JPH07270721A - 立体視補正用プリズム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーン，テレビなどに映る立体画像の立
体感を体験すること。 【構成】 通常の右目視線（６）を、プリズム（９）を
配することにより、プリズムによって補正された右目視
線（８）に変更する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、視差のある２枚の画
像を、双眼視することによって立体感のある画像を観賞
する立体視に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、立体感を体験する道具として、一
定の距離に立体写真を固定し、付属する光学系によって
立体視を行う、ステレオスコープと呼ばれるものが主流
であった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、大きさなど
の規格の定まった立体写真のみならず、スクリーン，テ
レビなどに映る動画の立体画像にも適用できるものであ
る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】通常の画像を見る視線
は、左側画像（１）に視点がある場合は、左目視線
（５），右目視線（６）の様になる。道具を使用しない
立体視の方法として、右目視線（６）を、裸眼立体視の
右目視線（７）に変更し、焦点を合わす裸眼立体視があ
る。この裸眼立体視の能力は、訓練しなければ習得でき
ず、人によっては習得できないものである。本発明は、
この裸眼立体視に着目し、通常の画像を見る視線を、プ
リズム（９）を目の前に置くことにより、裸眼立体視の
視線に補正するものである。

【０００５】

【作用】立体視するときは、プリズム（９）をプリズム
の稜（１０）を内側にし、右目（４）の前に固定すれば
よい。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 （イ） プリズム（９）に、柄（１１）を付け、持ち安
くしたもの。 （ロ） プリズム（９）に、つる（１２）を付け、眼鏡
としたもの。 （ハ） プリズム（９）の頂角を半分にしたプリズム
（１３）２枚を、左右の目に配し、つる（１４）を付
け、眼鏡としたもの。

【０００７】本発明は、プリズム（９）をそのまま用い
る他、以上のような形態とすることで、長時間の使用に
耐える工夫を施したものが、実用に供される。

【０００８】

【発明の効果】視線を変えるだけの単純な光学系とする
事で、画像までの距離などの制限が無くなる事で、スク
リーン，テレビなどに映る動画の立体画像の立体感を体
験する事が出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】通常の視線と、裸眼立体視の視線を示す図であ
る。

【図２】本発明による立体視の視線を示す図である。

【図３】本発明の虫眼鏡状の実施例

【図４】本発明の眼鏡状のプリズム１つを使った実施例

【図５】本発明の眼鏡状のプリズム２つを使った実施例

【符号の説明】

（１）は左側画像 （２）は右側画像 （３）は左目 （４）は右目 （５）は左目視綿 （６）は右目視線 （７）は裸眼立体視の右目視線 （８）はプリズムによって補正された右目視線 （９）はプリズム （１０）はプリズムの稜 （１１）は柄 （１２）はつる （１３）はプリズム（９）の頂角を半分にしたプリズム （１４）はつる

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ２枚の視差のある画像を、双眼視するこ
   とによって立体感のある画像を観賞する立体視におい
   て、視線補正用のプリズム（９）を目の前に配すること
   により、立体感を得られる立体視補正用プリズム。