JPH07275209A - 医用画像診断支援装置 - Google Patents

医用画像診断支援装置

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Publication number
JPH07275209A
JPH07275209A JP6069350A JP6935094A JPH07275209A JP H07275209 A JPH07275209 A JP H07275209A JP 6069350 A JP6069350 A JP 6069350A JP 6935094 A JP6935094 A JP 6935094A JP H07275209 A JPH07275209 A JP H07275209A
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JP
Japan
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film
illuminator
image
patient
inspection
Prior art date
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Application number
JP6069350A
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English (en)
Inventor
Masakazu Osada
雅和 長田
Shinichi Yamada
真一 山田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、読影の際の疲労を軽減し、参
照すべき過去画像や他のモダリティ画像等の検索作業を
効率化できる医用画像診断支援装置を提供することであ
る。 【構成】本発明による医用画像診断支援装置は、複数の
過去画像を患者情報に対応させて保管するデータベース
15と、診断すべき画像及び患者情報が現像されている
フィルムを前面に保持すると共にフィルムの背面から照
明を当てるシャーカステン1と、シャーカステン1に装
着されたフィルムの患者情報を読取るスキャナ7と、ス
キャナで読み取られた患者情報に基づいて当該患者の過
去画像をデータベース15から検索する検索部14と、
シャーカステン1の前面であってフィルムの隣に配置さ
れ、シャーカステン1の照明をバックライトとして、検
索部14により検索された過去画像を濃淡表示する表示
パネル2とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線コンピュータトモ
グラフィ装置(X線CT)、超音波診断装置、磁気共鳴
イメージング装置に代表される画像診断装置(以下「モ
ダリティ」という)で得られた医用画像による診断を支
援する医用画像診断支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】これまでのところ多くの医療機関におけ
る医用画像による診断は次のような手順で行われてい
る。 (1)検査依頼科(例えば内科)の医師から該当するモ
ダリティの検査技師(例えば放射線科の検査技師)宛て
で、検査依頼書が発行される。この検査依頼書には、 a)患者の情報;患者のID番号、氏名、生年月日、性
別 b)依頼元情報;検査依頼科名、検査以来医師の氏名、 c)検査内容の情報;モダリティの種別、検査部位、撮
影方法(例えば直接撮影または間接撮影) d)その他の情報;検査目的、臨床情報 などが記載される。 (2)該当するモダリティの検査技師により検査依頼書
の検査内容の情報にしたがって検査が行われる。 (3)撮影フィルムが現像される (4)読影医が撮影フィルムを読影する。このとき、診
断制度を向上させるために、当該患者の過去画像、他の
モダリティ画像、コンピュータ支援診断(CAD:Comp
uter Aided Diagnosis)の診断結果等が参照される。 (5)読影結果が読影レポートにまとめられる。 (6)依頼元の医師に読影レポートとして回答される。
【0003】近年、モダリティのディジタル化に伴い、
異種のモダリティによる種々の医用画像や読影レポート
等のイメージデータを一元的にデータベース化し、読影
室、外来診察室、病棟等の病院内各所からオンラインで
アクセスできる医用画像保管通信システム(PACS:
Picture Arctiving Communication System)が普及期に
入っている。
【0004】PACSによると、フィルム保管スペース
の削減やフィルムの散逸防止等のメリットの他に、読影
医が撮影フィルムを読影する際に当該患者の過去画像や
他のモダリティ画像を、フィルム搬送の手間なく容易に
入手できるメリットもある。
【0005】近年ではモニタの精細度は2000×2000画素
にまで達しているが、以前フィルムには劣る。そこで、
読影すべき画像はフィルムでシャーカステンにより観察
することと、当該患者の過去画像や他のモダリティ画像
はPACS端末で観察することとが併用されていること
が一般的である。
【0006】しかし、この併用は次のような弊害を生じ
させる。第1に、別々に設置されているシャーカステン
とモニタとを交互に見比べるため、読影医は大きい視線
移動を要求される。第2に、シャーカステンとモニタと
では、輝度(明るさ)の標準レベルが異なるため、目の
疲労感が強い。第3に、読影の際に参照すべき過去画像
や他のモダリティ画像を検索する作業が、読影業務の効
率を低下させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した事情
に対処すべくなされたもので、その目的は、読影の際の
疲労を軽減し、参照すべき過去画像や他のモダリティ画
像等の検索作業を効率化できる医用画像診断支援装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
よる医用画像診断支援装置は、複数の過去画像を患者情
報に対応させて保管する保管手段と、診断すべき画像及
び患者情報が現像されているフィルムを前面に保持する
と共に上記フィルムの背面から照明を当てる照明器と、
上記照明器に装着された上記フィルムの患者情報を読取
る読取手段と、上記読取手段で読み取られた患者情報に
基づいて当該患者の過去画像を上記保管手段から検索す
る検索手段と、上記照明器の前面であって上記フィルム
の隣に配置され、上記照明器の照明をバックライトとし
て、上記検索手段により検索された過去画像を濃淡表示
する表示パネルとを具備する。
【0009】請求項4に記載の発明による医用画像診断
支援装置は、複数の画像を検査IDに対応させて保管す
る保管手段と、診断すべき画像及び検査IDが現像され
ているフィルムを前面に保持すると共に前記フィルムの
背面から照明を当てる照明器と、前記照明器に装着され
た前記フィルムの検査IDを読取る読取手段と、前記読
取手段で読み取られた検査IDに基づいて前記フィルム
と同じ画像を前記保管手段から検索する検索手段と、前
記検索手段により検索された前記フィルムと同じ画像を
コンピュータ診断処理するコンピュータ診断処理手段
と、前記照明器の前面であって前記フィルムの隣に配置
され、前記照明器の照明をバックライトとして、前記検
索手段により検索された前記フィルムと同じ画像を前記
コンピュータ診断処理手段によるコンピュータ診断処理
結果と共に濃淡表示する表示パネルとを具備する。
【0010】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、診断すべきフ
ィルムを照明器に装着するだけで、当該患者の過去画像
が、フィルムの隣に、照明器の照明をバックライトとし
た表示パネルに表示されるので、参照すべき過去画像の
検索作業を効率化できると共に、フィルムと過去画像と
の間の視線移動が少なくまたフィルムと過去画像とが同
じ明るさで表示されるので読影医の疲労を軽減すること
ができる。
【0011】請求項4に記載の発明によれば、診断すべ
きフィルムを照明器に装着するだけで、読影医は当該フ
ィルムに現像されている読影すべき画像のコンピュータ
支援診断処理結果を知ることができ、診断精度や診断効
率の向上が果たせるという効果が得られる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。図1は第1実施例の医用画像診断支援装置の構
成を示すブロック図である。図2(a)は図1のシャー
カステン1の外観図であり、同図(b)は図2(a)の
A−A´断面図であり、同図(c)は図2(a)のB−
B´断面図である。図3(a)は図2(c)の一部を拡
大してファイル装着検知部及びフィルム装着位置検出部
の断面構造を示す図であり、図3(b)は図3(a)の
フィルムクリップの前面部分を切削してファイル装着検
知部及びフィルム装着位置検出部の平面構造を示す図で
ある。
【0013】シャーカステン1は、フィルムを前面、つ
まり照光面に保持すると共にフィルムの背面から照明を
当てて画像を写し出すための照明器である。フィルムに
は、X線コンピュータトモグラフィ装置(X線CT)、
超音波診断装置、磁気共鳴イメージング装置に代表され
る画像診断装置(以下「モダリティ」という)で得られ
た医用画像が現像されている。また、フィルムの上部欄
外又は下部欄外には、患者情報として患者名がそのまま
文字列で、又は当該患者を識別するための患者識別コー
ド(以下「患者ID」という)がバーコードで現像され
ている。
【0014】図2(a),(b),(c)に示すよう
に、シャーカステン1の上下部分には、挿入されたフィ
ルムを保持するフィルムクリップ20が、シャーカステ
ン1の全幅にわたって装備される。図2(b),(c)
に示すように、シャーカステン1の内部には照明用光源
20として例えば蛍光灯や白色ランプが配列されてい
る。図2(a),(c)に示すように、シャーカステン
1の前面には、シャーカステン1の照明用光源20をバ
ックライトとして、画像を濃淡表示する表示パネル2
が、装着されるフィルムの隣に配置され、さらに表示パ
ネル2の前面には、操作者、特に読影医が表示パネル2
の任意位置を指定するためのタッチパネル3が貼着され
る。
【0015】図3(a)に示すように、フィルムクリッ
プ20内であって、フィルムが到達する位置にセンサ2
3が設けられる。図3(b)に示すように、複数のセン
サ23が水平方向に沿って直線状に配列される。センサ
23は、フィルムクリップ20にフィルムが挿入された
ことを検知するものであって、例えば光学的センサであ
れば、発光素子と受光素子(光電変換素子)とが、挿入
されたフィルムを挟んで向き合う位置に配置され、受光
素子の出力電圧の変化によりフィルムが挿入されたこと
を検知する。複数のセンサ23の検出信号は、フィルム
装着検知部4とフィルム装着位置検出部5とに送られ
る。フィルム装着検知部4はいずれかのセンサ23から
検出信号が出力されたことに基づきフィルムがシャーカ
ステン1に装着されたことを検知する。フィルム装着位
置検出部5は、複数のセンサ23の中で検出信号を出力
したセンサ23を特定することによりフィルムがシャー
カステン1に装着された位置及び範囲を検出する。
【0016】フィルム装着検知部4の検知信号によりス
キャナ駆動制御部6が起動し、患者情報が記されている
フィルムの上部欄外又は下部欄外をイメージスキャニン
グするためのスキャナ7を駆動する。スキャナ7には、
図3(a),(b)に示すように、患者情報が記されて
いるフィルムの上部欄外又は下部欄外の幅と同一のセン
サ長を有する1次元のイメージセンサとしてのリニアセ
ンサ24と、ガイドレール25と、図示しない駆動装
置、例えばラックピニオン機構やワイヤ駆動機構とが含
まれる。このリニアセンサ24は、水平方向に施設され
たガイドレール25に沿って、駆動装置により水平方向
にスライドされる。患者情報が記されているフィルムの
上部欄外又は下部欄外上をスライドする間、リニアセン
サ24はスキャナ駆動制御部6に駆動され1次元スキャ
ンを繰り返す。
【0017】スキャナ7により読み取られた二値のイメ
ージデータは、情報種別認識部9に送られ、文字情報
か、またはバーコード情報かを判別され、文字情報であ
れば文字認識部10に送られ、バーコード情報であれば
コード認識部11に送られる。コード認識部11で認識
された患者IDは、検索部14に送られる。文字認識部
10で認識された患者名は患者ID変換部12に送られ
る。記憶手段としての患者IDテーブル13には、多数
種の患者IDがそれぞれ患者名に対応して記憶されてい
る。患者ID変換部12は、患者IDテーブル13をア
クセスして文字認識部10で認識された患者名に対応す
る患者IDを読み出し、この患者IDを検索部14に送
る。
【0018】検索部14は、病院内で種々のモダリティ
により過去に発生した過去画像を患者IDに対応させて
保存しているデータベース(DB)15を、コード認識
部11又は患者ID変換部12からの患者IDを検索キ
ーとしてアクセスする。データベース15から読み出さ
れた当該患者IDに対応する過去画像は、表示制御部1
6を介して表示パネル2に濃淡画像として表示される。
当該患者IDに対応する過去画像が複数存在する場合、
これら全ての過去画像の検査データがデータベース15
から読み出され、表示パネル2に濃淡画像として一覧表
示される。この検査データの一覧(検査データリスト)
の中の読影医が所望する検査データの検査IDが、読影
医によりタッチパネル3の当該表示位置が指定されるこ
とにより特定される。タッチパネル3からの座標データ
は制御部17を介して検査ID認識部18に送られ、こ
の座標データに相当する位置に表示されている検査ID
が認識される。この検査IDは、検索部14に送られ
る。検索部14は、今度はこの検査IDを検索キーとし
て、データベース15をアクセスする。データベース1
5から読み出された当該検査IDに対応する過去画像
は、表示制御部16を介して表示パネル2に濃淡画像と
して表示される。
【0019】次に本実施例の動作を説明する。図4は本
実施例によるフィルム装着から過去画像表示までの全体
の処理の流れを示すフローチャートである。図5は図4
のステップS2の処理の流れを詳細に示すフローチャー
トである。図6は図4のステップS8の処理の流れを詳
細に示すフローチャートである。図7は図6のステップ
S22で表示パネルに表示される検査データリストを示
す図である。
【0020】ステップS1で、フィルムクリップ20の
任意の位置にフィルムが挿入されると、ステップS2で
当該フィルムの患者情報が記されている上部欄外又は下
部欄外がスキャナ7でスキャンされる。このスキャン
は、図5に示すように実行される。すなわち、フィルム
が挿入された位置に配置されているセンサ23の検出信
号が、フィルム装着検知部4とフィルム装着位置検出部
5とに送られ、フィルム装着検知部4でフィルムがシャ
ーカステン1に装着されたことが検知され(ステップS
11)、またフィルム装着位置検出部5でフィルムがシ
ャーカステン1に装着された位置及び範囲が検出される
(ステップS12)。
【0021】フィルム装着検知部4の検知信号によりス
キャナ駆動制御部6が起動し、リニアセンサ24がガイ
ドレール25に沿ってスライドされる(ステップS1
3)。リニアセンサ24が当該フィルムの患者情報が記
されている上部欄外又は下部欄外にさしかかったとき、
リニアセンサ24がスキャナ駆動制御部6の制御のもと
でスキャンを開始する(ステップS14)。リニアセン
サ24が当該フィルムの患者情報が記されている上部欄
外又は下部欄外を移動している間、スキャンが継続さ
れ、リニアセンサ24が当該フィルムの患者情報が記さ
れている上部欄外又は下部欄外から外れたときにスキャ
ンが終了される(ステップS15)。
【0022】図4に戻る。スキャナ7により読み取られ
たイメージデータは、情報種別認識部9に送られ、そこ
で文字情報か、またはバーコード情報かを判別される
(ステップS3)。イメージデータは、文字情報であれ
ば文字認識部10に送られ、文字認識され(ステップS
4)、患者名が認識され(ステップS5)、患者ID変
換部12で当該患者の患者IDが患者IDテーブル13
から選択的に読み出される(ステップS7)。イメージ
データは、バーコード情報であればコード認識部11に
送られ、患者IDが認識される(ステップS6)。
【0023】患者ID変換部12またはコード認識部1
1から当該患者の患者IDは、検索部14に送られ、デ
ータベース15がこの患者IDを検索キーとしてアクセ
スされる(ステップS8)。
【0024】データベース15から読み出された当該患
者IDに対応する過去画像は、表示制御部16を介して
表示パネル2に濃淡画像として表示される(ステップS
9)。
【0025】ここで当該患者IDに対応する過去画像が
データベース15に複数存在する場合の処理の流れは図
6に示されている。当該患者IDを検索キーとしてデー
タベース15がアクセスされ(ステップS21)、各過
去画像に対応する複数の検査データが検査データリスト
として表示パネル2に濃淡画像として一覧表示される
(ステップS22)。検査データには、例えば図7に示
すように、検査ID、モダリティの種類(X線診断装
置、X線CT等)、撮影部位(胸部、胸部骨、胸部軟部
等)、撮影方法(単純撮影、間接撮影等)、撮影方向
(P→A、左側撮影等)、データ種別(画像データ、臨
床数値データ)が含まれる。
【0026】この検査データリストの中の読影医が所望
する検査データの検査IDが、読影医によりタッチパネ
ル3の当該表示位置が指定されることにより特定される
(ステップS23)。タッチパネル3からの座標データ
は制御部17を介して検査ID認識部18に送られ、こ
の座標データに相当する位置に表示されている検査ID
が認識される。この検査IDは、検索部14に送られ、
検索部14により検査IDを検索キーとしてデータベー
ス15がアクセスされる(ステップS24)。データベ
ース15から読み出された当該検査IDに対応する過去
画像は、表示制御部16を介して表示パネル2に濃淡画
像として表示される。
【0027】このように本実施例では、診断すべきフィ
ルムをシャーカステンに装着するだけで、当該患者の過
去画像が、フィルムの隣に、シャーカステンの照明をバ
ックライトとした表示パネルに表示されるので、参照す
べき過去画像の検索作業を効率化できると共に、フィル
ムと過去画像との間の視線移動が少なくまたフィルムと
過去画像とが同じ明るさで表示されるので読影医の疲労
を軽減することができる。
【0028】次に第2実施例について説明する。図8は
本実施例の構成を示すブロック図である。なお図8にお
いて図1と同じ部分は同符号を付して詳細な説明は省略
する。
【0029】フィルムには、各種のモダリティで得られ
た医用画像が現像され、また、フィルムの上部欄外又は
下部欄外には、当該医用画像の検査を識別するための検
査識別コード(以下「検査ID」という)がそのまま記
号列で、またはバーコードで現像されている。
【0030】スキャナ7で読み取られたフィルムの上部
欄外又は下部欄外のイメージデータは、情報種別認識部
9を介して文字認識部10またはコード認識部11に送
られる。このイメージデータは文字認識部10でパター
ン認識され、さらに検査ID変換部12で検査IDに変
換され、検索部14に送られる。また、イメージデータ
はコード認識部11でパターン認識され、検査IDとし
て認識され、検索部14に送られる。
【0031】データベース15には病院内で種々のモダ
リティにより発生した全ての画像が検査IDに対応され
て保存されている。検索部14は、コード認識部11又
は検査ID変換部12からの検査IDを検索キーとして
データベース15をアクセスする。これによりデータベ
ース15からは、当該フィルムと同じ画像が読み出され
る。この画像は表示制御部16を介して表示パネル2に
濃淡画像として表示されると共に、コンピュータ支援診
断処理部30(CAD:Computer Aided Diagnosis)に
も送られる。コンピュータ支援診断処理部30は、この
画像についてコンピュータ支援診断処理を実行する。こ
のコンピュータ支援診断処理とはディジタル画像をコン
ピュータで解析し、患者の異常を検出する処理であり、
その内容については多くの文献により周知であり、また
本発明の主要部でもないのでここでは省略する。コンピ
ュータ支援診断処理部30による診断処理結果は、カラ
ー濃淡画像として表示制御部16を介して表示パネル2
に画像に合成されて表示される。またコンピュータ支援
診断処理部30による診断処理結果に異常が発見された
場合、コンピュータ支援診断処理部30は報知装置31
に診断処理結果に異常が発見されなかった場合と異なる
信号を出力する。この信号が報知装置31に送られる
と、報知装置31に含まれる警報器や発光装置等の出力
装置が駆動して鳴音や点灯(または発光色の相違)を出
力し、コンピュータ支援診断処理により異常が発見され
たことを読影医に報知する。
【0032】次に本実施例の動作を説明する。図9は本
実施例によるフィルム装着から過去画像表示までの全体
の処理の流れを示すフローチャートであり、図4と同じ
ステップには同符号を付して説明は省略する。ステップ
S1を経てステップS2でスキャナ7により読み取られ
たイメージデータは、情報種別認識部9に送られ、そこ
で文字情報か、またはバーコード情報かを判別され(ス
テップS3)、文字情報であれば文字認識部10に送ら
れ、文字認識され(ステップS4)、検査IDが認識さ
れる(ステップS5)。また、イメージデータは、バー
コード情報であればコード認識部11に送られ、検査I
Dが認識される(ステップS6)。
【0033】検査ID変換部12またはコード認識部1
1からの当該画像の検査IDは、検索部14に送られ、
この検査IDを検索キーとしてデータベース15がアク
セスされる(ステップS8)。
【0034】データベース15から読み出された当該検
査IDに対応する画像は、表示制御部16を介して表示
パネル2に濃淡画像として表示される(ステップS9)
と共に、コンピュータ支援診断処理部30にも送られ
る。コンピュータ支援診断処理部30は、この画像につ
いてコンピュータ支援診断処理を実行する(ステップS
31)。このコンピュータ支援診断処理結果は、カラー
濃淡画像として表示制御部16を介して表示パネル2に
画像に合成されて表示されると共に、診断処理結果に異
常が発見された場合、報知装置31に含まれる警報器や
発光装置等の出力装置が駆動して鳴音や点灯によりコン
ピュータ支援診断処理により異常が発見されたことが読
影医に報知される。異常が発見された場合と異常が発見
されなかった場合とで、警報器による鳴音の相違により
区別させたり、発光装置による発光色を例えば赤色と緑
色の相違により区別させたりすることが、異常が発見さ
れた場合にだけ読影医がそのことを報知されるだけでな
く、異常が発見されなかった場合に読影医がそのことを
確認できるので好ましい。
【0035】このように本実施例では、第1実施例と同
様の効果と共に、診断すべきフィルムをシャーカステン
に装着するだけで、読影医は当該フィルムに現像されて
いる読影すべき画像のコンピュータ支援診断処理結果を
知ることができ、診断精度や診断効率の向上が果たせる
という効果が得られる。本発明は上述した実施例に限定
されず、種々変形して実施可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、診断すべきフィルムを照明器に装着するだ
けで、当該患者の過去画像が、フィルムの隣に、照明器
の照明をバックライトとした表示パネルに表示されるの
で、参照すべき過去画像の検索作業を効率化できると共
に、フィルムと過去画像との間の視線移動が少なくまた
フィルムと過去画像とが同じ明るさで表示されるので読
影医の疲労を軽減することができる医用画像診断支援装
置が提供される。
【0037】請求項4に記載の発明によれば、診断すべ
きフィルムを照明器に装着するだけで、読影医は当該フ
ィルムに現像されている読影すべき画像のコンピュータ
支援診断処理結果を知ることができ、診断精度や診断効
率の向上が果たせるという効果が得られる医用画像診断
支援装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る医用画像診断支援装置の構成
を示すブロック図。
【図2】図1のシャーカステン、表示パネル及びタッチ
パネルの構造を示す図。
【図3】図1のファイル装着検知部及びフィルム装着位
置検出部の構造を示す図。
【図4】第1実施例によるフィルム装着から過去画像表
示までの全体の処理の流れを示すフローチャート。
【図5】図4のステップS2の処理の流れを詳細に示す
フローチャート。
【図6】図4のステップS8の処理の流れを詳細に示す
フローチャート。
【図7】図6のステップS22で表示パネルに表示され
る検査データリストの一例を示す図。
【図8】第2実施例に係る医用画像診断支援装置の構成
を示すブロック図。
【図9】第2実施例によるフィルム装着から過去画像表
示までの全体の処理の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…シャーカステン、2…表示パネル、3…タッチパネ
ル、4…フィルム装着検知部、5…フィルム装着位置検
出部、6…スキャナ駆動制御部、7…スキャナ、9…情
報種別認識部、10…文字認識部、11…コード認識
部、12…患者ID変換部、13…患者IDテーブル、
14…検索部、15…データベース、16…表示制御
部、17…制御部、18…検査ID認識部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の過去画像を患者情報に対応させて
    保管する保管手段と、 診断すべき画像及び患者情報が現像されているフィルム
    を前面に保持すると共に前記フィルムの背面から照明を
    当てる照明器と、 前記照明器に装着された前記フィルムの患者情報を読取
    る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた患者情報に基づいて当該患
    者の過去画像を前記保管手段から検索する検索手段と、 前記照明器の前面であって前記フィルムの隣に配置さ
    れ、前記照明器の照明をバックライトとして、前記検索
    手段により検索された過去画像を濃淡表示する表示パネ
    ルとを具備することを特徴とする医用画像診断支援装
    置。
  2. 【請求項2】 前記読取手段は、前記照明器に装備さ
    れ、前記フィルムが前記照明器に差し込まれたことを検
    出する検出手段と、前記照明器に装備され、前記検出手
    段の検出により起動し前記患者情報が現像されているフ
    ィルムの一部を走査する走査手段と、前記走査手段の走
    査データから前記患者情報を認識する認識手段とを備え
    ることを特徴とする請求項1記載の医用画像診断支援装
    置。
  3. 【請求項3】 前記フィルムには前記患者情報がバーコ
    ードで記され、前記読取手段は前記バーコードを読み取
    るバーコードリーダと、前記バーコードリーダが読み取
    ったコードデータから前記患者情報を認識する認識手段
    とを備えることを特徴とする請求項1記載の医用画像診
    断支援装置。
  4. 【請求項4】 複数の画像を検査IDに対応させて保管
    する保管手段と、 診断すべき画像及び検査IDが現像されているフィルム
    を前面に保持すると共に前記フィルムの背面から照明を
    当てる照明器と、 前記照明器に装着された前記フィルムの検査IDを読取
    る読取手段と、 前記読取手段で読み取られた検査IDに基づいて前記フ
    ィルムと同じ画像を前記保管手段から検索する検索手段
    と、 前記検索手段により検索された前記フィルムと同じ画像
    をコンピュータ診断処理するコンピュータ診断処理手段
    と、 前記照明器の前面であって前記フィルムの隣に配置さ
    れ、前記照明器の照明をバックライトとして、前記検索
    手段により検索された前記フィルムと同じ画像を前記コ
    ンピュータ診断処理手段によるコンピュータ診断処理結
    果と共に濃淡表示する表示パネルとを具備することを特
    徴とする医用画像診断支援装置。
  5. 【請求項5】 前記読取手段は、前記照明器に装備さ
    れ、前記フィルムが前記照明器に差し込まれたことを検
    出する検出手段と、前記照明器に装備され、前記検出手
    段の検出により起動し前記検査IDが現像されているフ
    ィルムの一部を走査する走査手段と、前記走査手段の走
    査データから前記検査IDを認識する認識手段とを備え
    ることを特徴とする請求項4記載の医用画像診断支援装
    置。
  6. 【請求項6】 前記フィルムには検査IDがバーコード
    で記され、前記読取手段は前記バーコードを読み取るバ
    ーコードリーダと、前記バーコードリーダが読み取った
    コードデータを検査IDに変換する手段とを備えること
    を特徴とする請求項4記載の医用画像診断支援装置。
  7. 【請求項7】 前記コンピュータ診断処理手段によるコ
    ンピュータ診断処理で病変が発見されたとき鳴音により
    報知する手段をさらに備えることを特徴とする請求項4
    記載の医用画像診断支援装置。
  8. 【請求項8】 前記コンピュータ診断処理手段によるコ
    ンピュータ診断処理で病変が発見されたとき発光により
    報知する手段をさらに備えることを特徴とする請求項4
    記載の医用画像診断支援装置。
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