JPH07274875A - カキを用いた新規な麺類 - Google Patents

カキを用いた新規な麺類

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Publication number
JPH07274875A
JPH07274875A JP6104275A JP10427594A JPH07274875A JP H07274875 A JPH07274875 A JP H07274875A JP 6104275 A JP6104275 A JP 6104275A JP 10427594 A JP10427594 A JP 10427594A JP H07274875 A JPH07274875 A JP H07274875A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodles
oyster
raw
oysters
powder
Prior art date
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Pending
Application number
JP6104275A
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English (en)
Inventor
Fumitada Nakamura
文唯 中村
Kaoru Nakano
かをる 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANSUI KK
Original Assignee
SANSUI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カキの風味及び栄養素を含有する機能性食品
としてなる新規な麺類の提供。 【構成】 小麦粉にカキのすり身、若しくは粉末を適宜
含有させて水を加え練合した後、常法により生麺、茹
麺、乾麺を製造することを特徴とする新規な麺。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カキの栄養素を麺に含
有させた機能性食品としてなる新規な麺類に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、カキは種々に加工調理されて食用
に供されているもので、生食としてそのまま供された
り、加熱調理(焼き物、煮物、揚げ物)、漬物(粕漬
等)及び薫製等数多くの加工食品として供されている
が、麺の原料にカキの栄養素を含有させたものはなかっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】カキは無機質、ビタミ
ン等の栄養素を多く含む食品で、特に無機質の中では鉄
分が多く含まれ、ビタミンの中ではBが多く含まれて
いることは知られている。その他、血中コレステロール
を減少させる働きを有するタウリン、細胞内の浸透圧が
一定に保たれるように調節する働きを有するカリウム等
の生体調節成分及びエネルギー源と旨味の素となるグリ
コーゲンも多く含まれており、カキは機能性食品として
優れた食品である。しかしながら、従来の加工食品は加
工調理の過程において、塩分、油脂及び調味料等の添加
物が過剰に混入される傾向により、カキの有する栄養素
を損なう結果となり機能性食品としての効果を発揮しに
くいという不都合を有した。そこで、前述の課題を解決
すべく種々検討を重ね、カキの素材をそのまま用いるこ
とにより添加物を最小限に止め、且つ栄養素を損なうこ
となく機能性食品として有効なるものを求めた結果、麺
類にカキの栄養素を含有させることが好適であることを
見出した。本発明は、常法によって製麺でき、しかもカ
キ独自の風味と栄養素を含有する機能性食品としてなる
新規な麺類を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を達成するた
め、本発明に係る新規な麺類においては、カキの栄養素
を麺の原料に含有させるものとしている。この場合、カ
キを生または茹でたもののすり身、若しくは乾燥し粉末
にしたものであってもよい。本発明に係る新規な麺類
は、麺の原料となる小麦粉にカキのすり身、若しくは粉
末を適宜含有させて水を加え練合した後、常法により麺
帯、圧延、細切りにしてなる生麺及びこの生麺を茹麺、
乾麺に製造することを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記のように構成された新規な麺類にあって
は、カキに添加物を用いることなく素材をそのまますり
身、または粉末としているため、栄養素の損耗を最小限
に止めることができる。このことによって、これらを小
麦粉に含有させた後もカキの有する栄養素を損なうこと
なく、機能性食品として有効に作用する結果、カキ独自
の風味及び黄緑色を呈する麺となる。また従来の製麺工
程において、麺生地に粘性を付与する必要から食塩、ま
たはかん水の添加が行なわれているが、カキの有する塩
分がこれに代わり適当な粘性を付与するように作用する
ため、食塩を添加することなく通常の麺と同様の方法で
製麺することができる。 またこのことは減塩の作用を
なすこととなり機能性食品としての一端を担うこととな
る。このようにして得られた麺生地は、常法により製麺
され、うどん、ひやむぎ、そうめん、きしめん、そば、
中華麺及びパスタ等に調整することができ、従来の方法
で生麺、茹麺、乾麺も製造できる。またこれに従来と同
様に保存料等を添加することもできる。
【0006】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。 実施例1 水洗いした生カキ100gをすり身にする。このすり身
を小麦粉2kgに含有させて適宜水を加え練合した後、
常法により麺帯、圧延、細切りにして生麺を得た。さら
に、この生麺を茹でて茹麺、乾燥させて乾麺を得た。こ
れはカキを5%(重量)の割合で含有するものであり、
色合いは薄い黄緑色を呈し、風味もカキの風味を有する
ものである。
【0007】実施例2 水洗いした生カキ300gを茹でた後すり身にする。こ
のすり身を小麦粉2kgに含有させて適宜水を加え練合
した後、実施例1と同様の方法で生麺、茹麺、乾麺を得
た。これはカキを15%(重量)の割合で含有するもの
であり、実施例1の麺に比べ、色合い、風味は一層強
い。
【0008】実施例3 水洗いした生カキ1kgを茹でた後、乾燥し粉末にして
約140gの粉末を得た。この粉末を小麦粉2kgに含
有させて適宜水を加え練合した後、実施例1と同様の方
法で生麺、茹麺、乾麺を得た。これはカキ粉末を7%
(重量)の割合で含有するものであり、実施例2の麺に
比べ、色合いは強いが風味は同程度である。前記実施例
において、小麦粉に対する含有割合は実施例2の15%
(重量)位がよい。尚、かかる割合は各々の場合によっ
て適宜定めることができる。
【0009】
【発明の効果】本発明は以上のように、無添加のカキを
そのまますり身、若しくは粉末となして栄養素の損耗を
最小限に止まらせるため、小麦粉に含有した後も栄養素
を損なうことなく機能性食品としての効果を発揮する味
わいのある優れた麺となる。また従来の製麺工程におい
て添加されていた食塩が不用となるため、減塩効果のあ
る機能性食品としての一端を担いながら、且つ通常の麺
と同様の方法で製麺することができる。さらに、この麺
生地は、従来の麺と同様に扱えるので、従来の方法で製
造された生麺、茹麺、乾麺を加工して種々の形態の麺が
得られる優れた効果がある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】小麦粉にカキのすり身、若しくは粉末を適
    宜含有させ練合した後、常法により製麺することを特徴
    とする新規な麺類。
JP6104275A 1994-04-06 1994-04-06 カキを用いた新規な麺類 Pending JPH07274875A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6104275A JPH07274875A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 カキを用いた新規な麺類

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JP6104275A JPH07274875A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 カキを用いた新規な麺類

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JPH07274875A true JPH07274875A (ja) 1995-10-24

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ID=14376381

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JP6104275A Pending JPH07274875A (ja) 1994-04-06 1994-04-06 カキを用いた新規な麺類

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JP (1) JPH07274875A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006320204A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Joji Kaneko ミル貝の肝入りパスタ及びその製法
CN105249218A (zh) * 2015-11-18 2016-01-20 统一企业(中国)投资有限公司昆山研究开发中心 营养筋道方便面面饼及其制备方法

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