JPH07276916A - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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- JPH07276916A JPH07276916A JP6066848A JP6684894A JPH07276916A JP H07276916 A JPH07276916 A JP H07276916A JP 6066848 A JP6066848 A JP 6066848A JP 6684894 A JP6684894 A JP 6684894A JP H07276916 A JPH07276916 A JP H07276916A
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- circumferential direction
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- tread
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/80—Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
- Y02T10/86—Optimisation of rolling resistance, e.g. weight reduction
Landscapes
- Tires In General (AREA)
Abstract
間に跨がって延びるトレッド部3がトロイド状に連な
り、これ等各部分の周囲をゴムで被覆したタイヤにし
て、上記サイドウォ−ルにおけるトレッド部に近接した
バットレス10に、周方向に向かって複数のえぐり部1
1を間隔を置いて備える空気入りタイヤ。
Description
空気入りタイヤに関するものである。
響を与えるもので、近年の地球環境保護に関する意識の
高まりと共に、タイヤの転がり抵抗を低減する必要性が
従来にも増して生じてきた。タイヤの転がり抵抗を低減
するためには、タイヤの転動に伴う応力・歪みサイクル
によって消費エネルギ−を減少させる必要があり、タイ
ヤをビ−ド部、このビ−ド部から径方向外側に延びるサ
イド部、両サイド部に跨がって位置するトレッド部と部
位別に消費エネルギ−を比較すると、トレッド部が最も
大きいとされ、そのためトレッド部に、耐摩耗性等の他
の重要特性が著しく損なわれない範囲で転がり抵抗に適
したゴムを使用したり、摩耗寿命を通じ表面に現れない
トレッドのベ−ス部に上記ゴムを埋設する等、トレッド
部のゴム質の面から転がり抵抗の低減が図られてきた。
の接地面における挙動を発明者が詳細に調べたところに
よると、タイヤが回転してトレッド部が接地域に入る
と、ショルダ−ブロックに近接するバットレス部(サイ
ドウォ−ルの上部)には、周方向に著しく伸長する伸び
変形と、トレッド部のショルダ−部分をタイヤの赤道面
の方向に押し込もうとする曲げを含む圧縮変形が発生
し、その結果、この部分の内部においては周方向と軸方
向の剪断歪みとして、タイヤを部分的にみた場合周期的
に、また全体ででみた場合連続して作用するためこの部
分の発熱温度が際立って高く、この場合のロスが、タイ
ヤの転がり抵抗に大きく影響することが分かった。そこ
でトレッドに連なるバットレス部の消費エネルギ−を低
減することによって、従来行われてきたようなトレッド
ゴムを変更することなく、タイヤの転がり抵抗を効果的
に低減し得ることが分かった。
低減したタイヤを提供することを目的とする。
ウォ−ルと、両サイドウォ−ル間に跨がって延びるトレ
ッド部がトロイド状に連なり、これ等各部分の周囲をゴ
ムで被覆したタイヤにして、上記サイドウォ−ルにおけ
るトレッド部に近接したバットレスに、周方向に向かっ
て複数のえぐり部を間隔を置いて備えることを特徴とす
る空気入りタイヤである。
レッドに近接したバットレス部に被覆ゴムを切り欠いた
複数のえぐり部を間隔を置いて周方向に備えている。そ
のため前に述べたように、走行時にトレッド部が接地域
を通過するときバットレスに発生する周方向と軸方向の
周期的剪断歪みが効果的に抑えられ、その結果としてこ
の部分の低ロス化による転がり抵抗の低減が達成できる
のである。バットレスのえぐり部については、周方向に
エンドレスで連なる溝状の切り欠きも考えられるが、切
り欠き方によってはその部分の剛性低下を来し、撓みの
増加による曲げ歪みがかえって増加して、予期した程転
がり抵抗は減少しないし、耐久性の面でも問題が生じる
ことが多い。本発明におけるタイヤのように、えぐり部
を間隔を置いて設けた場合、撓みの不所望な増加を抑制
することができるため、耐久性に問題なく、本発明の目
的に対して好結果がもたらされるのである。
おける実施例を示すタイヤの部分断面図、図2は図1に
示すタイヤの部分側面図である。図においてタイヤ1
は、一対のサイドウォ−ル2 と、両サイドウォ−ル2 間
に跨がって円筒状に延びるトレッド部3 がトロイド状に
連なり、それ等の周囲を被覆ゴム、または外被ゴム4で
被覆している。図においてタイヤの右半分を省略してい
るが、赤道面O に対して左右対称である。符号5 はサイ
ドウォ−ル2 の先端部に埋設したビ−ドリングであり、
その回りに巻き上げられた端部をもつカ−カス6 が、サ
イドウォ−ル2およびトレッド部3 の領域を通って延
び、またカ−カス6 とトレッド部3 との間に、このトレ
ッド部の幅いっぱいに亙って延びるベルト層7 を配置し
強化している。カ−カス6 は、ポリエステル、レ−ヨ
ン、ナイロンで代表される繊維コ−ドを、赤道面O に対
しほぼ90°(ラジアル)に配列したプライの少なくと
も1枚からなり、またベルト層には、スチ−ルおよび/
またはアラミド等の非伸長性コ−ドを赤道面O に対し1
0°〜30°の角度で傾斜配列したプライの少なくとも
2枚を、それ等のコ−ドが交差するように重ね合わせた
主幹層8 と、その周囲にナイロン等の熱収縮性コ−ドの
複数本(ゴム引きリボン状体)を、赤道面O とほぼ平行
に螺旋状巻回して形成した補助層9 より成る構造を適用
することができる。
は、そのトレッド部3 に近接したバットレス10にえぐり
部11を、周方向間隔d を置いてタイヤの周方向に複数備
えるものとする。えぐり部11は、長径y が周方向を向い
たほぼ楕円形、四隅を丸めた長方形等周方向に向かって
比較的細長く窪んだ凹所である。えぐり部11の実質上最
深部に相当する底B は、走行時においてバットレス10の
被覆ゴムに発生する剪断歪みが最も大きい部分に対応
し、そしてこの底B の径方向、および周方向両端からバ
ットレス10の外表面に向かって末広がりに深さを減じた
形状である。
ド部の接地端E から離して設ける必要があり、そのため
のえぐり部の上端P と接地端E との距離f は5〜15mm
の範囲が適当である。ここで接地端とは、タイヤに対し
JATMA 規格で定める正規内圧・荷重を平板上において加
えたときの接地端である。えぐり部の幅または短径x
と、長さまたは長径y はタイヤサイズにもよるが、夫々
10〜30mmおよび20〜40mmが好ましい。その理由
は、えぐり部の幅x については、バットレス部の被覆ゴ
ムにおける剪断歪みの発生区域に対応する数値範囲であ
り、また長さy は、えぐり部11の周方向距離d と関係
し、20mmに満たない場合、えぐる範囲が狭きに過ぎて
変形の効果的な遮断ができず、予期した転がり抵抗の低
減が得られない。一方40mmを越えると範囲が広がり過
ぎて、連続してえぐったものと同様、耐久性が問題とな
って、この場合も好ましくない。従って距離d は30〜
40mmが好ましく、この範囲においてえぐり部長さy と
えぐり部相互間隔d をほぼ等しくするか、距離d を多少
大きく設けることが一層好ましい。えぐり部の最大深さ
はその部分の最大厚みに対し30%以上が好ましい。但
し底B につき、この部分に近接した位置するカ−カス6
、ベルト層7 等の補強層から最低限1mmは離す必要が
あり、そのため深さの上限は自ら決まってくる。
65R14 サイズの乗用車用タイヤを用い、図1、2に示す
えぐり部を左右バットレスに設けた本発明品に、幅x を
もって左右バットレスの発明品と同じ位置にエンドレス
溝を設けた比較品1と、えぐり部または溝をバットレス
部に備えない比較品2を交え転がり抵抗、および耐久テ
ストを行って評価した。テストタイヤを準備するに当た
って、カ−カスをポリエステルコ−ドプライが2枚のラ
ジアル構造、ベルト層をスチ−ルコ−ドのプライ2枚の
主幹層にナイロンコ−ドの補助層を1枚加えた構造を共
通して用いた。上記えぐり部並びに溝の詳細と、テスト
結果については表1に示す通りである。テストに当たり
転がり抵抗の測定条件として、2.0Kgf/Cm2 の内圧、
440Kgf の荷重を適用し、直径1707mmの表面が平
滑なスチ−ルドラム上での楕行法によって行った。そし
て耐久テストは、室温35°C の下、速度100Km/Hに
より2時間走行後、10Km/H・30分ずつステップアッ
プさせて行き、破壊したときの速度と走行時間で比較し
た。そして発明品を100とし、この値より大きいとき
耐久性が良く、小さいとき悪いと云う評価を行った。
が激しく発生するタイヤのバットレスに複数のえぐり部
を間隔を置いて周方向に配置することによって、耐久性
を犠牲にすることなく転がり抵抗を有利に低減すること
ができるのである。
Claims (1)
- 【請求項1】 一対のサイドウォ−ルと、両サイドウォ
−ル間に跨がって延びるトレッド部がトロイド状に連な
り、これ等各部分の周囲をゴムで被覆したタイヤにし
て、上記サイドウォ−ルにおけるトレッド部に近接した
バットレスに、周方向に向かって複数のえぐり部を間隔
を置いて備えることを特徴とする空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06684894A JP3419881B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06684894A JP3419881B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07276916A true JPH07276916A (ja) | 1995-10-24 |
JP3419881B2 JP3419881B2 (ja) | 2003-06-23 |
Family
ID=13327687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06684894A Expired - Lifetime JP3419881B2 (ja) | 1994-04-05 | 1994-04-05 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3419881B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036774A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
US20120060994A1 (en) * | 2009-06-01 | 2012-03-15 | Satoshi Hayashi | Pneumatic tire |
JP2012086756A (ja) * | 2010-10-21 | 2012-05-10 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
CN113874225A (zh) * | 2019-06-11 | 2021-12-31 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
JP5836286B2 (ja) * | 2011-02-14 | 2015-12-24 | 株式会社ブリヂストン | 空気入りタイヤ |
-
1994
- 1994-04-05 JP JP06684894A patent/JP3419881B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036774A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Toyo Tire & Rubber Co Ltd | 空気入りタイヤ |
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CN102448746A (zh) * | 2009-06-01 | 2012-05-09 | 住友橡胶工业株式会社 | 充气轮胎 |
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CN113874225A (zh) * | 2019-06-11 | 2021-12-31 | 株式会社普利司通 | 轮胎 |
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JP3419881B2 (ja) | 2003-06-23 |
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