗証番号である
    か否かを判別する暗証番号判別手段と、 上記暗証番号判別手段により予め決められた暗証番号で
    あると判別された場合に、上記外部記憶装置制御手段
    に、上記外部記憶装置が記憶している用件メッセージを
    再生するよう上記外部記憶装置を制御させ、上記外部記
    憶装置が再生した用件メッセージを上記用件メッセージ
    入力手段に入力させ、上記送信手段に送信させる用件メ
    ッセージ転送手段とを備えたことを特徴とするテレビ電
    話。
  10. 【請求項10】請求項6,7または8記載のテレビ電話
    において、 上記送信手段が不在メッセージを送信中に上記受信手段
    が受信した多重化信号が予め決められた暗証番号である
    か否かを判別する暗証番号判別手段と、 上記暗証番号判別手段により予め決められた暗証番号で
    あると判別された場合に、上記受信手段が以降に受信す
    る信号を上記テレビ電話に対して外部から入力された指
    示とみなす被遠隔操作状態となり、該信号に基づいて各
    手段の動作を制御する被遠隔制御手段とを備えたことを
    特徴とするテレビ電話。
  11. 【請求項11】請求項7記載のテレビ電話において、 上記被遠隔制御手段は、被遠隔操作状態となった場合
    に、その旨を示す信号を上記送信手段に送信させること
    を特徴とするテレビ電話。
  12. 【請求項12】請求項1,2,3,4または5のいずれ
    か記載のテレビ電話において、 上記送信手段が不在メッセージを送信した後に上記受信
    手段が受信した多重化信号を、時系列的に用件メッセー
    ジとして記憶する用件メッセージ記憶/再生手段と、 用件メッセージを再生する指示が外部から入力された場
    合に、上記用件メッセージを上記用件メッセージ記憶/
    再生手段に再生させ、上記分離手段に分離させ、上記復
    号手段に復号させ、上記復号手段が復号した画像信号を
    上記画像表示手段に画面表示させると共に、上記復号手
    段が復号した音声信号を上記音声出力手段に音声として
    出力させる用件メッセージ再生手段とを備えたことを特
    徴とするテレビ電話。
  13. 【請求項13】請求項12記載のテレビ電話において、 上記送信手段が不在メッセージを送信中に上記受信手段
    が受信した多重化信号が予め決められた暗証番号である
    か否かを判別する暗証番号判別手段と、 上記暗証番号判別手段により予め決められた暗証番号で
    あると判別された場合に、上記用件メッセージを上記用
    件メッセージ記憶/再生手段に再生させ、上記送信手段
    に送信させる用件メッセージ転送手段とを備えたことを
    特徴とするテレビ電話。
  14. 【請求項14】請求項12記載のテレビ電話において、 上記送信手段が不在メッセージを送信中に上記受信手段
    が受信した多重化信号が予め決められた暗証番号である
    か否かを判別する暗証番号判別手段と、 上記暗証番号判別手段により予め決められた暗証番号で
    あると判別された場合に、上記受信手段が以降に受信す
    る信号を上記テレビ電話に対して外部から入力された指
    示とみなす被遠隔操作状態となり、該信号に基づいて各
    手段の動作を制御する被遠隔制御手段とを備えたことを
    特徴とするテレビ電話。
  15. 【請求項15】請求項14記載のテレビ電話において、 上記被遠隔制御手段は、被遠隔操作状態となった場合
    に、その旨を示す信号を上記送信手段に送信させること
    を特徴とするテレビ電話。
  16. 【請求項16】請求項12,13,14または15記載
    のテレビ電話において、 上記受信手段が多重化信号を受信する際に、発信側の電
    話番号を含む発信者情報も共に受信する場合に、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が用件メッセージを
    記憶する際に、上記受信手段が該用件メッセージと共に
    受信した発信者情報を該用件メッセージに付加する発信
    者情報付加手段と、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が用件メッセージを
    再生する際に、該用件メッセージに付加されている発信
    者情報を分離する発信者情報分離手段と、 上記発信者情報分離手段が分離した発信者情報を記憶す
    る発信者情報記憶手段と、 上記用件メッセージ再生手段が用件メッセージを再生し
    た後、発信する指示が外部から入力された場合に、上記
    発信者情報記憶手段が記憶している発信者情報に含まれ
    ている電話番号に基づいて発信信号を作成し、上記送信
    手段に送信させる自動発信手段とを備えたことを特徴と
    するテレビ電話。
  17. 【請求項17】請求項12,13,14または15記載
    のテレビ電話において、 上記用件メッセージ記憶/再生手段は、複数の用件メッ
    セージを記憶/再生することができる場合に、 用件メッセージを再生する指示が外部から入力された場
    合に、上記用件メッセージ記憶/再生手段が記憶してい
    る全ての用件メッセージについて、該用件メッセージ
    を、上記分離手段に分離させ、上記分離手段が分離した
    用件メッセージのうちの符号化画像信号を上記復号手段
    に復号させ、上記復号手段が復号した画像信号のうちか
    ら、上記画像表示手段が少なくとも1画面分だけ画像信
    号を画面表示するために必要な長さを切り取って、その
    画像サイズを縮小し、縮小した画像信号を1画面に配置
    したメニュー画面を上記画像表示手段に画面表示させる
    メニュー画面作成手段と、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が記憶している全て
    の用件メッセージについて、該用件メッセージの記憶位
    置および該用件メッセージから上記メニュー画面作成手
    段が作成し上記メニュー画面に配置した画像信号を関連
    付ける関連付け手段と、 上記メニュー画面に配置された画像信号のうちのいずれ
    かの画像信号が外部から選択指示された場合に、該画像
    信号に上記関連付け手段が関連付けている記憶位置に記
    憶している用件メッセージを、上記用件メッセージ再生
    手段に再生させる選択用件メッセージ再生手段とを備え
    たことを特徴とするテレビ電話。
  18. 【請求項18】請求項12,13,14または15記載
    のテレビ電話において、 上記用件メッセージ再生手段が複数の用件メッセージを
    記憶/再生することができ、また、上記受信手段が多重
    化信号を受信する際に、発信側の電話番号を含む発信者
    情報も共に受信する場合に、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が用件メッセージを
    記憶する際に、上記受信手段が該用件メッセージと共に
    受信した発信者情報を該用件メッセージに付加する発信
    者情報付加手段と、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が用件メッセージを
    再生する際に、該用件メッセージに付加されている発信
    者情報を分離する発信者情報分離手段と、 メニュー画面を表示する指示が外部から入力された場合
    に、上記用件メッセージ記憶/再生手段が記憶している
    全ての用件メッセージについて、該用件メッセージを、
    上記分離手段に分離させ、上記分離手段が分離した用件
    メッセージのうちの符号化画像信号を上記復号手段に復
    号させ、上記復号手段が復号した画像信号のうちから、
    上記画像表示手段が少なくとも1画面分だけ画像信号を
    画面表示するために必要な長さを切り取って、その画像
    サイズを縮小したメニュー用画像信号を作成するメニュ
    ー用画像作成手段と、 上記用件メッセージ記憶/再生手段が記憶している全て
    の用件メッセージについて、該用件メッセージの記憶位
    置,該用件メッセージから上記メニュー用画像作成手段
    が作成したメニュー用画像信号,該用件メッセージから
    上記発信者情報分離手段が分離した発信者情報を関連付
    ける関連付け手段と、 上記メニュー用画像作成手段が作成したメニュー用画像
    信号を1画面に配置したメニュー画面を上記画像表示手
    段に画面表示させるメニュー画面作成手段と、 上記メニュー画面に配置されたメニュー用画像信号のう
    ちのいずれかのメニュー用画像信号が外部から選択指示
    されると共に、用件メッセージを再生する指示が外部か
    ら入力された場合に、該メニュー用画像信号に上記関連
    付け手段が関連付けている記憶位置に記憶している用件
    メッセージを、上記用件メッセージ再生手段に再生させ
    る選択用件メッセージ再生手段と、 上記メニュー画面に配置されたメニュー用画像信号のう
    ちのいずれかのメニュー用画像信号が外部から選択指示
    されると共に、発信する指示が外部から入力された場合
    に、該メニュー用画像信号に上記関連付け手段が関連付
    けている発信者情報に含まれている電話番号に基づいて
    発信信号を作成し、上記送信手段に送信させる自動発信
    手段とを備えたことを特徴とするテレビ電話。
  19. 【請求項19】請求項18記載のテレビ電話において、 上記メニュー画面に配置されたメニュー用画像信号のう
    ちのいずれかのメニュー用画像信号が外部から選択指示
    されると共に、メニュー用画像信号をデータベース化す
    る指示が外部から入力された場合に、該メニュー用画像
    信号およびそれに上記関連付け手段が関連付けている発
    信者情報を関連付けてデータベースに記憶するデータベ
    ース化手段を備え、 上記メニュー画面作成手段は、データベースの内容を表
    示する指示が外部から入力された場合に、上記データベ
    ース化手段がデータベースに記憶しているメニュー用画
    像信号を1画面に配置したデータベースメニュー画面を
    上記画像表示手段に画面表示させ、 上記自動発信手段は、上記データベースメニュー画面に
    配置されたメニュー用画像信号のうちのいずれかのメニ
    ュー用画像信号が外部から選択指示された場合に、該メ
    ニュー用画像信号に関連付けて上記データベース化手段
    がデータベースに記憶している発信者情報に含まれてい
    る電話番号に基づいて発信信号を作成し、上記送信手段
    に送信させることを特徴とするテレビ電話。
  20. 【請求項20】請求項18記載のテレビ電話において、 上記関連付け手段が関連付けているメニュー用画像信号
    および発信者情報を取り出し、データベースに記憶する
    データベース化手段を備え、 上記データベース化手段は、上記関連付け手段が関連付
    けている発信者情報と同じ発信者情報をデータベースに
    記憶していない場合は、上記関連付け手段が関連付けて
    いる発信者情報およびメニュー用画像信号をデータベー
    ス化し、 上記メニュー画面作成手段は、データベースの内容を表
    示する指示が外部から入力された場合に、上記データベ
    ース化手段がデータベースに記憶しているメニュー用画
    像信号を1画面に配置したデータベースメニュー画面を
    上記画像表示手段に画面表示させ、 上記自動発信手段は、上記データベースメニュー画面に
    配置されたメニュー用画像信号のうちのいずれかのメニ
    ュー用画像信号が外部から選択指示された場合に、該メ
    ニュー用画像信号に関連付けて上記データベース化手段
    がデータベースに記憶している発信者情報に含まれてい
    る電話番号に基づいて発信信号を作成し、上記送信手段
    に送信させることを特徴とするテレビ電話。
  21. 【請求項21】請求項19または20記載のテレビ電話
    において、 上記メニュー画面作成手段は、上記データベース化手段
    がデータベースに記憶している発信者情報が予め決めら
    れた条件を満たすメニュー用画像信号のみを表示するか
    または優先的に表示することを特徴とするテレビ電話。
  22. 【請求項22】請求項19,20または21記載のテレ
    ビ電話において、 上記データベース化手段は、外部から入力された付帯情
    報をさらに関連付けてデータベースに記憶することを特
    徴とするテレビ電話。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09200712A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Sharp Corp 音声・画像伝送装置
JP2002077854A (ja) * 2000-08-29 2002-03-15 Omron Corp 動画像配信システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09200712A (ja) * 1996-01-12 1997-07-31 Sharp Corp 音声・画像伝送装置
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