JPH07276062A - マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置 - Google Patents
マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置Info
- Publication number
- JPH07276062A JPH07276062A JP6085269A JP8526994A JPH07276062A JP H07276062 A JPH07276062 A JP H07276062A JP 6085269 A JP6085269 A JP 6085269A JP 8526994 A JP8526994 A JP 8526994A JP H07276062 A JPH07276062 A JP H07276062A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マルチプルスポット溶接機において、全ての
スポット溶接ガンの溶接電流を瞬時に動作中にでも自動
的に測定できる溶接電流検査装置を提供する。 【構成】 各固定電極チップ近辺の周囲にそれぞれ配置
される電流検出コイル９と、これらの電流検出コイルに
順に通電された溶接電流に応じて誘起された電流検出信
号を順に各スポット溶接ガン２の通電時間内で出力させ
る電流検出信号出力手段１１と、各スポット溶接ガン２
を識別するための文字もしくは記号信号を出力するガン
識別信号発生手段１２と、このガン識別信号発生手段の
出力信号に応じて各スポット溶接ガン２を特定する文字
もしくは記号を時間軸方向へ順に表示すると共に、その
各表示位置に電流検出信号出力手段１１で出力される所
属の検出電流信号をレベル表示する表示装置１３とを備
えている。
スポット溶接ガンの溶接電流を瞬時に動作中にでも自動
的に測定できる溶接電流検査装置を提供する。 【構成】 各固定電極チップ近辺の周囲にそれぞれ配置
される電流検出コイル９と、これらの電流検出コイルに
順に通電された溶接電流に応じて誘起された電流検出信
号を順に各スポット溶接ガン２の通電時間内で出力させ
る電流検出信号出力手段１１と、各スポット溶接ガン２
を識別するための文字もしくは記号信号を出力するガン
識別信号発生手段１２と、このガン識別信号発生手段の
出力信号に応じて各スポット溶接ガン２を特定する文字
もしくは記号を時間軸方向へ順に表示すると共に、その
各表示位置に電流検出信号出力手段１１で出力される所
属の検出電流信号をレベル表示する表示装置１３とを備
えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個のスポット溶接
ガンの上下に対向する電極間に通電する溶接電流の異常
を検出するためのマルチプルスポット溶接機の溶接電流
検査装置に関するものである。
ガンの上下に対向する電極間に通電する溶接電流の異常
を検出するためのマルチプルスポット溶接機の溶接電流
検査装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】マルチプルスポット溶接機は、図１に示
すように、個々に支持構造（図示せず）で垂直方向に支
持されたスタッド式スポット溶接ガン２を複数個配列さ
せ、その上側の電極チップ２ａに固設のストール電極３
に装着された下側の固定電極チップ３ａを対向させて構
成されている。そして、電源４により共通給電バー５及
びストール電極３間に電圧印加し、通電タイミング信号
に応答して各スポット溶接ガン２に溶接電流を順に通電
させる。このような溶接機において、設備時又は必要時
に各スポット溶接ガン２の支持構造への分流或は電流路
の非導通に起因する溶接電流の低減もしくは遮断を検出
する場合、電流検出コイルを順に固定電極チップ３ａに
セットし、その誘起電圧を測定器に指示させ、溶接電流
レベルを確認している。
すように、個々に支持構造（図示せず）で垂直方向に支
持されたスタッド式スポット溶接ガン２を複数個配列さ
せ、その上側の電極チップ２ａに固設のストール電極３
に装着された下側の固定電極チップ３ａを対向させて構
成されている。そして、電源４により共通給電バー５及
びストール電極３間に電圧印加し、通電タイミング信号
に応答して各スポット溶接ガン２に溶接電流を順に通電
させる。このような溶接機において、設備時又は必要時
に各スポット溶接ガン２の支持構造への分流或は電流路
の非導通に起因する溶接電流の低減もしくは遮断を検出
する場合、電流検出コイルを順に固定電極チップ３ａに
セットし、その誘起電圧を測定器に指示させ、溶接電流
レベルを確認している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、稼動中の
測定は不可能、各スポット溶接ガンの同時測定は不可
能、連続モニタは不可能、測定に時間を要する、溶接設
備の中に入り込むため危険性を伴う等の問題があった。
測定は不可能、各スポット溶接ガンの同時測定は不可
能、連続モニタは不可能、測定に時間を要する、溶接設
備の中に入り込むため危険性を伴う等の問題があった。
【０００４】本発明は、このような点に鑑みて、全ての
スポット溶接ガンの溶接電流を瞬時に動作中にでも自動
的に測定できるマルチプルスポット溶接機の溶接電流検
査装置を提供することを目的とする。
スポット溶接ガンの溶接電流を瞬時に動作中にでも自動
的に測定できるマルチプルスポット溶接機の溶接電流検
査装置を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項１により、各下側電極近辺の周囲
にそれぞれ配置される電流検出コイルと、これらの電流
検出コイルに順に通電された溶接電流に応じて誘起され
た電流検出信号を順に各スポット溶接ガンの通電時間内
で出力させる電流検出信号出力手段と、各スポット溶接
ガンを識別するための文字もしくは記号信号を出力する
ガン識別信号発生手段と、このガン識別信号発生手段の
出力信号に応じて各スポット溶接ガンを特定する文字も
しくは記号を時間軸方向へ順に表示すると共に、その各
表示位置に電流検出信号出力手段で出力される所属の検
出電流信号をレベル表示する表示装置と、を備えたこと
を特徴とする。
成するために、請求項１により、各下側電極近辺の周囲
にそれぞれ配置される電流検出コイルと、これらの電流
検出コイルに順に通電された溶接電流に応じて誘起され
た電流検出信号を順に各スポット溶接ガンの通電時間内
で出力させる電流検出信号出力手段と、各スポット溶接
ガンを識別するための文字もしくは記号信号を出力する
ガン識別信号発生手段と、このガン識別信号発生手段の
出力信号に応じて各スポット溶接ガンを特定する文字も
しくは記号を時間軸方向へ順に表示すると共に、その各
表示位置に電流検出信号出力手段で出力される所属の検
出電流信号をレベル表示する表示装置と、を備えたこと
を特徴とする。
【０００６】また、請求項２により、各下側電極近辺の
周囲にそれぞれ配置された電流検出コイルと、これらの
電流検出コイルに溶接電流に応じて誘起された電流検出
信号の電流レベルを検出する電流レベル検出手段と、こ
の電流レベル検出手段で検出されたそれぞれの電流レベ
ルを所属の各スポット溶接ガンを特定して数値表示する
表示装置と、を備えるようにすることもできる。
周囲にそれぞれ配置された電流検出コイルと、これらの
電流検出コイルに溶接電流に応じて誘起された電流検出
信号の電流レベルを検出する電流レベル検出手段と、こ
の電流レベル検出手段で検出されたそれぞれの電流レベ
ルを所属の各スポット溶接ガンを特定して数値表示する
表示装置と、を備えるようにすることもできる。
【０００７】
【作用】請求項１において、電流検出コイルに誘起され
た電流検出信号は互に加算されないように電流検出信号
出力手段で時間幅を制限されて表示装置に供給される。
その表示画面には、各スポット溶接ガンを特定する文字
もしくは記号が時間軸方向へ順に表示され、その各表示
位置に所属の検出電流信号がレベル表示される。
た電流検出信号は互に加算されないように電流検出信号
出力手段で時間幅を制限されて表示装置に供給される。
その表示画面には、各スポット溶接ガンを特定する文字
もしくは記号が時間軸方向へ順に表示され、その各表示
位置に所属の検出電流信号がレベル表示される。
【０００８】請求項２において、電流検出コイルに誘起
された電流検出信号は電流レベル検出手段でそのピー
ク、実効値等の相当する電流レベルが検出され、表示装
置において電流レベルが所属のスポット溶接ガンを特定
して数値表示される。
された電流検出信号は電流レベル検出手段でそのピー
ク、実効値等の相当する電流レベルが検出され、表示装
置において電流レベルが所属のスポット溶接ガンを特定
して数値表示される。
【０００９】
【実施例】図１は本発明の一実施例によるマルチプルス
ポット溶接機の溶接電流検査装置を示すもので、溶接機
本体は、前述のように、例えば５個のスタッドガン式の
スポット溶接ガン２が図示しない支持構造で個々に垂直
方向に支持されて並置され、その電極チップ２ａに下側
のストール電極３に装着された固定電極チップ３ａが対
向して構成されている。これらのスポット溶接ガンは、
電源４の電圧印加により、通電タイミング信号に応答し
て順に通電を行う。
ポット溶接機の溶接電流検査装置を示すもので、溶接機
本体は、前述のように、例えば５個のスタッドガン式の
スポット溶接ガン２が図示しない支持構造で個々に垂直
方向に支持されて並置され、その電極チップ２ａに下側
のストール電極３に装着された固定電極チップ３ａが対
向して構成されている。これらのスポット溶接ガンは、
電源４の電圧印加により、通電タイミング信号に応答し
て順に通電を行う。
【００１０】各固定電極チップ３ａの基部周囲には、ト
ロイダルコイル式の電流検出コイル９がセットされると
共に、このコイルに以下に説明する回路部分が付属して
いる。つまり、１０は、各電流検出コイル９で溶接電流
に相応して誘起される電圧信号を電流検出信号として増
幅する増幅器である。１１は電流検出コイル９で検出さ
れた電流検出信号（図２Ａ）が互に重畳しないように、
順に各スポット溶接ガン２の通電時間内で出力させる電
流検出信号出力手段である。この手段は、例えば図２Ｂ
に示すように、通電タイミング信号に応答して発生し、
かつ各通電時間を規定するゲート信号で電流検出信号を
通過制御したり、マルチプレクサで各通電時間中順に電
流検出信号を選択する等で構成され、同図Ｃに示す各電
流検出信号を順に時系列で出力させる。
ロイダルコイル式の電流検出コイル９がセットされると
共に、このコイルに以下に説明する回路部分が付属して
いる。つまり、１０は、各電流検出コイル９で溶接電流
に相応して誘起される電圧信号を電流検出信号として増
幅する増幅器である。１１は電流検出コイル９で検出さ
れた電流検出信号（図２Ａ）が互に重畳しないように、
順に各スポット溶接ガン２の通電時間内で出力させる電
流検出信号出力手段である。この手段は、例えば図２Ｂ
に示すように、通電タイミング信号に応答して発生し、
かつ各通電時間を規定するゲート信号で電流検出信号を
通過制御したり、マルチプレクサで各通電時間中順に電
流検出信号を選択する等で構成され、同図Ｃに示す各電
流検出信号を順に時系列で出力させる。
【００１１】１２はガン識別信号発生手段であり、各ス
ポット溶接ガン２を番号で識別するための番号信号を発
生する。１３はブラウン管又は液晶式の表示装置であ
り、ガン識別信号発生手段１２の出力信号に応じてガン
番号１〜５を時間軸方向へ順に表示すると共に、その各
表示位置に電流検出信号出力手段１１で発生される所属
の検出電流信号を次の測定時まで保持してレベル表示さ
せる。１４は警報手段であり、電流検出信号出力手段１
１で検出した電流検出信号のピーク電流レベルが正常範
囲を下廻ると発光部を点滅発光させるか或はブザーを鳴
動させて警報を発する警報手段である。この警報手段
は、場合によっては増幅器１０の各入出力信号を入力と
して構成することもできる。
ポット溶接ガン２を番号で識別するための番号信号を発
生する。１３はブラウン管又は液晶式の表示装置であ
り、ガン識別信号発生手段１２の出力信号に応じてガン
番号１〜５を時間軸方向へ順に表示すると共に、その各
表示位置に電流検出信号出力手段１１で発生される所属
の検出電流信号を次の測定時まで保持してレベル表示さ
せる。１４は警報手段であり、電流検出信号出力手段１
１で検出した電流検出信号のピーク電流レベルが正常範
囲を下廻ると発光部を点滅発光させるか或はブザーを鳴
動させて警報を発する警報手段である。この警報手段
は、場合によっては増幅器１０の各入出力信号を入力と
して構成することもできる。
【００１２】このように構成された検査装置の動作は、
次の通りである。ワーク搬入ごとに測定を開始され、各
スポット溶接ガン２に順に溶接電流が通電すると、所属
の電流検出コイル９に誘起された電流検出信号は増幅器
１０でそれぞれ増幅され、互に重畳しないように電流検
出信号出力手段１１で後部をカットされて表示装置１３
へ供給される。その表示画面には、通電タイミング信号
に同期して図示のように順に１〜５のガン番号が表示さ
れると共に、各番号位置に所属の電流検出信号が連続的
に波形表示される。これにより、その電流レベルを基に
溶接電流をモニタでき、例えばガン番号３の溶接電流
は、所属のスポット溶接ガン２の支持構造の絶縁不良に
より分流されているのが確認される。警報手段１４は、
このガン番号３の溶接電流が正常範囲を下廻ったのを検
出し、異常を報知する。同様に表示画面において電流検
出信号のレベルが零になることにより、溶接電流の遮断
も確認できる。
次の通りである。ワーク搬入ごとに測定を開始され、各
スポット溶接ガン２に順に溶接電流が通電すると、所属
の電流検出コイル９に誘起された電流検出信号は増幅器
１０でそれぞれ増幅され、互に重畳しないように電流検
出信号出力手段１１で後部をカットされて表示装置１３
へ供給される。その表示画面には、通電タイミング信号
に同期して図示のように順に１〜５のガン番号が表示さ
れると共に、各番号位置に所属の電流検出信号が連続的
に波形表示される。これにより、その電流レベルを基に
溶接電流をモニタでき、例えばガン番号３の溶接電流
は、所属のスポット溶接ガン２の支持構造の絶縁不良に
より分流されているのが確認される。警報手段１４は、
このガン番号３の溶接電流が正常範囲を下廻ったのを検
出し、異常を報知する。同様に表示画面において電流検
出信号のレベルが零になることにより、溶接電流の遮断
も確認できる。
【００１３】尚、前述の実施例において、電源４が交流
電源であるために溶接電流が交流になる場合、増幅器１
０を交流増幅器としてその増幅出力を整流器により整流
して電流検出信号出力手段１１に供給する。表示装置１
３は、電流波形をそのまま表示するのでなく、そのレベ
ルを表示するグラフィック処理部を内蔵するようにも構
成できる。本発明は、上下双方の電極が互に接近移動す
るフィクスチャーガン式スポット溶接ガンの場合にも、
下側電極近辺の周囲にその通電電流に応じて電圧を誘起
させるように電流検出コイルを配置することにより適用
可能である。
電源であるために溶接電流が交流になる場合、増幅器１
０を交流増幅器としてその増幅出力を整流器により整流
して電流検出信号出力手段１１に供給する。表示装置１
３は、電流波形をそのまま表示するのでなく、そのレベ
ルを表示するグラフィック処理部を内蔵するようにも構
成できる。本発明は、上下双方の電極が互に接近移動す
るフィクスチャーガン式スポット溶接ガンの場合にも、
下側電極近辺の周囲にその通電電流に応じて電圧を誘起
させるように電流検出コイルを配置することにより適用
可能である。
【００１４】図３は別の実施例を示すもので、通電タイ
ミング信号に応答して前述の増幅器１０の増幅出力を順
に選択するマルチプレクサ２１と、選択した各検出電流
信号のピークを検出する電流レベル検出手段２２と、各
スポット溶接ガン２に割当られて順に描記された電極番
号の側部に、所属のピークを数値表示する数値表示器２
３ａを配列された表示装置２３と、電流レベル検出手段
２２で検出されたピークが所定レベルを下廻るか否かを
判断し、所定レベルを下廻ると光又は音で警報を発生さ
せる警報手段２４とを備えている。
ミング信号に応答して前述の増幅器１０の増幅出力を順
に選択するマルチプレクサ２１と、選択した各検出電流
信号のピークを検出する電流レベル検出手段２２と、各
スポット溶接ガン２に割当られて順に描記された電極番
号の側部に、所属のピークを数値表示する数値表示器２
３ａを配列された表示装置２３と、電流レベル検出手段
２２で検出されたピークが所定レベルを下廻るか否かを
判断し、所定レベルを下廻ると光又は音で警報を発生さ
せる警報手段２４とを備えている。
【００１５】測定ごとにスポット溶接ガン２の通電切換
に同期してマルチプレクサ２１は順に電流検出信号を選
択し、電流レベル検出手段２２でそのピークが検出さ
れ、表示装置２３において所属の番号の数値表示器２３
ａへピーク電流値が数値表示される。
に同期してマルチプレクサ２１は順に電流検出信号を選
択し、電流レベル検出手段２２でそのピークが検出さ
れ、表示装置２３において所属の番号の数値表示器２３
ａへピーク電流値が数値表示される。
【００１６】図４は、少なくとも部分的に複数個のスポ
ット溶接ガン２が同時に作動する場合に特に適した実施
例である。前述の増幅器１０に、電流検出コイル９の検
出電流信号のピークを検出する電流レベル検出手段３１
と、この電流レベル検出手段で検出された各スポット溶
接ガン２のピークを記憶するメモリ手段３２とが後続し
ている。このメモリ手段に、数値表示器２３ａを備えた
前述したような表示装置２３を付属させることにより、
メモリ手段３２から各ピーク値を取り込み、所属のガン
番号の数値表示器２３ａに数値表示させる。同様に、図
１で説明したような表示装置１３を付属させ、メモリ手
段３２から取り込んだピーク値のディジタル信号をＤ／
Ａ変換して所属のガン番号位置に棒グラフ表示させるこ
とも可能である。警報手段も付属させても良い。
ット溶接ガン２が同時に作動する場合に特に適した実施
例である。前述の増幅器１０に、電流検出コイル９の検
出電流信号のピークを検出する電流レベル検出手段３１
と、この電流レベル検出手段で検出された各スポット溶
接ガン２のピークを記憶するメモリ手段３２とが後続し
ている。このメモリ手段に、数値表示器２３ａを備えた
前述したような表示装置２３を付属させることにより、
メモリ手段３２から各ピーク値を取り込み、所属のガン
番号の数値表示器２３ａに数値表示させる。同様に、図
１で説明したような表示装置１３を付属させ、メモリ手
段３２から取り込んだピーク値のディジタル信号をＤ／
Ａ変換して所属のガン番号位置に棒グラフ表示させるこ
とも可能である。警報手段も付属させても良い。
【００１７】尚、前述の図３及び図４の実施例に代え
て、電流レベル検出手段は、検出電流信号から電流の実
効値を検出してその数値表示或はその警報を行わせるこ
とも考えられる。実効値の画面表示は、図５に示すよう
に、基準値と共にドット表示を行わせても良い。
て、電流レベル検出手段は、検出電流信号から電流の実
効値を検出してその数値表示或はその警報を行わせるこ
とも考えられる。実効値の画面表示は、図５に示すよう
に、基準値と共にドット表示を行わせても良い。
【００１８】
【発明の効果】以上、本発明の請求項１又は２の発明に
よれば、複数個のスポット溶接ガンの溶接電流のそれぞ
れの分流又は遮断を確認するために、各溶接電流が画面
上の表示レベル又は電流値で自動的に瞬時に測定可能と
なる。測定時間が短縮され、稼動中での連続モニタが可
能となり、測定時に溶接設備の中に入り込む必要がなく
なるために安全性も高まる。
よれば、複数個のスポット溶接ガンの溶接電流のそれぞ
れの分流又は遮断を確認するために、各溶接電流が画面
上の表示レベル又は電流値で自動的に瞬時に測定可能と
なる。測定時間が短縮され、稼動中での連続モニタが可
能となり、測定時に溶接設備の中に入り込む必要がなく
なるために安全性も高まる。
【００１９】請求項３又は４の発明によれば、スポット
溶接ガンが同時に作動する場合でも各スポット溶接ガン
の電流が測定され、同様な利点が得られる。
溶接ガンが同時に作動する場合でも各スポット溶接ガン
の電流が測定され、同様な利点が得られる。
【００２０】請求項５の発明によれば、いずれかのスポ
ット溶接ガンの溶接電流に異常が生じたのが警報され、
稼動状態で発生する異常を素早く発見することが可能と
なる。
ット溶接ガンの溶接電流に異常が生じたのが警報され、
稼動状態で発生する異常を素早く発見することが可能と
なる。
【図１】本発明の一実施例によるマルチプルスポット溶
接機の溶接電流検査装置の回路構成を示す図である。
接機の溶接電流検査装置の回路構成を示す図である。
【図２】同回路部分の動作を説明する図である。
【図３】別の実施例による溶接電流検査装置の回路構成
を示す図である。
を示す図である。
【図４】さらに別の実施例による溶接電流検査装置の回
路構成を示す図である。
路構成を示す図である。
【図５】表示装置の別の表示画面を例示する図である。
２ スポット溶接ガン ３ａ 固定電極チップ ９ 電流検出コイル
Claims (5)
- 【請求項１】 複数個のスポット溶接ガンの上下の電極
間にそれぞれ通電される溶接電流の異常を検出するため
のマルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置であっ
て、 各下側電極近辺の周囲にそれぞれ配置される電流検出コ
イルと、これらの電流検出コイルに順に通電された溶接
電流に応じて誘起された電流検出信号を順に前記各スポ
ット溶接ガンの通電時間内で出力させる電流検出信号出
力手段と、前記各スポット溶接ガンを識別するための文
字もしくは記号信号を出力するガン識別信号発生手段
と、このガン識別信号発生手段の出力信号に応じて前記
各スポット溶接ガンを特定する文字もしくは記号を時間
軸方向へ順に表示すると共に、その各表示位置に前記電
流検出信号出力手段で出力される所属の検出電流信号を
レベル表示する表示装置と、を備えたことを特徴とする
マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置。 - 【請求項２】 複数個のスポット溶接ガンの上下の電極
間にそれぞれ通電される溶接電流の異常を検出するため
のマルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置であっ
て、 下側の電極近辺の周囲にそれぞれ配置された電流検出コ
イルと、これらの電流検出コイルに溶接電流に応じて誘
起された電流検出信号のレベルを検出する電流レベル検
出手段と、この電流レベル検出手段で検出されたそれぞ
れのレベルを所属の前記各スポット溶接ガンを特定して
数値表示する表示装置と、を備えたことを特徴とするマ
ルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置。 - 【請求項３】 複数個のスポット溶接ガンの上下の電極
間にそれぞれ通電される溶接電流の異常を検出するため
のマルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置であっ
て、 下側の電極近辺の周囲にそれぞれ配置された電流検出コ
イルと、これらの電流検出コイルに溶接電流に応じて誘
起された電流検出信号のレベルを検出する電流レベル検
出手段と、この電流レベル検出手段で検出された前記各
下側電極の電流レベルを記憶するメモリ手段と、このメ
モリ手段で検出されたそれぞれの電流レベルを所属の前
記各スポット溶接ガンを特定して数値表示する表示装置
と、を備えたことを特徴とするマルチプルスポット溶接
機の溶接電流検査装置。 - 【請求項４】 複数個のスポット溶接ガンの上下の電極
間にそれぞれ通電される溶接電流の異常を検出するため
のマルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置であっ
て、 下側の電極近辺の周囲にそれぞれ配置された電流検出コ
イルと、これらの電流検出コイルに溶接電流に応じて誘
起された電流検出信号のレベルを検出する電流レベル検
出手段と、この電流レベル検出手段で検出された前記各
下側電極の電流レベルを記憶するメモリ手段と、前記各
スポット溶接ガンを識別するための文字もしくは記号信
号を出力するガン識別信号発生手段と、このガン識別信
号発生手段の出力信号に応じて前記各スポット溶接ガン
を特定する文字もしくは記号を時間軸方向へ順に表示す
ると共に、その各表示位置に前記メモリ手段で出力され
る所属の電流レベルをレベル表示する表示装置と、を備
えたことを特徴とするマルチプルスポット溶接機の溶接
電流検査装置。 - 【請求項５】 電流レベル検出手段で検出されたレベル
が所定レベルを下廻るか否かを判断し、所定レベルを下
廻ると光又は音で警報を発生させる警報手段を備えたこ
とを特徴とする請求項１乃至４のいずれかのマルチプル
スポット溶接機の溶接電流検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085269A JPH07276062A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6085269A JPH07276062A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07276062A true JPH07276062A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13853857
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6085269A Pending JPH07276062A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | マルチプルスポット溶接機の溶接電流検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07276062A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102152040A (zh) * | 2010-11-11 | 2011-08-17 | 日立电梯（中国）有限公司 | 半自动多枪连续工作螺柱焊接控制*** |
| CN102554433A (zh) * | 2010-12-31 | 2012-07-11 | 上汽通用五菱汽车股份有限公司 | 一种汽车白车身的引出焊接机构 |
| US8431862B2 (en) * | 2005-08-25 | 2013-04-30 | Lincoln Global, Inc. | Torch for electric arc welding system |
| US10144080B2 (en) | 2005-08-25 | 2018-12-04 | Lincoln Global, Inc. | Torch for electric arc welding or plasma cutting system |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6085269A patent/JPH07276062A/ja active Pending
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