JPH0727643A - ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー - Google Patents

ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー

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Publication number
JPH0727643A
JPH0727643A JP19187793A JP19187793A JPH0727643A JP H0727643 A JPH0727643 A JP H0727643A JP 19187793 A JP19187793 A JP 19187793A JP 19187793 A JP19187793 A JP 19187793A JP H0727643 A JPH0727643 A JP H0727643A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
oxide film
etching
pressure sensor
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP19187793A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoto Aizawa
清人 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価で高精度に作製し得るピエゾ抵抗型半導
体圧力センサーの新規な構造を提供する。 【構成】 Si単結晶基板の一方の主面側にくぼみを設
けてリム付きダイアフラムを形成し、該くぼみ底部のダ
イアフラム上にピエゾ抵抗体歪ゲージを形成した構造で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工業計測や自動車等の
分野で用いられるピエゾ抵抗型半導体圧力センサー素子
の新規な構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のピエゾ抵抗型半導体圧力センサー
素子は図2に示すように、Si単結晶基板1の下面側に
平坦な底部を有するくぼみを設けることによりリム付き
ダイアフラム2が形成され、該基板1の上面側に酸化膜
3が設けられ、該酸化膜3の上部にノンドープ多結晶S
i層4を有し、該ノンドープ多結晶Si層4中に歪抵抗
体5が形成され、該歪抵抗体5の上部には電極6が設け
られると共に該電極6の配線部と多結晶Si層4の間
に、絶縁膜7が介在され、ピエゾ抵抗体歪ゲージは歪抵
抗体5と電極6により構成される構造となっている。こ
の素子構造はSi基板表面上に先ず歪ゲージを形成し、
最後に基板裏面を周縁部を残してエッチングしてくぼみ
を形成し、リム付きダイアフラム2を形成することによ
り得られる。該周縁部はダイアフラムのリムとなる。
【0003】このダイアフラム2は通常10〜100μ
m程度の厚さとされ、該ダイアフラム2に外部からの圧
力8または9がかかるとダイアフラム2が変形し、これ
に伴いダイアフラム2上方の歪抵抗体5の抵抗率がピエ
ゾ効果によって変化する。この抵抗率の変化量は基板の
結晶方位に依存し、加えられた力と関係のある電気信号
に変換して検出することができるので、これを圧力の検
出に用いることができる。図2において、左右2つの歪
ゲージが図示されているが、これらを横方向配列とし、
更に縦方向配列の2つの歪ゲージと合わせて4つの歪ゲ
ージでブリッジ回路を形成することにより、圧力変化を
ブリッジ出力として検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような素
子構造は1枚のSi単結晶基板に多数形成し、最後にダ
イシングして各素子に切離すのが一般的であるが、上記
のように従来の素子は、Si単結晶基板の表面に作製さ
れた歪ゲージの位置に合わせてSi基板裏面にダイアフ
ラムを形成する必要があり、素子の小型化に伴い、表面
の歪ゲージと裏面ダイアフラムの位置合わせは十分な精
度が必要となっている。この精度を出すためには、一般
に使用されているマスクアライメント装置では不十分
で、高価な両面マスク合わせのできる装置が必要であ
り、コスト高になる欠点がある。また、両面の位置合わ
せは時間がかかり、生産効率の面でも不利である。さら
に、ダイアフラムを形成するためにレジストを基板に塗
布し、露光、現像、エッチングし、レジストを剥離する
という工程が必要であるが、この工程において既に形成
されている歪ゲージに損傷や汚染を与える恐れもある。
歪ゲージに損傷や汚染が入ると、素子性能は著しく劣化
する。
【0005】本発明の目的は、歪ゲージとダイアフラム
をSi基板の別々の面に形成するために生ずる歪ゲージ
への損傷、汚染を低減し、さらに、歪ゲージとダイアフ
ラムを高価なマスクアライメント装置を使用せずに精度
よく配置し、安価で高精度に作製し得るピエゾ抵抗型半
導体圧力センサーの構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のセンサーは、Si単結晶基板の一方の主面側に
平坦な底部を有するくぼみが設けられてリム付きダイア
フラムが形成され、該くぼみ底部のダイアフラム上に少
なくとも1個のピエゾ抵抗体歪ゲージが形成されている
点に特徴がある。
【0007】
【作用】本発明に用いるSi単結晶基板は半導体装置製
造用に市販されているもので良く、ダイアフラム、抵抗
体歪ゲージの製造には、公知の半導体製造技術をそのま
ま適用することができる。ピエゾ抵抗型半導体圧力セン
サーを上記構造としたためダイアフラム、抵抗体歪ゲー
ジの形成を基板の片面のみの処理でできることになり、
フォトリソグラフィーの工程において問題となっていた
ダイアフラム部とピエゾ抵抗体、電極等の歪ゲージ部と
のSi基板の表裏での位置合わせが不用となり、はるか
に簡単に素子を作製できる。また、使用するフォトリソ
グラフィー装置も片面の位置合わせでよいため標準品が
使用できる。さらに、ダイアフラム形成後に同一面に歪
ゲージを製作するため、従来ダイアフラム形成時に歪ゲ
ージが底面になるために起こっていた歪ゲージ部への汚
染や損傷の恐れがなくなった。
【0008】
【実施例】図1は本発明のピエゾ抵抗型半導体圧力セン
サーの構造の一例を概念的に示す断面図である。Si単
結晶基板21の上面側に平坦な底部を有するくぼみが設
けられてリム付きダイアフラム22が形成され、厚さ1
0〜100μmのダイアフラム22上に酸化膜23が形
成され、該酸化膜23上にピエゾ抵抗体となる不純物ド
ープ多結晶Si層24が形成されている。多結晶Si層
24上には内部電極25が設けられ、該内部電極25と
リム上に配置される外部電極26とは配線27によって
接続されている。多結晶Si層24、内部電極25、外
部電極26および配線27は、間にある絶縁膜28によ
り分離され、最上部はパッシベーション膜29で覆われ
ており、歪ゲージは、不純物ドープ多結晶Si層24、
内部電極25、外部電極26および電極をつなぐ配線2
7により構成される構造となっている。
【0009】図1において、左右2つの歪ゲージが図示
されているが、これらを横方向に感度を持つピエゾ抵抗
体とし、更に縦方向に感度を持つ2つの歪ゲージを配置
すれば、各方向のピエゾ抵抗体は、それぞれの方向に応
じた圧力の増減で抵抗率が増減し、これら2組の歪ゲー
ジでブリッジ回路を形成して圧力の検出を行うことがで
きる。
【0010】このようなピエゾ抵抗型半導体圧力センサ
ーの製作手順は、先ずSi単結晶基板21の熱酸化を行
って酸化膜を形成し、フォトリソグラフィーとエッチン
グにより基板21上面の酸化膜にくぼみ形成のための窓
を明ける。次にシリコンに対して異方性エッチングが可
能なエッチャントにより上記窓明けされた部分からエッ
チングを行い、Si基板21に平坦な底部を有するくぼ
みを形成し、同時にリム付きダイアフラム22を形成す
る。その後、ダイアフラム22表面のクリーニングのた
め更に一旦熱酸化し、形成された酸化膜をエッチングに
より全部除去する。以上の工程により表面清浄なSi製
リム付きダイアフラム22が形成される。
【0011】次に、ダイアフラム22上に熱酸化により
酸化膜を形成し、該酸化膜上に不純物ドープの多結晶S
i層を堆積し、パターニングを行うことによりダイアフ
ラム21上にのみ酸化膜23を残し、該酸化膜23上に
独立のピエゾ抵抗体24を形成する。抵抗体パターン形
成後、素子分離のための酸化膜28を全面に形成し、フ
ォトリソグラフィーとエッチングにより抵抗体24上の
該酸化膜28に電極形成用の穴あけ50を行う。続いて
導電材料を堆積し、フォトリソグラフィーとエッチング
により内部電極25、外部電極26および配線27を形
成する。そして上面全面にパッシベーション膜29を堆
積し、最後に検出信号を外部に取り出すためのリード線
を外部電極26に接続してセンサーが完成する。
【0012】本発明のピエゾ抵抗型半導体圧力センサー
によれば、従来の素子構造によるセンサーの特性とほぼ
同程度の感度が得られ、また、従来構造の素子に比べて
収率が大幅に向上する。
【0013】
【発明の効果】本発明により、ピエゾ抵抗型半導体圧力
センサーを安価に且つ高精度に作製し得るようになり、
用途が一層拡大することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のピエゾ抵抗型半導体圧力センサーの構
造の一例を概念的に示す断面図である。
【図2】従来のピエゾ抵抗型半導体圧力センサーの構造
を概念的に示す断面図である。
【符号の説明】
21 Si単結晶基板 22 ダイアフラム 23 酸化膜 24 多結晶Si層 25 内部電極 26 外部電極 27 配線 28 絶縁膜 29 パッシベーション膜

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si単結晶基板の一方の主面側に平坦な
    底部を有するくぼみが設けられてリム付きダイアフラム
    が形成され、該くぼみ底部のダイアフラム上に少なくと
    も1個のピエゾ抵抗体歪ゲージが形成されてなるピエゾ
    抵抗型半導体圧力センサー。
JP19187793A 1993-07-07 1993-07-07 ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー Pending JPH0727643A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19187793A JPH0727643A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19187793A JPH0727643A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0727643A true JPH0727643A (ja) 1995-01-31

Family

ID=16281966

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19187793A Pending JPH0727643A (ja) 1993-07-07 1993-07-07 ピエゾ抵抗型半導体圧力センサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727643A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7829960B2 (en) 2007-12-10 2010-11-09 Seiko Epson Corporation Semiconductor pressure sensor, method for producing the same, semiconductor device, and electronic apparatus
US8356521B2 (en) 2008-10-31 2013-01-22 Seiko Epson Corporation Pressure sensor device

Cited By (2)

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