JPH07288712A - リモコン装置および受信装置 - Google Patents

リモコン装置および受信装置

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JPH07288712A
JPH07288712A JP6075577A JP7557794A JPH07288712A JP H07288712 A JPH07288712 A JP H07288712A JP 6075577 A JP6075577 A JP 6075577A JP 7557794 A JP7557794 A JP 7557794A JP H07288712 A JPH07288712 A JP H07288712A
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JP
Japan
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circuit
program
channel
remote control
data
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Application number
JP6075577A
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English (en)
Inventor
Hisao Nishioka
久雄 西岡
Yoshinao Kanbe
義直 神戸
Takaaki Enomoto
隆昭 榎本
Hiroshi Tanaka
拓 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 所望するジャンルの番組のチャンネルを、容
易に選択することができるようにする。 【構成】 判定回路101は、選局回路111で選局さ
れたチャンネルの番組の画像信号に含まれる、その番組
のジャンルを表す選択コードを抽出し、制御回路82に
供給している。一方、リモコン装置200が操作され、
そこから、使用者が所望する番組のジャンルに対応する
選択コードが出力されると、この選択コードは、リモコ
ン信号受信回路112を介して、制御回路82で受信さ
れる。制御回路82では、判定回路101から供給され
る選択コードが、リモコン装置200からの選択コード
に一致するように、選局回路111が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衛星回線や地上
回線などを介して行われるテレビジョン放送を受信する
受信装置を遠隔操作するリモコン装置、並びに受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の、例えばテレビジョン放送などを
受信する受信装置(例えば、テレビジョン受像機など)
においては、例えば受信する放送のチャンネルの選択
(選局)や、音量の調整などが、リモコン装置により遠
隔操作することができるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、リモコン装置
によれば、視聴者(使用者)は、受信装置から離れたと
ころに位置していても、受信チャンネルの変更などを行
うことができる。しかしながら、リモコン装置を用いる
場合でも、視聴者は、例えば新聞紙上などに掲載された
番組欄を参照し、所望する番組が放送されているチャン
ネルを選択しなければならず、視聴者に煩わしさを感じ
させる課題があった。
【0004】そこで、リモコン装置を操作することによ
り、受信チャンネルをランダムに変えながら、画面に表
示される画像を見て、視聴する番組を選択する方法があ
るが、この場合には、受信チャンネルを順次変更するよ
うに、リモコン装置を操作しなければならず、やはり視
聴者に煩わしさを感じさせる課題があった。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、所望する番組のチャンネルを、容易に選択
することができるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のリモコ
ン装置は、テレビジョン放送を受信する受信装置を遠隔
操作するリモコン装置において、受信するチャンネルを
選択するチャンネル選択手段(例えば、図10に示すチ
ャンネルボタン141および142など)と、放送され
る各テレビ番組の種類を表す種類コードを選択する種類
コード選択手段(例えば、図10に示すジャンルボタン
143およびカーソルキー144乃至147など)とを
備えることを特徴とする。
【0007】請求項2に記載のリモコン装置は、種類コ
ード選択手段により選択された種類コードを表示する表
示手段(例えば、図10や図11に示す表示部135な
ど)をさらに備え、表示手段が、種類コード選択手段が
操作されたとき、異なる種類コードを順次表示すること
を特徴とする。
【0008】請求項3に記載の受信装置は、ビデオ信号
またはオーディオ信号に、各テレビ番組の種類を表す種
類コードが重畳して伝送される放送を受信するととも
に、請求項1または2に記載のリモコン装置により遠隔
制御される受信装置において、受信する放送チャンネル
を選択する選局手段(例えば、図9に示す選局回路11
1など)と、選局手段により選択されたチャンネルの種
類コードを検出する検出手段(例えば、図9に示す判定
回路101など)と、検出手段により検出された種類コ
ードと、リモコン装置より入力された種類コードとを比
較する比較手段(例えば、図14に示すプログラムの処
理ステップS3など)と、比較手段の比較結果に対応し
て、選局手段を制御する制御手段(例えば、図14に示
すプログラムの処理ステップS4など)とを備えること
を特徴とする。
【0009】請求項4に記載の受信装置は、現在放送中
のチャンネルの中に、リモコン装置より入力された種類
コードに対応するチャンネルが存在しないとき、表示予
約を行う予約手段(例えば、図14に示すプログラムの
処理ステップS8など)をさらに備えることを特徴とす
る。
【0010】請求項5に記載の受信装置は、放送される
各テレビ番組の種類を表す種類コードを含む、番組の番
組表を伝送する放送を受信するとともに、請求項1また
は2に記載のリモコン装置により遠隔制御される受信装
置において、番組表を記録する記録手段(例えば、図9
に示すハードディスク75など)と、リモコン装置より
入力された種類コードを、記録手段に記録された番組表
に含まれる種類コードと比較する比較手段(例えば、図
15に示すプログラムの処理ステップS22など)と、
比較手段の比較結果に対応して記録予約を行う予約手段
(例えば、図15に示すプログラムの処理ステップS2
3など)とを備えることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1に記載のリモコン装置においては、受
信するチャンネルを選択する他、放送される各テレビ番
組の種類を表す種類コードを選択することができるよう
になされている。従って、番組の種類によって、受信す
るチャンネルを選択するようにすることができる。
【0012】請求項2に記載のリモコン装置において
は、種類コード選択手段が操作されると、異なる種類コ
ードが順次表示される。従って、所望する番組の種類の
種類コードを、容易に探し出すことができる。
【0013】請求項3に記載の受信装置においては、受
信する放送チャンネルが、選局手段により選択され、そ
のチャンネルの種類コードが検出される。そして、検出
された種類コードと、リモコン装置より入力された種類
コードとが比較され、その比較結果に対応して、選局手
段が制御される。従って、例えば、リモコン装置で選択
された種類コードの種類の番組を選択するように、選局
手段を制御することができるので、所望する種類の番組
を、容易に選択することができる。
【0014】請求項4に記載の受信装置においては、現
在放送中のチャンネルの中に、リモコン装置より入力さ
れた種類コードに対応するチャンネルが存在しないと
き、表示予約が行われる。従って、リモコン装置より入
力された種類コードに対応する種類の番組放送が開始さ
れるのと同時に、その番組のチャンネルの表示を行うこ
とができるようになる。
【0015】請求項5に記載の受信装置においては、番
組表が記録され、その番組表に含まれる種類コードと、
リモコン装置より入力された種類コードとが比較され、
その比較結果に対応して、記録予約が行われる。従っ
て、所望する種類の番組の録画予約(記録予約)を、容
易に行うことができる。
【0016】
【実施例】図1は、本発明のテレビジョン放送方法の原
理を表している。同図に示すように、放送局側の送信装
置1にはアンテナ2が備えられており、このアンテナ2
より、電波が、通信衛星、放送衛星などの衛星11に送
られる。衛星11は、この電波を受信し、所定の変換処
理を行った後、各家庭に配置されている受信装置22に
伝送する。受信装置22は、アンテナ21によりこの電
波を受信し、復調する。
【0017】送信装置1は、衛星11に対して、ビデオ
信号とオーディオ信号を、それぞれ異なるチャンネルで
伝送する。
【0018】図2は、このうちのオーディオ信号の伝送
フォーマットを表している。同図に示すように、このオ
ーディオデータのためのチャンネルは、1.7Mbps
のビットレートとされ、このビットレートの中に、「オ
ーディオ1」乃至「オーディオ4」の4チャンネルのオ
ーディオデータと、その他のデータのためのデータチャ
ンネルが割り当てられている。そして、これらの「オー
ディオ1」乃至「オーディオ4」とデータチャンネルに
対して、ヘッダと、エラー訂正のためのコード(EC
C)も割り当てられている。
【0019】「オーディオ1」と「オーディオ2」に
は、放送されるビデオ信号に付随するステレオ(Lおよ
びRチャンネル)のオーディオデータが配置される。ま
た、オーディオ3とオーディオ4には、音楽専用放送用
のステレオオーディオデータが配置されている。
【0020】一方、480Kbpsのビットレートを有
するデータチャンネルは、図3に示すように、「パケッ
ト0」乃至「パケット14」の15個のパケットにより
構成されており、パケット単位で所定のデータを伝送す
ることができるようになされている。
【0021】この実施例においては、この15個のパケ
ットのうち、所定の数のパケットを用いて、番組表デー
タが伝送されるようになされている。
【0022】図4は、番組表データの構造の例を表して
いる。同図に示すように、所定の放送局において、例え
ば1日に15本のテレビ番組を放送する場合、各番組ご
とに、番組表1乃至番組表15が形成される。各番組表
は、対応する番組を紹介(案内)するものであり、例え
ば図5に示すように、そのテレビ番組を紹介するための
所定のシーンの静止画像3枚、最大15秒間の解説のた
めのオーディオ信号、並びに後述する表示テキストデー
タに対応するテキストデータ、および後述する制御テキ
ストデータに対応するジャンル分けデータ、時刻情報、
その他の番組情報を含むその他のデータにより構成され
る。
【0023】静止画像は、1枚の画像を640×480
画素で構成し、256色のカラーで表示するものとする
と、例えばWindows(商標)の標準のBMPフォ
ーマットに従えば、1枚の画像の容量は、300KBy
teとなる。従って、3枚の静止画像を表すのに必要な
容量は、900KByteとなる。
【0024】一方、オーディオ信号は、Windows
の標準のWAVフォーマットにしたがって、1サンプル
を8ビットで表すとともに、サンプリング周波数を、2
2.1kHzとし、モノラルの音声とすると、その容量
は300KByteとなる。
【0025】テキストデータ(表示テキストデータ)に
代表されるその他のデータ(以下、単に、テキストデー
タという)の容量を、2KByteとすると、1つの番
組の番組表を表現するのに必要な容量は、約1.2MB
yteとなる。
【0026】この番組表データは、毎日、翌日の分を前
日の夜に伝送したり、1週間分、1ヶ月分などのまとま
ったデータを自由に伝送するようにする。
【0027】1日分の番組数を15とした場合、この番
組表の1日分の全転送データ量は、18MByte(=
1.2×15)となるので、約16分で転送することが
できる。1週間分あるいは1ヶ月分伝送する場合におい
ては、その分だけ時間がかかることになるため、転送時
間を考慮して、事前に伝送される。
【0028】図6は、1つの番組の番組表の表示例を表
している。この実施例においては、画面左上方部に1枚
の静止画が表示されている。この静止画は、図5に示し
た3枚の静止画のうちの1枚である。また、その静止画
の上方には、この番組のタイトル「エイリアン」がテキ
ストデータ(表示テキストデータ)に対応して表示され
ている。さらにまた、静止画像の下側には、この番組の
原作、脚本、監督の人物名と、この番組を紹介する文字
が、テキストデータ(表示テキストデータ)に対応して
表示されている。
【0029】また、静止画像の右側には、この番組の種
類(ジャンル)を表す選択マーク(ジャンルマーク)
が、テキストデータ(表示テキストデータ)に対応して
表示されている。
【0030】なお、番組表データを構成するテキストデ
ータには、上述したように番組表の中に(番組表とし
て)表示されるもの(以下、適宜、表示テキストデータ
という)の他、その番組のジャンルを表す選択マークに
対応する、ユニークなコードとしての選択コードが含ま
れている(以下、選択コードのように、番組表の中に表
示されないテキストデータを、適宜、制御テキストデー
タという)。さらに、このような選択コードの他、制御
テキストデータには、その番組の放送時刻に関する時刻
情報(例えば、放送開始時刻とその終了時刻や、放送開
始時刻とその放送時間など)、および番組が放送される
チャンネル(以下、適宜、チャンネル情報という)が、
少なくとも含まれている。
【0031】さらに、画面の右下方には、この番組を提
供するスポンサーのための広告表示部が設けられてい
る。この広告表示部には、この番組を提供するスポンサ
ーの他、この番組表を提供するスポンサーの広告を表示
するようにすることも可能である。この広告表示部に表
示するデータは、静止画像とすることもできるし、表示
テキストデータとすることもできる。
【0032】番組表データは、以上のような静止画像
(ビデオ信号)、音声(オーディオ信号)、およびテキ
ストデータ(表示テキストデータ、制御テキストデー
タ)で構成される。
【0033】図1に示した送信装置1では、選択コード
は、番組表データに含める他、その番組表に対応する番
組の、例えばビデオ信号に重畳(合成)することができ
るようになされている。即ち、番組の種類を表す選択コ
ードは、例えば図7に示すように、そのビデオ信号の垂
直ブランキング期間のうちの、例えば第10H乃至第2
1Hの範囲の少なくとも1Hに重畳されるようになされ
ている。
【0034】この場合、受信装置22(図1)側におい
て、ビデオ信号に重畳されている選択コードを検出する
ことにより、その番組の種類(ジャンル)を認識するこ
とができる。
【0035】次に、図8は、図1の送信装置1の詳細構
成を示している。上述した番組表データを構成するテキ
ストデータ、ビデオ信号、またはオーディオ信号は、合
成回路43,A/D変換器41、または44に、それぞ
れ供給されるようになされている。また、テレビ番組
(テレビジョン放送)用のビデオ信号またはオーディオ
信号は、合成回路31またはA/D変換器34に、それ
ぞれ供給されるようになされている。
【0036】A/D変換器41または44は、入力され
た番組表データを構成するビデオ信号またはオーディオ
信号を、それぞれA/D変換し、合成回路43に供給す
るようになされている。合成回路43は、番組表データ
を構成するテキストデータと、A/D変換器41または
42それぞれから供給される番組表データのビデオ信号
またはオーディオ信号とを合成し、その合成したデータ
を合成回路35に出力するようになされている。
【0037】A/D変換器34は、テレビ番組用のオー
ディオ信号をA/D変換し、合成回路35に出力するよ
うになされている。合成回路35は、A/D変換器34
または合成回路43それぞれの出力データを、上述した
図2に示すフォーマットにしたがって配置し、変調回路
33に出力するようになされている。
【0038】合成回路31には、テレビ番組用のビデオ
信号の他、そのテレビ番組のジャンルを表す、図7で説
明した選択コードを供給することができるようになされ
ており、そこでは、選択コードが供給された場合には、
上述したように、ビデオ信号の垂直ブランキング期間の
所定の水平走査線上に、選択コードが重畳され、スクラ
ンブル回路32に出力されるようになされている。ま
た、合成回路31は、そこにテレビ番組用のビデオ信号
だけが供給された場合には、そのビデオ信号を、そのま
まスクランブル回路32に出力するようになされてい
る。
【0039】スクランブル回路32では、合成回路31
からのビデオ信号に対し、所定のスクランブル方式(例
えば、ラインパーミテイション方式(走査線入れ替え方
式)など)でのスクランブルが施され、そのスクランブ
ル結果が、変調回路33に出力されるようになされてい
る。
【0040】変調回路33は、合成回路35からの出力
信号を、例えばQPSK変調するとともに、スクランブ
ル回路32からの出力信号を、例えばFM変調し、図示
せぬ後段の送信回路に出力するようになされている。
【0041】以上のように構成される送信装置1におい
ては、例えば1日分や1週間分、1ヶ月分などの所定の
期間に放送される番組に対応する番組表データを構成す
るテキストデータ(図6に示したテレビ番組の案内画面
に表示される選択マークに対応する選択コードや、その
テレビ番組の時刻情報、チャンネル情報などでなる制御
テキストデータ、および番組表内に表示される文字、図
形、記号(選択マークを含む)などの表示テキストデー
タ)、ビデオ信号、またはオーディオ信号が、合成回路
43,A/D変換器41、または44に、それぞれ供給
される。A/D変換器41または44では、番組表デー
タのビデオ信号またはオーディオ信号が、それぞれA/
D変換され、これによりディジタル信号とされた番組表
データのビデオ信号またはオーディオ信号それぞれが、
合成回路43に出力される。
【0042】合成回路43では、番組表データのテキス
トデータと、A/D変換器41または44それぞれから
順次供給される番組表データのビデオ信号またはオーデ
ィオ信号とが合成され、図4に示したようなデータ構造
にされて、合成回路35に出力される。
【0043】一方、テレビ番組(テレビジョン放送)用
のビデオ信号またはオーディオ信号は、合成回路31ま
たはA/D変換器34に、それぞれ供給される。A/D
変換回路34では、テレビ番組用のオーディオ信号が、
A/D変換されることによりディジタル信号とされ、合
成回路35に出力される。
【0044】ここで、図8には、図示していないが、オ
ーディオ信号は、LおよびRチャンネルの2系統あり、
A/D変換器34では、このLおよびRチャンネルのオ
ーディオ信号がA/D変換され、合成回路35に出力さ
れるようになされている。
【0045】合成回路35では、A/D変換器34から
のLまたはRチャンネルのオーディオ信号が、図2で説
明したフォーマットの「オーディオ1」または「オーデ
ィオ2」の部分にそれぞれ配置されるとともに、合成回
路43からの番組表データが、同じく図2で説明した
「データ」(データチャンネル)の部分(但し、「デー
タ」の部分のうちの、番組表データにあらかじめ割り当
てられたパケット(図3)の部分)に配置される。そし
て、合成回路35は、それらに、必要なヘッダやエラー
訂正のための符号(以下、ECCという)を付加するこ
とにより、図2に示したフォーマットのオーディオチャ
ンネルのデータを生成し、変調回路33に出力する。
【0046】一方、合成回路31には、テレビ番組用の
ビデオ信号の他、そのテレビ番組のジャンルを表す、図
7で説明した選択コードが供給される。合成回路31で
は、ビデオ信号の垂直ブランキング期間の所定の水平走
査線上に、選択コードが重畳され、スクランブル回路3
2に出力される。
【0047】スクランブル回路32では、合成回路31
から出力された、選択コードが重畳されているビデオ信
号がスクランブルされ、変調回路33に出力される。
【0048】変調回路33では、合成回路35から出力
されたデータ(以下、適宜、オーディオ系のデータとい
う)がQPSK変調されるとともに、スクランブル回路
32から出力された信号(以下、適宜、ビデオ系のデー
タという)がFM変調され、後段の送信回路に出力され
る。送信回路では、変調回路33からの変調信号が、所
定の周波数帯域の信号になるようにアップコンバートさ
れ、さらに必要なレベルに増幅されて出力される。そし
て、送信回路から出力された送信信号は、アンテナ(パ
ラボラアンテナ)2(図1)に供給され、そこから衛星
11に向かって出射される。
【0049】以上のようにして、送信装置1からは、選
択コードが重畳された番組用のビデオ信号およびオーデ
ィオ信号の他、所定の日数分(以下においては、例えば
1ヶ月分とする)の番組表データが送出される。なお、
番組表データを送出すること、および番組用のビデオ信
号に、そのジャンルを表す選択コードを重畳することに
ついては、そのうちのいずれか一方を行うようにするこ
とができる。
【0050】次に、アンテナ2(図1)からの電波は、
衛星11で受信され、その内蔵するトランスポンダ(図
示せず)で増幅され、地上に向かって出射される。この
衛星11からの電波は、受信側のアンテナ21で受信さ
れ、その受信信号は、受信装置22に供給される。
【0051】図9は、受信装置22の詳細構成を示して
いる。アンテナ21からの受信信号は、図示せぬ受信回
路に出力され、そこで所定の周波数帯域の信号にダウン
コンバートされることにより、IF信号(中間周波数の
信号)とされ、選局回路111に供給されるようになさ
れている。選局回路11は、制御回路82に制御され、
受信回路からのIF信号から、所定のチャンネルのもの
を選択(選局)し、復調回路51に供給するようになさ
れている。
【0052】復調回路51は、選局回路111で選択さ
れたIF信号を、ビデオ系のデータまたはオーディオ系
のデータに復調し、それぞれをデスクランブル回路52
または分離回路56に出力するようになされている。な
お、復調回路51は、復調したオーディオ系のデータ
(図2)に対し、それに付加されているECCにしたが
って、誤り訂正処理を施すようにもなされている。
【0053】デスクランブル回路52は、復調回路51
からのビデオ系のデータをデスクランブルし、即ち送信
装置1のスクランブル回路32で、ビデオ系のデータに
かけられたスクランブルを解き、その結果得られる信
号、即ち(選択コードが重畳された)テレビ番組用のビ
デオ信号を、合成回路54および判定回路101に出力
するようになされている。
【0054】合成回路54は、入力部81の操作に対応
して、デスクランブル回路52,D/A変換器76、お
よびVTR92のうちのいずれかの出力を選択し、CR
T55に出力するようになされている。なお、合成回路
54は、D/A変換器76の出力を選択した場合、キャ
ラクタジェネレータ78からテキストデータが出力され
ているときには、D/A変換器76およびキャラクタジ
ェネレータ78の出力を合成し(例えば、D/A変換器
76の出力に、キャラクタジェネレータ78の出力を重
畳し)、CRT55に出力するようになされている。C
RT55は、合成回路54の出力を、その画面上に表示
するようになされている。
【0055】判定回路101は、デスクランブル回路5
2の出力であるテレビ番組用のビデオ信号に、選択コー
ドが重畳されている場合、その選択コードを抽出し、制
御回路82に出力するようになされている。
【0056】分離回路56は、復調回路51からのオー
ディオ系のデータから、図2に示した「オーディオ1」
および「オーディオ2」の部分に配置されたデータ、即
ちテレビ番組用のLおよびRチャンネルのオーディオ信
号を抽出し、D/A変換回路57に出力するようになさ
れている。さらに、分離回路56は、復調回路51から
のオーディオ系のデータから、図2に示した「データ」
の部分(データチャンネル)に配置されたデータ、即ち
番組表データを抽出し、分離回路71に出力するように
なされている。
【0057】D/A変換回路57は、分離回路56から
のテレビ番組用のオーディオ信号を、D/A変換するこ
とによりアナログ信号にして、合成回路58に出力する
ようになされている。合成回路58は、D/A変換器5
7,77、およびVTR92の出力であるオーディオ信
号のうちのいずれかを選択し、スピーカ59に供給する
ようになされている。スピーカ59は、合成回路58か
らの信号を、音声として出力するようになされている。
【0058】分離回路71は、分離回路56からの番組
表データを、テキストデータ(T)、ビデオ信号
(V)、およびオーディオ信号(A)に分離して、ハー
ドディスク75に出力するようになされている。ハード
ディスク75は、制御回路82に制御され、分離回路7
5から出力されたデータを記憶(記録)するようになさ
れている。そして、ハードディスク75に記録されたデ
ータは、制御回路82の制御の下、そこから読み出さ
れ、キャラクタジェネレータ78,D/A変換器76、
または77に出力されるようになされている。
【0059】キャラクタジェネレータ78は、ハードデ
ィスク75からのデータ(番組表データのうちの表示テ
キストデータ)に対応したキャラクタ(例えば、文字や
記号、図形など)を生成し、合成回路54に出力するよ
うになされている。D/A変換器76は、ハードディス
ク75からのデータ(番組表データを構成するデータの
うちのビデオ信号)をD/A変換し、合成回路54に出
力するようになされている。D/A変換器77は、ハー
ドディスク75からのデータ(番組表データを構成する
データのうちのオーディオ信号)をD/A変換し、合成
回路58に出力するようになされている。
【0060】入力部81は、視聴者によって、必要に応
じて操作され、その操作に対応した操作信号を、制御回
路82に出力するようになされている。
【0061】制御回路82は、入力部81からの操作信
号、あるいはリモコン信号受信回路112からのリモコ
ン信号に対応して、ハードディスク75,VTR92、
または選局回路111を制御するようになされている。
メモリ91は、制御回路82が出力するデータ(後述す
るように、選択コード)を記憶するようになされてい
る。
【0062】VTR92には、図示していないが、デス
クランブル回路52またはD/A変換器57それぞれの
出力、即ちテレビ番組用のビデオ信号またはオーディオ
信号が供給されるようになされている。VTR92は、
制御回路82の制御の下、デスクランブル回路52また
はD/A変換器57それぞれから供給されるテレビ番組
用のビデオ信号またはオーディオ信号を録画(記録)
し、また記録したビデオ信号またはオーディオ信号を、
それぞれ合成回路54または58に出力するようになさ
れている。また、VTR92に対しては、制御回路82
によって録画予約を行うことができるようになされてい
る。
【0063】リモコン信号受信回路112は、リモコン
装置200からのリモコン信号としての光(例えば、赤
外線など)を受光し、それを光電変換することにより、
電気信号にして、制御回路82に出力するようになされ
ている。
【0064】リモコン装置200は、例えば図10に示
すように入力部131および表示部135から構成され
ている。入力部131は、チャンネルボタン141,1
42、ジャンルボタン143、カーソルキー144乃至
147、サーチボタン148、および予約ボタン149
から構成されている。チャンネルボタン141または1
42は、地上回線または衛星回線よるテレビジョン放送
のチャンネルを選択するときに、それぞれ操作される。
ジャンルボタン143、カーソルキー144乃至14
7、サーチボタン148、および予約ボタン149につ
いては、後述する。
【0065】なお、入力部131には、以上のボタン
(キー)の他、図示していないが、受信装置22の電源
をON/OFFするための電源ボタンなども設けられて
いる。
【0066】表示部135には、入力部131の操作に
対応した情報が表示されるようになされている。
【0067】次に、図11は、リモコン装置200の電
気的構成例を示している。検出回路132は、上述した
入力部131のいずれのボタン(キー)が操作されたか
を検出し、その検出信号を制御回路133に出力するよ
うになされている。制御回路133は、検出回路132
からの検出信号に対応した情報を、表示部135に表示
させるようになされている。さらに、制御回路133
は、検出回路132からの検出信号に対応して、メモリ
134にあらかじめ記憶された番組の種類(ジャンル)
を表す選択コードを読み出し、表示部135に出力して
表示させるようにもなされている。また、制御回路13
3は、検出回路133からの検出信号に対応して、リモ
コン信号発生回路136を駆動するようにもなされてい
る。リモコン信号発生回路136は、制御回路133に
よって駆動され、入力部131の操作に対応した光を、
リモコン信号として発するようになされている。
【0068】次に、その動作について説明する。上述し
たようにして送信装置1(図1)から送出された電波
は、衛星11を介してアンテナ21で受信され、その受
信信号は、受信回路を介して選局回路111(図9)に
供給される。
【0069】一方、リモコン装置200(図10)にお
ける入力部131のチャンネルボタン141,142が
操作されると、その操作されたボタンが検出回路132
(図11)によって検出され、検出信号が制御回路13
3に出力される。制御回路133では、検出回路132
からの検出信号に応じて、リモコン信号発生回路136
が駆動され、これによりリモコン信号が出力される。
【0070】このリモコン信号は、受信装置22(図
9)のリモコン信号受信回路112によって受光され、
光電変換されて、制御回路82に出力される。制御回路
82では、リモコン信号に対応して、選局回路111が
制御される。これにより、選局回路111においては、
受信回路からの受信信号を構成するチャンネルのうち、
操作されたチャンネルボタン(チャンネルボタン141
および142を構成するボタンのうちのいずれか)に対
応するものが選択される。
【0071】選局回路111で選択されたチャンネルの
受信信号は、復調回路51に供給される。復調回路51
では、受信回路からの受信信号(IF信号)が、ビデオ
系のデータまたはオーディオ系のデータに復調され、そ
れぞれがデスクランブル回路52または分離回路56に
出力される。
【0072】デスクランブル回路52においては、復調
回路51からのビデオ系のデータがデスクランブルさ
れ、合成回路54を介してCRT55に出力されて表示
される。
【0073】一方、分離回路56では、復調回路51か
らのオーディオ系のデータから、テレビ番組用のLおよ
びRチャンネルのオーディオ信号が抽出され、D/A変
換回路57に出力される。D/A変換回路57では、分
離回路56からのテレビ番組用のオーディオ信号がD/
A変換され、合成回路58を介してスピーカ59に供給
されて出力される。
【0074】以上のようにして、リモコン装置220を
操作することにより選択したチャンネルのテレビ番組の
画像および音声が出力される。
【0075】一方、分離回路56は、復調回路51から
のオーディオ系のデータに、番組表データが含まれてい
ると、そのデータを抽出(分離)し、分離回路71に出
力する。
【0076】分離回路71では、分離回路56からの番
組表データが、テキストデータ(表示テキストデータお
よび制御テキストデータの両方)、ビデオ信号、および
オーディオ信号に分離され、ハードディスク75に出力
されて記録される。そして、入力部81が操作される
と、制御回路82は、ハードディスク75を制御し、そ
こから、番組表データを構成する表示テキストデータ、
ビデオ信号、またはオーディオ信号それぞれが、キャラ
クタジェネレータ78,D/A変換器76、または77
に供給されるように制御する。
【0077】キャラクタジェネレータ78では、ハード
ディスク75からの表示テキストデータに対応したキャ
ラクタが生成され、合成回路54に出力される。同時
に、D/A変換器76では、ハードディスク75からの
番組表データのビデオ信号が、D/A変換され、合成回
路54に出力される。
【0078】合成回路54では、キャラクタジェネレー
タ78からのキャラクタと、D/A変換器76からのビ
デオ信号が合成され、CRT55に出力される。
【0079】これにより、図6で説明したような番組表
が表示される。
【0080】なお、D/A変換器77では、必要に応じ
て、ハードディスク75からの番組表データのオーディ
オ信号がD/A変換され、合成回路58を介してスピー
カ59に供給されて出力される。
【0081】制御回路82は、入力部81の操作に対応
して、ハードディスク75から読み出す番組表データを
変えるようになされており、これによりCRT55に
は、ハードディスク75に記憶された番組表データすべ
てに対応する番組表を表示することができるようになさ
れている。なお、ハードディスク75に記録された番組
表を、所定の時間(例えば、30秒など)ごとに読み出
して、CRT55に出力するようにし、これにより、C
RT55において、所定の時間ごとに番組表を、順次表
示させるようにすることもできる。
【0082】一方、判定回路101では、いま受信(選
択)しているチャンネルのテレビ番組の選択コードが、
デスクランブル回路52の出力から抽出され、制御回路
82に出力される。制御回路82では、判定回路101
からの選択コードから、いま選局回路111で選択され
ているチャンネルの番組のジャンルが認識される。
【0083】次に、この受信装置22においては、以上
のようにしてリモコン装置200(図10)のチャンネ
ルボタン141,142を操作し、受信するチャンネル
を選択することができる他、番組の種類(ジャンル)を
指定し、その指定したジャンルの番組のチャンネルを選
択することができるようになされている。
【0084】即ち、リモコン装置200(図10)にお
けるジャンルボタン143が操作されると、制御回路1
33(図11)は、メモリ134に記憶されている選択
コードを読み出し、その選択コードに対応する番組のジ
ャンルを表示部135に表示させる。
【0085】ここで、メモリ134には、種々の番組の
ジャンルに対応する選択コードが、階層化され、一覧表
にされて、あらかじめ記憶されている。即ち、メモリ1
34には、最上位の階層に属するジャンルの選択コード
としては、例えば図12に示す9種類が記憶されてお
り、この各選択コードに対応するジャンル(以下、適
宜、上位階層ジャンルという)が、より詳細なジャンル
に分類できる場合には、上位階層ジャンルの下位階層
に、その詳細なジャンルが属するように記憶されてい
る。
【0086】例えば、図12に示す上位階層ジャンル
「映画」は、例えば図13に示す9種類の詳細なジャン
ルに分類されている。
【0087】ジャンルボタン143が操作された場合、
制御部133は、まず最初に、メモリ134に記憶され
た最上位階層に属するジャンルのうちの、例えばジャン
ル「映画」の選択コードを読み出し、表示部135に表
示させる。そして、その後、例えば下向きのカーソルキ
ー145が操作されると、制御部132は、その操作が
されるごとに、メモリ134に記憶されている、ジャン
ル「映画」と同一階層に属する他の(異なる)ジャンル
の選択コードを読み出し、その選択コードに対応する番
組のジャンルを表示部135に表示させる。これによ
り、ジャンルボタン143の操作後、カーソルキー14
5が順次操作された場合には、例えば図12に示すよう
に、表示部135に表示されるジャンルが変化する。
【0088】なお、上向きのカーソルキー144が操作
された場合には、カーソルキー145が操作された場合
と反対方向に、表示部135に表示されるジャンルが変
化するようになされている。
【0089】さらに、例えばジャンル「映画」が、表示
部135に表示されている場合において、例えば右方向
のカーソルキー147が操作されたときには、制御回路
133は、メモリ134から、ジャンル「映画」の下位
階層に属するジャンルのうちの、例えばジャンル「ラブ
ロマンス」の選択コードを読み出し、表示部135に表
示させる。そして、その後、例えば下向きのカーソルキ
ー145が操作されると、制御部132は、その操作が
されるごとに、メモリ134に記憶されている、ジャン
ル「映画」の下位階層に属する、他のジャンルの選択コ
ードを読み出し、その選択コードに対応する番組のジャ
ンルを表示部135に表示させる。これにより、カーソ
ルキー147の操作後、カーソルキー145が順次操作
された場合には、例えば図13に示すように、表示部1
35に表示されるジャンルが変化する。
【0090】なお、上向きのカーソルキー144が操作
された場合には、上述した場合と同様に、カーソルキー
145が操作された場合と反対方向に、表示部135に
表示されるジャンルが変化するようになされている。
【0091】また、図13に示す下位階層のジャンルの
いずれかが、表示部135に表示されている場合におい
て、例えば左方向のカーソルキー146が操作されたと
きには、その上位階層のジャンルの表示状態、即ちジャ
ンル「映画」が表示された状態に戻るようになされてい
る。
【0092】さらに、図13に示す下位階層のジャンル
が、表示部135に表示されている場合において、さら
にその下位階層のジャンルがあるときには、例えば右方
向のカーソルキー147が操作されると、その下位階層
のジャンルの表示が行われるようになされている。
【0093】以上のようにして、カーソルキー144乃
至147を操作することにより、視聴者の所望するジャ
ンルが、表示部135に表示された状態にされ、サーチ
ボタン148が操作されると、そのジャンルに対応した
選択コードが、リモコン信号として、リモコン発生回路
136から出力される。このリモコン信号は、受信装置
22(図9)のリモコン信号受信回路112で受光さ
れ、制御回路82に出力される。
【0094】制御回路82は、選択コードに対応するリ
モコン信号を受信すると、図14に示すフローチャート
にしたがった処理を行う。
【0095】即ち、制御回路82では、まずステップS
1において、リモコン信号が表す選択コードとともに、
後述するスタートチャンネルが、メモリ91に転送され
て記憶される。そして、ステップS2において、判定回
路101から供給されている選択コードが読み取られ
(解読され)、ステップS3に進み、その選択コード
と、メモリ91に記憶されている選択コードとが一致す
るか否かが判定される。
【0096】ステップS3において、判定回路101か
ら供給されている選択コードが、メモリ91に記憶され
ている選択コードと一致すると判定された場合、即ちい
ま選択されているチャンネルの番組のジャンルが、視聴
者の所望するジャンルである場合、処理を終了する。
【0097】従って、この場合、視聴者が所望するジャ
ンルの番組が表示されることになる。
【0098】ステップS3において、判定回路101か
ら供給されている選択コードが、メモリ91に記憶され
ている選択コードと一致しないと判定された場合、即ち
いま選択されているチャンネルの番組のジャンルが、視
聴者の所望するジャンルではない場合、ステップS4に
進み、選局回路111が制御され、これにより選局回路
111が選択するチャンネルが変更される。
【0099】そして、ステップS5に進み、いま選局回
路111で選択されているチャンネル(ステップS4に
おける変更後のチャンネル)が、メモリ91に記憶され
ている選択コードと、判定回路101から供給されてい
る選択コードとの比較を開始したときにおけるチャンネ
ル(以下、スタートチャンネルという)か否かが判定さ
れる。ステップS5において、いま選局回路111で選
択されているチャンネルが、スタートチャンネルでない
と判定された場合、ステップS2に戻り、ステップS2
からの処理を繰り返す。
【0100】また、ステップS5において、いま選局回
路111で選択されているチャンネルが、スタートチャ
ンネルであると判定された場合、即ち、いま放送されて
いる番組の中に、視聴者が所望するジャンルのものがな
い場合、ステップS6に進み、上述したようにしてハー
ドディスク75に記録された番組表データのうちの、今
日の番組に関するもの(以下、当日番組表データとい
う)が読み出され、ステップS7に進む。
【0101】ステップS7では、ハードディスク75か
ら読み出された当日番組表データを構成する制御テキス
トデータのうちの選択コード(以下、当日選択コードと
いう)の中で、メモリ91に記憶されている選択コード
と一致するものがあるか否かが判定される。ステップS
7において、当日選択コードの中で、メモリ91に記憶
されている選択コードと一致するものがあると判定され
た場合、即ち今日放送される番組の中に、視聴者が所望
するジャンルのものがある場合、ステップS8に進み、
表示予約処理が行われる。
【0102】即ち、メモリ91に記憶されている選択コ
ードと一致する当日選択コードを含む制御テキストデー
タが、ハードディスク75から読み出され、その中の時
刻情報およびチャンネル情報が、メモリ91に転送され
て記憶される。
【0103】その後、制御回路82は、メモリ91に記
憶された時刻情報に対応する時刻になると、同じくメモ
リ91に記憶されたチャンネルを選択するように、選局
回路111を制御する。
【0104】従って、この場合、視聴者が所望するジャ
ンルの番組の放送が開始されると、その番組のチャンネ
ルが選択されて表示されることになる。よって、視聴を
予定していた番組を見逃すことを防止することができ
る。
【0105】一方、ステップS7において、当日選択コ
ードの中で、メモリ91に記憶されている選択コードと
一致するものがないと判定された場合、即ち今日放送さ
れる番組の中に、視聴者が所望するジャンルのものがな
い場合、処理を終了する。
【0106】以上のように、所望する番組のジャンルを
指定(選択)するだけで、その番組のチャンネルの選択
が行われるので、視聴者に煩わしさを感じさせることを
防止することができる。
【0107】なお、メモリ91には、リモコン装置20
0を、上述したように操作することを繰り返すことによ
り、視聴者が所望する複数のジャンルに対応する選択コ
ードを記憶させるようにすることができる。この場合、
その複数の選択コードに対して、図14に示した処理が
行われる。
【0108】次に、受信装置22においては、上述のよ
うに、所望する番組のジャンルを指定(選択)すること
により、その番組のチャンネルの選択を行う他、その番
組の録画予約を、VTR92に対して行うことができる
ようになされている。
【0109】即ち、上述した場合と同様にしてリモコン
装置200を操作することにより、視聴者が録画を所望
する番組のジャンルが表示部135に表示された状態に
され、リモコン装置200(図10)の予約ボタン14
9が操作されると、その表示されたジャンルに対応した
リモコン信号(選択コード)が、リモコン発生回路13
0から出力される。このリモコン信号は、受信装置22
のリモコン信号受信回路112で受光され、制御回路8
2に出力される。
【0110】制御回路82は、予約ボタン149の操作
に基づく、選択コードに対応するリモコン信号を受信す
ると、その選択コードをメモリ91に転送して記憶さ
せ、その後、図15に示すフローチャートにしたがった
処理を行う。
【0111】即ち、制御回路82では、まずステップS
21において、ハードディスク75に記録された、例え
ば今日から1ヶ月分の番組表データのうちの、最初の
(今日の分の)の番組表データ(番組表データのうちの
制御テキストデータ)が読み出され、ステップS22に
進み、その読み出された番組表データに付随する(含ま
れる)選択コードが、メモリ91に記憶されている選択
コード(メモリ91に複数の選択コードが記憶されてい
る場合には、その複数のうちのいずれか)と一致するか
否かが判定される。ステップS22において、読み出さ
れた番組表データに付随する選択コードが、メモリ91
に記憶されている選択コードと一致すると判定された場
合、ステップS23に進み、その選択コードを含む制御
テキストデータのうちの時刻情報およびチャンネル情報
を参照しながら、VTR92に対するテレビ番組の録画
予約(記録予約)が行われる。
【0112】一方、ステップS22において、読み出さ
れた番組表データに付随する選択コードが、メモリ91
に記憶されている選択コードと一致しないと判定された
場合、ステップS23をスキップして、ステップS24
に進み、ハードディスク75からの、1ヶ月分の番組表
データの読み出しが終了したか否かが判定される。ステ
ップS24において、ハードディスク75からの、1ヶ
月分の番組表データの読み出しが終了していないと判定
された場合、即ちハードディスク75から読み出すべき
番組表データが、まだある場合、ステップS25に進
み、次の(次の日の分の)番組表データが、ハードディ
スク75から読み出されて、ステップS22に戻り、再
びステップS22からの処理を繰り返す。
【0113】一方、ステップS24において、ハードデ
ィスク75からの、1ヶ月分の番組表データの読み出し
が終了したと判定された場合、処理を終了する。
【0114】以上の処理によれば、視聴者は、録画を希
望するテレビ番組のジャンルを指示するだけで、その指
示されたジャンルのテレビ番組の録画予約が、VTR9
2に対して行われる。従って、容易に録画予約を行うこ
とができる。
【0115】なお、本実施例においては、送信装置1
で、番組のジャンルを表す選択コードを、その番組のビ
デオ信号に重畳するようにしたが、選択コードは、この
他、例えば図2に示したオーディオ系のデータの「デー
タ」の部分(データチャンネル)に配置するようにする
ことも可能である。
【0116】また、本実施例では、送信装置1にスクラ
ンブル回路32を設けるようにしたが、番組に、スクラ
ンブルをかける必要がなければ、このスクランブル回路
32は設けずに、送信装置1を構成するようにすること
ができる。この場合、受信装置22は、デスクランブル
装置52を設けずに構成することができるようになる。
【0117】さらに、本実施例においては、リモコン装
置200に表示部135を設け、カーソルキー144乃
至147を操作することにより、表示部135に、ジャ
ンルを表示させ、視聴者に、所望するジャンルを選択さ
せるようにしたが、この他、例えば図16に示すよう
に、リモコン装置に、ジャンルの指定を行うジャンル別
ボタンを設け、これを操作することにより、視聴者に、
所望するジャンルを選択させるようにするにしても良
い。
【0118】また、本実施例では、リモコン装置200
に、選択コードをあらかじめ記憶させたメモリ134を
設けるようにしたが、このメモリ134は、リモコン装
置200ではなく、受信装置22に設けるようにするこ
とができる。この場合、メモリ134に記憶されている
選択コードに対応するジャンルは、CRT55に表示さ
れ、その表示を見ながらリモコン装置200が操作され
て、所望するジャンルが選択される。
【0119】
【発明の効果】以上の如く、本発明によれば、容易に、
所望するジャンルの番組のチャンネルを選択することが
できる。また、録画予約も、容易に行うことができるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した衛星放送システムの一実施例
の構成を示す図である。
【図2】図1の実施例におけるオーディオ系のデータ
(オーディオチャンネル)のフォーマットを示す図であ
る。
【図3】図2におけるデータチャンネルのフォーマット
を示す図である。
【図4】本発明における番組表データの構造を説明する
図である。
【図5】図4の実施例における番組表のデータ構成を説
明する図である。
【図6】図4の1つの番組表の表示例を示す図である。
【図7】選択コードが重畳されたビデオ信号を示す図で
ある。
【図8】図1の送信装置1の詳細構成を示すブロック図
である。
【図9】図1の受信装置22の詳細構成を示すブロック
図である。
【図10】図9におけるリモコン装置200の構成例を
示す図である。
【図11】図10のリモコン装置200の電気的構成例
を示すブロック図である。
【図12】図10におけるリモコン装置200の表示部
135に表示される番組のジャンルを説明する図であ
る。
【図13】図10におけるリモコン装置200の表示部
135に表示される番組のジャンルを説明する図であ
る。
【図14】図9の制御回路82のチャンネルの選択制御
処理を説明するフローチャートである。
【図15】図9の制御回路82の録画予約制御処理を説
明するフローチャートである。
【図16】リモコン装置200の他の構成例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 送信装置 2 パラボラアンテナ 11 衛星 21 パラボラアンテナ 22 受信装置 31 合成回路 32 スクランブル回路 33 変調回路 34 A/D変換器 35 合成回路 41 A/D変換器 43 合成回路 44 A/D変換器 51 復調回路 52 デスクランブル回路 54 合成回路 55 CRT 56 分離回路 57 D/A変換器 58 合成回路 59 スピーカ 71 分離回路 75 ハードディスク 76,77 D/A変換器 78 キャラクタジェネレータ 81 入力部 82 制御回路 91 メモリ 92 VTR(ビデオテープレコーダ) 101 判定回路 111 選局回路 112 リモコン信号受信回路 131 入力部 132 検出回路 133 制御回路 134 メモリ 135 表示部 136 リモコン信号発生回路 141,142 チャンネルボタン 144乃至147 カーソルキー 148 サーチボタン 149 予約ボタン 200 リモコン装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 拓 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン放送を受信する受信装置を
    遠隔操作するリモコン装置において、 受信するチャンネルを選択するチャンネル選択手段と、 放送される各テレビ番組の種類を表す種類コードを選択
    する種類コード選択手段とを備えることを特徴とするリ
    モコン装置。
  2. 【請求項2】 前記種類コード選択手段により選択され
    た前記種類コードを表示する表示手段をさらに備え、 前記表示手段は、前記種類コード選択手段が操作された
    とき、異なる前記種類コードを順次表示することを特徴
    とする請求項1に記載のリモコン装置。
  3. 【請求項3】 ビデオ信号またはオーディオ信号に、各
    テレビ番組の種類を表す種類コードが重畳して伝送され
    る放送を受信するとともに、請求項1または2に記載の
    リモコン装置により遠隔制御される受信装置において、 受信する放送チャンネルを選択する選局手段と、 前記選局手段により選択されたチャンネルの前記種類コ
    ードを検出する検出手段と、 前記検出手段により検出された前記種類コードと、前記
    リモコン装置より入力された前記種類コードとを比較す
    る比較手段と、 前記比較手段の比較結果に対応して、前記選局手段を制
    御する制御手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 現在放送中のチャンネルの中に、前記リ
    モコン装置より入力された前記種類コードに対応するチ
    ャンネルが存在しないとき、表示予約を行う予約手段を
    さらに備えることを特徴とする請求項3に記載の受信装
    置。
  5. 【請求項5】 放送される各テレビ番組の種類を表す種
    類コードを含む、前記番組の番組表を伝送する放送を受
    信するとともに、請求項1または2に記載のリモコン装
    置により遠隔制御される受信装置において、 前記番組表を記録する記録手段と、 前記リモコン装置より入力された前記種類コードを、前
    記記録手段に記録された前記番組表に含まれる種類コー
    ドと比較する比較手段と、 前記比較手段の比較結果に対応して記録予約を行う予約
    手段とを備えることを特徴とする受信装置。
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