JPH07282783A - 反射鏡付メタルハライドランプ - Google Patents
反射鏡付メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH07282783A JPH07282783A JP6073217A JP7321794A JPH07282783A JP H07282783 A JPH07282783 A JP H07282783A JP 6073217 A JP6073217 A JP 6073217A JP 7321794 A JP7321794 A JP 7321794A JP H07282783 A JPH07282783 A JP H07282783A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflecting mirror
- metal halide
- arc tube
- halide lamp
- light emitting
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 周囲雰囲気の影響で発光特性が変動すること
がなく、発光管からの射出光の集光効率を増大させるこ
とのできる反射鏡付メタルハライドランプを得る。 【構成】 発光管１の内部に一対の電極２ａ，２ｂが設
けられ、かつ水銀、沃化ジスプロシウム、沃化ネオジ
ム、沃化セシウムとともにアルゴンガスが封入されてい
る。発光管１の両端には封止部３ａ，３ｂが設けられ、
封止部３ｂには、口金碍子８が設けられている。発光管
１はこの口金碍子８が反射鏡９の筒部９ａに発光管１の
軸と反射鏡９の軸とが同軸上となるよう挿入され反射鏡
９に固着されている。反射鏡９の反射面には赤外線を透
過する多層干渉膜１１が蒸着されている。透光性筒１２
は、発光管１を囲繞するように反射鏡９内に設けられて
いる。発光管１の電極２ａ，２ｂの近傍の外面には保温
膜は形成されていない。
がなく、発光管からの射出光の集光効率を増大させるこ
とのできる反射鏡付メタルハライドランプを得る。 【構成】 発光管１の内部に一対の電極２ａ，２ｂが設
けられ、かつ水銀、沃化ジスプロシウム、沃化ネオジ
ム、沃化セシウムとともにアルゴンガスが封入されてい
る。発光管１の両端には封止部３ａ，３ｂが設けられ、
封止部３ｂには、口金碍子８が設けられている。発光管
１はこの口金碍子８が反射鏡９の筒部９ａに発光管１の
軸と反射鏡９の軸とが同軸上となるよう挿入され反射鏡
９に固着されている。反射鏡９の反射面には赤外線を透
過する多層干渉膜１１が蒸着されている。透光性筒１２
は、発光管１を囲繞するように反射鏡９内に設けられて
いる。発光管１の電極２ａ，２ｂの近傍の外面には保温
膜は形成されていない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶プロジェクタやス
ライドプロジェクタ用の反射鏡付メタルハライドランプ
に関するものである。
ライドプロジェクタ用の反射鏡付メタルハライドランプ
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】メタルハライドランプは、発光管内に封
入された金属ハロゲン化物がランプ点灯中に蒸発し、高
温アーク中で金属原子が励起発光する現象を利用したも
のである。したがって封入される金属ハロゲン化物の選
択によって任意の光色で高効率、高演色のランプを得る
ことができる。また、点光源に近づけるために電極間距
離を短くする、いわゆるショートアーク化することも可
能で、このショートアーク化したメタルハライドランプ
を反射鏡に組み込むことにより、集光効率の高い光源に
することができる。このため、近年、反射鏡に組み込ま
れたショートアークタイプのメタルハライドランプが、
上記した特長を生かし投射型の液晶ビデオプロジェクタ
ーのバックライト光源に使用されることが多くなってい
る。
入された金属ハロゲン化物がランプ点灯中に蒸発し、高
温アーク中で金属原子が励起発光する現象を利用したも
のである。したがって封入される金属ハロゲン化物の選
択によって任意の光色で高効率、高演色のランプを得る
ことができる。また、点光源に近づけるために電極間距
離を短くする、いわゆるショートアーク化することも可
能で、このショートアーク化したメタルハライドランプ
を反射鏡に組み込むことにより、集光効率の高い光源に
することができる。このため、近年、反射鏡に組み込ま
れたショートアークタイプのメタルハライドランプが、
上記した特長を生かし投射型の液晶ビデオプロジェクタ
ーのバックライト光源に使用されることが多くなってい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような液
晶ビデオプロジェクターに使用される反射鏡付メタルハ
ライドランプは、コンパクト化を要求されるために、外
管のない一重管タイプのメタルハライドランプが一般的
に用いられる。一重管タイプのメタルハライドランプ
は、周囲雰囲気例えば空気の対流による影響を受け易い
ため、ランプの電気特性、発光特性が変動し易いといっ
た問題がある。また、従来のメタルハライドランプの端
部外面には、発光管内の金属ハロゲン化物の蒸気圧を高
めるために、金属酸化物からなる保温膜が形成されてい
る。この保温膜により発光管からの可視域の射出光が遮
断され、発光管からの射出光が反射鏡に有効に集光され
ていないという問題があった。
晶ビデオプロジェクターに使用される反射鏡付メタルハ
ライドランプは、コンパクト化を要求されるために、外
管のない一重管タイプのメタルハライドランプが一般的
に用いられる。一重管タイプのメタルハライドランプ
は、周囲雰囲気例えば空気の対流による影響を受け易い
ため、ランプの電気特性、発光特性が変動し易いといっ
た問題がある。また、従来のメタルハライドランプの端
部外面には、発光管内の金属ハロゲン化物の蒸気圧を高
めるために、金属酸化物からなる保温膜が形成されてい
る。この保温膜により発光管からの可視域の射出光が遮
断され、発光管からの射出光が反射鏡に有効に集光され
ていないという問題があった。
【０００４】本発明は、周囲雰囲気の影響によって発光
特性が変動することがなく、発光管からの射出光の集光
効率を増大させることのできる反射鏡付メタルハライド
ランプを提供することを目的とする。
特性が変動することがなく、発光管からの射出光の集光
効率を増大させることのできる反射鏡付メタルハライド
ランプを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の反射鏡付メタル
ハライドランプは、反射鏡と発光管とが一体となった反
射鏡付メタルハライドランプであって、前記発光管は前
記反射鏡内で透光性筒によって囲繞されており、前記発
光管の端部外面には保温膜を形成していない構成を有す
る。また、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、
反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタルハライ
ドランプであって、前記発光管は前記反射鏡内で透光性
筒によって囲繞されており、前記発光管の端部外面には
保温膜を形成しておらず、前記筒の内面または外面に可
視光を透過し赤外線を反射する膜を形成した構成を有す
る。また、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、
第１の反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタル
ハライドランプであって、前記発光管は、前記第１の反
射鏡内で透光性筒と前記発光管の封止部の一方に設けら
れた第２の反射鏡とで囲繞されている構成を有する。ま
た、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、第１の
反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタルハライ
ドランプであって、前記発光管は、前記第１の反射鏡内
で透光性筒と前記発光管の封止部の一方に設けられた第
２の反射鏡とで囲繞されており、前記発光管の端部外面
には保温膜を形成していない構成を有する。
ハライドランプは、反射鏡と発光管とが一体となった反
射鏡付メタルハライドランプであって、前記発光管は前
記反射鏡内で透光性筒によって囲繞されており、前記発
光管の端部外面には保温膜を形成していない構成を有す
る。また、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、
反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタルハライ
ドランプであって、前記発光管は前記反射鏡内で透光性
筒によって囲繞されており、前記発光管の端部外面には
保温膜を形成しておらず、前記筒の内面または外面に可
視光を透過し赤外線を反射する膜を形成した構成を有す
る。また、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、
第１の反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタル
ハライドランプであって、前記発光管は、前記第１の反
射鏡内で透光性筒と前記発光管の封止部の一方に設けら
れた第２の反射鏡とで囲繞されている構成を有する。ま
た、本発明の反射鏡付メタルハライドランプは、第１の
反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡付メタルハライ
ドランプであって、前記発光管は、前記第１の反射鏡内
で透光性筒と前記発光管の封止部の一方に設けられた第
２の反射鏡とで囲繞されており、前記発光管の端部外面
には保温膜を形成していない構成を有する。
【０００６】
【作用】かかる構成により、周囲雰囲気の影響を遮断す
ることができ、ランプ点灯中の電気特性、発光特性の変
動を抑制する。また、発光管の端部からの可視域の射出
光も集光することができ、発光管からの射出光の集光効
率が増大する。
ることができ、ランプ点灯中の電気特性、発光特性の変
動を抑制する。また、発光管の端部からの可視域の射出
光も集光することができ、発光管からの射出光の集光効
率が増大する。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
説明する。
【０００８】図１に本発明の一実施例である定格電力１
５０Ｗの反射鏡付メタルハライドランプを示す。
５０Ｗの反射鏡付メタルハライドランプを示す。
【０００９】図１に示すように、石英ガラス製の発光管
１の発光部の内部には、タングステンからなる一対の電
極２ａ，２ｂが設けられている。これら電極２ａ，２ｂ
の電極間距離は、点光源に近づけるために４ｍｍとして
いる。またこの発光管１の内部には所定量の水銀、沃化
ジスプロシウム、沃化ネオジム、沃化セシウムとともに
始動用ガスとしてアルゴンガスが封入されている。発光
管１の両端には封止部３ａ，３ｂが設けられており、こ
れら封止部３ａ，３ｂには電極２ａ，２ｂと接続された
モリブデンからなる金属箔４ａ，４ｂが気密封着されて
いる。金属箔４ａ，４ｂは、外部導線５ａ，５ｂにそれ
ぞれ接続されており、この外部導線５ａ，５ｂは、封止
部３ａ，３ｂから発光管１の外部にそれぞれ導出されて
いる。外部導線５ａ，５ｂにはリード線６，７がそれぞ
れ接続されている。封止部３ｂには、セラミック製の口
金碍子８が設けられている。発光管１はこの口金碍子８
を、硬質ガラス製の第１の反射鏡９の筒部９ａに発光管
１の軸と反射鏡９の軸とが同軸上となるよう挿入されセ
メント１０で反射鏡９に固着されている。なお、反射鏡
９は放物面もしくは楕円面形状であり、その内面すなわ
ち反射面には赤外線を透過する多層干渉膜１１が蒸着さ
れている。石英ガラス製の透光性筒１２は、発光管１を
囲繞するように反射鏡９内に設けられ、筒１２のその一
端開口部を反射鏡９の内面に低融点ガラス１４によって
固着されており、また他端開口部はステンレス製の支持
板１３によって保持されている。筒１２は外径２０ｍ
ｍ、厚さ１．５ｍｍの石英ガラス管を使用し、筒１２の
表面には酸化チタン（ＴｉＯ2）と酸化シリコン（Ｓｉ
Ｏ2）とを交互に積層した多層干渉膜１５からなる可視
光透過・赤外線反射膜が形成されている。
１の発光部の内部には、タングステンからなる一対の電
極２ａ，２ｂが設けられている。これら電極２ａ，２ｂ
の電極間距離は、点光源に近づけるために４ｍｍとして
いる。またこの発光管１の内部には所定量の水銀、沃化
ジスプロシウム、沃化ネオジム、沃化セシウムとともに
始動用ガスとしてアルゴンガスが封入されている。発光
管１の両端には封止部３ａ，３ｂが設けられており、こ
れら封止部３ａ，３ｂには電極２ａ，２ｂと接続された
モリブデンからなる金属箔４ａ，４ｂが気密封着されて
いる。金属箔４ａ，４ｂは、外部導線５ａ，５ｂにそれ
ぞれ接続されており、この外部導線５ａ，５ｂは、封止
部３ａ，３ｂから発光管１の外部にそれぞれ導出されて
いる。外部導線５ａ，５ｂにはリード線６，７がそれぞ
れ接続されている。封止部３ｂには、セラミック製の口
金碍子８が設けられている。発光管１はこの口金碍子８
を、硬質ガラス製の第１の反射鏡９の筒部９ａに発光管
１の軸と反射鏡９の軸とが同軸上となるよう挿入されセ
メント１０で反射鏡９に固着されている。なお、反射鏡
９は放物面もしくは楕円面形状であり、その内面すなわ
ち反射面には赤外線を透過する多層干渉膜１１が蒸着さ
れている。石英ガラス製の透光性筒１２は、発光管１を
囲繞するように反射鏡９内に設けられ、筒１２のその一
端開口部を反射鏡９の内面に低融点ガラス１４によって
固着されており、また他端開口部はステンレス製の支持
板１３によって保持されている。筒１２は外径２０ｍ
ｍ、厚さ１．５ｍｍの石英ガラス管を使用し、筒１２の
表面には酸化チタン（ＴｉＯ2）と酸化シリコン（Ｓｉ
Ｏ2）とを交互に積層した多層干渉膜１５からなる可視
光透過・赤外線反射膜が形成されている。
【００１０】上記一実施例のメタルハライドランプを、
定格電力１５０Ｗで点灯させたところ、発光管１を冷却
させる空気の流れが筒１２によって遮断され、点灯中に
おいて安定した電気特性、発光特性が得られた。また従
来発光管の端部表面に形成された金属酸化物からなる保
温膜がなくても、筒１２の表面に形成された赤外線反射
の多層干渉膜１５によって発光管１は十分に保温され、
発光管１内の金属ハロゲン化物の蒸気圧を十分に得るこ
とができた。
定格電力１５０Ｗで点灯させたところ、発光管１を冷却
させる空気の流れが筒１２によって遮断され、点灯中に
おいて安定した電気特性、発光特性が得られた。また従
来発光管の端部表面に形成された金属酸化物からなる保
温膜がなくても、筒１２の表面に形成された赤外線反射
の多層干渉膜１５によって発光管１は十分に保温され、
発光管１内の金属ハロゲン化物の蒸気圧を十分に得るこ
とができた。
【００１１】図２に評価用光学系の概略を示す。図２に
示した評価用光学系は、液晶プロジェクタの実機と基本
的には同一であり、コンデンサレンズ１６、液晶パネル
に相当するアパーチャ１７（対角長２．８インチ）、投
射レンズ１８およびスクリーン１９（対角長４０イン
チ）からなっている。
示した評価用光学系は、液晶プロジェクタの実機と基本
的には同一であり、コンデンサレンズ１６、液晶パネル
に相当するアパーチャ１７（対角長２．８インチ）、投
射レンズ１８およびスクリーン１９（対角長４０イン
チ）からなっている。
【００１２】このような評価用光学系を用いて、本発明
の一実施例の反射鏡付メタルハライドランプを定格電力
１５０Ｗでスクリーン１９に投射したところ、スクリー
ン中心照度は１４５００ルクスであった。一方、発光管
の端部外面にジルコニアからなる保温膜を塗布した従来
の反射鏡付メタルハライドランプについても同様に行な
ったところ、スクリーン中心照度は１３０００ルクスで
あった。
の一実施例の反射鏡付メタルハライドランプを定格電力
１５０Ｗでスクリーン１９に投射したところ、スクリー
ン中心照度は１４５００ルクスであった。一方、発光管
の端部外面にジルコニアからなる保温膜を塗布した従来
の反射鏡付メタルハライドランプについても同様に行な
ったところ、スクリーン中心照度は１３０００ルクスで
あった。
【００１３】したがって、本発明の一実施例の反射鏡付
メタルハライドランプは、従来のものと比較して投射光
量が増大することが確認できた。これは従来発光管から
の射出光のうち、保温膜によって遮断されていた可視域
の射出光が、反射鏡９によって集光投射されたためと考
えられる。
メタルハライドランプは、従来のものと比較して投射光
量が増大することが確認できた。これは従来発光管から
の射出光のうち、保温膜によって遮断されていた可視域
の射出光が、反射鏡９によって集光投射されたためと考
えられる。
【００１４】なお、上記実施例では可視光透過・赤外線
反射膜を構成する高屈折率層の材料としてＴｉＯ2を、
低屈折率層の材料としてＳｉＯ2をそれぞれ用いたが、
高屈折率層の材料としては酸化タンタル（ＴａＯ2）、
酸化ジルコン（ＺｒＯ2）等、低屈折率層の材料として
は酸化セレン（ＳｅＯ2）等を用いることができ、また
その形成方法も真空蒸着法、スパッタ法、ＣＶＤ法、ゾ
ル−ゲル法（ディップ法、スプレー法）等を採用するこ
とができる。
反射膜を構成する高屈折率層の材料としてＴｉＯ2を、
低屈折率層の材料としてＳｉＯ2をそれぞれ用いたが、
高屈折率層の材料としては酸化タンタル（ＴａＯ2）、
酸化ジルコン（ＺｒＯ2）等、低屈折率層の材料として
は酸化セレン（ＳｅＯ2）等を用いることができ、また
その形成方法も真空蒸着法、スパッタ法、ＣＶＤ法、ゾ
ル−ゲル法（ディップ法、スプレー法）等を採用するこ
とができる。
【００１５】次に本発明の他の実施例について図面を用
いて説明する。図３に本発明の他の実施例である定格電
力１５０Ｗの反射鏡付メタルハライドランプを示す。
いて説明する。図３に本発明の他の実施例である定格電
力１５０Ｗの反射鏡付メタルハライドランプを示す。
【００１６】上記一実施例と同様な構造の反射鏡付メタ
ルハライドランプであって、石英ガラス製の透光性筒２
０は、発光管１の発光部を囲繞して設けられ、筒２０の
一端開口部は低融点ガラス１４によって第１の反射鏡９
の内面に固着されている。筒２０は上記一実施例と同様
に外径２０ｍｍ、厚さ１．５ｍｍの石英ガラス管を使用
した。また、封止部３ａには第２の反射鏡２１が設けら
れている。反射鏡２１は、厚さ１ｍｍのアルミニウムか
らなり、その周縁はセメント２２により筒２０の他端開
口部に固着されている。反射鏡２１は半径１０．５ｍｍ
の曲面を有し、その内表面は鏡面仕上げされている。反
射鏡２１の焦点位置は反射鏡９の焦点位置と同位置とし
た。また上記一実施例と同様に本発明の他の実施例の反
射鏡付メタルハライドランプにおいても、従来の反射鏡
付メタルハライドランプにおいて必要であった発光管１
の電極２ａ，２ｂ近傍の端部外面の金属酸化物からなる
保温膜を除去している。
ルハライドランプであって、石英ガラス製の透光性筒２
０は、発光管１の発光部を囲繞して設けられ、筒２０の
一端開口部は低融点ガラス１４によって第１の反射鏡９
の内面に固着されている。筒２０は上記一実施例と同様
に外径２０ｍｍ、厚さ１．５ｍｍの石英ガラス管を使用
した。また、封止部３ａには第２の反射鏡２１が設けら
れている。反射鏡２１は、厚さ１ｍｍのアルミニウムか
らなり、その周縁はセメント２２により筒２０の他端開
口部に固着されている。反射鏡２１は半径１０．５ｍｍ
の曲面を有し、その内表面は鏡面仕上げされている。反
射鏡２１の焦点位置は反射鏡９の焦点位置と同位置とし
た。また上記一実施例と同様に本発明の他の実施例の反
射鏡付メタルハライドランプにおいても、従来の反射鏡
付メタルハライドランプにおいて必要であった発光管１
の電極２ａ，２ｂ近傍の端部外面の金属酸化物からなる
保温膜を除去している。
【００１７】本発明の一実施例の反射鏡付メタルハライ
ドランプを、定格電力１５０Ｗで点灯させたところ、上
記一実施例と同様、点灯中において安定した電気特性、
発光特性が得られるようになった。また、反射鏡２１か
らの投射光は発光管１にも照射されるために発光管１は
十分に保温され、従来発光管の端部表面に形成された金
属酸化物からなる保温膜がなくても、発光管内の金属ハ
ロゲン化物の蒸気圧を十分に得ることができた。
ドランプを、定格電力１５０Ｗで点灯させたところ、上
記一実施例と同様、点灯中において安定した電気特性、
発光特性が得られるようになった。また、反射鏡２１か
らの投射光は発光管１にも照射されるために発光管１は
十分に保温され、従来発光管の端部表面に形成された金
属酸化物からなる保温膜がなくても、発光管内の金属ハ
ロゲン化物の蒸気圧を十分に得ることができた。
【００１８】上記他の実施例のランプを光源として、図
２に示す評価用光学系を用い、他の実施例の反射鏡付メ
タルハライドランプを定格電力１５０Ｗでスクリーン１
９に投射したところ、スクリーン中心照度は１５５００
ルクスであった。一方、発光管の端部外面にジルコニア
からなる保温膜を塗布した従来の反射鏡付メタルハライ
ドランプについても同様に行なったところ、スクリーン
中心照度は１３０００ルクスであった。
２に示す評価用光学系を用い、他の実施例の反射鏡付メ
タルハライドランプを定格電力１５０Ｗでスクリーン１
９に投射したところ、スクリーン中心照度は１５５００
ルクスであった。一方、発光管の端部外面にジルコニア
からなる保温膜を塗布した従来の反射鏡付メタルハライ
ドランプについても同様に行なったところ、スクリーン
中心照度は１３０００ルクスであった。
【００１９】したがって、本発明の他の実施例の反射鏡
付メタルハライドランプは、従来のものと比較して投射
光量が増大することが確認できた。これは従来発光管か
らの射出光のうち、保温膜によって遮断されていた可視
域の射出光が、反射鏡２１によって集光され、かつ反射
鏡９によって集光投射されたためと考えられる。
付メタルハライドランプは、従来のものと比較して投射
光量が増大することが確認できた。これは従来発光管か
らの射出光のうち、保温膜によって遮断されていた可視
域の射出光が、反射鏡２１によって集光され、かつ反射
鏡９によって集光投射されたためと考えられる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、点灯中
において安定した電気特性、発光特性が得られるととも
に、従来発光管の端部外面に形成する必要のあった金属
酸化物からなる保温膜を不要とすることができ、発光管
からの射出光の集光効率を増大させ、投射光量を増大す
ることができる反射鏡付メタルハライドランプを提供す
ることができるものである。
において安定した電気特性、発光特性が得られるととも
に、従来発光管の端部外面に形成する必要のあった金属
酸化物からなる保温膜を不要とすることができ、発光管
からの射出光の集光効率を増大させ、投射光量を増大す
ることができる反射鏡付メタルハライドランプを提供す
ることができるものである。
【図１】本発明の一実施例である反射鏡付メタルハライ
ドランプの一部切欠正面図
ドランプの一部切欠正面図
【図２】評価光学系の概略図
【図３】本発明の他の実施例である反射鏡付メタルハラ
イドランプの一部切欠正面図
イドランプの一部切欠正面図
１ 発光管 ２ａ，２ｂ 電極 ３ａ，３ｂ 封止部 ９，２１ 反射鏡 １１，１５ 多層干渉膜 １２ 透光性筒
Claims (4)
- 【請求項１】 反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡
付メタルハライドランプであって、前記発光管は前記反
射鏡内で透光性筒によって囲繞されており、前記発光管
の端部外面には保温膜を形成していないことを特徴とす
る反射鏡付メタルハライドランプ。 - 【請求項２】 反射鏡と発光管とが一体となった反射鏡
付メタルハライドランプであって、前記発光管は前記反
射鏡内で透光性筒によって囲繞されており、前記発光管
の端部外面には保温膜を形成しておらず、前記筒の内面
または外面に可視光を透過し赤外線を反射する膜を形成
したことを特徴とする反射鏡付メタルハライドランプ。 - 【請求項３】 第１の反射鏡と発光管とが一体となった
反射鏡付メタルハライドランプであって、前記発光管
は、前記第１の反射鏡内で透光性筒と前記発光管の封止
部の一方に設けられた第２の反射鏡とで囲繞されている
ことを特徴とする反射鏡付メタルハライドランプ。 - 【請求項４】 第１の反射鏡と発光管とが一体となった
反射鏡付メタルハライドランプであって、前記発光管
は、前記第１の反射鏡内で透光性筒と前記発光管の封止
部の一方に設けられた第２の反射鏡とで囲繞されてお
り、前記発光管の端部外面には保温膜を形成していない
ことを特徴とする反射鏡付メタルハライドランプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073217A JPH07282783A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 反射鏡付メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6073217A JPH07282783A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 反射鏡付メタルハライドランプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07282783A true JPH07282783A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13511781
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6073217A Pending JPH07282783A (ja) | 1994-04-12 | 1994-04-12 | 反射鏡付メタルハライドランプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07282783A (ja) |
-
1994
- 1994-04-12 JP JP6073217A patent/JPH07282783A/ja active Pending
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