JPH0728415B2 - ホワイトバランス調整装置 - Google Patents
ホワイトバランス調整装置Info
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- JPH0728415B2 JPH0728415B2 JP61156628A JP15662886A JPH0728415B2 JP H0728415 B2 JPH0728415 B2 JP H0728415B2 JP 61156628 A JP61156628 A JP 61156628A JP 15662886 A JP15662886 A JP 15662886A JP H0728415 B2 JPH0728415 B2 JP H0728415B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はカラービデオカメラのホワイトバランス調整装
置に関するものである。
置に関するものである。
従来の技術 従来のホワイトバランス調整装置としては、例えば
特開昭56−4993号公報に示されている。第５図は、この
従来のホワイトバランス調整装置の構成を示すものであ
り、27は被写体から入射する光を外部色温度情報に変換
する変換回路Ｃである。１は撮像素子、２は増幅器であ
る。28は変換回路C1の出力を用いてR.B色信号の利得を
調整するR.B色信号制御器である。以上のように構成さ
れた従来のホワイトバランス調整装置は、変換回路27か
ら得た外部色温度情報を用い、R.B色信号の利得を、R.B
色信号制御器28で制御することによって、被写体の白色
部分を示す色信号R.G.Bの比が白色を示すデータの比で
ある1:1:1になる様に、ホワイトバランス調整を行う。
特開昭56−4993号公報に示されている。第５図は、この
従来のホワイトバランス調整装置の構成を示すものであ
り、27は被写体から入射する光を外部色温度情報に変換
する変換回路Ｃである。１は撮像素子、２は増幅器であ
る。28は変換回路C1の出力を用いてR.B色信号の利得を
調整するR.B色信号制御器である。以上のように構成さ
れた従来のホワイトバランス調整装置は、変換回路27か
ら得た外部色温度情報を用い、R.B色信号の利得を、R.B
色信号制御器28で制御することによって、被写体の白色
部分を示す色信号R.G.Bの比が白色を示すデータの比で
ある1:1:1になる様に、ホワイトバランス調整を行う。
また、他の従来のホワイトバランス調整装置として
は、例えば特開昭60−180394号公報に示されている。第
６図は、この従来のホワイトバランス調整装置の構成を
示すものであり、１は撮像素子、２は増幅器であり、29
はカラープロセス処理回路、30,31はレベル検出回路、1
7はアンド回路である。32はホワイトバランス制御回路
である。以上のように構成された従来のホワイトバラン
ス調整装置は、レベル検出器Ａ（30）,B（31）と、アン
ド回路17により、輝度信号Ｙが、ある所定レベル以上で
あり、クロマ信号Ｃが前記とは異なるある所定レベル以
下である低彩度状態を判断し、この状態の時のみ、ホワ
イトバランス制御回路33が、カラープロセス処理回路29
の出力を利用して、ホワイトバランス調整を行う。
は、例えば特開昭60−180394号公報に示されている。第
６図は、この従来のホワイトバランス調整装置の構成を
示すものであり、１は撮像素子、２は増幅器であり、29
はカラープロセス処理回路、30,31はレベル検出回路、1
7はアンド回路である。32はホワイトバランス制御回路
である。以上のように構成された従来のホワイトバラン
ス調整装置は、レベル検出器Ａ（30）,B（31）と、アン
ド回路17により、輝度信号Ｙが、ある所定レベル以上で
あり、クロマ信号Ｃが前記とは異なるある所定レベル以
下である低彩度状態を判断し、この状態の時のみ、ホワ
イトバランス制御回路33が、カラープロセス処理回路29
の出力を利用して、ホワイトバランス調整を行う。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記従来の技術においては、変換回路C2
7と撮像素子１の分光特性、温度特性に差異がある場
合、検出色温度と実際の色温度に差ができてしまい、ホ
ワイトバランス調整に誤差が生じてしまう。また、変換
回路C27の出力を直接、制御に用いるため、変換回路C27
に、かなりの精度が要求され、コストが高くなりやす
い。また、前記従来の技術においては、レベル検出回
路30,31の検出しきい値が一定であるため、大幅な色温
度の変化に対しては、クロマ信号の大きさを測定して
も、被写体自身の彩度を測定することが困難になり、ホ
ワイトバランス調整の色温度に対する追従性が低下して
しまう、という問題点を有していた。
7と撮像素子１の分光特性、温度特性に差異がある場
合、検出色温度と実際の色温度に差ができてしまい、ホ
ワイトバランス調整に誤差が生じてしまう。また、変換
回路C27の出力を直接、制御に用いるため、変換回路C27
に、かなりの精度が要求され、コストが高くなりやす
い。また、前記従来の技術においては、レベル検出回
路30,31の検出しきい値が一定であるため、大幅な色温
度の変化に対しては、クロマ信号の大きさを測定して
も、被写体自身の彩度を測定することが困難になり、ホ
ワイトバランス調整の色温度に対する追従性が低下して
しまう、という問題点を有していた。
問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するために、外部色温度情報
を得る外部測色回路と、前記外部色温度情報から低彩度
部分を示す色信号の大きさまたはこれを表すデータを計
算する変換回路と、前記変換回路の出力を用いて、前記
被写体の低彩度部分を示す色信号の大きさに近い撮像色
信号を有する色信号部分を検出し被写体の彩度の低い部
分を判別する判定回路と、前記判別がなされた時のみの
色信号を平均する平均回路と、前記平均回路の出力を用
いて、白い被写体を撮像した時の色データが、白色を示
すデータになる様に色信号を制御する色信号制御回路を
備えた構成である。
を得る外部測色回路と、前記外部色温度情報から低彩度
部分を示す色信号の大きさまたはこれを表すデータを計
算する変換回路と、前記変換回路の出力を用いて、前記
被写体の低彩度部分を示す色信号の大きさに近い撮像色
信号を有する色信号部分を検出し被写体の彩度の低い部
分を判別する判定回路と、前記判別がなされた時のみの
色信号を平均する平均回路と、前記平均回路の出力を用
いて、白い被写体を撮像した時の色データが、白色を示
すデータになる様に色信号を制御する色信号制御回路を
備えた構成である。
作 用 本発明は上記した構成により、被写体の低彩度部分の色
信号を用いて、ホワイトバランス調整を行うため、外部
測色回路の出力を直接制御に用いた場合と比較して、外
部測色回路の精度を必要としない。よって低コストで外
部測色回路を実現できる。また、被写体の低彩度部分を
抽出する判定回路において、判定基準を外部色温度情報
によって変化させて、被写体の低彩度の部分を示す撮像
色温度情報の補正を行い、大幅な色温度の変化に対して
も、正確な低彩度判定が可能となっている。これによ
り、ホワイトバランス調整の色温度に対する追従性が低
下しない。よって前記問題点は全て解決されることとな
る。
信号を用いて、ホワイトバランス調整を行うため、外部
測色回路の出力を直接制御に用いた場合と比較して、外
部測色回路の精度を必要としない。よって低コストで外
部測色回路を実現できる。また、被写体の低彩度部分を
抽出する判定回路において、判定基準を外部色温度情報
によって変化させて、被写体の低彩度の部分を示す撮像
色温度情報の補正を行い、大幅な色温度の変化に対して
も、正確な低彩度判定が可能となっている。これによ
り、ホワイトバランス調整の色温度に対する追従性が低
下しない。よって前記問題点は全て解決されることとな
る。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
る。
第１図は本発明の実施例のホワイトバランス調整装置の
構成を示すブロック図で、１は撮像素子、２は増幅器、
３は外部色温度情報を得る外部測色回路、４は増幅器に
接続され映像信号から撮像色温度情報を得る変換回路、
５は外部色温度情報と撮像色温度情報から被写体の彩度
の低い部分を判別する判定回路、６は判定回路５及び増
幅器２に接続され、被写体の彩度の低い部分を判別した
時のみの色信号を平均化する平均回路、７は平均回路６
の出力を用いて色信号の制御を行う色信号制御回路であ
る。
構成を示すブロック図で、１は撮像素子、２は増幅器、
３は外部色温度情報を得る外部測色回路、４は増幅器に
接続され映像信号から撮像色温度情報を得る変換回路、
５は外部色温度情報と撮像色温度情報から被写体の彩度
の低い部分を判別する判定回路、６は判定回路５及び増
幅器２に接続され、被写体の彩度の低い部分を判別した
時のみの色信号を平均化する平均回路、７は平均回路６
の出力を用いて色信号の制御を行う色信号制御回路であ
る。
第２図は本発明の第１の実施例におけるホワイトバラン
ス調整装置のブロック図を示すものである。第２図にお
いて、１は撮像素子、２は増幅器、８はR.G.B信号を得
るプロセス処理回路Ａである。9,10,11はそれぞれR.G.B
信号可変利得増幅器である。５は被写体の低彩度部分を
判定する判定回路Ａであり、３は外部色温度を測定する
外部測色回路である。20は輝度信号プロセス回路、17は
アンド回路、21はレベル検出回路、15は色温度情報から
低彩度判定の際、必要なパラメータを発生する変換回路
Ａである。12,13,14はそれぞれR.G.B信号平均回路、18,
19は除算器、25,26はサンプル・ホールド回路である。
ス調整装置のブロック図を示すものである。第２図にお
いて、１は撮像素子、２は増幅器、８はR.G.B信号を得
るプロセス処理回路Ａである。9,10,11はそれぞれR.G.B
信号可変利得増幅器である。５は被写体の低彩度部分を
判定する判定回路Ａであり、３は外部色温度を測定する
外部測色回路である。20は輝度信号プロセス回路、17は
アンド回路、21はレベル検出回路、15は色温度情報から
低彩度判定の際、必要なパラメータを発生する変換回路
Ａである。12,13,14はそれぞれR.G.B信号平均回路、18,
19は除算器、25,26はサンプル・ホールド回路である。
撮像素子１から出力された映像信号は、増幅器２で増幅
され、プロセス処理回路A8でＲ信号、Ｇ信号、Ｂ信号と
なる。一方、外部測色回路３から出力される外部色温度
情報は、変換回路A15によって色温度を考慮した低彩度
判定の基準値K1,K2と、その色温度領域における平均ホ
ワイトバランス係数NR,NG,NBに変換される。判定回路A5
は、前記K1,K2、Ｒ信号、Ｇ信号、Ｂ信号、NR,NG,NB、
輝度Ｙにより低彩度であるかどうかを判断する。ここ
で、判断の条件は、式1,式２で表わされる。
され、プロセス処理回路A8でＲ信号、Ｇ信号、Ｂ信号と
なる。一方、外部測色回路３から出力される外部色温度
情報は、変換回路A15によって色温度を考慮した低彩度
判定の基準値K1,K2と、その色温度領域における平均ホ
ワイトバランス係数NR,NG,NBに変換される。判定回路A5
は、前記K1,K2、Ｒ信号、Ｇ信号、Ｂ信号、NR,NG,NB、
輝度Ｙにより低彩度であるかどうかを判断する。ここ
で、判断の条件は、式1,式２で表わされる。
|NR・Ｒ−NG・G|/Y＜K1 （式１） |NB・Ｂ−NG・G|/Y＜K2 （式２） 式1,式２の両方が満たされた時、即ち色差信号|NR・Ｒ
−NG・G|,|NB・Ｂ−NG・G|を輝度Ｙで規格化した値があ
る所定レベルK1,K2より小さい時、低彩度であると判定
する。
−NG・G|,|NB・Ｂ−NG・G|を輝度Ｙで規格化した値があ
る所定レベルK1,K2より小さい時、低彩度であると判定
する。
ここで、外部色温度情報による判定回路A5の基準値の変
化について更に詳しく説明する。第３図は、白色の被写
体を撮像した場合の色差信号Ｂ−Ｇと色温度の関係を示
したものである。また、色差信号Ｒ−Ｇと色温度の関係
は、第３図とは逆に、単調減少となる。このように、被
写体自身の低彩度を表す色差信号は、色温度によって変
化する。例えば、第３図中、色温度T1における低彩度領
域D1と、色温度T2における低彩度領域D2は一致しない。
しかし、色温度と低彩度領域は一意対応しているので、
色温度が既知ならば、色差信号の低彩度領域を知ること
ができ、被写体の低彩度部分を判断可能となる。従っ
て、式1,式２のように低彩度部分の判断を行う。
化について更に詳しく説明する。第３図は、白色の被写
体を撮像した場合の色差信号Ｂ−Ｇと色温度の関係を示
したものである。また、色差信号Ｒ−Ｇと色温度の関係
は、第３図とは逆に、単調減少となる。このように、被
写体自身の低彩度を表す色差信号は、色温度によって変
化する。例えば、第３図中、色温度T1における低彩度領
域D1と、色温度T2における低彩度領域D2は一致しない。
しかし、色温度と低彩度領域は一意対応しているので、
色温度が既知ならば、色差信号の低彩度領域を知ること
ができ、被写体の低彩度部分を判断可能となる。従っ
て、式1,式２のように低彩度部分の判断を行う。
次に、輝度プロセス回路20から出力される輝度信号Ｙが
前記とは異る、ある所定レベル以上である場合、レベル
検出器21が動作し、アンド回路を通してR.G.B平均回路1
2,13,14を動作させる。つまり、式1,式２が満足され、
かつ、輝度信号Ｙが、ある所定レベル以上である場合の
みのR.G.B信号を平均する。ここで輝度信号Ｙの大きさ
による制限を設けたのは、信号レベルの低い場合は、ホ
ワイトバランス調整の精度が低くなるためであり、この
条件はなくても基本的動作に支障はない。また、輝度信
号Ｙのかわりに他の信号、例えばＧ信号等を用いてもよ
い。
前記とは異る、ある所定レベル以上である場合、レベル
検出器21が動作し、アンド回路を通してR.G.B平均回路1
2,13,14を動作させる。つまり、式1,式２が満足され、
かつ、輝度信号Ｙが、ある所定レベル以上である場合の
みのR.G.B信号を平均する。ここで輝度信号Ｙの大きさ
による制限を設けたのは、信号レベルの低い場合は、ホ
ワイトバランス調整の精度が低くなるためであり、この
条件はなくても基本的動作に支障はない。また、輝度信
号Ｙのかわりに他の信号、例えばＧ信号等を用いてもよ
い。
以上のようにして、１フィールド分の画像データについ
て、被写体の低彩度部分のR.G.B信号を抽出し、各々の
平均値．．を得る。これらから、除算器18,19に
より信号比／，／を算出し、その値によってR.
G.B可変利得増幅器9,10,11の利得を制御する。これによ
ってホワイトバランスが調整される。一方、割合検出回
路22は、被写体の低彩度部分の割合が前記とは異なる、
ある所定レベル以上であることを検出し、これが検出さ
れた時のみサンプル・ホールド回路25,26がサンプル動
作を行う。低彩度部分の割合が小さい場合、ホワイトバ
ランス調整誤差が増大するが、これにより誤差の小さい
場合のみ、ホワイトバランス調整を行うことができる。
て、被写体の低彩度部分のR.G.B信号を抽出し、各々の
平均値．．を得る。これらから、除算器18,19に
より信号比／，／を算出し、その値によってR.
G.B可変利得増幅器9,10,11の利得を制御する。これによ
ってホワイトバランスが調整される。一方、割合検出回
路22は、被写体の低彩度部分の割合が前記とは異なる、
ある所定レベル以上であることを検出し、これが検出さ
れた時のみサンプル・ホールド回路25,26がサンプル動
作を行う。低彩度部分の割合が小さい場合、ホワイトバ
ランス調整誤差が増大するが、これにより誤差の小さい
場合のみ、ホワイトバランス調整を行うことができる。
また、リミッタ回路23,24は信号比／，／の値
が大きく変化した場合の制限を行っており、リミット値
は外部測色回路３と変換回路B16によって与えられる
が、リミッタ回路23,24はなくても、基本的なホワイト
バランス調整動作には問題ない。
が大きく変化した場合の制限を行っており、リミット値
は外部測色回路３と変換回路B16によって与えられる
が、リミッタ回路23,24はなくても、基本的なホワイト
バランス調整動作には問題ない。
以上の動作は、１フィールドを１周期としているが、こ
れを１フレーム等、複数フィールドを１周期としてもよ
い。また、以上のホワイトバランス調整動作は、白い被
写体を撮像している時、R.G.B信号の比1:1:1を目標値と
して制御しているが、ホワイトバランス調整後の色差信
号が０になる様に制御してもよい。
れを１フレーム等、複数フィールドを１周期としてもよ
い。また、以上のホワイトバランス調整動作は、白い被
写体を撮像している時、R.G.B信号の比1:1:1を目標値と
して制御しているが、ホワイトバランス調整後の色差信
号が０になる様に制御してもよい。
第４図は本発明の第２の実施例におけるホワイトバラン
ス調整装置のブロック図を示すものであり、動作として
は白い被写体を撮像した場合、色差信号が０になる様に
制御するものである。第４図において１は撮像素子、２
は増幅器、３は外部測色回路、41は色差信号Ｒ−Y,B−
Ｙ、輝度信号Ｙを得るプロセス処理回路Ｂである。35,3
6は可変利得増幅器、42は被写体の低彩度部分を判定す
る判定回路Ｂであり、21はレベル検出器、17はアンド回
路、22は割合検出回路である。33,34は各々色差信号Ｒ
−Y,B−Ｙ平均回路、23,24はリミッタ回路、25,26はサ
ンプル・ホールド回路である。39は判定回路B42が低彩
度判定の際、必要なパラメータを発生する変換回路Ｅで
あり、40はリミッタ回路23,24のリミット値を与える変
換回路Ｆである。37,38は加算器である。
ス調整装置のブロック図を示すものであり、動作として
は白い被写体を撮像した場合、色差信号が０になる様に
制御するものである。第４図において１は撮像素子、２
は増幅器、３は外部測色回路、41は色差信号Ｒ−Y,B−
Ｙ、輝度信号Ｙを得るプロセス処理回路Ｂである。35,3
6は可変利得増幅器、42は被写体の低彩度部分を判定す
る判定回路Ｂであり、21はレベル検出器、17はアンド回
路、22は割合検出回路である。33,34は各々色差信号Ｒ
−Y,B−Ｙ平均回路、23,24はリミッタ回路、25,26はサ
ンプル・ホールド回路である。39は判定回路B42が低彩
度判定の際、必要なパラメータを発生する変換回路Ｅで
あり、40はリミッタ回路23,24のリミット値を与える変
換回路Ｆである。37,38は加算器である。
撮像素子１から出力された映像信号は、増幅器２で増幅
され、プロセス処理回路B42で色差信号Ｒ−Y,B−Ｙ、輝
度信号Ｙとなる。
され、プロセス処理回路B42で色差信号Ｒ−Y,B−Ｙ、輝
度信号Ｙとなる。
これらの色差信号Ｒ−Y,B−Ｙと、輝度信号Ｙと、外部
測色回路３、変換回路E39により得られる、その色温度
領域における平均ホワイトバランス定数α，βと、低彩
度判定のしきい値K3,K4によって、判定回路B42が被写体
の低彩度部分を判定する。判定の条件は、式3,式４で示
される。
測色回路３、変換回路E39により得られる、その色温度
領域における平均ホワイトバランス定数α，βと、低彩
度判定のしきい値K3,K4によって、判定回路B42が被写体
の低彩度部分を判定する。判定の条件は、式3,式４で示
される。
（Ｒ−Ｙ＋αＹ）/Y＜K3 （式３） （Ｂ−Ｙ＋βＹ）/Y＜K4 （式４） 前記式3,式４の条件が満たされ、かつ、輝度Ｙが、ある
所定レベル以上の時、アンド回路17の出力により、平均
回路33,34が動作し、被写体の低彩度部分の色差信号Ｒ
−Y,B−Ｙを平均する。そして、被写体の低彩度部分
が、ある所定レベル以上である時、サンプル・ホールド
回路25,26がサンプル動作をする。これらの信号を用い
て、輝度信号Ｙを入力とする可変利得増幅器35,36の利
得を制御し、この出力を加算器37,38を用いて色差信号
Ｒ−Y,B−Ｙに加算する。これにより、被写体の低彩度
部分の色差信号Ｒ−Y,B−Ｙが０になる様に制御でき、
ホワイトバランス調整が行われる。また、リミッタ回路
23,24の動作は前記第１の実施例と同様であり、なくて
も基本的にはホワイトバランス調整動作に支障はない。
また、輝度信号Ｙのレベル検出器についても同様であ
る。
所定レベル以上の時、アンド回路17の出力により、平均
回路33,34が動作し、被写体の低彩度部分の色差信号Ｒ
−Y,B−Ｙを平均する。そして、被写体の低彩度部分
が、ある所定レベル以上である時、サンプル・ホールド
回路25,26がサンプル動作をする。これらの信号を用い
て、輝度信号Ｙを入力とする可変利得増幅器35,36の利
得を制御し、この出力を加算器37,38を用いて色差信号
Ｒ−Y,B−Ｙに加算する。これにより、被写体の低彩度
部分の色差信号Ｒ−Y,B−Ｙが０になる様に制御でき、
ホワイトバランス調整が行われる。また、リミッタ回路
23,24の動作は前記第１の実施例と同様であり、なくて
も基本的にはホワイトバランス調整動作に支障はない。
また、輝度信号Ｙのレベル検出器についても同様であ
る。
発明の効果 以上説明した様に、本発明によれば、被写体の低彩度部
分の色信号のデータを利用するため、外部色温度情報を
直接用いる前記従来の技術第１項のホワイトバランス調
整装置に比べて、外部測色回路の精度がある程度低くて
も正確なホワイトバランス調整が可能である。また、撮
像色温度情報に加えて、外部色温度情報も用いるため、
大幅な色温度変化に対してもホワイトバランス調整が可
能であるため、コスト・実現性の面から考慮して、その
実用的効果は大きい。
分の色信号のデータを利用するため、外部色温度情報を
直接用いる前記従来の技術第１項のホワイトバランス調
整装置に比べて、外部測色回路の精度がある程度低くて
も正確なホワイトバランス調整が可能である。また、撮
像色温度情報に加えて、外部色温度情報も用いるため、
大幅な色温度変化に対してもホワイトバランス調整が可
能であるため、コスト・実現性の面から考慮して、その
実用的効果は大きい。
第１図は本発明における基本構成図、第２図は本発明に
おける第１の実施例のブロック図、第３図は本発明にお
ける低彩度判定の概念図、第４図は本発明における第２
の実施例のブロック図、第５図は第１の従来のホワイト
バランス調整装置のブロック図、第６図は第２の従来の
ホワイトバランス調整装置のブロック図である。 １……撮像素子、２……増幅器、３……外部測色回路、
４……変換回路Ｄ、５……判定回路、６……平均回路、
７……色信号制御回路、８……プロセス処理回路Ａ、9,
10,11……R.G.B可変利得増幅器、12,13,14……R.G.B平
均回路、15……変換回路Ａ、16……変換回路Ｂ、17……
アンド回路、18,19……除算器、20……輝度プロセス回
路、21……レベル検出器、22……割合検出回路、23,24
……リミッタ回路、25,26……サンプル・ホールド回
路、27……変換回路Ｃ、28……色信号制御器、33,34…
…平均回路、35,36……可変利得増幅器、37,38……加算
器、39……変換回路Ｅ、40……変換回路Ｆ、41……プロ
セス処理回路Ｂ、42……判定回路Ｂ。
おける第１の実施例のブロック図、第３図は本発明にお
ける低彩度判定の概念図、第４図は本発明における第２
の実施例のブロック図、第５図は第１の従来のホワイト
バランス調整装置のブロック図、第６図は第２の従来の
ホワイトバランス調整装置のブロック図である。 １……撮像素子、２……増幅器、３……外部測色回路、
４……変換回路Ｄ、５……判定回路、６……平均回路、
７……色信号制御回路、８……プロセス処理回路Ａ、9,
10,11……R.G.B可変利得増幅器、12,13,14……R.G.B平
均回路、15……変換回路Ａ、16……変換回路Ｂ、17……
アンド回路、18,19……除算器、20……輝度プロセス回
路、21……レベル検出器、22……割合検出回路、23,24
……リミッタ回路、25,26……サンプル・ホールド回
路、27……変換回路Ｃ、28……色信号制御器、33,34…
…平均回路、35,36……可変利得増幅器、37,38……加算
器、39……変換回路Ｅ、40……変換回路Ｆ、41……プロ
セス処理回路Ｂ、42……判定回路Ｂ。
Claims (5)
- 【請求項１】外部色温度情報を得る外部測色回路と、前
記外部色温度情報から低彩度部分を示す色信号の大きさ
またはこれを表すデータを計算する変換回路と、前記変
換回路の出力を用いて、前記被写体の低彩度部分を示す
色信号の大きさに近い撮像色信号を有する色信号部分を
検出し被写体の彩度の低い部分を判別する判定回路と、
前記判別がなされた時のみの色信号を平均する平均回路
と、前記平均回路の出力を用いて、白い被写体を撮像し
た時の色データが、白色を示すデータになる様に色信号
を制御する色信号制御回路を備えたことを特徴とするホ
ワイトバランス調整装置。 - 【請求項２】判定回路は、判定基準として、撮像輝度情
報が所定のレベルの範囲にあることを合わせて用いる特
許請求の範囲第１項記載のホワイトバランス調整装置。 - 【請求項３】色信号制御回路は、色信号の制御値の初期
値を前記外部色温度情報または前記撮像色温度情報によ
り決定し、また、被写体に低彩度部分がない場合、前記
色信号の制御値をホールドする回路を備えたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載のホワイトバランス調
整装置。 - 【請求項４】判定回路の判断が、ある所定の割合以上で
ある場合のみの平均回路の出力を用いて色信号制御回路
を動作させる回路を備えたことを特徴とする特許請求の
範囲第１項記載のホワイトバランス調整装置。 - 【請求項５】色信号制御回路は、色信号の制御範囲を制
限する制限回路と、その制限値を外部色温度情報もしく
は色信号または輝度信号により決定する回路を備えたこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のホワイトバ
ランス調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61156628A JPH0728415B2 (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ホワイトバランス調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61156628A JPH0728415B2 (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ホワイトバランス調整装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6313489A JPS6313489A (ja) | 1988-01-20 |
| JPH0728415B2 true JPH0728415B2 (ja) | 1995-03-29 |
Family
ID=15631852
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61156628A Expired - Fee Related JPH0728415B2 (ja) | 1986-07-03 | 1986-07-03 | ホワイトバランス調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0728415B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3057254B2 (ja) * | 1989-06-14 | 2000-06-26 | ソニー株式会社 | オートホワイトバランス回路 |
| JP2516498B2 (ja) * | 1991-08-09 | 1996-07-24 | 鹿島建設株式会社 | 地下連続壁の接合構造 |
| JPH0549048A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 光源推定装置 |
| JP2010016475A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-01-21 | Mitsubishi Electric Corp | 固体撮像装置および三板式固体撮像装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56116391A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-12 | Sanyo Electric Co Ltd | Automatic adjusting device of white balance |
| JPS60141095A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Canon Inc | カラ−撮像装置 |
-
1986
- 1986-07-03 JP JP61156628A patent/JPH0728415B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS56116391A (en) * | 1980-02-19 | 1981-09-12 | Sanyo Electric Co Ltd | Automatic adjusting device of white balance |
| JPS60141095A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-26 | Canon Inc | カラ−撮像装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6313489A (ja) | 1988-01-20 |
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| JPH0814511B2 (ja) | カラ−撮像装置 |
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