JPH07270934A - 写真焼付処理装置 - Google Patents

写真焼付処理装置

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JPH07270934A
JPH07270934A JP6388494A JP6388494A JPH07270934A JP H07270934 A JPH07270934 A JP H07270934A JP 6388494 A JP6388494 A JP 6388494A JP 6388494 A JP6388494 A JP 6388494A JP H07270934 A JPH07270934 A JP H07270934A
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JP
Japan
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photographic
film
photographic film
belt
exposure stage
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JP6388494A
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English (en)
Inventor
Shinichi Kuriyama
慎一 栗山
Shigeru Takeuchi
滋 竹内
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルムのカールの影響を受けないようにす
る。またフィルム搬送中にフィルム面が擦れないように
する。 【構成】連接した一対1組の搬送ベルト6、9、一対2
組の搬送ベルト7,8で写真フィルム1を搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真焼付処理装置のフ
ィルム搬送装置に関し、特にフィルムを搬送ベルトで搬
送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、焼き増し処理を合理化するため、
ネガフィルムを6コマ毎のネガピースに切断せずに処理
するような方法が考え出されている。この方法によれ
ば、1本分のネガフィルムをカートリッジに収納したま
ま顧客に出荷し、焼き増しプリントを行う際もカートリ
ッジからフィルムを引き出して焼き増しプリント処理が
行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の写真
焼付処理装置では、写真フィルムをローラで搬送してい
るが、かかる搬送方式で1本分のネガフィルムの焼付処
理を行った場合、種々の問題が生じる。即ち、カートリ
ッジに収納されたネガフィルムはカートリッジ内のスプ
ールに巻き付けられて収納されているため、巻き癖が強
くついており、焼付処理時、フィルムに歪みが出てしま
い、また、例えば画像位置の検出、露光ステージ位置で
の位置合わせもうまく出来なくなる。またフィルムを搬
送するのにローラを使用したのでは、ローラの回転速度
を完全に一致させることが難しく、フィルム面を擦って
しまい、フィルム面に傷をつけるおそれもある。
【0004】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、フィルムのカールに強く、フィルム面の
擦れがなく、さらに光学・磁気読み取りステージ、及び
露光ステージを避けてベルト搬送ができるような写真焼
付処理装置のフィルム搬送装置を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の本
発明にかかる写真焼付処理装置では、画像コマ毎に写真
情報が記録された現像済の写真フィルムが巻回収納され
たカートリッジから前記写真フィルムの先端部を押し出
すフィルム先端部押出手段と、押し出された写真フィル
ムの先端部を一対の搬送ベルト間に圧着挟持して引込
み、該写真フィルムをカートリッジから分離して引出し
搬送する搬送手段と、引き出された写真フィルムの前記
写真情報を読み取る情報読み取り手段と、各画像コマの
位置を検出して露光ステージ位置に位置決めする画像位
置決め手段と、前記露光ステージ位置にセットされた写
真フィルムの画像を印画紙に焼き付ける焼付手段と、を
含んで構成する一方、前記搬送ベルト、情報読み取り手
段、及び露光ステージ位置を搬送方向と直交する方向に
オフセットして配設した。
【0006】請求項2の本発明にかかる写真焼付処理装
置では、前記写真情報は、写真フィルムの側縁部に記録
され、前記搬送手段は、写真フィルムの中央部を圧着挟
持しつつ、搬送する一対1組の第1の搬送ベルトと、該
第1の搬送ベルトに連接し、写真フィルムの両側縁部を
挟み圧着挟持する一対2組の第2の搬送ベルトと、を含
んで構成され、前記情報読み取り手段は、第1の搬送ベ
ルトの両側に夫々備えられ、前記露光ステージ位置は、
前記2組の第2の搬送ベルトの間に位置して設けられて
いるようにした。
【0007】請求項3の本発明にかかる写真焼付処理装
置では、前記搬送手段の複数の搬送ベルトは、各搬送ベ
ルトに掛けられた複数のローラの少なくとも一つが、他
の搬送ベルトのローラ間に位置して該搬送ベルトに張力
を与えるように配設されているようにした。請求項4の
本発明にかかる写真焼付処理装置では、露光ステージ両
側に掛け渡された一対ずつ2組の搬送ベルトに対し、露
光焼付時にフィルムを挟む一対ずつの搬送ベルトを互い
に挟持解除方向に離間した後、前記2組の搬送ベルトを
互いに搬送方向と直角方向に離間する退避手段を備える
一方、前記位置決め手段は、前記退避手段によって搬送
ベルトが退避した後、露光ステージ位置に写真フィルム
を圧着挟持して位置決めする一対の枠体と、該枠体を圧
着・離脱自由に駆動する機構と、を含んで構成されてい
る。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、請求項1の発明にかかる
写真焼付処理装置では、搬送ベルト、情報読み取り手
段、及び露光ステージ位置を搬送方向と直交する方向に
オフセットするように配設して写真フィルムが搬送ベル
トによって搬送される。したがって写真情報の読み取
り、画像の位置決めについても写真フィルムのカールの
影響を受けずに、写真フィルムを搬送することが可能と
なり、写真フィルムが擦れることもなく、傷がつかな
い。
【0009】請求項2の発明にかかる写真焼付処理装置
では、情報読み取り手段が配設されている位置では、第
1の搬送ベルトの両側に備えられ、前記露光ステージ位
置は、前記2組の第2の搬送ベルトの間に位置して設け
られているので、写真情報の読み取り、露光ステージで
の位置合わせ、及び焼付処理を支障なく行える。請求項
3の発明にかかる写真焼付処理装置では、各搬送ベルト
は、他の搬送ベルトのローラによって張力が与えられる
ので、搬送ベルトの張力が強化され、撓みの影響を受け
にくく、ネガ圧着性、搬送精度が向上する。
【0010】請求項4の発明にかかる写真焼付処理装置
では、退避手段により2組の搬送ベルトが挟持解除方向
に離間し、搬送方向と直角方向に離間する。その後、写
真フィルムの位置決めが行われて焼付処理が行われる。
したがって焼付処理時には、搬送ベルトが退避している
ので、確実に写真フィルムを圧着することが可能とな
り、また枠体周辺からの搬送ベルト等による反射光もな
くなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図10に基づ
いて説明する。まず第1実施例について説明する。この
ものは、写真フィルムの供給部であるカートリッジから
該写真フィルムを押し出した後、搬送ベルト、画像位置
合わせ用の光学センサ、写真情報の読み取り用の磁気ヘ
ッド、露光ステージ位置を搬送方向と直交する方向にオ
フセットし、写真フィルムを搬送ベルトで搬送するよう
にしたものである。
【0012】図1は、第1実施例の写真焼付処理装置を
示す図であり、図2は、本実施例の装置に使用する写真
フィルム1、及び該写真フィルム1が収納されるカート
リッジ2を示す。写真フィルム1は、カートリッジ2の
スプール2aに巻回されている。尚、写真フィルム1の
後端部は、スプール2aから外れるようになっている。
【0013】この写真フィルム1には、例えば磁気情報
が書き込み可能な磁性層付き写真フィルムが使用され
る。図2に示すように、この写真フィルム1の一方の面
の画像形成領域1aには画像用の感光層が形成される。
また、もう一方のフィルム面の画像領域外側の側縁部に
は、各画像コマ毎に、磁性層1bが形成され、この磁性
層1bに、例えば撮影日付、焼き増し数等のような各コ
マ特有の写真情報が記録される。また、画像領域外側の
もう一方の側縁部には、画像位置検出用の2つの孔1
c,1dが1コマ毎に設けられている。この孔1c,1
d間の中心に各画像コマの搬送方向と直交する方向にお
ける中心軸が位置する。
【0014】次に、本実施例の写真焼付処理装置の構成
について説明する。尚、図3、図4は、夫々、図1の搬
送部の斜視図、平面図である。図1、図3及び図4にお
いて、露光ステージ位置には、上下にネガマスク3が写
真フィルム1を搬送自由に配設され、この位置で各画像
コマの位置決めが行われ、焼付処理が行われる。
【0015】光学センサ4は、写真フィルム1の側縁部
に設けられた孔1c,1dを検出できるように写真フィ
ルム1の両側縁部の位置に配置され、同様にして磁気ヘ
ッド5も、写真フィルム1の磁性層1bに記録された磁
気情報を読み取れるように写真フィルム1の両側縁部の
位置に配置されている。光学センサ4、磁気ヘッド5の
センサ信号は制御部15に入力される。
【0016】搬送ベルト6は、搬送ベルト6a,6bで
一対1組となったベルトであり、写真フィルム1を、カ
ートリッジ供給部2から押し出された後、フィルム引出
し口近傍からすぐにベルトで搬送するように、カートリ
ッジ供給部2のフィルム引出し口近傍から配設され、ま
た、図4にも示すように、この搬送ベルト6は、光学セ
ンサ4、磁気ヘッド5と、搬送方向と直交する方向にオ
フセットするように配設されている。
【0017】搬送ベルト7a,7bからなる一対の搬送
ベルト7と、搬送ベルト8a,8bからなる一対の搬送
ベルト8とは、搬送ベルト6に連接し、図4にも示すよ
うに、露光ステージ位置が搬送ベルト7、8の間に位置
するように設けられている。搬送ベルト9a,9bから
なる一対1組の搬送ベルト9は、この2組の搬送7,8
に連接している。
【0018】これらの搬送ベルト6〜8は制御部15に
よって制御される。制御部15には、記憶装置が内蔵さ
れており、制御部15は、光学センサ4、磁気ヘッド5
から入力したセンサ信号に基づいて画像コマの位置情
報、及び読み取った写真情報を検出し、記憶装置に記憶
する。そして、写真フィルム1の搬送、及び露光ステー
ジ位置での写真フィルム1の各画像コマの位置合わせの
際には、この情報に基づいて、ドライバ16を介してモ
ータ17の駆動制御を行う。モータ17を駆動すること
によりローラ10bが回転し、ローラ10a,10b,
11a,11bを介してすべて連接した搬送ベルト6〜
9が動作する。
【0019】焼付処理の光学系については、光を投光す
る光源18と、光を調節する調光フィルタ19と、内面
が鏡面になった拡散ボックス20と、印画紙に画像を焼
き付ける際に画像領域の画像を所定倍率に引き延ばすた
めの引き延ばしレンズ21と、露光時間を設定するシャ
ッタ22と、画像を焼付するペーパ23の焼付領域外を
マスクするペーパマスク24と、によって構成されてい
る。
【0020】次に動作を説明する。カートリッジ供給部
2に収納された写真フィルム1は、フィルム出入口から
先端部が押し出された後、一対1組の搬送ベルト6に圧
着挟持されて搬送される。また、一対1組の搬送ベルト
6で圧着挟持された写真フィルム1の側縁部の磁性層1
bに記録された磁気情報は、搬送中に磁気ヘッド5によ
って読み取られる。
【0021】また、画像コマの位置は、光学センサ4が
写真フィルム1の側縁部に設けられた2つの孔1c,1
dを検出することにより検出され、そのセンサ信号に基
づいて制御部15が2つの孔1c,1dの中心と光軸が
一致するようにドライバ16を介してモータ17を制御
して調整する。一致したところで露光ステージ位置で上
下のネガマスク3が接近して写真フィルム1を露光ステ
ージ位置で挟持して位置決めし、この状態で焼付処理が
行われる。
【0022】焼付処理では、光源18からの光が調光フ
ィルタ19によって調節され、内面が鏡面になった拡散
ボックス20により拡散され均一化されて露光ステージ
上の写真フィルム1に達する。そして画像コマの画像が
引き延しレンズ21により所定倍率に引き延ばされ、シ
ャッタ22が所定露光時間開口すると写真フィルム1の
画像が、ペーパ23に焼き付けられる。
【0023】このようにして焼付すべき画像コマの画像
の焼付処理が、順次行われ、写真フィルム1は、カート
リッジ巻き取り部12に巻回されていき、最後には写真
フィルム1の後端部もカートリッジ供給部2から分離し
て写真フィルム1はすべてカートリッジ巻き取り部12
に巻回される。かかる構成によれば、写真フィルムがカ
ートリッジ供給部のフィルム引出し口近傍からすぐに搬
送ベルトに圧着挟持されて搬送されるようになっている
ので、カートリッジ供給部に収納されてカールが強くな
っている写真フィルムの搬送ベルトへの橋渡しも安定し
て行われ、また、写真フィルムが搬送ベルトに圧着挟持
されて搬送されるので、光学センサ、磁気ヘッドが配置
されている位置においても写真フィルムのカールによる
撓みが生じることもなく、画像コマの位置検出、写真情
報の読み取りを正確に行うことが出来、読み取り精度が
向上する。
【0024】そして、すべての搬送ベルトが、光学セン
サ、磁気ヘッド、露光ステージ位置と、搬送方向と直角
方向にオフセットするように配設されているので、これ
らのものをうまく避けることが出来、さらにベルト搬送
であるため、各ローラに回転差があるときでも、搬送ベ
ルトによりこの回転差が吸収され、フィルム面が擦れる
ことがなく、したがってフィルム面に傷がつかず、感光
層,磁性層を保護することが出来る。
【0025】尚、本実施例では、写真フィルム1を巻き
取るカートリッジ巻き取り部12を設けたが、カートリ
ッジ巻き取り部12を設けずに処理が終了した写真フィ
ルム1をカートリッジ供給部2に再び戻すようにしても
よい。図5〜図7は、その構成を示す図である。図5に
示す装置は、カートリッジ供給部2からから分離したフ
ィルムを、正回転・逆回転が可能な搬送ベルトを含む搬
送手段を介して往路又は復路のいずれかで情報の読み取
り、露光を行い、処理が終了してから搬送手段を逆回転
させて写真フィルム1を元のカートリッジ供給部2に戻
すように構成したものである。このようにすれば、カー
トリッジ巻き取り部12が不要になり、コンパクトにな
る。また写真フィルム1の先端部・後端部を反転させず
に元に戻すことが出来るので、簡易な構成とすることが
出来る。
【0026】図6に示す装置は、搬送手段を逆回転させ
て写真フィルム1を元のカートリッジ供給部2に戻すの
ではなく、カートリッジ供給部2から引き出した写真フ
ィルム1を後端部から戻すように構成したものである。
この装置では、写真フィルム1が先端部から戻っていく
が、写真フィルム1を後端部からカートリッジ供給部2
に巻回するように、戻る経路中に写真フィルム1の先端
部と後端部とを逆転させる方向反転手段31を介装して
おく。例えば、方向反転手段31内で写真フィルム1を
Uターンさせた後、先端部から取り出すようなスイッチ
バック方式を採用すればよい。またカートリッジ供給部
2のフィルム出入口近傍にも、写真フィルム1の後端部
を案内する案内切り換え手段32を配置しておく。この
ようにすれば、搬送方向が一方向となり、また元のカー
トリッジ供給部2に写真フィルム1を戻すことが出来
る。
【0027】図7に示す装置は、カートリッジ供給部2
を、1本分の写真フィルム1が引き出された後にカート
リッジ巻き取り部12の位置まで移動させるようにした
ものである。このようにすれば、搬送方向を一方向と
し、処理の高速化を図れる。次に第2実施例について説
明する。このものは、搬送ベルトの張力を強化する為
に、搬送ベルトが掛けられたローラを他の搬送ベルトの
ローラ間に位置させるようにしたものである。
【0028】第2実施例を示す図8において、搬送ロー
ラ41、42が一対1組のベルト、搬送ローラ43〜4
6が一対2組のベルト、搬送ベルト47,48が一対1
組のベルトとなっている。写真フィルム1の一方のフィ
ルム面側のローラ51−1は、もう一方のフィルム面側
の搬送ベルト41のローラ51−2,51−3の間に位
置するように配設され、搬送ベルト41に張力を与える
ようになっており、他のローラについても同様に配設さ
れている。尚、光学センサ4、磁気ヘッド5は読み取り
ステージ49内に配設されている。
【0029】このような構成とすることにより、搬送ベ
ルトのベルト張力が強化され、搬送ベルト41〜搬送ベ
ルト48が撓むことないので、フィルム圧着性が向上
し、搬送精度が向上する。図9は、第2実施例の別の構
成を示す図であり、このように搬送ベルト61〜68、
及びローラを配設しても同様の効果が得られる。
【0030】次に第3実施例について説明する。このも
のは、露光ステージ位置の両側の搬送ベルトを焼付時に
退避させるようにしたものである。第3実施例では、搬
送ベルト7a,7b,8a,8bが、図3の矢印方向に
退避するようになっている。
【0031】この退避機構を図10に示す。図10にお
いて、一対の搬送ベルト7a,7bは、夫々、ローラ8
1a,81bに張架され、同様にして搬送ベルト8a,
8b,9a,9bは、夫々、ローラ83a,83b,8
2a,82bに張架されている。3つのローラ81a,
82a,83aは、軸84と一体となって回転し、中央
のローラ82aは軸84に固定され、ローラ81a,8
3aは、軸84の軸方向に移動可能となっている。この
機構はローラ81b,82b,83b、軸85について
も同様である。
【0032】軸84と85の軸間には、断面が楕円形を
した回転可能なカム86が配置されている。図10
(A)の矢視図である図10(B)に示すように、この
カム89は、軸間に位置し、モータ87に駆動されて回
転すると軸84と88を押し開く。これにより写真フィ
ルム1を挟む一対1組、あるいは一対2組の搬送ベルト
6〜9は挟持解除方向に離間する。
【0033】搬送ベルト7a,9a側、搬送ベルト7
b,9b側には、例えばピニオンギア90aとラック9
0bからなる退避装置90が備えられ、連結棒89を介
してローラ81b,83bに接続している。この退避装
置90が退避手段に相当する。尚、駆動用モータが搬送
ベルト6,9側に、夫々、設けられている。次に動作に
ついて説明する。
【0034】写真フィルム1の先端部を引出して搬送す
る時、カム86,88は、軸84,85の軸間で短径方
向となるように位置している。したがって一対2組の搬
送ベルト7,8が退避していないので、写真フィルム1
の先端部は、一対1組の搬送ベルト6、一対2組の搬送
ベルト7,8で圧着挟持されて搬送ベルト9に渡るまで
搬送される。
【0035】写真フィルム1の先端部が一対1組の搬送
ベルト9に渡ると、搬送が一旦停止し、モータ87の駆
動によりカム86,88が回転して軸84,85を写真
フィルム1の挟持解除方向に押し開く。この状態でピニ
オンギア90aが回転し、ローラ81aと83aに張架
された搬送ベルト7a,8a、ローラ81bと83bに
張架された搬送ベルト7b,8bは、夫々、ラック90
b,連結棒89を介して搬送方向と直角方向に離間す
る。
【0036】そして、ローラ81aと83a、ローラ8
1aと83aが離間するとカム86と88が回転し、写
真フィルム1は、一対2組の搬送ベルト7,8が退避し
た状態で、夫々、一対1組の搬送ベルト6,9で圧着挟
持される。写真フィルム1は、焼付処理をすべき最初の
画像コマが露光ステージ位置にくるまで、一対1組の搬
送ベルト6,9で搬送される。そして露光ステージ位置
で画像コマの位置決めが行われると、写真フィルム1
は、ネガマスク3と図示しないネガ圧着板に圧着挟持さ
れ、焼付処理が行われる。焼付処理が終了するとネガマ
スク3とネガ圧着板は離脱し、一対2組の搬送ベルト
7,8が退避した状態で、写真フィルム1は次の画像コ
マまで、一対1組の搬送ベルト6,9で搬送される。
【0037】このようにして、順次、処理すべき画像コ
マの焼付処理が行われる。かかる構成によれば、焼付処
理時には、露光ステージの両側に配設された一対2組の
搬送ベルトが退避しているので、確実に写真フィルム1
を圧着することが出来、またネガマスク3の周辺で搬送
ベルト等による反射光の影響もなくなる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の本発明
にかかる写真焼付処理装置では、搬送ベルト、情報読み
取り手段、及び露光ステージ位置を搬送方向と直交する
方向にオフセットして配設され、カートリッジから押し
出されたフィルムが、すぐにこの搬送ベルトで圧着挟持
されて搬送されるので、カートリッジから搬送ベルトへ
のフィルムの橋渡しも写真フィルムのカールの影響を受
けずに安定して行われ、写真情報の読み取り、画像の位
置検出を正確に行うことが出来、しかもフィルムが擦れ
ることがなく、傷の発生を防止することが出来る。
【0039】請求項2の本発明にかかる写真焼付処理装
置では、情報読み取り手段が配設されている位置では、
第1の搬送ベルトの両側に備えられ、前記露光ステージ
は、前記2組の第2の搬送ベルトの間に位置して設けら
れているので、写真情報の読み取り、露光ステージでの
位置合わせ、及び焼付処理を支障なく行える。請求項3
の本発明にかかる写真焼付処理装置では、各搬送ベルト
は、他の搬送ベルトのローラによって張力が与えられる
ので、搬送ベルトの張力が強化され、撓みの影響を受け
にくく、ネガ圧着性、搬送精度が向上する。
【0040】請求項4の本発明にかかる写真焼付処理装
置では、焼付処理時には、搬送ベルトが退避しているの
で、確実に写真フィルムを圧着することが可能となり、
また搬送ベルト等による反射光の影響も回避出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成図。
【図2】本実施例に使用する写真フィルムの説明図。
【図3】図1の搬送部の斜視図。
【図4】図1の写真フィルムの搬送部の平面図。
【図5】図1の写真フィルムの搬送方法の説明図。
【図6】同上説明図。
【図7】同上説明図。
【図8】第2実施例の構成図。
【図9】第2実施例の別の構成図。
【図10】第3実施例の構成図。
【符号の説明】
1 写真フィルム 2 カートリッジ供給部 3 ネガマスク 4 光学センサ 5 磁気ヘッド 6〜9 搬送ベルト

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像コマ毎に写真情報が記録された現像済
    の写真フィルムが巻回収納されたカートリッジから前記
    写真フィルムの先端部を押し出すフィルム先端部押出手
    段と、 押し出された写真フィルムの先端部を一対の搬送ベルト
    間に圧着挟持して引込み、該写真フィルムをカートリッ
    ジから分離して引出し搬送する搬送手段と、 引き出された写真フィルムの前記写真情報を読み取る情
    報読み取り手段と、 各画像コマの位置を検出して露光ステージ位置に位置決
    めする画像位置決め手段と、 前記露光ステージ位置にセットされた写真フィルムの画
    像を印画紙に焼き付ける焼付手段と、を含んで構成する
    一方、 前記搬送ベルト、情報読み取り手段、及び露光ステージ
    位置を搬送方向と直交する方向にオフセットして配設し
    たことを特徴とする写真焼付処理装置。
  2. 【請求項2】前記写真情報は、写真フィルムの側縁部に
    記録され、 前記搬送手段は、写真フィルムの中央部を圧着挟持しつ
    つ、搬送する一対1組の第1の搬送ベルトと、 該第1の搬送ベルトに連接し、写真フィルムの両側縁部
    を挟み圧着挟持する一対2組の第2の搬送ベルトと、を
    含んで構成され、 前記情報読み取り手段は、第1の搬送ベルトの両側に夫
    々備えられ、 前記露光ステージ位置は、前記2組の第2の搬送ベルト
    の間に位置して設けられていることを特徴とする請求項
    1に記載の写真焼付処理装置。
  3. 【請求項3】前記搬送手段の複数の搬送ベルトは、各搬
    送ベルトに掛けられた複数のローラの少なくとも一つ
    が、他の搬送ベルトのローラ間に位置して該搬送ベルト
    に張力を与えるように配設されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載の写真焼付処理装置。
  4. 【請求項4】露光ステージ両側に掛け渡された一対ずつ
    2組の搬送ベルトに対し、露光焼付時にフィルムを挟む
    一対ずつの搬送ベルトを互いに挟持解除方向に離間した
    後、前記2組の搬送ベルトを互いに搬送方向と直角方向
    に離間する退避手段を備える一方、 前記位置決め手段は、前記退避手段によって搬送ベルト
    が退避した後、露光ステージ位置に写真フィルムを圧着
    挟持して位置決めする一対の枠体と、該枠体を圧着・離
    脱自由に駆動する機構と、を含んで構成されていること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の写
    真焼付処理装置。
JP6388494A 1994-03-31 1994-03-31 写真焼付処理装置 Pending JPH07270934A (ja)

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JP6388494A JPH07270934A (ja) 1994-03-31 1994-03-31 写真焼付処理装置

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