JPH07288538A - Lanおよびlanにおけるデータ収集方法 - Google Patents

Lanおよびlanにおけるデータ収集方法

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Publication number
JPH07288538A
JPH07288538A JP6077736A JP7773694A JPH07288538A JP H07288538 A JPH07288538 A JP H07288538A JP 6077736 A JP6077736 A JP 6077736A JP 7773694 A JP7773694 A JP 7773694A JP H07288538 A JPH07288538 A JP H07288538A
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JP
Japan
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signal
node
master node
slave
injection
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Application number
JP6077736A
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English (en)
Inventor
Koichi Kawabe
公一 河辺
Ryoji Suzuki
良治 鈴木
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Meidensha Corp, Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Meidensha Corp
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  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 応答を早くできるようにすると共に伝送規約
の簡素化を図り、しかも間欠的な障害の検出を容易にし、
屋外でも使用できるようにしたものである。 【構成】 1つのマスターノード11と複数のスレーブ
ノード12A、12B、12Cをルート1およびルート
2の伝送路13、14によってリング状に接続し、マス
ターノード11でリング状の伝送路13、14の接続を
切って、マスタノード11とループバック回路の両方に
はバイパス回路を設けないが、スレーブノード12A〜
12Cにはバイパス回路を設ける。このように構成した
LANにおいては、マスターノード11から全スレーブ
ノード12A〜12C宛の信号を一定周期毎に注入し、
このとき注入勧誘信号を付加する。次ノードは上流ノー
ド信号を下流へ中継するが、受信した注入勧誘信号をリ
セットし、自己のマスターノード11および他のスレー
ブノード12A〜12C宛の信号を注入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はLANおよびLANに
おけるデータ収集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ローカルエリアネットワーク(以下LA
Nと称する)のひとつにトークンリング方式と称される
ものがある。このトークンリング方式は発信権獲得の効
率を上げるために改良した方式で、特にリング接続形態
に合うようなトークンを採用した方式である。ここでト
ークン方式はトークン(認証)と呼ばれる特定のビット
パターンをリング上に回してやる方式の総称で、この方
式はノードに発信情報がない場合は、トークンはパス
し、もしノードが発信情報をもっていた場合は、トーク
ンを取り込み、そのトークンの前段にメッセージ(トー
クンに対してフレーム)を入れてから巡回させるように
したものである。
【0003】図8は上記LANの従来例を示すもので、
図中81A〜81Dはノード、82、83は各ノード8
1A〜81D間を接続するルート1およびルート2の伝
送路である。図8のように構成されたLANにおいて、
図9に示す×印の位置の伝送路82、83に障害が発生
したとき、ノード81A,81Bの部分で図9に示すよ
うにループバック回路を形成するように構成されてい
る。
【0004】図10は図8に示したLANの具体的な例
を示すもので、図10において、各ノード81A〜81
Dには伝送制御部85A〜85Dが設けられる。伝送制
御部85A〜85Cには被監視制御部86A〜86Cが
設けられ、伝送制御部85Dには監視制御部87が設け
られる。
【0005】図11は各ノード81A〜81Dの具体的
な構成説明図で、91、92はルート1およびルート2
の伝送路82、83に介挿される切替部で、この切替部
91、92は同一構成であるから切替部91を以下説明
する。91a、91bは光路切替スイッチで、この光路
切替スイッチ91a、91bは非活性状態[バイパスモ
ードBP(このモードはスレーブモードのみ)]と活性
状態(平常モード、ループバックモード等)とを切り替
えるものである。91cは光電変換器、91dは電光変
換器で、光電変換器91cの出力は受信部91eに供給
された後、遅延部91fから中継側と注入側を切り替え
る切替スイッチ91gを介して平常モードとループバッ
クモードを切り替える切替スイッチ91h,91iを経
て電光変換器91dに供給される。91jは受信部91
eに接続されたトークン検出部で、このトークン検出部
91jの出力は送信部91kとアンド回路91mに供給
される。送信部91kの出力はアンド回路91mに与え
られる。アンド回路91mと送信部91kの出力は切替
スイッチ91gを切り替えるための信号を送出する切り
替え部91nに供給される。なお、受信部91eの出力
と送信部91kへの入力信号は伝送制御部85Aに与え
られるとともに送出される。
【0006】上記のように構成されたLANにおいて
は、図12A、図12Bおよび図13に示すようにトー
クン信号とフレーム信号の2種類の信号が必要であり、
かつその判別が必要である。また、図14に示す発言権
譲渡を示す”トークン”が消滅した場合、その再生手順
を必要とした。その場合複数個所から”トークン”を注
入すると、複数の”トークン”が巡回してしまい複数個
所から”フレーム”を注入することになって通信が混乱
する。そのため、従来では一カ所のみから”トークン”
を注入するような手順にしなければならない煩わしさが
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のLANによるデ
ータ収集方法では、総延長距離が長く、例えば100k
mのようなときで、かつノード数が多いとき、例えば1
000個もあるようなものに適用すると、1連絡毎にデ
ータの一巡を監視しているため、全ノードとの情報授受
を行うと応答時間が次のようになる。総延長距離を電気
信号が一巡する時間(100kmでは0.5mS)×ノ
ード数(1000個)は0.5秒になる。従って、0.1
秒毎にデータを更新したい用途などには応答時間が遅く
なってしまい適用できない問題がある。また、従来のL
ANは伝送規約(プロトコル)が複雑である。複雑な例
として、例えば発言権の獲得、譲渡手順、発言権譲渡信
号消滅時の再生手順、同一信号の無限巡回防止手順、ア
ドレスの重複検出用手順、ノード消滅時の検出用手順、
データの紛失、重複時の修正手順や障害発生時ループバ
ック系の構成手順がある。このため、LANの構成を小
型化するには集積回路を開発しなければならないが、伝
送規約が上述のように複雑であるため、集積回路の開発
に膨大なコストがかかる問題がある。
【0008】このほか、間欠的な障害の原因を検出しが
たいとか、集積回路が複雑になると発熱量が多くなって
屋外での設置では冷却設備が必要となり、屋外で容易に
使用できなくなってしまう問題がある。この発明は上記
の事情に鑑みてなされたもので、応答を早くできるよう
にすると共に伝送規約の簡素化を図り、しかも間欠的な
障害の検出を容易にし、屋外でも容易に使用できるよう
にしたLANおよびLANにおけるデータ収集方法を提
供すること目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するために、第1発明は、1つのマスターノードと複
数のスレーブノードを2重化した伝送路をリング状に接
続し、マスターマスターノードには伝送制御部を介して
監視制御部を、各スレーブノードには伝送制御部を介し
て被監視制御部をそれぞれ接続し、マスターノードおよ
びスレーブノードにはバイパス伝送路およびループバッ
ク伝送路をそれぞれ設けて、前記伝送路に障害が発生し
たときには、その障害のある伝送路を切り離してループ
バック伝送路を用いてデータを伝送させるようにしたL
ANにおいて、マスターノードおよびスレーブノードの
ループバック伝送路は省くとともにスレーブノードだけ
にバイパス伝送路を設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】第2発明は、前記LANにおいて、マスタ
ーノードから全スレーブノード宛のフレーム信号を伝送
した後、注入勧誘信号を伝送し、下流のスレーブノード
は上流から受信した信号をそのまま下流のスレーブノー
ドへ中継送信し、注入勧誘信号はリセットしてからさら
に下流のスレーブノードへ送信し、そのスレーブノード
も同様に信号を処理して以下順次同様な処理を繰り返す
ことによって逐次追加された全ノードの注入フレーム信
号がマスターノードに戻るようにしたことを特徴とする
ものである。
【0011】第3発明は、マスターノードから全スレー
ブノード宛のフレーム信号に直接注入勧誘信号を設けた
ことを特徴とするものである。
【0012】第4発明は、マスタノードは逐次追加され
た全ノードの注入フレーム信号を記憶しておき、最後の
注入勧誘信号を受信してから記憶した信号を再度伝送す
るようにしたことを特徴とするものである。
【0013】第5発明は、スレーブノードは受信側の回
線異常が一定時間以上連続したときあるいは間欠的に異
常を検出したとき、マスタノードと他のスレーブノード
宛の信号を注入するとともに情報の中に連続受信異常発
生あるいは間欠的異常検出を入れることを特徴とするも
のである。
【0014】
【作用】初送段階では、マスターノードから全スレーブ
ノード宛のスレーブノード別フレーム信号を注入し、次
のスレーブノードは上流ノードからのフレーム信号を下
流へ中継した後に、自己のマスターノード及び他のスレ
ーブノード宛のフレーム信号を注入する。この繰り返し
により、逐次追加された全ノードのフーム注入信号は1
巡してマスタノードに戻る。このように制御すれば、初
送段階で、マスタノードから全スレーブノード宛の信号
と、全スレーブノードからマスタノード宛の信号を送る
ことができる。
【0015】再送段階では、前記初送段階の全ノードの
注入信号を再びマスタノードから注入し、全スレーブノ
ードを一巡させる。この後一定時間経過後初送段階に戻
る。このように制御すれば、再送段階で、スレーブノー
ドから全スレーブノード宛の信号を送ることができる。
上記のように初送段階および再送段階のように制御すれ
ば、2巡で全ノードからの送信連絡を行うことができ
る。
【0016】連続異常検出スレーブノード発信によっ
て、全スレーブノードからのマスタノード宛の送信、全
スレーブノードから他のスレーブノード宛の送信および
マスタノードから全スレーブノード宛の送信ができると
ともに、全ノードの連絡内容から間欠障害検出ノードを
比較してループ内の原因箇所を限定できる。
【0017】
【実施例】以下この発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1において、1つのマスターノード11と複数
のスレーブノード12A、12B、12Cをルート1お
よびルート2の伝送路13、14によってリング状に接
続し、マスターノード11でリング状の伝送路13、1
4の接続を切っておく。すなわち、マスタノード11に
はバイパス回路は勿論のことループバック回路も設けな
い構成にしておく。また、スレーブノード12A〜12
Cにはバイパス回路を設けるが、ループバック回路は設
けない構成とする。従って、図2に示す伝送路13、1
4に図示×印の位置で障害が発生したときにも、ループ
バック構成とはしない。
【0018】このため、上記のように構成したLANに
おいては、マスターノード11から全スレーブノード1
2A〜12C宛の信号を一定周期毎に注入する。注入す
る信号の最後に次ノードの注入勧誘信号を付加する。次
ノードは上流ノード信号を下流へ中継するが、受信した
注入勧誘信号をリセットし、自己のマスターノード11
および他のスレーブノード12A〜12C宛の信号を注
入する。そして、注入する信号の最後に、次ノードの注
入勧誘信号を付加する。
【0019】図3はマスタノードの具体的な構成説明図
で、ルート1およびルート2の伝送路13、14に接続
される構成は同一構成であるからルート1の場合につい
て説明する。図3において、31は光電変換器で、この
光電変換器31の出力は受信部32に入力される。受信
部32の出力は遅延部33を介してオア回路34に入力
される。オア回路34の出力は初送中に切換られるスイ
ッチ35を経て記憶部36に入力される。記憶部36の
出力は再送信部37に供給される。再送信部37の出力
はスイッチ38を経て電光変換器39からルート1の伝
送路に供給される。
【0020】前記受信部32の出力は注入勧誘信号検出
部40に入力された後、アンド回路41と前記スイッチ
35の切換信号を送出する第1切替部42に与えられ
る。アンド回路41は注入不要信号と検出部40との出
力とのアンドが採れたとき、アンド出力がオア回路34
に供給される。43は制御部で、この制御部43には前
記検出部40と再送信部37の出力が与えられ、与えら
れる出力に応じて制御部43から制御出力が送出され
る。制御出力の1つは第1切替部42と初送信部44に
与えられ、他の制御出力は再送信部37と第2切替部4
5に与えられる。第2切替部45には再送信部37の出
力も与えられる。46は異常検出部で、この異常検出部
46の間欠および連続出力は伝送制御部47に供給され
る。48は処理部、49は監視制御部である。
【0021】図4はスレーブノードの具体的な構成説明
図で、ルート1およびルート2の伝送路13、14に接
続される構成は同一構成であるからルート1の場合につ
いて説明する。図4において、51a、51bは光路切
替スイッチ、52は光りファイバからなるバイパス伝送
路、53は光電変換器、54は電光変換器である。光電
変換器53の出力は受信部55から遅延部56を介して
第1オア回路57に供給される。第1オア回路57の出
力は中継、注入切替スイッチ58を介して電光変換器5
4に入力される。受信部55の出力は注入勧誘信号検出
部59に入力された後、アンド回路60の第1入力に与
えられるとともに第2オア回路61にも入力される。ア
ンド回路60の第2入力には注入不要信号が入力され、
両入力のアンドが採れたとき、その出力が第1オア回路
57を介して電光変換器54に供給される。62は異常
検出部で、この異常検出部62の異常出力のうち連続出
力は第2オア回路61に供給される。第2オア回路61
はこの異常出力か、注入勧誘信号検出部59の出力のう
ちどちらかが入力されたとき、出力を前記スイッチ58
の切替制御出力送出用の切替部63と送信部64に与え
る。切替部63には送信部64から送信終了信号が与え
られる。65は伝送制御部で、この伝送制御部65には
受信部55の出力と異常検出部62の間欠および連続出
力が供給されるとともに送信部64に送信信号が与えら
れる。66は処理部、67は被監視制御部である。
【0022】上記のように構成されたマスタノードとス
レーブノードにおいては、フレーム信号として図5に示
すフォーマットのものを使用する。図5において、SD
はスタート信号、EDは終了信号で始めと終わりの特殊
の判別信号を必要とするが従来方式と同じであるから詳
細な説明は省略する。DAは宛て先アドレス信号、SA
は発信元アドレス信号、Iは情報、FCSフレームチェ
ック信号である。なお、注入勧誘信号は終了信号EDの
中のビットを利用する。
【0023】次に上記実施例の動作を図6A,Bについ
て述べる。まず、平常動作のときについて説明する。初
送段階では、マスタノード11は全スレーブノード12
A〜12C宛のスレーブノード別フレーム信号を注入し
た後、注入勧誘信号を注入する。注入された信号は下流
のスレーブノード12Aで受信され、そのスレーブノー
ド12Aは受信した信号を、そのまま下流へ中継送信す
るが、最後の注入勧誘信号はリセットしてから下流のス
レーブノード12Bへ送信する。アドレス信号ADが自
ノード宛の信号はトークンリング方式と同様の方式で取
り込む。その後、マスタノード11宛の信号と、他のス
レーブノード宛の信号を注入し、最後に注入勧誘信号を
注入し、下流へ送信する。さらに、次の下流のスレーブ
ノードも同様な動作を行い、以下順次繰り返す。この繰
り返しにより、逐次追加された全ノードの注入信号(フ
レーム)は1巡してマスタノード11に戻る。
【0024】なお、注入勧誘信号を”0”、注入不要信
号を”1”に決めておけば、図3に示すアンド回路41
で必要な遅延時間を確保してから注入不要信号に相当す
る”1”と注入勧誘信号に相当する”0”とをオア回路
34で”1”にすれば注入不要信号になる。すなわち、
注入勧誘信号はリセットされたことになる。また、必要
な遅延時間は図7に示すように終了信号EDを検出する
ための時間すなわちED信号分だけで良い。
【0025】これに対して従来方式では図13に示すよ
うに、送信ありのとき、受信信号がフレーム信号であれ
ば、そのまま中継し、トークン信号であれば、自己の送
信信号フレームの注入に切り替えるため、トークン信号
の検出時間分の遅延時間を必要とする。この遅延時間は
図12Aに示す通りこの実施例の3倍になる。
【0026】次に再送段階について述べる。マスタノー
ド11は一巡信号を前記初送段階と同様に注入勧誘信号
をリセットして記憶しておき、最後の注入勧誘信号を受
信してから、記憶した一巡信号を再度注入する。なお、
マスタノード11宛の信号は前記と同様に取り込む。し
かし、注入勧誘信号は注入しない。下流のスレーブノー
ド12Aは、上流から受信した信号をそのまま下流へ中
継送信する。
【0027】このとき、自ノード宛の信号、特にスレー
ブノードからの信号は取り込む。しかし、注入勧誘信号
を受信しないので、自ノードからは注入しない。次の下
流のスレーブノードも上記と同じ動作を行い、以下順次
繰り返す。この繰り返しによりマスタノード11から注
入された一巡信号は再び一巡してマスタノード11に戻
る。マスタノード11はこの動作の後、一定時間経過後
初送段階に戻る。
【0028】以上により一定時間周期に初送段階では、
マスタノードから全スレーブノードへの信号と、全スレ
ーブノードからマスタノードへの信号、および再送段階
では、スレーブノードから他のスレーブノードへの信号
を送ることができる。
【0029】図6Aはこの発明の実施例におけるタイム
チャートで、このタイムチャートと従来例におけるタイ
ムチャート(図14に示す)を比較すれば、この発明の
実施例における伝送時間が従来例より短縮されているが
判る。なお、この発明の実施例のタイムチャートから明
かのようにこの発明においては全ノード発信分であるの
に対して従来例では1ノード分である。
【0030】次に異常動作について述べる。図6Bは異
常動作時における概略総合タイムチャートで、まず、連
続異常検出をスレーブノード発信した場合について述べ
る。スレーブノードは受信側の回線異常が一定時間以上
連続した場合はマスタノードと他のスレーブノード宛の
信号を注入する。このときの時間はマスタノードに近い
下流程短く設定する。そして、最後に注入勧誘信号を注
入する。この場合、情報の中に”連続受信異常発生”を
入れる。
【0031】下流のスレーブノードは平常時のときと同
様の動作を行って、マスタノードと他のスレーブノード
宛の信号を注入する。次の下流のスレーブノードも同じ
動作を行い、以下順次繰り返す。この繰り返しにより、
以後逐次追加された全ノードの注入信号(フレーム)は
マスタノードに戻る。マスタノードはこの一巡信号を記
憶しておき、最後の、注入勧誘信号を受信してから、記
憶した一巡信号を再度注入する。マスタノード宛の信号
は平常動作時の場合と同様に取り込む。なお、注入勧誘
信号は注入しない。以下平常動作時の再送段階の動作を
行う。
【0032】マスタノード発信した場合を次に述べる。
マスタノードは受信回線の異常の有無に拘わらず一定時
間間隔で平常動作時の初送段階における”マスタノード
は全スレーブノード宛の信号を注入した後、注入勧誘信
号を注入する”動作を行う。次の下流のスレーブノード
も平常動作時の初送段階における場合と同じ動作を行
い、以下順次繰り返して、障害を検出したスレーブノー
ドの直ぐ上流に至る。障害のためここで信号は止まる。
【0033】以上により、従来例のようにループバック
を行わなくてもよくなる。すなわち、連続異常検出スレ
ーブノード発信によって、全スレーブノードからのマス
タノード宛の送信(図2に示す符号イ、ロ、ハ、ニ、
ホ、ヘ)、全スレーブノードから他のスレーブノード宛
の送信(図2に示す符号イ、ニ、ホ)が可能になるとと
もに、マスタノード発信によって、マスタノードから全
スレーブノード宛の送信(図2に示す符号ロ、ハ、ヘ)
が可能になる。
【0034】間欠異常について述べるに、間欠的な異常
を検出したノードは、注入する情報の中に(間欠的異常
検出)を入れる。通常間欠的に発生する異常の原因は見
つけにくい。しかし、この発明における実施例のように
一定周期に全ノードが送信連絡を行い、そのときに検出
連絡を行えば、全ノードの連絡内容から間欠障害検出ノ
ードを比較することによって、ループ内の原因箇所を容
易に限定できる。
【0035】上記実施例のように構成することにより、
以下のような作用効果が得られる。 a.発言権の獲得譲渡手順 従来例では図12、図13に示すように”トークン信
号”と”フレーム信号”の2種類必要でその判別が必要
であったが、この発明の実施例では注入勧誘信号ビット
のみで良くなる。
【0036】b.発言権譲渡信号消滅時の再生手順 従来例では図14に示す発言権譲渡を示す”トークン”
が消滅した場合、その再生手順を必要とした。この場
合、複数箇所から”トークン”を注入すると、複数の”
トークン”が巡回してしまい複数箇所からフレームを注
入することになって通信が混乱する。そのため、一カ所
のみトークンを注入するような手順にしなければならな
い。しかし、この実施例では、図6Aに示すように”ト
ークン”信号を必要とせず一定周期に起動するので、こ
の手順は不要となる。
【0037】c.同一信号の無限巡回防止手順 従来例では、フレーム信号を注入したノードがバイパス
状態になると、他のノードはただ中継を繰り返す。その
結果無限に巡回を行ってしまう。このため、その対策を
必要とした。しかし、この実施例では、マスターノード
では中継を行わない(ループを切っている)ので、無限
巡回は発生しない。
【0038】d.アドレスの重複検出用手順 従来例では、一カ所しかフレームを注入しないので、ア
ドレス重複を検出するには複雑な手順を必要とした。し
かし、この実施例では、全ノードが毎回注入されるの
で、同一発信元アドレス(SA)重複として直ちに検出
できる。
【0039】e.ノード消滅時の検出手順 従来例では、ノードがバイパス状態になってもそのまま
ではそのノードの消滅を検出できない。したがって、そ
れを検出する手順を必要とした。しかし、この実施例で
は前記e項と同様全ノードが毎回注入されるので、発信
元アドレス欠落として直ちに検出できる。
【0040】f.データの紛失、重複時の修正手順 従来例ではデータの紛失や重複が発生した場合、その対
策手順を必要とした。しかし、この実施例では、周期的
に繰り返し送信を行うため対策は不要となる。
【0041】g.障害発生時のループバック系の構成手
順 従来例では伝送回線障害発生時回線構成を変えて、ルー
プバック系を構成する必要があった。しかし、この実施
例では、回線構成を変えなくて済む。
【0042】h.間欠的障害の原因検出 従来例では間欠的に発生するため、ループ回線のどこが
原因かを検出する直接的な手段がなかった。しかし、こ
の実施例では、一定周期で全ノードが信号を注入するの
で、間欠障害の検出ノードを比較することによって原因
箇所を限定できる。
【0043】上記のほか間欠的な障害の原因の検出が容
易になり、LANの屋外の適用が可能となり、集積回路
の単純化による温度上昇を縮小することができる。ま
た、この実施例では注入勧誘信号を用いたので、トーク
ン信号”T”と、制御信号”C”が不要になり、特
に、”C”は従来方式の複雑な伝送規約をコントロール
するためのもので、これが不要になることが、この実施
例の特徴である。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
応答時間を早くすることが出来ると共に伝送規約を単純
化を図ることができ、しかも間欠的な障害の検出を容易
にし、屋外でも使用できるようにした利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成説明図。
【図2】上記実施例における障害発生時の構成説明図。
【図3】マスタノード部の具体的な構成説明図。
【図4】スレーブノード部の具体的な構成説明図。
【図5】上記実施例のフレーム内容を示すフォーマッ
ト。
【図6】Aは上記実施例の平常動作時のタイムチャー
ト、Bは上記実施例の連続異常動作時のタイムチャー
ト。
【図7】上記実施例の詳細な動作を述べるタイムチャー
ト。
【図8】従来例を示す構成説明図。
【図9】図8の障害発生時の構成説明図。
【図10】監視制御システムと通信回線構成を示す構成
説明図。
【図11】従来例のノードの具体的な構成説明図。
【図12】従来例のフレーム内容を示すフォーマット
で、Aはトークン信号、Bはフレーム信号を示すフォー
マット。
【図13】従来例の詳細な動作を述べるタイムチャー
ト。
【図14】従来例における平常動作を述べるタイムチャ
ート。
【符号の説明】
11…マスターノード 12A,12B,12C…スレーブノード 13、14…伝送路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのマスターノードと複数のスレーブ
    ノードを2重化した伝送路をリング状に接続し、マスタ
    ーマスターノードには伝送制御部を介して監視制御部
    を、各スレーブノードには伝送制御部を介して被監視制
    御部をそれぞれ接続し、マスターノードおよびスレーブ
    ノードにはバイパス伝送路およびループバック伝送路を
    それぞれ設けて、前記伝送路に障害が発生したときに
    は、その障害のある伝送路を切り離してループバック伝
    送路を用いてデータを伝送させるようにしたLANにお
    いて、 マスターノードおよびスレーブノードのループバック伝
    送路は省くとともにスレーブノードだけにバイパス伝送
    路を設けたことを特徴とするLAN。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のLANにおいて、マスタ
    ーノードから全スレーブノード宛のフレーム信号を伝送
    した後、注入勧誘信号を伝送し、下流のスレーブノード
    は上流から受信した信号をそのまま下流のスレーブノー
    ドへ中継送信し、注入勧誘信号はリセットしてからさら
    に下流のスレーブノードへ送信し、そのスレーブノード
    も同様に信号を処理して以下順次同様な処理を繰り返す
    ことによって逐次追加された全ノードの注入フレーム信
    号がマスターノードに戻るようにしたことを特徴とする
    LANにおけるデータ収集方法。
  3. 【請求項3】 マスターノードから全スレーブノード宛
    のフレーム信号に直接注入勧誘信号を設けたことを特徴
    とする請求項2記載のLANにおけるデータ収集方法。
  4. 【請求項4】 マスタノードは逐次追加された全ノード
    の注入フレーム信号を記憶しておき、最後の注入勧誘信
    号を受信してから記憶した信号を再度伝送するようにし
    たことを特徴とする請求項2記載のLANにおけるデー
    タ収集方法。
  5. 【請求項5】 スレーブノードは受信側の回線異常が一
    定時間以上連続したときあるいは間欠的に異常を検出し
    たとき、マスタノードと他のスレーブノード宛の信号を
    注入するとともに情報の中に連続受信異常発生あるいは
    間欠的異常検出を入れることを特徴とする請求項2およ
    び3記載のLANにおけるデータの収集方法。
JP6077736A 1994-04-18 1994-04-18 Lanおよびlanにおけるデータ収集方法 Pending JPH07288538A (ja)

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