JP2017145338A - 白色ポリエステル樹脂シート及びその製造方法並びに該シートを用いた包装用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】白色性及び隠蔽性に優れる白色ポリエステル樹脂シート及びその製造方法並びに該シートを用いた包装用容器を提供することを目的とする。【解決手段】ポリエステル樹脂、二酸化チタン及びブルーイング剤を含む白色樹脂層を少なくとも1層有し、前記白色樹脂層中の前記二酸化チタンの濃度が3.0質量%以上であり、且つ前記ブルーイング剤の濃度が0.0025〜0.0080質量%であり、Lab表色系のb値が+0.2〜+2.0であり、且つ全光線透過率が15%未満である、白色ポリエステル樹脂シート。【選択図】なし

Description

本発明は、白色性及び隠蔽性に優れる白色ポリエステル樹脂シート及びその製造方法並びに該シートを用いた包装用容器に関する。
ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」という。)に代表されるポリエステル樹脂は、化学的及び物理的性質に優れている。ポリエステル樹脂は、飲料ボトル等の容器、フィルム、及びシート等に広く利用されている。近年、ポリエステル樹脂の消費が増大している。また、コスト及び環境への負荷軽減の観点から、ポリエステル樹脂の再利用が進められている。
ポリエステル樹脂は、外観性に優れることが求められることがある。しかし、ポリエステル樹脂は通常、加熱溶融過程を経て劣化することから、再利用ポリエステル樹脂は一般的に黄色味が強くなる。よって、当該樹脂を原料に混ぜて製造されたポリエステル樹脂製品も必然的に黄色味が強くなる。特に、白色ポリエステル樹脂では、一見しただけで分かるほどの黄色味が生じることも少なくない。このような黄色味は、外観性が求められる用途へポリエステル樹脂を応用することを妨げるおそれがある。かかる黄色味を抑制したポリエステル樹脂として、再利用ポリエステル原料に白色顔料を添加した白色ポリエステル樹脂が知られている(特許文献1)また、黄色と補色関係にある青味を付与するために、カラーb値が特定のポリエステル樹脂を添加したポリエステル成形体が知られている(特許文献2)。
従来、二酸化チタンは、ポリオレフィン系重合体組成物からなるフィルムにおける公知の添加剤として知られている(特許文献3)。二酸化チタンは白色顔料として、シートの白色性及び隠蔽力を向上させるために添加されている。二酸化チタンは、結晶構造の違いにより、正方晶系のルチル型及びアナターゼ型、並びに斜方晶型のブルッカイト型の3種類がある。ルチル型はアナターゼ型と比べ、着色力及び隠蔽性に優れているが、黄色味を帯びており、色相の高級感に劣ることが知られている。
ルチル型に起因する前記黄色味を改善するために、特許文献4には、二酸化チタン等の白色顔料を含むポリオレフィン層に、群青等の無機ブルーイング剤を添加する方法が開示されている。しかし、特許文献5では、ブルーイング剤を用いる場合、ルチル型とブルーイング剤とを均一に混合することが非常に難しいことから、色のむらができ、また、二酸化チタンの持つ明度も阻害されるという問題点があることが指摘されている。
特開2015−151476号公報 特開2011−256328号公報 特開2003−335962号公報 特開昭53−19021号公報 特開平7−188580号公報
本発明は、ポリエステル樹脂シート中の成分に起因する黄色味等の着色を抑制し、白色性及び隠蔽性に優れる白色ポリエステル樹脂シート及びその製造方法並びに該シートを用いた包装用容器を提供することを目的とする。
本発明の白色ポリエステル樹脂シートは、ポリエステル樹脂、二酸化チタン及びブルーイング剤を含む白色樹脂層を少なくとも1層有し、前記白色樹脂層中の前記二酸化チタンの濃度が3.0質量%以上であり、且つ前記ブルーイング剤の濃度が0.0025〜0.0080質量%であり、前記シートのLab表色系のb値が+0.2〜+2.0であり、且つ全光線透過率が15%未満である。
本発明の包装用容器は、本発明のシートを熱成形することにより形成された包装用容器である。
本発明の白色ポリエステル樹脂シートの製造方法は、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する工程と、該混合物を成形することにより白色樹脂層を形成する工程と、を含む。
本発明の白色ポリエステル樹脂シート及び包装用容器は、ポリエステル樹脂シート中の成分に起因する着色(例えば、再利用ポリエステル樹脂又はルチル型二酸化チタンに由来する黄色味)が抑制され、白色性及び隠蔽性に優れる。よって、本発明の白色ポリエステル樹脂シート及び包装用容器は、外観性に優れることが求められる用途に好適に用いることができる。本発明の製造方法によれば、ポリエステル樹脂シート中の成分に起因する着色(例えば、再利用ポリエステル樹脂又はルチル型二酸化チタンに由来する黄色味)を抑制し、ポリエステル樹脂シートの白色性及び隠蔽性を向上させることができる。
本発明の実施の形態について以下説明する。本実施形態は本発明を実施する一例であって、本発明は本実施形態に限定されるものではない。
(1)白色ポリエステル樹脂シート
本実施形態に係る白色ポリエステル樹脂シート(以下、「本シート」という。)は、ポリエステル樹脂、二酸化チタン及びブルーイング剤を配合した白色樹脂層を少なくとも1層有する白色ポリエステル樹脂シートであって、前記白色樹脂層中の前記二酸化チタンの濃度が3.0質量%以上であり、且つ前記ブルーイング剤の濃度が0.0025〜0.0080質量%であり、前記シートのLab表色系のb値が+0.2〜+2.0であり、前記シートの全光線透過率が15%未満である。
前記ポリエステル樹脂は、多価カルボン酸又はその誘導体(エステル及び無水物等)とポリアルコールとの重縮合体である限り、具体的構造及び種類に限定はない。前記多価カルボン酸として通常、ジカルボン酸が用いられ、前記ポリアルコールとして通常、ジオールが用いられる。前記多価カルボン酸として、例えば、芳香族多価カルボン酸を用いることができる。前記ポリエステル樹脂は、前記多価カルボン酸又はその誘導体と前記ポリアルコールとの重縮合体でもよく、更に他の単量体、例えばスチレン等のビニル基をもった単量体と共重合させた共重合体でもよい。また、前記ポリエステル樹脂は、他の樹脂(例えば、エポキシ樹脂)により変性されたポリエステル樹脂でもよい。
前記ポリエステル樹脂として具体的には、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリエチレン−1,2−ビス(フェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボキシレート、及びポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートが挙げられる。前記ポリエステル樹脂として好ましくはPETである。
本実施形態では、前記ポリエステル樹脂として、新材ポリエステル樹脂(バージンポリエステル樹脂)若しくは再利用ポリエステル樹脂又はこれらの混合物を用いることができる。前記ポリエステル樹脂として、再利用ポリエステル樹脂又はそれを含む混合物を用いると、廃材量を減少させることにより環境への負荷が軽減され、また、ポリエステル樹脂の生産コストを下げることができるので好ましい。上記のように、再利用ポリエステル樹脂は一般的に黄色味が強くなる。しかし、本実施形態では、かかる黄色味を抑制して白色性を向上させることができる。
前記再利用ポリエステル樹脂としては、例えば、工場内で発生したポリエステル樹脂の破材(例えば、容器成形時の破材)及びポリエステル樹脂含有製品から回収されたポリエステル樹脂が挙げられる。前記再利用ポリエステル樹脂は透明樹脂でもよく、不透明樹脂でもよい。
前記ポリエステル樹脂として、新材ポリエステル樹脂及び再利用ポリエステル樹脂の混合物を用いる場合、該混合物中の再利用ポリエステル樹脂の割合には特に限定がない。該割合として好ましくは50質量%以下である。前記割合が上記範囲であると、得られる樹脂シートのIV値及び機械的強度を維持することができるので好ましい。
前記二酸化チタンの種類に特に限定はない。前記二酸化チタンとして、例えば、アナターゼ型及びルチル型が挙げられる。ルチル型は熱安定性、着色力及び隠蔽性に優れている。本実施形態では、前記二酸化チタンとしてルチル型が好ましい。また、前記二酸化チタンとして、結晶構造の異なる二酸化チタンを2種以上用いてもよい。例えば、前記二酸化チタンとして、ルチル型及びアナターゼ型の両者を用いてもよい。尚、結晶構造の異なる二酸化チタンを2種以上用いる場合、特許文献5に開示されているように、いずれか一方の二酸化チタン粒を中核とし、これを適宜の方法により他方の二酸化チタン粒で被覆した形態の二酸化チタンを用いてもよい。
前記白色樹脂層100質量%中、前記二酸化チタンの含有量は3.0質量%以上である。前記含有量が3.0質量未満の場合、シートの白色性及び隠蔽性が十分でないことから好ましくない。前記含有量として好ましくは3.0〜5.0質量%である。前記含有量が前記範囲であると、本シートに十分な白色性及び隠蔽性を付与することができるので好ましい。
前記二酸化チタンの粒径には特に限定はない。前記二酸化チタンの粒径として好ましくは0.25μm以上である。二酸化チタンの粒径がこの範囲であると、ブルーイング剤の濃度変化に対する本シートの色彩値(特にb*値)の変動が小さくすることができる。その結果、本シートの色ブレを抑制し、色合いを安定化させることができるので好ましい。該粒径はマイクロトラック法により測定された粒径である。
本シートの白色樹脂層はブルーイング剤を含有する。ポリエステル樹脂層では、層中の様々な成分に起因して白色性が低下することがある。例えば、上記のように、再利用ポリエステル樹脂は一般的に黄色味が強くなる。また、ルチル型はアナターゼ型と比べて黄色味を帯びている。更に、二酸化チタン自身は純粋な白色物質であるが、製造過程で発生する副生成物又は分散性を向上させるための添加剤等の影響により、樹脂層が色を帯びて白色性を低下させることがある。本実施態様では、ブルーイング剤を含有することにより、白色性を向上させることができる。
前記ブルーイング剤として、無機系及び有機系のブルーイング剤が挙げられる。無機系のブルーイング剤として無機系の染料及び顔料、具体的には、例えば、群青(ウルトラマリン青)、紺青(プロシア青(フェロシアン化鉄カリ)、及びコバルトブルーが挙げられる。また、有機系のブルーイング剤として有機系の染料及び顔料、具体的には、例えば、フタロシアニン系化合物、モノアゾ系化合物、ジアゾ系化合物、トリアリルメタン系化合物、及び縮合多環系化合物(例えば、インジゴ系化合物、アントラキノン系化合物)が挙げられる。前記ブルーイング剤として好ましくは無機系のブルーイング剤であり、より好ましくは群青である。
前記白色樹脂層100質量%中、前記ブルーイング剤の含有量は0.0025〜0.0080質量%、好ましくは0.0025〜0.0075質量%である。前記含有量が下限値未満であると、樹脂層の黄色味が残る等、樹脂層の白色性が低下するので好ましくない。一方、前記含有量が上限値を超えると、樹脂層が青みのある色合いになる。その結果、白色性が低下することに加え、無機質な印象が強くなり、製品(特に食品包装容器)への適用に好ましくない。
前記白色樹脂層は、白色性及び隠蔽性を著しく損なわない範囲で、必要に応じて他の成分を含んでいてもよい。例えば、前記白色樹脂層は、白色顔料として、前記二酸化チタン以外の白色顔料(二酸化ケイ素、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タルク、カオリン等)の1種又は2種以上を含んでもよい。また、前記他の成分として、例えば、公知のポリエステル樹脂組成物に用いられている種々の添加剤が挙げられる。該添加剤として具体的には、例えば、難燃剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、防曇剤、滑剤、アンチブロッキング剤、流動性改良剤、可塑剤、分散剤、及び抗菌剤が挙げられる。
白色度の指標として、Hunter Lab色空間におけるb値及びCIE L*a*b-*色空間におけるb*値が一般的に用いられる。b値及びb*値は共に、大きいほど黄色味が、小さいほど青味が強いことを意味する。本シートのLab表色系のb値は+0.2〜+2.0、好ましくは+0.3〜+2.0、更に好ましくは+0.4〜+2.0、より好ましくは+0.5〜+2.0である。前記b値が上記範囲であると、黄色味及び青味を抑制し、白色性に優れるので好ましい。
本シートの全光線透過率は15%未満、好ましくは13%以下、特に好ましくは10%以下である。全光線透過率が前記範囲であると、隠蔽性(色の濃さ)に優れることから好ましい。
本シートは、前記白色樹脂層を少なくとも1層有する限り、その具体的構造には特に限定はない。本シートは前記白色樹脂層のみで構成される単層構造でもよく、前記白色樹脂層の片面又は両面に他の層を有する多層構造でもよい。該他の層もまた、単層構造でもよく、多層構造でもよい。本シートとして、例えば、前記白色樹脂層の表面に顔料無添加層を有する多層構造シートが挙げられる。かかる顔料無添加層を有することにより、シートの表面平滑性(光沢)を維持することができるので好ましい。また、本シートは、少なくとも片方の外層に、ポリエステル樹脂及びアンチブロッキング剤を含む透明ポリエステル樹脂層を有する多層構造シートとすることができる。該多層構造シートを飲食品用容器として用いた場合、前記白色樹脂層と飲食品とが直接接触しないことから、食品衛生の観点から好ましい。
前記白色樹脂層を得る方法には特に限定はない。前記白色樹脂層は、例えば、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する工程と、該混合物を成形する工程と、を含む方法により製造することができる。該製造方法によれば、ポリエステル樹脂中に二酸化チタン及びブルーイング剤が均一に分散することにより、色むらの発生を抑制し、二酸化チタンが有する明度も阻害しないことから、白色樹脂層の白色性及び隠蔽性を向上させることができるので好ましい。尚、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチを得る方法には特に限定はない。
<不可能・非実際的事情について>
尚、上記方法により得られる白色樹脂層を含む本シート(製法特定シート)の白色性及び隠蔽性の向上は、上記のように、二酸化チタン及びブルーイング剤の分散状態が、単にポリエステル樹脂中に二酸化チタン及びブルーイング剤を分散させた白色樹脂層を含む本シート(製法非特定シート)よりも良好であることに起因すると考えられる。しかし、製法特定シートと製法非特定シートとの分散状態の相違を表す具体的指標(組成又は構造等)を特定すること自体が極めて困難である。かかる分散状態の相違を特定するための分析を行うには、製法特定シートと製法非特定シートを統計上有意となる数だけ製造し、試行錯誤の上で様々な試験を行い、有意な指標とその内容を具体的に見いださなければならず、膨大な時間とコストがかかる。以上の実情を考慮すれば、製法特定シートについて、製法非特定シートとの相違に係る構造又は特性を特定する文言を見いだすことができず、且つ、かかる構造又は特性を測定に基づき解析し特定することも不可能又は非実際的である。よって、上記方法により得られる白色樹脂層を含む本シートについては、「出願時において当該物をその構造又は特性により直接特定することが不可能であるか、又はおよそ実際的でないという事情」の存在が認められる。
本シートの具体的形状には特に限定はない。本シートの具体的形状は、必要に応じて適宜決定することができる。よって、前記「シート」の用語には、フィルム状も含まれる。本シートの厚みは、例えば、5〜500μm、好ましくは10〜300μmとすることができる。
本シートの用途には特に限定はない。本シートは、通常、任意の形状に成形して成形体として用いる。本シートは、公知のポリエステル樹脂と同様の用途に用いることができる。該用途として具体的には、例えば、包装製品(特に、飲食品用包装製品)、各種ラベル材料、蓋材、シート成型品、及びラミネートチューブが挙げられる。
(2)包装用容器
本実施形態に係る包装用容器(以下、「本容器」という。)は、本シートを成形することにより形成される。前記成形の具体的方法には特に限定はない。前記成形方法として、ポリエステル樹脂組成物について一般に採用されている公知の成形方法、具体的には、例えば、真空成形法(プラグアシスト成形法等)、射出成形法、超高速射出成形法、射出圧縮成形法、二色成形法、ガスアシスト等の中空成形法、断熱金型を使用した成形法、急速加熱金型を使用した成形法、発泡成形(超臨界流体も含む)、インサート成形、IMC(インモールドコーティング成形)成形法、押出成形法、シート成形法、熱成形法、回転成形法、積層成形法、プレス成形法、ブロー成形法が挙げられる。また、成形条件についても特に限定はない。成形条件は必要に応じて適宜決定することができる。
本容器の用途は、包装用である限り特に限定はない。本容器は、例えば、飲食品包装用容器が挙げられる。
(3)白色ポリエステル樹脂シートの製造方法
本実施形態に係る白色ポリエステル樹脂シートの製造方法(以下、「本方法」という。)は、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する工程(混合物調製工程)と、該混合物を成形することにより白色樹脂層を形成する工程(成形工程)と、を含む。
前記ポリエステル樹脂、二酸化チタン及び前記ブルーイング剤の内容については、本シートにおける説明が妥当する。本方法では、前記ポリエステル樹脂としてポリエチレンテレフタレートが好ましく、前記二酸化チタンとしてルチル型二酸化チタンが好ましく、前記ブルーイング剤として無機のブルーイング剤、特に群青が好ましい。また、本方法においても、前記ポリエステル樹脂として、新材ポリエステル樹脂(バージンポリエステル樹脂)若しくは再利用ポリエステル樹脂又はこれらの混合物を用いることができる。前記ポリエステル樹脂として、新材ポリエステル樹脂及び再利用ポリエステル樹脂の混合物を用いる場合、該混合物中の再利用ポリエステル樹脂の割合には特に限定がない。該割合として好ましくは50質量%以下である。前記割合が上記範囲であると、得られる樹脂シートのIV値及び機械的強度を維持することができるので好ましい。
前記混合物調製工程では、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する。前記マスターバッチを用いることにより、単に二酸化チタン及びブルーイング剤をポリエステル樹脂に混合する場合と比べて、二酸化チタン及びブルーイング剤を均一に分散させることができる。その結果、白色ポリエステル樹脂シートにおいて、色のむらの発生を抑制し、白色性を向上させることができる。
前記マスターバッチ中の前記二酸化チタン及びブルーイング剤の配合割合は、本シートを得ることができる範囲で適宜調節することができる。
前記マスターバッチは、本発明の作用効果を阻害しない限り、二酸化チタン及びブルーイング剤以外の他の成分を含んでいてもよい。
前記マスターバッチを得る方法には特に限定はない。通常、前記マスターバッチは、一般的な混練機、ロール、ミキサー又は押出機を用いて二酸化チタン及びブルーイング剤(更に、必要に応じて他の成分)を混練し、その後、任意の形態(例えば、ペレット、顆粒、粒子、チップ状、棒状、箔片、シート状)に成形して得ることができる。前記混練の条件(例えば、温度、時間)についても特に限定はない。該条件は必要に応じて適宜決定することができる。
前記混合物調製工程において、前記マスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する方法には特に限定はない。当該混合物も、一般的な混練機、ロール、ミキサー又は押出機を用いて前記マスターバッチ及びポリエステル樹脂(更に、必要に応じて他の成分)を混練することにより得ることができる。前記混練の条件(例えば、温度、時間)についても特に限定はない。該条件は必要に応じて適宜決定することができる。
前記混合物中の前記マスターバッチ及びポリエステル樹脂の配合割合は、本シートを得ることができる範囲で適宜調節することができる。
前記成形工程において、前記混合物を成形する方法は、本シートを得ることができる限り特に限定はない。該成形方法として、押出成形、射出成形、カレンダー成形、中空成形、真空成形、圧空成形等の公知の成形方法が挙げられる。
本方法では、前記混合物調製工程と前記成形工程とを別々の装置を用いて行ってもよく、同じ装置で連続的に行ってもよい。
前述のように、前記白色樹脂層は、白色性及び隠蔽性を著しく損なわない範囲で、必要に応じて他の成分を含んでいてもよい。該他の成分の内容については、本シートの説明が妥当する。本方法において、前記他の成分を添加する時期については特に限定はない。該他の成分は、例えば、前記混合物調製工程及び前記成形工程のいずれか一方の段階又は両方の段階で添加することができる。
また、前述のように、本シートは前記白色樹脂層のみで構成される単層構造でもよく、前記白色樹脂層の片面又は両面に他の層を有する多層構造でもよい。該他の層の内容については、本シートの説明が妥当する。本方法において、前記他の層を設ける方法に特に限定はない。前記多層構造は、前記成形工程により前記白色樹脂層を形成した後、別の公知の方法で前記他の層を前記白色樹脂層の片面又は両面に積層することにより得ることができる。また、前記多層構造は、前記成形工程において、共押出法により、前記白色樹脂層の形成と共に前記他の層を形成及び積層により得ることができる。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。尚、本発明は、実施例に示す形態に限定されない。本発明の実施形態は、目的及び用途等に応じて、本発明の範囲内で種々変更することができる。
(1)試験1
原料として、以下の各成分を用いた。尚、「MB」はマスターバッチの略である。また、以下の「(A)PET(新材)」のIV値(dl/g)は、JIS K 7367−5に準拠して測定した。溶媒として、フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン(重量比3/1)の混合溶媒を用いた。
(A)PET(新材);中国Zhejiang Wankai New Materials Co., Ltd製「WK811」(Tg;70℃、IV値;0.80dl/g)
(B)滑剤MB;東洋紡績製「RE555」(極限粘度0.62dl/gのポリエステル樹脂に、平均粒子径が2.4μmの球状シリカ7000ppmを重合時に混合した微粒子含有ポリエステル樹脂;特開2008−30282号公報参照)
(C)白着色MB;日弘ビックス製試作品(粒径0.25μmのルチル型二酸化チタン60%及び粒径0.3〜2.0μmのブルーイング剤(群青)0〜0.15%を含む。)
PET(新材)94質量%及び滑剤MB6質量%を混合し、スキン層形成用混合物を調製した。また、PET(新材)及び白着色MBを混合し、コア層形成用混合物を調製した。コア層形成用混合物中のPET(新材)及び白着色MBの配合割合を表1に示す。前記コア層形成用混合物及び前記スキン層形成用混合物を2軸押出機(株式会社プラスチック工学研究所製:型式「SBIN―42―S2―30−L」)に供給し、加工温度280℃で溶融混練押出しを行うことにより、試験用サンプルの白色PETシートを製造した。試験用サンプルはシート厚みが0.40mmであり、層構造が2種3層(スキン層/コア層/スキン層=4/92/4)である。コア層中の二酸化チタン及びブルーイング剤の濃度及び粒径を表1に示す。
Figure 2017145338
得られた試験用サンプルを用いて、以下の方法により、全光線透過率(%)、光沢度(%)及び色彩値を測定した。測定された全光線透過率(%)に基づいて、隠蔽性を評価した。また、試験用サンプルの外観を目視で観察することにより、色合いを評価した。結果を表2に示す。表2中、「隠蔽性」の項の「○」は、色が濃く、光が透けていないことを示し、「△」は光が透けることを示し、「×」は「△」よりも光が透けることを示す。また、「色合い」の項の「○」は白色性が維持されていることを示し、「×#1」は黄色味が強いことを示し、「×#2」は青みがあることを示す。
(a)全光線透過率(%);JIS K 7136に準拠して測定した。
(b)光沢度(%);JIS K 7105に準拠して測定した。
(c)色彩値;JIS Z 8781−4に準拠して測定した。
Figure 2017145338
表2より、ブルーイング剤を含まない試験用サンプル(1−A1〜A3)では、b*値が+2.0を超えており、黄色味が強く、白色性が十分でない。また、ブルーイング剤の濃度が0.0080%を超える試験用サンプル(1−D2)では、青みのある色合いとなり、白色性が十分でない。一方、二酸化チタン及びブルーイング剤の濃度が本発明の範囲内である試験用サンプル(1−B1〜B2、C1〜C2、D1)は、黄色味が抑制され、白色性及び隠蔽性に優れている。
(2)試験2
原料として、試験1で用いたPET(新材)、滑剤MB及び白着色MBに加え、PETの熱成形時に生じた破材を粉砕して調製した粉砕PET(リサイクル材)を使用した。
PET(新材)94質量%及び滑剤MB6質量%を混合し、スキン層形成用混合物を調製した。PET(新材)60質量%及び粉砕PET(リサイクル材)40%を混合してPET原料を調製した。このPET原料100質量部に対して、白着色MB(二酸化チタン濃度60質量%、ブルーイング剤濃度0.10質量%)を5質量部加えて混合することにより、コア層形成用混合物を調製した。前記コア層形成用混合物及び前記スキン層形成用混合物を用いて、試験1と同じ方法により、試験用サンプルの白色PETシートを調製した。試験用サンプルの層構造は2種3層(スキン層/コア層/スキン層=4/92/4)である。試験用サンプルのシート厚み並びにコア層中の二酸化チタン及びブルーイング剤の濃度及び粒径を表3に示す。
Figure 2017145338
前記試験用サンプルについて、試験1と同じ方法により、全光線透過率(%)、光沢度(%)及び色彩値を測定し、隠蔽性及び色合いを評価した。結果を表4に示す。
Figure 2017145338
表4より、試験2の各白色PETシートは、シートの厚みによらず、優れた白色性及び隠蔽性を有する。
(3)試験3
PET(新材)50質量%及び粉砕PET(リサイクル材)50質量%を混合してPET原料を調製する他は、試験2と同じ方法により、試験用サンプルの白色PETシートを製造した。試験用サンプルのシート厚み並びにコア層中の二酸化チタン及びブルーイング剤の濃度及び粒径を表5に示す。
Figure 2017145338
前記試験用サンプルについて、試験1と同じ方法により、全光線透過率(%)、光沢度(%)及び色彩値を測定し、隠蔽性及び色合いを評価した。結果を表6に示す。
Figure 2017145338
表6より、試験3の白色PETシートは、PET原料中の粉砕PET(リサイクル材)の含有量が50質量%であっても、優れた白色性及び隠蔽性を有する。

Claims (9)

  1. ポリエステル樹脂、二酸化チタン及びブルーイング剤を含む白色樹脂層を少なくとも1層有する白色ポリエステル樹脂シートであって、
    前記白色樹脂層中の前記二酸化チタンの濃度が3.0質量%以上であり、且つ前記ブルーイング剤の濃度が0.0025〜0.0080質量%であり、
    前記シートのLab表色系のb値が+0.2〜+2.0であり、且つ全光線透過率が15%未満であることを特徴とする、白色ポリエステル樹脂シート。
  2. 前記白色樹脂層が、二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する工程と、該混合物を成形する工程と、を含む方法により製造されることを特徴とする、請求項1記載のシート。
  3. 前記二酸化チタンがルチル型二酸化チタンであることを特徴とする、請求項1又は2に記載のシート。
  4. 前記白色樹脂層が、再利用ポリエステル樹脂を最大50%含有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート。
  5. 前記白色樹脂層の表面の少なくとも一方に、ポリエステル樹脂及びアンチブロッキング剤を含む透明ポリエステル樹脂層を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載のシート。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のシートを成形することにより形成されることを特徴とする包装用容器。
  7. 二酸化チタン及びブルーイング剤を含むマスターバッチとポリエステル樹脂との混合物を調製する工程と、該混合物を成形することにより白色樹脂層を形成する工程と、を含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の白色ポリエステル樹脂シートの製造方法。
  8. 前記二酸化チタンがルチル型二酸化チタンであることを特徴とする、請求項7記載のシートの製造方法。
  9. 前記白色樹脂層が、再利用ポリエステル樹脂を最大50%含有することを特徴とすることを特徴とする、請求項7又は8に記載のシートの製造方法。
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