JPH0727452A - 冷凍機油の充填装置 - Google Patents

冷凍機油の充填装置

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JPH0727452A
JPH0727452A JP17505393A JP17505393A JPH0727452A JP H0727452 A JPH0727452 A JP H0727452A JP 17505393 A JP17505393 A JP 17505393A JP 17505393 A JP17505393 A JP 17505393A JP H0727452 A JPH0727452 A JP H0727452A
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JP
Japan
Prior art keywords
oil
tank
oil filling
water
pump means
Prior art date
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Pending
Application number
JP17505393A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Tanamura
哲 棚村
Shinnosuke Yamamoto
慎之介 山本
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】追加補充する冷凍機油に含まれている水分を除
去し、水分チョークや油の加水分解を未然に回避する。
特に、HFC134a等の代替フロン対応のエステル系
油はその吸湿性が高いことから十分な脱気を必要とす
る。 【構成】油充填タンク4の上部に脱気ポート5を設け、
タンク内を減圧して充填油から含有水分を蒸発させて排
出する真空ポンプ500を接続する。タンク4に油が充
填された状態で、補給弁41及び均圧弁43を閉じ、且
つ導管31の閉鎖弁30を閉じて、真空ポンプ500を
高真空側に向けて引き、タンク内圧力を減圧し、油に含
まれている水分を蒸発させ、これを排気する。このと
き、同時に加熱源6に通電することにより、蒸発作用を
促進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮機の吐出側に設け
る油タンク等にその出口側を接続する油充填タンクを備
え、冷凍機油の追加補充を行う冷凍機油の充填装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種装置は、特開昭51−63
046号公報に開示され且つ図3に示すように、圧縮機
Cの吐出側に、該圧縮機Cの潤滑に用いられ、吐出ガス
と共に流出する冷凍機油を分離する油分離器Sを備え、
この油分離器Sの上方位置に、油の充填口Jをもつ油充
填タンクTを配置して、その底部を、補給弁Vをもつ補
給管Rを介して油分離器Sの底部油タンク部に接続する
と共に、油充填タンクTの上部と油分離器Sの上部とを
均圧弁Wをもつ均圧管Eを介して接続し、補給弁V及び
均圧弁Wを開けることにより、油充填タンクTに充填し
た油を自重により油分離器S側に供給し、油分離器Sで
分離しきれずに凝縮器Aや蒸発器B等に流出して堆積す
る油量に相当する不足油を追加補充できるようにしてい
る。尚、このものは、油充填タンクTの上部と低圧の吸
入管Lとの間を、減圧弁Zをもつ排圧管Gを介して接続
しており、減圧弁Z及び補給弁Vを開けることにより、
逆に油分離器Sから油充填タンクTに油を戻すことがで
きるようにしており、過剰油量の調節も行えるようにし
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、以上のもので
は、油の追加充填の際、油に含まれる水分が油と共にそ
のまま冷媒配管系に供給されてしまうから、水分チョー
クの問題や、油が加水分解を起こす問題等がある。特
に、フロン冷媒に代わるものとしてHFC134a等の
代替フロンを用いるものでは、その冷凍機油にエステル
系の油が用いられ、この油は、フロン対応の油に対して
10倍程度も吸湿性が高いことから多量の水分を含み、
本問題が顕著に現れる。
【0004】本発明の目的は、充填油から水分を十分に
除去でき、水分チョークや油の加水分解等の発生を未然
に防止できる冷凍機油の充填装置を提供する点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するために、請求項1記載の発明は、冷凍機油を溜める
油溜に、油の充填口3をもつ油充填タンク4を接続した
冷凍機油の充填装置において、前記油充填タンク4に、
内部を減圧して充填油から含有水分を蒸発させ且つこの
水分を排出する減圧ポンプ手段を取り付ける脱気ポート
5を設けている構成にした。
【0006】更に、油充填タンク4内の油から水分の蒸
発を一層促進し、上記目的を一層効果的に達成するた
め、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明におい
て、油充填タンク4に、加熱源6を付設している構成に
した。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明では、油充填タンク4に冷
凍機油を充填した状態で、脱気ポート5に、減圧ポンプ
手段を取り付け、該減圧ポンプ手段を駆動する。これに
より、油充填タンク4の内部圧力が減圧され、冷凍機油
に含まれていた水分が蒸発して、この蒸発した水分が脱
気ポート5から排出されていく。こうして、この脱気処
理により、油充填タンク4に充填した油から水分が除去
され、水分を殆ど含まない油を冷媒配管系に供給できる
ことになる。
【0008】請求項2記載の発明では、脱気ポート5に
減圧ポンプ手段を取り付けて、脱気処理を行う際に、加
熱源6により油充填タンク4を加熱することにより、冷
凍機油からの水分の蒸発を促進することができ、脱気処
理を短期に且つ確実に行うことができる。
【0009】
【実施例】図2は、本発明に係る冷凍機油の充填装置を
備える冷凍機を示し、圧縮機1の吐出側に、油分離部2
1及び油タンク部22をもつ油分離器2、逆止弁12、
冷却水の取入口71及び取出口72をもつ水冷凝縮器
7、水分を吸着させるドライヤ80、膨張機構8を構成
する電磁弁81,82,83、冷水の取入口91及び取
出口92をもつ満液式蒸発器9を順次冷媒配管で接続し
たものである。油タンク部22の上方位置には、下部に
油の充填口3をもつ油充填タンク4を配置しており、そ
の底部を、補給弁41をもつ補給管42を介して油タン
ク部22の底部に接続していると共に、油充填タンク4
の上部と吐出管11との間を均圧弁43をもつ均圧管4
4を介して接続している。尚、図2において、10は圧
縮機1を駆動する電動機、23は油フィルタ、24,2
5は油注入管である。
【0010】冷凍機油の充填装置を構成する油充填タン
ク4は、図1に明示するように、筒形胴体4aの上下に
蓋体4b,4cを溶接等で固定した圧力容器から成り、
下部取出ポート42aを補給管42に、上部均圧ポート
44aを均圧管44にそれぞれ接続していると共に、充
填口3に、開放端部に閉鎖弁30を介装した導管31を
接続し、その端部を外部油タンク300の内部に臨ませ
ている。そして、油充填タンク4の上部に、該タンク4
の内部を減圧して充填油から含有水分を蒸発させ、且つ
この水分を排出する真空ポンプから成る減圧ポンプ手段
500を取り付ける脱気ポート5を設け、この脱機ポー
ト5に、開放端部に閉鎖弁50を介装した排気管51を
介して減圧ポンプ手段500を接続している。更に、油
充填タンク4における筒形胴体4aの外周部には、電源
60に接続する電気ヒータから成る加熱源6を巻回して
いる。尚、図1において、4d,4eは油充填タンク4
の取付脚、4f,4gは油面観察窓である。
【0011】こうして、図1において、補給弁41及び
均圧弁43を閉じた状態で、各閉鎖弁30,50を開放
し、減圧ポンプ手段500を駆動することにより、外部
油タンク500から油充填タンク4の内部に油が充填さ
れていく。そして、油充填タンク4に冷凍機油が充填さ
れた状態で、導管31の閉鎖弁30を閉じて、減圧ポン
プ手段500を更に高真空側に向けて駆動していくので
あり、これにより、油充填タンク4の内部圧力が更に減
圧され、冷凍機油に含まれていた水分が蒸発され、この
蒸発した水分が外部に排出されていく。このとき、同時
に加熱源6に通電することにより、油からの水分の蒸発
を促進することができる。こうして、油充填タンク4に
充填した油から水分が除去されるのであり、この脱気処
理の後、排気管51の閉鎖弁50を閉じて、補給弁41
及び均圧弁43を開けることにより、水分を殆ど含まな
い油が、その自重により油タンク部22側に供給される
ことになるのである。
【0012】又、以上のように冷凍機油を追加補充する
場合だけでなく、既に冷媒配管系に循環している油から
水分を除去することもできる。すなわち、導管31の閉
鎖弁30及び均圧弁43を閉鎖した状態で、補給弁41
及び排気管51の閉鎖弁50を開放して、減圧ポンプ手
段500を駆動することにより、油タンク部22から油
充填タンク4の内部に油を吸い上げることができ、その
後、補給弁41を閉じて、減圧ポンプ手段500を更に
駆動することにより、上記と同様に、油から水分を除去
することができる。こうして、脱気処理により水分を除
去した油を再び冷媒配管系に戻すことができるのであっ
て、例えばドライヤ80が故障して水分吸着性能が低下
した場合等にも良好に対応できるのである。
【0013】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、脱気ポー
ト5に、減圧ポンプ手段を取り付けて駆動することによ
り、冷凍機油に含まれている水分を除去でき、水分を殆
ど含まない油を冷媒配管系に供給することができ、水分
チョークの問題や油の加水分解の問題を未然に防止する
ことができる。
【0014】請求項2記載の発明によれば、脱気ポート
5に減圧ポンプ手段を取り付けて脱気処理を行う際に、
加熱源6により油充填タンク4を加熱することにより、
冷凍機油からの水分の蒸発を促進することができ、脱気
処脱を短期に且つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る冷凍機油の充填装置を示す要部配
管図。
【図2】本発明に係る冷凍機油の充填装置を備える冷凍
機全体の配管図。
【図3】従来装置の配管図。
【符号の説明】
1;圧縮機、2;油分離器、22;油タンク部、3;充
填口、4;油充填タンク、5;脱気ポート、6;加熱
源、7;凝縮器、9;蒸発器,500;減圧ポンプ手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷凍機油を溜める油溜に、油の充填口
    (3)をもつ油充填タンク(4)を接続した冷凍機油の
    充填装置において、前記油充填タンク(4)に、内部を
    減圧して充填油から含有水分を蒸発させ且つこの水分を
    排出する減圧ポンプ手段を取り付ける脱気ポート(5)
    を設けていることを特徴とする冷凍機油の充填装置。
  2. 【請求項2】油充填タンク(4)に、加熱源(6)を付
    設している請求項1記載の冷凍機油の充填装置。
JP17505393A 1993-07-15 1993-07-15 冷凍機油の充填装置 Pending JPH0727452A (ja)

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JP17505393A JPH0727452A (ja) 1993-07-15 1993-07-15 冷凍機油の充填装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011039851A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 三菱電機株式会社 熱源側ユニット及び冷凍空気調和装置
KR102327057B1 (ko) * 2021-06-14 2021-11-17 안영재 칠러 냉매 공급장치

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011039851A1 (ja) * 2009-09-30 2011-04-07 三菱電機株式会社 熱源側ユニット及び冷凍空気調和装置
JPWO2011039851A1 (ja) * 2009-09-30 2013-02-21 三菱電機株式会社 熱源側ユニット及び冷凍空気調和装置
JP5583134B2 (ja) * 2009-09-30 2014-09-03 三菱電機株式会社 熱源側ユニット及び冷凍空気調和装置
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