JPH0727581A - 電磁流量計 - Google Patents
電磁流量計Info
- Publication number
- JPH0727581A JPH0727581A JP5170439A JP17043993A JPH0727581A JP H0727581 A JPH0727581 A JP H0727581A JP 5170439 A JP5170439 A JP 5170439A JP 17043993 A JP17043993 A JP 17043993A JP H0727581 A JPH0727581 A JP H0727581A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- sampling
- certain
- sampled
- magnetic flux
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F7/00—Volume-flow measuring devices with two or more measuring ranges; Compound meters
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/56—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects
- G01F1/58—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using electric or magnetic effects by electromagnetic flowmeters
- G01F1/60—Circuits therefor
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F15/00—Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus
- G01F15/06—Indicating or recording devices
- G01F15/065—Indicating or recording devices with transmission devices, e.g. mechanical
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01F—MEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
- G01F15/00—Details of, or accessories for, apparatus of groups G01F1/00 - G01F13/00 insofar as such details or appliances are not adapted to particular types of such apparatus
- G01F15/06—Indicating or recording devices
- G01F15/068—Indicating or recording devices with electrical means
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、流量信号に含まれるスパイクノイズ
成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイクノイ
ズに対してこれを有効に除去することができ、かつ流量
に対する応答性を損なわないことを最も主要な目的とし
ている。 【構成】本発明は、流体を流す測定管と、測定管の直径
方向に磁束を与える手段と、磁束を加える方向を定期的
に切り換える手段とを備え、それぞれの磁束方向でファ
ラデーの法則により流体に発生する起電力を、測定管に
取り付けた電極を介してサンプリングし、演算処理を施
して流量を得るようにした電磁流量計において、ある磁
束方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、こ
れらのサンプリング値の中で、突出して大きなあるいは
小さな値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプ
リングした値との差が一定範囲を超える値である場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
を行なうことを特徴とする。
成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイクノイ
ズに対してこれを有効に除去することができ、かつ流量
に対する応答性を損なわないことを最も主要な目的とし
ている。 【構成】本発明は、流体を流す測定管と、測定管の直径
方向に磁束を与える手段と、磁束を加える方向を定期的
に切り換える手段とを備え、それぞれの磁束方向でファ
ラデーの法則により流体に発生する起電力を、測定管に
取り付けた電極を介してサンプリングし、演算処理を施
して流量を得るようにした電磁流量計において、ある磁
束方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、こ
れらのサンプリング値の中で、突出して大きなあるいは
小さな値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプ
リングした値との差が一定範囲を超える値である場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
を行なうことを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、導電性流体等の流体の
流量を測定する電磁流量計に係り、特に流量信号に含ま
れるスパイクノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発
生するスパイクノイズに対してこれを有効に除去するこ
とができ、かつ流量に対する応答性を損なわないノイズ
除去機能を備えた電磁流量計に関するものである。
流量を測定する電磁流量計に係り、特に流量信号に含ま
れるスパイクノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発
生するスパイクノイズに対してこれを有効に除去するこ
とができ、かつ流量に対する応答性を損なわないノイズ
除去機能を備えた電磁流量計に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図６は、この種の従来の電磁流量計の構
成例を示す概要図である。図６において、電磁流量計
は、流体を流す測定管２、測定管２の内壁に取り付けら
れた電極４、測定管２に磁束を与える励磁コイル３から
なる検出器１と、励磁コイル３に電流を流し、またその
電流の方向を定期的に切り換える励磁回路５、電極から
の起電力（流量信号）を増幅する増幅器６、増幅した流
量信号を一定時間サンプリングしてデジタル値に変換す
るＡ／Ｄ変換回路７、励磁切り換え、サンプリングタイ
ミングを制御する制御回路８、デジタル化された流量信
号を処理する演算回路９、流量信号を出力する出力回路
１０からなる変換器１１とにより構成されている。
成例を示す概要図である。図６において、電磁流量計
は、流体を流す測定管２、測定管２の内壁に取り付けら
れた電極４、測定管２に磁束を与える励磁コイル３から
なる検出器１と、励磁コイル３に電流を流し、またその
電流の方向を定期的に切り換える励磁回路５、電極から
の起電力（流量信号）を増幅する増幅器６、増幅した流
量信号を一定時間サンプリングしてデジタル値に変換す
るＡ／Ｄ変換回路７、励磁切り換え、サンプリングタイ
ミングを制御する制御回路８、デジタル化された流量信
号を処理する演算回路９、流量信号を出力する出力回路
１０からなる変換器１１とにより構成されている。
【０００３】ここで、励磁コイル３に流す電流を定期的
に切り換えて交番の磁束を加えるのは、検出器１の電極
４に発生する電気化学的な作用による直流的な分極電圧
の流量信号への影響を防止するためであり、また双方の
励磁方向でサンプリングした流量信号の差をとることに
より、直流ノイズの影響を防止するためである。
に切り換えて交番の磁束を加えるのは、検出器１の電極
４に発生する電気化学的な作用による直流的な分極電圧
の流量信号への影響を防止するためであり、また双方の
励磁方向でサンプリングした流量信号の差をとることに
より、直流ノイズの影響を防止するためである。
【０００４】ところで、このような電磁流量計では、流
体中の固形物が電極４に衝突した時等に発生するスパイ
クノイズによって、指示（出力）が不安定になることが
ある。
体中の固形物が電極４に衝突した時等に発生するスパイ
クノイズによって、指示（出力）が不安定になることが
ある。
【０００５】また、ダンピング定数を大きくしたり、流
量信号を平均化することによって、ある程度指示のふら
つきを抑えることもできるが、この方法では、電磁流量
計の応答性を犠牲にしなければならないため、本来の性
能を十分に発揮することができない。
量信号を平均化することによって、ある程度指示のふら
つきを抑えることもできるが、この方法では、電磁流量
計の応答性を犠牲にしなければならないため、本来の性
能を十分に発揮することができない。
【０００６】さらに、公知の計測技術の中で、一定周期
で測定を行なう計器において、計器の入力範囲に対し
て、ある範囲を超える測定値を排除するか、あるいは模
擬的な値に置き換えて演算する技術が考えられている
が、励磁周期付近の発生間隔でスパイクノイズが発生す
ると、１励磁周期毎の測定値は常にノイズの影響を受け
るため、有効ではない。
で測定を行なう計器において、計器の入力範囲に対し
て、ある範囲を超える測定値を排除するか、あるいは模
擬的な値に置き換えて演算する技術が考えられている
が、励磁周期付近の発生間隔でスパイクノイズが発生す
ると、１励磁周期毎の測定値は常にノイズの影響を受け
るため、有効ではない。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電磁流量計においては、流量に対する応答性が損なわれ
たり、あるいはスパイクノイズの影響を受けて指示（出
力）が不安定になるという問題があった。
電磁流量計においては、流量に対する応答性が損なわれ
たり、あるいはスパイクノイズの影響を受けて指示（出
力）が不安定になるという問題があった。
【０００８】本発明の目的は、流量信号に含まれるスパ
イクノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するス
パイクノイズに対してこれを有効に除去することがで
き、かつ流量に対する応答性を損なわないノイズ除去機
能を備えた極めて信頼性の高い電磁流量計を提供するこ
とにある。
イクノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するス
パイクノイズに対してこれを有効に除去することがで
き、かつ流量に対する応答性を損なわないノイズ除去機
能を備えた極めて信頼性の高い電磁流量計を提供するこ
とにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明では、流体を流す測定管と、測定管の直径方
向に磁束を与える手段と、磁束を加える方向を定期的に
切り換える手段とを備え、それぞれの磁束方向でファラ
デーの法則により流体に発生する起電力を、測定管に取
り付けた電極を介してサンプリングし、演算処理を施し
て流量を得るようにした電磁流量計において、ある磁束
方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、これ
らのサンプリング値の中で、突出して大きなあるいは小
さな値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリ
ングした値との差が一定範囲を超える値である場合に、
その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行
なうようにしている。
めに本発明では、流体を流す測定管と、測定管の直径方
向に磁束を与える手段と、磁束を加える方向を定期的に
切り換える手段とを備え、それぞれの磁束方向でファラ
デーの法則により流体に発生する起電力を、測定管に取
り付けた電極を介してサンプリングし、演算処理を施し
て流量を得るようにした電磁流量計において、ある磁束
方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、これ
らのサンプリング値の中で、突出して大きなあるいは小
さな値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリ
ングした値との差が一定範囲を超える値である場合に、
その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行
なうようにしている。
【００１０】ここで、特に上記ある磁束方向での複数回
のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限
範囲を超える値であり、かつ逆位相の同じタイミングで
サンプリングした値との差が一定範囲を超える場合に、
その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行
なうようにしている。また、上記ある磁束方向での複数
回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、サンプ
リング値の平均
のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限
範囲を超える値であり、かつ逆位相の同じタイミングで
サンプリングした値との差が一定範囲を超える場合に、
その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行
なうようにしている。また、上記ある磁束方向での複数
回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、サンプ
リング値の平均
【００１１】
【数３】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしている。
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしている。
【００１２】さらに、上記ある磁束方向での複数回のサ
ンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサンプリ
ング値Ｓｉがそのサンプリング値を除くサンプリング値
の平均
ンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサンプリ
ング値Ｓｉがそのサンプリング値を除くサンプリング値
の平均
【００１３】
【数４】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしている。
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしている。
【００１４】さらにまた、上記ある磁束方向での複数回
のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサン
プリング値Ｓｉがその前後でサンプリングした値Ｓ（ｉ
−１）、Ｓ（ｉ＋１）を基準にしてある制御範囲を超え
る値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリン
グした値との差が一定範囲を超える場合に、その値を排
除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行なうように
している。
のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサン
プリング値Ｓｉがその前後でサンプリングした値Ｓ（ｉ
−１）、Ｓ（ｉ＋１）を基準にしてある制御範囲を超え
る値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリン
グした値との差が一定範囲を超える場合に、その値を排
除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行なうように
している。
【００１５】
【作用】従って、本発明の電磁流量計においては、ある
磁束方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、
これらのサンプリング値の中で、突出して大きなあるい
は小さな値であり、かつ逆位相で同じタイミングでサン
プリングした値との差が一定範囲を超える値である場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
が行なわれる。
磁束方向での流量信号のサンプリングを複数回行ない、
これらのサンプリング値の中で、突出して大きなあるい
は小さな値であり、かつ逆位相で同じタイミングでサン
プリングした値との差が一定範囲を超える値である場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
が行なわれる。
【００１６】これにより、流量信号に含まれるスパイク
ノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイ
クノイズに対して、これを有効に除去することができ
る。また、流量に対する応答性を損なうこともない。
ノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイ
クノイズに対して、これを有効に除去することができ
る。また、流量に対する応答性を損なうこともない。
【００１７】
【実施例】本発明では、交番の磁束による励磁方式を持
つ電磁流量計において、ある磁束方向での流量信号のサ
ンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値の
中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆
位相で同じタイミングでサンプリングした値との差が一
定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるいは
模擬的な値に置き換えて演算を行なうものである。
つ電磁流量計において、ある磁束方向での流量信号のサ
ンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値の
中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆
位相で同じタイミングでサンプリングした値との差が一
定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるいは
模擬的な値に置き換えて演算を行なうものである。
【００１８】以下、上記のような考え方に基づく本発明
の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本発明による電磁流量計の構成例を示す概要図
であり、図６と同一要素には同一符号を付して示してい
る。
の一実施例について、図面を参照して詳細に説明する。
図１は、本発明による電磁流量計の構成例を示す概要図
であり、図６と同一要素には同一符号を付して示してい
る。
【００１９】すなわち、本実施例の電磁流量計は、図１
に示すように、流体を流す測定管２、測定管２の内壁に
取り付けられた電極４、測定管２に磁束を与える励磁コ
イル３からなる検出器１と、励磁コイル３に電流を流
し、またその電流の方向を定期的に切り換える励磁回路
５、電極４からの起電力（流量信号）を増幅する増幅器
６、増幅した流量信号を一定時間サンプリングしてデジ
タル値に変換するＡ／Ｄ変換回路７、励磁切り換え、サ
ンプリングタイミングを制御する制御回路８、デジタル
化された流量信号を処理する演算回路９、流量信号を出
力する出力回路１０からなる変換器１１とから構成して
いる。
に示すように、流体を流す測定管２、測定管２の内壁に
取り付けられた電極４、測定管２に磁束を与える励磁コ
イル３からなる検出器１と、励磁コイル３に電流を流
し、またその電流の方向を定期的に切り換える励磁回路
５、電極４からの起電力（流量信号）を増幅する増幅器
６、増幅した流量信号を一定時間サンプリングしてデジ
タル値に変換するＡ／Ｄ変換回路７、励磁切り換え、サ
ンプリングタイミングを制御する制御回路８、デジタル
化された流量信号を処理する演算回路９、流量信号を出
力する出力回路１０からなる変換器１１とから構成して
いる。
【００２０】ここで、Ａ／Ｄ変換回路７は、電圧レベル
をパルス周波数に変換するＶ／Ｆ変換回路１２と、Ｖ／
Ｆ変換回路１２からの出力パルスを計数する第１，第
２，第３カウンタ１３，１４，１５とからなる。
をパルス周波数に変換するＶ／Ｆ変換回路１２と、Ｖ／
Ｆ変換回路１２からの出力パルスを計数する第１，第
２，第３カウンタ１３，１４，１５とからなる。
【００２１】また、制御回路８は、第１，第２，第３カ
ウンタ１３，１４，１５をそれぞれ異なったタイミング
で制御し、これにより第１，第２，第３カウンタ１３，
１４，１５はそれぞれ異なったタイミング、サンプリン
グ時間での流量信号のＡ／Ｄ変換値（積算値）を出力す
るようにしている。
ウンタ１３，１４，１５をそれぞれ異なったタイミング
で制御し、これにより第１，第２，第３カウンタ１３，
１４，１５はそれぞれ異なったタイミング、サンプリン
グ時間での流量信号のＡ／Ｄ変換値（積算値）を出力す
るようにしている。
【００２２】次に、以上のように構成した本実施例の動
作について、図２ないし図４を用いて説明する。図２
は、励磁信号１６と流量信号１７、および第１，第２，
第３カウンタの制御信号１８，１９，２０、すなわちサ
ンプリング時間の制御信号の実施例を示すタイミングチ
ャート図である。
作について、図２ないし図４を用いて説明する。図２
は、励磁信号１６と流量信号１７、および第１，第２，
第３カウンタの制御信号１８，１９，２０、すなわちサ
ンプリング時間の制御信号の実施例を示すタイミングチ
ャート図である。
【００２３】すなわち、図２に示すように、制御回路８
からのカウンタ制御信号のレベルが“Ｈ”の間、カウン
タ１８，１９，２０のゲートが開いて、Ｖ／Ｆ変換回路
１２からの出力パルスを積算する。
からのカウンタ制御信号のレベルが“Ｈ”の間、カウン
タ１８，１９，２０のゲートが開いて、Ｖ／Ｆ変換回路
１２からの出力パルスを積算する。
【００２４】各サンプリング時間Ｔsa、Ｔsb、Ｔscは、
それぞれＴsa＝Ｔsb＝２／３Ｔscの関係にあり、それぞ
れのタイミングにおけるサンプリング値をＳａ、Ｓｂ、
Ｓｃとすると、サンプリング時間が等しくサンプリング
タイミングの異なるサンプリング値Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３
が、それぞれＳ１＝Ｓｃ−Ｓｂ、Ｓ２＝Ｓａ＋Ｓｂ−Ｓ
ｃ、Ｓ３＝Ｓｃ−Ｓａによって得られる。
それぞれＴsa＝Ｔsb＝２／３Ｔscの関係にあり、それぞ
れのタイミングにおけるサンプリング値をＳａ、Ｓｂ、
Ｓｃとすると、サンプリング時間が等しくサンプリング
タイミングの異なるサンプリング値Ｓ１、Ｓ２、Ｓ３
が、それぞれＳ１＝Ｓｃ−Ｓｂ、Ｓ２＝Ｓａ＋Ｓｂ−Ｓ
ｃ、Ｓ３＝Ｓｃ−Ｓａによって得られる。
【００２５】この場合、図３に示すようなサンプリング
制御にしないのは、一回のサンプリング時間を長くする
ことによって、より高い分解能でＡ／Ｄ変換できるから
である。
制御にしないのは、一回のサンプリング時間を長くする
ことによって、より高い分解能でＡ／Ｄ変換できるから
である。
【００２６】なお、サンプリング値Ｓｃを用いて演算を
行なうのが、従来の演算方式である。また、図２および
図３の中で、´で修飾したサンプリング値は、逆位相で
のサンプリング値を示している。
行なうのが、従来の演算方式である。また、図２および
図３の中で、´で修飾したサンプリング値は、逆位相で
のサンプリング値を示している。
【００２７】図４は、本実施例の演算方式を反映して得
られたサンプリング値Ｓ１〜Ｓ３に対しての処理ルーチ
ンを示すフローチャート図である。すなわち、本実施例
の演算方式では、ある磁束方向での流量信号のサンプリ
ングを複数回行ない、これらのサンプリング値の中で、
突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆位相の
同じタイミングでサンプリングした値との差が一定範囲
を超える値である場合に、その値を排除あるいは模擬的
な値に置き換えて演算を行なう、具体的には、上述した
ように、ある磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ
（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であ
り、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした値
との差が一定範囲を超える場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なう。
られたサンプリング値Ｓ１〜Ｓ３に対しての処理ルーチ
ンを示すフローチャート図である。すなわち、本実施例
の演算方式では、ある磁束方向での流量信号のサンプリ
ングを複数回行ない、これらのサンプリング値の中で、
突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆位相の
同じタイミングでサンプリングした値との差が一定範囲
を超える値である場合に、その値を排除あるいは模擬的
な値に置き換えて演算を行なう、具体的には、上述した
ように、ある磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ
（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であ
り、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした値
との差が一定範囲を超える場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なう。
【００２８】かかる演算方式とすることにより、図５に
示すように、流量信号にノイズが重畳した場合、従来の
演算方式の場合には、Ｔsc間のサンプリング値（カウン
タＣの積算値）を用いて演算するため、ノイズの影響を
受けるが、本実施例による演算方式においては、まずサ
ンプリング値をＳ１、Ｓ２、Ｓ３に分解するため、ノイ
ズ成分を含むサンプリング値Ｓ２を排除して、残るＳ
１、Ｓ３のみ用いて演算することができ、出力値はノイ
ズ分の影響を受けない。
示すように、流量信号にノイズが重畳した場合、従来の
演算方式の場合には、Ｔsc間のサンプリング値（カウン
タＣの積算値）を用いて演算するため、ノイズの影響を
受けるが、本実施例による演算方式においては、まずサ
ンプリング値をＳ１、Ｓ２、Ｓ３に分解するため、ノイ
ズ成分を含むサンプリング値Ｓ２を排除して、残るＳ
１、Ｓ３のみ用いて演算することができ、出力値はノイ
ズ分の影響を受けない。
【００２９】また、単にＳ１、Ｓ２、Ｓ３の比較によっ
て異常値を排除したのでは、励磁の切り換えによって発
生する同相ノイズにより突出したサンプリング値も排除
の対象となってしまい、常に演算に加えられなくなるた
め、正常な測定値が得られなくなるが、本実施例の演算
方式では、逆位相での同じタイミングでのサンプリング
値との差が大きい場合にのみ排除の対象となるため、こ
のような不具合は発生しない。
て異常値を排除したのでは、励磁の切り換えによって発
生する同相ノイズにより突出したサンプリング値も排除
の対象となってしまい、常に演算に加えられなくなるた
め、正常な測定値が得られなくなるが、本実施例の演算
方式では、逆位相での同じタイミングでのサンプリング
値との差が大きい場合にのみ排除の対象となるため、こ
のような不具合は発生しない。
【００３０】上述したように、本実施例では、流体を流
す測定管２、測定管２の内壁に取り付けられた電極４、
測定管２に磁束を与える励磁コイル３からなる検出器１
と、励磁コイル３に電流を流し、またその電流の方向を
定期的に切り換える励磁回路５、電極４からの起電力
（流量信号）を増幅する増幅器６、増幅した流量信号を
一定時間サンプリングしてデジタル値に変換するＡ／Ｄ
変換回路７、励磁切り換え、サンプリングタイミングを
制御する制御回路８、デジタル化された流量信号を処理
する演算回路９、流量信号を出力する出力回路１０から
なる変換器１１とから構成され、それぞれの磁束方向で
ファラデーの法則により流体に発生する起電力（流量信
号）を、測定管２に取り付けた電極４を介してサンプリ
ングし、演算処理を施して流量を得るようにした電磁流
量計において、上記Ａ／Ｄ変換回路７を、電圧レベルを
パルス周波数に変換するＶ／Ｆ変換回路１２と、Ｖ／Ｆ
変換回路１２からの出力パルスを計数する第１，第２，
第３カウンタ１３，１４，１５とから構成すると共に、
上記制御回路８により、第１，第２，第３カウンタ１
３，１４，１５をそれぞれ異なったタイミングで制御
し、第１，第２，第３カウンタ１３，１４，１５にてそ
れぞれ異なったタイミング、サンプリング時間での流量
信号のＡ／Ｄ変換値（積算値）を出力することにより、
ある磁束方向での流量信号のサンプリングを複数回行な
い、これらの複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜
Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしたものである。
す測定管２、測定管２の内壁に取り付けられた電極４、
測定管２に磁束を与える励磁コイル３からなる検出器１
と、励磁コイル３に電流を流し、またその電流の方向を
定期的に切り換える励磁回路５、電極４からの起電力
（流量信号）を増幅する増幅器６、増幅した流量信号を
一定時間サンプリングしてデジタル値に変換するＡ／Ｄ
変換回路７、励磁切り換え、サンプリングタイミングを
制御する制御回路８、デジタル化された流量信号を処理
する演算回路９、流量信号を出力する出力回路１０から
なる変換器１１とから構成され、それぞれの磁束方向で
ファラデーの法則により流体に発生する起電力（流量信
号）を、測定管２に取り付けた電極４を介してサンプリ
ングし、演算処理を施して流量を得るようにした電磁流
量計において、上記Ａ／Ｄ変換回路７を、電圧レベルを
パルス周波数に変換するＶ／Ｆ変換回路１２と、Ｖ／Ｆ
変換回路１２からの出力パルスを計数する第１，第２，
第３カウンタ１３，１４，１５とから構成すると共に、
上記制御回路８により、第１，第２，第３カウンタ１
３，１４，１５をそれぞれ異なったタイミングで制御
し、第１，第２，第３カウンタ１３，１４，１５にてそ
れぞれ異なったタイミング、サンプリング時間での流量
信号のＡ／Ｄ変換値（積算値）を出力することにより、
ある磁束方向での流量信号のサンプリングを複数回行な
い、これらの複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜
Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしたものである。
【００３１】従って、低周波ノイズを含むサンプリング
値を演算に加えないで処理する、すなわち変換器のサン
プリング回路やＡ／Ｄ変換回路の能力範囲を超える値を
演算に反映させない方式としているため、従来通りの励
磁周波数で、応答性を損なうことなく、スパイクノイズ
の影響を除去することが可能となる。
値を演算に加えないで処理する、すなわち変換器のサン
プリング回路やＡ／Ｄ変換回路の能力範囲を超える値を
演算に反映させない方式としているため、従来通りの励
磁周波数で、応答性を損なうことなく、スパイクノイズ
の影響を除去することが可能となる。
【００３２】すなわち、ノイズ成分を含むサンプリング
値を最初から演算に反映しないため、長時間の平均化や
大きなダンピング定数による処理を行なわなくても、ノ
イズの影響を効果的に除去することができる。
値を最初から演算に反映しないため、長時間の平均化や
大きなダンピング定数による処理を行なわなくても、ノ
イズの影響を効果的に除去することができる。
【００３３】また、単に突出したサンプリング値を排除
したのでは、励磁の切り換えによって発生する同相ノイ
ズによって突出したサンプリング値も排除の対象となっ
てしまい、常に演算に加えられなくなるため、正常な測
定値が得られなくなるが、この点、本実施例の演算方式
では、逆位相での同じタイミングでのサンプリング値と
の比較を行ない、その差が大きい場合にのみ排除の対象
とすることにより、このような不具合を防止することが
できる。
したのでは、励磁の切り換えによって発生する同相ノイ
ズによって突出したサンプリング値も排除の対象となっ
てしまい、常に演算に加えられなくなるため、正常な測
定値が得られなくなるが、この点、本実施例の演算方式
では、逆位相での同じタイミングでのサンプリング値と
の比較を行ない、その差が大きい場合にのみ排除の対象
とすることにより、このような不具合を防止することが
できる。
【００３４】以上により、流量信号に含まれるスパイク
ノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイ
クノイズに対して、これを有効に除去することができ、
しかも流量に対する応答性を損なうこともない。
ノイズ成分、特に励磁周期に近い間隔で発生するスパイ
クノイズに対して、これを有効に除去することができ、
しかも流量に対する応答性を損なうこともない。
【００３５】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。 （ａ）上記実施例では、ある磁束方向での流量信号のサ
ンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値の
中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆
位相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一
定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるいは
模擬的な値に置き換えて演算を行なう方式として、ある
磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜
Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なう場合について説明したが、こ
れに限らず、例えば本来の流量信号に対するノイズ成分
をより際立たせて除去する演算方式とするようにしても
よい。すなわち、具体的には、前記ある磁束方向での複
数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、サン
プリング値の平均
ではなく、次のようにしても同様に実施できるものであ
る。 （ａ）上記実施例では、ある磁束方向での流量信号のサ
ンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値の
中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ逆
位相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一
定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるいは
模擬的な値に置き換えて演算を行なう方式として、ある
磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜
Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なう場合について説明したが、こ
れに限らず、例えば本来の流量信号に対するノイズ成分
をより際立たせて除去する演算方式とするようにしても
よい。すなわち、具体的には、前記ある磁束方向での複
数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、サン
プリング値の平均
【００３６】
【数５】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしても、上記実施例の
場合と同様の効果が得られるものである。
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしても、上記実施例の
場合と同様の効果が得られるものである。
【００３７】（ｂ）上記（ａ）の演算方式による演算を
より効果的に行なう演算方式として、前記ある磁束方向
での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中
で、あるサンプリング値Ｓｉがそのサンプリング値を除
くサンプリング値の平均
より効果的に行なう演算方式として、前記ある磁束方向
での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中
で、あるサンプリング値Ｓｉがそのサンプリング値を除
くサンプリング値の平均
【００３８】
【数６】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしてもよい。
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしてもよい。
【００３９】（ｃ）上記実施例では、ある磁束方向での
流量信号のサンプリングを複数回行ない、これらのサン
プリング値の中で、突出して大きなあるいは小さな値で
あり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした
値との差が一定範囲を超える値である場合に、その値を
排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行なう方式
として、ある磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ
（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であ
り、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした値
との差が一定範囲を超える場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なう場合について説
明したが、これに限らず、例えば前後のサンプリング値
の比較によって突発的ノイズを除去する演算方式とする
ようにしてもよい。
流量信号のサンプリングを複数回行ない、これらのサン
プリング値の中で、突出して大きなあるいは小さな値で
あり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした
値との差が一定範囲を超える値である場合に、その値を
排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行なう方式
として、ある磁束方向での複数回のサンプリング値Ｓｎ
（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限範囲を超える値であ
り、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした値
との差が一定範囲を超える場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なう場合について説
明したが、これに限らず、例えば前後のサンプリング値
の比較によって突発的ノイズを除去する演算方式とする
ようにしてもよい。
【００４０】すなわち、具体的には、前記ある磁束方向
での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中
で、あるサンプリング値Ｓｉがその前後でサンプリング
した値Ｓ（ｉ−１）、Ｓ（ｉ＋１）を基準にしてある制
御範囲を超える値であり、かつ逆位相の同じタイミング
でサンプリングした値との差が一定範囲を超える場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
を行なうようにしても、上記実施例の場合と同様の効果
が得られるものである。
での複数回のサンプリング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中
で、あるサンプリング値Ｓｉがその前後でサンプリング
した値Ｓ（ｉ−１）、Ｓ（ｉ＋１）を基準にしてある制
御範囲を超える値であり、かつ逆位相の同じタイミング
でサンプリングした値との差が一定範囲を超える場合
に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて演算
を行なうようにしても、上記実施例の場合と同様の効果
が得られるものである。
【００４１】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、流
体を流す測定管と、測定管の直径方向に磁束を与える手
段と、磁束を加える方向を定期的に切り換える手段とを
備え、それぞれの磁束方向でファラデーの法則により流
体に発生する起電力を、測定管に取り付けた電極を介し
てサンプリングし、演算処理を施して流量を得るように
した電磁流量計において、ある磁束方向での流量信号の
サンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値
の中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ
逆位相の同じタイミングでサンプリングした値との差が
一定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なうようにしたの
で、流量信号に含まれるスパイクノイズ成分、特に励磁
周期に近い間隔で発生するスパイクノイズに対してこれ
を有効に除去することができ、かつ流量に対する応答性
を損なわないノイズ除去機能を備えた極めて信頼性の高
い電磁流量計が提供できる。
体を流す測定管と、測定管の直径方向に磁束を与える手
段と、磁束を加える方向を定期的に切り換える手段とを
備え、それぞれの磁束方向でファラデーの法則により流
体に発生する起電力を、測定管に取り付けた電極を介し
てサンプリングし、演算処理を施して流量を得るように
した電磁流量計において、ある磁束方向での流量信号の
サンプリングを複数回行ない、これらのサンプリング値
の中で、突出して大きなあるいは小さな値であり、かつ
逆位相の同じタイミングでサンプリングした値との差が
一定範囲を超える値である場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なうようにしたの
で、流量信号に含まれるスパイクノイズ成分、特に励磁
周期に近い間隔で発生するスパイクノイズに対してこれ
を有効に除去することができ、かつ流量に対する応答性
を損なわないノイズ除去機能を備えた極めて信頼性の高
い電磁流量計が提供できる。
【図１】本発明による電磁流量計の一実施例を示す概要
図。
図。
【図２】同実施例における電磁流量計の励磁信号、流量
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャートを示す
図。
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャートを示す
図。
【図３】同実施例における電磁流量計の励磁信号、流量
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャートを示す
図。
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャートを示す
図。
【図４】同実施例における信号処理ルーチンの一例を示
すフローチャート図。
すフローチャート図。
【図５】同実施例における電磁流量計の励磁信号、流量
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャート（流量信
号にノイズが重畳した場合の一例）を示す図。
信号、カウンタ制御信号のタイミングチャート（流量信
号にノイズが重畳した場合の一例）を示す図。
【図６】従来の電磁流量計の構成例を示す概要図。
１…検出器、２…測定管、３…励磁コイル、４…電極、
５…励磁回路、６…増幅器、７…Ａ／Ｄ変換回路、８…
制御回路、９…演算回路、１０…出力回路、１１…変換
器、１２…Ｖ／Ｆ変換回路、１３…第１カウンタ、１４
…第２カウンタ、１５…第３カウンタ。
５…励磁回路、６…増幅器、７…Ａ／Ｄ変換回路、８…
制御回路、９…演算回路、１０…出力回路、１１…変換
器、１２…Ｖ／Ｆ変換回路、１３…第１カウンタ、１４
…第２カウンタ、１５…第３カウンタ。
Claims (5)
- 【請求項１】 流体を流す測定管と、前記測定管の直径
方向に磁束を与える手段と、前記磁束を加える方向を定
期的に切り換える手段とを備え、それぞれの磁束方向で
ファラデーの法則により前記流体に発生する起電力を、
前記測定管に取り付けた電極を介してサンプリングし、
演算処理を施して流量を得るようにした電磁流量計にお
いて、 ある磁束方向での流量信号のサンプリングを複数回行な
い、これらのサンプリング値の中で、突出して大きなあ
るいは小さな値であり、かつ逆位相の同じタイミングで
サンプリングした値との差が一定範囲を超える値である
場合に、その値を排除あるいは模擬的な値に置き換えて
演算を行なうようにしたことを特徴とする電磁流量計。 - 【請求項２】 前記ある磁束方向での複数回のサンプリ
ング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、ある制限範囲を超え
る値であり、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリン
グした値との差が一定範囲を超える場合に、その値を排
除あるいは模擬的な値に置き換えて演算を行なうように
したことを特徴とする請求項１に記載の電磁流量計。 - 【請求項３】 前記ある磁束方向での複数回のサンプリ
ング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、サンプリング値の平
均 【数１】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしたことを特徴とする
請求項１に記載の電磁流量計。 - 【請求項４】 前記ある磁束方向での複数回のサンプリ
ング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサンプリング値
Ｓｉがそのサンプリング値を除くサンプリング値の平均 【数２】 を基準にしてある制限範囲を超える値であり、かつ逆位
相の同じタイミングでサンプリングした値との差が一定
範囲を超える場合に、その値を排除あるいは模擬的な値
に置き換えて演算を行なうようにしたことを特徴とする
請求項１に記載の電磁流量計。 - 【請求項５】 前記ある磁束方向での複数回のサンプリ
ング値Ｓｎ（ｎ＝１〜Ｎ）の中で、あるサンプリング値
Ｓｉがその前後でサンプリングした値Ｓ（ｉ−１）、Ｓ
（ｉ＋１）を基準にしてある制御範囲を超える値であ
り、かつ逆位相の同じタイミングでサンプリングした値
との差が一定範囲を超える場合に、その値を排除あるい
は模擬的な値に置き換えて演算を行なうようにしたこと
を特徴とする請求項１に記載の電磁流量計。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5170439A JP3020772B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 電磁流量計 |
| DE69420783T DE69420783T2 (de) | 1993-07-09 | 1994-07-07 | Magnetisch-induktiver Durchflussmesser |
| EP94110603A EP0633455B1 (en) | 1993-07-09 | 1994-07-07 | Electromagnetic flowmeter |
| US08/272,230 US5487310A (en) | 1993-07-09 | 1994-07-08 | Electromagnetic flowmeter |
| CN94109156A CN1052067C (zh) | 1993-07-09 | 1994-07-08 | 电磁流量计及流量测定方法 |
| KR1019940016526A KR100186888B1 (ko) | 1993-07-09 | 1994-07-09 | 전자유량계 |
| TW083106882A TW255012B (ja) | 1993-07-09 | 1994-07-27 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5170439A JP3020772B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 電磁流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727581A true JPH0727581A (ja) | 1995-01-27 |
| JP3020772B2 JP3020772B2 (ja) | 2000-03-15 |
Family
ID=15904945
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5170439A Expired - Lifetime JP3020772B2 (ja) | 1993-07-09 | 1993-07-09 | 電磁流量計 |
Country Status (7)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5487310A (ja) |
| EP (1) | EP0633455B1 (ja) |
| JP (1) | JP3020772B2 (ja) |
| KR (1) | KR100186888B1 (ja) |
| CN (1) | CN1052067C (ja) |
| DE (1) | DE69420783T2 (ja) |
| TW (1) | TW255012B (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014162564A1 (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-09 | 三菱電機株式会社 | ノイズ判定装置 |
| WO2021059746A1 (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社Ｊｖｃケンウッド | 視線データ処理装置、評価装置、視線データ処理方法、評価方法、視線データ処理プログラム、及び評価プログラム |
| JP2022500629A (ja) * | 2018-09-06 | 2022-01-04 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 磁気流量計のセンサ信号におけるノイズレベルを用いた流体汚染物質の検出 |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE59509590D1 (de) * | 1995-10-20 | 2001-10-18 | Flowtec Ag | Magnetisch-induktiver Durchflussmesser zur Messung von nicht-newtonschen Flüssigkeiten |
| JP3238084B2 (ja) * | 1996-12-04 | 2001-12-10 | 株式会社東芝 | 電磁式流量計測システム |
| DE10329540A1 (de) * | 2003-06-30 | 2005-02-24 | Endress + Hauser Flowtec Ag, Reinach | Verfahren zum Betrieb eines magnetisch-induktiven Durchflußmessers |
| DE102004046238A1 (de) | 2004-09-22 | 2006-03-23 | Endress + Hauser Flowtec Ag | Magnetisch-induktives Durchflussmessgerät |
| US7073393B2 (en) * | 2004-11-01 | 2006-07-11 | Rosemount Inc. | Magnetic flowmeter with built-in simulator |
| JP4754932B2 (ja) * | 2005-10-17 | 2011-08-24 | 株式会社山武 | 電磁流量計 |
| CN100434872C (zh) * | 2006-05-26 | 2008-11-19 | 李斌 | 恒磁式电磁流量计的信号处理方法及*** |
| DE102007015368A1 (de) | 2007-03-28 | 2008-10-02 | Endress + Hauser Flowtec Ag | Verfahren zum Betreiben eines magnetisch-induktiven Durchflußmeßgeräts |
| US7688057B2 (en) * | 2007-07-10 | 2010-03-30 | Rosemount Inc. | Noise diagnosis of operating conditions for an electromagnetic flowmeter |
| DE102008016296A1 (de) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | Endress + Hauser Process Solutions Ag | Verfahren zum Bestimmen einer Menge eines strömenden Mediums |
| JP5973775B2 (ja) * | 2012-04-27 | 2016-08-23 | 株式会社東芝 | 電磁流量計、その励磁回路部の自己診断方法 |
| CN104331624B (zh) * | 2014-11-11 | 2017-06-06 | 莱芜钢铁集团电子有限公司 | 一种基于流量计的能源流量值处理方法及装置 |
| JP6217687B2 (ja) * | 2015-04-24 | 2017-10-25 | 横河電機株式会社 | フィールド機器 |
| CN105571662B (zh) * | 2015-12-31 | 2019-02-26 | 深圳万讯自控股份有限公司 | 一种电磁流量计信号处理方法及装置 |
| CN110296743B (zh) * | 2018-03-21 | 2020-10-09 | 上海凡宜科技电子有限公司 | 使用电磁式流量计计算流量的方法 |
| DE102021208598A1 (de) * | 2021-08-06 | 2023-02-09 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zur störungsbeaufschlagten Durchflussmessung, magnetisch-induktiver Durchflussmesser und Computerprogrammprodukt |
Family Cites Families (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4106337A (en) * | 1976-05-19 | 1978-08-15 | Sybron Corporation | Magnetic flow meter nulling system |
| JPS57184922A (en) * | 1981-05-09 | 1982-11-13 | Yamatake Honeywell Co Ltd | Measuring method for flow rate by electromagnetic flowmeter |
| JPS6184107A (ja) * | 1984-10-02 | 1986-04-28 | Yamatake Honeywell Co Ltd | 信号処理方式 |
| JPH0789070B2 (ja) * | 1986-08-28 | 1995-09-27 | 株式会社東芝 | 電磁流量計 |
| JP2514960B2 (ja) * | 1987-04-13 | 1996-07-10 | 愛知時計電機株式会社 | 電磁流量計 |
| JPH0228807A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-30 | Mitsubishi Electric Corp | プログラマブルコントローラにおけるプログラム入力方法 |
| JPH04184122A (ja) * | 1990-11-19 | 1992-07-01 | Fuji Electric Co Ltd | 電磁流量計 |
| JPH0579873A (ja) * | 1991-09-20 | 1993-03-30 | Hitachi Ltd | 電磁流量計 |
| JP2545664B2 (ja) * | 1991-11-20 | 1996-10-23 | 山武ハネウエル株式会社 | 電磁流量計 |
-
1993
- 1993-07-09 JP JP5170439A patent/JP3020772B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-07-07 DE DE69420783T patent/DE69420783T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-07 EP EP94110603A patent/EP0633455B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-08 US US08/272,230 patent/US5487310A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-08 CN CN94109156A patent/CN1052067C/zh not_active Expired - Lifetime
- 1994-07-09 KR KR1019940016526A patent/KR100186888B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-07-27 TW TW083106882A patent/TW255012B/zh not_active IP Right Cessation
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014162564A1 (ja) * | 2013-04-04 | 2014-10-09 | 三菱電機株式会社 | ノイズ判定装置 |
| US9395706B2 (en) | 2013-04-04 | 2016-07-19 | Mitsubishi Electric Corporation | Noise determination device |
| JP2022500629A (ja) * | 2018-09-06 | 2022-01-04 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 磁気流量計のセンサ信号におけるノイズレベルを用いた流体汚染物質の検出 |
| WO2021059746A1 (ja) * | 2019-09-25 | 2021-04-01 | 株式会社Ｊｖｃケンウッド | 視線データ処理装置、評価装置、視線データ処理方法、評価方法、視線データ処理プログラム、及び評価プログラム |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1108385A (zh) | 1995-09-13 |
| CN1052067C (zh) | 2000-05-03 |
| EP0633455A1 (en) | 1995-01-11 |
| DE69420783T2 (de) | 2000-04-27 |
| JP3020772B2 (ja) | 2000-03-15 |
| KR950003797A (ko) | 1995-02-17 |
| TW255012B (ja) | 1995-08-21 |
| EP0633455B1 (en) | 1999-09-22 |
| US5487310A (en) | 1996-01-30 |
| KR100186888B1 (ko) | 1999-05-15 |
| DE69420783D1 (de) | 1999-10-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0727581A (ja) | 電磁流量計 | |
| JP4429011B2 (ja) | Ｘ線及び核分光システムにおける基線補正方法及び装置 | |
| US6845330B2 (en) | Electromagnetic flowmeter | |
| US6847901B2 (en) | Electromagnetic flowmeter | |
| JPS6166123A (ja) | 電磁流量計変換器 | |
| JP5877260B1 (ja) | 電磁流量計の空状態判定方法 | |
| JP2000074968A (ja) | 信号検出装置 | |
| JP2007093499A (ja) | フラックスゲート型磁気センサ | |
| JP3324057B2 (ja) | 電磁流量計 | |
| JPH1183575A (ja) | 電磁流量計 | |
| JPH0755519A (ja) | 電磁流量計 | |
| JP3589507B2 (ja) | 電磁流量計 | |
| JPH07248240A (ja) | 電磁流量計 | |
| JPS60187875A (ja) | 波形整形方法 | |
| JP3658975B2 (ja) | 電磁流量計 | |
| JPH026329Y2 (ja) | ||
| JPS5833121A (ja) | 電磁流量計 | |
| JP2580755B2 (ja) | 質量流量計 | |
| SU985747A1 (ru) | Инплатрон | |
| JPH0789070B2 (ja) | 電磁流量計 | |
| JP3356390B2 (ja) | 電磁流量計 | |
| JPS62132118A (ja) | 電磁流量計の信号処理回路 | |
| JPH0351039B2 (ja) | ||
| JPH0422452B2 (ja) | ||
| JPH04363627A (ja) | 電磁流量計 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080114 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090114 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100114 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110114 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120114 Year of fee payment: 12 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130114 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140114 Year of fee payment: 14 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |