JPH0727758Y2 - スピーカーユニット - Google Patents
スピーカーユニットInfo
- Publication number
- JPH0727758Y2 JPH0727758Y2 JP1987145575U JP14557587U JPH0727758Y2 JP H0727758 Y2 JPH0727758 Y2 JP H0727758Y2 JP 1987145575 U JP1987145575 U JP 1987145575U JP 14557587 U JP14557587 U JP 14557587U JP H0727758 Y2 JPH0727758 Y2 JP H0727758Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- outer peripheral
- notch
- peripheral surface
- suspension
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Audible-Bandwidth Dynamoelectric Transducers Other Than Pickups (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はスピーカーユニツトに係り，特に高性能磁石
を内磁形として使用して漏洩磁束を減少させると共に，
磁気回路からトツププレートを排除してこれからの不要
振動音の放射をなくしたものである。
を内磁形として使用して漏洩磁束を減少させると共に，
磁気回路からトツププレートを排除してこれからの不要
振動音の放射をなくしたものである。
第２図は従来の外磁形スピーカーユニツトの垂直断面図
であり，図において（１）は振動板，（２）はそのサス
ペンシヨンであり，磁束は磁石（３）のトツププレート
（４）側から発してこのトツププレート（４）からセン
ターポール（５）へ飛び，ボトムプレート（６）を経て
磁石（３）へ戻るのが主ループであるが，上記の磁石
（３）の外周面が露出されているために，トツププレー
ト（４）から磁石（３）の底方向あるいはボトムプレー
ト（６）へ飛ぶいわゆる漏洩磁束が多く存在し，その磁
力が他の電気品のみならず自己のシステムのネツトワー
ク等へも影響する。さらに上記の磁石の外径が大きいた
め，これに伴いトツププレート（４）の外径も大きなも
のとなり，したがつてこの部分からの不要振動音を放射
して再生音を汚している。なお図中の（７）はトツププ
レート（４）上に設けたサスペンシヨン（２）の取付け
台である。
であり，図において（１）は振動板，（２）はそのサス
ペンシヨンであり，磁束は磁石（３）のトツププレート
（４）側から発してこのトツププレート（４）からセン
ターポール（５）へ飛び，ボトムプレート（６）を経て
磁石（３）へ戻るのが主ループであるが，上記の磁石
（３）の外周面が露出されているために，トツププレー
ト（４）から磁石（３）の底方向あるいはボトムプレー
ト（６）へ飛ぶいわゆる漏洩磁束が多く存在し，その磁
力が他の電気品のみならず自己のシステムのネツトワー
ク等へも影響する。さらに上記の磁石の外径が大きいた
め，これに伴いトツププレート（４）の外径も大きなも
のとなり，したがつてこの部分からの不要振動音を放射
して再生音を汚している。なお図中の（７）はトツププ
レート（４）上に設けたサスペンシヨン（２）の取付け
台である。
従来のスピーカーユニツトにおける磁石は外磁形の大形
のものであり、これに伴いトツププレートも大形になる
ためにその前面投影面積が大きくなり，ために漏洩磁石
が多く，また不要振動音を多く放射するという問題点が
あつた。
のものであり、これに伴いトツププレートも大形になる
ためにその前面投影面積が大きくなり，ために漏洩磁石
が多く，また不要振動音を多く放射するという問題点が
あつた。
この考案は上記の問題点を解消するように使用磁石を内
磁形にすると共に，磁気回路からトツププレートを排除
することを目的とするものである。
磁形にすると共に，磁気回路からトツププレートを排除
することを目的とするものである。
この考案の場合は，スピーカーユニツトの磁石として高
性能の例えばNd-FeB磁石を採用すると共に，これを内磁
形構造としてヨークでその外周を囲み，そしてこのヨー
クの外周縁部に振動板のサスペンシヨンを取付けてい
る。
性能の例えばNd-FeB磁石を採用すると共に，これを内磁
形構造としてヨークでその外周を囲み，そしてこのヨー
クの外周縁部に振動板のサスペンシヨンを取付けてい
る。
この考案ではスピーカーユニツトの磁石を，半径方向に
着磁された内磁形に構成すると共にその外周面をヨーク
で囲んでいるので，漏洩磁石が少なくなり，また磁気回
路からトツププレートを排除しているので，当然このト
ツププレートからの不要振動音の放射もない。
着磁された内磁形に構成すると共にその外周面をヨーク
で囲んでいるので，漏洩磁石が少なくなり，また磁気回
路からトツププレートを排除しているので，当然このト
ツププレートからの不要振動音の放射もない。
以下この考案の一実施例について説明する。すなわち第
１図において，（１）は振動板，（２）はこの振動板の
外周縁部を弾性的に支持するサスペンシヨンで，その固
定端は磁気回路の一部を形成するヨーク（８）の外周縁
部に形成したエンクロージヤーへの取付け用フランジ
（９）上に重合固着されている。また図中の（9a）は上
記サスペンシヨン（２）の振動振幅に対する逃げのため
に，上記ヨーク（８）に設けた中央凹所（8a）の口縁内
周面に形成した環状の切欠き部である。さらに（10）は
Nd-FeB磁石等の高性能磁石から成る例えば円環状あるい
は円板状磁石であり，その中心部がＳ極にまた外周部が
Ｎ極となるように半径方向に着磁され，かつボイスコイ
ル（11）が挿入される磁気ギヤツプ（Ｇ）を形成するヨ
ーク（８）の中央凹所（8a）との対向外周面（10a）を
除く，その下半外周面には図示のように環状切欠き部
（10b）が形成されている。
１図において，（１）は振動板，（２）はこの振動板の
外周縁部を弾性的に支持するサスペンシヨンで，その固
定端は磁気回路の一部を形成するヨーク（８）の外周縁
部に形成したエンクロージヤーへの取付け用フランジ
（９）上に重合固着されている。また図中の（9a）は上
記サスペンシヨン（２）の振動振幅に対する逃げのため
に，上記ヨーク（８）に設けた中央凹所（8a）の口縁内
周面に形成した環状の切欠き部である。さらに（10）は
Nd-FeB磁石等の高性能磁石から成る例えば円環状あるい
は円板状磁石であり，その中心部がＳ極にまた外周部が
Ｎ極となるように半径方向に着磁され，かつボイスコイ
ル（11）が挿入される磁気ギヤツプ（Ｇ）を形成するヨ
ーク（８）の中央凹所（8a）との対向外周面（10a）を
除く，その下半外周面には図示のように環状切欠き部
（10b）が形成されている。
すなわちこの考案のスピーカーユニツトにおける磁石
（10）には，上記のように環状の切欠き部（10b）を形
成しているので，この切欠き部（10b）を通る磁束に対
する磁気抵抗が，磁気ギヤツプ（Ｇ）を形成するその上
半外周面（10a）でのそれよりも増大し，磁束分布はこ
の上半外周面（10a）に集まつて，磁気ギヤツプ（Ｇ）
における磁束密度が大きくなり，スピーカーの音圧レベ
ルが大きくなるようにしている。さらにこの考案の場合
はサスペンシヨン（２）をフランジ（９）に直接取付け
ることによつて，磁気回路から従来のトツププレート
（４）と取付け台（７）とをなくすようにしている。
（10）には，上記のように環状の切欠き部（10b）を形
成しているので，この切欠き部（10b）を通る磁束に対
する磁気抵抗が，磁気ギヤツプ（Ｇ）を形成するその上
半外周面（10a）でのそれよりも増大し，磁束分布はこ
の上半外周面（10a）に集まつて，磁気ギヤツプ（Ｇ）
における磁束密度が大きくなり，スピーカーの音圧レベ
ルが大きくなるようにしている。さらにこの考案の場合
はサスペンシヨン（２）をフランジ（９）に直接取付け
ることによつて，磁気回路から従来のトツププレート
（４）と取付け台（７）とをなくすようにしている。
なお上記実施例では，ヨーク（８）に設けたサスペンシ
ヨン（２）の振動振幅に対する逃げのために環状の切欠
き部（9a）を段落し状に形成したが，これを単にテーパ
ー状に形成してもよい。また磁石（10）とヨーク（８）
との中心部の開孔は，中音用スピーカーユニツト（スコ
ーカー）の場合には存在するので磁石は円環状になる
が，高音用スピーカーユニツト（トウイーター）ではそ
れをなくすものであり，したがつてその場合の磁石の形
状は円板状になること自明である。
ヨン（２）の振動振幅に対する逃げのために環状の切欠
き部（9a）を段落し状に形成したが，これを単にテーパ
ー状に形成してもよい。また磁石（10）とヨーク（８）
との中心部の開孔は，中音用スピーカーユニツト（スコ
ーカー）の場合には存在するので磁石は円環状になる
が，高音用スピーカーユニツト（トウイーター）ではそ
れをなくすものであり，したがつてその場合の磁石の形
状は円板状になること自明である。
この考案は以上説明したように、環状または円板状をな
し半径方向に着磁されて裏面寄りに外周面から引退した
環状切欠き部が設けられた磁石と、サスペンションを有
する振動板が連結されて磁石の外周面に空隙を形成して
配置されたボイスコイルと、引退して形成されて底面に
磁石の裏面が装着され内面がボイスコイルの外周面に空
隙を形成して対向した中央凹所、この中央凹所の開口部
に設けられてこの開口縁部から外周方向に形成されて切
欠き面が上記磁石の表面と一致して配置された環状の切
欠き部並びにこの切欠き部の上縁に接続して構成されて
エンクロージャー取付け用の取付孔が設けられ振動板の
サスペンションが固着されたフランジを有するヨークと
を設けたものである。
し半径方向に着磁されて裏面寄りに外周面から引退した
環状切欠き部が設けられた磁石と、サスペンションを有
する振動板が連結されて磁石の外周面に空隙を形成して
配置されたボイスコイルと、引退して形成されて底面に
磁石の裏面が装着され内面がボイスコイルの外周面に空
隙を形成して対向した中央凹所、この中央凹所の開口部
に設けられてこの開口縁部から外周方向に形成されて切
欠き面が上記磁石の表面と一致して配置された環状の切
欠き部並びにこの切欠き部の上縁に接続して構成されて
エンクロージャー取付け用の取付孔が設けられ振動板の
サスペンションが固着されたフランジを有するヨークと
を設けたものである。
これによって、漏洩磁束が低減されるばかりでなく，ト
ツププレートの排除によつてこれからの不要振動音の放
射もなくなり，さらには磁気ギヤツプを形成するその上
半外周面を除く当該磁石の下半外周面の削り込みによつ
て，再生音圧レベルを向上させることができるという効
果も得られるものである。
ツププレートの排除によつてこれからの不要振動音の放
射もなくなり，さらには磁気ギヤツプを形成するその上
半外周面を除く当該磁石の下半外周面の削り込みによつ
て，再生音圧レベルを向上させることができるという効
果も得られるものである。
第１図はこの考案のスピーカーユニツトの一実施例を示
す垂直断面図，第２図は従来のスピーカーユニツトを示
す垂直断面図である。 なお図中（１）は振動板，（８）はヨーク，（8a）は中
央凹所，（９）はフランジ，（10）は磁石，（10a）は
外周面，（10b）は切欠き部，（11）はボイスコイル，
（Ｇ）は磁気ギヤツプである。
す垂直断面図，第２図は従来のスピーカーユニツトを示
す垂直断面図である。 なお図中（１）は振動板，（８）はヨーク，（8a）は中
央凹所，（９）はフランジ，（10）は磁石，（10a）は
外周面，（10b）は切欠き部，（11）はボイスコイル，
（Ｇ）は磁気ギヤツプである。
Claims (1)
- 【請求項１】環状または円板状をなし半径方向に着磁さ
れて裏面寄りに外周面から引退した環状切欠き部が設け
られた磁石と、サスペンションを有する振動板が連結さ
れて上記磁石の外周面に空隙を形成して配置されたボイ
スコイルと、引退して形成されて底面に上記磁石の裏面
が装着され内面が上記ボイスコイルの外周面に空隙を形
成して対向した中央凹所、この中央凹所の開口部に設け
られてこの開口縁部から外周方向に形成されて切欠き面
が上記磁石の表面と一致して配置された環状の切欠き部
並びにこの切欠き部の上縁に接続して構成されてエンク
ロージャー取付け用の取付孔が設けられ上記振動板のサ
スペンションが固着されたフランジを有するヨークとを
備えたスピーカーユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987145575U JPH0727758Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スピーカーユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987145575U JPH0727758Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スピーカーユニット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6451396U JPS6451396U (ja) | 1989-03-30 |
| JPH0727758Y2 true JPH0727758Y2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=31414286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987145575U Expired - Lifetime JPH0727758Y2 (ja) | 1987-09-24 | 1987-09-24 | スピーカーユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727758Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4735306B2 (ja) * | 2006-02-09 | 2011-07-27 | パナソニック株式会社 | スピーカ |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5353352U (ja) * | 1976-10-08 | 1978-05-08 | ||
| JPS599691U (ja) * | 1982-07-09 | 1984-01-21 | パイオニア株式会社 | ヘツドホ−ン用スピ−カ |
| JPS61284907A (ja) * | 1985-06-10 | 1986-12-15 | Seiko Epson Corp | ラジアル異方性焼結磁石 |
-
1987
- 1987-09-24 JP JP1987145575U patent/JPH0727758Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6451396U (ja) | 1989-03-30 |
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