JPH0727961Y2

JPH0727961Y2 - パチンコ機

Info

Publication number: JPH0727961Y2
Application number: JP1987111772U
Authority: JP
Inventors: 和生岡田
Original assignee: ユニバーサル販売株式会社
Priority date: 1987-07-21
Filing date: 1987-07-21
Publication date: 1995-06-28
Anticipated expiration: 2002-07-21
Also published as: JPS6419481U

Description

【考案の詳細な説明】［産業上の利用分野］本考案はパチンコ機に関し、詳しくは、基枠に着脱自在
に取り付けられる遊技盤を備えたパチンコ機に関する。

［従来の技術］従来、パチンコ機の基枠に遊技盤を取り付けるときは、
例えば特開昭59-105476号公報にも記載されているよう
に、電動入賞装置等を配設した遊技盤を前面枠の裏側に
装着し、その後電気配線接続用のコネクタないしカップ
ラーを接続するようにしていた。また、交換等のために
遊技盤を取り外すときは、コネクタを外した後、遊技盤
を前面枠から外すようにしていた。

［考案が解決しようとする問題点］しかしながら、上記のような従来のパチンコ機にあって
は、遊技盤は基枠に回動自在に取り付けられる前面枠に
着脱されるので、遊技盤の点検や交換等の際には、前面
枠に対して遊技盤を着脱することに加えて前面枠も基枠
に対して着脱する必要がある。しかも、その都度コネク
タを接続したり外したりしなければならないので、作業
の能率が悪く、特に電気配線が多くてコネクタが複数対
ある場合には、遊技盤の着脱作業が非常に煩雑であると
いう問題点があった。

本考案は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、
遊技盤の着脱に際して、前面枠の着脱やコネクタの接続
・分離を行う必要をなくし、作業が容易に行えるように
したパチンコ機を提供することを目的とする。

［問題点を解決するための手段］本考案は、基枠に回動自在に取り付けられる前面枠の裏
側に遊技盤を設けて構成されるパチンコ機において、遊
技盤の左右いずれかの側の上下端にそれぞれ突起を設
け、前記基枠において該突起と対応する位置に設けられ
た突起受に該突起を嵌め込むことにより、遊技盤を基枠
に対して着脱自在に且つ開いた位置と閉じた位置との間
で回動自在に取付け可能とし、該遊技盤には、電気配線
接続用の一対のコネクタの一方を配置し、基枠に回動自
在に取り付けた遊技盤を閉じたとき基枠においてコネク
タの一方と接続する位置に、コネクタの他方を配置した
ことを特徴とする。

本考案の実施態様では、コネクタの一方は遊技盤の裏面
に設置された電気回路部に接続し、コネクタの他方は基
枠の裏側に設置された電源又は他の電気的要素に接続し
ている。

［作用］本考案のパチンコ機では、遊技盤の左右いずれかの側の
上下端に設けた突起を前記基枠の対応する位置に設けた
突起受に嵌め込むことにより、遊技盤が基枠に対して、
前面枠とは別に、つまり独立して着脱自在に、且つ基枠
の突起受に嵌め込まれた突起を支点として開いた位置と
閉じた位置との間で回動自在に取り付けられる。そし
て、基枠に対して遊技盤を閉じた位置まで回動した時、
遊技盤に配置された一方のコネクタが基枠に配置された
他方のコネクタに接続される。

遊技盤を基枠から取り外す際には、遊技盤を閉じた状態
から開くと、遊技盤に配置された一方のコネクタが基枠
に配置された他方のコネクタから外れる。

以上のように、遊技盤は基枠に対して前面枠とは別に直
接着脱可能であり、その着脱は、遊技盤の突起を基枠の
突起受に嵌め込み或いは突起受から外すだけで達成され
る。更に、着脱の際には、遊技盤の回動と同時にコネク
タの接続・分離が行われる。

［実施例］第１図は本考案の一実施例であるパチンコ機の正面部を
示し、第２図及び第３図は前面枠を開いた状態を示す。

図において、基枠１の前面側には前面枠２が開閉自在に
装着され、前面枠２の裏側には、その窓孔３に臨むよう
に遊技盤４が着脱自在に取り付けられる。遊技盤４の正
面には、チューリップのような可変入賞器５や入賞口６
等が配設されると共に、盤面の中央部には電動入賞装置
７が設けられている。遊技盤４の正面左側には内外２本
のガイドレール8,9が設置され、盤面の下部にはアウト
球回収孔10が設けられている。

また、基枠１の前面下部には打球ハンドル11が設けら
れ、遊技者がこれを操作することで、球発射装置12を介
して遊技盤４上のガイドレール8,9の間にパチンコ球が
打ち出される。前面枠２の下部には、上皿13とこれにパ
チンコ球を排出するための出口14が設けられ、上皿13に
排出されたパチンコ球は、通路15から１個ずつ裏面側の
球送り装置16を介して球発射装置12に供給される。基枠
１の下端には、下皿17とこれにパチンコ球を排出するた
めの出口18が設けられている。更に、基枠１の前面上部
には、例えば電動入賞装置７が特別の遊技状態になった
時などに点滅させる発光体として、複数個のランプ19が
配置されている。

次に第２図及び第３図に示すように、遊技盤４の裏側に
は、電動入賞装置７の駆動回路や入賞口６に入賞した打
球を検出する検出器等に接続した制御回路等を収納した
１又は複数のボックス21,22が装着されると共に、ボッ
クス22内部の制御回路から外に引き出された複数本の配
線23の先端部を接続した雄型コネクタ24が取り付けられ
ている。この雄型コネクタ24は、突出部の側面に複数の
帯状導電体から成る端子を有する。

上記遊技盤４の上下端面には、正面から見て左側の端に
突起25a,25bが突設される一方、基枠１の前面枠２より
内側の上下位置に、略Ｕ字状の突片26a,26bから成る突
起受が前方に突出するように設けられている。従って、
遊技盤４の突起25a,25bをそれぞれ基枠１の突片26a,26b
に嵌め込むことにより、遊技盤４を基枠１に開閉自在に
取り付けることができる（第３図）。更に、遊技盤４の
正面から見て右側の端面には、上下一対の突起27a,27b
が突設されており、これらの突起を基枠１の右側部に設
けた鉤片（図示省略）に嵌合させることにより、遊技盤
４を基枠１の正面開口部に装着することができる。そし
て、前面枠２を閉じると、第１図のように完成された状
態となる。

一方、基枠１の右端部には、上記のような遊技盤４の雄
型コネクタ24が嵌合できる雌型コネクタ31が装着されて
いる。この雌型コネクタ31は、凹溝部の内側面に複数の
帯状導電体から成る端子を有し、これらの端子は、基枠
１の裏側に配置された電源32及び基枠上部に設置された
ランプ19に、それぞれ複数本の配線33及び34を介して接
続されている。なお、配線33,34は適当な止め具35によ
り基枠１の裏面に沿って固定することが好ましい。

図示の実施例は上記のように構成されているので、遊技
盤４の装着の際には、第３図に示すように遊技盤４を基
枠１に開閉自在に取り付け、基枠１の突片26a,26bに嵌
め込まれた突起25a,25bを支点として回動させることに
より、遊技盤４を基枠１の正面開口部に装着する。この
装着と同時に、遊技盤４の雄型コネクタ24が基枠１の雌
型コネクタ31に嵌合し、両方の端子が接触することによ
って一対のコネクタが接続されるので、遊技盤４に設置
された制御回路等の電気回路部は、基枠１に配置された
電源32及びランプ19と接続され、電源32からの給電によ
り電動入賞装置等を作動させたり、ランプ19を点灯又は
点滅させたりすることができるようになる。

また、遊技盤４を基枠１から取り外す際には、先ず遊技
盤４を手前に引いて第３図のように開くようにする。こ
れと同時に、遊技盤４の雄型コネクタ24が基枠１の雌型
コネクタ31から外れるので、遊技盤４側の電気回路部と
基枠１側の電源32やランプ19等の電気的要素との接続も
解除される。

かくして、遊技盤４の着脱の際には、その着脱と同時に
一対のコネクタが接続したり分離したりするので、従来
のように遊技盤４の着脱とは別に一々コネクタを接続し
たり外したりする必要がない。

以上、図示の実施例について説明したが、本考案はこれ
に限られるものではない。例えば、遊技盤と基枠にそれ
ぞれ配置するコネクタは、図示の雄型及び雌型に限ら
ず、１操作で接続や離脱ができるものであればよい。ま
た、遊技盤と基枠に設けられる電気回路部やランプ等の
電気的要素は、パチンコ機の仕様に応じて適宜定められ
たものである。

［考案の効果］上記のように、本考案によれば、遊技盤は基枠に対して
前面枠とは別に着脱できるので、遊技盤の点検や交換等
のために一々前面枠を取り外す必要がない。そして、そ
の着脱は、遊技盤の突起を基枠の突起受に嵌め込み或い
は取り外すだけで達成されるので、作業の負担が大幅に
軽減される。また、着脱の際には、回動と同時にコネク
タの接続・分離ができるので、パチンコ機のメンテナン
スなどの作業が従来よりも迅速かつ容易に行われ、能率
が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例のパチンコ機正面部を示す図、
第２図は遊技盤を基枠から取り外した状態を示す図、第
３図は遊技盤を基枠に取り付けた状態を示す図である。１……パチンコ機の基枠、２……前面枠、３……窓孔、
４……遊技盤、５……可変入賞器、６……入賞口、７…
…電動入賞装置、8,9……ガイドレール、10……アウト
球回収孔、11……打球ハンドル、12……球発射装置、16
……球送り装置、19……ランプ、21,22……ボックス、2
4……雄型コネクタ、31……雌型コネクタ。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】基枠に回動自在に取り付けられる前面枠の
裏側に遊技盤を設けて構成されるパチンコ機において、前記遊技盤は、その左右いずれかの側の上下端にそれぞ
れ突起を有し、前記基枠において該突起と対応する位置
に設けられた突起受に該突起を嵌め込むことにより、前
記基枠に対して着脱自在に且つ開いた位置と閉じた位置
との間で回動自在に取り付けられ、該遊技盤には、電気配線接続用の一対のコネクタの一方
を配置し、前記基枠において該遊技盤を回動自在に取り
付けて閉じたとき前記コネクタの一方と接続する位置
に、前記コネクタの他方を配置したことを特徴とするパ
チンコ機。
【請求項２】前記コネクタの一方は前記遊技盤の裏面に
設置された電気回路部に接続し、前記コネクタの他方は
前記基枠の裏側に設置された電源又は他の電気的要素に
接続している実用新案登録請求の範囲第１項記載のパチ
ンコ機。