JPH0727060A - スクロール圧縮機 - Google Patents
スクロール圧縮機Info
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- JPH0727060A JPH0727060A JP16802793A JP16802793A JPH0727060A JP H0727060 A JPH0727060 A JP H0727060A JP 16802793 A JP16802793 A JP 16802793A JP 16802793 A JP16802793 A JP 16802793A JP H0727060 A JPH0727060 A JP H0727060A
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- JP
- Japan
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- scroll
- side plate
- plate portion
- inward
- recessed groove
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F04—POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
- F04C—ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
- F04C27/00—Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
- F04C27/005—Axial sealings for working fluid
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロール側板部の端部がスクロール圧縮機
の逆転時に損傷することなく信頼性の高いスクロール圧
縮機の提供を目的とするものである。 【構成】 スクロール圧縮機のスクロール部材１０で
は、他方のスクロール部材のスクロール基板部と対面す
るスクロール基板部のスクロール側板部１１の凹溝部１
２に、スクロール基板部の対向面に摺接するチップシー
ル１３が遊動状に収容されている。そして、凹溝部１２
を形成する内向側の壁部１４に、壁部１４の上方空間又
は内向側の空間とチップシール１３の下方空間とを連通
する連通手段を設けた。
の逆転時に損傷することなく信頼性の高いスクロール圧
縮機の提供を目的とするものである。 【構成】 スクロール圧縮機のスクロール部材１０で
は、他方のスクロール部材のスクロール基板部と対面す
るスクロール基板部のスクロール側板部１１の凹溝部１
２に、スクロール基板部の対向面に摺接するチップシー
ル１３が遊動状に収容されている。そして、凹溝部１２
を形成する内向側の壁部１４に、壁部１４の上方空間又
は内向側の空間とチップシール１３の下方空間とを連通
する連通手段を設けた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気圧縮機や冷
媒圧縮機として好適に使用されるスクロール圧縮機に関
するものである。
媒圧縮機として好適に使用されるスクロール圧縮機に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、スクロール形流体機械として
は、一対の渦巻状板体（以下、スクロール側板部とい
う）を組み合わせて被圧縮流体の圧縮を行う容積形圧縮
機の一種であるスクロール圧縮機が広く知られている。
この種のスクロール圧縮機では、一対のスクロール基板
部の平行するそれぞれの対向面に、相互に組み合わされ
るスクロール側板部が他方のスクロール基板部に向けて
それぞれ突出して設けられている。そして、前記スクロ
ール圧縮機は、２つのスクロール基板部のうちの一方の
スクロール基板部が固定され、他方のスクロール基板部
が偏心した状態で相対的に揺動駆動されることにより、
被圧縮流体を圧縮するものである。ところで、前記した
ようなスクロール圧縮機においては、それぞれ組み合わ
された一対のスクロール基板部とスクロール側板部とか
ら圧縮室が構成される。また、スクロール側板部の先端
面とこの先端面に対向するスクロール基板部との間にシ
ール手段が設けられ、これによって前記圧縮室からの被
圧縮流体の漏れを低減化し、圧縮効率を高めるように工
夫されている。この種のシール手段としては、従来より
種々様々なものが知られている。それらのうち、加工誤
差、使用中の摩耗あるいは熱変形による、スクロール基
板部とスクロール側板部との間の間隙変化に対する自己
補償機能を有することから、例えば合成樹脂等よりなり
チップシール（本発明のシール部材の一例）が多用され
ている。従来、この種のチップシールを備えたスクロー
ル圧縮機としては、古くは１９０５年の米国特許８０１
１８２号明細書に開示されたものがあり、最近では実開
昭６２−７６２１０号公報や特公昭５６−２８２４０号
公報等に開示されたものが挙げられる。
は、一対の渦巻状板体（以下、スクロール側板部とい
う）を組み合わせて被圧縮流体の圧縮を行う容積形圧縮
機の一種であるスクロール圧縮機が広く知られている。
この種のスクロール圧縮機では、一対のスクロール基板
部の平行するそれぞれの対向面に、相互に組み合わされ
るスクロール側板部が他方のスクロール基板部に向けて
それぞれ突出して設けられている。そして、前記スクロ
ール圧縮機は、２つのスクロール基板部のうちの一方の
スクロール基板部が固定され、他方のスクロール基板部
が偏心した状態で相対的に揺動駆動されることにより、
被圧縮流体を圧縮するものである。ところで、前記した
ようなスクロール圧縮機においては、それぞれ組み合わ
された一対のスクロール基板部とスクロール側板部とか
ら圧縮室が構成される。また、スクロール側板部の先端
面とこの先端面に対向するスクロール基板部との間にシ
ール手段が設けられ、これによって前記圧縮室からの被
圧縮流体の漏れを低減化し、圧縮効率を高めるように工
夫されている。この種のシール手段としては、従来より
種々様々なものが知られている。それらのうち、加工誤
差、使用中の摩耗あるいは熱変形による、スクロール基
板部とスクロール側板部との間の間隙変化に対する自己
補償機能を有することから、例えば合成樹脂等よりなり
チップシール（本発明のシール部材の一例）が多用され
ている。従来、この種のチップシールを備えたスクロー
ル圧縮機としては、古くは１９０５年の米国特許８０１
１８２号明細書に開示されたものがあり、最近では実開
昭６２−７６２１０号公報や特公昭５６−２８２４０号
公報等に開示されたものが挙げられる。
【０００３】これらのうち、特公昭５６−２８２４０号
公報に開示されたシール手段は、スクロール側板部の先
端面にチップシールを嵌入し得る凹溝部が形成されると
共に、この凹溝部の一端がスクロール側板部の渦巻中心
部における圧縮室の高圧領域と連通するように前記凹溝
部が形成されており、前記高圧領域から凹溝部とチップ
シールとの間に導入された高圧流体の付勢力によって、
チップシールを他方のスクロール基板部に摺動自在に押
し付けて軸方向シールを行うものである。図４は前記特
公昭５６−２８２４０号公報に開示された従来のスクロ
ール圧縮機の一方のスクロール部材の正面図である。ま
た、図５は図４におけるスクロール部材のＡ−Ａ矢視断
面図である。これらの各図において、スクロール部材１
は、正面視円板状のスクロール基板部２と、このスクロ
ール基板部２の対向面４に他方のスクロール基板部（図
示せず）に向けて突出して設けられた正面視渦巻形状の
スクロール側板部３と、前記他方のスクロール基板部と
対面するスクロール側板部３の先端部に当該渦巻形状に
沿って形成された凹溝部５と、該凹溝部５の溝内に収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するチップ
シール６とを備えて構成されている。なお、７は前記凹
溝部５の内部と前記スクロール側板部３の渦巻中心部に
おける圧縮室の高圧領域とを連通する連通口である。こ
のように構成されたチップシール手段においては、図５
に示すように、連通口７からチップシール６の下端面と
凹溝部５の底面との間に流入した高圧流体が空隙８を形
成し、チップシール６を回転駆動軸９の軸方向に付勢す
ることにより、前記他方のスクロール基板部の対向面に
押圧して軸方向シールを行う。
公報に開示されたシール手段は、スクロール側板部の先
端面にチップシールを嵌入し得る凹溝部が形成されると
共に、この凹溝部の一端がスクロール側板部の渦巻中心
部における圧縮室の高圧領域と連通するように前記凹溝
部が形成されており、前記高圧領域から凹溝部とチップ
シールとの間に導入された高圧流体の付勢力によって、
チップシールを他方のスクロール基板部に摺動自在に押
し付けて軸方向シールを行うものである。図４は前記特
公昭５６−２８２４０号公報に開示された従来のスクロ
ール圧縮機の一方のスクロール部材の正面図である。ま
た、図５は図４におけるスクロール部材のＡ−Ａ矢視断
面図である。これらの各図において、スクロール部材１
は、正面視円板状のスクロール基板部２と、このスクロ
ール基板部２の対向面４に他方のスクロール基板部（図
示せず）に向けて突出して設けられた正面視渦巻形状の
スクロール側板部３と、前記他方のスクロール基板部と
対面するスクロール側板部３の先端部に当該渦巻形状に
沿って形成された凹溝部５と、該凹溝部５の溝内に収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するチップ
シール６とを備えて構成されている。なお、７は前記凹
溝部５の内部と前記スクロール側板部３の渦巻中心部に
おける圧縮室の高圧領域とを連通する連通口である。こ
のように構成されたチップシール手段においては、図５
に示すように、連通口７からチップシール６の下端面と
凹溝部５の底面との間に流入した高圧流体が空隙８を形
成し、チップシール６を回転駆動軸９の軸方向に付勢す
ることにより、前記他方のスクロール基板部の対向面に
押圧して軸方向シールを行う。
【０００４】さらに、実開昭６２−７６２０１号公報に
開示されているシール手段は、スクロール側板部の先端
面に形成された凹溝部の溝幅をチップシールの幅よりも
大きな寸法に設定することにより、凹溝部とチップシー
ルとの間に形成された間隙を通じて圧縮室からの被圧縮
流体を凹溝部内に流入させて、前記軸方向シールを行う
ものである。図６は前記実開昭６２−７６２０１号公報
に開示された従来のスクロール圧縮機の一方のスクロー
ル部材を構成するスクロール側板部及びチップシールの
要部断面図である。同図に示したスクロール部材は、先
述したスクロール部材１（図４及び図５）と同様の構成
を有する一方、幅Ｗ１が凹溝部５の溝幅Ｗ２より僅かに
小さな寸法であって、厚みｔ１が溝深さｔ２より僅かに
小さな寸法に設定されたチップシール６が用いられる。
また図７には図中白抜き矢印Ｒで示される正規回転方向
で運転した時のチップシールによるシール状態を示し
た。図のように、正規回転方向で運転した時、内向側の
壁部より、外向側壁部へ圧力差が発生し、チップシール
６は外向側溝部５ａの方へ移動することになる。
開示されているシール手段は、スクロール側板部の先端
面に形成された凹溝部の溝幅をチップシールの幅よりも
大きな寸法に設定することにより、凹溝部とチップシー
ルとの間に形成された間隙を通じて圧縮室からの被圧縮
流体を凹溝部内に流入させて、前記軸方向シールを行う
ものである。図６は前記実開昭６２−７６２０１号公報
に開示された従来のスクロール圧縮機の一方のスクロー
ル部材を構成するスクロール側板部及びチップシールの
要部断面図である。同図に示したスクロール部材は、先
述したスクロール部材１（図４及び図５）と同様の構成
を有する一方、幅Ｗ１が凹溝部５の溝幅Ｗ２より僅かに
小さな寸法であって、厚みｔ１が溝深さｔ２より僅かに
小さな寸法に設定されたチップシール６が用いられる。
また図７には図中白抜き矢印Ｒで示される正規回転方向
で運転した時のチップシールによるシール状態を示し
た。図のように、正規回転方向で運転した時、内向側の
壁部より、外向側壁部へ圧力差が発生し、チップシール
６は外向側溝部５ａの方へ移動することになる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】前記した構成の従来の
スクロール圧縮機では、チップシール６を遊動状に収容
する凹溝部５を設けなければならない必然性から、凹溝
部５とチップシール６との間に導入された流体の付勢力
によって、チップシール６を他方のスクロール基板部に
摺動自在に押しつけて軸方向シールを行っている。した
がって、例えばスクロール圧縮機が正規回転方向とは反
対の方向に回転した場合に、圧縮室内の圧力状態が、渦
巻中心部より渦巻外周部で低下し、揺動スクロールが浮
上するため、スクロール側板部の端部が損傷したりする
などの問題があった。
スクロール圧縮機では、チップシール６を遊動状に収容
する凹溝部５を設けなければならない必然性から、凹溝
部５とチップシール６との間に導入された流体の付勢力
によって、チップシール６を他方のスクロール基板部に
摺動自在に押しつけて軸方向シールを行っている。した
がって、例えばスクロール圧縮機が正規回転方向とは反
対の方向に回転した場合に、圧縮室内の圧力状態が、渦
巻中心部より渦巻外周部で低下し、揺動スクロールが浮
上するため、スクロール側板部の端部が損傷したりする
などの問題があった。
【０００６】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであって、正規の回転方向とは反
対の方向に回転した場合にもスクロール側板部の端部を
損傷することなく、信頼性の高いスクロール圧縮機の提
供を目的とするものである。
るためになされたものであって、正規の回転方向とは反
対の方向に回転した場合にもスクロール側板部の端部を
損傷することなく、信頼性の高いスクロール圧縮機の提
供を目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明に係るスクロー
ル圧縮機は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心し
た状態で相対的に回転駆動される一対のスクロール基板
部と、一対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスク
ロール基板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスク
ロール側板部と、他方のスクロール基板部と対面する各
スクロール側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形
状に沿ってそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれ
ぞれ収容され他方のスクロール基板部の対向面に摺接す
るシール部材とを備えたスクロール圧縮機において、前
記凹溝部を形成する内向側の壁部に、その上方空間又は
内向側の空間とチップシール下方空間と連通する連通手
段を設けたものである。
ル圧縮機は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心し
た状態で相対的に回転駆動される一対のスクロール基板
部と、一対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスク
ロール基板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスク
ロール側板部と、他方のスクロール基板部と対面する各
スクロール側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形
状に沿ってそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれ
ぞれ収容され他方のスクロール基板部の対向面に摺接す
るシール部材とを備えたスクロール圧縮機において、前
記凹溝部を形成する内向側の壁部に、その上方空間又は
内向側の空間とチップシール下方空間と連通する連通手
段を設けたものである。
【０００８】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心した状態で
相対的に回転駆動される一対のスクロール基板部と、一
対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスクロール基
板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスクロール側
板部と、他方のスクロール基板部と対面する各スクロー
ル側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形状に沿っ
てそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれぞれ収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するシール
部材とを備えたスクロール圧縮機において、前記凹溝部
を形成する内向側の壁部のチップシール側対向面に、前
記凹溝部の内向側壁部の上方空間とチップシール下方空
間とを連通する連通手段を設けたものである。
は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心した状態で
相対的に回転駆動される一対のスクロール基板部と、一
対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスクロール基
板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスクロール側
板部と、他方のスクロール基板部と対面する各スクロー
ル側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形状に沿っ
てそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれぞれ収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するシール
部材とを備えたスクロール圧縮機において、前記凹溝部
を形成する内向側の壁部のチップシール側対向面に、前
記凹溝部の内向側壁部の上方空間とチップシール下方空
間とを連通する連通手段を設けたものである。
【０００９】また、この発明に係るスクロール圧縮機
は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心した状態で
相対的に回転駆動される一対のスクロール基板部と、一
対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスクロール基
板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスクロール側
板部と、他方のスクロール基板部と対面する各スクロー
ル側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形状に沿っ
てそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれぞれ収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するシール
部材とを備えたスクロール圧縮機において、前記凹溝部
に収容されるシール部材の内向面に、前記凹溝部の内向
側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連通する
連通手段を設けたものである。
は、平行するそれぞれの対向面に沿って偏心した状態で
相対的に回転駆動される一対のスクロール基板部と、一
対のスクロール基板部のそれぞれに他方のスクロール基
板部に向けて突出して設けられた渦巻状のスクロール側
板部と、他方のスクロール基板部と対面する各スクロー
ル側板部の端部に各スクロール側板部の渦巻形状に沿っ
てそれぞれ形成された凹溝部と、凹溝部にそれぞれ収容
され他方のスクロール基板部の対向面に摺接するシール
部材とを備えたスクロール圧縮機において、前記凹溝部
に収容されるシール部材の内向面に、前記凹溝部の内向
側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連通する
連通手段を設けたものである。
【００１０】
【作用】この発明におけるスクロール圧縮機によれば、
前記凹溝部を形成する内向側の壁部に、その上方空間又
は内向側の空間とチップシール下方空間と連通する連通
手段を設けるか、または前記凹溝部を形成する内向側の
壁部のチップシール側対向面に、前記凹溝部の内向側壁
部の上方空間とチップシール下方空間とを連通する連通
手段を設けるか、あるいは前記凹溝部に収容されるシー
ル部材の内向面に、前記凹溝部の内向側壁部の上方空間
とチップシール下方空間とを連通する連通手段を設ける
ので、正規回転方向とは反対方向に回転し、正規回転方
向内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏
れを生じることになり、圧縮室内の圧力が停低下し、揺
動スクロールが浮上し、スクール側板部の端部を損傷す
ることを防ぐことができる。
前記凹溝部を形成する内向側の壁部に、その上方空間又
は内向側の空間とチップシール下方空間と連通する連通
手段を設けるか、または前記凹溝部を形成する内向側の
壁部のチップシール側対向面に、前記凹溝部の内向側壁
部の上方空間とチップシール下方空間とを連通する連通
手段を設けるか、あるいは前記凹溝部に収容されるシー
ル部材の内向面に、前記凹溝部の内向側壁部の上方空間
とチップシール下方空間とを連通する連通手段を設ける
ので、正規回転方向とは反対方向に回転し、正規回転方
向内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏
れを生じることになり、圧縮室内の圧力が停低下し、揺
動スクロールが浮上し、スクール側板部の端部を損傷す
ることを防ぐことができる。
【００１１】また凹溝部の外向側壁部及びシール部材の
外向面の形状は従来と同じであるので正規回転時時のシ
ール部材による軸方向シール性は従来と変わらない。そ
のため、スクロール圧縮機の圧縮能力、及び性能に影響
を及ぼさない。
外向面の形状は従来と同じであるので正規回転時時のシ
ール部材による軸方向シール性は従来と変わらない。そ
のため、スクロール圧縮機の圧縮能力、及び性能に影響
を及ぼさない。
【００１２】
実施例１．図１は本発明の一実施例によるスクロール圧
縮機を構成するスクロール部材により、正規回転方向と
は反対方向に回転した場合のシール状態を示す要部斜視
図である。図１において、１０は固定側のスクロール部
材と組み合わせて使用される揺動側のスクロール部材、
１１は正面視渦巻形状のスクロール側板部、１２は前記
固定側のスクロール基板部と対面するスクロール側板部
１１の先端部に当該渦巻形状に沿って形成された凹溝
部、１３は前記凹溝部１２の内面（側面及び底面）との
間に所定のクリアランスを有して収容されるチップシー
ルである。このチップシール１３は、例えばＡ１、Ｃｕ
等の金属やＰＴＦＥ等の合成樹脂からなっている。な
お、スクロール部材１０のスクロール基板部及び対向面
は、図４乃至図７に示した前記従来のスクロール部材の
スクロール基板部２及び対向面４と同等の構成である。
また、この実施例の凹溝部１２はその溝幅（Ｗ２）や溝
深さ（ｔ２）といった溝形状に関しては前記従来の凹溝
部５と同様であり、収容されたチップシール１３が凹溝
部１２内にて前記軸方向シールのために遊動し得るよう
に形成されている。また、この実施例のスクロール圧縮
機でも、従来機と同様に、揺動側のスクロール部材１０
と固定側のスクロール部材とが組み合わされて圧縮室が
形成され、被圧縮流体を前記スクロール側板部１１の渦
巻外周部から前記圧縮室に吸い込んで圧縮するととも
に、前記スクロール側板部１１の渦巻中心部近傍の図示
せぬ吐出口から吐出する構成になっている。
縮機を構成するスクロール部材により、正規回転方向と
は反対方向に回転した場合のシール状態を示す要部斜視
図である。図１において、１０は固定側のスクロール部
材と組み合わせて使用される揺動側のスクロール部材、
１１は正面視渦巻形状のスクロール側板部、１２は前記
固定側のスクロール基板部と対面するスクロール側板部
１１の先端部に当該渦巻形状に沿って形成された凹溝
部、１３は前記凹溝部１２の内面（側面及び底面）との
間に所定のクリアランスを有して収容されるチップシー
ルである。このチップシール１３は、例えばＡ１、Ｃｕ
等の金属やＰＴＦＥ等の合成樹脂からなっている。な
お、スクロール部材１０のスクロール基板部及び対向面
は、図４乃至図７に示した前記従来のスクロール部材の
スクロール基板部２及び対向面４と同等の構成である。
また、この実施例の凹溝部１２はその溝幅（Ｗ２）や溝
深さ（ｔ２）といった溝形状に関しては前記従来の凹溝
部５と同様であり、収容されたチップシール１３が凹溝
部１２内にて前記軸方向シールのために遊動し得るよう
に形成されている。また、この実施例のスクロール圧縮
機でも、従来機と同様に、揺動側のスクロール部材１０
と固定側のスクロール部材とが組み合わされて圧縮室が
形成され、被圧縮流体を前記スクロール側板部１１の渦
巻外周部から前記圧縮室に吸い込んで圧縮するととも
に、前記スクロール側板部１１の渦巻中心部近傍の図示
せぬ吐出口から吐出する構成になっている。
【００１３】特に、この実施例のスクロール側板部１１
では、前記凹溝部１２の内向側の壁部１４に連通手段と
して溝１５または切欠き１６を断続的に設けて壁部１４
を形成している。したがって、前記したように構成され
たスクロール圧縮機が誤結線等により正規回転方向とは
反対の方向に起動すると、図１に示すように、スクロー
ル側板部２３が白抜き矢印Ｒ′方向に揺動回転する。こ
の際、圧縮室内の圧力が低下し、チップシール１３が凹
溝部１２の内向側の壁部１４に押し付けられるる。
では、前記凹溝部１２の内向側の壁部１４に連通手段と
して溝１５または切欠き１６を断続的に設けて壁部１４
を形成している。したがって、前記したように構成され
たスクロール圧縮機が誤結線等により正規回転方向とは
反対の方向に起動すると、図１に示すように、スクロー
ル側板部２３が白抜き矢印Ｒ′方向に揺動回転する。こ
の際、圧縮室内の圧力が低下し、チップシール１３が凹
溝部１２の内向側の壁部１４に押し付けられるる。
【００１４】このとき、凹溝部１２の内向側の壁部１４
に連通手段が断続的に形成されているので、チップシー
ル１３との間に漏れを生じ、圧縮室内の圧力が低下する
のを防止する。したがって揺動スクロールが浮上し、ス
クロール側板部１１の端部を損傷することを防ぐことが
でき、スクロール圧縮機は信頼性の高いものとなる。し
かも、スクロール圧縮機が正規回転方向に回転した場合
には、チップシール１３が凹溝部１４の外向側の壁部に
押し付けられ軸方向シールを行うので、スクロール圧縮
機の圧縮能力にほとんど影響を及ぼすこともない。
に連通手段が断続的に形成されているので、チップシー
ル１３との間に漏れを生じ、圧縮室内の圧力が低下する
のを防止する。したがって揺動スクロールが浮上し、ス
クロール側板部１１の端部を損傷することを防ぐことが
でき、スクロール圧縮機は信頼性の高いものとなる。し
かも、スクロール圧縮機が正規回転方向に回転した場合
には、チップシール１３が凹溝部１４の外向側の壁部に
押し付けられ軸方向シールを行うので、スクロール圧縮
機の圧縮能力にほとんど影響を及ぼすこともない。
【００１５】また、連通手段は図１（ｂ）に示すよう
に、例えば、スクロール側板部１１の高圧側の壁部１４
に切り欠き加工を設けるだけで容易に製造することがで
きる。この場合、図１（ａ）の場合に比較して、正規運
転中の渦巻中心部から渦巻外周部への漏れが防止できる
ので、圧縮能力の低下は、まったくない。
に、例えば、スクロール側板部１１の高圧側の壁部１４
に切り欠き加工を設けるだけで容易に製造することがで
きる。この場合、図１（ａ）の場合に比較して、正規運
転中の渦巻中心部から渦巻外周部への漏れが防止できる
ので、圧縮能力の低下は、まったくない。
【００１６】実施例２．ところで、凹溝部１２の内向側
壁部に断続的に連通手段を設けた場合、切欠き等の加工
が必要となり、従来よりも加工時間が長く複雑になって
しまう。そこでで、図２に示すスクロール部材のように
凹溝部１２を形成するスクロール側板部１１の内向側の
壁部１４のチップシール側対向面１７に、凹溝部１２の
内向側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連通
する連通手段として鋳肌等で凹凸状の粗い面を形成する
ことも可能である。この実施例のスクロール圧縮機によ
れば、凹溝部１２を形成するスクロール圧縮機側板部１
１の内向側の壁部１４のチップシール側対向面１７に鋳
肌等で凹凸状に形成したので、スクロール圧縮機が誤結
線等により正規回転方向とは反対の方向に回転した場合
に、チップシール１３が凹溝部１２の内向側の壁部１４
に押し付けられてもチップシール１３と壁部１４との間
に漏れを生じ、圧縮室内の圧力が低下するのを防止する
ことができる。また前記実施例と同様にスクロール圧縮
機が正規回転方向に回転した場合には、スクロール圧縮
機の圧縮能力に影響を及ぼすこともない。しかも、この
実施例のスクロール圧縮機では、例えば鋳造鋳型の型形
状を変更するだけで容易に製造することができ、スクロ
ール部材の加工方法等を変更することなく、前記実施例
と同様の効果を奏することができる。
壁部に断続的に連通手段を設けた場合、切欠き等の加工
が必要となり、従来よりも加工時間が長く複雑になって
しまう。そこでで、図２に示すスクロール部材のように
凹溝部１２を形成するスクロール側板部１１の内向側の
壁部１４のチップシール側対向面１７に、凹溝部１２の
内向側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連通
する連通手段として鋳肌等で凹凸状の粗い面を形成する
ことも可能である。この実施例のスクロール圧縮機によ
れば、凹溝部１２を形成するスクロール圧縮機側板部１
１の内向側の壁部１４のチップシール側対向面１７に鋳
肌等で凹凸状に形成したので、スクロール圧縮機が誤結
線等により正規回転方向とは反対の方向に回転した場合
に、チップシール１３が凹溝部１２の内向側の壁部１４
に押し付けられてもチップシール１３と壁部１４との間
に漏れを生じ、圧縮室内の圧力が低下するのを防止する
ことができる。また前記実施例と同様にスクロール圧縮
機が正規回転方向に回転した場合には、スクロール圧縮
機の圧縮能力に影響を及ぼすこともない。しかも、この
実施例のスクロール圧縮機では、例えば鋳造鋳型の型形
状を変更するだけで容易に製造することができ、スクロ
ール部材の加工方法等を変更することなく、前記実施例
と同様の効果を奏することができる。
【００１７】実施例３．また、図３に示すスクロール部
材のように、凹溝部１２に収容されるチップシール１３
の内向面に、凹溝部１２の内向側壁部の上方空間とチッ
プシール１３の下方空間とを連通する連通手段として複
数の溝１８を形成したチップシール１３を用いる構成を
採用することも可能である。この実施例のスクロール圧
縮機によれば、例えばＰＴＦＥ等の合成樹脂の型形状を
変更するだけで、前記実施例と同様の効果を奏すること
ができ、他のスクロール部材の形状及び構成等を従来か
ら変更する必要がない。
材のように、凹溝部１２に収容されるチップシール１３
の内向面に、凹溝部１２の内向側壁部の上方空間とチッ
プシール１３の下方空間とを連通する連通手段として複
数の溝１８を形成したチップシール１３を用いる構成を
採用することも可能である。この実施例のスクロール圧
縮機によれば、例えばＰＴＦＥ等の合成樹脂の型形状を
変更するだけで、前記実施例と同様の効果を奏すること
ができ、他のスクロール部材の形状及び構成等を従来か
ら変更する必要がない。
【００１８】
【発明の効果】第１の発明によれば、前記凹溝部を形成
する内向側の壁部に、前記壁部の上方空間又は内向側の
空間とチップシール下方空間とを連通する連通手段を設
けたので、凹溝部の内向側壁部の上方空間または内方側
の空間とチップシール下方空間とを連通することがで
き、正規回転方向とは反対方向に回転し、正規回転方向
内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏れ
を生じることになり、圧縮室内の圧力が低下し、揺動ス
クロールが浮上し、スクロール側板部の端部を損傷する
ことを防ぐことができ、信頼性の高いスクロール圧縮機
を得ることができるる。
する内向側の壁部に、前記壁部の上方空間又は内向側の
空間とチップシール下方空間とを連通する連通手段を設
けたので、凹溝部の内向側壁部の上方空間または内方側
の空間とチップシール下方空間とを連通することがで
き、正規回転方向とは反対方向に回転し、正規回転方向
内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏れ
を生じることになり、圧縮室内の圧力が低下し、揺動ス
クロールが浮上し、スクロール側板部の端部を損傷する
ことを防ぐことができ、信頼性の高いスクロール圧縮機
を得ることができるる。
【００１９】第２の発明によれば、前記凹溝部を形成す
る内向側の壁部のチップシール側対向面に、前記凹溝部
の内向側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連
通する連通手段を設けたので、第１の発明と同様に、正
規回転方向内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮
室内に漏れを生じ、スクロール側板部の端部を損傷する
ことを防ぐことができ、信頼性の高いスクロール圧縮機
を得ることができる。
る内向側の壁部のチップシール側対向面に、前記凹溝部
の内向側壁部の上方空間とチップシール下方空間とを連
通する連通手段を設けたので、第１の発明と同様に、正
規回転方向内向側にシール部材を押し付けた場合に圧縮
室内に漏れを生じ、スクロール側板部の端部を損傷する
ことを防ぐことができ、信頼性の高いスクロール圧縮機
を得ることができる。
【００２０】第３の発明によれば、前記凹溝部に収容さ
れるシール部材の内向面に、前記凹溝部の内向側壁部の
上方空間とチップシール下方空間とを連通する連通手段
を設けたので、第１の発明と同様に、正規回転方向内向
側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏れを生
じ、スクロール側板部の端部を損傷することを防ぐこと
ができ、信頼性の高いスクロール圧縮機を得ることがで
きる。
れるシール部材の内向面に、前記凹溝部の内向側壁部の
上方空間とチップシール下方空間とを連通する連通手段
を設けたので、第１の発明と同様に、正規回転方向内向
側にシール部材を押し付けた場合に圧縮室内に漏れを生
じ、スクロール側板部の端部を損傷することを防ぐこと
ができ、信頼性の高いスクロール圧縮機を得ることがで
きる。
【図１】本発明の一実施例に係るスクロール圧縮機を構
成するスクロール部材によるシール状態を示す要部斜視
図である。
成するスクロール部材によるシール状態を示す要部斜視
図である。
【図２】本発明の別の実施例に係るスクロール部材のス
クロール側板部及びチップシールの要部を示す断面図で
ある。
クロール側板部及びチップシールの要部を示す断面図で
ある。
【図３】本発明の別の実施例に係るスクロール部材によ
るシール状態を示す要部斜視図である。
るシール状態を示す要部斜視図である。
【図４】従来のスクロール圧縮機のスクロール部材の正
面図である。
面図である。
【図５】図４におけるスクロール部材のＡ−Ａ矢視断面
図である。
図である。
【図６】従来の他のスクロール圧縮機のスクロール部材
を構成するスクロール側板部及びチップシールの要部断
面図である。
を構成するスクロール側板部及びチップシールの要部断
面図である。
【図７】図６において正規回転方向で運転したときのチ
ップシールによるシール状態を示す要部断面図である。
ップシールによるシール状態を示す要部断面図である。
１０ スクロール部材 １１ スクロール側板部 １２ 凹溝部 １３ チップシール １４ 壁部 １５ 連通手段（溝） １６ 連通手段（切欠き） １７ 対向面
Claims (3)
- 【請求項１】 平行するそれぞれの対向面に沿って偏心
した状態で相対的に回転駆動される一対のスクロール基
板部と、前記一対のスクロール基板部のそれぞれに他方
のスクロール基板部に向けて突出して設けられた渦巻状
のスクロール側板部と、他方のスクロール基板部と対面
する各スクロール側板部の端部に前記各スクロール側板
部の渦巻形状に沿ってそれぞれ形成された凹溝部と、前
記凹溝部にそれぞれ収容され、かつ他方のスクロール基
板部の対向面に摺接するシール部材とを備えたスクロー
ル圧縮機において、前記凹溝部を形成する内向側の壁部
に、前記壁部の上方空間又は内向側の空間とチップシー
ル下方空間とを連通する連通手段を設けたことを特徴と
するスクロール圧縮機。 - 【請求項２】 平行するそれぞれの対向面に沿って偏心
した状態で相対的に回転駆動される一対のスクロール基
板部と、前記一対のスクロール基板部のそれぞれに他方
のスクロール基板部に向けて突出して設けられた渦巻き
状のスクロール側板部と、他方のスクロール基板部と対
面する各スクロール側板部の端部に前記各スクロール側
板部の渦巻形状に沿ってそれぞれ形成された凹溝部と、
前記凹溝部にそれぞれ収容され、かつ他方のスクロール
基板部の対向面に摺接するシール部材とを備えたスクロ
ール圧縮機において、前記凹溝部を形成する内向側の壁
部のチップシール側対向面に、前記凹溝部の内向側壁部
の上方空間とチップシール下方空間とを連通する連通手
段を設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。 - 【請求項３】 平行するそれぞれの対向面に沿って偏心
した状態で相対的に回転駆動される一対のスクロール基
板部と、前記一対のスクロール基板部のそれぞれに他方
のスクロール基板部に向けて突出して設けられた渦巻き
状のスクロール側板部と、他方のスクロール基板部と対
面する各スクロール側板部の端部に前記各スクロール側
板部の渦巻形状に沿ってそれぞれ形成された凹溝部と、
前記凹溝部にそれぞれ収容され、かつ他方のスクロール
基板部の対向面に摺接するシール部材とを備えたスクロ
ール圧縮機において、前記凹溝部に収容されるシール部
材の内向面に、前記凹溝部の内向側壁部の上方空間とチ
ップシール下方空間とを連通する連通手段を設けたこと
を特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16802793A JPH0727060A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16802793A JPH0727060A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0727060A true JPH0727060A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15860464
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16802793A Pending JPH0727060A (ja) | 1993-07-07 | 1993-07-07 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0727060A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018147338A1 (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | Ntn株式会社 | スクロール型コンプレッサ用チップシール |
| JP2018128014A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | Ntn株式会社 | スクロール型コンプレッサ用チップシール |
| CN111075715A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 涡旋盘组件、涡旋式压缩机及电器 |
| US11536269B2 (en) | 2017-02-07 | 2022-12-27 | Ntn Corporation | Tip seal for scroll compressor |
-
1993
- 1993-07-07 JP JP16802793A patent/JPH0727060A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018147338A1 (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | Ntn株式会社 | スクロール型コンプレッサ用チップシール |
| JP2018128014A (ja) * | 2017-02-07 | 2018-08-16 | Ntn株式会社 | スクロール型コンプレッサ用チップシール |
| US11536269B2 (en) | 2017-02-07 | 2022-12-27 | Ntn Corporation | Tip seal for scroll compressor |
| CN111075715A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-28 | 珠海格力电器股份有限公司 | 涡旋盘组件、涡旋式压缩机及电器 |
| CN111075715B (zh) * | 2019-12-27 | 2021-06-15 | 珠海格力电器股份有限公司 | 涡旋盘组件、涡旋式压缩机及电器 |
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