JPH07281601A - 光透過性装飾シート - Google Patents

光透過性装飾シート

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JPH07281601A
JPH07281601A JP7488494A JP7488494A JPH07281601A JP H07281601 A JPH07281601 A JP H07281601A JP 7488494 A JP7488494 A JP 7488494A JP 7488494 A JP7488494 A JP 7488494A JP H07281601 A JPH07281601 A JP H07281601A
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JP
Japan
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white ink
ink layer
light
printed
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Pending
Application number
JP7488494A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Kumakura
文男 熊倉
Yoshiro Ono
芳郎 大野
Hidetoshi Degawa
秀敏 出川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NARUTOU INK SEIZO KK
TAISEI INSATSU KK
Taihei Chemicals Ltd
Taihei Kagaku Siehin KK
Original Assignee
NARUTOU INK SEIZO KK
TAISEI INSATSU KK
Taihei Chemicals Ltd
Taihei Kagaku Siehin KK
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光透過性装飾シートは、透明または半透明フ
ィルムベースと、該フィルムベースに対して、光の透過
方向において、順番に、第1の白インキ層、第1の図柄
層、第2の白インキ層および第2の図柄層が積層印刷さ
れており、第1の図柄層と第2の図柄層とは、第2の白
インキ層を挟んで同じ図柄が整合印刷されたものであ
る。 【効果】 モアレ現象等を生ずることなくより鮮明に図
柄を表示できる。また、図柄のための印刷版が1つです
み、コストを増大せずに、作製することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明または半透明フィ
ルムに種々な文字や図柄を印刷したような光透過性装飾
シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の光透過性装飾シートは、デパー
ト、スーパー、コンビニエンスストア等各種店舗の出入
口のガラスドア、ガラス窓、ショウウインドウのガラス
や、電車のドアガラス、窓ガラスや、自動販売機のガラ
ス窓等に貼り付ける等して使用するものである。この場
合において、光透過性装飾シートに印刷された文字や図
柄は、背後からの照明光の作用により、表示効果や装飾
効果を発揮するものである。
【0003】この種の従来の光透過性装飾シートとして
は、透明または半透明フィルムの表面や裏面に対して直
接に図柄を印刷したものがある。しかし、図柄を単にオ
フセット印刷やグラビヤ印刷しただけのものでは、印刷
部分の色濃度を濃くすることに限界があり、そのため、
背後から光を当てた場合印刷の色がうすく鮮明さに欠け
るという欠点があった。
【0004】このような欠点を解決するために、従来、
透明または半透明フィルムの表に先ず白インキ層を印刷
して、その白インキ層の上に図柄を重ね刷りするように
したり、または、透明または半透明フィルムの裏側に、
その表側から図柄が正しく見れるように図柄を印刷し、
その印刷図柄のさらに裏側に白インキ層を裏当て印刷し
たりしたものが開発されている。
【0005】また、特開平3−207652号公報に開
示されるように、透明フィルムの表裏に同じ図柄を整合
するように印刷付与した光透過性装飾シートも提案され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
白インキ層を裏当て印刷した従来の光透過性装飾シート
では、背後から光を当てたときの図柄の鮮明さは、ある
程度向上するのであるが、それでも、適用場所によって
は鮮明さが不充分な場合があった。
【0007】また、前述の特開平3−207652号公
報に開示されたような光透過性装飾シートでも、図柄の
鮮明さは、向上されるにしても、透明フィルムの表側か
らの図柄印刷と、裏側からの図柄印刷とが必要であり、
しかも、それら図柄は表裏で反転したものでなければな
らず、したがって、2つの印刷版が必要とされるなど、
コスト高となることは否めない。
【0008】さらにまた、図柄の鮮明さを向上させるた
めに、同じ図柄を重ねて印刷することが考えられるが、
単にこのようにしたのでは、オフセット印刷は、アミ点
にて再現されているため、本来の図柄とは関係のない万
線模様が発生してしまう、いわゆるモアレ現象が生じて
しまい、問題の解決とはならない。
【0009】本発明の目的は、前述したような従来技術
の問題点を解消した光透過性装飾シートを提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による光透過性装
飾シートは、透明または半透明フィルムベースと、該フ
ィルムベースに対して、光の透過方向において、順番
に、第1の白インキ層、第1の図柄層、第2の白インキ
層および第2の図柄層が積層印刷されており、前記第1
の図柄層と前記第2の図柄層とは、第2の白インキ層を
挟んで同じ図柄が整合印刷されたものであることを特徴
とする。
【0011】本発明によれば、フィルムベースは、透明
度をもつプラスチックシートであるのが好ましい。ま
た、第1の図柄層および第2の図柄層は、紫外線硬化オ
フセット印刷によって形成されるのが好ましい。さらに
また、第1の白インキ層および第2の白インキ層は、チ
タンホワイトを増量させ、紫およびブルー系の顔料と調
整して光拡散性を持たせた白インキにて印刷形成される
のが好ましい。
【0012】
【実施例】次に、添付図面に基づいて、本発明の実施例
について本発明をより詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例としての光透過
性装飾シートの断面構造を、各層の厚みを誇張して示し
ている。この実施例の光透過性装飾シートは、透明プラ
スチックシート1の裏面に対して、表面から正しく見え
るように図柄層2Bが4色重ね刷りの紫外線硬化オフセ
ットカラー印刷によって付与されており、この図柄層2
Bの裏に白インキ層3Bが印刷付与され、さらに、この
白インキ層3Bの裏に図柄層2Bと同じ図柄の図柄層2
Aが整合するようにして同様の紫外線硬化オフセットカ
ラー印刷によって付与され、この図柄層2Aの裏に白イ
ンキ層3Bと同様の白インキ層3Aが印刷付与されてな
っている。図において、矢印Pは、光の透過方向を示し
ている。
【0014】図2は、本発明の別の実施例としての光透
過性装飾シートの断面構造を、各層の厚みを誇張して示
している。この実施例の光透過性装飾シートは、透明プ
ラスチックシート1の表面に対して、白インキ層3Aが
印刷付与され、この白インキ層3Aの上に図柄層2Aが
4色重ね刷りの紫外線硬化オフセットカラー印刷によっ
て付与されており、この図柄層2Aの上に白インキ層3
Aと同様の白インキ層3Bが印刷付与されており、さら
に、この白インキ層3Bの上に、図柄層2Aと同じ図柄
の図柄層2Bが整合するようにして同様の紫外線硬化オ
フセットカラー印刷によって付与されてなっている。図
において、矢印Pは、光の透過方向を示している。
【0015】本発明の前述した実施例における白インキ
層3Aおよび3Bを印刷形成するのに使用した白インキ
の組成は、次のようである。
【0016】 顔料 チタン白(塩素法酸化チタン) 42.3% 顔料 蛍光増白剤(蛍光発色剤) 5.0% 顔料 ジオキサンバイオレット(バイオレット顔料) 0.92% 顔料 フタロシヤニン(シアニンブルー顔料) 0.8% ポリエステル樹脂 41.98% アクリルエステルモノマー アクリルエステルオリゴマー 光開始剤 5% 添加剤 4%
【0017】本発明者は、前述したような本発明の光透
過性装飾シートの構成において、光透過性を向上させ、
図柄がより鮮明に表示できるようにするのに効果的な白
インキ層を形成することのできる白インキの組成をどの
ようにするのが良いのかについて種々実験してみた。こ
のような実験結果によれば、通常の白インキに比べて、
前述の組成例の如く、チタンホワイトを増量させ、紫お
よびブルー系の顔料と調整して光拡散性を持たせるのが
好ましいことが確認された。
【0018】また、実験結果によれば、本発明における
白インキ層の形成に用いる白インキの組成物の組成比
は、次のような範囲内にするのが好ましいことも確認で
きた。
【0019】 顔料 チタン白(塩素法酸化チタン) 35%〜50% 顔料 蛍光増白剤(蛍光発色剤) 2%から8% 顔料 ジオキサンバイオレット(バイオレット顔料) 0.2%〜2% 顔料 フタロシヤニン(シアニンブルー顔料) 0.2%〜2% ポリエステル樹脂 35%〜65% アクリルエステルモノマー アクリルエステルオリゴマー 光開始剤 3%〜12% 添加剤 3%〜10%
【0020】さらにまた、本発明の光透過性装飾シート
の構造において、モアレ現象を生ずることなく図柄をよ
り鮮明に表示できるようにするためには、形成する白イ
ンキ層の厚みを、1〜10μ程度とするのが好ましいこ
とも確認できた。また、前述したような組成の白インキ
を用いて形成された白インキ層は、耐候性が向上される
ことも確認できた。
【0021】なお、前述の実施例では、フィルムベース
として透明プラスチックシートを用いたのであるが、本
発明は、これに限らず、その他の種々な透明または半透
明フィルムシートを使用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の光透過性装飾シートは、モアレ
現象等を生ずることなくより鮮明に図柄を表示できる。
【0023】また、本発明の光透過性装飾シートは、同
じ図柄を2度印刷するのであるが、それら印刷は、フィ
ルムベースの同じ面から行なうものであるので、印刷版
が1つですみ、従って、コストを増大せずに、より鮮明
な図柄表示のできるものとすることができる。
【0024】また、本発明において用いる白インキ層
は、耐候性のあるものなので、光透過性装飾シートの寿
命もそれだけ長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての光透過性装飾シート
の断面構造を示す図である。
【図2】本発明の別の実施例としての光透過性装飾シー
トの断面構造を示す図である。
【符号の説明】 1 透明プラスチックシート2A 図柄層 2B 図柄層 3A 白インキ層 3B 白インキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 芳郎 東京都新宿区新宿1丁目20番2号 大成印 刷株式会社内 (72)発明者 出川 秀敏 東京都世田谷区船橋5丁目20番14号 成東 インキ製造株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または半透明フィルムベースと、該
    フィルムベースに対して、光の透過方向において、順番
    に、第1の白インキ層、第1の図柄層、第2の白インキ
    層および第2の図柄層が積層印刷されており、前記第1
    の図柄層と前記第2の図柄層とは、第2の白インキ層を
    挟んで同じ図柄が整合印刷されたものであることを特徴
    とする光透過性装飾シート。
  2. 【請求項2】 前記フィルムベースは、透明度をもつプ
    ラスチックシートである請求項1記載の光透過性装飾シ
    ート。
  3. 【請求項3】 前記第1の図柄層および第2の図柄層
    は、紫外線硬化オフセット印刷によって形成されている
    請求項1または2記載の光透過性装飾シート。
  4. 【請求項4】 前記第1の白インキ層および第2の白イ
    ンキ層は、チタンホワイトを増量させ、紫およびブルー
    系の顔料と調整して光拡散性を持たせた白インキにて印
    刷形成されている請求項1または2または3記載の光透
    過性装飾シート。
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