JPH07270681A - 写真レンズ - Google Patents

写真レンズ

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JPH07270681A
JPH07270681A JP6059060A JP5906094A JPH07270681A JP H07270681 A JPH07270681 A JP H07270681A JP 6059060 A JP6059060 A JP 6059060A JP 5906094 A JP5906094 A JP 5906094A JP H07270681 A JPH07270681 A JP H07270681A
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Nobuaki Toyama
信明 遠山
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    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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    • GPHYSICS
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B9/00Optical objectives characterised both by the number of the components and their arrangements according to their sign, i.e. + or -
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 Fナンバー2.8〜4.0、画角60゜、全
長約1.1f〜1.2fの広角でコンパクトな写真レン
ズであって、諸収差が良好に補正されたものを提供す
る。 【構成】 本発明の写真レンズは、物体側に凸面をむけ
た正の第1レンズと、正又は負の第2レンズと、負の第
3レンズと、正の第4レンズと、物体側に凹面をむけた
正のメニスカスレンズである第5レンズと、物体側に凹
面をむけた負の第6レンズと、物体側面が前記第6レン
ズの像側面と貼り合わされ、像側に凸面をむけた正の第
7レンズとが光軸に沿って配列されており、第4レン
ズ、第5レンズの焦点距離や、第6レンズと第7レンズ
とからなるレンズ系の合成焦点距離、さらに、第3〜第
7レンズについてレンズ面の曲率半径を適正にすること
により、諸収差が良好に補正されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は広角の写真レンズに関す
るもので、特にレンズシャッタカメラ用として好適な写
真レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の広角写真レンズとしては、特開昭
58−4112や特開平5−164961などに記載さ
れたレンズ系が知られている。
【0003】このうち、特開昭58−4112の広角レ
ンズは、Fナンバーが2、画角が56度であって、諸収
差が良好に補正され、一眼レフレックスカメラ用レンズ
して使用し得るだけの長いバックフォーカスを有する。
【0004】また、特開平5−164961の広角レン
ズは、レンズシャッタカメラへの搭載を前提とし、レン
ズシャッタユニットのための十分なスペースを確保した
ものであって、Fナンバーが2、画角が63度であり、
絞りを挟んだ2つの面で発生するサジタルコマ収差が補
正されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭58−
4112の広角レンズは、画角が56度と、画角の広さ
がやや不十分であった。また、このレンズは一眼レフレ
ックスカメラ用レンズとして考案されたものであるた
め、バックフォーカスの長さに起因して全長(レンズの
第1面から焦点までの距離)も長い。このため、このレ
ンズを用いてカメラのコンパクト化を達成することは困
難である。
【0006】同様に、特開平5−164961の広角レ
ンズも、焦点距離fに対して全長が1.4f以上と長い
ため、カメラのコンパクト化を達成するには不十分であ
る。さらに、サジタルコマ収差は補正されたものの、非
点収差や歪曲収差がやや大き、いなど全体的な収差補正
は十分になされていなかった。
【0007】本発明は、上記の点に鑑みなされたもの
で、Fナンバーが2.8〜4.0、画角が60゜程度と
明るく広角で、かつ、全長が約1.1f〜約1.2fと
コンパクトな写真レンズであって、遠距離から近接撮影
まで諸収差が良好に補正され、物体距離全般にわたり高
い光学性能を有する写真レンズを提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の写真レンズは、物体側から順に、(a)
物体側に凸面をむけた正の第1レンズと、(b)像側に
凹面をむけた第2レンズと、(c)負の第3レンズと、
(d)正の第4レンズと、(e)物体側に凹面をむけた
正のメニスカスレンズである第5レンズと、(f)物体
側に凹面をむけた負の第6レンズと、(g)物体側面が
前記第6レンズの像側面と貼り合わされ、像側に凸面を
むけた正の第7レンズとが光軸に沿って配列された構成
を有し、 (1) 0.28 < f/f4 < 2.55 (2) 0 < f/f5 < 1.80 (3) −1.15 < f/f67 < 0.65 (4) −0.65 < (R3R−R4F)/(R3R+R4F
< −0.17 (5) 0.03 < (R5R−R6F)/(R5R+R6F
< 0.31 (6) −0.45 < (R6F−R7R)/(R6F+R7R
< 0.10 (fは全系の焦点距離、f4 は前記第4レンズの焦点距
離、f5 は前記第5レンズの焦点距離、f67は前記第6
レンズと前記第7レンズとからなるレンズ系の合成焦点
距離、R3Rは前記第3レンズの像側面の曲率半径、R4F
は前記第4レンズの物体側面の曲率半径、R5Rは前記第
5レンズの像側面の曲率半径、R6Fは前記第6レンズの
物体側面の曲率半径、R7Rは前記第7レンズの像側面の
曲率半径である。)を満足することを特徴としている。
【0009】ここで、第1レンズおよび第2レンズは、
ともに正のメニスカスレンズであり、第3レンズは、物
体側に凸面をむけたメニスカスレンズであり、第4レン
ズは、物体側に凸面をむけたメニスカスレンズであり、
f/f4 は、 (7) 0.28 < f/f4 < 1.36を満足
し、 (R3R−R4F)/(R3R+R4F)は、 (8) −0.65 < (R3R−R4F)/(R3R+R4F
< −0.28を満足する写真レンズであるとさらに
良い。
【0010】
【作用】上記の (1)式は、球面収差、コマ収差および像
面湾曲に関する条件式である。本発明者の知見によれ
ば、f/f4 が (1)式の上限を越えると、レンズ系の球
面収差およびコマ収差が過大となり、他のレンズ条件を
調整してもこれを補正することが困難となる。一方、f
/f4 が (1)式の下限を下回ると、像面湾曲が過大とな
り、補正も困難となる。
【0011】次に、 (2)式は、球面収差およびコマ収差
に関する条件式である。f/f5 が(2)式の上限を越え
ると球面収差が過大となり、他のレンズ条件を調整して
もこれを補正することが困難となる。一方、f/f5
(2)式の下限を下回ると球面収差およびコマ収差が過大
となり、補正することも難しくなる。
【0012】(3)式は、写真レンズの全長に関する条件
式である。f/f67が (3)式の上限を越えると、写真レ
ンズの全長が長くなり過ぎ、本発明の目的を十分に達成
することができない。一方、f/f67が (3)式の下限を
下回ると、写真レンズの全長は短くなるものの、諸収差
をバランスよく補正することが困難となるので、実用的
でない。
【0013】(4)式は、像面湾曲に関する条件式であ
る。(R3R−R4F)/(R3R+R4F)が (4)式の上限を
越えるとき、あるいは下限を下回るときは、像面湾曲が
過大となり、他のレンズ条件を調整しても補正すること
が難しくなる。
【0014】(5)式は、球面収差および像面湾曲に関す
る条件式である。(R5R−R6F)/(R5R+R6F)が
(5)式の上限を越えると、球面収差および像面湾曲が過
大となり、他のレンズ条件を調整しても補正することが
難しくなる。また、(R5R−R6F)/(R5R+R6F)が
(5)式の下限を下回るときも、球面収差が過大となり、
補正が困難となる。
【0015】(6)式は、写真レンズの全長に関する条件
式である。(R6F−R7R)/(R6F+R7R)が (6)式の
上限を越えると、写真レンズの全長が長くなり過ぎる。
また、(R6F−R7R)/(R6F+R7R)が (6)式の下限
を下回ると、写真レンズの全長は短くなるものの、諸収
差をバランスよく補正することが困難となり、実用上好
ましくない。
【0016】以上の (1)〜 (6)の条件式を満足する写真
レンズは、遠距離から近接撮影において、球面収差や像
面湾曲などの諸収差が良好に補正される。これにより、
本発明の写真レンズは、Fナンバーを約2.8〜4、画
角を60度程度と、明るく広角にし、全長を約1.1f
〜約1.2fとコンパクトにした場合にも、物体距離全
般にわたって高解像、高コントラストで、優れた光学性
能を備える。
【0017】また、本発明者の知見によれば、本発明の
写真レンズのうち、第1レンズおよび第2レンズが正の
メニスカスレンズであり、第3レンズが物体側に凸面を
むけた負のメニスカスレンズであり、第4レンズが物体
側に凸面をむけた正のメニスカスレンズであって、上記
の (1)、(4)の条件式に関して、特に、 (7) 0.28 < f/f4 < 1.36 (8) −0.65 < (R3R−R4F)/(R3R+R4F
< −0.28 を満足するものは、本発明の写真レンズのなかでも特に
好適である。
【0018】
【実施例】本発明の実施例を以下に示す。なお、図面の
説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複す
る説明を省略する。
【0019】以下に説明する第1〜第6実施例では、写
真レンズのFナンバーは約2.8〜4、画角は約59度
〜61度、全長は約1.1f〜約1.2fとなってい
る。
【0020】最初に、第1実施例について説明する。図
1は第1実施例の写真レンズを示した図である。この図
において、L1 〜L7 は第1レンズから第7レンズまで
をそれぞれ示し、r1 〜r13はレンズ各面の曲率半径を
示す。また、d1 〜d12は、レンズ厚またはレンズ間隔
を示す。ここに、L、r、dの右下の数字は、物体側か
ら像側へ順に付された識別番号である。
【0021】なお、図1のrによる曲率半径表示と、前
述した (1)〜 (8)の条件式でのRによる曲率半径表示と
の対応表を以下に示す。
【0022】r1 → R1F8 → R4R2 → R1R9 → R5F3 → R2F10 → R5R4 → R2R11 → R6F5 → R3F12 → R6R6 → R3R =R7F7 → R4F13 → R7R (但し、RMF、RMR(M=1〜7)は、それぞれ第Mレ
ンズの物体側面、像側面の曲率半径を示す。) この表に示されるように、第3レンズの像側面の曲率半
径R3Rはr6 に、第4レンズの物体側面の曲率半径R4F
はr7 に、第5レンズの像側面の曲率半径R5Rはr
10に、第6レンズの物体側面の曲率半径R6Fはr
11に、第7レンズの像側面の曲率半径R7Rはr13に対応
している。
【0023】本実施例の写真レンズは、全てメニスカス
レンズから構成され、具体的には、物体側から順に、正
のメニスカスレンズL1 、正のメニスカスレンズL2
負のメニスカスレンズL3 、正のメニスカスレンズ
4 、正のメニスカスレンズL5、負のメニスカスレン
ズL6 、正のメニスカスレンズL7 が光軸に沿って配列
された構成を有している。
【0024】ここで、レンズL1 は物体側に凸面をむけ
ており、レンズL2 は像側に凹面をむけている。また、
レンズL3 、L4 は、ともに物体側に凸面をむけてお
り、レンズL5 は物体側に凹面をむけている。また、レ
ンズL6 は物体側に凹面をむけており、レンズL7 は像
側に凸面をむけている。また、レンズL6 の像側面とレ
ンズL7 の物体側面は貼り合わされており、これにより
レンズL6 とレンズL7とは一つのメニスカスレンズを
構成する。
【0025】図1のように、レンズL1 〜L4 からなる
前群と、レンズL5 〜レンズL7 からなる後群との間に
は絞りが配置される。なお、本実施例では、レンズシャ
ッタカメラへの搭載を考慮して、前群と後群との間にレ
ンズシャッタユニットを配置しうる程度に、前群と後群
との間隔を広くしている。
【0026】本実施例の写真レンズ(図1)について、
各パラメータの数値は以下の通りである。
【0027】
【表1】
【0028】ここで、fは全系の焦点距離、rはレンズ
各面の曲率半径、dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nは
レンズの屈折率、νはレンズのアッベ数を示す。また、
表の左端の数字はr、dの右下に付された番号を示し、
表の右端はN、νの数値がどのレンズに対応するもので
あるかを示している。
【0029】また、図1の写真レンズでは、 (1) f/f4 =0.73 (2) f/f5 =0.75 (3) f/f67=0.0029 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.42 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.21 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.15 (但し、本実施例では、R3R=r6 、R4F=r7 、R5R
=r10、R6F=r11、R7R=r13である。)となってい
る。したがって、本実施例の写真レンズは、上記した
(1)〜 (6)の条件式を全て満足するうえに、 (7)、(8)の
条件式をも満足している。
【0030】図2は、本実施例の写真レンズについて、
球面収差、非点収差および歪曲収差を示す収差図であ
る。この図に示されるように、本実施例の写真レンズ
は、諸収差が良好に補正されている。
【0031】以上のように、本実施例の写真レンズは、
前群と後群との間にレンズシャッタユニットを配置しう
る程度の間隔を有しながらも、全長が短くコンパクトで
あり、しかも諸収差が良好に補正されて、優れた光学性
能を備えている。
【0032】次に、図3は第2実施例の写真レンズを示
した図である。本実施例の写真レンズは、レンズL6
よびレンズL7 がメニスカスレンズでない点が第1実施
例と異なる。
【0033】本実施例の写真レンズ(図3)に関する各
パラメータは以下の通りである。
【0034】
【表2】
【0035】また、本実施例の写真レンズでは、 (1) f/f4 =0.99 (2) f/f5 =1.65 (3) f/f67=−1.05 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.40 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.049 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.40 (但し、rによる曲率半径表示とRによる曲率半径表示
との対応は第1実施例と同様であり、R3R=r6 、R4F
=r7 、R5R=r10、R6F=r11、R7R=r13であ
る。)となっており、 (1)〜 (6)の条件式を全て満足す
るうえに、 (7)、(8)の条件式をも満足している。したが
って、図4の収差図に示されるように、本実施例の写真
レンズは諸収差が良好に補正されている。
【0036】以下、第3〜第5実施例を、第1、第2実
施例と同様に示す。なお、第3〜第5実施例は、第2実
施例と同様のレンズ構成を有している。また、rによる
曲率半径表示とRによる曲率半径表示との対応は第1、
第2実施例と同様である。
【0037】第3実施例(図5,図6)
【0038】
【表3】
【0039】(1) f/f4 =0.33 (2) f/f5 =0.62 (3) f/f67=0.17 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.59 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.16 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.15 (ここで、R3R=r6 、R4F=r7 、R5R=r10、R6F
=r11、R7R=r13である。) 第4実施例(図7,図8)
【0040】
【表4】
【0041】(1) f/f4 =1.23 (2) f/f5 =0.03 (3) f/f67=0.59 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.32 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.26 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.01 (ここで、R3R=r6 、R4F=r7 、R5R=r10、R6F
=r11、R7R=r13である。) 第5実施例(図9,図10)
【0042】
【表5】
【0043】(1) f/f4 =0.63 (2) f/f5 =0.78 (3) f/f67=−0.032 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.46 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.28 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.17 (ここで、R3R=r6 、R4F=r7 、R5R=r10、R6F
=r11、R7R=r13である。) 上記の数値から明らかなように、第3〜第5実施例は
(1)〜 (6)の条件式を満足するとともに、 (7)、(8)の条
件式をも満足している。したがって、図6,8,10に
それぞれ示されるように、各実施例の写真レンズは、い
ずれも諸収差が良好に補正されている。
【0044】次に、第6実施例について説明する。図1
1に示すように、本実施例の写真レンズは、レンズL1
〜レンズL4 がメニスカスレンズでない点と、レンズL
2 が負レンズである点で第1〜第5実施例と異なる。
【0045】具体的に説明すると、本実施例の写真レン
ズは、物体側から順に、両凸レンズL1 、両凹レンズL
2 、両凹レンズL3 、両凸レンズL4 、正のメニスカス
レンズL5 、両凹レンズL6 、両凸レンズL7 が光軸に
沿って配列された構成を有している。ここで、レンズL
1 の像側面とレンズL2 の物体側面とは貼り合わされて
おり、これにより、レンズL1 とレンズL2 とは一つの
正メニスカスレンズを構成している。同様に、レンズL
6 とレンズL7 も貼り合わされており、一つの負メニス
カスレンズを構成している。
【0046】なお、本実施例では、図11におけるrに
よる曲率半径表示と、 (1)〜 (8)の条件式におけるRに
よる曲率半径表示との対応が、第1〜第5実施例の場合
と異なっている。以下に、rによる曲率半径表示とRに
よる曲率半径表示との対応表を示す。
【0047】 (但し、RMF、RMR(M=1〜7)は、それぞれ第Mレ
ンズの物体側面、像側面の曲率半径を示す。) この表に示されるように、本実施例では、第3レンズの
像側面の曲率半径R3Rはr5 に、第4レンズの物体側面
の曲率半径R4Fはr6 に、第5レンズの像側面の曲率半
径R5Rはr9 に、第6レンズの物体側面の曲率半径R6F
はr10に、第7レンズの像側面の曲率半径R7Rはr12
対応している。
【0048】本実施例の写真レンズ(図11)につい
て、各パラメータの数値は以下の通りである。
【0049】
【表6】
【0050】また、本実施例の写真レンズでは、 (1) f/f4 =2.32 (2) f/f5 =0.96 (3) f/f67=−0.93 (4) (R3R−R4F)/(R3R+R4F)=−0.20 (5) (R5R−R6F)/(R5R+R6F)=0.16 (6) (R6F−R7R)/(R6F+R7R)=−0.35 (但し、本実施例では、R3R=r5 、R4F=r6 、R5R
=r9 、R6F=r10、R7R=r12である。)となってお
り、 (1)〜 (6)の条件式は全て満足されている。
【0051】図12は、本実施例の写真レンズに関する
収差図である。この図に示されるように、本実施例の写
真レンズも諸収差が良好に補正されており、十分に好適
な使用が可能である。
【0052】
【発明の効果】以上、詳細に説明した通り、本発明の写
真レンズは、遠距離から近接撮影における諸収差が良好
に補正されている。したがって、本発明の写真レンズ
は、Fナンバーを約2.8〜4、画角を60度程度と、
明るく広角にし、さらに全長を約1.1f〜約1.2f
とコンパクトにした場合にも、物体距離全般にわたり、
高解像、高コントラストで優れた光学性能を備える。
【0053】特に、本発明の写真レンズは、レンズシャ
ッタユニットのための十分なスペースを確保しながら
も、コンパクトで、かつ、良好な光学性能を備えてい
る。したがって、特にレンズシャッタカメラ用として好
適であり、本発明の写真レンズを用いることで、レンズ
シャッタカメラのコンパクト化を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の写真レンズを示した図である。
【図2】第1実施例の写真レンズの収差図である。
【図3】第2実施例の写真レンズを示した図である。
【図4】第2実施例の写真レンズの収差図である。
【図5】第3実施例の写真レンズを示した図である。
【図6】第3実施例の写真レンズの収差図である。
【図7】第4実施例の写真レンズを示した図である。
【図8】第4実施例の写真レンズの収差図である。
【図9】第5実施例の写真レンズを示した図である。
【図10】第5実施例の写真レンズの収差図である。
【図11】第6実施例の写真レンズを示した図である。
【図12】第6実施例の写真レンズの収差図である。
【符号の説明】
1 〜L7 …第1レンズ〜第7レンズ、r1 〜r13…レ
ンズ各面の曲率半径、d1 〜d12…レンズ厚、レンズ間
隔。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体側から順に、物体側に凸面をむけた
    正の第1レンズと、像側に凹面をむけた第2レンズと、
    負の第3レンズと、正の第4レンズと、物体側に凹面を
    むけた正のメニスカスレンズである第5レンズと、物体
    側に凹面をむけた負の第6レンズと、物体側面が前記第
    6レンズの像側面と貼り合わされ、像側に凸面をむけた
    正の第7レンズと、 が光軸に沿って配列された構成を有し、 (1) 0.28 < f/f4 < 2.55 (2) 0 < f/f5 < 1.80 (3) −1.15 < f/f67 < 0.65 (4) −0.65 < (R3R−R4F)/(R3R+R4F
    < −0.17 (5) 0.03 < (R5R−R6F)/(R5R+R6F
    < 0.31 (6) −0.45 < (R6F−R7R)/(R6F+R7R
    < 0.10 (fは全系の焦点距離、f4 は前記第4レンズの焦点距
    離、f5 は前記第5レンズの焦点距離、f67は前記第6
    レンズと前記第7レンズとからなるレンズ系の合成焦点
    距離、R3Rは前記第3レンズの像側面の曲率半径、R4F
    は前記第4レンズの物体側面の曲率半径、R5Rは前記第
    5レンズの像側面の曲率半径、R6Fは前記第6レンズの
    物体側面の曲率半径、R7Rは前記第7レンズの像側面の
    曲率半径である。)を満足することを特徴とする写真レ
    ンズ。
  2. 【請求項2】 前記第1レンズおよび前記第2レンズ
    は、ともに正のメニスカスレンズであり、 前記第3レンズは、物体側に凸面をむけたメニスカスレ
    ンズであり、 前記第4レンズは、物体側に凸面をむけたメニスカスレ
    ンズであり、 f/f4 は、 (7) 0.28 < f/f4 < 1.36 を満足し、 (R3R−R4F)/(R3R+R4F)は、 (8) −0.65 < (R3R−R4F)/(R3R+R4F
    < −0.28 を満足することを特徴とする請求項1記載の写真レン
    ズ。
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