JPH07286074A - マーキング用組成物、成形物及びマーキング方法 - Google Patents

マーキング用組成物、成形物及びマーキング方法

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JPH07286074A
JPH07286074A JP4930695A JP4930695A JPH07286074A JP H07286074 A JPH07286074 A JP H07286074A JP 4930695 A JP4930695 A JP 4930695A JP 4930695 A JP4930695 A JP 4930695A JP H07286074 A JPH07286074 A JP H07286074A
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JP
Japan
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polyolefin resin
molded product
resin composition
weight
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JP4930695A
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English (en)
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Haruki Niimoto
昭樹 新本
Shoichi Hayashibara
昌一 林原
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Publication date
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    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F3/00Labels, tag tickets, or similar identification or indication means; Seals; Postage or like stamps
    • G09F3/08Fastening or securing by means not forming part of the material of the label itself
    • G09F3/18Casings, frames or enclosures for labels
    • G09F3/20Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels
    • G09F3/202Casings, frames or enclosures for labels for adjustable, removable, or interchangeable labels for labels being formed by a combination of interchangeable elements, e.g. price labels

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Abstract

(57)【要約】 【構成】珪素化合物を、ポリオレフィン樹脂に対して、
0.005重量%以上で0.5重量%未満含有するマー
キング用ポリオレフィン樹脂組成物。 【効果】本発明によると、ポリオレフィン樹脂に対して
0.5重量%未満という極めて少ない添加量でもレーザ
ー光照射部分が黒褐色から黒色に発色するので、マーキ
ングされる製品の色相や色調に影響を与えることなく、
又樹脂組成物の成形性や研磨性等の物性に影響を与える
ことなく、ポリオレフィン樹脂の成形物の表面にレーザ
ーで黒褐色から黒色のマークを施すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はマーキング用組成物、そ
の成形物、及びマーキング方法に関する。更に詳しく
は、レーザー光線照射により鮮明な黒褐色〜黒色に発色
するマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物、その成形
物、及びレーザーマーキング方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、IC、抵抗体、コンデンサー、イ
ンダクター等の電子部品、リレー、スウィッチ、コネク
ター、印刷回路板等の電気部品、電気製品のハウジン
グ、自動車部品、機械部品、ケーブル、シート、包装シ
ート、カード、食品、化粧品、トイレタリー用品或は医
薬品等の各種容器、容器類のキャップ等の表面へメーカ
ー名、物品名、製造年月日等のマーキングをするための
方法として、非接触で且つマーキング速度が早く、自動
化、工程管理が容易なことからレーザー光によるマーキ
ング方法(レーザーマーキング)が普及している。
【0003】レーザーマーキングは、高分子有機材料、
金属等からなる部品等の表面に直接レーザー光を照射し
て、表面の状態変化、或は、照射部分の着色剤の変色、
脱色による変化を利用してマーキングを行うものであ
る。しかしながら、このマーキング方法に於て、マーキ
ングする基材にポリオレフィン樹脂を用いた場合、場合
に依っては該樹脂がレーザー光を透過してマーキング出
来なかったり、レーザー光を吸収して蝕刻が生じた場合
でも樹脂が溶融するだけで鮮明なマーキングが出来なか
ったり、又、着色剤を用いた場合でも鮮明に発色しにく
いと言った問題点を有している。
【0004】このような問題点を解決するために、ポリ
オレフィン樹脂成形物にレーザーマーキング法を適用す
るにあたっては、鮮明に発色する発色剤の検討が種々な
されている。例えば、特開昭60−155493では黄
色酸化鉄が、特開昭61−69488、特開平1−30
6285では無機鉛化合物が、特開平2−204888
ではマンガンバイオレット、コバルトバイオレットが、
特開昭63−239059では水銀、コバルト、銅、ビ
スマス、ニッケル等の金属化合物がそれぞれ記載されて
いる。しかし、これらの化合物は重金属が主である為、
安全性、環境への影響等の問題点を、又、黄色酸化鉄の
場合は化合物自体が着色しているため、種々の色相に着
色された樹脂に用いることが出来ない等、その使用範囲
に制限があるという問題点を有している。化合物が着色
していないものとして特開昭60−110737では真
珠光沢顔料が記載されているが、この場合は着色はして
いないものの真珠光沢がある為、真珠光沢を必要としな
い製品には使用できないという問題点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】又、着色していない発
色剤といっても完全に無色のものは存在しないことか
ら、その添加量が多くなるとマーキングされる製品の色
相や色調に影響を与えるという問題があり、又、粘度が
高くなってその成形性に影響を与えたり、発色剤の種類
によっては研磨性が高くなり成形時に成形機や混練機を
傷める等の問題もある。従って、発色剤自体が無色で、
その添加量が微量でもレーザー光線により鮮明な黒褐色
から黒色に発色するマーキング用組成物が求められてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは前記した様
な課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明に到
ったものである。即ち、本発明は、(1)珪素化合物
を、ポリオレフィン樹脂に対して、0.005重量%以
上で0.5重量%未満含有するマーキング用ポリオレフ
ィン樹脂組成物、(2)珪素化合物が無機珪素化合物で
ある上記(1)のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成
物、(3)無機珪素化合物が二酸化珪素系化合物である
上記(2)のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物、
(4)二酸化珪素系化合物が二酸化珪素、雲母類、カオ
リン類、高炉スラグ、珪砂、珪藻土又はタルクである上
記(3)のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物、
(5)ポリオレフィン樹脂がポリエチレン又はポリプロ
ピレンである上記(1)のマーキング用ポリオレフィン
樹脂組成物、(6)無機化合物の重量平均粒子径が10
μ以下である上記(1)のマーキング用ポリオレフィン
樹脂組成物、(7)上記(1)のマーキング用ポリオレ
フィン樹脂組成物において、珪素化合物の総量に対し、
20〜1000重量%の酸化チタンを含有させたマーキ
ング用ポリオレフィン樹脂組成物、(8)上記(1)の
マーキング用ポリオレフィン樹脂組成物を成形した樹脂
成形物、(9)樹脂成形物が容器類である上記(8)の
樹脂成形物、(10)樹脂成形物がフィルム類である上
記(8)の樹脂成形物、(11)上記(8)ないし(1
0)の樹脂成形物にレーザー光を照射することを特徴と
する成形物のマーキング方法、(12)レーザー光が赤
外線レーザー光である上記(11)のマーキング方法、
(13)赤外線レーザー光が遠赤外線レーザー光である
上記(12)のマーキング方法、(14)樹脂成形物の
表面におけるレーザー光のエネルギーが2.5〜20J
/cm2 である上記(12)のマーキング方法、(1
5)珪素化合物を、ポリオレフィン樹脂に対して、0.
5〜5重量%含有する、上記(8)の樹脂成形物用のマ
スターバッチ、(16)雲母類を、ポリオレフィン樹脂
に対して、0.005重量%以上で2重量%未満含有す
るマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物、(17)雲
母類を、ポリオレフィン樹脂に対して、0.005重量
%以上で1重量%未満含有するマーキング用ポリオレフ
ィン樹脂組成物、(18)ポリオレフィン樹脂がポリエ
チレン又はポリプロピレンである上記(16)又は(1
7)のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物、(1
9)上記(16)ないし(18)のマーキング用ポリオ
レフィン樹脂組成物を成形した樹脂成形物、(20)樹
脂成形物が容器類である上記(19)の樹脂成形物、
(21)樹脂成形物がフィルム類である上記(19)の
樹脂成形物、(22)上記(19)ないし(21)の樹
脂成形物に赤外線レーザー光を照射することを特徴とす
る成形物のマーキング方法、(23)赤外線レーザー光
が遠赤外線レーザー光である上記(22)のマーキング
方法、(24)樹脂成形物の表面における赤外線レーザ
ー光のエネルギーが2.5〜20J/cm2 である上記
(22)のマーキング方法、に関する。
【0007】以下に本発明のマーキング用組成物、成形
物及びマーキング方法に就き詳細に説明する。本発明で
用いられるポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等が挙げられ、メルティング イン
デックス(MI)で0.01〜60、好ましくは0.0
2〜55程度のものが良い。
【0008】本発明で用いられる珪素化合物はレーザー
マーキングの際に発色剤、特に黒褐色〜黒色に発色する
発色剤として作用する。珪素化合物としては、無機珪素
化合物、特に二酸化珪素、雲母類、カオリン類、高炉ス
ラグ、珪砂、珪藻土、タルク等の二酸化珪素系化合物が
好ましい。二酸化珪素系化合物の中では、発色濃度の関
係から、雲母類が最も好ましい。雲母類としては、例え
ばシロウンモ、ベニウンモ、ソーダウンモ、セリサイト
(キヌウンモ)、バナジンウンモ、イライト等のシロウ
ンモ系列に属する雲母類、クロウンモ、キンウンモ、テ
ツウンモ、チンワルドウンモ等のクロウンモ系列に属す
る雲母類、及びカイリョク石、セラドン石、ムスコバイ
ト、フロゴバイト、スゾライト、パラゴナイト、バーミ
キュライト等の天然雲母類、フッ素4珪素雲母で代表さ
れる合成雲母類が挙げられるが、ムスコバイト、フロゴ
バイト、スゾライト、フッ素4珪素雲母等の雲母が特に
好ましい。又、二酸化珪素としては、含水状態のもので
も非含水状態のものでもよく、例えば結晶性のもの、無
定形のもの、ガラス状のもの、コロイド状のもの等があ
げられるが、低研磨性という点からすると、無定形のも
のやコロイド状のものが好ましい。カオリン類は、カオ
リン型層により構成される構造を持つものであり、カオ
リン、カオリナイト、ナクライト、デイッカイト、ハロ
イサイト、加水ハロイサイト、メタハロイサイト、エン
デライト、アナウキサイト、及びクリソタイル、クロン
ステット石、アンチゴライト、アメス石、シャモス石の
一部が挙げられるが、特に好ましくはカオリン、カオリ
ナイトである。高炉スラグは製鉄の溶鉱炉から出るスラ
グであり、鉄鋼中の不純物とコークスの灰、石灰石が反
応して出来た溶融物であり、その主成分はCaO、Si
2 、Al2 3 である。Al2 3 は10〜20%で
残りの大部分がCaOとSiO2 であるが、重量比でC
aO:SiO2 が1より大きいものを塩基性スラグ、1
より小さいものを酸性スラグという。塩基性スラグ、酸
性スラグ共に発色剤として用いることが出来る。珪砂は
石英粒を主成分とする砂であり、SiO2 90%以上を
含み、他に長石、ジルコン、磁鉄鉱などを含む鉱物であ
る。珪藻土は単細胞藻類である珪藻の遺骸からなる珪質
の堆積物でその主成分は含水非晶質2酸化珪素である。
粘土、火山灰、有機物などが混じっている場合もあり、
その色は白色から黄灰色に亘るがマーキング用樹脂に要
求される種々の色調に対応するためには白色が好まし
い。又、タルクはマグネシウムの含水珪酸塩鉱物であり
Mg2 Si4 10(OH)2 の組成を有する。これらの
珪素化合物は2種類以上を併用してもよい。
【0009】本発明で用いられる珪素化合物の重量平均
粒径は特に制限はないが、マーキング用樹脂の色調への
影響を考慮すると、約700μ以下、好ましくは10μ
以下、特に好ましくは約0.5〜10μ程度である。そ
の使用量は、ポリオレフィン樹脂に対して、0.005
重量%以上で0.5重量%未満、好ましくは約0.00
5以上で0.4重量%未満、更に好ましくは約0.00
5重量%以上で0.3重量%未満、特に好ましくは約
0.01〜0.2重量%程度がよい。尚、雲母類では、
上記範囲でもよく、又0.005重量%以上で2重量%
未満、好ましくは約0.005重量%以上で1重量%未
満、さらに好ましくは約0.01以上で1重量%未満、
特に好ましくは約0.01〜0.8重量%程度でもよ
い。又、カオリン類では、上記範囲でもよいが、0.0
8重量%以上で0.3重量%未満程度でもよい。
【0010】本発明において、珪素化合物のみの使用で
は黒褐色に発色するのに対して、二酸化チタンを併用す
ると、黒褐色の赤味がなくなり、灰色〜黒色に発色し、
マークの鮮明さがより向上するので、好ましい。二酸化
チタンは、通常市販されているものであれば特に制限は
ないが、透明性を必要とせず黒色発色を望む場合は顔料
用として市販されているものを使用することが好まし
く、又透明性を保ちつつ灰色系発色を望む場合は微粒二
酸化チタンを使用することが好ましい。顔料用の二酸化
チタンはルチル型、又はアナターゼ型の何れでも使用可
能である。微粒二酸化チタンは0.1μ以下の粒径を持
つものであり、例えばテイカ(社)製のMT−500B
が挙げられる。二酸化チタンの使用量は特に制限はない
が、コスト面から出来るだけ少量使用が好ましく、通常
珪素化合物に対して約1000重量%以下でよいが、微
粒二酸化チタンを使用する場合、その使用量は好ましく
は約20〜1000重量%程度である。顔料用の二酸化
チタンを使用する場合、多すぎると酸化チタンの隠蔽性
が出て淡色調になるため、色調によってはその使用量を
好ましくは約20〜400重量%、特に好ましくは約3
0〜300重量%程度に制限した方が好ましい場合があ
る。
【0011】本発明のマーキング用組成物には必要に応
じて添加剤等を加えることが出来る。添加剤としては、
例えば、着色剤、充填剤(フィラー類)、滑剤、可塑剤
等が挙げられる。使用し得る着色剤としては特に制限な
いが、黒色系以外の着色剤が好ましく、例えばフタロシ
アニン、アゾ、ジスアゾ、キナクリドン、アントラキノ
ン、フラバントロン、ペリノン、ペリレン、ジオキサジ
ン、縮合アゾ、アゾメチン又はメチン系の各種有機系色
素、酸化チタン、硫酸鉛、酸化亜鉛、クロムエロー、ジ
ンクエロー、クロムバーミリオン、ベンガラ、コバルト
紫、紺青、クロムグリーン、酸化クロム、コバルトグリ
ーン等の無機顔料が挙げられる。これらの有機、無機顔
料は発色したマークの鮮明性に影響を与えない範囲、例
えばポリオレフィン樹脂に対して0.001〜3重量%
の範囲で添加される。尚、黒色系の着色剤であっても発
色したマークの鮮明性に影響を与えない範囲で使用する
ことは可能である。又、充填剤としては、炭酸カルシウ
ム、アルミナ、硝子繊維等、通常ポリオレフィン樹脂に
用いられる充填剤が挙げられる。これらは発色したマー
クの鮮明性に影響を与えない範囲、例えばポリオレフィ
ン樹脂に対して0.001〜3重量%の範囲で添加され
る。
【0012】又、使用し得る滑剤としては、ステアリン
酸、ベヘン酸及びそのエステル、又は塩、カルナウバワ
ックス、ポリエチレンワックス等のワックス類及び各種
界面活性剤が用いられる。これらはポリオレフィン樹脂
に対して通常0.1〜5.0重量%の割合で必要により
添加される。又、可塑剤としてはフタル酸、リン酸、セ
バシン酸等のエステルが挙げられる。そのほか、酸化防
止剤、熱安定剤、光安定剤、難燃剤等通常プラスチック
の加工の際に常用されている添加剤を添加してもよい。
これらの添加剤は、本発明のマーキング用ポリオレフィ
ン樹脂組成物を作製する際に、粉末のまま用いても良
く、又、マスターバッチの形態で用いても良い。
【0013】本発明のマーキング用ポリオレフィン樹脂
組成物は、珪素化合物、所望により二酸化チタン、更に
必要に応じて着色剤、充填剤、滑剤、可塑剤、熱安定剤
等の添加剤をポリオレフィン樹脂に加えて、エクストル
ーダー、2軸ニーダー、ロールミル等の混練機を用いて
均一に配合することにより得られる。又本発明のマーキ
ング用ポリオレフィン樹脂組成物は、珪素化合物等の濃
度の高いマスターバッチを製造し、これにポリオレフィ
ン樹脂、所望によりフィラー等の添加剤を加えて混練機
を用いて均一に配合することによっても得られる。この
ようにして得られた本発明の組成物はそのまま、又必要
があれば、更にポリオレフィン樹脂やフィラー等の添加
剤を加え、それ自体公知の方法で、本発明の樹脂成形物
に成形される。尚、珪素化合物等の濃度の高いマスター
バッチは、珪素化合物、所望により二酸化チタン、更に
必要に応じて着色剤、充填剤、滑剤、可塑剤、熱安定剤
等の添加剤をポリオレフィン樹脂に加えてエクストルー
ダー、2軸ニーダー、ロールミル等の混練機を用いて均
一に配合し、例えばペレット状又はマーブル状等の所望
の形状に成形することにより得られる。マスターバッチ
中の珪素化合物の含量はポリオレフィン樹脂に対して
0.5〜5重量%程度、好ましくは0.5〜2重量%程
度がよい。
【0014】樹脂成形物としては、例えばフィルム等の
2次元成形物、容器、キャップ、部品等の3次元成形物
が挙げられる。
【0015】フィルム等の2次元成形物は、熱可塑性樹
脂のフィルム化に用いられるインフレーション加工、多
層インフレーション加工、Tダイフィルム加工、フラッ
トフィルム法による縦横同時二軸遠心法、又は縦横逐次
二軸遠心法、チューブラフィルム法等公知の方法により
作製される。この様にして作製されたフィルムは食品包
装、繊維包装、雑貨包装、薬品類の包装、テープ、絶縁
材料、農業用フィルム、各種シート、各種シール、ラベ
ル等通常の熱可塑性樹脂フィルムが用いられる分野と同
様の分野で用いられる。又、本発明のフィルムは、各種
基材即ちクラフト紙や上質紙などの紙類、プラスティッ
クフィルム類、アルミニウム等の金属箔などと密着させ
てラミネートとすることが出来、その様にして得られた
ラミネートの用途としては牛乳、酒類などの食品容器、
医薬品の包装材料、食品の包装材料、各種シート、各種
シール、ラベル等の用途が挙げられる。
【0016】本発明のレーザーマーキング用ポリオレフ
ィン樹脂組成物を用いた3次元成形物は、その成形物に
応じて射出成形、押し出し成形、中空成形、回転成形、
発泡成形、粉末成形、真空成形等公知の方法で成形され
る。その具体例としては食品、洗剤、医薬品、化粧品、
飲料製品等の容器及びそのキャップ類、食品トレー、チ
ューブ、医療容器、衣料器具、家電製品のハウジング
類、電気用品、家庭用品、バンパー等の自動車用部品、
自動車内装品、テープカセット等のオーディオ用品、、
フロッピーディスク等の情報機器用用品、パイプ、建築
資材、工業部品、各種コンテナ、衣料容器、多層容器、
日用雑貨、各種事務機、事務用品等、通常一般に市販さ
れている熱可塑性樹脂を主成分とする各種成形物が挙げ
られる。
【0017】このようにして得られた2次元又は3次元
成形物の表面にレーザー光を照射することにより、照射
部分に鮮明なコントラストの黒褐色から黒色のマーキン
グが得られる。レーザー光としては、例えば炭酸ガスレ
ーザー(波長約10600nm)などの遠赤外線レーザ
ー、YAGレーザー(波長約1060nm)などの近赤
外線レーザー、エキシマレーザーが挙げられるが、赤外
線レーザー、特に遠赤外線レーザーが好ましい。レーザ
ー光の照射量としては例えばTEA炭酸ガスレーザーの
場合、照射元のエネルギー密度として0.5〜1J/c
2 程度、本発明の樹脂成形物の表面に照射するエネル
ギー密度としては、例えば2.5〜20J/cm2 、好
ましくは2.8〜16J/cm2 、より好ましくは3.
5〜16J/cm2 程度がよい。この照射部のエネルギ
ー密度(Ed )は、レーザー光を集光して樹脂成形物の
表面に照射するので、照射元より高くなり、次の計算式
で求められる。 Ed =(照射元の総エネルギー量)/(マスク未使用時
の照射部の面積) 本発明では使用する発色剤の添加量が少ないので、樹脂
の脆性、加工性等の物性に与える影響がほとんどない。
【0018】
【実施例】次に実施例に依って、本発明を更に具体的に
説明するが、本発明がこれらの実施例のみに限定される
ものではない。実施例中「◎」は黒褐色又は黒色のマー
クが得られかつその鮮明度が極めて良いことを、「○」
は黒褐色又は黒色のマークが得られかつその鮮明度が良
いことを、「×」はマークの鮮明度が悪いこと、もしく
は白色のマークしか得られないことを示している。
【0019】参考例1 500mlのセラミック製サンドミルにガラスビーズ
(1mmφ)100ml、雲母(クラレ製、クラライト
マイカ600W、平均粒径8μ)100g、エチルアル
コール186gを加え8時間処理し、ガラスビーズを濾
去し、エチルアルコールを減圧下留去した後乾燥して平
均粒径2μの微粒雲母99gを得た。
【0020】実施例1 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、雲母(クラレ製、
クラライトマイカ 600W、平均粒径8μ)0.5部
を2軸ニーダーを用いて200℃で混練し、ロートプレ
ックスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して
本発明のマーキング用組成物とした。このものを50ト
ンプレスを用いて180℃で厚さ0.5mmのフィルム
とし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社
製、ザイマーク7000)を用いてマーキングを施して
鮮明な黒褐色マーク(◎)を得た。
【0021】実施例2 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、参考例1の微粒雲
母5部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練し、ロー
トプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除
去して本発明のマーキング用組成物とした。このものを
50トンプレスを用いて180℃で厚さ0.5mmのフ
ィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレン
ト社製、ザイマーク7000)を用いてマーキングを施
して鮮明な黒褐色マーク(◎)を得た。
【0022】実施例3 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、雲母(クラレ製、
クラライトマイカ30C 平均粒径680μ)5部、顔
料用の二酸化チタン(石原産業製、タイペークCR−6
0)5部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練し、ロ
ートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを
除去して本発明のマーキング用組成物とした。このもの
を50トンプレスを用いて180℃で厚さ0.5mmの
フィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレ
ント社製、ザイマーク7000)を用いてマーキングを
施して鮮明な黒色マーク(◎)を得た。
【0023】実施例4 ポリエチレン(チッソ製 UPポリエチ J110K
MI:10)1000部、参考例1の微粒雲母1部、微
粒二酸化チタン(テイカ製 MT−500B)10部を
2軸ニーダーを用いて160℃で混練し、ロートプレッ
クスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して本
発明のマーキング用組成物とした。このものを射出成形
機(山城精機製 SAV−40、以下に於て射出成形機
とはこのものを指す)を用いて150℃で板状に成形
し、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社製、
ザイマーク7000)を用いてマーキングを施して鮮明
な灰黒色マーク(◎)を得た。
【0024】実施例5 ポリプロピレン(東燃製 東燃ポリプロ J215 M
I:15)1000部、雲母(クラレ製 スゾライトマ
イカ 325S 平均粒径40μ)1部を2軸ニーダー
を用いて220℃で混練し、ロートプレックスミルで粉
砕後、長径1mm以下のものを除去して本発明のマーキ
ング用組成物とした。このものを射出成形機を用いて2
20℃で板状に成形し、その表面に炭酸ガスレーザー
(コヒーレント社製、ザイマーク7000)を用いてマ
ーキングを施して鮮明な黒褐色マーク(○)を得た。
【0025】実施例6 ポリプロピレン(チッソ製 チッソポリプロ K−81
40T MI:40)1000部、カオリン(平均粒径
2μ)2部を2軸ニーダーを用いて220℃で混練し、
ロートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下のもの
を除去して本発明のマーキング用組成物とした。このも
のを射出成形機を用いて220℃で板状に成形し、その
表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社製、ザイマー
ク7000)を用いてマーキングを施して黒褐色マーク
(○)を得た。
【0026】実施例7 ポリプロピレン(旭化成製 旭化成ポリプロ E100
MI:0.5)1000部、人工雲母(コープケミカ
ル製 MK−100 平均粒径2.5μ)5部を2軸ニ
ーダーを用いて220℃で混練し、ロートプレックスミ
ルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して本発明の
マーキング用組成物とした。このものを50トンプレス
を用いて200℃で厚さ0.5mmのフィルムとし、そ
の表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社製、ザイマ
ーク7000)を用いてマーキングを施して鮮明な黒褐
色マーク(◎)を得た。
【0027】実施例8 ポリエチレン(チッソ製 UPポリエチ J110K
MI:10)1000部、雲母(クラレ製、クラライト
マイカ 600W、平均粒径8μ)0.3部、二酸化チ
タン(石原産業製 タイペークR−820)0.3部を
2軸ニーダーを用いて160℃で混練し、ロートプレッ
クスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して本
発明のマーキング用組成物とした。このものを射出成形
機を用いて150℃で板状に成形し、その表面に炭酸ガ
スレーザー(コヒーレント社製、ザイマーク7000)
を用いてマーキングを施して鮮明な灰黒色マーク(◎)
を得た。
【0028】実施例9 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、高炉スラグ(平均
粒径8μ)1部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練
し、ロートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下の
ものを除去して本発明のマーキング用組成物とした。こ
のものを50トンプレスを用いて180℃で0.5mm
のフィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒー
レント社製、ザイマーク7000)を用いてマーキング
を施して鮮明な黒褐色マーク(○)を得た。
【0029】実施例10 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、珪砂粉(平均粒径
10μ)1部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練
し、ロートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下の
ものを除去して本発明のマーキング用組成物とした。こ
のものを50トンプレスを用いて180℃で0.5mm
のフィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒー
レント社製、ザイマーク7000)を用いてマーキング
を施して鮮明な黒褐色マーク(◎)を得た。
【0030】実施例11 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、珪藻土(平均粒径
6μ)1部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練し、
ロートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下のもの
を除去して本発明のマーキング用組成物とした。このも
のを50トンプレスを用いて180℃で0.5mmのフ
ィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレン
ト社製、ザイマーク7000)を用いてマーキングを施
して鮮明な黒褐色マーク(◎)を得た。
【0031】実施例12 ポリエチレン(チッソ製 UPポリエチ J110K
MI:10)1000部、高炉スラグ(平均粒径8μ)
3部、微粒二酸化チタン(テイカ製 MT−500B)
10部を2軸ニーダーを用いて160℃で混練し、ロー
トプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除
去して本発明のマーキング用組成物とした。このものを
射出成形機を用いて150℃で板上に成形し、その表面
に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社製、ザイマーク7
000)を用いてマーキングを施して鮮明な黒色マーク
(◎)を得た。
【0032】実施例13 ポリエチレン(チッソ製 UPポリエチ J110K
MI:10)1000部、タルク(平均粒径2μ)1部
を2軸ニーダーを用いて160℃で混練し、ロートプレ
ックスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して
本発明のマーキング用組成物とした。このものを射出成
形機を用いて150℃で板状に成形し、その表面に炭酸
ガスレーザー(コヒーレント社製、ザイマーク700
0)を用いてマーキングを施して鮮明な黒褐色マーク
(◎)を得た。
【0033】比較例1 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)1000部、雲母(クラレ製、
クラライトマイカ 600W、平均粒径8μ)50部を
2軸ニーダーを用いて200℃で混練し、ロートプレッ
クスミルで粉砕後、長径1mm以下のものを除去して比
較用のマーキング用組成物とした。このものを50トン
プレスを用いて180℃で厚さ0.5mmのフィルムと
し、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒーレント社製、
ザイマーク7000)を用いてマーキングを施した処、
白色マーク(×)しか得られなかった。
【0034】比較例2 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH MI:0.3)を50トンプレスを用いて18
0℃で厚さ0.5mmのフィルムとし、その表面に炭酸
ガスレーザー(コヒーレント社製、ザイマーク700
0)を用いてマーキングを施した処、マークは全く得ら
れなかった(×)。
【0035】比較例3 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BT MI:0.3)1000部、タルク(平均粒径
2μ)50部を2軸ニーダーを用いて200℃で混練
し、ロートプレックスミルで粉砕後、長径1mm以下の
ものを除去して比較用のマーキング用組成物とした。こ
のものを50トンプレスを用いて180℃で0.5mm
のフィルムとし、その表面に炭酸ガスレーザー(コヒー
レント社製、ザイマーク7000)を用いてマーキング
を施した処、白色マーク(×)しか得られなかった。
【0036】実験例 ポリエチレン(昭和電工製 ショーレックス S500
3BH)に所定量の発色剤を添加混練し、板状に成形し
た試験片の表面に所定の集光倍率で炭酸ガスレーザー
(レーザーテクニクス社製、ブレイザー6000 出力
26.1kv エネルギー総量3.8J)を照射してマ
ーキングを施し、レーザー光照射部のエネルギー密度と
マークの鮮明性との関係を調べた。その結果を表1に示
す。表中「○」は鮮明な黒褐色のマークが得られたこと
を、「△」は判別可能な黒褐色のマークが得られたこと
を、「×」はマークの判別が不可能なことを示してい
る。
【0037】
【表1】 表1 No. 発色剤 添加量 照射部のエネルギー密度(J/cm2 ) (%) 2.2 2.9 4.1 6.5 8.6 1. 雲母 0.1 × △ ○ 0.3 × ○ 2.カオリン 0.1 × △ ○ 0.3 × △ ○ 3.高炉スラグ 0.1 × △ ○ 0.3 × △ ○ 4. タルク 0.1 × △ ○ 0.3 × △ ○ 5.二酸化珪素 0.1 × △ ○ 0.3 × △ ○
【0038】
【発明の効果】本発明によると、ポリオレフィン樹脂に
対して0.5重量%未満という極めて少ない添加量でも
ポリオレフィン樹脂のレーザー光照射部分が黒褐色から
黒色に発色するので、マーキングされる製品の色相や色
調に影響を与えることなく、又樹脂組成物の成形性や研
磨性等の物性に影響を与えることなく、ポリオレフィン
樹脂の成形物の表面にレーザーで黒褐色から黒色のマー
クを施すことができる。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】珪素化合物を、ポリオレフィン樹脂に対し
    て、0.005重量%以上で0.5重量%未満含有する
    マーキング用ポリオレフィン樹脂組成物。
  2. 【請求項2】珪素化合物が無機珪素化合物である請求項
    1のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物。
  3. 【請求項3】無機珪素化合物が二酸化珪素系化合物であ
    る請求項2のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成物。
  4. 【請求項4】二酸化珪素系化合物が二酸化珪素、雲母
    類、カオリン類、高炉スラグ、珪砂、珪藻土又はタルク
    である請求項3のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成
    物。
  5. 【請求項5】ポリオレフィン樹脂がポリエチレン又はポ
    リプロピレンである請求項1のマーキング用ポリオレフ
    ィン樹脂組成物。
  6. 【請求項6】珪素化合物の重量平均粒子径が10μ以下
    である請求項1のマーキング用ポリオレフィン樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】請求項1のマーキング用ポリオレフィン樹
    脂組成物において、珪素化合物の総量に対し、20〜1
    000重量%の酸化チタンを含有するマーキング用ポリ
    オレフィン樹脂組成物。
  8. 【請求項8】請求項1のマーキング用ポリオレフィン樹
    脂組成物を成形した樹脂成形物。
  9. 【請求項9】樹脂成形物が容器類である請求項8の樹脂
    成形物。
  10. 【請求項10】樹脂成形物がフィルム類である請求項8
    の樹脂成形物。
  11. 【請求項11】請求項8ないし10の樹脂成形物にレー
    ザー光を照射することを特徴とする成形物のマーキング
    方法。
  12. 【請求項12】レーザー光が赤外線レーザー光である請
    求項11のマーキング方法。
  13. 【請求項13】赤外線レーザー光が遠赤外線レーザー光
    である請求項12のマーキング方法。
  14. 【請求項14】樹脂成形物の表面におけるレーザー光の
    エネルギーが2.5〜20J/cm2 である請求項11
    のマーキング方法。
  15. 【請求項15】珪素化合物を、ポリオレフィン樹脂に対
    して、0.5〜5重量%含有する、請求項8の樹脂成形
    物用のマスターバッチ。
  16. 【請求項16】雲母類を、ポリオレフィン樹脂に対し
    て、0.005重量%以上で2重量%未満含有するマー
    キング用ポリオレフィン樹脂組成物。
  17. 【請求項17】雲母類を、ポリオレフィン樹脂に対し
    て、0.005重量%以上で1重量%未満含有するマー
    キング用ポリオレフィン樹脂組成物。
  18. 【請求項18】ポリオレフィン樹脂がポリエチレン又は
    ポリプロピレンである請求項16又は17のマーキング
    用ポリオレフィン樹脂組成物。
  19. 【請求項19】請求項16ないし18のマーキング用ポ
    リオレフィン樹脂組成物を成形した樹脂成形物。
  20. 【請求項20】樹脂成形物が容器類である請求項19の
    樹脂成形物。
  21. 【請求項21】樹脂成形物がフィルム類である請求項1
    9の樹脂成形物。
  22. 【請求項22】請求項19ないし21の樹脂成形物に赤
    外線レーザー光を照射することを特徴とする成形物のマ
    ーキング方法。
  23. 【請求項23】赤外線レーザー光が遠赤外線レーザー光
    である請求項22のマーキング方法。
  24. 【請求項24】樹脂成形物の表面における赤外線レーザ
    ー光のエネルギーが2.5〜20J/cm2 である請求
    項22のマーキング方法。
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