JPH07277436A - ベルトコンベアのターン装置 - Google Patents

ベルトコンベアのターン装置

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JPH07277436A
JPH07277436A JP9801894A JP9801894A JPH07277436A JP H07277436 A JPH07277436 A JP H07277436A JP 9801894 A JP9801894 A JP 9801894A JP 9801894 A JP9801894 A JP 9801894A JP H07277436 A JPH07277436 A JP H07277436A
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shaped sheet
base
sheet
belt
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Atsusato Kitamura
篤識 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被搬送物をターンさせる部材として柔軟な円
板状シートを用いているにもかかわらず、その円板状シ
ートを基台上で平面を保ちながら円滑に回転させること
ができ、しかもナイフエッジとすることも可能なベルト
コンベアのターン装置を提供することを目的とする。 【構成】 ベルトコンベアの搬送方向を変換するための
ターン装置である。このターン装置は、中心領域に開口
(2) が設けられかつ放射状に骨材(3) が設置されたフラ
ット状または笠状の柔軟な円板状シート(1) と、その円
板状シート(1) をその一部が垂れ下がるように支持する
基台(4) と、円板状シート(1) の基台(4)上に位置する
部分(a) の周辺部に上側または下側の少なくとも一方か
ら接触させることによりその円板状シート(1) を駆動回
転させる回転部材(5) と、回転する円板状シート(1) の
姿勢を規制する規制手段(6) とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベアにおい
て被搬送物の流れを任意の方向に変換するためのターン
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアにおいて被搬送物の流れ
を任意の方向に変えるためのターン部の構造として、笠
状に作られたベルトを扁平に折りたたんで扇形とし、そ
の扇形となったベルトの両端を2本のロールで支持して
駆動するようにすると共に、ベルトの外周に高弾性のガ
イドを取り付け、このガイドを、扇形ベルトの外周に沿
って設けた枠体に傾斜して設置した2つのボールベアリ
ングで上下方向から支持したものが知られている。
【0003】また特公平5−39847号公報(特開昭
61−140411号公報)には、コンベアベルトの端
部近くの下方に第一支持盤を水平に設けると共に、この
第1支持盤に近接させて上記端部の延長側に第二支持盤
を水平に設け、また前記第一支持盤の下側から前記第二
支持盤の上面にかけて円形の可撓性シートを屈曲させて
装着し、かつこの可撓性シートを縦軸周りに回転可能に
該縦軸に連結した構成を有するカーブ部の構造におい
て、前記第一支持盤および第二支持盤を二重壁構造に形
成すると共に、該二重壁構造部分に流体吹込み口を付設
し、かつ第一支持盤の下側の壁および第二支持盤の上側
の壁に流体噴出用の多数の小孔を設けたカーブ部の構造
が示されている。
【0004】特開昭61−145027号公報には、コ
ンベアベルトの端部の延長側に支持盤を水平に設け、ま
た上記端部の下方にガイドを設けると共に、前記支持盤
の上面から前記ガイドにかけて円形の可撓性シートを屈
曲させて装着し、かつこの可撓性シートを縦軸周りに回
転可能に該縦軸に連結した構造を有するカーブの構造が
示されている。
【0005】特開昭50−31577号公報には、複線
コンベアベルトの端部に設けられた環状シート状可撓性
部材を、その直径方向に対向して配設された折曲ローラ
によって折曲し、その折曲側可撓性部材の1半円部を上
記折曲ローラと複線コンベアとの間の間隙を通して下方
に延長せしめ、その下方部に上記可撓性部材駆動用の駆
動装置を設けると共に、上記可撓性部材の他の半円部を
適宜支持装置で支持することによりUターン用軌条を形
成したベルト輸送装置が示されている。
【0006】特開昭49−58566号公報には、連続
無端帯の物体支持面に対する下面を着磁せしむるか、ま
たは磁性粉粒体を混入して形成した弾性無端帯を形成
し、同様に無端帯支持面を同極に着磁または励起するこ
とにより無端帯に対する積載荷重による摩擦力を零とし
た連続高速搬送装置が示されており、その手続補正書に
は円型直角折り旋回ベルトが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】笠状に作られたベルト
を偏平に折りたたんで扇形とし、その扇形となったベル
トの両端を2本のロールで支持して駆動するようにした
ターン部の構造は、扇形ベルトの駆動に伴ないベルトが
中心方向へ移動しようとする極めて強い力を、扇形ベル
トの外周に設けたガイドを枠体に設置したボールベアリ
ングで支持することにより吸収するようにしているた
め、ガイドに加わる応力が極めて過大となってベルトの
寿命が短かくなるという問題点があり、また構造が複雑
であるため故障を生じやすく、さらには装置コストの点
でも不利であった。
【0008】そこでこのような不利を解消すべく、本出
願人により上記の特公平5−39847号公報および特
開昭61−145027号公報のカーブ部の構造が提案
されたが、これらにおいては可撓性シートを縦軸周りに
回転するようにしているため(つまり可撓性シートをそ
の中心側において駆動するようにしているため)、可撓
性シートに変形力が加わりやすい上、そこに被搬送物が
乗り移ったときには一段と変形力が加わりやすくなり、
その結果被搬送物の重量に制限があったり、可撓性シー
トの寿命が短くなるという問題点があった。
【0009】これに対し特開昭50−31577号公報
のベルト輸送装置においては、環状シート状可撓性部材
を円錐形の折曲ローラで下方に折り曲げると共に、円錐
形の駆動ローラで引っ張るようにして回転させているの
で、環状シート状可撓性部材の回転が円滑に進みかつ損
傷が小さいという利点がある。しかしながら、被搬送物
を載せた状態で柔軟な環状シート状可撓性部材を円滑に
回転させるために多数の円錐形の支持ローラを用いなけ
ればならない上、そのようにしても円錐形の支持ローラ
を放射状に隙間なく配列することは不可能であるので、
環状シート状可撓性部材の表面の平滑性が損なわれるこ
とを免かれなかった。また折曲ローラによる環状シート
状可撓性部材の下方への折り曲げでは直線コンベアベル
トとの間に隙間ができやすいという不利もある。
【0010】なお、この特開昭49−58566号公報
の発明において可撓性ベルトの支持を円錐形の(コニカ
ルの)ロールで行っているのは、可撓性ベルトが柔軟で
あるので、平面上を摺動させる方式は可撓性ベルトに歪
みを生じてしまうため採用できないためと思われる。
【0011】特開昭49−58566号公報の連続高速
搬送装置においては、物体の乗り移り部に円型直角折り
旋回ベルトを用いることが手続補正書に示されている
が、その旋回ベルトの支持は円錐形の(コニカルの)ロ
ールを用いて行っているため、上記特開昭50−315
77号公報の場合と同様に直線コンベアベルトとの間に
隙間ができるという不利がある。
【0012】本発明は、このような背景下において、被
搬送物をターンさせる部材として柔軟な円板状シートを
用いているにもかかわらず、その円板状シートを基台上
で平面を保ちながら円滑に回転させることができ、しか
もナイフエッジとすることも可能なベルトコンベアのタ
ーン装置を提供することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のベルトコンベア
のターン装置は、ベルトコンベアの搬送方向を変換する
ためのターン装置であって、中心領域に開口(2) が設け
られかつ放射状に骨材(3) が設置されたフラット状また
は笠状の柔軟な円板状シート(1) と、該円板状シート
(1) をその一部が垂れ下がるように支持する基台(4)
と、前記円板状シート(1) の基台(4) 上に位置する部分
(a) の周辺部に上側または下側の少なくとも一方から接
触させることによりその円板状シート(1) を駆動回転さ
せる回転部材(5) と、回転する円板状シート(1) の姿勢
を規制する規制手段(6) とからなるものである。
【0014】以下本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明は、ベルトコンベアにおいて被搬送
物の流れを任意の方向に変換するためのターン装置であ
り、特に第1コンベアベルト(7) と第2コンベアベルト
(8)との間に介在させて搬送方向を変換する目的に好適
に用いられる。第1コンベアベルト(7) 、第2コンベア
ベルト(8) は通常の無端ベルト(殊にシームレスベル
ト)が用いられ、ターン部側の端部はナイフエッジとす
ることもできる。
【0016】そして本発明においては、ターン部材とし
て、中心領域に開口(2) が設けられかつ放射状に骨材
(3) が設置されたフラット状または笠状の柔軟な円板状
シート(1) を用いる。
【0017】円板状シート(1) としては、柔軟で強靭な
シートが用いられる。このシートは、織布、不織布、編
布、樹脂、合成ゴム、皮革などの素材をそれぞれ単独で
あるいは組み合わせて作製されるが、織布を芯材として
耐摩耗性のある合成樹脂や合成ゴムを被覆したものが好
適である。
【0018】円板状シート(1) には中心領域に開口(2)
が設けられる。この開口(2) の存在により、円板状シー
ト(1) は基台(4) の端からの垂れ下がりが可能となる。
【0019】また円板状シート(1) には放射状に骨材
(3) が設置されるが、この骨材(3) としては、金属やプ
ラスチックスでできた断面が円形または扁平な弾性材料
など塑性変形しない材質のものが用いられる。放射状に
骨材(3) を設置した円板状シート(1) は、うちわ、扇
子、傘、笠をイメージすることで理解できる。
【0020】放射状に骨材(3) が設置された円板状シー
ト(1) の作製は、柔軟で強靭なシート上に骨材(3) を放
射状に配置した後、さらにその上から別のシートを載置
して全体を一体化する方法、放射状の溝を有する型に弾
性成形体を与える樹脂を流し込み、その上から柔軟で強
靭なシートとなる樹脂を流し込むか該樹脂のシートを載
置して加熱一体化する方法、放射状の溝を有する型に弾
性材料を並べ、その上から柔軟で強靭なシートとなる樹
脂をコーティングして硬化させるか該樹脂のシートをラ
ミネートする方法などにより達成できる。
【0021】基台(4) は、上記の円板状シート(1) をそ
の一部が垂れ下がるように支持するためのものである。
基台(4) が90゜の隅部(四角形の隅部や90゜の扇形
の隅部)を有する場合、その隅部から円板状シート(1)
が垂れ下がるようにすれば90゜方向のターンが可能と
なり、基台(4) が180゜の辺(四角形の一辺や半円形
の直線辺)を有する場合、その辺から円板状シート(1)
が垂れ下がるようにすれば180゜方向のターン(Uタ
ーン)が可能となる。基台(4) の隅部の角度を180゜
未満の任意のn゜とすれば、n゜方向のターンが可能で
ある。
【0022】基台(4) と円板状シート(1) との間の摩擦
低減のため、 ・ 基台(4) の表面を鏡面加工する方法あるいは逆に波
打ち加工して円板状シート(1) との接触面積を小さくす
る方法、 ・ 基台(4) の表面に滑り性のすぐれたコーティング剤
を塗布したり、滑り性のすぐれたフィルムをラミネート
する方法、 ・ 円板状シート(1) の裏面に滑り性のすぐれたコーテ
ィング剤を塗布したり、滑り性のすぐれたフィルムをラ
ミネートする方法、 ・ 基台(4) に無数の流体噴出孔を設けてそこから流体
を噴出させ、円板状シート(1) との間に流体膜を形成さ
せるようにする方法、 ・ 基台(4) から若干顔を出すように、自由回転しうる
ローラ、ベアリングなどの多数の回転体を設ける方法、 ・ 基台(4) と円板状シート(1) とが磁性的に反発する
ようにする方法、 などの手段を適宜講じることもできる。
【0023】回転部材(5) は、前記円板状シート(1) の
基台(4) 上に位置する部分(a) の周辺部に上側または下
側の少なくとも一方から接触させることによりその円板
状シート(1) を駆動回転させるための部材であり、典型
的にはプーリー、回転輪、円錐形の小ロールなどが用い
られる。円板状シート(1) の周辺部の下側から円板状シ
ート(1) を回転部材(5) で駆動させるときは、必要部分
だけ基台(4) を切り欠いておくか孔あけしておけばよ
い。回転部材(5) による円板状シート(1) の回転を容易
にするため、円板状シート(1) の周辺部を回転部材(5)
により確実に駆動させる形状・構造(凹凸、穿孔、難滑
り材の設置など)に形成することもできる。
【0024】規制手段(6) は、回転する円板状シート
(1) の姿勢を規制するためのものであり、回転手段(5)
により回転する円板状シート(1) の姿勢を正規の姿勢に
確実に保つことを目的とするものである。この規制手段
(6) は回転体や摺動体からなり、通常は円板状シート
(1) の内周縁(開口(2) のところ)と接触するように設
けられる。円板状シート(1) の内周縁のほか、その外周
縁にも規制手段(6) を設けることができる。
【0025】第1コンベアベルト(7) や第2コンベアベ
ルト(8) とターン部との間の乗り継ぎを円滑にするた
め、円板状シート(1) の垂れ下がり部分(b) を基台(4)
の下側に絞り込む絞り部材(9) を付設することにより、
円板状シート(1) の垂れ下がり屈曲部をナイフエッジに
形成することが好ましい。
【0026】なお、円板状シート(1) の垂れ下がり部
(b) は平面とはならないこともあるので、その場合はし
わ寄り防止のためにロールなどを基台(4) の下側などに
適宜付設することができる。
【0027】
【作用】本発明によれば、第1コンベアベルト(7) から
の被搬送物を円板状シート(1)を経て第2コンベアベル
ト(8) に任意の角度で円滑にターンさせることができ
る。
【0028】第1コンベアベルト(7) や第2コンベアベ
ルト(8) とターン部との間はナイフエッジとすることが
できるので、被搬送物の乗り継ぎをより円滑にすること
もできる。
【0029】そして、円板状シート(1) には放射状に骨
材(3) を設置してあり、しかも円板状シート(1) を回転
部材(5) により円滑に回転させることができるようにし
てあるので、円板状シート(1) には無理な力がかから
ず、円板状シート(1) は基台(4) 上で平面を保ちながら
円滑に回転する。
【0030】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0031】実施例1 図1は本発明のターン装置の一例を示した平面図、図2
はその側面図である。図3は円板状シート(1) の一例を
示した平面図である。
【0032】(7) は第一コンベアベルト、(8) は第2コ
ンベアベルトである。この実施例では、第1コンベアベ
ルト(7) が往路、第2コンベアベルト(8) が帰路とな
り、往路と帰路とはUターンの関係にある。また両コン
ベアベルト(7), (8)のターン部側の端部はナイフエッジ
としてある。
【0033】(4) は四角形(半円形でもよい)の天面を
有するテーブルからなる基台であり、天面にたとえばポ
リテトラフルオロエチレンシートを貼着することにより
表面を易滑性面としてある。
【0034】(1) は円板状シートであり、強靭な織布か
らなる芯材の表裏両面に耐摩耗性の良好なポリウレタン
樹脂膜を被覆した構造を有する。円板状シート(1) の中
心領域には開口(2) が設けられている。そしてこの円板
状シート(1) の芯材と裏面側の樹脂膜との間には、ピア
ノ線でできた骨材(3) が放射状に(扇子の骨のように)
埋設されている。(図3参照)
【0035】上記の円板状シート(1) は、そのちょうど
半分が上記の基台(4) の一辺の端から垂れ下がるように
設置してある。
【0036】(5), (5)は回転部材であり、この実施例で
は一対の駆動プーリー(回転輪)を用いている。回転部
材(5), (5)は、円板状シート(1) の基台(4) 上に位置す
る部分(a) の周辺部に上側および下側から接触してい
る。なお下側の回転部材(5) が円板状シート(1) の裏面
に接触できるように、その部分だけ基台(4) に孔あけし
てある(切り欠きでもよい)。
【0037】(6) は回転する円板状シート(1) の姿勢を
規制する規制手段であり、この実施例では、ベアリング
(6a)および内側ガイド(6b)により円板状シート(1) の基
台(4) 上にある部分の内周縁(開口(2) のところ)を規
制し、外側ガイド(6c)により円板状シート(1) の基台
(4) 上にある部分の外周縁を規制している。
【0038】(9) は絞り部材の一例としての絞りバーで
あり、円板状シート(1) の垂れ下がり部分(b) を基台
(4) の下側のやや奥に絞り込むようにしてある。この絞
り部材(9) により、円板状シート(1) の垂れ下がり屈曲
部をナイフエッジに形成されている。
【0039】回転部材(5) である駆動プーリーを作動さ
せて円板状シート(1) を回転させると共に、第1コンベ
アベルト(7) および第2コンベアベルト(8) も駆動走行
させると、被搬送物は第1コンベアベルト(7) から円板
状シート(1) に乗り移ってUターンし、ついで第2コン
ベアベルト(8) に乗り移る。
【0040】実施例2 図4は本発明のターン装置の他の一例を示した側面図で
ある。
【0041】実施例1においては回転部材(5) としての
駆動プーリーを2個用いたが、この実施例2においては
駆動プーリーを1個用い、この駆動プーリーを円板状シ
ート(1) の基台(4) 上に位置する部分(a) の周辺部に下
側のみから接触させて円板状シート(1) を回転させるよ
うにしてある。
【0042】実施例3 図5は本発明のターン装置のさらに他の一例を示した平
面図である。なお側面図は図2とほぼ同様となる。
【0043】この実施例3においては、放射状に骨材
(3) が設置された円板状シート(1) の作製を、放射状の
溝を有する型の溝の部分に弾性成形体を与える樹脂を流
し込みと共に、その上から柔軟で強靭なシートを与える
樹脂を流し込んだ後、加熱一体化することにより行っ
た。
【0044】第1コンベアベルト(7) と第2コンベアベ
ルト(8) とは直角になるように配置してあり、また円板
状シート(1) は、そのちょうど3/4が90゜の隅部を
有する基台(4) の端から垂れ下がるように設置してあ
る。
【0045】回転手段(5), (5)としての駆動プーリーを
駆動させて円板状シート(1) を回転させると共に、第1
コンベアベルト(7) および第2コンベアベルト(8) も駆
動走行させると、被搬送物は第1コンベアベルト(7) か
ら円板状シート(1) に乗り移って90゜方向にターン
し、ついで第2コンベアベルト(8) に乗り移る。
【0046】実施例4 図6は円板状シート(1) の他の一例を示した斜視図であ
る。
【0047】実施例1〜3で用いた円板状シート(1) は
フラット状であったが、円板状シート(1) は図6のよう
に笠状とすることもできる。
【0048】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明によ
れば、第1コンベアベルト(7) からの被搬送物を円板状
シート(1) を経て第2コンベアベルト(8) に任意の角度
で円滑にターンさせることができる。
【0049】円板状シート(1) の垂れ下がり部分(b) を
基台(4) の下側に絞り込む絞り部材(9) を付設すれば、
円板状シート(1) の垂れ下がり屈曲部をナイフエッジに
形成することができる。また第1コンベアベルト(7) や
第2コンベアベルト(8) とターン部との間もナイフエッ
ジとすることができるので、被搬送物の乗り継ぎをより
円滑にすることができる。
【0050】そして、円板状シート(1) には放射状に骨
材(3) を設置してあり、しかも円板状シート(1) を回転
部材(5) により円滑に回転させることができるようにし
てあるので、円板状シート(1) には無理な力がかから
ず、円板状シート(1) は基台(4) 上で平面を保ちながら
円滑に回転する。
【0051】また構造および駆動機構がシンプルである
ので故障が少なく、装置コストの点でもメンテナンスの
点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のターン装置の一例を示した平面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】円板状シート(1) の一例を示した平面図であ
る。
【図4】本発明のターン装置の他の一例を示した側面図
である。
【図5】本発明のターン装置のさらに他の一例を示した
平面図である。
【図6】円板状シート(1) の他の一例を示した斜視図で
ある。
【符号の説明】
(1) …円板状シート、 (a) …基台(4) 上に位置する部分、(b) …垂れ下がり部
分、 (2) …開口、 (3) …骨材、 (4) …基台、 (5) …回転部材、 (6) …規制手段、 (6a)…ベアリング、(6b)…内側ガイド、(6c)…外側ガイ
ド、 (7) …第1コンベアベルト、 (8) …第2コンベアベルト、 (9) …絞り部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトコンベアの搬送方向を変換するため
    のターン装置であって、中心領域に開口(2) が設けられ
    かつ放射状に骨材(3) が設置されたフラット状または笠
    状の柔軟な円板状シート(1) と、該円板状シート(1) を
    その一部が垂れ下がるように支持する基台(4) と、前記
    円板状シート(1) の基台(4) 上に位置する部分(a) の周
    辺部に上側または下側の少なくとも一方から接触させる
    ことによりその円板状シート(1) を駆動回転させる回転
    部材(5) と、回転する円板状シート(1) の姿勢を規制す
    る規制手段(6) とからなるベルトコンベアのターン装
    置。
  2. 【請求項2】第1コンベアベルト(7) と第2コンベアベ
    ルト(8) との間に介在させて搬送方向を変換するための
    ターン装置である請求項1記載のターン装置。
  3. 【請求項3】円板状シート(1) の垂れ下がり部分(b) を
    基台(4) の下側に絞り込む絞り部材(9) を付設してなる
    請求項1記載のターン装置。
  4. 【請求項4】円板状シート(1) の下面および基台(4) の
    上面の少なくとも一方を易滑性面に構成したことを特徴
    とする請求項1記載のターン装置。
JP9801894A 1994-04-11 1994-04-11 ベルトコンベアのターン装置 Withdrawn JPH07277436A (ja)

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