JPH0728473B2 - インピーダンス補償回路 - Google Patents

インピーダンス補償回路

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JPH0728473B2
JPH0728473B2 JP63110943A JP11094388A JPH0728473B2 JP H0728473 B2 JPH0728473 B2 JP H0728473B2 JP 63110943 A JP63110943 A JP 63110943A JP 11094388 A JP11094388 A JP 11094388A JP H0728473 B2 JPH0728473 B2 JP H0728473B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04RLOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
    • H04R3/00Circuits for transducers, loudspeakers or microphones
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    • HELECTRICITY
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スピーカ駆動システムにおけるインピーダ
ンス補償回路に関するもので、特に詳細には、スピーカ
に固有の内部インピーダンスのバラつきや、スピーカと
駆動回路側をつなぐ接続ケーブル等のインピーダンスの
バラつき、更にはこれらの温度変化によるインピーダン
スの変化による駆動状態の変化を防止するもの等に使用
される。
〔従来の技術〕
一般に、スピーカ等の電磁変換器(動電形電気音響変換
器)は、磁気回路の磁気ギャップ中のコイル(例えば銅
線コイル)に電流iを流すことで駆動力を得ている。こ
こで、銅線コイルの長さをlとし、磁気ギャップの磁界
の強さをBとすると、銅線コイルに現れる駆動力Fは F=B・l・i となる。そして、定電流駆動では電磁制動効果が十分に
働かなくなるとこから、一般にスピーカシステムの駆動
では定電圧駆動方式が採用されている。定電圧駆動方式
ではボイスコイルを流れる電流iは、スピーカに固有の
内部インピーダンスや駆動側との接続ケーブルのインピ
ーダンスに依存して変ることになるので、スピーカや接
続ケーブルのバラつきあるいは温度変化に伴なうこれら
インピーダンスの変化につれて、銅線コイルに現れる上
記の駆動力Fがバラつき、あるいは変化することにな
る。
また、上記のような電磁変換系は一般にモーショナルイ
ンピーダンスを有し、ボイスコイルや接続ケーブルの抵
抗分はこのモーショナルインピーダンスの制動抵抗も兼
ねている。このため、スピーカの内部インピーダンスや
接続ケーブルのインピーダンスにバラつきがあるとき
は、ボイスコイルへの制動力もバラつくことになり、温
度によってこれらが変化したときにもこの制動力が変化
することになる。
一方、定電流駆動方式より高い駆動力と制動力を実現す
るものとして、負性インピーダンス駆動方式が考えられ
た。これは、駆動回路側に等価的に負性出力インピーダ
ンスを生成し、これを介して負荷としてのスピーカを負
性インピーダンス駆動するものである。ここで、等価的
に負性出力インピーダンスを生成するためには負荷とし
てのスピーカのボイスコイルに流れる電流を検出するこ
とが必要になり、そのために負荷に直列に検出素子が接
続される。この負性インピーダンス駆動を行なう方式で
は、等価的に生成される負性出力インピーダンスによっ
て負荷の内部インピーダンスが見掛け上で低減もしくは
打ち消されるため、高い駆動力と制動力を同時に実現で
きる。
第2図(a),(b)を用いてその概略を説明する。第
2図(a)において、ZMは電磁変換器(スピーカ)のモ
ーショナルインピーダンスに相当し、RVOは負荷である
ボイスコイルの内部抵抗RVに相当する。この内部抵抗RV
は第2図(b)に示すように駆動側で等価的に形成され
る負性抵抗−RAによって減少化され、見掛け上の駆動イ
ンピーダンスZAは ZA=RV-RA となる。但し、ZAが負になると回路の動作が不安定にな
るので、一般にはRV≧RAとなっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような負性インピーダンス駆動方
式では、モーショナルインピーダンスに対する駆動イン
ピーダンスをスピーカの内部インピーダンスや接続ケー
ブルのインピーダンスのバラつき、あるいは温度変化に
伴なう上記内部インピーダンスの変化に対して、常に一
定に保つことは容易でない。すなわち、第2図の回路に
おいて等価負性抵抗−RAを一定にしておくと、スピーカ
の内部インピーダンスや接続ケーブルのインピーダンス
の、バラつきや温度による変化が及ぼす影響比率は、前
述の定電圧駆動方式の場合よりも大きくなる。そして、
このような負性インピーダンス駆動方式で特に顕著な負
荷インピーダンスのバラつきや温度による悪影響を積極
的に防止する工夫は、従来において特になされていな
い。
そこで、この発明は、スピーカの内部インピーダンスや
接続ケーブルのインピーダンスがバラつくときにも、ま
た特にスピーカのボイスコイルの内部インピーダンスが
温度によって変化するときにも、負性インピーダンス駆
動方式におけるスピーカの制御状態を常に理想状態とす
ることのできるインピーダンス補償回路を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るインピーダンス補償回路は、スピーカの
駆動電流に対応する信号を検出して入力側へ正帰還し、
所定の負性出力インピーダンスを等価的に生成してスピ
ーカを駆動することにより、このスピーカに固有の内部
インピーダンスを低減もしくは無効化するスピーカ駆動
手段と、このスピーカ駆動手段からみたスピーカの理想
インピーダンス状態を等価的に形成する等価インピーダ
ンス手段と、この等価インピーダンス手段の出力信号の
絶対値とスピーカの駆動電流に対応する信号の絶対値と
を比較しその結果を時間的に積分して出力する比較手段
と、この比較手段の比較結果の大小にもとづいてスピー
カ駆動手段による正帰還の利得を制御する帰還利得制御
手段とを備えることを特徴とする。
〔作用〕
この発明によれば、等価インピーダンス手段によってス
ピーカの理想インピーダンス状態が等価的に形成され、
この理想インピーダンス状態が現実のスピーカのインピ
ーダンス状態と比較され、この比較結果にもとづいてス
ピーカ駆動手段による正帰還の利得が制御される。従っ
て、スピーカの内部インピーダンスや接続ケーブルのイ
ンピーダンスが異なったときでも、また温度によって上
記の内部インピーダンスが変化したときでも、スピーカ
のモーショナルインピーダンスは常に一定の駆動インピ
ーダンスで駆動され、かつ制動されることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図ないし第9図にもとづいて、こ
の発明の実施例を説明する。なお、図面の説明において
同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略す
る。
第1図は、実施例の基本構成を示すブロック図である。
図示のとおり、スピーカ駆動手段1は利得Aの増幅回路
11と、固有の伝達利得βの帰還回路12と、この帰還回
路12の出力を増幅回路11に正帰還するための加算器13
と、検出素子ZSとを有して構成され、このスピーカ駆動
手段1の出力側にはインピーダンスZCの接続ケーブル2
を介してスピーカ3が接続されている。ここで、このス
ピーカ3は固有の内部インピーダンスZVとモーショナル
インピーダンスZMを有している。等価インピーダンス手
段4はスピーカ駆動手段1からみたスピーカ3の理想イ
ンピーダンス状態を等価的に形成するもので、等価イン
ピーダンスZrefを有し、その出力は比較手段5に与えら
れる。比較手段5は等価インピーダンス手段4からの出
力信号と検出素子ZSによる検出電圧を比較し、これを帰
還利得制御手段6に与える。そして、帰還利得制御手段
6は比較手段5による比較結果にもとづき、増幅回路11
への帰還利得を制御する。
次に、上記実施例の基本構成によってインピーダンス補
償が行なえる理由を、順次に説明する。まず、インピー
ダンス補償が必要となる主な理由は、第1にスピーカ3
の内部インピーダンスZVのバラツキおよび接続ケーブル
2のインピーダンスZCのバラツキである。この内部イ
ンピーダンスZVおよびインピーダンスZCが異なってくる
と、スピーカ3のモーショナルインピーダンスZMに対す
る駆動インピーダンスは異なってくることになる。第2
の理由は、主にスピーカ3の内部インピーダンスZVの温
度による変化である。例えば、スピーカ3のボイスコイ
ルに駆動電流が流れるとジュールの法則に従う発熱があ
り、これによって内部インピーダンスZVは大きく変化し
てしまう。従って、インピーダンスの補償はこれらのバ
ラつき、あるいは変化があっても、常に理想のインピー
ダンス状態が保たれるように行なう必要がある。そこ
で、以下の説明では議論を簡単化するために、スピーカ
3の内部インピーダンスZVと接続ケーブル2のインピー
ダンスZCの和を内部インピーダンスRVと仮定し、その設
計想定値をRVOと仮定する。また、検出素子ZSをRSと仮
定する。
一般に、負荷のインピーダンスの変化、バラつきを補償
するためには、何らかの手法でこのインピーダンスの現
状を知る必要がある。ここで、補償のために必要な情報
は負荷のインピーダンスの絶対値でもよいが、より少な
い情報量でも補償を行なうことができる。すなわち、負
荷のインピーダンスについては設計に際してある値を想
定しており(設計想定値)、従って実際の負荷のインピ
ーダンスがこの設計想定値より大きいか、あるいは小さ
いかということを知れば、負荷のインピーダンスを等価
的に想定値に近づけるためのフィードバック系が構成で
きる。
ここで、負荷のインピーダンスについては絶対値を知る
必要がないため、信号自体の性格が不明なもの(周波数
やレベルの定まらないもの)を測定信号として用いても
よく、従って例えば負荷としてのスピーカに与えられる
音楽信号を測定信号として利用することもできる。ま
た、音楽信号が入力されていない場合でも、負荷として
のスピーカには小さいながらアンプ自体の発生するホワ
イトノイズなどが与えられているため、帰還ループの利
得を十分に大きくすればこのホワイトノイズを測定信号
にすることもできる。検出素子ZSはこのような測定信号
から負荷のインピーダンスの現状を知るために設けられ
るものである。
この発明において本来的に駆動しようとする回路は、第
2図(a)のようになり、その等価回路は同図(b)の
ようになる。ここで、RVOは設計想定値であり、現実の
負荷の内部インピーダンスRVとは異なっている(RVO≠R
V)。また、モーショナルインピーダンスZMに対する駆
動インピーダンスは RVO-RS・Aβ+RS =RVO+RS(1-Aβ) …(1) であり、第2図(a)のEiと第2図(b)のEOの間に
は、 EO=A・Ei …(2) の関係が成り立っている。
第2図(b)において、モーショナルインピーダンスZM
は電気回路で等価的に表現できる。従って、同図(b)
の回路と同様にEOからeOへの電気的伝達特性を持つ回路
を、後述のように電気素子を組み合せることで等価的に
形成でき、またオペアンプ等を用いることにより等価的
に形成できる。そこで、RVが設計想定値RVOであるとし
たときに、伝達特性F(S)=eO/EOを持つ回路を第3図
(a)の如くにすると、第3図(b)の回路においてeO
とeSを比較することで、実際の負荷のインピーダンスが
設計想定値とずれているか否かを知ることができる。
第3図(b)において、伝達特性はF(S)=eO/EOであ
り、上記(2)式よりEO=A・Eiであるので、等価回路A・F
(S)の出力はeOとなる。この回路において、RV=RVOのと
きにeO=eSとなり、RV>RVOのときeO>eSとなり、RV<R
VOのときeO<eSとなる。従って、上記(2)式よりEO=A・Ei
であって、EOは伝達利得βの影響を受けないため、eO
eSの大小を比較することで伝達利得βの量を調整し、上
記の第3図(b)のeOとeSを等しくするように帰還系を
構成することで、内部インピーダンスRVのバラつきや温
度による変化の影響をキャンセルすることができる。
上記のeOとeSの比較は、第4図のような回路で行なうこ
とができる。同図において、検波回路5O,5Sはそれぞれ
eO,eSを絶対値化するもので、その出力|eO|,|eS|は
コンパレータ51に与えられる。従ってコンパレータ51の
出力は(|eO|−|eS|)となるが、これは元のeO,eS
に対して多くの歪波形を含んでいるため、そのまま帰還
制御に用いると特にRV=RVOのときに出力波形を歪ませる
ことになる。そこで、積分器52をコンパレータ51の出力
側に接続し、上記の歪成分を取り除く。このように時間
積分することで歪成分を取り除くことができるのは、RV
の値において時間的に変動する要素は温度変化によるも
のだけであり(RVのバラつきは時間的に変動するもので
ない)、しかもこれは温度のゆっくりとした上昇に伴な
うゆっくりとした内部インピーダンスRVの値の増大だけ
だからである。(|eO|−|eS|)を一度積分し、ほと
んどDC的な変化として帰還しても実用上はほとんど問題
にならず、またこの積分器52は帰還系の一次遅れ要素と
して安定度の向上に役立たせることができる。
最後に、この比較結果を帰還系の伝達利得の制御に用い
る。そして、この場合の帰還利得制御手段6は例えば第
5図のような掛算器61で構成することができる。ここ
で、帰還のための極性を考察すると、RV>RVOのときeO
>eSであり、このときにはRVが大きすぎることを補償し
なければならないから、駆動インピーダンスは小さくし
なければならない。すると、この発明では(1−Aβ)
<0のときの動作改善を目的としており、Aβ>0であ
るから、帰還利得Bを帰還利得制御手段6によって大き
くすることで駆動インピーダンスを小さくでき、従って
RVが大きすぎるのを補償できる。
次に、この発明の実施例を順次に説明する。
第6図は、一実施例の回路図である。図示のとおり、ス
ピーカ3はダイナミックコーンスピーカで構成され、そ
のモーショナルインピーダンスZMはキャパシタンス分CM
とインダクタンス分LMの並列接続回路として表現でき
る。等価インピーダンス手段4はスピーカ3の内部イン
ピーダンスRVに対応する抵抗RVRと、モーショナルイン
ピーダンスCM,LMにそれぞれ対応するキャパシタンスC
MR,インダクタンスLMRと、検出抵抗RSに対応する抵抗R
SRとによって構成され、これによって動作目標値の設定
を可能にしている。ここで、スピーカ3の内部インピー
ダンスRVを8Ωとし、−6Ωを等価的に生成して動作目
標値を2Ωとするときには、接続ケーブル2のインピー
ダンス ZCを無視してRS=0.1Ωとするならば、 RVR:RSR=19:1 となり、例えばRVR=1.9ΩとするとRSR=0.1Ωとなる。
等価インピーダンス手段4の具体的回路構成について
は、種々の変形が可能である。例えば、スピーカのキャ
ビネットまで考慮に入れるときには、第7図の如くにな
る。同図(a)は密閉形のキャビネットにスピーカを取
り付ける場合であり、同図(b)はバスレフ形のキャビ
ネットにスピーカを取り付ける場合である。また、先に
説明したように、オペアンプなどで等価インピーダンス
手段4を形成してもよい。
一方、比較手段5および帰還利得制御手段6としては、
第8図のような回路が実用的であるが、これに限られな
い。例えば、掛算器61については次のようにすることも
できる。まず、第5図の回路において、X→X・Yの経
路については音楽信号が通過するために高周波での良好
な伝達性能が要求されるが、Y→X・Yの経路について
はほとんどDC的な信号が通過するため、高速応答性は要
求されない。そこで、帰還利得制御手段6を第9図
(a),(b)のような熱結合により構成できる。
第9図(a)において、R1,R2は温度によって抵抗値が
変化する感温抵抗素子であり、これらは発熱用の抵抗
R3,R4のそれぞれに熱結合されている。ここで、図中の
端子31に比較手段5からのDC的な電圧信号Yが加わる
と、アンプGによって増幅された信号は発熱用の抵抗
R3,R4の接続的に加わり、信号のレベルに応じて抵抗
R3,R4のいずれかを発熱させ、他方は温度が下がる。そ
のため、感温抵抗素子R1,R2の抵抗値が変化し、端子32
から端子33への利得−R1/R2が変化する。端子32への信
号(帰還回路12からの帰還信号)Xに対する端子31への
信号(比較手段5からの帰還利得制御信号)Yへの掛け
率は、R1,R2にどのような温度係数、極性のものを用い
るかにより異なるが、これをアンプGで極性も含めて設
定すれば、端子33からの出力は−X・Yとすることがで
きる。
この第9図(a)の回路によれば、R1〜R4はもともと熱
時定数を持つているため、比較手段5中の積分器を省略
できる利点がある。そして、この積分器の持っていた直
流利得は、同図(a)中の比較器やアンプGの利得を調
整することで得ることができる。なお、同図(a)は入
力に対して出力が反転する(X→−X・Y)アンプの例
であるが、正相アンプの場合には第9図(b)のような
回路にすればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したとおり、この発明によれば、等価インピー
ダンス手段によってスピーカの理想インピーダンス状態
が等価的に形成され、この理想インピーダンス状態が現
実のスピーカのインピーダンス状態と比較され、この比
較結果にもとづいてスピーカ駆動手段による正帰還の利
得が制御される。従って、スピーカの内部インピーダン
スや接続ケーブルのインピーダンスがバラつくときに
も、また特にスピーカの内部インピーダンスが温度によ
って変化するときにも、スピーカのモーショナルインピ
ーダンスは常に一定の駆動インピーダンスで駆動され、
かつ制動される。このため、負性インピーダンス駆動方
式におけるスピーカの制御状態を常に理想状態とするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の基本構成を示すブロック
図、第2図はこの発明で駆動対象とする回路の等価回路
図、第3図は等価インピーダンス手段を説明する回路
図、第4図は比較手段の一例の回路図、第5図は帰還利
得制御手段の一例の回路図、第6図はこの発明の一実施
例の回路図、第7図はキャビネットを考慮したときの等
価インピーダンス手段の回路図、第8図は実用的な比較
手段の回路図、第9図は掛算器の他の例の回路図であ
る。 1……スピーカ駆動手段、2……接続ケーブル、3……
スピーカ、4……等価インピーダンス手段、5……比較
手段、6……帰還利得制御手段、11……増幅回路、12…
…帰還回路、13……加算器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカの駆動電流に対応する信号を検出
    して入力側へ正帰還し、所定の負性出力インピーダンス
    を等価的に生成して前記スピーカを駆動することによ
    り、このスピーカに固有の内部インピーダンスを低減も
    しくは無効化するスピーカ駆動手段と、 このスピーカ駆動手段からみた前記スピーカの理想イン
    ピーダンス状態を等価的に形成する等価インピーダンス
    手段と、 この等価インピーダンス手段の出力信号の絶対値と前記
    スピーカの駆動電流に対応する信号の絶対値とを比較し
    その結果を時間的に積分して出力する比較手段と、この
    比較手段の比較結果の大小にもとづいて前記スピーカ駆
    動手段による正帰還の利得を制御する帰還利得制御手段
    と を備えることを特徴とするインピーダンス補償回路。
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