JPH0727699B2 - 磁気デイスク装置 - Google Patents

磁気デイスク装置

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JPH0727699B2
JPH0727699B2 JP62301999A JP30199987A JPH0727699B2 JP H0727699 B2 JPH0727699 B2 JP H0727699B2 JP 62301999 A JP62301999 A JP 62301999A JP 30199987 A JP30199987 A JP 30199987A JP H0727699 B2 JPH0727699 B2 JP H0727699B2
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track
head
tracks
signal
magnetized
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JP62301999A
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永敏 宇野
章 武田
澄夫 和田
一彦 安田
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ティアツク株式会社
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Publication date
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  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、記録媒体磁気ディスクを使用して信号の記録
及び/又は再生を行うための磁気ディスク装置に関し、
更に詳細には、目的トラックのシーク(検索)を容易に
行うことができる磁気ディスク装置に関する。
[従来の技術とその問題点] 固定磁気ディスク装置でヘッドを所望トラック上に位置
決めする代表的な方式として、サーボ面サーボ方式と、
エンコーダ方式と、ステップモータによってステップパ
ルス数だけヘッドを送る方式との3つがある。
ところで、上記の第1番目のサーボ面サーボ方式は、デ
ィスクの一面をサーボ専用に使用するために、ディスク
の利用効率が悪いという欠点及びサーボ面の記録を形成
する装置が高価であるという欠点を有する。第2番目の
エンコーダ方式は、エンコーダが複雑な構造のために必
然的に装置が高価になるという欠点を有する。第3番目
のステップパルスの方式は高速シークが困難であるとい
う欠点を有する。
一方、目的トラックをシークする時に、トラックに予め
書き込まれたアドレスをヘッドで読み取ってヘッドを目
的トラックに位置決めすることがある。しかし、トラッ
ク数が多くなると必然的にアドレス信号のビット数も多
くなり、ヘッドをディスクの半径方向に送りながらアド
レス信号を迅速に読み取ることが困難になる。
また、トラック1周に対するトラックアドレスを記録す
るための領域の割合が大きくなり、トラックアドレス以
外のデータを記録するための領域の割合が小さくなる。
そこで、本発明の目的は、トラック認識即ちトラック判
別のための信号の記録領域を狭めることができ、且つト
ラック認識ための信号の読み取りを迅速且つ正確に行う
ことができる磁気ディスク装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するための本発明は、複数のトラックを
有する記録媒体磁気ディスクと、前記ディスクの回転手
段と、前記ディスクに関係して信号を変換するヘッド
と、前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動させる
ためのヘッド移動手段とを有する磁気ディスク装置にお
いて、前記複数のトラックは複数の群に分割され、前記
複数の群は少なくとも第1、第2、第3及び第4のトラ
ックをそれぞれ有し、前記第1のトラックを認識するた
めに前記第1のトラックの第1及び第2の角度位置に磁
化領域がそれぞれ設けられ、前記第2のトラックを認識
するために前記第2のトラックの前記第1及び第2の角
度位置に磁化領域がそれぞれ設けられていると共に、第
3の角度位置にも磁化領域が設けられ、前記第3のトラ
ックを認識するために前記第3のトラックの前記第2及
び第3の角度位置に磁化領域がそれぞれ設けられ、前記
第4のトラックを認識するために前記第2の角度位置に
磁化領域が設けられ、前記第1、第2及び第3の角度位
置はこの順番で互いに隣り合うように決定されているこ
とを特徴とする磁気ディスク装置に係わるものである。
なお、本発明と実施例との対応関係を説明すると、本発
明の第1、第2、第3及び第4のトラックは実施例のト
ラックT1、T2、T13、T14であり、第1、第2及び第3の
角度位置はθ0、θ1、θ2である。
[発明の作用及び効果] 本発明は次の作用効果を有する。
(イ) 各群において第1及び第2のトラックには第1
の角度位置に磁化領域を設け、第3及び第4のトラック
には第1の角度位置に磁化領域を設けないことによって
群の前半分と後半分とを識別する。更に、第1の角度位
置以外における磁化領域の配置を、第1及び第4のトラ
ックで同一とし、また第2及び第3のトラックで同一と
する。従って、複数のトラックを識別するための磁化領
域の数を少なくなることができ、トラック認識のための
信号の記録領域の幅を狭くすることができる。要する
に、複数のトラックを群に分割すると共に、群の中を更
に前半と後半に分割したことになり、少ない個数の磁化
領域で複数トラックの識別が可能になる。
(ロ) トラック認識のための信号の記録領域の幅が狭
くなるので、この読み取りを迅速に行うことができる。
(ハ) 第1及び第4のトラックでは第2の角度位置に
磁化領域を有し、第2及び第3のトラックでは第2及び
第3の角度位置に磁化領域を有する。即ち、磁化領域の
数が規則的に増大し、規則的に減少している。この結
果、磁化領域の読み取りエラーが発生しても大幅なエラ
ーにならない。
[実施例] 次に、第1図〜第9図によって本発明の実施例に係わる
固定磁気ディスク装置を説明する。第1図において、剛
性の大きい記録媒体磁気ディスク1はハブ2に固定さ
れ、ハブ2はディスクモータ3に結合されている。モー
タ3は制御駆動回路4にて駆動され、ディスク1を高速
回転させる。
磁気ヘッド5はアーム6に支持され、アーム6はボイス
コイルモータ7に結合されている。ボイスコイルモータ
7は、磁石とコイルとから成る公知のものであり、コイ
ルに流す電流によってアーム6を円弧状に運動させ、ア
ーム6の先端のヘッド5をディスク1の半径方向に移動
するものである。
ところで、ディスク1は同心円状に多数のトラック(シ
リンダ)8を有し、各トラック8には所定のトラックフ
ォーマットでデータが記録されている。トラックフォー
マットは多数(この例では16個)のデータセクタと第1
図で斜線を付して示す多数(この例では16)のサーボセ
クタ10を有する。なお、各トラック8のサーボセクタ10
はディスク1の放射線状に延びる角度位置に配置されて
いる。
第2図はサーボセクタを説明するためのトラック8の展
開図である。各トラック8のサーボセクタは、データセ
クタの相互間に配置され、同期信号領域とトラック認識
コード領域と位置決めサーボ信号領域とガード(保護)
領域とを有する。同期信号領域は磁化パターン記録領域
と直流消去領域とから成る。サーボ信号はトラック8の
中心線の一方の側に片寄って配置されたサーボバースト
Aと他方の側に片寄って配置されたサーボバーストBと
から成る。
第3図は第2図の同期信号領域に記録された同期信号及
びトラック認識コード領域に記録されたトラック認識コ
ードのパターンを示す。同期信号は各トラック8の同一
角度位置に配置され且つ相互に分離された4つの磁化領
域10と、同期位置を決定する直流消去領域10aとから成
る。ディスク1のトラック8は多数のトラック群に分割
され、各トラック群毎に同一のトラック認識コードが記
録されている。即ち、第3図に示すトラックT0からトラ
ックT15までの第1のトラック群のトラック認識コード
のパターンとトラックT16からT31までの第2のトラック
群のトラック認識コードのパターンは同一である。
また、同一のトラック群の中が更に2つに分割されてい
る。今、第1のトラック群を例にとって説明すると、ト
ラックT0〜T15が前半分トラックT0〜T7と後半分トラッ
クT8〜T15との2つに分けられている。前半分と後半分
とを区別するためのフラグを得る目的で前半分トラック
T0〜T7のディスク1の回転角度位置θ0に対応する位置
に磁化領域11が設けられ、後半分トラックT8〜T15の同
一角度位置θ0には磁化領域が設けられていない。トラ
ックT0にはトラック認識コードとして磁化領域11が設け
られているのみであり、トラックT15には何らの磁化領
域も設けられていない。トラックT1〜T14は隣接トラッ
クと識別するための第1〜第7の磁化領域12〜18を有す
る。なお、各磁化領域10〜18を複数トラックにまたがる
ように形成せずに、各トラック8の境界領域で分断され
るように形成してもよい。第1図のヘッド5を使用して
各磁化領域10〜18を設ける場合には必然的に各トラック
の境界領域で各磁化領域10〜18の分断が生じる。
第1及び第14のトラックT1、T14は第1の磁化領域12の
みを第1の角度位置θ1に有している。
第2及び第13のトラックT1、T13は第1の角度位置θ1
の第1の磁化領域12の他に、第2の角度位置θ2に第2
の磁化領域13を有している。
第3及び第12のトラックT3、T12は第1及び第2の角度
位置θ1、θ2に第1及び第2の磁化領域12、13を有し
ている他に、第3の角度位置θ3に第3の磁化領域14を
有している。
第4及び第11のトラックT4、T11は第1〜第3の角度位
置θ1〜θ3の他に、第4の角度位置θ4に第4の磁化
領域15を有している。
第5及び第10のトラックT5、T10は第1〜第4の角度位
置θ1〜θ4の他に、第5の角度位置θ5に第5の磁化
領域16を有している。
第6及び第9のトラックT6、T9は第1〜第5の角度位置
θ1〜θ5の他に、第6の角度位置θ6に第6の磁化領
域17を有している。
第7及び第8のトラックT7、T8は第1〜第6の角度位置
θ1〜θ6の他に第7の角度位置θ7に第7の磁化領域
18を有している。
なお、トラックT16〜T31の次の群においてもトラックT0
〜T15の群と全く同じパターンに磁化領域10〜18が繰返
して形成されている。
トラックT0〜T15にトラック認識コードとして磁化領域1
1〜18を第3図に示すパターンに設ければ、トラックT0
〜T15を完全に区別することができる。
なお、トラック認識コード領域には第3図に示す如くト
ラックT0(トラック零)位置を検出するための位置検出
信号Z1、Z2が記録されている。トラック零T0にはZ1、と
Z2との両方が記録され、その他のトラックは一方が記録
されている。
再び第1図を説明すると、ヘッド5にはライト回路19及
びリード増幅器20が接続されている。リード増幅器20に
接続されたリードデータ形成回路21はトラック8のデー
タ領域のリード出力を波形整形してリードデータ(リー
ドパルス)を形成する回路である。
ヘッド5による第2図のサーボバーストA及びBの読み
取りに基づいてトラック8の中心に対するヘッド5の位
置情報を得るための位置信号形成回路22がリード増幅器
20に接続されている。リード増幅器20には更に、第3図
に示した同期信号領域及びトラック認識コードの磁化領
域10〜18を読み取るためのコンパレータ23が接続されて
いる。このコンパレータ23の出力にはタイミング信号発
生器24と、フラグ検知ラッチ回路25と、カウンタ26とが
接続されている。
タイミング信号発生器24は、第3図のサーボセクタに記
録されている同期信号領域を検出し、ライン28によって
CPU即ちマイクロコンピュータ27に知らせる。タイミン
グ信号発生器24は、更に、トラック認識コードの第3図
に示す磁化領域11の有無を検出するために第6図(B)
に示すフラグ抽出タイミング信号を発生し、これをライ
ン29によってフラグ検知ラッチ回路25に送り、且つ第3
図の磁化領域12〜18の対応信号を抽出するために第6図
(C)に示すカウンタ制御信号をライン30によってカウ
ンタ26に送り、且つ第2図に示すサーボバーストA及び
Bを抽出するためのタイミング信号をライン31、32によ
って位置信号形成回路22に送る。
フラグ検知ラッチ回路25は、第6図(B)に示すフラグ
抽出タイミング信号が高レベルの期間にのみ第6図
(A)のコンパレータ23の出力パルスに応答する。即
ち、磁化領域11に対応するコンパレータの出力パルス11
aに応答して第6図(D)に示す如く高レベルのラッチ
出力即ちフラグを発生し、これをライン33でマイクロコ
ンピュータ27に送る。
カウンタ26は第6図(C)に示すカウンタ制御信号が高
レベルの期間のみ第6図(A)のコンパレータ23の出力
パルスに応答する。即ち、第3図のトラック認識コード
の磁化領域12〜18に対応する第6図(A)のコンパレー
タ出力パルス12a〜18aを計数して3ビットライン34に第
6図(E)に示す計数出力を発生する。なお、タイミン
グ信号発生器24はカウンタ26及びフラグ検知ラッチ回路
25に第2図及び第3図に示す同期信号領域の検出信号に
応答してリセット信号を供給する。従って、カウンタ26
はサーボセクタ毎にトラック認識コード(磁化領域12〜
18)を計数する。第6図のt1時点よりも前の期間では7
個の磁化領域12〜18に対応して7個のコンパレータ出力
パルス12a〜18aが発生しているので、カウンタ26の出力
は2進数の[111]になり、t1時点よりも後では3個の
磁化領域12、13、14の検出に基づいて3個のパルス12
a、13a、14aが発生しているので、カウンタ26の出力は
2進数の[011]になる。今、第3図のトラックT0〜T7
に注目すると、カウンタ26はトラックT0〜T7に対応して
[000][001][010][011][100][101][110]
[111]の出力を発生し、8個のトラックT0〜T7を完全
に区別することができる。8個のトラックT0〜T7を区別
するために、一般には3ビットの2進数をディスク1に
記録する。しかし、本実施例のディスク1では2進数で
トラック8の判別信号(アドレス)が記録されず、第3
図に示す如く磁化領域12〜18の数を変えることによって
トラックを区別している。従って、8個のトラックT0〜
T7を区別するために7個の磁化領域12〜18が必要にな
る。磁化領域12〜18は漸増及び増減するように配置され
ているので、誤りの少ないトラック認識コード検出が可
能になる。即ち、磁化領域12〜18が漸増及び漸減してい
るので、カウンタ26で磁化領域12〜18の個数を計数する
時に大幅な誤差が生じ難い。
トラックT0〜T7の前半分グループとトラックT8〜T15の
後半分グループとの区別は磁化領域11の有無によって達
成する。マイクロコンピュータ27は内蔵するソフトによ
って次の変換を行う。磁化領域11が有ることに対応して
フラグ検知ラッチ回路25の出力ライン33のフラグが論理
の[1]の場合には、カウンタ26の出力をそのままトラ
ック識別データとする。即ち、トラックT0〜T7において
は、第6図(E)に示すカウンタ26による磁化領域12〜
18の読み取り出力がそのままトラック識別データとな
る。一方、磁化領域11が無いためにフラグが論理の
[0]である場合には、10進数における15−カウンタ出
力値に対応する演算が行われる。即ちトラックT8に対応
して15−7=8、トラックT9に対応して15−6=9、ト
ラックT10に対応して15−5=10、トラックT11に対応し
て15−4=11、トラックT12に対応して15−3=12、ト
ラックT13に対応して15−2=13、トラックT14に対応し
て15−1=14、トラックT15に対応して15−0=15と等
価な演算が2進数で行われる。この結果、15個のトラッ
クT0〜T15を8個の磁化領域11〜18で完全に区別するこ
とが可能になる。
あるトラック群から別のトラック群の目的トラックにヘ
ッド5を移動させるシーク動作は後で述べる。
第1図の位置信号形成回路22は、ヘッド5が目的トラッ
ク8の中心に一致するように位置決めされているか否か
を示す位置信号を形成する回路である。この位置信号形
成回路22は、第5図に示す如く第1及び第2のピークホ
ールド回路36、37と、2つの差動増幅器38、39と、切換
スイッチ40とから成る。第1のピークホールド回路36は
リード増幅器20から得られる第2図に示すサーボバース
トAの読み取り信号のピークをライン31のタイミング信
号によって抽出し、これをホールドして出力する。第2
のピークホールド回路37はリード増幅器20から得られる
第2図に示すサーボバーストBの読み取り信号のピーク
をライン32のタイミング信号によって抽出し、これをホ
ールドして出力する。一対の差動増幅器38、39は共に第
1及び第2のピークホールド回路36、37の出力の差を求
めるものであるが、互いに反対極性となるように第1及
び第2のピークホールド回路36、37に接続されている。
これは、第2図に示す如くサーボバーストA、Bが2つ
のトラックで共用するように書き込まれているために、
サーボバーストA、Bのトラック中心に対する片寄りの
方向が1トラック毎に変化することを補正するためであ
る。トラックが奇数であるか偶数であるかを示す信号が
マイクロコンピュータ27からライン41によって位置信号
形成回路22の切換スイッチ40に与えられる。偶数トラッ
クにヘッド5が位置している時には第1の差動増幅器38
の出力即ち第2のピークホールド回路37の出力から第1
のピークホールド回路36の出力を減算した信号がスイッ
チ40を介して送出され、奇数トラックにヘッド5が位置
している時には第2の差動増幅器39の出力即ち第1のピ
ークホールド回路36の出力から第2のピークホールド回
路37の出力を減算した信号がスイッチ40を介して送出さ
れる。差動増幅器38、39の出力は第7図に示す如く、ト
ラック8の中心とヘッド5の中心が一致している時に零
になり、トラックずれが生じると、このずれに対応した
値になる。位置信号形成回路22は位置サーボのためにラ
イン42によって第1図の制御回路43に接続されている。
トラック零検出回路60はコンパレータ23の出力からトラ
ック零検出信号Z1、Z2を検出し、トラック零であるか否
かを示す信号をライン61によってマイクロコンピュータ
27に送る。なお、トラック零検出信号の抽出のタイミン
グを決定するために、トラック零検出回路60はライン62
でタイミング信号発生回路24に接続されている。
マイクロコンピュータ27はライン44によって与えられる
トラック指令信号で指定された目的トラックにヘッド5
を位置決めするための制御を司る。このため、マイクロ
コンピュータ27は8ビットのシークデータライン45とD/
A変換器46とライン47とを介して制御回路43に接続さ
れ、且つシーク方向信号ライン48及びモード指示信号ラ
イン49によっても制御回路43に接続されている。ライン
45のシークデータはボイスコイルモータ47によってヘッ
ド5を目的トラックに移動させるために必要なヘッド移
動量に対応した8ビットデータであり、シーク速度情報
を含むものである。なお、D/A変換器46はシークデータ
をヘッド5の移動速度に対応したアナログ信号に変換し
て制御回路43に送るものである。なお、シークが完了し
た後の位置決めモード時には、D/A変換器46から位置指
示基準信号(例えば零ボルト)が発生する。
ライン48のシーク方向信号はヘッド5をディスク1の内
側に移動させるか外側に移動させるかを区別するための
ものである。
ライン49のモード指示信号はシークモードか位置決め
(トラッキング)モードかを区別する信号である。
速度センサ50はボイスコイルモータ7のコイルと共に磁
界中を移動し、ヘッド5の移動速度及び移動方向に対応
する電圧を発生する速度検出コイルから成り、速度信号
をライン51を介して制御回路43に与える。
制御回路43は第4図に原理的に示す如く、位置制御用誤
差増幅器52と速度制御用誤差増幅器53とを含む。位置制
御用誤差増幅器52の一方の入力端子はスイッチ54を介し
て位置信号ライン42に接続され、他方の入力端子はスイ
ッチ55の接点aを介して又は反転回路56とスイッチ55の
接点bを介して第1図のD/A変換器46の出力ライン47に
接続されている。速度制御用誤差増幅器53の一方の入力
端子は速度信号ライン51に接続され、他方の入力端子は
前段の誤差増幅器52の出力端子に接続され、出力端子は
第1図に駆動回路57を介してボイスコイルモータ7に接
続されている。
スイッチ55はライン48のシーク方向信号によって制御さ
れるものであり、シーク方向信号がディスク1の内周か
ら外周にヘッド5を移動することを示す状態(例えば高
レベル)の時には接点bがオンになり、外周から内周に
ヘッド5を移動することを示す状態(例えば低レベル)
の時には接点aがオンになる。
スイッチ54はライン49のモード指示信号で制御される。
モード指示信号がシークモード即ち速度制御モードを示
す状態(例えば高レベル)の時にはスイッチ54がオフに
なり、モード指示信号が位置制御(トラッキング制御)
を示す状態(例えば低レベル)の時にはスイッチ54がオ
ンになる。
第1図のボイスコイルモータ7はストッパ58を有してい
る。このストッパ58はヘッド5がディスク1の最外周の
トラック零よりも大幅に外側に移動することを制限す
る。
[動 作] このディスク装置におけるシークはディスク1の最外周
のトラック零を基準にして行われる。このため、電源投
入又はキャリブレーション指令に応答してディスク1が
回転され、ヘッド5はトラック零に位置決めされる。即
ち、電源投入に同期してヘッド5をディスク1の外周方
向に移動させる指令がマイクロコンピュータ27で作成さ
れ、ヘッド5がトラック零に向うようにボイスコイルモ
ータ7が制御される。ヘッド5がトラック零に向かって
移動すると、ストッパ58によってヘッド5がトラック零
よりも外周に移動することが制限される。しかる後、ト
ラック零検出信号Z1、Z2が得られるようにヘッド5が移
動され、これによりトラック零が検出回路60からトラッ
ク零を示す信号がライン61でマイクロコンピュータ27に
送られ、マイクロコンピュータ27はヘッド5の移動制御
を停止する。その後サーボバーストA、Bの検出による
位置信号に基づいてヘッド5をトラックT0の中心に位置
決めする。そして、マイクロコンピュータ27に内蔵され
ているトラックアドレスカウンタをリセットする。この
アドレスカウンタはトラックT0を基準にしてヘッド5の
ディスク1上の位置に対応した値を出力する。
ところで、ディスク1の外周から内側に向って配置され
ているトラックT0からトラックTnまで全トラックをトラ
ック認識コードを順次に正確に読み取ったと仮定すれ
ば、フラグ検知ラッチ回路25の出力とカウンタ26の出力
とに基づいてマイクロコンピュータ27内で第9図に示す
ように10進数の0〜15に対応する変換コード出力を周期
的に得ることができる。なお、変換コード出力は前述し
た15−カウンタ値である。しかし、実際の高速シーク時
にはヘッド5を第8図に示す如くトラック8を斜めに横
切るように移動させ、且つサーボセクタは飛び飛びに配
置されているので、各トラックからトラック認識コード
を読み取ることは不可能である。しかし、16トラックか
ら成るトラック群内で少なくとも1回(好ましくは2回
以上)の確率でトラック認識コードの読み取りができる
ようにヘッド5の最大移動速度が設定されている。この
結果、トラック群の切り換わりをマイクロコンピュータ
27で判定することが可能になる。目的トラックにヘッド
5を移動する際に、通過したトラック群の数と目的トラ
ックが属する群内での目的トラックのコードとを知るこ
とができれば、ヘッド5を完全に目的トラックに位置決
めすることができる。
次に、第9図を参照してトラックT0からトラックT46に
ヘッド5を移動させる時の動作を原理的に説明する。目
的トラックT46がマイクロコンピュータ27に与えられる
と、マイクロコンピュータ27はヘッド5の現在位置を判
定する。ヘッド5の現在位置はトラックT0であると仮定
しているので、マイクロコンピュータ27は目的トラック
T46と現在トラックT0との差T46−T0=46を求める。これ
により、ヘッド5の移動トラック数が46であることが分
る。マイクロコンピュータ27はこの移動トラック数46に
適合するシークデータ(シーク速度データ)とシーク方
向信号とを作成する。即ち、ヘッド5を46トラック分高
速移動させるために必要なボイスコイルモータ7の電流
値の情報を有するシークデータ(シーク速度データ)を
8ビットライン45に送る。D/A変換器46からはこのシー
クデータに対応するアナログ信号が得られ、ボイスコイ
ルモータ7はこのアナログ信号に対応した制御状態にな
る。速度センサ50による速度制御回路が設けられている
ので、シークデータで指定された速度と速度センサ50で
検出された速度とが等しくなるような速度制御が行われ
る。なお、前述したようにトラック群内で少なくとも1
回はトラック認識コードを読み取ることができるように
ヘッド5の最高移動速度を制限する。
目的トラックT46にヘッド5を移動させるシークデータ
(速度データ)が決定し、ヘッド5の移動が開始する
と、ディスク1は回転中であるので、ディスク1に渦巻
状のヘッド走査軌跡が生じ、ヘッド5は第8図において
矢印59で示すようにトラック8を斜めに横切る。トラッ
ク8をヘッド5が横切る場所がサーボセクタであるとは
限らない。第9図は、トラックT6、T12、T19、T27、T3
6、T42、T45、T46をヘッド5が横切った時にサーボセク
タのトラック認識コードの読み取りが可能であり、その
他のトラックをヘッド5が横切った時にはトラック認識
コードの読み取りが不可能であったことを示す。
トラックT6をヘッド5が横切ることによって第3図に示
す磁化領域11、12、13、14、15、16、17に対応するフラ
グ及びカウンタ出力がライン33、34からマイクロコンピ
ュータ27に与えられると、マイクロコンピュータはトラ
ックT6であることを認識し、残りのヘッド移動量T46−T
6=40を求め、更にこの移動量40に適合する新しいシー
クデータ(シーク速度データ)を形成し、ライン45に出
力する。これにより、常に最適速度でヘッド5は移動す
る。トラックT12、T19、T27、T36、T42、T45をヘッド5
が横切ってトラック認識コードが読み取られた場合にも
同様に新しいシークデータ(シーク速度データ)が形成
される。ヘッド5の移動速度はT0〜T15の第1のトラッ
ク群、T16〜T31の第2のトラック群、T32〜T47の第3の
トラック群の中で少なくとも1回はトラック認識コード
が得られるように決定されているので、検出されたトラ
ック認識コードの値の変化によってトラック群の移り変
りを知ることができる。即ち、マイクロコンピュータ27
は、フラグとカウンタ出力に基づく第9図の変換コード
出力が大きい値から小さい値に変化した時にトラック群
の移り変りがあったと仮定する。例えば、トラックT12
に対応する変換コード出力(15−3=12)が得られた後
にトラックT19に対応する変換コード出力3が得られた
時には変換コード出力の12から3への減少によりトラッ
ク群が変化したことを知る。トラックT0〜T15から成る
第1のトラック群の隣りの第2のトラック群において変
換コード出力が3になるトラックはT19のみであるか
ら、マイクロコンピュータ27は直ちにヘッド5がトラッ
クT19を横切ったことを知ることができる。
この様にして目的トラックT46の近くのトラックT42にお
いてトラック認識コードが得られ、残りのヘッド移動量
がT46−T42=4であることをマイクロコンピュータ27が
判定すると、ヘッド5を低速移動させるシークデータ45
が発生し、同一トラック群内でのヘッド5のトラック認
識コードの読み取り回数が多くなり、目的トラックT46
のトラック認識コードの検出も可能になる。ヘッド5が
目的トラックT46を行き過ぎた時には勿論シーク方向を
反転させてヘッド5を目的トラックT46に戻す。
今、スタートトラックがT0、目的トラックがT46の場合
について述べたが、スタートトラック及び目的トラック
が任意トラックの場合にも全く同様の動作になる。
本実施例は次の利点を有する。
(1) 第3図のトラックT0〜T7の範囲に示すように磁
化領域12〜18が規則的に配置されているので、磁化領域
(磁化反転)の読み取り誤差が発生し難い。また、磁化
領域(磁化反転)の読み取り誤差が生じても、誤差を小
さな値(例えば1トラック内)に抑えることが出来る。
(2) トラック群に分けたので、トラック認識コード
の長さ(ビット数)を短くすることができ、高速読み取
りが可能になる。即ち、第8図に示すような斜め走査に
よる読み取りも可能になる。
(3) T0〜T15のトラック群をT0〜T7の前半分とT8〜T
15の後半分とに分け、これを区別するための磁化領域11
を設けたので、16トラックを8個の磁化領域11〜18で区
別することができる。又、16トラックをフラグ1ビット
とカウンタ26の出力3ビットとの合計4ビットで区別す
ることができる。
(4) 変換コード出力を第9図に示すように得ること
ができるので、トラック群の識別を容易に達成すること
ができる。
(5) シーク時に、トラック認識コードが検出される
毎に新しいシークデータ(シーク速度データ)を形成す
るので、ヘッド5を最適速度で目的トラックに移動させ
ることができる。
(6) エンコーダ方式に比較し、高価なエンコーダが
不要であるので、コストの低減ができる。
(7) サーボ面サーボ方式に比較し、専用のサーボ面
が不要になるので、ディスクの使用効率が良くなる。
又、高価なサーボ面の形成装置(記録装置)が不要にな
る。
(8) ステップモータを使用する方式に比較し、シー
ク時間の短縮が可能になる。
[変形例] 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。
(1) ボイスコイルモータ7の代りに直流モータを使
用してもよい。
(2) 各トラック群に群を区別するためのコードを書
き込み、このコードをヘッド5で検出して群を識別して
もよい。
(3) トラック零検出信号Z1、Z2を書き込む代りに、
ストッパ58にトラック零検出スイッチを設け、これに基
いてトラック零T0を検出してもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係わる磁気ディスク装置を示
すブロック図、 第2図は第1図のディスクのトラックの一部を展開して
示す図、 第3図は第2図のサーボセクタの一部を示す図、 第4図は第1図の制御回路を示すブロック図、 第5図は第1図の位置信号形成回路を示すブロック図、 第6図は第1図の各部の状態を示す波形図、 第7図はヘッド位置の変化と位置信号との関係を示す波
形図、 第8図はシーク時のヘッドの軌跡を示す図、 第9図はトラックと変換コード出力との関係を示す図で
ある。 1……ディスク、5……ヘッド、7……ボイスコイルモ
ータ、8……トラック、9……サーボセクタ、11、12、
13、14、15、16、17、18……磁化領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 一彦 東京都武蔵野市中町3丁目7番3号 テイ アック株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−165279(JP,A) 特開 昭58−218079(JP,A) 特開 昭54−80719(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のトラックを有する記録媒体磁気ディ
    スクと、 前記ディスクの回転手段と、 前記ディスクに関係して信号を変換するヘッドと、 前記ヘッドを前記ディスクの半径方向に移動させるため
    のヘッド移動手段とを有する磁気ディスク装置におい
    て、 前記複数のトラックは複数の群に分割され、 前記複数の群は少なくとも第1、第2、第3及び第4の
    トラックをそれぞれ有し、 前記第1のトラックを認識するために前記第1のトラッ
    クの第1及び第2の角度位置に磁化領域がそれぞれ設け
    られ、 前記第2のトラックを認識するために前記第2のトラッ
    クの前記第1及び第2の角度位置に磁化領域がそれぞれ
    設けられていると共に、第3の角度位置にも磁化領域が
    設けられ、 前記第3のトラックを認識するために前記第3のトラッ
    クの前記第2及び第3の角度位置に磁化領域がそれぞれ
    設けられ、 前記第4のトラックを認識するために前記第2の角度位
    置に磁化領域が設けられ、 前記第1、第2及び第3の角度位置はこの順番で互いに
    隣り合うように決定されていることを特徴とする磁気デ
    ィスク装置。
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