JPH07285768A - エレベータ乗場ドア装置 - Google Patents

エレベータ乗場ドア装置

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Publication number
JPH07285768A
JPH07285768A JP8154794A JP8154794A JPH07285768A JP H07285768 A JPH07285768 A JP H07285768A JP 8154794 A JP8154794 A JP 8154794A JP 8154794 A JP8154794 A JP 8154794A JP H07285768 A JPH07285768 A JP H07285768A
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JP
Japan
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pair
door
hoistway
rail
guide rails
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Application number
JP8154794A
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English (en)
Inventor
Yoshikatsu Hayashi
美克 林
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立調整が容易で、小型なエレベータ乗場ド
ア装置を提供することを目的とする。 【構成】 エレベータ乗場出入口2に設けられた三方枠
3の上枠6に立設されたハンガーケース8Aと、ハンガ
ーケース8Aの昇降路1側立面に上枠6に平行にボルト
23により螺着された上下一対のガイドレール10A
と、乗場ドア12上部に立設されたドアハンガー13の
ハンガーケース8との対向面に回動自在に軸支され、上
下一対のガイドレール10Aに隙間を保って挟まれ、上
下一対のガイドレール10Aにより乗場ドア12の移動
に伴って転動してガイドされるローラ14とを備えるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、エレベータの乗場に
設置されるエレベータ乗場ドア装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】実公平3−166189号公報に示され
た従来のエレベータ乗場ドア装置を図8及び図9に示
す。図8はエレベータ乗場ドア装置の昇降路側正面図、
図9は図8のIX−IX線矢視拡大図である。図中、1はエ
レベータ乗場の昇降路壁で、この昇降路壁1には出入口
2を穿設し、この出入口2には三方枠3を配設すると共
に、出入口2の下縁には、敷居4を敷設している。上記
三方枠3は出入口2の側縁に沿う一対の縦枠5と、この
縦枠5の上部間に水平に架設された断面略溝形の上枠6
とを備えて構成されている。また、上枠6の両端には、
L字形の取付金具7を垂直に固定し、この、複数の取付
金具7の立面部には、ハンガーケース8を止め螺子9に
より螺着しており、このハンガーケース8の立面部の突
部には、昇降路側に位置するドアレール10を水平に固
定するとともに、ハンガーケース8の上部には、複数の
固定金具11を溶着し、この固定金具11を昇降路壁1
側面に固定している。
【0003】また、12は出入口2を開閉する複数のド
アで、このドア12の上部にはドアハンガー13の上部
両側には、上記ドアレール10に吊持、案内される回動
可能のローラ14を、ドアハンガー13の下部両側に
は、上記ドアレール10と微妙な隙間を持って設定され
た回動可能なアップスラストローラ15を軸支させ、ア
ップスラストローラ15によりローラ14がドアレール
10からの離脱することを防止している。また、ドア1
2の下部には、敷居4の案内溝に遊挿される複数のドア
シュー16を取着している。また、複数のドア12を連
動させる連動機構の主要部はロープ17と、両側に設け
られロープ17の移動方向を転換する滑車18とから構
成され、滑車18は取付金具19に軸支され、取付金具
19はハンガーケース8に螺着し、ロープ17は取付金
具20によってドアハンガー13に固定されている。ま
た、乗場ドア12をロックする施錠機構は、ドアハンガ
ー13に回動可能に装着された可動掛金21と、ハンガ
ーケース8に取付板22を介して固定された固定掛金2
7を備えている。
【0004】次に動作について説明する。エレベータの
かご(図示せず)が乗場に着床し、かごドアの開閉のた
めの駆動力が可動掛金21を備えたドア12へ伝えられ
ると、ドア12が戸開するにあたり、施錠機構の可動掛
金21は固定掛金22から外れて開錠し、ドア12がロ
ーラ14がドアレール10上を転動することにより戸開
方向に移動すると、この時、アップスラストローラ15
はローラ14がドアレール10からの離脱を防止するよ
うに作動する。また、ロープ17及び滑車18を備えた
連動機構により駆動力が逆側ドアに伝えられ戸開戸閉動
作を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の乗場ドア装置は
以上のように構成されているので、ドア12がドアレー
ル10から離脱しないよう、アップスラストローラ15
とドアレール10の間隙を微小に設定する必要があり、
調整のために作業時間が長くなると共に、レール10の
上下に、それぞれローラを設けるためにドアハンガー1
3及びハンガーケース8の高さ方向寸法が大きくなり、
建屋天井高さの関係から制限を受け、結果的に乗場ドア
装置全体の大きさも制限されるという問題があった。
又、ハンガーケース8が小型化できないために、ハンガ
ーケース8を乗場側から三方枠3の上枠に取り付けるこ
とができず、昇降路内から取り付け作業を行わざるを得
なかった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ドアの外れ防止のためローラの
調整をなくすと共に、小形で軽量なエレベータ乗場ドア
装置を提供することを目的としている。さらには、ハン
ガーケースを小型化することにより乗場フロアー側から
ハンガーケースの取付作業が可能で、据付け作業性の良
いエレベータ乗場ドア装置を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ乗場ドア装置は、エレベータ乗場出入口の両側縁に設
けられた一対の縦枠と、該縦枠の上部間に水平に架設さ
れた上枠と、該上枠の上部に立設して固定されたハンガ
ーケースと、該ハンガーケースの昇降路側立面に上記上
枠と略平行に配設された上下一対のガイドレールと、上
記乗場出入口を開閉する複数のドアの上部に立設して固
定されたドアハンガーと、上記上下一対のガイドレール
に挟持されて上記ガイドレールの転走面上を転動する転
動部と外径方向に突出して上記転動部の両側に周設され
たフランジ部を有し、上記ドアハンガーの上記ハンガー
ケースとの対向面側に回動自在に軸支されたローラを備
え上記上下一対のガイドレールの隙間を上記ローラの上
記転動部の直径より大きく、且つ上記フランジ部の直径
より小さくしたものである。
【0008】また、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、上下一対のガイドレールは、個別に着脱可能に
ハンガーケースに装着した上部レールと下部レールとで
形成したものである
【0009】また、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、上下一対のガイドレールは、ハンガーケースの
昇降路側立面部に上枠と略平行に装着された断面C字状
の所定長の異形材であって、該異形材のC字状の開口端
部で形成したものである。
【0010】また、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、乗場出入口を開閉する複数のドアを連動する連
動機構と、ドアを全閉状態で施錠する施錠機構と、上下
一対のガイドレールの昇降路側面とその反対側面を挟持
して上記両レールに固定された一対の取付板を備え、上
記昇降路側面に当接された取付板に少なくとも上記連動
機構及び施錠機構の何れかの部材を装着したものであ
る。
【0011】また、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、エレベータの乗場の昇降路壁の開口部上面と上
枠上面の間隔よりハンガーケースの高さ寸法を小さくし
たものである。
【0012】また、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、エレベータの乗場の昇降路壁の開口部上端面と
上枠上面の間隔よりハンガーケースの高さ寸法を小さく
したものである。
【0013】更に、次の発明に係るエレベータ乗場ドア
装置は、異形材のC字状の開口部の昇降路側面とその反
対側面の所定位置に互いに対向して当接する一対の昇降
路側取付板及び反対側取付板と、上記昇降路側取付板を
挿通して反対側取付板と螺合し、上記開口部の側面に上
記一対の取付板を押圧して固定する締付ボルトとを備
え、上記一対の取付板を所定位置に固定した時に上記締
付ボルトの先端が嵌入する穴を上記異形材に設けたもの
である。
【0014】
【作用】この発明におけるエレベータ乗場ドア装置は、
ハンガーケースの昇降路側立面に上枠と略平行に配設さ
れた上下一対のガイドレールと、乗場出入口を開閉する
複数のドアの上部に立設して固定されたドアハンガー
と、上下一対のガイドレールに挟持されて上記ガイドレ
ールの転走面上を転動する転動部と外径方向に突出して
転動部の両側に周設されたフランジ部を有し、ドアハン
ガーのハンガーケースとの対向面側に回動自在に軸支さ
れたローラを備え上下一対のガイドレールの隙間をロー
ラの転動部の直径より大きく、且つ上記フランジ部の直
径より小さくしたので、上下一対のガイドレールが上下
からローラをガイドするのでアップスラストローラを設
けなくてもローラはレールから離脱することはない。
【0015】また、次の発明におけるエレベータ乗場ド
ア装置は、上下一対のガイドレールを、個別に着脱可能
にハンガーケースに装着した上部レールと下部レールと
で形成したので、上部レールを外してローラ等の部材の
交換ができる。
【0016】また、次の発明におけるエレベータ乗場ド
ア装置は、上下一対のガイドレールを、ハンガーケース
の昇降路側立面部に上枠と略平行に装着された断面C字
状の所定長の異形材であって、異形材のC字状の開口端
部で形成したので、上下一対のガイドレールが一体物と
なり、上下のレールの間隔を調整する必要がなくなる。
【0017】また、次の発明におけるエレベータ乗場ド
ア装置は、乗場出入口を開閉する複数のドアを連動する
連動機構と、ドアを全閉状態で施錠する施錠機構と、上
下一対のガイドレールの昇降路側面とその反対側面を挟
持して上記両レールに固定された一対の取付板を備え、
昇降路側面に当接された取付板に少なくとも連動機構及
び施錠機構の何れかの部材を装着したので、レールを基
準として連動機構及び施錠機構の何れかの部材を装着で
きるようになり、組立精度が向上する。
【0018】また、次の発明におけるエレベータ乗場ド
ア装置は、上下ガイドレールが上下からローラをガイド
するので、アップスラストローラを設ける必要がなく、
小型化が可能となり、エレベータの乗場の昇降路壁の開
口部上端面と上枠上面の間隔よりハンガーケースの高さ
寸法を小さくしたので、乗場側からハンガーケースを上
枠に固定することができる。
【0019】更に、次の発明におけるエレベータ乗場ド
ア装置は、異形材のC字状の開口部の昇降路側面とその
反対側面の所定位置に互いに対向して当接する一対の昇
降路側取付板及び反対側取付板と、昇降路側取付板を挿
通して反対側取付板と螺合し、開口部の側面に一対の取
付板を押圧して固定する締付ボルトとを備え、一対の取
付板を所定位置に固定した時に締付ボルトの先端が嵌入
する穴を異形材に設けたので、異形材に設けた穴基準で
取付板をレールに固定できる。
【0020】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は乗場ドア装置の昇降路側正面図、図2は図
1のII-II 線矢視拡大図、図3は図1のIII-III 線矢視
拡大図、図4は図1のIV-IV 線矢視拡大図であり、図8
と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略す
る。図中、10Aは断面C字状の異形材から成る上下一
対のガイドレールであるドアレールでドアハンガー13
に軸支されたローラ14を上下から挟み込むように形成
し、ローラ14はドアレール10A上を転動する転動部
14Aとこの転動部14Aの両側に突出して周設された
フランジ部14Bを有している。尚、ドアレール10A
の断面C字状の開口部の上端部を上部レール、下端部を
下部レールと称す。上部レールと下部レールの間隔は転
動部14Aの直径より大きく、フランジ部14Bの直径
より小さく設定されている。従って、ドアレール10A
がローラ14を介してドア12を吊持した時、ローラ1
4の上部と上部レールの間には、微小な間隙ができるよ
うに構成されている。また、ドアレール10Aは螺子2
3によりハンガーケース8Aに螺着され、ハンガーケー
ス8Aは下方を乗場側に折り曲げられ、この位置でハン
ガーケース8Aは三方枠上枠6に直接螺着される。この
とき、ハンガーケース8Aの高さ寸法は、昇降路1の上
方開口部の下端から三方枠上枠6までの寸法より小さく
構成し、乗場側から搬入して三方枠上枠6に固定できる
ように構成している。尚、昇降路1の上方開口部の下端
から三方枠上枠6までの寸法は、ドア12の高さに関連
して定まる三方枠上枠6の高さと、建屋の天井高さに関
連して定まる昇降路1の上方開口部の下端までの寸法に
より決定され、この寸法をこの制限以上に大きくするこ
とはできないので、図9に示す構成ではハンガーケース
8を、この寸法より小さくすることができなかった。
【0021】また、図3に示スの高さ寸法を小さくを巻
つける滑車18は取付板24に軸支され、さらに、取付
板24は螺穴加工を施された固定板25に締付ポルト2
6によって締め付けられ、ドアレール10Aを固定板2
5とで挟持することにより固定されている。次に、図4
により、施錠機構の固定方法を説明する。施錠機構の固
定掛金27は取付板28に螺着され、取付板28は螺穴
加工を施された固定板29に締付ボルト30によって締
め付け固定され、締付ボルト30の先端部はレール10
Aに設けられた穴31に中間部まで挿入され、この穴3
1により位置決めされると共に、ずれ防止の役割をはた
す。
【0022】次に、この発明の一実施例の動作を説明す
る。エレベータのかご(図示せず)が乗場に着床し、か
ごドアの開閉のための駆動力が可動掛金21を備えたド
ア12へ伝えられると、ドア12が戸開するにあたり、
施錠機構の可動掛金21が固定掛金27から外れて開錠
し、ドア12はドア12の上部に設けられたローラ14
が下部レール上を転動して戸開方向に移動すると、ロー
プ17により駆動力が逆側ドアに伝えられ戸開戸閉動作
を行う。この時、上部レールと下部レールの間隔が転動
部14Aの直径より大きく、フランジ部14Bの直径よ
り小さくなっているので、上部レールと下部レールによ
りローラ14をガイドしてローラ14が下部レールから
離脱するのを防止する。
【0023】この実施例のエレベータ乗場ドア装置は、
ドア12を吊持するローラ14を上下から挟み込むよう
断面C字状の異形材により、上部レールと下部レールを
一体としたドアレール10Aによりローラ14をガイド
するように構成したので、図9に示すアップスラストロ
ーラ15が不要となるので、小型化できると共に、ロー
ラ14とドアレール10Aの隙間の調整が不要となり組
み付け工数を低減できる。また、ドアレール10Aのレ
ール面を基準に連動機構及び施錠機構の部材を組み付け
ていくため、組立精度が上り、組立段階での調整が不要
となり組立工数が低減できる。 また、ドアレール10
Aに設けられた穴31に施錠掛金27を螺着した取付板
28をドアレール10Aに取り付けるボルト30の先端
部を穴31に挿入するようにしたので、取付位置調整が
容易になり、位置ずれも防止できる。更に、図9に示す
アップスラストローラ15が不要となるので、ハンガー
ケース8Aが小型化し、ハンガーケース8A本体を乗場
側から搬入し、三方枠上枠6と直接固定できるように構
成したので、据付けが大幅に簡易化できる。
【0024】実施例2.次に、この発明のエレベータ乗
場ドア装置の他の態様の実施例について説明する。図5
〜図7はこの発明のエレベータ乗場ドア装置の一実施例
を示す図で、図5はエレベータ乗場ドア装置の昇降路側
正面図、図6は図5のVI−VI線矢視拡大図、図7は図5
のVII −VII 線矢視拡大図であり、図1と同一符号は同
一又は相当部分を示すので説明を省略する。図におい
て、10Bは螺子33によりハンガーケース8Bの全長
にわたって装着された上部レール、10Cは螺子23に
よりハンガーケース8Bの全長にわたって上部レールと
平行に装着された下部レールであり、上部レール10B
と下部レール10Cにより上下一対のガイドレールを形
成している。また、上部レール10Bと下部レール10
Cの間隔は転動部14Aの直径より大きく、フランジ部
14Bの直径より小さく設定され、ローラ14が下部レ
ール10Cからの離脱を防止している。また、ハンガー
ケース8Bは下方を乗場側に折り曲げられ、この位置で
三方枠上枠6に直接螺着され、ハンガーケース8Aの高
さ寸法は、昇降路1の上方開口部の下端から三方枠上枠
6までの寸法より小さく構成し、乗場側から搬入して三
方枠上枠6に固定できるように構成している。また、図
7に示すように、ロープ17を巻き付ける滑車18は取
付板24に軸支され、さらに、取付板24は螺穴加工を
施された固定板25にポルト26によって締め付けら
れ、上部レール10Bと下部レール10Cの端面を固定
板25とで挟持することにより固定されている。尚、上
部レール10B及び図2に示す上部レールはドアの重量
を吊持する必要がないので、下部レール10C及び図2
に示す下部レールより小さく設定され、ドアハンガー8
B及び図2に示すドアハンガー8Aの上部の空きスペー
スを利用して設けられている。
【0025】この実施例のエレベータ乗場ドア装置は、
上部レール10Bと下部レール10Cによりローラ14
をガイドするように構成したので、図9に示すアプスラ
ストローラ15が不要となるので、小型化できると共
に、上部レール10Bをハンガーケース8Bに螺着する
螺子33により着脱できるので、ローラ14の交換作業
が容易となる。また、上部レール10Bと下部レール1
0Cを基準に固定された取付板24に連動機構及び施錠
機構の部材を組み付けることができるので、組立精度が
上り、組立段階での調整が不要となり組立工数が低減で
きる。さらに、図9に示すアップスラストローラ15が
不要となるので、ハンガーケース8Bが小型化し、ハン
ガーケース8B本体を乗場側から搬入し、三方枠上枠6
と直接固定できるように構成したので、据付けが大幅に
簡易化できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、エレ
ベータ乗場ドア装置を、ハンガーケースの昇降路側立面
に上枠と略平行に配設された上下一対のガイドレール
と、乗場出入口を開閉する複数のドアの上部に立設して
固定されたドアハンガーと、上下一対のガイドレールに
挟持されて上記ガイドレールの転走面上を転動する転動
部と外径方向に突出して転動部の両側に周設されたフラ
ンジ部を有し、ドアハンガーのハンガーケースとの対向
面側に回動自在に軸支されたローラを備え上下一対のガ
イドレールの隙間をローラの転動部の直径より大きく、
且つ上記フランジ部の直径より小さくする構成すると、
上下一対のガイドレールが上下からローラをガイドする
のでアップスラストローラを設けなくてもローラはレー
ルから離脱することはないので、アップスラストローラ
を省略でき、部品点数が削減できると共に、ハンガーケ
ース及びドアハンガーを小型化できるエレベータ乗場ド
ア装置を提供できる効果がある。
【0027】また、次の発明によれば、エレベータ乗場
ドア装置は、上下一対のガイドレールを、個別に着脱可
能にハンガーケースに装着した上部レールと下部レール
とで形成するようにすると、上部レールを外してローラ
等の部材の交換ができるので、保守が容易なエレベータ
乗場ドア装置を提供できる効果がある。
【0028】また、次の発明によれば、エレベータ乗場
ドア装置は、上下一対のガイドレールを、ハンガーケー
スの昇降路側立面部に上枠と略平行に装着された断面C
字状の所定長の異形材であって、異形材のC字状の開口
端部で形成するようにすると、上下一対のガイドレール
が一体物となり、上下のレールの間隔を調整する必要が
なくなるので、組立工数を低減できるエレベータ乗場ド
ア装置を提供できる効果がある。
【0029】また、次の発明によれば、エレベータ乗場
ドア装置を、乗場出入口を開閉する複数のドアを連動す
る連動機構と、ドアを全閉状態で施錠する施錠機構と、
上下一対のガイドレールの昇降路側面とその反対側面を
挟持して上記両レールに固定された一対の取付板を備
え、昇降路側面に当接された取付板に少なくとも連動機
構及び施錠機構の何れかの部材を装着するようにする
と、レールを基準として連動機構及び施錠機構の何れか
の部材を装着できるようになり、組立精度が向上するの
で、組立調整の工数を低減できるエレベータ乗場ドア装
置を提供できる効果がある。
【0030】また、次の発明によれば、エレベータ乗場
ドア装置を、上下ガイドレールが上下からローラをガイ
ドするようにすると、アップスラストローラを設ける必
要がなく、ハンガーケースを、エレベータの乗場の昇降
路壁の開口部上端面と上枠上面の間隔より高さ寸法を小
さなものとすることが可能となり、乗場側からハンガー
ケースを上枠に固定することができるので、組立工数を
低減できるエレベータ乗場ドア装置を提供できる効果が
ある。
【0031】更に、次の発明によれば、エレベータ乗場
ドア装置を、異形材のC字状の開口部の昇降路側面とそ
の反対側面の所定位置に互いに対向して当接する一対の
昇降路側取付板及び反対側取付板と、昇降路側取付板を
挿通して反対側取付板と螺合し、開口部の側面に一対の
取付板を押圧して固定する締付ボルトとを備え、一対の
取付板を所定位置に固定した時に締付ボルトの先端が嵌
入する穴を異形材に設けるようにすると、異形材に設け
た穴基準で取付板をレールに固定できるようになるの
で、取付板の位置決めが容易になると共に、ずれ防止を
図ることができるエレベータ乗場ドア装置を提供できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のエレベータ乗場ドア装置
の昇降路側正面図である。
【図2】図1のII−II線矢視拡大図である。
【図3】図1のIII −III 線矢視拡大図である。
【図4】図1のIV−IV線矢視拡大図である。
【図5】この発明の実施例2のエレベータ乗場ドア装置
の昇降路側正面図である。
【図6】図5のVI−VI線矢視拡大図である。
【図7】図5のVII −VII 線矢視拡大図である。
【図8】従来のエレベータ乗場ドア装置の昇降路側正面
図である。
【図9】図8のIX−IX線矢視拡大図である。
【符号の説明】
1 昇降路壁 2 出入口 5 縦枠 6 上枠 8、8A、8B ハンガーケース 10、10A ドアレール 10B 上部レール 10C 下部レール 12 ドア 13 ドアハンガー 14 ローラ 14A 転動部 14B フランジ部 18 滑車 27 固定掛金 24、28 取付板 25、29 固定板 26、30 締付ボルト 31 穴

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ乗場出入口の両側縁に設けら
    れた一対の縦枠と、該縦枠の上部間に水平に架設された
    上枠と、該上枠の上部に立設して固定されたハンガーケ
    ースと、該ハンガーケースの昇降路側立面に上記上枠と
    略平行に配設された上下一対のガイドレールと、上記乗
    場出入口を開閉する複数のドアの上部に立設して固定さ
    れたドアハンガーと、上記上下一対のガイドレールに挟
    持されて上記ガイドレールの転走面上を転動する転動部
    と外径方向に突出して上記転動部の両側に周設されたフ
    ランジ部を有し、上記ドアハンガーの上記ハンガーケー
    スとの対向面側に回動自在に軸支されたローラを備え上
    記上下一対のガイドレールの隙間を上記ローラの上記転
    動部の直径より大きく、且つ上記フランジ部の直径より
    小さくしたことを特徴とするエレベータ乗場ドア装置。
  2. 【請求項2】 上下一対のガイドレールは、個別に着脱
    可能にハンガーケースに装着した上部レールと下部レー
    ルとで形成したものであることを特徴とする請求項第1
    項に記載のエレベータ乗場ドア装置。
  3. 【請求項3】 上下一対のガイドレールは、ハンガーケ
    ースの昇降路側立面部に上枠と略平行に装着された断面
    C字状の所定長の異形材であって、該異形材のC字状の
    開口端部で形成したものであることを特徴とする請求項
    第1項に記載のエレベータ乗場ドア装置。
  4. 【請求項4】 乗場出入口を開閉する複数のドアを連動
    する連動機構と、ドアを全閉状態で施錠する施錠機構
    と、上下一対のガイドレールの昇降路側面とその反対側
    面を挟持して上記両レールに固定された一対の取付板を
    備え、上記昇降路側面に当接された取付板に少なくとも
    上記連動機構及び施錠機構の何れかの部材を装着したこ
    とを特徴とする請求項第1項に記載のエレベータ乗場ド
    ア装置。
  5. 【請求項5】 エレベータの乗場の昇降路壁の開口部上
    端面と上枠上面の間隔よりハンガーケースの高さ寸法を
    小さくしたことを特徴とする請求項第1項に記載のエレ
    ベータ乗場ドア装置。
  6. 【請求項6】 異形材のC字状の開口部の昇降路側面と
    その反対側面の所定位置に互いに対向して当接する一対
    の昇降路側取付板及び反対側取付板と、上記昇降路側取
    付板を挿通して反対側取付板と螺合し、上記開口部の側
    面に上記一対の取付板を押圧して固定する締付ボルトと
    を備え、上記一対の取付板を所定位置に固定した時に上
    記締付ボルトの先端が嵌入する穴を上記異形材に設けた
    ことを特徴とする請求項第3項に記載のエレベータ乗場
    ドア装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100915504B1 (ko) * 2007-05-08 2009-09-03 김규주 엘리베이터 도어의 이탈방지장치
JP2011525466A (ja) * 2008-07-04 2011-09-22 韓国三菱エレベータ株式会社 エレベータドア装置
CN103043516A (zh) * 2013-01-21 2013-04-17 苏州易升电梯部件有限公司 一种简易型电梯开门机构
CN103635411A (zh) * 2011-06-16 2014-03-12 富士达株式会社 电梯门防脱落装置及具有该装置的电梯门装置
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