JPH07277230A - 車両用データ記録装置 - Google Patents

車両用データ記録装置

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JPH07277230A
JPH07277230A JP6070594A JP7059494A JPH07277230A JP H07277230 A JPH07277230 A JP H07277230A JP 6070594 A JP6070594 A JP 6070594A JP 7059494 A JP7059494 A JP 7059494A JP H07277230 A JPH07277230 A JP H07277230A
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JP
Japan
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vehicle
collision
behavior
sensor
record
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JP6070594A
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Tsukasa Abe
司 安部
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は車両衝突時における各種車両情報を
記録保持する車両用データ記録装置に関し、無駄な記録
を排除し、少量のメモリ容量内に確実に所望の記録を保
持することを目的とする。 【構成】 ABSの作動状態及び急操舵の有無を判別し
(ステップ100、110)、その結果車両挙動の急変
が検出された場合は、その後車両に衝突が生ずる可能性
があると判断し、その後の所定期間における車両データ
を記録保持する(ステップ200,210)。挙動の急
変が検出されない場合は、車両と他物体との接触を検出
するタッチセンサ、及び高Gセンサに基づいて衝突の有
無を判断し(ステップ120,130)、衝突が検出さ
れた場合はそれぞれ所定期間の車両データを記録保持す
る(ステップ310,410)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用データ記録装置
に係り、特に車両衝突時における各種車両情報を記録保
持する車両用データ記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両衝突時における各種車両
データを記録保持する車両用データ記録装置が知られて
いる。例えば実開平1−178697号公報は、車両の
搭載された各種車載センサの出力を所定容量のメモリに
常時書き込み、衝突が検出された場合は、所定時間の経
過後に車載センサの出力書き込みを停止して、衝突前後
所定期間における車両データを記録保持する装置を開示
している。
【0003】すなわち、上記公報記載の装置によれば、
衝突検出前はメモリの記録が随時更新され、常にメモリ
容量に応じた過去の車両データが記録された状態とな
る。そして、衝突が検出された後所定期間後に車載セン
サの出力書き込みが停止されると、その停止以前に書き
込まれた所定期間に渡る車両データ記録が保持されるこ
とになる。
【0004】この場合メモリ内には、結果的に衝突前後
所定期間に渡る車両データが記録保持されることにな
り、そのデータを解析することにより、衝突前後の車両
挙動を適切に推定することが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置は、車両に衝突が生じたか否かを基準に車両データの
記録を保持する構成であり、従って車両データが記録さ
れる時期は衝突が検出された時点を基準にその前後所定
期間に固定される。
【0006】一方、衝突の起因となる車両挙動の変化が
生じてから実際に車両に衝突が生ずるまでの期間は必ず
しも一律ではなく、また衝突前に挙動変化を生ずること
なる衝突に至る場合があることも経験的に知られてい
る。
【0007】従って、上記従来の装置の如く、車両デー
タを記録期間を衝突検出前後所定期間に固定する構成に
おいては、衝突前において検出すべき挙動変化が全て記
録できない場合、又は何ら挙動に特別な変化のない期間
のデータを記録する場合等が想定され、確実なデータ記
録を実現するためには、予め無駄となる領域を想定して
大容量メモリを用いる必要があった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
であり、車両の衝突が検出された際にその前後所定期間
の車両データを記録する衝突モードによる記録保持制御
に加え、車両挙動の急変が検出された際には、その後所
定期間の車両データを記録する挙動急変モードによる記
録保持制御を行うことにより上記の課題を解決する車両
用データ記録装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は、上記の目的を達
成する車両用データ記録装置の原理構成図を示す。すな
わち上記の目的は、図1に示すように、車両に搭載され
た各種車載センサM1の出力を記録する記録手段M2
と、車両の衝突を検出する衝突検出手段M3とを備え、
車両の衝突前後における車載センサM1出力を記録保持
する車両用データ記録装置において、車両挙動の急変を
検出する挙動急変検出手段M4と、前記衝突検出手段M
3により車両の衝突が検出された場合は、前記車載セン
サM1のうち車両挙動に関するセンサの衝突前後所定期
間における出力記録を保持すべく衝突モードによる記録
保持制御を行い、前記挙動急変検出手段M4により車両
挙動の急変が検出された場合は、前記車載センサM1の
うち車両挙動に関するセンサの挙動急変後所定期間にお
ける出力記録を保持すべく挙動急変モードによる記録保
持制御を行う記録保持制御手段M5とを備える車両用デ
ータ記録装置により達成される。
【0010】また、上記構成の車両用データ記録装置に
おいて、車両と他物体との接触が確認された際に、前記
記録保持制御手段M5に対して接触確認信号を送信する
接触確認手段M6を備え、前記記録保持制御手段M5
は、前記挙動急変モードによる記録保持制御の実行後に
該接触確認信号を受信しない場合には、挙動急変モード
により記録した車両挙動の記録保持状態を解除する車両
用データ記録装置も有効である。
【0011】
【作用】本発明の第1の態様において、前記挙動急変検
出手段M4は車両の衝突の原因となることが想定される
挙動の急変を検出し、その検出結果を前記記録保持制御
手段M5に送信する。
【0012】前記記録保持制御手段は、車両挙動の急変
が検出された場合は、その後衝突が生ずることを想定し
て、前記車載センサM1から前記記録手段M2に供給さ
れる車両挙動に関するデータの記録保持制御を開始す
る。従って、車両挙動急変後における車両データの記録
は、車両の挙動が急変した後実際に衝突が生ずるまでの
所要時間に因らず確実に保持されることになる。
【0013】また、前記挙動急変検出手段M4により挙
動の急変が検出されることなく車両に衝突が生じた場合
は、前記衝突検出手段M3によりその状況が検出され
る。この場合、前記記録保持制御手段M5により衝突モ
ードによる記録保持制御が実行されることとなるが、衝
突以前における挙動変化を長期に渡って記録する必要が
なく、主に衝突後の車両データを記録保持すれば足りる
ことから、比較的少量のメモリ容量で十分なデータ記憶
が可能となる。
【0014】更に、本発明の第2の態様においては、前
記挙動急変モードによる記録保持制御の実行後、前記接
触確認手段M6により車両と他物体との接触が確認され
ない場合は、前記記録手段M2における車両データの記
録保持が解除される。従って、挙動の急変が生じても、
その後衝突に至らなかった場合には、挙動急変後におけ
る車両データがその後消去されることになり、衝突時の
解析上無駄な記録の発生が防止される。
【0015】
【実施例】図2及び図3は、本発明の一実施例である車
両用データ記録装置の全体構成を表すブロック構成図、
及び車両搭載図を示す。以下、これら各図を用いて車両
10に配設した車両用データ記録装置であるドライブレ
コーダ12について説明する。
【0016】ドライブレコーダ12は、車両10の内
部、例えば座席下部等に、車両衝突時における衝撃等に
より内部が損傷を受けないよう、強固なケーシング14
に収容されて配置されている。
【0017】すなわちケーシング14の内部には、図2
に示すようにドライブレコーダECU16(以下、単に
ECU16と称す)、及びメモリ部18が収納されてい
る。また、ECU16は、図示しないマイクロコンピュ
ータを主体に構成された制御装置であり、内蔵電源2
0、作動表示ランプ22、緊急状態検出部24、信号処
理部26、内蔵時計28、書き込み制御部30で構成さ
れている。
【0018】内蔵電源20は、ドライブレコーダ12内
に各構成部品の電源であり、例えば図示しないイグニッ
ションスイッチがオンされた状態では、車両10のバッ
テリからの電源で充電され、電源の供給が切れてもドラ
イブレコーダ12内の各構成部品へ電源の供給を可能と
している。
【0019】また、作動表示ランプ22は、書き込み制
御部30が後述の如くメモリ部18へのデータの記録の
書き込みを禁止してデータを記録保存する状態にする
と、LEDの点灯により外部にその状態を報知するラン
プである。尚、作動表示ランプ22は、計器板等に配設
する構成としてもよい。
【0020】信号処理部26には、車両に作用する衝
撃、車両の挙動、運転者による操作状態、車両周囲の状
態、自車の存在位置等の情報を検出すべく搭載された種
々のセンサ等が接続されている。そして、信号処理部2
6は、これらのセンサ等から出力される信号をメモリ部
18へ記録可能な状態に変換して書き込み制御部30に
出力する。
【0021】以下、信号処理部26に入力される信号に
ついて説明する。
【0022】すなわちエンジンECU32は、車両10
のエンジンコントロールを司る電子制御装置であり、該
ECU32からは機関回転数、アクセル開度、トランス
ミッションのシフト位置等が出力される。これにの出力
信号からは、エンジンの動作状態を検出することができ
る。
【0023】エアコンECU34は、車両10の室内の
空調を制御する電子制御装置であり、該ECU34から
は車外温度、車内温度、空調の動作状態等が出力され
る。これらの出力信号からは、運転者の運転環境を検出
することができる。
【0024】車速センサ36は、車両の走行速度を出力
するセンサである。また、車輪速センサ38は、車両1
0が備える各車輪の回転速度を検出する。ヨーレートセ
ンサ40は、車両10の重心を中心とした鉛直軸回りの
回転各速度を出力し、フットブレーキセンサ42は、運
転者がフットブレーキを操作しているか否かを出力す
る。更に、ステアリングセンサ44は、運転者がステア
リング46(図3参照)を操作する方向、及び操作角に
対応したパルス信号を発生する。
【0025】尚、これらのセンサは、例えばサスペンシ
ョンコントロールや、アンチロックブレーキシステム等
を備えた車両であり、これらをコントロールするECU
が設けられている場合には、そのECUからの出力を利
用する構成としてもよい。
【0026】また、パーキングブレーキセンサ48は、
パーキングブレーキが操作されたことを出力し、シート
ベルトスイッチ50は、乗員のシートベルト装着状態を
検出し、シートベルト荷重センサ52は、シートベルト
に作用する荷重を検出してその荷重に応じた出力を発す
る。尚、シートベルト荷重センサ52は、例えばシート
ベルト装置に、シートベルトに生ずる荷重に応じた出力
を発する歪みゲージを配設して実現することができる。
【0027】灯火センサ54は、車両10のヘッドライ
ト、テールランプ、ターンシグナルランプ等の各灯火装
置の点灯状況、及びその断線状況を検出して出力する。
ここで、ヘッドライト等についてライトコントロークユ
ニットを備えている場合は、そのライトコントロールユ
ニットからそれらの信号をとりこんでもよい。
【0028】撮像装置56は、CCDカメラ等を複数設
けて車両の周囲を撮像し、映像信号を出力する。この映
像信号からは、車両10周囲における歩行者、他の車両
等の存在、及びそれらの挙動等が検出できる。
【0029】また、障害物検出センサ58は、例えば車
両10の進行方向前方の障害物を検知すると共に、当該
障害物までの処理を演算して出力する装置であり、例え
ば公知のレーダ装置等により構成される。尚、撮像装置
56及び障害物センサ58は、車両の周囲の状況を確実
に検出できるように配設する。
【0030】これらの各センサの出力により、車両10
の動作状態、車両の周囲状況、運転者の運転環境等を的
確に検出することができ、またこれらの出力の時間的変
化により、上記検出事項の時間的変化状況をも検出する
ことができる。
【0031】上記した各センサに加えて、信号処理部2
6には車両10の存在位置、及び周囲状況等を判断する
ための装置を接続することも可能である。すなわち、ナ
ヒゲーションシステム60は、例えばGPS(Global P
ositioning System )を利用した自車位置標定システム
であり、自車の座標位置等を出力する。また、道路情報
システム62は、路上に設けられたインフラストラクチ
ャとの路車間通信により道路交通情報等を受信して車両
10の周囲状況を検出する装置である。
【0032】これらに加えて、車両の管理者、又は運転
者等の了解の下、覚醒センサ64、アルコールセンサ6
6等を設けることもできる。ここで、覚醒センサ64と
しては、運転者の眼球移動を検出し、またステアリング
操舵各変動からいわゆるふらつきを検出して運転者の覚
醒状態を検出するセンサであり、またアルコールセンサ
66は、運転者の呼吸中のアルコール分を検出するセン
サである。これらを設けることにより運転者が正常な状
態であったことを裏付けることができる。
【0033】また、信号処理部26には、内蔵時計28
からの日付信号も入力される。そして、信号処理部26
は、外部から供給された上記各種情報と共に、必要に応
じて日時等を車両データとして書き込み制御部30に出
力する。
【0034】ところで、ECU16内部で信号処理部2
6に接続されている緊急状態検出部24には、車載のエ
アバッグECU68、高G加速度センサ(以下、高Gセ
ンサと称す)70、低G加速度センサ(以下、低G加速
度センサと称す)、バンパスイッチ72、フードスイッ
チ74、接触センサ76が接続されている。
【0035】ここで、エアバッグECU68は、車両1
0に設けられた乗員保護装置であるエアバッグが作動し
た際に所定の作動信号を出力するように構成されてい
る。また、高Gセンサ70は通常の走行状態では生じな
い程度の高加速度を、低Gセンサ71は通常走行状態で
生じ得る低加速度を、それぞれ車両10の前後方向(図
3中、矢印FR方向)成分、車両10のフロント及びリ
アにおける左右方向成分にそれぞれ分解して出力する。
【0036】また、緊急状態検出部24には、図3に示
すバンパスイッチ72、フードスイッチ74、接触スイ
ッチ76が接続され、特に本実施例においては、これら
各センサに加え、上記した車輪速センサ38、及びステ
アリングセンサ44も接続されている。
【0037】ここで、バンパスイッチ72、フードスイ
ッチ74は、それぞれ車両10のバンパ78及びボンネ
ットフード(以下、単にフードと称す)80に設けら
れ、フード80、バンパ78が外部から衝撃を受けた場
合に受けた衝撃に応じた電気信号を出力するセンサであ
り、接触センサ76は、車両10の周囲(図3には車両
10の側面に、車両前後方向に沿って配設した例を示
す)に設けられ、車両10に何らかの接触があった場合
に相当の信号を発するセンサである。
【0038】ここで、緊急状態検出部24は、高Gセン
サ70から所定値以上の加速度が入力されたとき、バン
パスイッチ72かフードスイッチ74が所定値以上の衝
撃を検出したとき、又はエアバッグECU68からエア
バッグが作動したことを知らせる信号が供給されたと
き、更に車両走行中に接触センサ76が作動したとき等
に、車両10が緊急状態に至ったと判断し、その旨を書
き込み制御部30へ出力する。
【0039】尚、緊急状態検出部24には、マニュアル
スイッチ82が接続されており、車両10の乗員が手動
で緊急状態を示す信号を入力することができる。すなわ
ち、緊急状態検出部24は、上述の各種センサより車両
10が緊急状態にあることが検出された場合、及び運転
者により緊急状態であることが入力された場合に、その
旨を書き込み制御部30へ出力する。
【0040】ところで、緊急状態検出部24に接続され
る上記各センサの出力信号は、この緊急状態検出部24
を介して信号処理部26に供給されている。従って、上
記したエアバッグECU68、高G・低Gセンサ70,
71、バンパスイッチ72、フードスイッチ74、接触
スイッチ76等の出力信号も、他の車載センサの出力信
号同様書き込み制御部30へ供給されている。
【0041】書き込み制御部30は、このようにして信
号処理部26から供給される各種車両データを、メモリ
部18へ出力してメモリ18内のデータを順次書き換え
ながら記録する。すなわち、メモリ部18には、予め定
めた所定時間分のデータを記録するだけのメモリ容量が
与えられており、そのメモリ容量内には常に最新の所定
時間分データが記録される。
【0042】尚、本実施例においては、高Gセンサ70
の出力を18sec 、車速センサ36,車輪速センサ3
8,ヨーレートセンサ40,ステアリングセンサ44,
シートベルトスイッチ50,シートベルト荷重センサ5
2,撮像装置56,低Gセンサ71等,車両挙動を表す
車載センサ(高Gセンサ70を除く)の出力を45se
c、灯火センサ54等その他の車載センサの出力を30s
ec 分記録できるメモリ容量を、メモリ部18に与えて
いる。
【0043】ここで、書き込み制御部30は、緊急状態
検出部24から車両10が緊急状態であることを表す信
号を受信すると、以後適当な時期にデータの記録更新を
停止させるべく所定の記録保持制御を実行する。この結
果、メモリ部18には、記録更新が停止される以前の所
定時間に記録された車両データが保持されることにな
り、車両10の緊急状態における挙動を表す各種車両デ
ータの保存が図られることになる。
【0044】また、書き込み制御部30には、データ記
録停止解除スイッチ84が接続されており、所定条件下
でこの記録停止解除スイッチ84を操作することによ
り、書き込み制御部30へデータ記録の停止状態解除を
指令する信号が発せられる。この場合、以後メモリ部1
8への記録更新が許容され、メモリ部18に不要なデー
タが記録保持された状態を解除することができる。
【0045】ところで、車両用データ記録装置において
記録保持を図る手法としては、衝突が検出された後一定
期間の経過を待ってメモリへの記録を停止し、もって衝
突前後所定期間における車両データを記録保持する手法
が従来一般的であった。これに対し、本実施例のドライ
ブレコーダ12は、衝突検出時に加えて車両挙動が急変
した際にも、車両データの記録保持を図る点に特徴を有
している。
【0046】以下、図4〜図7を参照して、本実施例の
ドライブレコーダ12の特徴的動作について説明する。
ここで、図4は上記の機能を満たすべく緊急状態検出部
24が実行する衝突可能性判定ルーチンの一例のフロー
チャートを、図5及び図6は、衝突可能性判定ルーチン
のサブルーチンのフローチャートを、また図7は、上記
ルーチンが実行された場合のタイムチャートの一例を示
す。
【0047】尚、本実施例の車両10は、車両の安全装
置として公知であるアンチロックブレーキシステム(以
下、ABSと称す)を備えているものとする。
【0048】図4に示すように、衝突可能性判定ルーチ
ンが起動すると、先ずステップ100においてABSが
作動しているか否かの判別を行う。ここで、ABSの作
動状態を検出する手法としては、ABSをコントロール
するABSECU(図示せず)から作動信号の供給を受
けることも可能であるが、その場合は新たに信号線を加
設する必要が生ずる。
【0049】このため、本実施例においては、ドライブ
レコーダ12にそもそも接続されている車輪速センサ3
8の出力を用いてABSの作動判定を行うこととしてお
り、そのためABSの作動判定は、具体的には図5に示
すサブルーチン、すなわちABS作動判定ルーチンによ
り行うこととしている。尚、ABS作動判定ルーチン
は、所定時間毎(本実施例においては5msec毎)に起動
される定時割り込みルーチンである。
【0050】ABS作動判定ルーチンが起動すると、先
ずステップ101において、5msecのサンプリング時間
内に車輪速センサ38からのパルス入力があったかを判
別する。そして、パルス入力があったと判別された場合
は、車輪がロックしていることはないと判断して、すな
わちABSは非作動状態であると判断してステップ10
2へ進む。
【0051】そして、ステップ102において、車輪速
センサ38のパルス当たり走行距離(所定値)と、パル
ス間時間(実測値)とに基づいて車速を演算し、ステッ
プ103においてABSが非作動であることを表示すべ
く例えばABSフラグに“0”をセットして今回の処理
を終了する。尚、本実施例においては、一周当たりの車
輪速センサ38のパルス発生数との関係で車速は14km
/h以上の場合に検出される。
【0052】一方、上記ステップ101において5msec
のサンプリング時間内にパルス入力がなかったと判別さ
れた場合は、ステップ104へ進んで前々回(すなわち
10msec前)において検出した車速が20km/h以上であ
ったかを判別する。
【0053】ここで、前々回の車速が20km/hに満たな
い場合は、車輪がロックすることなく14km/h未満に減
速することがあり得るため、ステップ105へ進んで前
回(すなわち5msec前)の車速を今回の車速とみなし、
以下上記ステップ103の処理を実行して今回の処理を
終了する。
【0054】これに対して、上記ステップ104におい
て前々回の車速が20km/h以上であると判別された場合
は、車輪がロックし、ABSが作動中であると判断して
ステップ106へ進む。本条件が成立する場合、車輪が
ロックしていないとすれば10msecの間に車速が6km/h
以上減速されたことになり、約17Gの減速度が発生し
たこととなり不合理だからである。
【0055】そして、この場合はステップ106におい
て車輪ロックのため車速が“0km/h”であるとし、次い
でステップ107でABSが作動中であることを表示す
べく例えばABSフラグに“1”をセットして今回の処
理を終了する。
【0056】従って、図4に示す衝突可能性判定ルーチ
ン中、ステップ100においては、上記の如く表示され
たABSフラグの状態を見ることで、ABSが作動中か
否かを判断することができる。
【0057】このようにしてABSの作動状態を判別し
た結果、ABSが非作動状態であると判別された場合
は、以後ステップ110へ進んでステアリング46が急
操舵されているかを見る。ここで、ステアリング46の
操舵状況についても、サブルーチンが組まれていおり、
具体的には図6に示す急操舵判定ルーチンによってその
判別が成される。尚、本ルーチンも所定時間毎に起動さ
れる定時割り込みサブルーチンである。
【0058】図6に示す急操舵判定ルーチンにおいて
は、先ずステップ111において、ステアリングセンサ
44の出力に基づいて検出した操舵角を、予め定められ
たサンプリング時間で除算して操舵速度を演算する。
【0059】次に、ステップ112へ進み、上記の如く
演算した操舵速度が所定値以上であるかを判別し、操舵
速度≧所定値が不成立の場合はそのまま、上記条件が成
立する場合はステップ113へ進んで急操舵を表す表示
を行った後、今回の処理を終了する。
【0060】従って、図4に示す衝突可能性判定ルーチ
ン中、ステップ110では、その表示内容(例えば急操
舵フラグ等)を見ることで、急操舵がなされたか否かを
判別することができる。
【0061】ところで、本実施例においてABSの作動
状態、及びステアリングの急操舵状態を判別するのは、
これらに基づいて車両が通常の運転状態であるか、又は
緊急状態であるかを判別するためである。すなわち、A
BSが作動するのは車輪ロック時であり、従って車両が
一時的に不安定な状態に陥っていることが推定される。
【0062】また、ステアリング46が急操舵されるの
は、障害物を回避するため、又はカウンターステアを施
すため等何らかの緊急事態が生じている場合であり、こ
の場合も同様に車両が一時的に不安定な状態に陥ってい
ると推定できる。
【0063】そして、このような不安定状態が生じた場
合、その後に車両が衝突等に至る可能性もあり、後に事
故原因を解析するにあたっては、挙動が急変した後、車
両が衝突に至るまでの全車両データが確保されているこ
とが望ましい。
【0064】そこで、本実施例においては、上記ステッ
プ100、又はステップ110において、ABSが作動
中である、又はステアリングが急操舵されたと判別され
た場合は、以後ステップ200へ進んで衝突の可能性有
りと判断し、次いでステップ210へ進んで挙動急変に
対応した記録の保持を行うべく、挙動急変モードによる
記録保持制御を実行することとした。
【0065】ここで、挙動急変モードによる記録保持制
御とは、図7(A)〜(D)に示す如く、高Gセンサ7
0の記録はABS・急操舵の後18sec 、低Gセンサ7
1等車両挙動を検出する車載センサの記録はABS・急
操舵の後45sec 、灯火センサ54等についてはABS
・急操舵の後30sec の記録を保持する制御である。
【0066】ABS・急操舵等が検出される以前は車両
挙動が正常であり、その記録を保持しておく必要がな
く、衝突タイミングの特定のために記録される高Gは、
挙動急変後18sec も記録すれば十分であり、灯火状況
等を表すデータも同様にさほど長期間の記録は必要とさ
れないからである。
【0067】尚、高Gセンサ70を除く他の挙動検出用
車載センサの出力は、挙動解析上の必要性から比較的長
期間(45sec )の記録を保持することとしているが、
衝突時期の特定のため他に比べて高密度な記録が要求さ
れる高Gの記録時間が短縮されているため、メモリ部1
8全体としては、そのメモリ容量が比較的少量に抑制で
きている。
【0068】上記ステップ100、110において車両
挙動の急変が検出されなかった場合は、ステップ120
へ進んでバンパスイッチ72、フードスイッチ74、接
触センサ76(以下、これらを総称してタッチセンサ7
2〜76と称す)から衝突を示す出力が発せられている
かを見る。
【0069】そして、これらのセンサから衝突信号が発
せられていない場合はステップ130へ進み、高Gセン
サが所定値以上のGを検出しているかを判別し、何ら異
常なGが発生していない場合は、車両が正常な状態であ
ると判断して今回の処理を終了する。
【0070】一方、高Gセンサの出力が、通常の走行中
には発生し得ないGを出力している場合は、ステップ3
00へ進んで車両に衝突が生じたと判断し、更にステッ
プ310において衝突モードによる記録保持制御を実行
して今回の処理を終了する。
【0071】尚、本実施例においては、タッチセンサ7
2〜76により車両の衝突が検出された場合と、高Gセ
ンサ70によって車両の衝突が検出された場合とを、区
別して捕らえ、両者について異なる記録保持モードを設
定している。
【0072】すなわち、上記ステップ300において実
行される衝突モードによる記録保持制御においては、図
7(E)〜(H)に示すように、灯火センサ54等の出
力記録は高Gセンサ70による異常G検出の後即座に、
高Gセンサ70の出力記録、及び低Gセンサ70等の出
力記録はその15sec 後にそれぞれ停止される。
【0073】ここで、高Gセンサ70から異常Gが出力
されるのは、車両に衝突が生じた後、車両変形に起因し
た遅延時間が経過した後であるが、上記の記録方法によ
れば、高Gセンサ70から異常Gが出力される前3sec
,後15sec の記録が保持されることになり、確実に
衝突前後の挙動が記録保持されることになる。
【0074】尚、低Gセンサ71等の車載センサの出力
記録を、高Gセンサ70の記録終了時期に同期させてい
るのは、本モードにおいては、衝突の時期が特定されて
おり、その後15sec も車両挙動を記録すれば、事実上
挙動解析に十分な記録を得ることができることから、制
御の便宜上その時期を同期させたものである。
【0075】また、灯火状態等を検出する記録について
は、車両に衝突が生ずる時点の記録が存在すれば足りる
ことから、高Gセンサ70から異常Gが出力された時点
でその記録を停止することとしたものである。
【0076】これに対して、上記ステップ120におい
てタッチセンサ72〜76から車両衝突を示す出力が発
せられていると判別された場合は、ステップ400を経
てステップ410へ至り、図7(I)〜(L)に示すモ
ードにより記録保持を行う。つまり、本モードにおいて
は、タッチセンサ72〜76から車両衝突を表すトリガ
が発せられると、灯火センサ54等の出力記録はその後
即座に、高Gセンサ70及び低Gセンサ71等の出力記
録は、その18sec 後にそれぞれ停止される。
【0077】タッチセンサ72〜76により衝突が検知
される場合、高Gセンサ70により衝突に起因する異常
Gが検出されるのは必ずその後となり、記録内容の有効
性に着目した場合、高Gセンサ70用の全メモリを、タ
ッチセンサ72〜76のトリガ発生後の記録に割り振る
のが適切だからである。
【0078】尚、低Gセンサ71等の記録を高Gセンサ
70に同期して停止させる点、及び灯火センサ54等の
記録をタッチセンサ72〜76のトリガと同時に終了さ
せる点については、上記ステップ310の場合と同様の
理由によるものである。
【0079】このように、ドライブレコーダ12の緊急
状態検出部24は、車両において挙動の急変が検出され
た場合、高Gセンサ70により衝突が検出された場合、
及びタッチセンサ72〜76により衝突が検出された場
合につき、それぞれ適切なモードを設定して車両データ
の記録保持を図っている。
【0080】このため、車両挙動の急変に続いて車両の
衝突が生ずる場合には、挙動急変後の車両データを漏れ
なく記録することができると共に、最終的に衝突に至ら
なかった場合、最終的にタッチセンサ72〜76及び高
Gセンサ70により衝突が検出できなかった場合等にお
いても、記録を保持することができる。
【0081】更に、本実施例の如く個々のモードに応じ
て適切な記録時期を設定する構成においては、メモリ部
18内に無駄部分を省いた車両データを記録することが
可能となり、従って、比較的少量のメモリで十分な記録
保持が可能となる。この意味で、本実施例のドライブレ
コーダ12によれば、メモリ部18のメモリ容量を削減
できるという効果をも有している。
【0082】尚、本実施例においては、緊急状態検出部
24及び信号処理部26に接続される各種センサが前記
した車載センサM1に、メモリ部18が前記した記録手
段M2に相当し、高Gセンサ70及びタッチセンサ72
〜76の出力値に基づいて上記ステップ120,130
が実行されることにより、前記した衝突検出手段M3
が、車輪速センサ38、ステアリングセンサ44の出力
値に基づいて上記ステップ100,110が実行される
ことにより、前記した挙動急変検出手段M4が、また上
記ステップ210、310、410が実行されることに
より前記した記録保持制御手段M5が、それぞれ実現さ
れる。
【0083】この場合において、本実施例においては、
ABSの作動状態及び急操舵の有無を判別することで前
記した挙動急変検出手段M4を実現しているが、挙動急
変の検出対象はこれらに限るものではなく、例えば低G
センサ71等により急ブレーキの有無を検出し、又はヨ
ーレートセンサ40によりスピン状態の程度を検出し、
その検出結果に基づいて車両挙動の急変を判定する構成
としてもよい。
【0084】ところで、上記図4に示す衝突可能性判定
ルーチンは、車両挙動が急変した場合、その後車両が衝
突に至ると否とに関わらず所定期間の車両データを保持
する構成としているが、本実施例のドライブレコーダ1
2は上記したように記録停止解除スイッチ84を備えて
いる。
【0085】従って、車両挙動が急変したものの、その
後衝突に至らず、かつ車両挙動の急変原因に解析すべき
必要性がない場合には、運転者は記録停止解除スイッチ
84を操作することで再度の記録を許容することができ
る。この場合、本来不要な車両情報が記録保持されてい
るために、真に車両データを記録すべき状況下で、その
記録ができないという弊害を解消することができる。
【0086】尚、この場合は、車両急変後、真に衝突が
生じたか否かを運転者が確認し、その確認状態に応じて
記録停止解除スイッチ84を介して記録を保持すべきか
否かが指示されることになり、この意味で記録停止解除
スイッチ84が前記した接触確認手段M6に相当してい
る。
【0087】また、かかる記録停止の解除は、タッチセ
ンサ72〜76等の出力信号に基づいて、挙動急変モー
ドによる記録保持制御の一貫として行うことも可能であ
る。
【0088】図8は、かかる機能を実現すべく構成した
衝突可能性判定ルーチンのフローチャートを示したもの
であるが、ステップ210の後に接触の有無を確認する
ステップ220と、接触が確認されない場合に再記録を
許容する処理を行うステップ230とを加設した点を除
き上記図4に示すルーチンと同様である。
【0089】具体的には、ステップ210において挙動
急変モードによる記録保持制御を実行した後、所定時間
内にタッチセンサ72〜76による衝突検出、又は高G
センサ70による衝突検出が成されるかを監視し、衝突
が検出された場合はそのまま記録を保持して処理を終了
し、衝突が検出されない場合は書き込み制御部30に対
して再記録を許容する指令を発して処理を終了するルー
チンである。
【0090】従って、本ルーチンが実行される場合、運
転者が解除すべきか否かを判断するまでもなく、明らか
にその記録を保持する必要がない場合は、自動的にメモ
リ部18への再記録が許容されることになり、無駄デー
タの保持を防止して、運転者の解除忘れ等による後の不
作動を解消できるという効果をも享受することができ
る。
【0091】
【発明の効果】上述の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、車両において衝突が検出された場合に加え、車両挙
動に急変が生じた場合にも車両データの記録が保持され
る。従って、車両が衝突するに先立って挙動の急変を生
じた場合は、挙動急変後衝突に至る過程における車両デ
ータが確実に記録される。
【0092】また、このように衝突に先立って挙動が急
変する場合は挙動急変モードによる記録保持がなされる
ため、衝突モードによる記録保持は、主に衝突後におけ
る車両データを記録すべく実行すれば足りる。この意味
で衝突に先立って挙動が急変しない場合において、衝突
前の無駄な車両データを記録保持することがなく、記録
手段のメモリ容量を比較的少量としても十分な記録を実
現することができる。
【0093】更に、本発明に係る車両用データ記録装置
によれば、車両挙動に急変が生じ、その後最終的に衝突
に至らなかった場合、又は衝突が検出されなかった場合
においても必要に応じて挙動変化後の車両データが保持
されることになり、より確実に車両記録を保持できると
いう特長を有している。
【0094】一方、請求項2記載の発明によれば、車両
挙動が急変し、その後車両と他物体との接触が確認され
なかった場合には、挙動変化後の車両データの記録保持
が解除される。従って、本発明に係る車両用データ記録
装置によれば、車両の挙動急変後、一旦保持された車両
データであっても、保持が不要であると判断される場合
にはその後消去されることになり、挙動解析上不要な記
録の保持による記録手段の容量圧迫を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用データ記録装置の原理構成
図である。
【図2】本発明の一実施例であるドライブレコーダのブ
ロック構成図である。
【図3】本実施例のドライブレコーダの車両搭載図であ
る。
【図4】本実施例において実行される衝突可能性判定ル
ーチンの一例のフローチャートである。
【図5】本実施例において実行されるABS作動判定ル
ーチンの一例のフローチャートである。
【図6】本実施例において実行される急操舵判定ルーチ
ンの一例のフローチャートである。
【図7】本実施例のドライブレコーダの動作を説明する
ための図である。
【図8】本実施例において実行される衝突可能性判定ル
ーチンの他の例のフローチャートである。
【符号の説明】
M1 車載センサ M2 記録手段 M3 衝突検出手段 M4 挙動急変検出手段 M5 記録保持制御手段 M6 接触確認手段 10 車両 12 ドライブレコーダ 24 緊急状態検出部 26 信号処理部 30 書き込み制御部 38 車輪速センサ 40 ヨーレートセンサ 44 ステアリングセンサ 54 灯火センサ 70 高Gセンサ 71 低Gセンサ 72 バンパスイッチ 74 フードスイッチ 76 接触センサ 84 記録停止解除スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載された各種車載センサの出力
    を記録する記録手段と、車両の衝突を検出する衝突検出
    手段とを備え、車両の衝突前後における車載センサ出力
    を記録保持する車両用データ記録装置において、 車両挙動の急変を検出する挙動急変検出手段と、 前記衝突検出手段により車両の衝突が検出された場合
    は、前記車載センサのうち車両挙動に関するセンサの衝
    突前後所定期間における出力記録を保持すべく衝突モー
    ドによる記録保持制御を行い、前記挙動急変検出手段に
    より車両挙動の急変が検出された場合は、前記車載セン
    サのうち車両挙動に関するセンサの挙動急変後所定期間
    における出力記録を保持すべく挙動急変モードによる記
    録保持制御を行う記録保持制御手段とを備えることを特
    徴とする車両用データ記録装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用データ記録装置に
    おいて、 車両と他物体との接触が確認された際に、前記記録保持
    制御手段に対して接触確認信号を送信する接触確認手段
    を備え、 前記記録保持制御手段は、前記挙動急変モードによる記
    録保持制御の実行後に該接触確認信号を受信しない場合
    には、挙動急変モードにより記録した車両挙動の記録保
    持状態を解除することを特徴とする車両用データ記録装
    置。
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